2023年 4月   
 4月9日(日)ゲンコツサーマル心が折れた
先週は連盟の総会・山掃除の後は強風のため飛べなかった。
今日はリベンジとばかり皆さんはやめに来ていて第一陣は
すでに荒谷山に上がっていた。
第二陣で春さん号で上げてもらった。
皆さん全員テイクオフし終わり、高く上げてはいるのだがパラの動きが
ピッチングを起こ仕掛けている。
春の荒れ荒れサーマルが続いていたので飛ばないで置こうと
思っていたのだが、ベテランたちがどやどやTOに上がってきた。
一緒に飛ぼうと用意したら、やっぱり私が最初に飛び出てしまった。

12時18分、ブローが入って来て一瞬持ち上げれ押さえてテイクオフ。
出てすぐに先発隊が上がった正面を探るのだ50m一気に下がった。
TO前を探っているとザワザワと予兆があり下から突き上げる直下型地震のような
ゲンコツサーマルにアッパーカットを喰らう。
細くて強烈なサーマルなので切り込めないのか?
ピッチングを起こしている感じはあまりない。
青空にサーマル雲は小さいながらも出来ては消えを繰り返している。
突き上げるリフトはすぐに治まりキリキリ廻す程の事はない。
突き上げられ次に大潰れの予感もあるので、心も折れて沖に出す。
MLに向かおうとしたら正面ボールの益本さん(お米を頂いている)の集落上空で
バリオが囁き始め、たまらず廻し始める。
心が折れて逃げ出してきたのに条件反射的に廻してしまうフライヤーの悲しい性。
3m/Secのリフトもありサーマル細いのかきっちり捉えきれないが
海抜923mに一気に上がった。
神の倉山系に谷渡りしようかと思ったがシンクがマイナス3m/Secもあり
やはりメインランディングを目指そう。
ずっと下がり続けメインランディング場へ。
南西風強めでグランドサーマル成分もあり八の字旋回で高度処理。
今日は何もできなかったので本気でターゲット狙う。
何とか右足は白石の端を踏んだ。

21分間の心の折れたフライトだった。
田原さんはテージャスランチ、マツダさんは下志和地へクロカン。

本日のYOUTUBE動画

 フライトデータのページ

  4月18日(火)厳島神社 桃花祭 神能組
毎年4月16日~18日 厳島神社の能舞台でお能と狂言が奉納される。
我が社中「広島明生会」は今年の演目「半蔀」と「融」の地謡に参加。
皆さん立派に謡い上げられました。
私は膝の半月板を手術で除去して以来、厳島神社の能舞台に上がれていない。
今年も地謡の場面をYOUTUBE動画にアップした。

  半蔀」

  「融」

 4月11日(月)我が家の外壁塗装
我が家の外壁に触ると白い粉が手に付きだした。
塗膜が劣化してしまい防水性能も無くなっている。
前回外壁塗装したのは2009年で自分でやったのだった。
時間は充分あるので自分でやろうかと考えたが
とても体力が続かないだろう。
専門の職人さんに入ってもらった。
11に足場屋さんが1日で組み上げた。
職人さんはすごく丁寧にもくもくと仕事をこなしていった。
こちらが気が付かないところも丁寧にやってもらった。
この仕事ぶりなら知人に紹介してあげても
間違いない人と感心した。
28日に風呂場の塗装ですべて終了。
私の若いころの職人さんは難しい人が多かったが
塗装屋さんと言い足場屋さんと言いスマートな仕事ぶりだった。
一部上場会社の職能人がスマートなのは分かるが
今や零細企業の職人さんまでとは・・・
世の中は大きく変わっているのを実感させられた。

 4月28日(金)蝋燭薪能
今回の護国神社での蝋燭薪能は神社境内で開催する予定だったのに
4日前に大雨となり当日は10mの風予報となり、特設舞台の
設置業者さんによると「鏡の間」が耐風強度が持たないとのこと。
残念ながら護国神社での開催は急遽アステールプラザに変更。
中国新聞での社告や護国神社のHPで広告、そして
先行販売の人には電話連絡するも・・・
それでもご存じない方々が当日護国神社に来られ急遽
アステールプラザに急行して頂き多大なご迷惑をお掛けした。

