10月19日更新
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6月13日〜6月21日 |
6月22日〜6月30日 |
7月 1日〜7月 8日 |
7月 9日〜7月15日 |
不思議な縁のスペイン人 |
北海道 2007年 6月 |
北海道旅行の準備 北海道ホームレスの旅 仕事をリタイヤしたら無計画、無期限の旅に出たいと思っていた。 旅行で一番お金のかかるのはホテル・旅館代である。 お金はかけたくないので、ボンゴフレンディに布団を積み込んで車で寝泊りする旅を狙っていたのである。 ところが嫁さんはキャンプなんぞはとんでもない!(虫が這い回るよな所で何故寝るの!!) 旅行に行くなら畳かベッドの上でないとイヤ!!と言っていた。 一年半かけてじわじわとあきらめさせ、ようやく2週間位という約束で、北海道ホームレス旅行が実現となった。 テントはイヤなので何とかボンゴに寝ないとイカンのだが・・・。 後部の2列のシートをフラットに倒してみるのだがやはり凹凸はある。 何とか凹凸を取ろうとインターネットでセミダブルのエアマットを買った。 確かにマットの凹凸は吸収してくれるのだが、寝返りをうつと隣りもかなり揺れる。 どうもまずいと思われるので家にあるシングルベッドのマットを敷いてみたら具合が良いので、これで決定。 毛布、掛け布団、枕、寝袋、懐中電灯、ポット、ラジオ、本、その他細々と日用品を積み込む。 北海道でガソリンエンコの可能性は大きいので、10リッターのオイルタンクと バッテリーを繋ぐコードと車を牽引するロープも用意した。 カーナビは敢えて用意しなかった。時間はたっぷり有るので、道路地図を頼りにふらふら行くのも楽しい。 その代わりパラグライダーで使うGPSを使う事にした。 ラップトップパソコンにカシミールの地図を入れたので、まさかの時には 自分の位置を知ることが出来る。 パソコンにはインターネットで調べた北海道の情報をたっぷり入れ込んだ。 これで自炊にすれば安く上がると思うが、嫁さんにすぐ帰ると言われるとまずいので、 食事はコンビニ弁当が基本で夕食は食堂でという事にした。 一日5000円の出費(ガソリン代等別途)と決めて頑張るぞーー!! |
6月13日(水曜日) 3時50分広島東IC→天橋立→舞鶴引き上げ船記念館。 ETC割引は長距離の場合深夜割引(3割)が一番安いので、早朝4時までに高速に乗る。 ひたすら走って10過ぎには天橋立に到着。 大学2年の夏休みに、寝袋、米、缶詰、コッヘル、ラジュース(灯油バーナー)を担いで、基本的には野宿 (駅舎や橋の下や雨が降れば夜行列車に乗る)と定めて、貧乏一人旅をしたことがある。 移動手段は鈍行列車。基本的には観光地は嫌いで、○×半島とかの先端に行くのが好きだった。 鈍行列車で行くと、地元の人と話をするので、2割ぐらいは「今夜はうちで泊まれ!」と言ってくれた。 ご飯を炊くのに水をもらいに行くと、学校や工事現場などにも泊めてもらったなぁ〜。 ここ天橋立には夜の7時頃到着した。一人ぽっちで歩いていると、白い砂浜と黒い松の陰が何とも言えず幻想的・・・。 トイレの手洗いでご飯を研ぎ、ラジュースでご飯を炊いていると、国立公園の管理人さんが近づいて来て、 「ここでは火を炊いてはいけません」と注意された。 焚き火ではないし、ご飯を炊いているだけなので、大目に見てくれた。 当然キャンプもダメなのだが、テントを張るわけでもないので、気をつけなさいと管理人さんは立ち去った。 夜10ごろ月の明りの中スッポンポンで泳いだなぁ〜。 夜寝る時蚊が多くて寝袋をすっぽりかぶって大汗をかいて寝た事を思い出した。 舞鶴では引き揚げ記念館を見学。 敗戦で何もかも失い生命からがら逃げ帰ってきた人、シベリアや南方から引き揚げてきた人々の 命すれすれの苦労が紹介されていた。 「母は来ました今日も来た。この岸壁に今日も来た 叶わぬ願いと知りながら もしやもしやにひかされて・・・」 これは「岸壁の母」の歌詞だが、端野いせさんの写真を見ていると、心の叫びとして伝わってくる。 命からがら生き返ってこれた人の涙、涙、肉親を待つ人の涙・・・・。 戦争が終わってもここ舞鶴では10年以上も悲喜こもごも涙が流されたことであろう。 私が小学校に入る頃までは毎日ラジオで引き揚げ者の消息問合せを放送したものである。 ネパールへ一緒にトレッキングに行った東京のNさんの話を思い出した。 彼女は私と同い年で、ここ舞鶴で引き揚げてきた一歳のとき臨死体験したそうである。 エベレストトレッキングの時のお話。 |
