2004年今年もはや終わりだな〜

2004年 12 月   
12月4日(土曜日)
雨!
12月5日(日曜日)
強風!         

昨日から河原さんがHP掲示板の設置をしてくれた。
私のようなずぼらで、気遣いの出来ない人間にとって、
とても管理人が勤まるわけは無いものと思っていた。
そして、”荒らし”にでも会えば立ち尽くすしかないので
掲示板は欲しいと思っていたがそのままにしておいた。
神の倉の掲示板が欲しいという事で、河原さんに管理人を御願いして
設置となりました。

和気藹々の賑やかな掲示板になる事を祈ります。
ぜひ、一言投稿を御願いします。

                              
12月11日(土曜日)晴れ
今朝は我が家は霧の海の中だ。
9時近くまで晴れない。
ホアンからメールが来て、hotmailに参加して下さいと言ってきた。
オーストラリアに居る由也や大分の大学に居る越君や私達とチャットをしたい様だ。
hotmailの登録に手間取って居たら出発が遅れてしまった。

10時半頃神の倉に到着。既に15名ばかり集合。
広大生達は学生大会で神の倉に上がっている。
岡本号が第一陣で荒谷山へ。第二陣も出発。
雲ひとつない晴天である。本流は北東2mくらいである。
時々3分間位正面からの風が入って来る。
私の車がサブランに置いてあるので、練習たちに「本数飛ばなきゃー!!」と
声をかけるのだが、動かない!!。
ダミーになってぶっ飛ぶのが嫌なのか。誰かが上がればテイクオフしようと思っているのだろう。
練習生はチャンスを待って一日1本から2本飛ぶよりはもっと本数を飛んで欲しいと思う。
そして、自分の頭でテイクオフチャンスを考えて欲しい。
それでぶっ飛んでも、その積み重ねがテイクオフチャンスを少しでも正確にすると思う。
人が上がったからテイクオフするだけなら、何時まで経ってもテイクオフチャンスは分からない。
読みが当たるかはずれるか皆と後から話し合うのも、結構楽しいものなのだが・・・・。

結局河原さんが一番手でキャノピーを拡げた。中村さんもテイクオフした。
左の北尾根を探って欲しかったが、正面で少し当たったので粘っている。
私もすぐにテイクオフしたのだがトップアウト出来る程のサーマルのパワーもなく、
3人共ぶっ飛んでしまった。
サブランででも東風になって来たので、無線を入れる。
石井さんがトップアウトを果たしている。
児島さんがサブランに来てくれ、石田さんを入れ5名で荒谷山へ上がる。
藁科さんが北尾根で粘って良いのをもらってトップアウトし、+500mばかりで一時間半遊んだ様だ。

サーマル雲も発生しているので、どこかが上がるのだろうが・・・。
丁度雲が太陽を隠してしまい、ウエイティングを余儀なくされる。
河原さん、児島さん、山本さん、テイクオフして行ったが、トップアウト出来ないで苦しんでいる。
児島さんは北尾根を廻り込んでなかなか出て来ない。
藁科さんは移動してきて、+100mまで下がっては、また上がって行く。
遂に藁科さんを残して皆さんランディングしてしまった。
私も先ほど準備をしたのだが、日が翳ってしまったので、キャノピーを片付けて
彼らのバトルを見ていたのだがテイクオフをする気がしない。
ハング6機がテイクオフして行き、南小山か右ボールで上げ始め、藁科さんの+500mの世界へ。

なかなか太陽が顔を出してくれない。次に太陽が出た時テイクオフしようと思う。
太陽が顔を出して5〜10分後にはテイクオフしよう。
30分以上待っても一発目のサーマルが上がってくる事は少ない気がする。
割と早めに一発目が上がって来るように思う。太陽が顔を出した!!
東北東風だが、2m位の風であるので、サーマルもちぎれてないだろう。
テイクオフした。風も弱いので、廻り込む事なく北尾根へ向って真っ直ぐに飛ぶ。
途中ボール中央でリフトを感じ、ブレーキングしながら偏流とする。
北尾根にさしかかると、より強いリフトを感じ、ぐりっと山肌に近寄る。
北尾根がなくなるまで進むと、シンク音がしだしたので、あわててターンを切って
先ほどのサーマルゾーンへ戻る。廻す程強くないので、八の字でキコキコ山肌を磨く。

