2017年 6月   
  6月3日(土)神の倉特異日・海抜1350m・2時間10分
土曜日立ち上げ教室で10時神の倉集合。
立ち上げ練習は大川さんのみ。
パラの傾き修正は左右の移動を主にすることをレクチャー。
ブレークコードだけでの修正はパラの失速を誘引する。
振り向き前に一瞬の止め操作が必要なことも・・

今日はお天気もよく中層雲が出来ている。
我がボンゴで7名押し込んで神の倉TOに上がる。
TOはブローも入ってくるが風向きがコロコロ変わる。
Tさん一番手を努めるもエレベーター降下。
Nさん出て右尾根で吹き上げられ、回しながら右ボールで上げ
稜線に取り付いたとき大潰れ!
キャノピーは大波を打った格好で、直りかけては大潰れ。
3回ほど潰れ斜面にツリーラン寸前で何とか回復・・・
10名ばかりのフライヤーは息を呑んで見つめていた。
回復して前にフライト開始し出したのでよかった!よかった!と喜び合う。
その後NさんがTOに上がってきた時、緊パラを投げることを考えたか聞いてみた。
見ていてそんなそぶりは見えなかったが、やはり考える暇はなかったようだ。
あれだけ体が振り回されたら、自分も緊パラを投げることは出来ないと痛感。
お陰で過去一度も緊パラのトグルに手をかける状況になった事はない。

大変なものを見たので誰もテイクオフしなくなった。
風の雰囲気が変わるまで暇なので、藁科さん、画家の木原さん、鍛冶ちゃんの
4人で南屏風に行ってみることにした。
いつも上を飛んでいるのだが、実際歩いて尾根の起伏を感じてみる。
何度もアップダウンして、南屏風左端のコルを越えた崖っぷちに出てきた。
崖っぷちを覗くと、落ちたら大変なところをよくまあ飛んでいるものだと・・・
帰途は一度も休む事なくTOに戻った。
汗だくだくで、下にいる田原さんにスポーツドリンクをお願いする。
それを聞いていた花野さん”飲みかけですが”と半分残ったスポーツドリンクを呉れた。
喉が渇き、おそらく血液ドロドロ状態なのでありがたかった。


”三時のあなた”を狙って皆さんぼちぼちテイクオフし始めた。
私も15時15分テイクオフ。
神の倉鉄塔下に潜り込んで山肌を磨く。
トップアウト出来、そのまま有留上空まで廻して上げ海抜860m。
伐採地まで行くと下がってしまった。
もう一度戻って、ヘアピンカーブ沖でリフト発見。
くるくる廻して海抜1300m。
北の鉄塔にでも行こうかと、伐採地で海抜1345m。
更に進むとえらくグラグラする。
高度もドンドン下がるので「迫」地区でUターン。
その後延々と神の倉山系を行ったり来り。
16時50分頃リフトが強まり、海抜1130m。
北の鉄塔目指して行くも対地速度一ケタ台になる。
何だか荒れていてキャノピーがアコーディオンのようになる。
「迫」地区越えたころでUターン。
その時17時ごろは急に西風になり10m/secの風が吹いていたようだ。

 

何だか潰れそうでヤバイのでビッグイヤー投入。
時間は充分飛んだしトイレも行きたいしで、もう降ろそう。
20分間ずっとビッグイヤーを掛けっぱなしで、指は痛いし肩は痛だるくなる。
TO中腹で高度処理しているのだが、北に向くと10Km切ったり
南に向くと45Kmだったりなのだが荒れ気味なのでビッグイヤー保持。
ランディング上空でビッグイヤー解除し風上からワンターンでランディング。
2時間10分、最高高度海抜1350mのフライトだった。

 本日のフライトYOUTUBE 


ベテランの皆さんも降ろすのに苦労し、ビッグイヤーで降ろしたようだ。
2時間以上飛んでいたようです。
最近強風や強烈なリフトやら神の倉はどうしたのだろう。
温暖化でハリケーンが凄ざましいとテレビで言っていたが
サーマルにも異変が起きているのか・・・
サーマルは大きくて穏やかな方が良いのだけれど・・

一年に10階も飛ばない画家の木原さんも飛んで、2時間以上
海抜1500mを2度上げし自己記録更新を達成。
一度はランディングしようと思ったがかすかなリフトを捕まえ
海抜1500mだったそうだ。
イプシロン5の新機体で荒れていた空域を飛べたと・・・
画家の活動が忙しい中、自己記録更新おめでとうございます。