6月14日(木曜日) 0:45 舞鶴港 フェリーにて出発 20:45 小樽港 「はまなす号」 一日中フェリーの船旅 一番安い2等船室にした。ところがお客さんは3割くらいだったのか、12名定員の2等船室は私達二人だけであった。 朝食は1000円のバイキング方式であった。おかずの品目も30種類ばかりあって納得であった。 読書したり、風呂に入ったり、ゴロリと寝たりしていたら、あっという間に一日は過ぎてしまった。 海はベタ凪で全然揺れは感じない。 下船したが、雨が降っていて暗いのでウロウロするのをやめ、小樽フェリー乗り場の駐車場で車中泊。 |
6月15日(金曜日) 午前中 小樽観光 午後 倶知安→ニセコ五色温泉→ニセコ小野邸泊 初めての車中泊であったが、ぐっすり寝れた。 6時起床、昨夜の雨は止んでいた。半袖はちょっと寒かった。 朝7時頃で朝食を食べさせてくれる所があるのかしら?と車を走らせていると市場に並んで食堂があった。 旧右近倉庫の隣りに”麟友朝場”(魚市場)の中の「のんのん」という食堂で、いかとびっこ丼を注文。(850円) ほっき貝をぜひ食べてと河原さんから聞いていた。 メニューになかったのだが、注文した。市場で4ケ500円で売っていた。 持込でも料理しますとメニューに書いてあったが、注文したのでおばさんは売り場に仕入れに行ってくれた。 500円で売っていたので、料理して1000円ぐらいかな?と思っていた。 イカ、とびっこ丼850円×2人で1700円だから、2700円の請求より上か下かと楽しみにしていたら、 2300円ですと言われた。何と調理代はとってない!! 業者価格で仕入れたので安い分が調理代か?それにしても良心価格だ。 今日は朝から心温まる思いだ。今回の北海道旅行がすべからくこの様であってくれると嬉しいのだが・・・。 何んだか北海道の皆さんが好きになりそう。 倶知安から道道58号でアンヌプリ山麓を走る。 5色温泉郷でお風呂に入る。硫黄泉で白濁した湯で、カランの金具は真っ黒になっていた。 20名ばかりの湯。客がいた。20名ばかりの登Rメが下山してきて、一風呂浴びて帰っていく。 旅館の後ろに温泉の源泉があって湯だまりがあって看板が立っていた。天然掛け流しの硫黄泉であった。 高度750mにある2軒しかないひなびた、しかし道路わきのいい湯だった。 ニセコの小野邸がよく分からないのでスズキの販売店に聞きに行った。 男女二人がかりで個別地図やら、電話帳やらで10分以上かけて調べてもらった。 ニセコの人は優しい。 ライズという食堂で牛丼としょうゆラーメン注文。全然期待してなかったのだが、オヤジの腕はたしかで大変美味しかった。 ニセコJR駅前のキラ温泉に嫁さんのみ入る。私は疲れたので車で寝ていた。 桜井さんから電話あり、東京の金子さんに小野邸まで送ってもらったが、小野さん遅くなるそうで川地さんも遅れるとの事。 その後小野邸に送る事にした。 倶知安に住む佐藤さんが小野邸のカギを開けて待っていてくれた。 奥さんは大和町の出身で、嫁さんの田舎の豊栄から10Kmばかりの所であった。 いろいろご当地の情報を教えてもらった。 |
6月16日(土曜日) 真狩温泉→ルスツリゾート→小野邸 小野邸5時過ぎには目が覚めて近所を散歩。 団地の道路は全て2車線で歩道付だ。さすが北海道!広い!! 50mばかり坂道を登りつめたところにニセコ小学校があり、校舎に壁画(モザイクタイル)があり 昔、週刊新潮の表紙を飾っていた絵のタッチに似ていて、ホノボノとした絵であった。 高さ5m×4mの大作であった。 今日は北西6mばかり吹いている。雲はビュンビュン飛んでいる。 東京組は昼ごろの予定なので、私達と川地家(奥さんと翔君)は同行して観光へ。 金子さん、桜井さん、千田さん、達は洞爺湖やウインザーホテル観光へ向かう。 真狩(まっかり)の羊蹄山湧き水の里で水を飲み、豆腐屋さんで2000円ばかり買い込む。 30種類ばかりの豆腐製品を全て試食させてくれる。たれを付けず様々な豆腐を試してみる。 味はビミョウーな違いはする。ゴマ豆腐、わさび豆乳、豆腐ぜんざい、がんもどき、ポテトと豆腐の揚げ物、など買う。 川地さんがメグちゃんに教わったという道路端のアスパラガスをお店に寄る。 川地さんはアスパラガスを実家や会社に送っていた。 私達はアスパラとトマト、北海道でしかとれない落ち葉きのこ、ボリボリきのこ そして一升瓶のぶどうジュース(5倍に薄めて飲む)を買い込んでしまった。 羊蹄山を眼前に見ながら露天風呂を楽しめるという真狩温泉に入る。 お湯は単純泉であったが、建物はまだ新しく気持ち良い。入浴料500円也。 川地さんが自分の身体を洗う時間は、翔君を預る。 初めは緊張して身体を固くしていたが、そのうち安心して笑顔もでる様になり、身体も柔らかくなった。 