2019年 11月   
 11月9日(土)九州遠征 八面山
プレジャーの面々は、九州遠征の勝率が7割ばかりなので田原さんに
お願いして年に2回ばかり遠征しているようだ。
朝5時には川原さんが我が家に到着。
金谷号が5時15分には迎えに来てくれた。
前回の遠征の時は寝坊してしまい、迎えに来てもらったのに気が付かず、チャイムを鳴らしたり
携帯電話を何度もかけてくれたのだが30分も外で待たしてしまった。
今朝は3時半に目が覚めてしまいそのまま起きて待機。
今回も金谷号に便乗して寝て行けるのが嬉しい。
下松PA・壇ノ浦PAでトイレ休憩。
道の駅「豊後おこしかけ」でお弁当を調達。
高速道路が繋がった所為かお客さんは減少しているように思えたが
地元産品を揃え情報発信に力を入れているのが分かる。
頑張っているのだと感じた。

今日は北風予報なので八面山で飛ぶ事に。
以前テイクオフは見に行ったが飛ぶのは初めてなので楽しみ。
ランディングするメインの田んぼや、前に出ない時の田んぼも
田原さんの案内で見て回る。
電線や田んぼをかこっている柵も確認する。
入山手続きをしに行くと、ジモピーの末永さんが来られ話を聞く。
今野さん・中岡さんも来られて皆でテイクオフへ上がる。
テイクオフ場で末永さんのレクチャーを受け、買ってきたお弁当を広げる。
一番手は田原さんテイクオフし、西の稜線を責めていたが良いリフトに恵まれず
40分ばかり粘っていたがランディングした。
二番手はジモピーの末永さんで直ぐにトップアウトし、暫く遊んでは
3度ばかりトップランを敢行したが風が強く吹き上げられ失敗。
1時間以上飛んで我々を見守ってくださった。
三番手は高木さん、一発でテイクオフしたがリフトに恵まれず
レベル以下で粘っていた。
四番手は美香ちゃんで粘ってトップアウトし、プラス100mで30分以上遊んでいた。
五番手はまゆちゃんで粘ってトップアウトし、美香ちゃんと同じように飛んでいた。
この頃から風が強まり高木さんがメインランディング届くかと、田原さんが
心配して無線を入れていた。
六番手は金谷さんで一発テイクオフで、10mばかり垂直上昇でその後上がり続け
雲底150mばかりに付け初めて雲の吸い上げを経験したと言っていた。
七番手は兼田さんで、強風ながら暴れるキャノピーを押さえつつふわりとテイクオフし
金谷さんに追いつき二人で高く飛んでいた。
八番手は宏美ちゃん、強風に翻弄されながらテイクオフ。
田原さんがランディングの田んぼを走りまくって強風でショートランディングする
神の倉勢に指示している無線が聞こえる。
末永さんがトップランチャレンジするも吹き上げられる。
九番手は智子さん、出てすぐ10mばかり吹き上げられるも落ち着いている。
十番手は甲斐さんで軽いので一気に上がって行く。
十一番手は川原さんで力強くテイクオフ。
13時12分、テイクオフ最後の不良おやじは斜面を駆け上がり前を向いて
キャノピーを落ち着かせふわりとテイクオフ。
海抜518mのテイクオフで北西の風が吹いていて、リッジを取りながら1m/Secで
じわじわ上がって行く。
暫くテイクオフ周辺で川原さんと飛ぶ。
北西に向けると対地速度が5Km/hで海抜774mまで上がる。
西風の時は右の尾根突端鉄塔が上がると聞いていたので右ターン。
40Kmを越えて走るので少し沖に出して様子を見よう。
ワンターンするとフォローで最高50Kmで鉄塔上空に海抜770mで付ける。
もう一度ターンすると52Km、ボール奥にリフトがないか寄せてみると
10Kmのスピードしか出ていない。
これ以上風が強くなると裏山に持っていかれるのでアクセル投入。
しかし対地スピードが10Km以上に上がらない。
幸いなことに高度はあまり下がらずじわじわ前進はしている。
海抜700mで工事中の高速道路近くまで来た頃-1m/Secで下がり始める。
高速道路上空では海抜450mで相変わらず対地スピードは10m以下のまま。
海抜280mあたりで結構荒れて来た。
西の山裾に降ろすので強風でローターの影響だろう。
潰されないように身構える。
ジモピー中岡さんも同時侵入になりそうだ。
偏流で高度処理して、風下に向けたらいきなり49Km/h。
直ぐに切り返してランディングアプローチしふんわりランディング。
ジモピー中岡さんは田んぼ一枚よけてランディングしてもらった。
最後まで粘っていた智子さんが、海抜950mで1時間半飛んでランディングして来た。
本日の最長フライト優勝者!
強風で地上は結構荒れていたが、全員無事にランディング。
今野さんは飛ばないで私たちのテイクオフを見守ってくださった。
八面山は9名が初フライトであったので大喜びであった。
今野さん・末永さん・中岡さんお世話になりました。
強風の中(20分間は時速10Km以下)、最高高度海抜790mで
40分間のフライトだった。