木原和敏 WEB美術館
  6月4日(日)神の倉特異日続く・海抜1896m・1時間40分・クロカン
プレジャークラブの練習生のため8時集合。
サーマルが活発になる前に一本でも飛ばせようと・・
新人さんが多いので私はテイクオフの写真撮影。
シニア連中は自分の欠点が分からないとか、認めようとしないとか
私とそっくりなところがある。
特にテイクオフは一瞬の操作の連続なので自分の操作を覚えていない。
そこで動画を撮影し、解説を入れたり悪いところをスローに編集して
皆さんにDVDを渡すと抜群の説得力がある。
そんな訳で初飛び4人組(三好さん、大川さん、、金谷さん、服部さん)の
テイクオフを撮影している。
初飛び新人さんとは思えないほど落ち着いたテイクオフなのだ。
荒牧牧場や立ち上げ稽古を熱心にやったに違いない。
初飛びの時、テイクオフで一度立ち上げて降ろさせる作業を吉岡さんがさせている。
クロスで立ち上げるので、背後2mは絶壁なのでプレッシャーがある。
余裕のある立ち上げだと実感させるに大いに役立っていると思う。
昔、留学生のホアンを飛ばす時に地森さんが同じ事をさせた。
初飛びの人には是非させる手順だと思っている。

本日初飛びの服部さん、吉岡さんの指示通り一度立ち上げして降ろす。
本番のテイクオフは落ち着いて立ち上げ見事にテイクオフして行った。
フライトも田原さんの指示にも的確に反応し無事ランディング。
ミドル新人4人組はフライトの感性は素晴らしい!
直ぐに、先輩のシニアフライヤーを追い越してしまうだろうなあ~。

吉岡さん編集の服部さん初フライト動画

大佐や王子ケ岳で飛んでいるベテランフライヤー達が
利弘さんと上がってきた。
神の倉のベテランフライヤーの先週や昨日の2000mフライトの
データを見て、5名ほど来てくれたようなのだ。

風の方向も少し定まってきたのでプレジャークラブのひーさんが
北斜面から12時36分テイクオフ。
斎藤さん、兼田さん、山本さんのじゅんでテイクオフして行ったが
サーマルに恵まれずぶっ飛び。

13時41分花野さんテイクオフ。
神の倉鉄塔下でトップアウトしテイクオフ左の鞍部でぐいぐい上げ始めた。
海抜1000m越えた頃東風の影響受けながら海抜1950m迄上がり
更に北東の風の影響を受けながら鎌倉寺山手前で海抜2463m。
その後は海抜1600mを割らない高度であちこちに走り回っていた。
「何処に行っても下がりません!」と贅沢な無線が入っていた。
その後井原駅上空で2430mに上げていた。
花野さん2時間弱のビッグフライトだった。

花野さんが出てもテイクオフの風は定まらず誰もテイクオフしない。
空には美味しそうな綿雲があちこちに有る。
上空にはサーマル雲の出来かけの薄い雲も見える。
一時間後、14時52分南風微風の中西斜面からフロントで勇さんテイクオフ。
神の倉鉄塔下に付けてジリジリと上げていった。
藁科さん、足刈さんも続いてテイクオフし上げて行く。
ビジターさん2~3人テイクオフ。
田原さんさんもテイクオフ。
私もテイクオフするので、斎藤さんにカメラを渡す。
ビジターさんテイクオフし、河野さんテイクオフし右尾根で吹き上げられていた。