風呂から出て先程買った豆腐を昼食代わりに食べる。結構お腹一杯になった。 翔君をお馬さんに乗せる為ルスツリゾートに行く。ホテル、スキー場、遊園地が一体となった施設である。 乗馬は遊園地の中にある。 入園料は大人4800円であり、中の遊具施設は50ばかりある様だ。 二人で一万円も支払うのを躊躇していたら、川地さんがちゃんと話をつけてくれていて、 私達は付添い人として無料入園OKであった。 メリーゴーラウンドは建物内にあり、冬でも子供達は遊べるようになっていた。(大人はスキーを楽しむのかな?) 馬はポニーかなと思っていたら普通の馬だった。お母さんと一緒に乗ったら結構大はしゃぎであった。 大人でも乗馬した時の高さは怖いものがあるのだが・・・。 引き馬で柵の外側を200mを一周してあっというまに終了。 一回1000円の料金であったのだが、ここまで受付嬢が10分くらい掛けて案内してくれた。 土曜日なのに途中行き会ったお客さんは6名程度。 駐車場には100台以上居たと思うが、どでかい遊園地なので行き会う人もまばらだ。 オフシーズンだろうから少ないのだろうが、よそごとながら経営を心配してあげる。 夕方総勢13名で近くの焼肉屋さんに繰り出す。 ジンギスカン鍋で羊肉を食べたかったが、残念ながら普通の焼肉屋さんでラム肉はかろうじてあった。 私達のテーブルに座った5名は、誰もアルコールはダメなようで、殆どの焼肉の種類を注文しバンバンたべた。 他のテーブルはお酒が入って盛り上がっている。 金子さんはゴージャスなホテルに泊まっているので、先に帰る事になり、我々のテーブルだけで精算してもらった。 一人1800円であったのだが、結構安いなぁーと全員感じた。 私達が立ち上がってので、他のテーブルを盛り下がらしてしまって、精算という事になってしまった。申し訳ない!! 小野邸では佐藤さんが、待っていてくれた。其々買ってきたお酒を提供しあって宴会に。 私も広島から持参したちりめんじゃこを提供し好評だった。 佐藤さんはハングもやられるようで、過去のログをノートパソコンで披露してくれた。 羊蹄山は見るのは素晴らしく美しい独立峰であるが、パラで飛ぶには向かない。 チャレンジするにも裾野が広く、何処までも森林が拡がっていて、降ろせそうなところがない。 テイクオフのニセコスキー場の山頂(ニセコアンヌプリ1308m)につけて、北西のイワオヌプリ(1116m) チセヌプリ(1134m)まで足を伸ばせない事はなさそうだ。 過去佐藤さんの飛んでいるログを見せてくれた。 しかし山沈すると爪を研いだヒグマがオイデ!オイデ!をしている様だ。 救助も恐いので山沈絶対禁止命令が塾長から出る。 明日は今日よりも風が納まり、晴れ予報。風向きが北西なので、ちょっと心配。 宴会は盛り上がっているので、そっと抜け出し車の中で眠る。 |
6月17日(日曜日) ニセコフライト 今日からフライヤーに合せてスキー場のリフトを動かせてくれるそうだ。 ランディング場はオフシーズンなので、プレッシャーなく降ろせる。 リフト乗り場のランディング場は斜面や建物、樹木にかこまれたサッカー場位の緩斜面である。 ローター域は飛ばない様にしないと危ないな! 回数券を買ってもらったのを2枚分けてもらう。1本はぶっ飛びでエリアの雰囲気を感じたい。 ジモピーが2機テイクオフして行ったが、まだサーマルは育ってないようだ。 一機は中腹のリフト左側でサーマルを当てて北西風に流されながら少し上げている。 私の機体では低い所で流されるとランディング場に帰れないかな?と思いつつ、とにかくテイクオフ。 テイクオフ左50mはリフト右20mは木が有り、北西風だとまっすぐ30m行って右に振るコース。 尾根上にジグザグで進んでみるもバリオはシンク音のみ。 中腹の6角屋根の小屋がお助けサーマルポイントらしいが、何も無く通り過ぎてランディング。 大急ぎでゴンドラに乗り込む。テイクオフに来ると数機が既にトップアウトしている。 オージーの青年と嫁さんが話をしている。彼もフライヤーで北海道に来ているらしい。 2度目のテイクオフ。右のボールの葉は揺れている。 川地さんが「稲垣さん得意のリッジソアリングで上がりませんか?」と言ってくれるのだがステイがやっと。 「下からブローがやってきますので頑張って!!」と激が飛んでくる。 オージーの青年もテイクオフした来た。何とか彼をかわして上に立つことは出来たが、トップアウトが出来ず。 そのうちズルズルと下がってしまいランディング場の斜面でリフトを感じる。 コネコネと粘る。高度は保てるのだが、バリオが唄ってくれない。 