ゴープロのカメラを恐らく空中かひょっとしてテイクオフで落としたかも・・・
ジモピー3名に名刺を渡し、もし見つけたら電話くださいとお願いした。

    

中岡さんのYOUTUBE 動画

風は収まりそうにないので、今夜の宿泊地の玖珠町に移動。
16時ごろ到着すると切株山で5~6機飛んでいる。
明日は大観峰の予定なので、皆さん取りあえずここでも飛びたい様子。
田原さんが梶原さんの所によってノートにエントリー。
ぶっ飛びは分かっているが、兎に角8名がぶっ飛んで行った。
田原さん、智ちゃん、不良おやじが3台の車を降ろす。
楠温泉「豊後の里」に宿泊。
温泉は加温なしのかけ流しだった。

本日のフライトログ

  11月10日(日)九州遠征 大観峰
「豊後の里」を出る時集合写真をスタッフに撮ってもらう。

   

「今セブンスターが豊後森駅に止まっていますよ」と教えてもらう。
寝台列車に70万円も払える身分でもないので、後学の為に見に行こう。
2時間無料の駅の駐車場に入る。
そこから停車中のセブンスターが観察できる。
プラットホームに駅員さんとおじいちゃんに連れられた可愛い一日駅長さんが
大きな襷を掛けて歩いている。

   

セブンスターの遠方には切株山が見えるのが良い。
何故か蒸気機関車が構内で煙を吐いていた。

さて大観峰が待っている。
大観峰の駐車場に到着すると5~6機低いが飛んでいる。
皆さん浮き浮きと準備し、はや心はトップアウト。
重いパラをゼイゼイ言いながら担いでいると金谷さんが自分のパラと取り替えてくれた。
何だか3割は軽い気がする。
ネーチャーランドのタンデムチームや九州のフライヤーが20名ばかり来ていた。
いつもお世話になっている田中さんにご挨拶。
昨日会った末永さんも来られ、昨日夕方テイクオフに上がったがなかったとの事。
恐縮・汗顔の至りでお礼を申し上げる。
テイクオフに到着した時は南東風だったのがだんだんに南西風に変わって来た。
田原さんテイクオフしジモピーに負けず上げてあちこち動き回っていた。
30分ばかり飛んでトップラン。
4~5m/Secの風でタンデム機やジモピーはテイクオフして行く。
神の倉勢はなかなか出ようとはしない。

カメラを田原さんに預けて、14時20分テイクオフする。
100mばかり高度は稼いだがフォローで45Kmなので廻すどころではない。
面白くないので5分間飛んでトップラン、14時25分。
神の倉勢もボチボチテイクオフしだした。
自分も14時31分再度テイクオフ。
息継ぎ南西風のリッジフライトなので大観峰南先端だけが良く上がる。
何とかしがみ付いてリッジを取り上げて行くのだが、神の倉勢の
モジョ連中に踏みつけにされている。
田原さんが風が強くなったので前に出すように注意を促している。
アゲインストで5Km,フォローで53Kmになる時もある。
ジモピーは飛び続けている。
バックするほどでもないので、風が収まる迄飛んでいれば良いだろう。
トップランを果たしたのは甲斐さん、智ちゃん、川原さんと私の4人だった。
金谷さん車のキーを持ったまま飛んだので田原号が田んぼにピックアップに行く。

今回の九州遠征で一皮むけたのは智子さんだった。
フライトログ参照
智子さんのフライト感想。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
収穫としては、
八面山では約1時間半の多分今までで最長のフライトが出来ました。
(私が長々と飛んでしまったので皆さんには申し訳なかったです、、、)
あまりアクセルを使ったことがなかったので、フルアクセルでも前に出ない強風での
フライトは貴重な経験になりました。
ランディングはまだまだ課題多いです。田原さんの誘導でなんとか降りました。