藁科さん最初の10分動画

不良おやじ、15時23分テイクオフ。
ひーさんがテイクオフを構えていたので、右尾根で吹き上げられたが
テイクオフ前から右ボールにに逃げたら下がった。
テイクオフ左の鞍部に行くと2m/secのリフトに遭遇。
ひーさんと一緒にまわすのだが、遠慮して逃げようとするので
「一緒にまわせ!」と無線を飛ばす。
2回ばかり一緒に廻し、ひーさんコアを上手く捉えたようなので
私は裏山にずらしていく。
2~3m/secのリフトで海抜1250m迄上がる。
ひーさんが「海抜1500m!」と無線で叫んでいる。
少し動き回ってみようと北の鉄塔方面に向ける。
雲底近くに田原さんが見える。
稜線裏の有留地区で2m/sec前後ののリフトに遭遇し上げる。
海抜1896mまで上がりもっと探せば雲底に付けれると思ったが
いつの間にやら雲底がねずみ色なので直進に切り替え。
神の倉エリア全体を切れ目なく雲が張っている。
直進しているのだがせいぜい-1m/sec程度で、吸い上げの影響か
風のぶつかり合いのシアーなのかよく分からない。
荒谷山系上空に田原さんが進んでいる。
ひーさんも雲底近くを飛んでいる。(海抜1900mだったらしい)
嬉しがって雲の突っ込むと出られなくなるぞ!と無線を入れようと
思ったのだが、どちらに行っても逃げ道は無さそう。
吸い上げ食らって上がっているようには見えず直進している。
海抜1740mで左ターンし、「迫」地区の上空に来たが下がりっぱなしなので
もう一度左ターンしランディング場上空。
そこで1m/sec弱の弱いサーマルにしがみ付く。
南に流れながら廻し続け海抜1800mまで上がる。
白木山へご挨拶に行こうかと、その旨無線を入れる。
時速30Kmを越えて走っているので海風は到達していない?
志和口駅上空に2機ほど2000m付近にいる。
一回転ゆっくり廻して見たら海抜1817mに上がったのだが
さっさと白木山を見に行こうと離脱。
時速30Km、-1m/secの沈下程度で進む
お約束の地(高圧電線十字交差点)の上空海抜1350mで
来たのだが瑞兆なし。
白木山でリフトあるかもと構わず進む。
時速30Km越え、-2m/secの沈下程度で進む
白木山手前1500mで稜線より下がるのでランディン場所探そう。
依然降ろした中三田駅付近の土手にしようか・・
県道を越え対面の安陀山の山腹に海抜450mで取り付く。
弱いリフトで安陀山のお腹をくすぐる。
なんとか安陀山の高さには回復(海抜740m)。
ピックアップお願いするのにもう少し近くが良いかなと
高圧電線を越えられるか悩む。
高圧電線に向かう(北東)も20Km少ししか進まない。
悲しくても電線上空500mは欲しい。
時間的には海風が入ってきてもおかしくないのだが・・・
もし電線上空で強風に会うと大変なことになる。
我が愛機「バズZ4」のENーBでは強風のバックフライト恐怖が
トラウマになっている。
依然降ろした西川ゴムの橋のもう一つ下の三田橋の土手に降ろそう。
海抜350mになると海風か?そして結構荒れている。
何とか我慢して高度を下げ細い土手にランディング。
最高高度海抜1896mで一時間40分のフライトだった。
ゴープロにSDカード入れ忘れたのでフライト動画なし。

私の直ぐ後に出た中村ひーさん。
テイクオフ南側の鞍部あたりで私と一緒に上げた。
その後自力で海抜1900m上げて、荒谷山上空や神の倉伐採地上空を
動き回ったようだ。
高度も飛行時間も自己記録更新を果たしたひーさんは降りてきて、
プレジャーの皆さんを捕まえて嬉しそうにフライト報告をしていた。
私のピックアップしてくれた車内でしっかり聞かせてくれた。
GPSのミニUSB端子の具合が悪く折角のデータが取り出せない。
残念!!

ひーさんのフライト感想を貰った。

南の尾根の向こうの谷の上空。
前回1000mオーバーを果たした同じ場所。
今日もそこでサーマルヒット、慎重にしっかり廻していく。
今回は外す事なくすんなりと上がっていく。
他機の割り込みに恐れる事もなく、少々荒れてはいたが
「まあ、いつもの事」と・・・気付けば1500m!!
喜びのあまりオヤジに報告。
他のNP生もその無線を聞いていたそうだ。
更に廻すこと、2000m弱!!!みるみる雲に吸われていく。
そこに待っていた景色は今までに見た事のない
うっすらと丸みかかった神の倉でした。
ああ・・・これでどこにでも行けるんだな・・・・ 


花野さんが私のフライトログページをフェイスブックに
リンクを張っても良いか聞いてきた。
私のフライトログページを見てビジターさんが神の倉に
来てくれるようなら嬉しい。
神の倉ベテラン達のログを出来るだけアップして宣伝に努めよう。