 能・・・・「弱法師」 シテ・・・粟谷明生
 狂言・・「磁石」   シテ・・・野村萬斎
 能・・・・「葵上」   シテ・・・長島 茂

粟谷明生師は我が広島明生会の先生。
野村萬斎師は粟谷先生の若い時からのお仲間の様子。

何とか無事に終演となって胸をなでおろす。
急遽変更の連絡方法が来年に向けての大きな課題となるなあ。

 4月30日(日)名残の春サーマル
今月はパラ以外であれこれ忙しかった。
4月も今日で終わりなので飛びに行こう。

14時2分、北西風の神の倉北斜面からテイクオフ。
春のサーマルは活発だが荒れているほどでもなさそうで
あまりシンク帯にも会わず、何度も上げ直しが出来た。
伐採地で良いサーマルに遭遇し一気に1840mに上がる。
舛本さんと隅田さんに同高度で出会えてうれしかった。
あれこれあったが2時間40分のフライトであった。
詳しくはYOUTUBE動画で・・

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舛本さんのフライト感想分を貰った。

先発隊はみんな揃って“ぶっ飛び状態”だったので、日差しが出るまで
待機を決め込んでいたのだが、川原さん、黒飛さんたちが
ぶっ飛び覚悟で準備し始めた。
一人取り残されるのも淋しいので私も続いてスタンバイ、
午後1時半神の倉のテイクオフとなった。
なんとかリッジは取れるのでかろうじてトップアウトするものの案の定、
それ以上は上がらず、ずっと山肌の雑巾がけに精を出す羽目となった。
「まぁ、これも練習よ」とは思いながらも、山肌近辺の不安定なリッジに
へばりつくのは神経と体力を消耗するものだ。
一時間経過した辺りから「もう、しんどいわ・・・。
沖に出して降りよう」と思い始めた。
そう決断した時に限ってリフトに出会うので、「じゃあ、もう少し・・・」と。
これが稲垣さんの言う“フライヤーの性”なのか、陽も出てきたこともあり、
そのまま2時間近く粘り通した。
さすがにもう降ろそうと思った途端、サーマルコアにぶち当たった。
降りると決めたのにまた回してしまう。
気づくと1,800mくらいまで一気に上昇した。
ようやく、来たかと思ったのだが、「寒い、なんじゃこの寒さは・・・」今日は神の倉だし、
そう高くは上がるまいと、薄着を選択した自分を恨んだ。
とは言え疲労も溜まってきたし寒いしで完全に精神的なスタミナが切れた。
ここからはいつもとは逆のシンク帯探しである。
1,000mを切ってくるとやはり温かい。
少し元気を取り戻したところで、それ以上なかなか下がらない。
夕方のアーベントタイム、グランドサーマルを避けながらようやく2、300m下げてくると、
今度は西から山を越えた風がかぶってくるのか気持ちの悪い揺れ方をする。
こんな高度でつぶされてなるものかと神の倉の麓近くで高度処理。
前日の大雨のぬかるみを避けるため、ターゲット10m南寄りに狙いを定め、
午後4時過ぎ無事ランディング。
自己最長2時間半のフライトとなった。
フライト時間更新は嬉しいが、翌日になっても疲れが残った。
フライト技術を磨くことも重要だが、自分の身体を鍛え直す必要性を痛感した週明けであった。

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隅田さんのフライト感想文をもらった

新しいグライダー(Rush6)に乗り始めて3本目、前回はクロカン成功したので
今回も頑張ろうと思い、気合いを入れて飛んだのですが・・
その日の1本目はぶっ飛び、その後にテイクオフした人たちが全員
上がっていくのを見て、先に降りた人たちと急いで神の倉にあがる。
ぜったい先に出た人たちより高く上がろうと思っていました。
リッジソアリング風にみんな飛んでいました。
TO前からすぐにあがっていきました。
思っていたより荒れ気味で、北風でヘアピンカーブあたりで上がるんだろうと
思いながら行くとやはり正解。
割と高い位置がキープでき、グライダーの操作も慣れてきたので、西さんから頼まれた
神の倉の上空写真を撮ろうと頑張っていました。
時々強いサーマルが来るのでびびりながら撮っていました。
なるべく広い範囲を探ってみようと回しているとちょと違うサーマルが来たので、
稲垣さんならここでハイバンクにするんだろうなと思って、回していると
今までよりも高く上がる感じになっていきました。
向こうの方から、舛本さんと稲垣さんが近づいてくるのが見えたので、そのまま回していると、
ガーグルになってきて、楽しくなってきたのですが1700m超えるととても寒くて、
上がりきったような感じもあるので離脱しました。

稲垣さんと同じサーマルを回して、雲底近くに行ったことに自分がレベルアップしたことを感じました。
フライト時間1時間30分、最高高度1750m

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舛本さんと隅田さんのデータも貼り付けてあり
フライトデータのページ



本日のYOUTUBE動画

私のフライトログ