ここから上げ返してトップアウトすればカッコいいのだが無線のやり取りを聞いていると他の人もトップアウトしている様子。 早くフライトをした方がいいとランディング。 キャノピーたたんでいると、千田さんとご隠居さんが同時進入となった。 千田さんはゴンドラハウスまで回りこむ。ご隠居さんはショートカットで山側へコースを取った。 ちょっと斜面に寄りすぎローター域に入ってしまいキャノピーが少しシワシワになった。 すぐに直ったが今度は地上10m位から垂直降下し始め地上3m位でフルストールで後へ落ち始めてしまった。 1.5m位の笹原に見えなくなった。キャノピーが動く気配がない。 あわてて走っていく。「大丈夫ですか?」と声を掛けると「手を折ったらしい」と返事あり。 とりあえず装備を外してあげたら自分で歩けるので木陰で休んでいてもらう。 川地さんの奥さんがランディング場に到着した。遅ればせながら自分の車にバスタオルを取りに行き、 三角巾の代わりにして手を吊るす。川地さんの奥さんが病院に連れて行ってくれた。 千田さんとご隠居さんの装備をたたみながら話をする。 千田さんは自分に進路を譲ってくれた為にアクシデントが起きたと心を痛めていた。 時々は斜面にリッジ風もあったので、私も同じ状況になる事は充分考えられる。 ほんのちょっとした境目を半歩入ってしまって事故につながるのを目撃してしまった。 特にテイクオフとランディングは二重にも三重にも安全パイを投げなければと痛感する。 3度目のテイクオフに上がる。嫁さんはビデオテープは15分した残ってないよ!」と言う。 何とかトップアウトしていい絵を残さないと!! 塾生の皆さんは殆どテイクオフしてトップアウトしている模様。金子さんもテイクオフしてトップアウトしている。 私もテイクオフ。今度は右ボール内でリッジソアリング出来、一振一振で上がって行く。 このまま斜面を這い上がって行くと、北西風のローターでたたかれる恐れがある。 (ちなみにテイクオフの向きは南)ホ面から離れてサーマルを探す。+2〜3m/secのサーマルヒットし、廻す。 山頂を越えた附近でグラグラする。 ニセコアンヌプリの隣りの峰は三角錐に尖っている。こんな頂を見たのは初めてで大感激。 この山腹は急勾配で山沈したら一気に500mは滑落するだろう。恐らく生命はいくつあっても足りないだろうなぁー。 山頂付近で+4m/secのサーマルヒットし、海抜1800mに上げる。 川地さんは「羊蹄山へ向かいませんかー?」と呼びかけているのだが、誰も呼応しない。 殆どの畑には作物が植えてあるので私はクロカンに出る気がしない。 皆さんより後れて上がってので周辺を動いてみたい。 ニセコアンヌプリ山頂を越えると14日に入った五色温泉が見える。 隣の山が見えるのはアンヌプリだ。山頂ははげ山でお鉢になっている。 昨日は、五色温泉に浸かりながら登ってみたいと思ったのだが、パラで山頂を見物に来れるとは・・・。 五色温泉を越えイワオアンヌプリを目指すのだが、シンク音の鳴りっ放し。 降ろせる場所は、五色温泉の駐車場くらいだ。廻りは全部樹海で、山沈したら誰も救助に来てくれそうにない。 早めにターンしてニセコアンヌプリのテイクオフ場に戻る。 あわよくばトップランと思ったが、左はロープ、右は木が生えているので、失敗した時の スルーが出来ないので諦める。 ボールの右尾根で同じくらいの高度で川地さんが粘っていたがサーマルをヒットし山頂を上げて行った。 塾生一機も付いて行き上げた。私もボールを渡って右尾根につける。 五色温泉サーマルなのか?北西風に乗って上がっている。 いつもの様に、ニセコアンヌプリの斜面に爪を立てる様に上げる。登山客が尾根近くを歩いている。 山頂裏からの風がどんなか分からないし、落下して登山客を巻き込んだら大変だ。 少し前に出しながら廻していると、山頂高度近くで+3m/secのサーマルヒット。しがみついて廻す。 何とか逆転層を突き破ったようだ。海抜2000mを越えた。 川地さんも私のサーマルを使って上がって来ている。上げきったのでショップのランディングを目指す。 シンク音はしない。よし!いける所まで行って帰ろう。 川地さんから「稲垣さん黄色い橋まで行きましょう!」と無線が入る。 ハーフアクセルで43Kmスピードが出ている。高度海抜1000m切ったら戻りましょう」と川地さんからサジェッション。 黄色の橋には1400m位足らないで高度1000m切ったのでターンし、ショップを目指す。 途中牧草を刈ったところが二ヶ所ばかりある。フルアクセルで40Km/hは出ている。シンク音は鳴りっぱなし。 充分に届くとタカをくくっていたのだが、対地高度200m切った頃から20Kmで高度はどんどん下がる。 何とかギリギリランディング場内に降りる事が出来た。