私のフライトログページ

 6月9日(金)孫に会いに・・
息子の嫁から父の日に何を送りましょうかとメールが来た。
欲しい物は何もないのでレストランで食事を奢ってくれと返事。
孫息子(いつき)には生まれた時に会いに行っただけなので
7ヶ月でどれだけ大きくなっているか確認しようと思った次第。
昨夜0時過ぎてANAの「スマートシニア空割」をネットで注文。
当日空席があれば65歳以上は広島→羽田を11,990円で乗れる。
平日であればどの便も空席はある。
新幹線より安いので最近は専らこれを利用させてもらっている。
17時出発で18時25分羽田着。
横浜駅までバスで行き、JRの根岸線で根岸駅に到着。
新潟まで日帰り出張だった息子が孫娘ひなこと迎えに来た。
ひなこ(4歳弱)はベビーシートに座っていたが、足をバタバタさせて
両手を広げ歓迎の意を表して呉れた。
やっぱり女の子は可愛いなあ・・
家について”いつき”を恐る恐る抱いてみる。
ひなこの時はギャアギャア泣かれてしまったが・・
いつきは大人しく抱かれている。
あやすと笑ってくれた。
立って抱いているのも腰が疲れるのでソファに座る。
いつきをお腹に乗せて胸に頭を沿わせていると眠ってしまった。
ジージが子守に役立った!初めての経験で思わず私の頬が緩む。
ひなこはバーバとお風呂に入るのを楽しみにしていたようだ。
  6月10日(土)保育所の父母参観
10時から保育園の父母参観日がある。
家族は2名のみの人数制限がある。
ジージとバーバに権利を譲ってくれたので二人で保育園に・・
ひなこが父母と一緒でないと嫌がるかと思ったがご機嫌さんだ。
父母とお遊戯をしたりゲームをしたりの時間であった。
とてもお遊戯などは出来ないので、私は専ら撮影のみ。
集中度の悪い園児達を上手くまとめて進行する手腕の
先生達には頭が下がる。
帰りに保育園の近くの公園に寄る。
ひなこは不器用かな?と思っていたのだが、ブランコを自分で
漕いでいるを見て安心した。
鉄棒にぶら下がって逆上がりで足を抜いて降り立っているのを見て
運動神経はまずまずかな?と・・・
キャッチボールが出来なので、今度我が家に来たら少し鍛えようかな・・・
お昼は「しゃぶしゃぶ」専門店に行く。
家に帰ってバーバに本を読んで貰ったりおままごとをしたり・・・
夕食で箸を使っていたのにはびっくり。
幼児の成長はちょっと見ぬ間にびっくりするほど早い。
これを見るのが祖父母の極上の喜びなのだ。

 6月11日(日)羽田空港へ
1時に当日割引を検索したら夕方の便は満席で、
14時55分しか空席がなかったのでこれを注文。
近くの三渓園のしょうぶが見頃とのことで、住民用の無料パスを借りて
ひなこといつきを連れて行く。
ひなこは鯉ちゃんの為に3月から残して置いた「ひなあられ」を持参。
ひなあられをやると、2~30匹の鯉が大口を開け群れ寄って来る。
ひなこは大喜びである。
羽田空港で昼食をしようと10時すぐには出かける。
12時前なのにどのレストランも10名ばかりの行列。
これほどの人だと何でも商売になるのだと感心する。
飛行機の発着を見物。
分かれの時、ひなこに手を広げると走ってきてハグしてくれた。
前回は無理やりのハグだったなあ・・
夏休みには広島に来る予定。
 6月13日(火)平日飛び雲底海抜2080m・1時間10分
P証の宍戸さんの呼びかけで平日飛びが8名参加。
北風メインで弱い。
B証の平松さんが居るのでサーマルが活発にならないうちに
という事で9時集合だったらしいが私は10時に行く。
皆さん1本飛んだので2本目一緒に上がる。
皆さん飛んだ後飛んだが、何か怪しい風。
少し休もうと昼食を食べに、遠い親戚が館長の「やすらぎ館」へ行く。
420円の「やすらぎうどん」が大受け。私は冷やし中華。

3本目も神の倉テイクオフへ。
プレジャークラブ山本さんが一番手でテイクオフ。
神の倉麓まで下がってしまったが何とかサーマルヒットし
一度も外すことなく雲底海抜2080m、1時間10分のビッグフライトだった。