岡本さんがテイクオフして来た。彼が近づいた頃、結構強めになり、廻してトップアウト果たす。
しかし、+50mだ。サミット2も来て3名でスクラッチ。
一応私がトップに居る。サミット2は河原さんとばかり思っていた。
サミット2は大きな旋回を描くので、私はリフトを感じた時、
その内側を廻したので、正面お見合いになりかけた。
岡本さんは沖で良いサーマルに当たり、私より上げ始めた。私も沖に出しサーマルヒット。
岡本さんとは違うサーマルなのか、大きなサーマルなのか50m離れて別々に旋回をする。
そのうち+5mばかりのサーマルに当たり、一気に+750mまで上がった。
上ではサーマル雲の出来始めの様なうっすらとした雲なのだが、なかなかそれ以上大きくならない。
サミット2は佐古さんだった様で、彼は学生大会が行われている神の倉に移動して行ったが、
サーマル見当たらず、とうとうランディングしてしまった様だ。
私は”正地”の上空でウロウロしたいた。5〜6機テイクオフしたが、北尾根で苦しんでいる。
そのうち山本さんがじわじわ上げて来たので、私もテイクオフ上空に戻って行ったらシンク音ばかりで、
テイクオフ上空に来たら+150m位まで下がってしまった。
山本さんは南のコジツーポイントで強いサーマルをヒットし、+300mばかり上げたので、私も移動。
移動したら、レベルまで下がったが、少し荒れ気味のサーマルをヒットし、+200mばかり上がった。
まわりを見渡すと、北尾根で粘っていた人はレベル以下となり、サブラン目指している。
山本さんもメインランディング目指して沖に出している。

ウノッチの卵焼色の機体がテイクオフしたが、順調に下がっている。
どこもサーマル無さそうなのでトップラン決意。
中村さんと石田さんが残っている。北東風1〜2m。
テイクオフ正面で高度処理をして、少し南に廻り込みながらふんわりランディング。
1時間20分で+750mであった。
二人共テイクオフして行ったが何もなし。
三篠園の小山で河原さんの試乗機オメガ6がまだ低い位置でねばりにねばっている。
サミット2ならば、とっくの昔に離脱してサブランに向っているはずなのに・・・。
先週と本日で河原さんの腕が飛躍的に上がったと言う訳ではない!!・・・という事は
大いに機体性能値に負うところが大きいと見た。
沈下率0.1m/Secの違いや、スピード2Km/hの違いがそんなにも飛びに影響するものかと、
びっくりするやら感心するやらである。
次のサーマルが来るまで、粘りきれるというのは、心がグラッと動かされるが、
アクシデントに遭った時のリカバリーの事を考えると、心にブレーキを掛ける以外にない。
年々私の運動能力は落ちて来ているので、DHV1〜2の機体を乗り継ぐが懸命と思う。
しかし、よく粘るなぁ〜!と一人で腕組みして見ていると、
佐古さん、差江さん達が上がってきて、皆で車の回収をした。

12月12日(日曜日)
今日の予報は曇りで昼から雨だ。午前中一本飛ぼうと神の倉へ。
一面びっしり雲が貼っている。
お昼過ぎて少し晴れ間が見えたので、テイクオフするも何事も無くぶっ飛ぶ。
2本目は河原さんのオメガ6と私のイプ3のスピード競争しようと、二人同時に立ち上げる。
ちょっと風が弱くて、テンションかけようと後へ飛び跳ね、くるりと振り返ったが足がもつれて、
膝を着いてしまった。
う〜ん、歳だなぁ〜。
もう一度立上げし、今度は一緒にテイクオフ。
思いっきりフルアクセルした。さほど加速感は感じない。
河原さんも後から比べ安いポジションを狙って近づいて来た。
緊急ランディング上空で高度もぴったり同じで、20m位離れて並んだ。
私はフルアクセルのままだが河原さんは今フルアクセルしたようだ。
すっ〜と抜かれた。ぶっちぎりで抜かれた気分ではなかったが
河原さん自信は、サミット2に比べて全然スピードが違うと言っていた。
2Km/hの違いは乗って体験すると体感するのだろうか?
河原さんのフライトログ
20041211 晴、北東2m
昨日はカンカンちで徳ちゃんと伊勢エビパーティ。ありがとね。
10時頃に山に着。霧はそんなに出ていないが、逆転層がかなり低いところにでている。

1本目 サミット2 荒谷
山にあがるとあたりが真っ白だ。今日はあがらないような気がする。
サブランに車があるので、ダミーを募集するが誰もでない。
石井さんがダミーをしてもいいよーと言ってくださったので、できれば北東の尾根を攻めてもらえますか?
とか話していると、都合で早く帰らなければならなくなった時安さんがTOし正面で上がったり下がったり。
すると雪崩をうって稲垣さん、中村さん、河原が続くがあっというまにぶっ飛んでいった。
サブランで上を見上げると北東の尾根から石井さんがしっかり上げてる。しまったー。