川地さんは黄色の橋をとって悠々とランディング。 ニセコで2000mを越えられるのは一年に1〜2度しかない好条件であったようだ。 はるばるニセコまで来た塾生全員良い思いをしたようだ。 ご隠居さんの怪我は解放骨折だったが、倶知安の病院の当直医が外科であったので、 即手術してもらって東京に帰ってからの入院となった模様。 (腕だけの怪我で良かったとしなければ・・・) ルスツで飛んでいる長尾さんが私を探してショップに来ていたらしいが、私は疲れたのでショップの長椅子で寝ていた。 ショップに帰ってきた嫁さんが長尾さんが探していると告げに来る。 明日は一緒にルスツを飛びましょうという事になった。 川地さん一家と桜井さんと私達だけが明日もニセコに残る。夜は桜井さんと私達と3人で小野邸近くのすし屋で夕食。 少し高かったがまずまず美味しい料理だった。 小野邸泊 ニセコ2000mGPSデータ |
6月18日(月曜日) ルスツ(嫁さんはウインザーホテル)→洞爺湖→室蘭(イタンキ浜)→地球岬→道の駅「みたら室蘭」 私と桜井さんはルスツに飛びに向かう。 昼過ぎまで嫁さんは川地一家と観光という事になった。 小野さんに整体マッサージを川地さん、嫁さん、川地さんの奥さんの順でやってもらったらしい。 我々は勇んでルスツへ。 今日は登別に住んでいる長尾さんの案内でルスツで飛ぶことになっている。長尾さんは私と同年である。 メグちゃんの結婚式にも出たかったが、石垣島に行ったので出席できなかったと言っていた。 メグちゃんは道央のフライヤーでは有名人らしい。 ルスツ、ニセコで色々ジモピーの面倒をみていてくれたのに、河原君にさらわれたと大変残念がっていた。 テイクオフ場は南向きと西向きがあるのだが、だんだん北西が強くなり、リッジどころではなくなる。 とりあえず飛んだ実績を残す為だけにテイクオフし、やっぱりぶっ飛ぶ。 川地さん一家と嫁さんは来年サミットが開催されるウインザーホテルにいる様だ。 洞爺湖温泉街で昼食の為に待ち合わせる「若松」という店に入ったと川地さんから電話入る。 30分してようやく探し当て合流する。 入店して15分位してやっと川地一家と嫁さんの注文した品が出された模様。 先に来ていた若者4人組と同じミニ豚丼付蕎麦セットを我々3人(桜井さん、長尾さんと私)も注文。 お店の人は70才すぎの婆さん二人で、エッチラオッチラ作っている。 婆さんの一人が小言を言いながらやっている。 不吉な予感が当たって、40分後に注文品が出されてきた。若者たちは恐らく一時間近く待ったもよう。 平年の経済サミットで各国からもどっと押し寄せるだろうが、「若松」に入った客は怒り心頭というところだろう・・・。 ここで川地一家とは分かれる。 長尾さんがいつも飛んでいる海リッジ、地球岬近くのイタンキ浜を案内してもらうので、一路室蘭へ急ぐ。 室蘭に到着したが、桜井さんの飛行機便が気になるので先にバスターミナルに送る。 イタンキ浜に到着。高いところで、200m近くの切り立った崖である。 背の低い笹や、草に覆われた地面は緑の絨毯で気持ちが良い。どこにでもトップラン出来そうである。 先週赤井さんと飛んで150mのガスに入ってしまい、後へ持っていかれ赤井さんがちょっとヤバかったらしい。 無事故であったのでヤレヤレであった。ロケーションは素晴らしいので一度は飛んでみたいところである。 今日一日長尾さんには親切にしてもらった。再会を約してお別れする。 海が丸く見えると言う地球岬に向かう。よく晴れていて全視界である。 自転車であえぎあえぎ上がってきた青年の写真を撮ってやったり私達も撮ってもらう。いろいろ話をする。 滋賀県から38日かけてここまで来たそうだ。「ガンバレ!」と言って分かれる。 次男にそっくりな青年だったので、他人事でない気がした。 ガソリンを満タンにしようと出光の看板を探して給油。 ルスツのエリアに上がるのにずっと砂利道だったので車がほこりで白くなっているので、洗車も頼む。 洗車が終わったのに、なかなかサインを求めに来ない。 コンピューターから給油暦を取り出している。 悪い予感は当たって「お客さん、カードお返ししましたかね?」と来た。 私のカードが見当たらない様である。 「間違ってカードを他のお客様に渡してしまったようなので、温泉に行かれるのなら、そちらへお届けします」との事。 現金客にカードを渡してしまったらどうするのか!明日からカードが使えない私達をどうカバーするのか! 全くうかつな給油所の連中である。 じっと待ってても仕方ないので、道の駅「みたら室蘭」隣りの「むろらん温泉ゆらら」に入りにいく。 8時前に携帯に電話あり。