山本さんの感想

平日にもかかわらず、ベテラン3名、P証取得者3名、
自分を含めNP以下2名と豪華メンバーが集まりました。
風もそこまで強くなくフライトには絶好のコンディションでした。
ところが1本目、2本目ともトップアウトどころかほとんどの人がぶっ飛びとなりました。
3本目は絶対上げたいとの思いは全員心の中で思っておられたと思います。
リッジで粘るかどこかにあるサーマルを期待して前に出すか?難しい判断となります。
3本目は久々自分が1番バッターで出ました。
リッジフライトをしながらサーマルを探すという都合のいい選択をしたのですが
案の定TOから165Mも下がってしまいました。
ランディング場との高度差は170Mです。
ここで上がらないとランディング場に帰らないといけない高さでした。
少しづつ上がりだしたので丁寧に回しましたが思うほど上がりません。
ところが少しずらしたら強いサーマルがあり一気に上がりました。
稲垣さんから雲の吸い上げ?との無線がありましたが雲底が段々近くなり
2000Mを超えたのでサーマルから逃げました。
結果的には2080Mの高さに到達しました。
嬉しかったのは1番バッターで出て最後のランディングだった事です。
次回は2200M到達したらコメントをのせさせていただきます。

2番手は柳田さん。
テイクオフ右尾根でサーマルヒット。
上げ続けて自己最高記録海抜1690m、35分のフライトだった。

柳田さんの感想

この日は、新品のフライトスーツを着ての初フライトでしたので、
飛べたことで嬉しかったです。
山本さんが、低い高度から上げ直して気持ちよくフライトされ
しかも、「私のフライトスーツが役に立つよ」なんて、無線まで入れられて
上げられなかったら何言われるかなぁ、なんて思いながら・・・
でも
本流か北でしたが、南から回ってくる風で(多分サーマルの吹上なのかな~)
なんて考えながら、西からテイクオフできそうだし、リッジもとれそうなので
テイクオフし、すぐに右に回り込んだらトップアウト出来たので、しばらくリッジを
使って上げていったので
テイクオフ上空でのサーマルを拾うことができたのかなーと思っています。
順調に1000Mを超え1500Mを越えたあたりで、大夫、南の方に行っていたので
山本さんが遊んでいた、
荒谷に移動を始めたら高度が下がってきたので神の倉に戻ってみました。
しかしサーマルを見つけられず、ランディング。
今回の1690mは私としては、最高高度で満足しています。
景色もゆっくり楽しめて良かったです。

残りの5名はサーマルに恵まれずぶっ飛びとなった。

フライトログのページ
 6月17日(土)河田さん来広
プレジャークラブの九州遠征では美祢市の河田さんに
いつもお世話になっている。
河田さんは伐株山を中心に大観峰などいろいろ九州のエリアを
知っていて案内もお願いして貰っている。
前回神の倉に来られた時はぶっ飛びに終わったようなのだ。
今回は高く上げて神の倉のポテンシャルの高さを感じてもらいたいものだ。
10時頃東屋に集合し、11時過ぎ荒谷山TOに上がる。
本流は北東気味だが、荒谷山TOがサーマルポイントのようで
無風になったり風向きもコロコロ変わる。
ベテラン達も荒谷山Oに上がってきた。
今年の入梅宣言から10日も経過しているのに殆ど雨が降らない。
例年梅雨の晴れ間はよく上がるのだが、今がそんな条件なんだろうか?
この2~3週間高く上がる日が続いている。
神の倉特異日と紹介しているのだが、皆さん毎週上がっている。
花野さんがフェイスブックで私のGPSログのページを紹介した。
ビジターさんを神の倉に呼び込む為、神の倉フライヤーのフライトデータを
集めて、宣伝に之努めようと思っている。
ベテラン中村さんが遅れて上がってきたが、「俺が出ないと誰も出ないのだろう」と
呟きながら一番手を務めるべくパラを広げた。
私も二番手を務めようと準備しスタンバイ。
なかなかテイクオフ出来る風が入らない。
汗はダラダラ、声がかすれて来た。
花野さんが見かねてスポーツドリンクを差し入れしてくれた。
空の事故でなく地上の熱中症で救急車は恥ずかしい。
ぶっ飛んでセブンイレブンに行こうとしたのだがまだ風がない!
たまらずテイクオフは止めて、スポーツドリンク2Lを買いにボンゴで降りる。
セブンイレブンで空を見上げると数機高く上がっている。
ぶっ飛び2機をピックアップし荒谷TOに上がる。
河田さん3本飛んだがサーマルに恵まれず。
私も13時30分テイクオフしたがぶっ飛び。
夕方河田さんと田原さんを誘って「ふかわの湯」へ行き
風呂に入って夕食を済ませる。