2本目 バルカン 荒谷
児島さんに石田さんらと上げてもらう。
山本さんがオメガ6試乗機を持ってきてたので、まずは石田さんが乗ることになった。
僕は代わりに石田さんのバルカンを貸してもらうことに。
雲が出てきて曇ってきたせいか、上がっていた石井さん、シグマ5藁科さん、
ジプシー阿部ちゃん、ハング混同さんも垂れてきた。
雲が移動して晴れ間が出てきてちょっとだけ待ってTO。今度は北の尾根を攻めてみるけど上がらない。
なのに、後ろから石田さん、児島さん、山本さん、中村さんがぶっとんできた。
みんなぶっとびが好きらしい。
特に児島さんはレース前の最終調整だとか言ってたのにアクセルつけ忘れてた。
んで、アクセルがついてないと飛びにくいことがわかったらしい。
この直後、みんなドーンと上がるコンディション。
稲垣さん、佐古さん達が幸せに+藁科さんはまだ生き残ってた。
稲垣さんの言われるとおり、晴れてから5〜10分位待つのがセオリーなのですが、
何となく上がるんじゃないかなあ?と思って出てみたけど、失敗でした。
あ、それと佐古さん、稲垣さんが僕と間違えてたとのことですが、、、
あれは佐古さんをマークしてるだけっすよ。
佐古さんが良い飛びするたびに、よく飛んでたねーと言われるのは悲しくなります。
グライダー変えるときは色、変えませんか?

3本目 オメガ6(大体真中で乗ってます) 荒谷
稲垣さん号を借して頂き、電光石火で上がろうと出発。
三篠園ランに降りた中村さんを忘れてたので拾いに戻り再出発。
今日は上がるたびに渋くなってる。やれやれ。
みんな下がってきたけど、時間も遅くなってきたのでもう出ちゃえって出てみた。
TOした瞬間に浮きの良さを感じたし、速度もなんか速いし落ちない。こりゃ卑怯だ。
旋回はアドバンスらしくクイックではなく、ブレークも重い。引き足していいのかな?と思うほど重い。
北の尾根で多少ねばれるが+30まで。
このとき条件はかなり渋く、皆さんとも降っていったような条件だったので、やはり浮きはかなり良いと思う。
他の人が全員降るまで確認してからランディングする余裕があった。
滑空比も良いので、低い位置で粘ってもサブランまで戻れる安心感があった。
(最悪でも、三篠園ランに逃げられるせいかもしれませんが。)
アドバンスらしい風見効果もしっかり感じられたし、アゲインスト向いてもピッチング少ない。
ついつい、山本さんに「こりゃすばらしいですねえ」と無線してしまいました。
皆さんに粘ってたねー?聞かれたが、「腕!」と言いたいところだが、「グライダー」ですね。
あれだけ滑空比がよければレーサーハーネスも効くような気がした。
他の高性能機も乗ってみたいなと思うようになった。

児島さんはアクセルつけてTOし、北の尾根の遙か先に行ってあっさり降りてきた。
アクセルつけるとよく飛ぶことが分かったらしい。w
藁科さんは降りると、1時間半しか飛んでない+佐古さんに置いていかれたので浮きが悪い+TOにたくさんいたのはギャラリーだったのかなあ?とコメントを残し、みんなのブーイングにあっていた。というのも、みんなが降っていく中、何度も北尾根で上げ直し高いところで遊んでいるのを、誰もが下から見上げていたからだ。今日は藁ちゃんデーだった。

弱く安定したサーマルだったので、川地さん体重移動を意識してやってみたが、慣れると良さそうな気がする。
リフトがよりわかりやすくなったような気がする。

4本目 シグマ5 神の倉
ぶっとびを締めくくるにふさわしいフォロー。条件が良くなった一瞬を狙ってTO。
北尾根につけてみても何も無し。
藁科さんのオメ6が乗った感想は、シグ5とオメ6は全然モノが違うということで意見が一致した。

20041212
予報どおり、どんぐもり。2本ぶっとぶ。
2本目は稲垣さんがイプ3、僕がオメ6で競争。
フルグライドでスペック通りで2-3km/hの差だと思う。
フルアクセルはストロークが長すぎて踏めなかったが、これもせいぜい5km位しか差がなかったような気がする。
もう少し差があっても良いと思うが、高速域では抵抗が大きく作用しそうな気がするのででかいハーネスが悪いのかも?
また、機会があったら、アゲインストでもう一度テストしてみよう。高石さんのノマドLと比較するとよく分かると思います。
こんなこと書いていいのかなあ?まあ、いいか?


12月18日(土曜日)
曇りのち雨の予報である。午前中1本飛んで帰ろうか?
朝9時に”ナイスナカムラ”へサンタフライトで子供達に配るお菓子を引き取りに行く。
山本号、児島号、稲垣号に700個のお菓子袋(70箱)を積み込む。
一個200円と言っていたので、14面かぁ〜。
しっかり宣伝したいところだが、多く来過ぎてもらえない子が出ても可哀想!!