会社常連客にカード渡してしまったらしい。カードを温泉に帰しに来た。 北海道放浪の旅、第一発目のアクシデントも無事クリアだった。 宿泊すべく道の駅「みたら室蘭」に行き、毛布など拡げ寝床をつくり、トイレに行く。 すると先程地球岬で会った青年が軒下にテントを張っていた。 余程縁があると思い2時間ばかりいろいろ話をする。 稲田青年は24歳で日本一周をする予定らしい。 ライダー仲間に情報をもらったりして現地の人に優しくしてもらったりして頑張っている。 テント、寝袋、炊飯道具、着物など自転車の荷物は30Kg。 雨や坂道やパンクで辛い事もあるらしいが、日本一周がんばる積りらしい。 広島に来たらかならず我が家に寄るように言い、名刺を渡す。 10ヶ月後位になるので、どれだけたくましくなっているか楽しみである。 本当に来てくれたら一夜語り明かそうと思う。元気で我が家にたどり着いてくれる事を祈ろう。 道の駅「みたら室蘭」に車中泊 |
6月19日(火曜日) 苫小牧→日高地方(馬牧場)→襟裳岬→大樹町 道の駅「忠類」 北海道に来てからいつも5時には目が覚める。10時ころには寝るからか目覚めが早い。 北海道の夜明は早い様で、5時には夜は明けている。 近くのコンビニでおむすびやお茶を買って道の駅に戻って公園のベンチで食べる。 目の前はマリンロッジでモーターボートや舟が係留されている。 稲田青年が自転車で出発。 嫁さんが呼び止めて昨日ウインザーホテルで買ったクッキーを手渡していた。 無事にがんばれとエールを送る。 私たちも北海道の太平洋側海岸をひたすら走ることに。 道の駅は必ず寄るようにして、苫小牧を過ぎ日高地方に来た。 道の駅「みついし」で昆布温泉に入る。海が見渡せる露天風呂は舟の形をしていて、ユニークだった。 しばらく休息の後ひた走る。日高地方は馬の生産地とは知っていたが、行けども行けども馬の牧場ばかりである。 日本に競馬場がいくつあるのかしらないが、生産過剰を心配してしまった。 牧草も馬も余りにきれいなので、ゆっくり見てみようと左にハンドル切って牧場のほうに入ってみる。 牧草地の間を走っていると、やっと馬が15頭ばかり群れていた。 生まれたばかりの子馬もいるようだ。車から降りて写真を撮っていると、向こうからトコトコ馬が寄ってきてくれた。 何かおねだりしに来るかな?広島のナンバープレートが珍しかったかな? 馬の目は大きく澄んでいてそしてまつげがかわいい。 馬体の毛並みもよく手入れされていて美しい。30分ばかり見とれていた。 夕方5時になったので様似町のセイコーマートで夕食を仕入れる。 セイコーマートはあちこちで見かけどんな田舎にもあるようだ。 「カードをお持ちですか?」といつも聞かれるし、カードだと割引も少しあるようなので作ってもらった。 襟裳岬を目指して海岸線を走っていると昆布が波に打ち寄せられている。 車を止めて、昆布を拾いに海岸に下りてみる。 ちょっと薄めであったが、2m位の長さがあった。 切れて流されて来たものだから、新鮮と言うわけにはいかないが、 食べてみると結構ゴリゴリとし、粘りもあり食べる事が出来た。 学生のとき礼文島で食べた昆布は口の中がズルズルになったなあ〜 6時過ぎに襟裳岬に到着。 風が強くウミネコたちがリッジソアリングしている。「風の館」も閉館していた。 一通り散策して車中で夕食。ここで泊まる積りであったが、駐車場の車は一台もいなくなった。 あまりに寂しいので次の道の駅まで移動。 大樹町の道の駅「忠類」に車中泊。 |
6月20日(水曜日) 「ナウマン象忠類博物館」→帯広市→音更町→足寄町の道の駅「足寄銀河ホール21」 5時起床。既に明るい。 昨夜広島ナンバーのボンゴが止まっていたのでなつかしくて隣に停車して眠る。 朝6:00ころ隣の奥さんを見かけたので、嫁さんを誘っていっしょに挨拶に行く。 (むさいオヤジが近づいて逃げられたら、カッコウ悪いもんなぁー) 話していたらご主人も車から出てこられ、2時間ばかり話し込んだ。 奇しくも名前は、昨日出会った自転車の青年と同じ名前の稲田さんであった。 広島市安佐南区の住人で早めに退職され木工房を開いておられ、SLOW LIFEを実践されている。 北海道は4度目で、滞在期間は2ヶ月位。 観光コースは全て廻っておられるはずなのに、北海道の何に魅せられて何度も来られているのか? 良く分からんので食い下がって何度もその事を聞いた。 その後2〜3日経って何故かを実感した。 人との出会いの楽しさは北海道だけの事ではないし、ここ北海道は自然がいっぱいで 今の時期は最低温度15度C最高温度23℃である。 そして梅雨はないし、空気はさらりとしている。温泉は至る所にあり最高500円から無料まである。 