大観峰ではなかなかハーネスに座れず焦り、なんとか座ったものの、左の突端の後ろに
行ってしまったのでどんどん下がって行って、もうこのままランディングしようと思って
いたところでサーマルがあり、一か八かにかけるつもりで回してみたらなんとかレベルまで
戻れて2度目のチャレンジでトップラン出来ました。コース取りが悪くて下がったのですが、
自力でなんとか戻れたので自分としては頑張れたなと思います。すごく下がったような気が
していたのですが、データをみたらそんなには下がってなくて意外でした。
大観峰ではレベルより下がったらもうだめと思っているのでひやひやでした。
うまく下がらずに飛べたほうが良かったとは思いますが、大観峰で初めて自分でサーマルで
回せたことはいい経験でした。(一度田原さんの誘導で回したことはありましたが)

事故もケガもなく遠征を無事に終えられてよかったと思います。
やっぱりパラは面白いなと改めて思いました。
これからもよろしくお願いします。
本当にありがとうございました。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

明日仕事の人は広島に帰って行った。
阿蘇の定宿になった「アーデンホテル阿蘇」に行く。

  

 本日のフライトログ

 YOUTUBE動画

 11月11日(月)耶馬渓・皿倉山
天気予報は8m/Secが出ていて、ホテルの木々も揺れている。
観光しながら帰ろうという事に。
耶馬渓の羅漢寺の要望があり立ち寄る。
上記のブログに写真がたくさんあった。
スキー用のリフトで羅漢寺に辿り着く。
境内は写真撮影禁止の張り紙が一枚ぶら下げてあった。
秘仏だという事なのか、宗教施設で見世物でないという事なのか?
今の住職に変わって写真撮影禁止なったと禅海堂のおばあちゃんが
菊池寛の「恩讐の彼方に」も違うと説明してくれた。
なかなか気骨のある婆さんで、応援したくなる婆さんだ。
禅宗のお坊さんは風雨に削られた穴で、厳しい環境の中で
解脱を求め修業したのであろう。
己の解脱の為修業しているのであって、大衆の幸せを願っての修業ではない。
昔の人はその姿に打たれ、勝手に自分の後生を願って喜捨するのであろう。
今の住職さんのお考えを知りたいものだ。

   

境内を散策すると昔をとどめる庵の礎石や山水の名残も草に埋もれている。
庭木も手入れされていて沢山あった紅葉の葉が一寸ばかりなのが珍しかった。
境内を出て山頂へのリフトに乗る。
リフトの下には南天や紅葉などが植えられていて紅葉時期は素晴らしいだろうなあ。
駐車場のお年寄りがやっていた土産物屋に行きザルそばを注文。
まずまず合格点のおいしさだったので、大盛りを頼んだのは正解であった。
昼食後、耶馬日田英彦山国定公園の崖っぷちを巡る。
鎖を張り巡らした垂直の崖を歩くのはパラより怖い。

帰りに皿倉山のテイクオフ&ランディングを見たいと言うので立ち寄る事に。
16時過ぎにスロープカー駅に到着。
山頂は10mの風が吹いていて寒い。
斜面のテイクオフを見て、ここに降ろすのかと少しビビった様子。
管理は北九州市がやっていてくれるのが羨ましい。
何時かは飛びに来たいと・・・
田原さんが昔から顔見知りの駐車場近くの食堂でカレーとタンメンを注文。
古い知り合いに食堂のおばさんも嬉しそうだった。

   

 11月16日(土)上がらない1時間以上のフライト・5千円金券ゲット
お天気も晴れ予報で風も2~3mの予報。
田原さんからお誘いで出かける。
田原さんお腹が痛いとかで車で寝てしまった。
11時半頃日高号で中野さん、としひろさん、甲斐さん、の5人で荒谷山に上がる。
バイクライダー2名が上がって来て見学している。
12時15分一番手でテイクオフ。
南小山で何とかリフトを拾い海抜750mまで上げる。
テイクオフ上空で上がったり下がったりを40分繰り返す。
甲斐さんはまっしぐらにメインランディングへ。
日高さんと中野さんと三人でバトルを繰り広げるが
上空へ突き抜けて行く者はない。
荒谷山上空に移動すると海抜888mまで上がる。
南西アゲインストで10Kmを切る時もある。
荒谷山周辺を海抜800m前後でウロウロする。
3人とも降りようとはしない。
突き抜けて上がりそうもないし、一時間以上飛んだのでメインランディングを目指す。
1時間15分飛んでランディング。
中野さんも暫くして降りてきた。私より先に降りたくなかったのであろう(笑)
日高さんは鬼の粘りで2時間半以上飛んでいた。