神の倉へ行く途中、児島さんを我が家に”拉致”する。
パソコンに何かウイルスチェックに引っ掛かるので、見てもらう事にする。
無料のAVGのバージョンアップや、スパイウェアーのソフトをチェックしてもらう。
破壊的なものでなかったが5匹ばかり虫退治してもらった。
児島さんにとって、こんな簡単な事を御願いするのも
心苦しいのだが、無料のAVGは全て英語なので・・・・
私は自分で何をやっているのか分けがわからなくなる。
適当にYESやNEXT押しているだけだ・・・・

神の倉出勤が11時頃になってしまった。
倉庫にお菓子を整理して、荒谷へ出発。昼から雨予報だったが、時々晴れ間もみえてくる。
晴れ間にテイクオフして、ちょっとだけトップアウト出来て、サブランへ。
もう一本ぶっ飛びで本日終了。
サンタフライトの空から撒くお菓子のパラシュート作りを東屋でする。
50個作るのだが、15名ばかりが分業でやったので2時間ばかりで完了。
オイスターパーティに参加の高杉さんや、原田さん達遠方よりの御客様にも
パラシュート作りを手伝ってもらった。
夜のオイスターパーティは相当に盛り上がった様である。

12月19日(日曜日)
雨。
バルト11に「マイボディガード」を見に行く。
シニア料金1000円はもうけた気分。

12月23日(木曜日)天皇誕生 『サンタフライト』
今日は恒例のサンタフライトだ。
曇り時々晴れで雨はぎりぎり大丈夫であった。
マツダが休日でないので、サンタさんが不足なので、今年は私もサンタを努める事にした。
10時頃神の倉テイクオフに上がるも、時々東が入って来る。
11時スタート時間になって、何とか北風になって来た。

藁科さんが先頭でテイクオフ。
風は少し強めで、向きも変わるので、下のランディングに落とすのが大変な様である。
私も4番手でテイクオフ。
最初の投下は高めであったので、エリアをはずしてしまった。
高度50m位で3個投下し、エリア内には入った模様。
ランディングして、スタッフがグライダーをたたんでくれるので、
お菓子を詰め込んだバッグを担ぎ子供達の居る方へ。
袋を開けて渡していると、あっという間にハイエナに遭った様にお菓子はなくなってしまった。
親子200名以上は来てくれた様だ。
いっちゃんはパラシュートを追いかけたが、取れなかった様で、お母さんなぐさめてもむくれて泣いていた。

  不良おやじサンタ  お菓子のパラシュート  大人も子供も走る!

  いちゃんの弟なおちゃん  変なおじさんきらい!  おかあさんの腕の中で泣き止んだ  

  石田さん親子  サンタの集合写真  

嫁さんが、秋に広大留学生のガドガド祭りに、お手伝いした時、知り合いになったメキシコ人のマルタが居る。
今日はマルタがパラグライダーを見たいというので、サンタフライトイヴェントもあるので、嫁さんと一緒に来ていた。
マルタはメキシコ政府から公費留学生として広大工学部に来ている。
帰国したら、メキシコ大学に教員として戻るらしい。
日本に来る前、他の国にも留学していたというので、優秀な”学者の卵”の様だ。

パラグライダーのタンデムを竹井さんに御願いした。
竹井さんもイベントで多忙であったので、マルタには伝えていなかった。
しぐれ雨が通り過ぎるやらで、神の倉テイクオフで嫁さんとマルタは待っていた。
竹井さんが上がって来てタンデムしましょう!との事だったので、
初めてマルタに伝えたら大喜びであった。
彼女はメキシコで3回ばかりパラのタンデムはやった事があるらしい。
雲が来て吸い上げ気味で20分ばかりのフライトであった。
ランディングしたら、しぐれ雨が降り出し、私は大急ぎでキャノピー片付けるのに走った。
東屋にキャノピー回収して皆さんを待たせてあったので、
マルタの感想をあまり聞かずに上がってしまった。
もう一本ぶっ飛んで本日終了。

  マルタ  テイクオフ前に緊張するマルタ  走れ!走れ!