旅行をしている感じは無く、気に入れば2〜3日滞在する。 北海道という避暑地(別荘地)に来ている感じ。 車なので少しづつ場所を変えて避暑地を楽しむという感じか? 舞鶴からフェリーに乗った時、山口県から来たキャンピングカーのご夫婦は パークゴルフ場渡り歩いているようだ。 全道のパークゴルフ場を巡って友達を作るのが楽しいらしい。気に入れば2〜3日逗留する。 ここ「忠類」道の駅の裏には無料のオートキャンプ場がありパークゴルフ場が隣接していた。 共通の趣味で友人を作るのは素晴らしいが、私にとってパークゴルフはまだまだ先の事だろう。 稲田夫妻はボンゴにコンパネをひいて、パンチを張ってフラットな床を作っておられ、居住性を高めておられた。 食事は自炊されるので、ターフル、自炊道具、扇風機、インバーターで 100Vチャージーなどいろいろ工夫をされていた。 私たちは寝るだけなので、マットと毛布枕程度の装備である。 稲田夫妻はリタイヤメント生活をしっかり楽しんでいる様子なので もっともっとお話を伺いたい。広島へ帰ってからの再会を約して分かれる。 9時過ぎにナウマン象の一体分の化石が世界で初めて発掘されたのを記念して博物館が建てられている。 古代化石はいろいろ想像をかきたてられる。 実は山口県大島に住んでいるとき(50年前)オヤジが漁師からナウマン象の歯の化石をゆずってもらった。 底引き網に引っかかって挙がって来たものである。それと同じものが展示されている。 50年前から我が家に有るので、ナウマン象は私にとって近しい存在なのである。 10時過ぎに出発。帯広市でインターネットカフェを探しに警察署に訪ねる。 若いおまわりさんに教えてもらい、お店に行く。インターネットカフェは初めてなので実情がよくわからん。 自分のノートパソコン使えるか聞いたら、ダメだと言う。 「不良おやじ」の掲示板にでも書き込もうと使用を頼んだら、「二人なら二人分の料金がかかります」「会員になって下さい」 「身分証明者を提示してください」「奥さんのも出して下さい」と言われて、切れてしまった。 受付の女の子にでなく、このシステムにである。 何が悲しくてメールチェックくらいで、免許証まで提示しなければならないのか良く分からん!・・ 二軒ほどインターネットカフェを廻ったが、おなじ使用条件だったので、やめた! 長尾さんに温泉ならモール温泉が良いですよと聞いていた。音更町にいい温泉があると聞いていた。 道の駅「おとふけ」でモール温泉を聞いたら、すぐ近くの「鳳の舞」を教えてくれた。 長尾さんの話によると、昔の海藻の成分が入っている薄褐色の温泉だそうだ。 モール温泉と言う言葉の響きにも何だか吸い寄せられるものがあって、 海岸線から内陸部の帯広市近くまで温泉に入りに来たのである。 小さなホテルの温泉であった。うれしい事に入泉料は380円であった。 温泉分析表の成分はさほどの違いが有るとは思わなかったが、湯に浸かると「これは!!」と思った。 湯に浸かったという感触が皮膚に伝わってこない!皮膚と一体感になるようなお湯である。 何故なのだろう?露天風呂に入りながらお湯から出ずに考える。 ひょっとして温泉の浸透圧が身体と同じなのであろうか?(生理食塩水の濃度なのではないだろうか?) 湯口のお湯をなめてみるも何の味もしない。 一度湯船から出たが、小一時ずっと手は湯船に浸けっぱなしにしていた。 案の定、手の指の皮膚はふやけなかった。温泉分析表には現れない何かの成分があるのだろうか? わが生涯で初めての皮膚感覚の温泉であった。 風呂から上がってモール温泉の宣伝文句がないかと探したが何もない。 店主のお願い事項が沢山張り紙してある。 @貸タオルや石鹸を持って帰らないで下さい。料金値上げしなければならなくなります。 A公共良俗に反する行為、他のお客様に迷惑をかける方、従業員の注意に逆上される方は 料金返却の上退室頂きます。 浴室内には Bお尻は石鹸で洗ってから湯船に入って下さい。 Cのぞきは即刻警察に通報します。 などなど店主の硬派ぶりが目に見えるようだ。 いつもなら押し付けがましい事を言われるとカチンと来る方だが、この店主ならモンモンの入った お兄ちゃんを本当に追い出しそうな勢いなのが気に入った。 このホテルの夕食がバイキング方式でやっていると案内がある。 コンビニ弁当も飽きたし野菜不足に陥っているようなので1200円の食い放題の夕食とする。 ビジネスマンの泊り客は盛りきり800円のバイキングにしている。 盛りきりでも私たちと同じくらいの量はある。宿泊は4000円である。レストランも小奇麗だ。 何から何まで申し分のない「鳳の舞」であった。 JR足寄駅隣接の道の駅「足寄銀河ホール21」にて車中泊。 JR駅2Fは「松山千春」の記念館にもなっていた。 |
