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2011年頑張ってまだまだ書くぞ!リタイヤメント生活も6年目だ!ついに初孫誕生!

春だ!クロカンシーズンだなぁ~

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2014年 5月   
 5月6日(火曜日)連休最終日 是枝さん高照寺~甲立
今年の連休は晴れマークが続いたのだが、昼頃から6m/Secを越える
強風になり、あまり良い飛びにはならなかった。
中国地方の各エリアではそれなりにクロカンを成功させていた。
我が神の倉では誰もクロカンに出ていない。寂しい!!

今日も昼から4~5m/Secの予報なので早めに1本だけでも飛ぼうと思い
9時半過ぎに神の倉に到着。
昨夜から車で寝ていたファルフォークの営業さんが試乗機を
沢山積んで待っていた。

皆さんデルタ2、スイフト2、私はバズーZ4を借りた。
10時半頃には、8人が2台に分かれて神の倉にあがる。
北西の風が最大7m/Sec吹いている。
小一時間ウエイティングしていたのだが、2名残して車で下山。
13時ごろ、竹井さんとラーメンを食べていると良さそうですよと電話貰う。
駐車場に戻ると4機が飛んでいる。
竹井さん、花野さん、立川さんの4名でもう一度神の倉TOに上がる。

高く上がっていた2機も神の倉山頂高度に下がってきた。
テイクオフ場近くに飛んできて、テイクオフを誘っているようだ。
時折6m/Secを越えていたが花野さんテイクオフ。
鉄塔下で皆さんと同じようにジリジリ上げていった。
5m/Secを越えないようになったらテイクオフしようと準備する。
ライダーとカメラを構えた男性が既に1時間も飛び立つのを待っている。
二人に「ずっと待ってもらっているので飛びますよ」と声を掛ける。
風は北西3m/Sec位なので、北斜面からからテイクオフ。
すぐに右尾根(北から出たので左だが・・・)に付けると良く上がる。
尾根のリフトを使おうとリッジソアリング。
5m/Secで上がる所もあり、基本強風なので乱流に巻かれないかドキドキ・・
北に向けると一ケタ台、フォローだと40Km/hを越える対地速度。
リフトを外したようなので鉄塔下に移動。
2~3m/Secで海抜950mまで上がった。
神の倉山頂上空を探ると再度上がって海抜970m。
リフトを追いかけすぎて有留上空に行くとバズーZ4では戻れなくなるかも・・
北の鉄塔を目指そうと北に舵を取る。
対地速度が15Km/hに落ちると言う事は、この高度で6m/Sec吹いているということか・・
移動中、0Km/hになる事も・・・
2~3m/Secで下がる一方なので、ヘヤピンカーブの吹き抜け鞍部を
越えた所ででUターン。
ヘヤピンカーブまで戻って海抜650m。
鉄塔下(神の倉山)まで戻ると2~3m/Secのリフトに遭遇。
海抜1150m辺りでは、真っ直ぐ飛ばしているのに嫌なあがり方。
2秒ごとに、0ー3ー9ー2ー(-3)-6-5-(-1)-5-12-4 mの変化である。
もう心が折れたのでシンク帯を巡りランディングをしよう。
テイクオフ場を南に過ぎ、北に向けると10Km台に落ちたのでアクセル踏み込む。
ヘヤピンカーブの吹き抜け鞍部まで戻って海抜600m。
ランディングの為に更に高度を下げよう。
まだ浮き気味なのでビッグイヤー投入。
リフトが有る所為か思うようには下がらない。
強風の所為かビッグイヤーののキャノピーにも皺が入る。
翼面加重は上がっているので潰れには強いと信じ続ける。
もしビッグイヤーで潰れたら全損になるのか!とドキドキ・・
3回ばかりビッグイヤーをかけてランディング上空へ。
高度200mくらいはグランドリフトが有るので2回八の字旋回。
最終アプローチでスピードが一ケタ台に・・・
バックランディングか!と思っていると前に進みだした。
もう一度右に振ってランディング。
ランディング場の端10mだった。反省!
最高高度海抜1200m、小一時間のフライトだった。

フライトデータはこちら
../inagakiiai/index.htm


 


 

飛んでいるとき携帯電話が鳴っていたので見ると是枝さんからだった。
電話をすると「甲立に下りました。ピックアップは花野さんが来てくれます」との事。
ついに山口県の高照寺から神の倉に来るという約束を果たしてくれたようだ。
花野さんと共に駐車場に戻ってきた。
フライヤーの皆さんは4名しか居なかったので寂しいウエルカムであった。
高照寺から87Kmだったので高照寺エリアレコードを抜いたようだ。
今年の高照寺クロカンリーグは今日までで、最終日に抜き去って今年の優勝者だ。
是枝さんおめでとうございます。

是枝さんのフライトログ(5月6日参照)(カシミールとグーグルアースのデータ)
../inagakiiai/index.htm

 



             
 5月10日(土曜日)怪しかったが良く上がった
天気予報は昼から弱くなるので、午前中はプレジャークラブの
立ち上げ稽古のビデオ撮り。
皆さん荒牧牧場で1年以上頑張り相当に上手になっている。
クロスでの立ち上げでは、背中から自信のオーラが立ち昇っている。
前に向いて、スラロームや微動だにしないパラコントロールが求められる。