12月25日(土曜日)
昼から雨予報であったが、神の倉は降らないと決め、とりあえず神の倉へ。
いつまでも低い雲はとれず、霧雨が降ってきた。
最近はクロカンを目指す人も多いので、鷹ノ巣山へ車でクロカンすることを提案。
山沈の実地検証をしようというわけ・・・
山本号で河原さん、高石さん、木原さんと私の5人で出かける。保垣地区から林道へ入り、
硫黄山を右に見ながら上っていく。雲の切れ間から、神の倉が見える。
いつもは神の倉からこちらの林道のガードレールが見えているのだが、
神の倉を裏から見ると何となく懐かしい気がする。
鷹ノ巣山の長い裾野を下って、別府方面に行こうとしたが途中でレッカー車が道をふさいでいた。
途中で引き返し、下竹仁方面に降りる。

山本さんがパン屋の美味いのがあるというので、昼食とする。
農家を改造したカントリーグレインという結構有名なパン屋さんだった。
上品な女将から「バイキングがあります。2200円です。」とさらりと言われてしまった。
山本さんは以前来ていたので、「ハイ、ハイ!」と委細承知といった返事。
他の4名は「2200円の昼飯は高いなぁ〜」と腹の中では思った。
バイキングなので、量で元を取ってやろうと私は腹を決める。
結局全員バイキング注文となった。
健康食のおかずと手打ちうどん雑穀おかゆとそれに手作りパンだ。
一応全てのおかずは皿に盛って試食してみた。薄味で珍しい食材だった。
豆類や、蕎麦のもやしや香草もおもしろかった。
うどんもシコシコして、ひょっとしたらこんにゃくうどんだったかもしれない。
メインのパンはさすがに美味かった。口の中でふぁ〜と広がる。美味さはさすがだ。
うどんは6玉食って、パン2ケばかり食って、一時間半ばかりゆっくりしたので大満足であった。
おみやげにパンを買って帰った。
神の倉に帰ってみると宇野さんが居たので、「おいしだろう!!」と無理やり食べさせる。
翌朝チンして食べたら、風味が飛んでしまってがっかりだった。

夕方木原さんが、山飛びの初フライトであった。
3m位の風で「ちょっと立ち上げてみます」とクロスハンドで立ち上げた。
あまりにも落ち着いていて、美しい立ち上げ姿だったので、「いいんじゃない?」と声をかけたら、
くるりと前を向いて、落ち着いて素晴らしいテイクオフであった。
あまりに良い立ち上げだったので、山本さんに「今から出ます」と伝えるのを忘れてしまった。
無線誘導で右90度とか、左Uターンとか、初飛びでいろいろさせてもらっていた。
連続して来れなかったとはいえ2年間の荒槙牧場での”臥薪嘗胆”が実り
全てに完璧な初フライトであった。

12月26日(日曜日)不良おやじ初「裏山友の会」入り!
曇りの予報であったが、時々お日さんが顔をだすも、長続きしない。
昨日に引き続き木原さんが燃えて来ていた。
ちょっと風が強めなので、東屋でウエイティング。山本さんも飛ぶので神の倉に一緒に上がる。
12時ごろ神の倉テイクオフに着くと、山が鳴っている。
10m近く吹いているので、早々に下山。

2時頃風も納まって来た様なので、2台で神の倉に上がる。
北か西かどちらから出ようかと迷う。
ラインチェックは皆さんがしているが、後10分もすれば又日が翳ってしまいそうなので、
辛抱しきれない不良おやじが、一番手で出てしまった。
北斜面からテイクオフし、少し吹き上げられながら、テイクオフ前で少し荒れ気味だったが、結構上がる。
テイクオフ上空で強いサーマルヒットし、一気に+600m上がる。
GPSのスイッチを入れる。鉄塔を目指し、移動。少しバンピーな動きがする。
テクオフを見ると誰も出てこない。「どうして出ないのぉ〜」と無線を入れる。
きっちり北西で向きが悪いらしい。由香里さんが「ランディングは東風ですー」と言っている。
東???何だか気持ち悪い。山から離れ中腹の高度になると荒れている。
東風ならローターくらってもいやなので、サブランに降ろそうと向かう。
サブラン上空まで来ると、強いサーマルに会う。
山本さんが「回して〜!!」と無線飛ばすものだから、ここで降ろすと男が廃るとハイバンクで入れる。
5・9m/Secで上がりはじめ、一気に+1000mに上がってしまった。
アップダウンが激しいので、もういいや!とトップラン狙おうとテイクオフに近づくと、
大方さんが吹き上げられながらテイクオフしてきた。
あれでは、トップランは無理だなぁ〜と適当にレベルで遊ぶ。
鉄塔前でサーマルに会ったので、無意識に回してしまった。
150m位上に河原さんともう一人居たので、何とか同高度にいってやろうと追い続けた。
少し後ろに流されたなぁ〜と思いつつサーマルトップまで廻してしまった。
+700mであったので、何とか帰れるだろうと高をくくってハーフアクセル。
どうも前に走っていない様だ!!!
フルアクセル投入するも、どんどん高度を下げるばかりで前進していない。
+300mの高度で程稜線から500m後なので、稜線を越えるのは無理だなぁ〜と考える。
以前工藤さんがランディングした地点を確認する。
あそこは3.05Kmを確認しているので、あれ以上は到達しないとアウトランになる。
稜線越えは諦め、無理しないで工藤さん地点を目指す。
保垣地区も結構荒れているし、いくらかサーマルもある。
何とかあぜ道にランディング。一時間20分フライト。
宇野さんにお願いしてピックアプしてもらった。