花野さんは試乗機LM6でよく飛んだ。
海抜1800mで1時間40分フライト。
花野さんの感想

17日コメント
初めてまともなコンディションで乗るDクラスのLM6。
テイクオフは良い風・良いタイミングでテイクオフ出来た。
南の稜線付近から+2前後の穏やかで綺麗なサーマルが上がっており
普段のデルタ2と変わらないコントロールで1400mまでゲイン。
少しウロウロしたがこれ以上上がるポイントが無く1300mに下がったところで
神ノ倉側に移動開始。
この日は東風で神ノ倉に移動するのは向かい風に近くなるがトリムで35km前後
出ておりアクセルを4割程踏むと軽く45Kmから50Km近く出てくれる。
下がりも少なく安心して移動出来る感じ。
神ノ倉側に移動すると割と活発でバンピーなサーマルが歓迎してくれて
少し揺られながら10分程で1800m近くまで上がる。
その後高度を利用して鷹巣方面に移動したが向かい風で上がらず途中真ん中付近でUターン、
再度神ノ倉で少し上げて北鉄塔付近まで行ったり戻ったり。
緊張でキャノピーを見過ぎて首が凝ってしまい1時間40分程でLDとなった。

GPSフライトログのページ
 6月18日(日)ランディング場70mからの復活・海抜1479m
今日は8時からプレジャークラブ練習日で20名集合だそうだ。
9時半過ぎに行くと、新人たちはもう一本目を飛んでいた。
来月鏡山へプレジャークラブの遠征で行く予定。
5月に鏡山で飛んだ動画を飛んだ3人分をコピーして皆さんに渡す。
鏡山から海岸へ届くかどうかの目線の変化を動画で確認して欲しい。

11時過頃河田さん達を連れてボンゴで荒谷テイクオフ(TO)に上がる。
ハングが5機ばかり組み立てていた。
ベテラン達も上がってきた。
遅れてきた勇さんが一番手を努める。
南小山ではリフトに恵まれず、マキゴンポイントで上げ始めた。
それを見たハングやベテラン達もテイクオフし上げて行った。
河田さんもテイクオフし上げて行った。
※後から聞いたら海抜1600mを飛んだらしいので ホッとする。
 ビジターさんにはいい思いで帰ってもらいたいですから。

12時40分、私もテイクオフ。
テイクオフ前でリフトゲットし、今日は18日なので苦手な右旋回。
白い機体は18日を気付いてないのか左旋回。
テイクオフ前を離れてマイサーマルを探りに南小山上空へいき、左旋回。
TO前でサーマルが有るため、フォローか無風に近いのか
スタンバイのパラがなかなか出て来ない。
先に出たベテランパイロットやハングも空高く散って行ってよく見えない。
海抜970mまでは上がったが既にリフトは品切れか??
マイサーマルは何くぞ?テイクオフ上空に戻ってみる。
テイクオフした1機が正面尾根を下がって行き、もう一機出たが同じ運命か・・
本流北東なので、荒谷山で受けていないか近寄ってみたが
何だか上がりは悪いし荒れ気味なんですぐ離脱。
先ほど出た白い機体はトップアウトしていて、TO上ですれ違う。
探りながらメインランディング(ML)に向かうも下がる一方。
お寺小山を何とか越え、MLを見ると未だ誰もランディングしてないようだ。
自分が一番手でランディングの憂き目を見るのは嫌だなあ~
MLに来てランディングアプローチしようとした時、微かにバリオがささやき始めた。
地上70mだが、何とかなるかな?とそっと探りながら廻す。
少しづつ神の倉側に寄せながら、リフトの纏っている所が有ると信じて辛抱。
お寺上空に来た頃+2mのリフトに遭遇。
北よりの風で神の倉TO南の山腹に寄せながら上げていく。
稜線上では3~4m/Secのサーマルに育っていた。
海抜1170m迄上がって寒くなってきた。
今回もフライトスーツを着ていなくて、薄いシャツ2枚だけしか着てない。
もう良いか!とサーマルを抜け出す。
「白木の郷」老人施設あたりに廻り込んで高度を下げる。
ML方向に向かうと時速25Kmなので充分に届くだろう。
MLの南側の集落付近で、TOより100m低い高度で戻るとバリオが鳴き始めた。
寒いと逃げて来たのに、バリオの甘い囁きを聞くと廻してしまうのがフライヤーの性。
いい加減に廻しているのでコアを外しながら・・・でも上がっていく。
今日はあちこちでサーマル雲が沸いている。
上空に薄い出来始めのサーマル雲が有るのでそれを目指す。
北風に押されながらもまわし続けて、南屏風上空海抜1480m迄上がった。
もう寒くてたまらん!もうやめた!
トップランしてボンゴで下山しようかと荒谷山TOに向かう。
ずっと下がりっぱなしで進む。
マキゴンポイント尾根の両サイドで滑り台で降りていく2機体が見える。
いくらかリフトがないとトップランは難しいがなあ・・
荒谷山TO右のボールでリフトに当たる。
児島さんがテイクオフしてTOには誰もいない。
トップランアプローチをするのだが、思うところで下がらない。
トップランするな!と心得てMLを目指す。
ランディングアプローチに入るとグランドサーマルで高度が下がらない。
南風に変わっているので駐車場に廻り込んで降ろそうとしたが
思うほど下がらずランディング場の端まで伸びた。