 フライトログのページ

飛んでいるとき携帯電話が鳴っていた。
広島マツダのS営業さんとスノータイヤの売り出しで行く約束をしていた。
早々に神の倉を退出し広島マツダに急ぐ。
インターネットより安いですと言ったので、アルミホイール付きのスノータイヤを購入。
参加のくじは私が引いて3等賞小さな洗剤をゲット。
タイヤ購入記念のくじはS営業さんに引いてもらうと1等賞だった
「焼肉ふるさと」の5000円の金券だった。
彼は営業年度の初めの一か月目の成績がトップだったと感謝された。
私のCX5も助けになったのかな?
 11月17日(日)加藤さん初飛び
10時過ぎに神の倉に到着。
プレジャークラブの初級練習生は荒牧牧場がバイクで使えないので
メインランディングで立上げの稽古をしていた。
マイパラグライダーの人はやはり立上げがスムースのようだ。
12時ごろ金谷号で大川さん、広大生奥田の4にんで神の倉へ上がる。
ベテラン達は荒谷山へ上がったようだ。
地森さんがタンデムフライトをするのでついでに加藤さんの初飛びを見る事に。
地森さんに手伝ってもらい何とか加藤さんテイクオフ。
パラの操作の指示に少し遅れて反応。
中間ぐらいには無線に反応しだした。
高度が下がってからは竹井さんにバトンタッチされ指示通りの操作で無事ランディング。
足かけ三年の初フライト達成であった。おめでとうございます。
ベテラン達は荒谷山で雲底近く上げている様だ。
先ず大川さんからテイクオフし、テイクオフ前を往復し上げ始めた。
金谷さんんもテイクオフし同じように粘っている。
不良おやじもテイクオフし一往復し南の鞍部の向うを探った。
金谷さんの後塵を拝するのを避け、マイサーマルを探りに行ったのだが
残念ながらしがみ付くリフトを発見できず。
慌ててテイクオフ前に戻ったがすでに100mは下がっていてリフトを捕まえられず。
ランディングしてしまった。
上を見上げると二人ともしっかり上げている。
後で聞くと1000mは超えて雲の吸い上げに出会ったと言っていた。
大きな雲の下で何処に行っても下がらず良い思いをしたようだ。
二人が降りて来ておめでとうを言い、「今日は踏みつけにされました」と
シャッポを脱ぐ。
何時かは不良おやじを踏みつけてやろうと密かに闘志を燃やしていたはずで
二人とも嬉しそうだった。
後輩たちに追い越されることは嬉しいような、悔しいような・・・

 11月23日(土)
天気は良さそうなので田原さんを誘う。
11時前に到着すると田原さん夫婦で来ていた。
智子さんは今日が休日なのだ。
11時半過ぎに田原号で日高さん、中野さんの5人で荒谷山へ。
風は弱く北東から南東がかすかに吹いている。
12時過ぎ中野さんテイクオフし、マキゴンポイントでようやくサーマルゲットし上げて行った。
日高さんは左の北尾根を目指し10分ばかり粘っていたが諦め
やはりマキゴンポイントあたりでサーマルゲットし上げて行った。
三番手は智子さんで、マキゴンポイント当たりでトップアウト果たしたが三篠園にランディング。