夕方木原さんが、2回目の高高度フライト。西斜面からフロントでしっかりテイクオフ。
テイクオフしてすぐにヘルメットを触っている。
山本さんが90度ターンを支持するも、聞こえていない様だ。
テイクオフ直前まで話をしていたのに・・・・。
木原さんはアゲインスト(北)に向け、直進している。
ハングクラブハウス近くまで行って、無線復活させた。
落ち着いてアゲインストに飛ばし、無線チェックしていたようだ。
2本目のフライトであれだけ落ちついておれるとは、素晴らしいフライヤーになるだろう。

不良おやじの初「裏山友の会」ログ
河原さんのフライトログ

20041225
稲垣さんがどうしても飛びたいらしく招集がかかる。
雨が降ってきているが、仕方ない。
山に来てみれば朝から来てた広大、中村さん、うのっちは帰ってしまっていた。
仕方ないので車でクロカンに出ようと言うことに。
鷹ノ巣の山の中を車で行くことになった。みんな暇すぎ。
ちなみにメンバーは山本さん、稲垣さん、アーチスト木原さん、高石さん、河原。
ここが神の倉から見える林道かーとか行って走ってると工事で先に進めず。

福富に降りカントリーブレインっていう民家風のパン屋さんに行くことになった。
話によるとどっちの料理ショーにも紹介された程のお店らしい。
定食頂戴!っていうとバイキングしかないんですけどー・・・・どうも場に不釣り合いである。
じゃーバイキングでいーや、2200円ですぅーー。うげ、後悔したかも。
周りを見渡すとお昼時間を過ぎて残った食材がある・・選択肢が狭そう・・・後悔したな。絶対。
で、高石さんは梁に頭をぶつけまくる中、いろいろお皿に取ってきた。
一口食べると、何か違う何が?・・・・どうも全ての料理が無農薬らしく、
また味付けも独特で・・・はっきり言うとあっさり目で旨い。
肉類は無くて穀物類と野菜類のみ。
でも食べたことのない味は2200円の価値があったと思う。
木原さんは芸術家らしく、良い物を食べることができたとしきりだった。
一方、お腹が一杯にならないと気が済まないIさんと河原はひたすら食べ続け、うどんを食べ尽くす勢い。
飲み物のオレンジジュースはミカンジュース。ポンジュースとも違う。
確かにミカンの味がする。こりゃ高いはずだ。
ケーキもおいしかったですが、さすがに愛子さんのケーキには及ばずでした。

お腹一杯になったところで外を見ると晴れてきた!ってので再び神の倉へ移動。
ハングと足苅さんが霧のなか山にあがっていて、うのっちもなぜかまた山にやって来てた。
ハーネスを悩んでいる姿を見かねた高石さんからウッディーバレーの
クロスオーバーハーネスを貸してもらえることになった。ありがとうございました。
ウエストベルトを締めるとホールド感は満点。
体重移動だけでもローリングぽい動きができるほどの操作性。
座り心地も満点。ウッディー独特の考え方(フットバーの使い方)は独特だが、効果は大きい。
しかし、グライダーが腕を上回っているのでハーネス位は初心者向きでないと、今の僕には不安かなあ。
F1に出るならこの程度は乗りこなしたいんだけど、もう少し考えよう。

うのっちが魂のスパイラルで魅せてやるので、正座して見てろ!ってので正座。
でも、へなちょこスパイラルは2周で終わってしまった。次、期待してます。

木原さんがとうとう初飛び、おめでとうございます。
写真を撮るつもりでしたが、間に合わず。
ウノッチのへなちょこぶりしかとれてませんでした。
ちなみに、TOは初飛びとは思えないほど上手かったと思います。これからも頑張って下さい。


20041226
ハングが浮いてるので、昼に山に上がると北西びゅーびゅー。
とてもパラは無理なので山を下りる。3時頃になると風が落ちてきたので再度山へ。
今日は木原さんのアドバンスのサクセスハーネスを貸して頂けることとなった。
ありがとうございました。