6月21日(木曜日) オンネトー→野中温泉→阿寒湖→阿寒国際ツルセンター→釧路市 道の駅「しらぬか恋問」 今日は阿寒国立公園のオンネトーを目指す。 途中ラワンブキ農園という看板が見えたので脇道に入る。 農家のおじさんが10Kgや5Kgの蕗を無人販売台に乗せているところだった。 10Kgが1200円の値段だった。どんな風にして食べるのか聞いたら、野菜感覚で食べるとの事。 そういえば、ニセコのすし屋の味噌汁にも蕗がはいっていたなぁー。 広島から来たと言うと、「農園に入ってみてもいいよ」といってくれた。 ラワンブキの背丈は長いもので2mはあり、葉っぱの直径は1m近くありそうである。 めぐちゃんが北海道には傘の代わりになる蕗があるといっていたが本当だった。 途中オンネトーへの看板が出ていた。分岐点がちょっと違う感じがした。 バイクが2台止まって、青年が話をしている。私たちも車を止めて道路地図を持って青年たちに近寄る。 彼らもちょっと変だなと思っていたらしい。大分手前から入る道で、途中は悪路と地図には書いてある。 彼らは「悟(さとる)」君と「慧(さとし)」君で東京から5日間のバイク旅に来ていた。 長男と同じ名とは・・・。「気をつけて」と言って分かれる。 10Km位走ってオンネトーの分かれ道を右折。 途中雌阿寒岳ふもとの野中温泉があった。硫黄臭いにおいがしたので帰り道に入浴しようという事に・・・・。 しばらく走ると先程の青年の一人が歩道に座ってズボンをたくし上げている。何事か!!と車を止める。 カーブに砂がたまっていてバイクが滑って転倒したらしい。膝小僧の周りが赤くはれ上がって少し血が出ている。 虫指されや正露丸は持って来ているが、外傷薬は持って来ていない。 彼らはティッシュも持ってないので、嫁さんが車から出してきた。ジャンパーの腕は擦り切れて穴が開いていた。 前のウインカーが一個壊れている。「さとし」ははじめての事故のようで「命拾いした」と何度も言っていた。 ヒヤリハットだったので、今後は安全運転になるだろう。 「悟」君の両親はタイに移住しているらしい。 4人兄弟の一番下の弟が高校に入学したので、両親はさっさとタイに行ったらしい。 両親とも昔バックパッカーで学校の先生していた。 ジャイカで2年間タイに行って気に入ったのでタイに住む事にした。(末っ子が高校入学してすぐに) 「悟」君も東南アジアとインドは全て旅行したようだ。今は公務員なので今は4日〜5日の休みが精一杯の様だ。 「不良おやじ」のHPや「留学生日記」を見て下さいと私たちの宣伝をしておいた。 「悟君のご両親とも話をしてみたいので、是非メールを下さいねという事で分かれた。 (旅行から帰ると「不良おやじ」で検索してMIXIでメール呉れていた) オンネトーの案内は以下の通りである。 ●阿寒国立公園内、足寄町の東部に位置する。 ●標高623m、周囲4km、面積0.2平方km、最大深度9.8m。 ●名前の意味は、アイヌ語で「大きい沼」あるいは「年老いた沼」。 ●天候や見る位置によって、湖水の色が変化することから、別名「五色沼」とも呼ばれている。 ●湖水は酸性で、魚は棲んでいない。 ●オコタンペ湖・東雲湖と並んで、北海道三大秘湖のひとつに数えられている。 オンネトーはうすいエメラルドグリーンの湖で、光の具合や波の具合や、 朝夕でも様々な色の変化を見せてくれると言う。 2時間ばかりの間でも色は違って見えたし、たしかに見るポイントで全然違う。 展望台の案内があったので、靴に履き替え登る事に。 駐車場に居た人に聞いたら30分位登るようだ。別段急ぐ旅でもないし、予定もないので道草は気にならない様になった。 後から一人追いついて来た男性と展望台で話をする。大阪から来ていて、4日ばかりの予定。 もう25年もちょこちょこ来ているらしい。 オンネトーはお気に入りの場所で1時間じっと見つめていても飽きないそうだ。 この展望台は目前の木が高くなって、湖の端がちょっとしか見えなかった。 展望台とするなら少し木を切って欲しいぞー!! 引き返す途中野中温泉に入る。 古い旅館の方は入浴料200円、新館は350円だったので、新館に入る。 お湯は透明だが、硫黄の臭いが強く、湯量が多いのだろうガンガンかけ流しの温泉だった。 阿寒湖畔は今年2月、観光で来たのでスルー。 国道240号線を釧路市に向けて走り、途中道の駅「阿寒丹頂の里」で一休み。 嫁さんは阿寒国際ツルセンターを見学。私は疲れたので車で一寝入り。 少し早めに着いたので釧路湿原を横切る道路を走ってみた。 釧路市近くの道の駅「しらぬか恋問」で車中泊。 |