不良おやじは13時2分テイクオフ。
南小山を探るもじわじわ下がって行き、60m下がったマキゴンポイントでやっとリフト発見。
1~2m/Secで上げ始めボール上空に移動すると3m/Secで上がる。
3回転してサーマル見失いテイクオフ上空に移動。
日高さんと中野さんが上げているボール奥右上空に移動。
上空にはサーマル雲がポコポコと出来ている。
海抜900m辺りでサーマルゲットし2m/Secのリフトで廻し続ける。
海抜1160mで近くの雲の下へ移動。
雲の吸い上げを利用し廻し続けて海抜1300mで雲底タッチし海抜1309m。
雲の厚みは50m?くらいなので雲の吸い上げというよりサーマル天と言ったところか・・
雲を追いかけ、赤柴山北迄足を延ばすと海抜1290mで
土師ダムはワングライドなのだが・・・
パラグライダーのラインにクモの糸が10本以上お日様に照らされキラキラ光っている。
クモの糸は春に幼生が飛行すると思っていたのに今日の糸は季節外れだなあ。
雲底を離れて荒谷山に戻る。
ボール右奥でサーマルヒットし、2~3m/Secで上がって行き、
もう一度雲底に上がり海抜1359m。
志和口駅裏を目指したが下がる一方。
14時19分ランディング、1時間17分のフライトだった。
テイクオフするまではブルーサーマルで難しいなあと思っていたが
サーマルが活発となりサーマル雲もポコポコ出来て飛びやすかった。
今日はゴープロを忘れて行ったので雲底動画は無し。
フライトログのページ

16時に家に帰りやりかけのブロック塀の塗装を仕上げる。
明日は王子ヶ岳で飛ぶと言うので、金谷号が迎えに来てくれる。
早めに寝るとしよう。

  11月24日(日)王子ヶ岳遠征
先月王子ヶ岳遠征予定していたが、風向きの予報でキャンセルとなった。
今回も風向きが今一だったが、何が何でも行きますという事になったようで・・・
金谷号は斉藤邸に寄って二人ピックアップし我が家で
三人ピックアップし広島東ICを出発。
赤いCX30を駆って登場の河野夫妻と小谷SAで合流。
お世話になる王子ヶ岳の皆さんに生もみじを金谷さんが購入していた。
10時半ごろ、児島市の鴻ノ池SAでトイレ休憩。
午前中は晴れ予報だったのに高層雲びっしりで、遠景は白く霞んでいる。
王子ヶ岳真下の砂浜のMLを見る。
ジモピーが一人パラを畳んでいたので「一緒に上がりますか?」と声はかけた。
今回の参加者であれば、ランディングの砂浜の広さは充分であろう。
飛べるかどうかわからないので王子ヶ岳の駐車場に車を止め
手ぶらでテイクオフ場を見に行く。
金谷さんが事前に色々話を聞かせてもらっていたシアーさんにご挨拶。
補助テイクオフでは練習生がスタチンしたらしく回収をして登って来た。
大きなワイヤカッターをチョキチョキしながら私に近づいてくる人が居る。
帽子を目深にかぶりサングラスをかけているので分からなかったが
声を掛けてもらって12年ぶりの矢野さんだと気が付いた。
矢野さんとは合計5回ばかりしか会ってないのに、歳周りが同じ所為か口が悪い所為か(笑)
お互い印象が深かったのだろう、よく覚えている。
11時過ぎなのだが上手いうどん屋に案内するよと矢野さんの提案。
千客万来のお店(石春うどん店)なのでお昼時間は座れないそうだ。
矢野さんがぶっかけうどんのダブルを頼むと言うので同じく。
ダブルというのは3玉入っているらしく、どんぶり一杯にうどんが入っていて
出て来た時は「しまった!」と思ってしまった。
麺も出汁も美味しくなんとか完食出来たのだった。

王子ヶ岳テイクオフに戻ると風向きはフォローに変わっていた。
矢野さんが王子ヶ岳の遊歩道を歩いて巨石群を案内してくれた。
独立した岩石の上に元気のいい3人ばかりが挑戦している。
遠くにニコニコ岩が見える。
皆で集合写真を撮る。

  

14時過ぎ南東弱風でジモピーたちが3人ばかりテイクオフした。
シアーさんは渋川海岸にある車を回収するためまっしぐらに飛んで行ったもよう。
我が神の倉勢は一番手河野さん、二番手川原さんがテイクオフしたが
当然真下の砂浜のMLに降ろした。
三番手は兼田さんが拡げて待っているが東サイドの風は納まりそうにない。
恐らくこれでクローズとなるだろうと、金谷号を運転し二人をピックアップに向かう。
パラザックを展望台に置きっぱなしで、TOに持ってこなかったので
金谷さんはいぶかっていた。
2004年の12月30日に此処に飛びに来ていて1時間半飛んで
海上をショートカットし渋川まで飛んだのであった。
此処での課題はトップランと思い定めていたので誰もトップアウトしない条件では
とてもパラを広げる気にならなかった次第。
後期高齢者になってパラへの向き合いも枯れて来たという事かな・・・
ピックアップしてTOに戻ると神の倉勢はパラを畳んでいた。
完全に強風フォローとなっていたので気持ちよく15時半には帰途に就く。
時間があるので何処か風呂に入って帰ろうという事にした。
竹原の賀茂川荘の立ち寄り湯にした。
賀茂川荘に17時半頃到着し正面玄関に歩いて行く途中は庭園にしてあり
池もあり飛び石もありそしてフットライトが幻想的に配してある。
源泉も江戸時代からのもので岩風呂も風情があった。
賀茂川荘は珍しく能舞台を持っていて薪能や野村萬斎さんの狂言も毎年やっている。
日帰り湯が800円なので大満足であった。
夕食は東広島市を走り回ってやっと空いていたバーミアンで一息ついた。