北西風4〜5m。冬の神の倉らしく「上がるか?裏山か?」って感じ。
西から1番機の稲垣さんが発進。翼端をペラッとさせたらしく、それを見て誰もでなくなった。
で、2番機の僕が出ようと北でスタンバるとハーネス変えたのでアクセルが付いてない。
仕方ないので風が落ちるまで待つことにした。
そして、風がまた強くなり、風向きも北〜西に変わりしばらく誰も出れずにいると、
稲垣さんから「誰もでないのか?」と無線。
仕方ないので、アクセル無しで風が落ちたのを狙って発進。
予定以上の垂直上昇でいきなり+6m。
今日はどうもバンピー、上がったり下がったりが激しく、小田さんのイクシオンとか
山本さんのオメガ6がへにゃへにゃ形を変えたし、サーマルから外れると外翼がバーンて潰れていた。
でも、浮くなら出ようってのが神の倉、続々とみんな出てくる。・・・大丈夫か?
帰ったはず石田さんも戻って来るし、最近ご無沙汰の井口さん&マキゴンもやってきてた。
でもマキゴンは強風きらーいって、なかなか出てこなかった。結構賑わった一日でした。

今日のトリガーは北尾根の北西尾根筋あたりの模様。
みなさん良い飛びされていて、特に阿部ちゃんと増山さんには置いていかれることばかり。
どうもサーマル外すセンスだけはあるようです。
増山さんは、沖でサーマルあてて適当なところで乗り捨ててまた沖であててってのを繰り返す。
石井さんは雲に入るまで上げきり+900位、今日の一等賞じゃないでしょうか?
高石さんは北風なのに町の運動公園へ。
そういえば僕も北風で行きましたが、あそこって北風だと吹き上げられて降りないんですよね。
他にもたくさんのクロカン練習生の皆さんが1本成立された思います。
で、Iさんがサーマルを追いかけすぎて裏山へ。
工藤さん専用ポイント(神の倉から3050m・・・クロカンです)へ下ろしていた。
やっぱり、いつもどおり大荒れだったらしい。良い子は真似しちゃだめ。

北西強い日にありがちな、LDは東風ってやつで、中層以下が荒れ荒れ。
寒くなって下ろそうかな?と思ってると突然風が止まる・・・・・・・来るな?と思ってるとばーんとかぶってきた。
押さえてるのにも関わらずどーんとダイナミックにピッチング。
上から見てた石田さん「木崎湖帰りはやるなー」。
いやいや天然物は活きが違います、やりたくないです。あー怖かった。
たぶん、突風のフォローが吹いてきて、失速に入ってしまったので、
グライダーがかぶってきたんだと思う。たぶん。
サーマル付近で吸われてかぶったっていうのよりは、なんていうのかネガティブな感じがしたんですけど。
気のせいかもしれないです。
その頃下ろした広大のコータくん他数名はえらい目にあったらしい。
特にコータくんはあえてMLに下ろそうとせず土手の道に下ろしたらしいけど、
あれでいいんじゃないかなと思う?
僕も荒れてたときMLの横の土手に下ろしたことあるので、人のこと言えないし。
でも、トイレ掃除おつかれ。

で、怖くなったしランディングは相変わらず風が定まらない状態なので、再度上げ直して待つことにした。
しばらくすると、山本さんから木原さん飛ぶので降りろ指令が出た。了解!
しかし、山より高いところでは普通に回しても降りない。
うー。逆にTO付近の高さのグライダーは層が違うらしく上がって来れなかったとのこと・・
高度ロス覚悟で北西沖のポイントに行けば別かもしれないが、沖もアップダウンが激しすぎて
周りにダミーが居ないと行きにくかったと思う。
山より低くなるとやっぱり怪しい感じ。MLは無風だったけど安心できない感じで風も巻いていた。
あー怖かった。そして、トイレに一直線。おしっこ漏らしたらお買いあげだなあ。
俺は良いけど木原さんは怒るかなあと何度も思ったです。
+700 1時間50分 寒いのによく我慢できました


サクセスハーネスは思った以上に座り心地が良かった。安定感や体重移動のしやすさは普通だと思う。
安心してリラックスして乗りたい人にはお勧めできるかと思います。初心者には十分だと思います。
レース等を目的としたアクティブ派には物足りないかも。
前のハーネス(97年のプロフィールのエアバッグ)との比較→今のプロフィールとは別物なので、
誤解のないように。
すごーく乗り心地が良い。無理してないので腹筋が痛くならない。
(今までは1時間半飛べば腹筋が痛くなってましたが)
体重移動の容易さは違和感無い程度に良くなってる。って感じ。
できれば16センチムース+プログレスのベルト構造のモノが欲しいなあ。
あんまり需要無いだろうけど。