今日は地上70mからの復活が何よりうれしい。
海抜1470m、1時間15分のフライト。

 本日のYOUTUBE動画

ベテラン達は海抜1500m以上で2000m越えもあったらしい。
今年6月の神の倉は特異日が続いた!!


花野さん今日も試乗機LM6で海抜2200m2時間強フライト
花野さんの感想

18日コメント
17日に引き続きLM6試乗2日目。
神ノ倉東側で昨日より少し強く小さめなサーマルが出ていた。
20秒/転程、やはり上手い人とのガグリングは楽しい!!
15分程で2050mまでゲインし少し探るが上限ぽいので
積雲が発達していた神ノ倉側へ移動開始。
昨日と同じ様に-250m程で神ノ倉側に付ける。
神ノ倉側で再度上げ直して2100mまで上げたところで今度は荒谷山側で
積雲が出来ており荒谷側に戻る。
少しシンクもあり1700mで荒谷へ付けた。
荒谷テイクオフ付近から北風に乗って上がってくるサーマルで2200mまで上昇!
、ホントに最近の神ノ倉はどーしたのかと思う程良く上がる。
そこで稼いだ高度を使って白木方向に流すも普段なら有る筈の
志和口駅の裏山にサーマルが見あたらない。
もう少し…と高圧線十時鉄塔付近まで移動してみたが、このままでは試乗機で
変な所にランディングしてしまいそうなので安全を考えて神ノ倉方向に戻す。
テイクオフ少し裏で鍛冶ちゃんが+2位で綺麗に気持ち良さそうに上がっている。
神ノ倉の南屏風付近迄はずっとシンクが続き高度は800mに。
鍛冶ちゃんの居た付近まで戻ると強いリフトが有ったので小さく回したり
ズラしたりと探るがどうもサーマルが定まらない。
高度も強い割には+200m位しか上がっていない。
テイクオフより北寄りに移動してみようと真っすぐ稜線の少し裏付近を
移動してみるとあれよあれよと上がって行く。
どうやら稜線上でコンバージェンスが出来ている様子。
テイクオフと北鉄塔を真っ直ぐ2~3往復するだけでまたまた2000m、
梅雨前の大バーゲン状態だった。
何もしなくても上がるし真っ直ぐ上がるのはどうも気持ち良くない、それにそろそろ
寒くなってきていたので本日3度目の荒谷に移動。
1200で付けて少し回して1800になったところで寒いので向原方向に
移動するとこちらにも積雲が出来ていた。
さすがに寒いのと昨日に引き続き首が痛くなってきていたので下ろそうと思い
サーマルの無い場所を探す。
丁度神ノ倉-荒谷北の間付近がシンク帯になっていたが少しズレるだけで
サーマルバンバン状態。
何とかランディングまで残り200mまで降りたがそこで10分ほど彷徨ってしまった。
ホントに最近の神ノ倉は上がりまくりという感じのこの頃でした。