  

今回の遠征では、旨いうどん屋さんに連れて行ってもらったり、飛べない時間に
王子ヶ岳の名所を案内してもらったり、矢野さんには沢山の時間を割いてもらった。
矢野さんと最後に会ったのは12年前の芦田川での川地塾の時だった。
15年前にも芦田川TOにトップランした時にも矢野さんに会っていた。
15年前にも王子ヶ岳で会っていたわけなのだ。
矢野さん、今度は芦田川に皆で飛びに行きたいのでその節はよろしくお願いします。
王子ヶ岳もリベンジせんといけんなあ・・

 本日のYOUTUBE動画
今回の動画は純ちゃん妻が撮ってくれたので不良おやじも出演できた次第。
 11月30日(土)久々のトップラン
明日は天気が崩れるので今日飛ぼうと田原さんから電話。
11時半頃田原号で、智子さん・花野さんの四人で荒谷山へ。
ほどなく中野号で日高さんが到着。
智子さん一番手でテイクオフし南小山付近でトップアウトし遊んだ。
二番手花野さん、三番手不良おやじがテイクオフしたがあえなくランディング。
宏美ちゃんが智子さんと私をピックアップに来てくれた。
上空を見上げると田原さんと中野さんが上げている。
テイクオフに上がると日高さんがトップランしていた。
海抜1500mに一気に上がったが、一気に下がったのでトップランして
仕切り直しと日高さん言っていた。
二本目智子さんテイクオフし南小山で上げてしばらく遊んでメインランディングへ。
ベテラン勢も次々テイクオフして行き上げて行った。
宏美ちゃんのテイクオフを見ていたが、私が何か言ってくれるのを待っているのか
なかなかテイクオフしないので投げておいて自分の準備を始めた。
宏美ちゃん、自分の風を判じてテイクオフして行った。

最後に不良おやじが13時33分テイクオフ。
南小山に行くも何もなく、ずっとシンク音が続くのみ。
間ともぶっ飛びに終わるのか!と情けなくなる。
100mばかり高度を失い、マキゴンポイント当たりで1m/Secのリフトに遭遇。
探りながら廻し70mばかり高度を稼ぐ。
サーマルが山の斜面に従って上がっている様なので、機体をテイクオフに向けて
少しブレーキングしながら真っすぐ斜面を駆け上り40m高度を稼ぐ。
強めのリフトに遭遇したので、正面ボール上で廻す。
海抜1200mまで上げたがシンクに捉まり、100mばかり高度を失う。
荒谷山山頂に付けると、海抜1514mに。
少し動いてみようと南へ行きゆずりは街道過ぎてもリフトが見つかりそうにないので
もう一度荒谷山TOに戻ったら海抜660m。
右ボール奥のリフトを使い荒谷山上空で海抜1324mまで上げ直す。
此処では勇さんと一緒に廻した。
勇さんは神の倉への谷渡りしたりで長く飛んでいた。
自分も神の倉に渡ろうとしたが、海抜945mまで下がったので荒谷山に戻る。
クロカンには行けなかったし、久しぶりにトップランして自分の車を降ろすという
自分なりのパラ美学を実現しようと・・・
荒谷山山頂高度に近い海抜667mで戻れた。
トップランアプローチを掛けるのだがテイクオフへの吹き上げが強く
TOに突っ込んでいくのだがその都度上げられてしまう。
右ボール奥でも上がってしまうのでトップランアプローチが上手くいかない。
結局6回ばかりのチャレンジで正面斜面にトップラン。
もう少し荒谷山でしっかり上げて遊んでリフトが弱くなってトップランすれば良かった。
久々のトップランで意気揚々と自分の車を降ろす。

本日のGPSデータ