うちの山はいろんなメーカーを選べるのでいいよねえと高石さん。その通りですよねえ。

河原さんのログ
12月30日(木曜日)王子が岳
家のある馬木は日が差してきた。
曇り予報なので迷ったが、河原さんと10:30集合とした。
三田を過ぎる頃から一面雲が貼ってきて、細雨がポツポツ落ちてフロントガラスを濡らす。
東屋に到着すると、地森さん、川口さん、西沢さん、向井さんが着ていた。
西沢さん骨折以来始めての神の倉出勤の様だ。
霧が出て来て、荒谷山が見えなくなって来た。
地森さんが地元フライヤーと連絡取って、王子が岳に行く事となった。
もう少ししたらメンデルも来るとの事。地森スクール4名は先行した。
河原さんが大方さんの同行を伝えてくる。
大方さんは志和インターで待ってもらう。

12:30頃王子が岳に到着。既に10機ばかり飛んでいる。
テイクオフ隣りの売店屋上に登ってランディングの砂浜を確認。
真下の砂浜はすぐ県道が走っていて、しかも狭い。
溝瀬時はキャノピーの巾くらいしか無い様だ。
2.5Km東の渋川の海水浴場の砂浜が安全の様だ。
西風4Km/Sec位吹いている。
水島や渋川の訓練所や対岸の四国の煙突の端は真横になびいている。
瀬戸大橋の上に雨雲がかかり一部は雨のカーテンがかかっている。
風も6〜7mと強くなって来た。飛んでいたフライヤーも渋川に降ろした。
私もキャノピー拡げていたが断念して片付ける。

2時頃雨雲は通り過ぎ、風も3〜4mに落ちてきて、薄日も差してきてジモピーが
テイクオフして行った。
次に待ちきれない私がセットアップ。テイクオフの前は木の無い急斜面。
右10mに小さな尾根がある。左20mには岩の断崖絶壁である。
煙突の煙は西風で真横になびいている。
テイクオフの向きは南西で海抜209mである。
西風なのに、テイクオフの両サイドの吹き流しは3m位で、正面から入っている。
恐らく巻き込んで入っているのだろう。
風を見る為に立ち上げてみる。
2歩ばかり後に歩きながら立上げ、真上に来るとパワーが
全然無くなり、キャノピーくにゃくにゃになってしまう。
グライダーが落ちてしまい、ジモピーに拡げてもらった。
いきなり吹き流しが右サイドに向いた。そして次に吹き流しは無風状態に。
神の倉と違って海リッジの王子が岳で方向がくるくる変わったり、
強弱があるはずもなく、原因は西風の巻き込みしかない!。
しかし、バカな不良おやじはテイクオフチャンスを待つ。
3本共吹き流しが正面を向いているので立ち上げる。
真上に来るとふにゃふにゃとキャノピー落ちてくる。
3回目は前を向いたがテンションがない。
キャノピー落ちかけて強めに風が入ってきて後に引きずられる。
矢野さんがブレークコード押さえてくれて、「1本貸しね!」と
勝手に”借り”を貸し付けられてしまった。
次に河原さんが控えているので、「変わろうか?」と声をかけたが、返答なし。
テイクオフ上のフラットな所でなく、少し斜面のある前までキャノピーを引き出す。
次に風が入って来たので、立上げ振り向きざま持ち上げられテイクオフしてしまった。
次にキャノピー叩かれるか!と身構えたが、何事も無く前に出すことが出来た。
ブレークコードが重いので、良く見るとラインが一周廻っていた。
ビジターの場合もっと落ち着いて余裕を持ってテイクオフしないとなぁ〜。反省しきり。。。

テイクオフしてしまえば海リッジなので、後は何のプレッシャーもなくリッジを行ったり来たり。
海抜400m上がったので、海に出してみる。
テイクオフレベルまで下がったら帰ろうと沖に出す。
精一杯出した積りだが、沖合い260mだった。海抜300mでUターンして陸地へ。

矢野さんから渋川でピックアップしてくれる旨の無線が入って来た。
サーマルが入って来て、ハイバンクで廻すと、海抜500mに上がった。
今は河原さん、大方さん、ジモピーのシグマ4と私の4名ばかりである。
矢野さんは渋川海岸に来てくれているはずなので
「もう降りましょう!」と皆さんに声をかける。
450mばかりあるので、東に流しながら沖に出してみる。
海岸から沖合いに800m出していた。
真下を見ると海面しか見えないので不安になるが、山を見ると高度や沈下率
風の強さが分かるので、安心して飛んでいられる。
大方さんは陸地沿いに来ていたが、高度があるものだから、精錬所の方まで流しているので、
心配になってちょっと無線を入れる。
ジモピーのシグマ4は山に付け、もう一度上げている。
同時進入になってはまずいので、私は翼端折って高度を下げ、少し振ってもう一度高度を下げる。
後の建物が防風林で下げにくい。
ランディングして砂が入ったらいやなので、コンクリートの歩道まで移動させふんわりと下ろす。
1時間30分のフライトであった。
ひそかにトップラン狙っていたが、結局夕凪にもならず、断念!
いつかは狙ってみたいものである・・・。