LM6の感想
普段デルタ2のML(85-105)に95Kgでフライトしていますが、今回お借りしたLM6は
MLサイズ(90-105)に96~97Kgで試乗させて頂きました。
ノーマルでD2より2~3割増しの性能な気が?します。
トリム速度も速いしアクセル踏むと更に割り増しが増える感じ。
その代わりグライダーの挙動は1.5割増?
まあ慣れてないのも有ると思うのでビビり要素も含んでいると思いますけど…(^^ゞ
ハーネスに座ってコントロールしているとサーマルに対する挙動が
かなりシビアに伝わってきます。
同じサーマルでもより細かくというか短い時間で伝わる感じ。
サーマルを感じる感覚はとても分かりやすいと思うけど、その分激しい変化(潰れの様な)には
素早く反応しないと押さえが間に合わない可能性も…。
翼端はアスペクトが違うのでフルフルするのが気持ち悪いけど慣れ?かなという気もします。
それからD2との違いでとっても気に入った点は移動の時にCライザーコントロールが良く効く事。
ちょっとした大きなターン位ならCライザーでも出来る位。
D2は方向の修正も余り効いてない気がする。
荒れてる空域の移動でもCライザー持ってると安心感倍増でした。
とても欲しくなる機体だけど大きな心配点はランディングかも…、
サーマルコンディションでランディング周辺からサーマルが出ているタイミングでの
ランディングっていう事も有ったけど高度がなかなか下げられない。
D2ではごく軽くウイングオーバーっぽく振って高度を無理矢理下げたり出来たけど、
Dクラスはどうなのかなと…
今回はランディング真ん中近くまで伸びてしまって、最後は少し振って綺麗に偏流に合わせて
降りられたけどXCではランディングを選ぶかなぁってのが正直な感想でした。


GPSフライトログのページ
  6月25日(日)新人の座学
ひと月前に神の倉デビューした人達がGPSを手に入れた。
飛びながらスピードや方位や高度を確認できる。
自分の飛びの反省や先輩達のフライトを研究できるカシミールを
パソコンにインストールする為我が家に集まってもらった。
日曜日の雨の日には集まってもらい勉強会をすれば、飛べない日も
有意義な一日になる筈だ。
カシミールソフトをCDとDVDに人数分だけ焼き付けておいた。
今日の講師は田原さん、助手は斎藤さんと私で学生は8名。
我が家の椅子を総動員しても10脚はないので、嫁さんが
友達の所から借りてきてくれた。
三好さんは数日前からパソコンが動かなくなり田原さんに預けた。
数日後稼働出来る様になったらしい。
カシミールと地図のインストールは何とか完了。
自分のフライトデータ又は私のHPからフライトデータを取って来て
カシミールで見る方法を勉強。
KMLの拡張子ならばグーグルアースで3Dで見ることも実演。
後日私の失敗ランディング(バックランディング)のデータを送り
何mバックしたかの宿題を出した。
カシミールでデータを見る訓練になったと思う。
 6月28日(水)プレジャークラブビール会
プレジャ-クラブのビール会にご招待を受けた。
今年の会場はリーガロイヤル33Fのレストラン シャンボールだそうだ。
なんと豪華なビール会!!
17時ごろ田原邸にボンゴを置かせてもらい、紙屋町まで歩いていく。
デオデオに寄って最新のパソコンや外付けハードディスク等見て廻る。
本道り端の「ドスパラ」に立ち寄り、マイクロSDなど買う。
19時15分前にレストランに行くと吉岡さんと榎本さんが既に到着していた。
いつもは皆さんを出迎えてくれる宴会部長の石井さんが見えない。残念!
皆さん続々と集まってきた。
会場はリーガロイヤル33Fのレストラン シャンボールなので
神の倉で見る皆さんとは別人のようである。
こんなにも美男美女の集まりだったとは・・・リタイヤ組はさほど変わらず(笑)
なんと新井本さんが何年かぶりでの参加参加であった。
新井本さん達と2004年に行った石垣フライトの思い出が懐かしい。
台風に追いかけられたがホテルでの宴会が一番の思い出となった。
お酒が一滴も飲めない私に乾杯の音頭を取れと言う。
泡が立っているのがよろしくて、ノンアルコールビールを注文。
飛べない日曜日には我が家で座学や、参考になる雑誌の切抜きの
独学やらをもっと強化したい旨を述べて乾杯。
高級レストランの雰囲気と33Fから眺める美しい夜景は
皆さんを余計に酔わせたようだ。
おいしい料理と楽しい会話であっという間に1時間半が終わり
残りの30分はビンゴゲームで盛り上がった。
現在プレジャークラブはA/B級生とNP生とP証が三分の一づつ居る。
真に発展性のあるクラブになったものだ。
事務局・吉岡さんの倦まずたゆまずの地道な努力と
スタッフ達や先輩達の無償の協力の賜物である。
プレジャークラブはもっともっと伸びていくだろう。