今日は広大生の体験会があり、パラとハングに10名ばかりチャレンジしていた。
皆さん全員入部してくれると、エリアも華やかになるのだが・・
パラは藁科さんと足刈さんが面倒見ていた。ご苦労様です。

昼近くなり風も落ち着いたようなので新井本さんにアッシー君を
お願いし神の倉に上がる。
神の倉は裏風でテイクオフ不可。
今日の神の倉TOの風向きは、一日中コロコロ変わっていた。
こちらでは飛べそうに無いので荒谷山に上がる事にした。
一度メインランディングに帰る。
プレジャークラブの中野さんにアッシー君をお願いする。

荒谷山テイクオフは北東風が強く吹いたり、時々正面からブローが入ってくる。
難しい風の中児島さんがテイクオフし、北尾根の沖でじわじわ上げて行き
海抜2000mに上げていった。
そして白木山方面にクロカンに出かけていった。
藁科さん、山本さん、花野さん、めぐちゃんが次々テイクオフして行った。
暫くすると殆どランディングするしかない高度からめぐちゃんが
粘りに粘って上げ直しトップアウトしてきた。
川原さんがテイクオフし、正面沖で廻さないでもグイグイあがり始めた。
私も続いてテイクオフし、何とか海抜900mに上げた。
荒谷山付近にはそれ以上のサーマルは見つからない。
お寺上空に移動した川原さんが上げ始めた。
それ!とばかり皆さんお寺に集合し上げ始めている。
北東風が強いので、足の遅い私の機体で駆けつけても
サーマルが残っているか分からない。
ちょい飛びだがトップランしようと決断。
石田さんが最後にテイクオフした。
テイクオフが空いたので、即トップラン。

山本さん、石田さんは2時間ばかり飛んでいたようだ。
児島さんは鬼が城で上げ直し、自分の学校の広島市立大学へ・・
到達した時は海抜1600mあったが、旧市内は調査してなかったので
無理やり大学にランディングし、パラを置いてバスとJR芸備線で帰ってきた。

児島さんのフライトログデータ(KML)広島市立大学へクロカン
2014-05-10-kojima.zip

不良おやじのちょい飛びトップランデータ(GDB)
inagaki_14_5_10.zip

不良おやじのちょい飛びYOUTUBE動画
https://www.youtube.com/watch?v=6MOrXjR-m0k&feature=youtu.be

  5月11日(日曜日)パッちゃんから母の日コール
パッちゃんから嫁さんに「母の日」コールが有った。
タイの政情不安で大学も休校になり卒業が延びたようだ。
IHIに入社して4月から工場見学など研修する筈だったのに
就労ビザが発行されなかった。
4月はタイのIHIに出社し、レクチャーやを受けたりタイの工場見学をした。
5月7日になってようやくIHI本社に出社した。
人事部人材開発グループに正式に配属された。
本社でのレクチャーはパッちゃん専用で、上司や先輩達が
細やかに対応してくれ大きな安心を貰った。
人に対してこんなに優しい会社なんだ!とパッちゃんは大感激!
一生懸命勉強して人事部人材開発グループで皆さんの役に立つ
人間になろうと、大きな夢がはっきり見えてきたようだ。

パッちゃんからメールが来た。
『 お父さんお母さん
こんにちは。

まずは(^o^)お母さん❗️母の日 おめでとうございます。
いつもありがとうございます。
健康にお父さんと100歳まで生きて行こうね。o(^▽^)o

うちは5月7日 IHI に入社しました。
最初の日は緊張で5時に起きて慌ててスーツを来て寮を出かけました。
豊洲の駅に降りて、どの出口に行くか分からなかったがサラリーマンが
向かっている方面について行きました。
出口に出て少し歩いて行ったら、目の前に二十四階建てのビルがありました。
ビルの名前はIHIです。さ〜そこに参ります。
緊張なままで三階に行って待っていました。
そして、優しそうな男性が来て会社を案内して下さいました。
そして、二十四階人事部に行って、皆さんの前に自己紹介をしました。
お世話になっていた面接官がそこにもいらっしゃいました。
シンガポールで始めてお目にかかった面接官もいらっしゃいました。
皆さんが私を選んで下さいました事に感謝の気持ちがいっぱいです。
そして私の席の近くに座っている方が私の指導員です。
いろいろ話をしてくれて教えてくれてフレンドリーな方です。
上司も優しそうで暖かい雰囲気を与えました。
緊張な気持ちがだんだんなくなりました。
その後は入社式に入りました。
そしてIHIの歴史、経営理念、グループビジョン、人材マネジメント方針や育成方針、人権教育、
メンタルヘルス教育、MBO解説、問題解決事例研究、ビジネスマナーなどをいろいろ勉強しました。
これは7日から9日にかけて勉強した事です。
会社に行ったのは3日間しかなかったけれどもIHIの事が大好きになりました。

給料が入ったら、貯金して、長い休みの日に広島に会いに来ますねo(^▽^)o

稲垣 パッチャー 』

  何時までも稲垣の娘だよ 痩せのチョンギースが蝶になったね 夢のIHI社章


色々大変な思いをしながら、頑張って頑張って大きな夢を掴んだ
パッちゃんに心からおめでとうを言う。
日本を代表する会社の本社機構の中心部に置いて貰い
私には想像できない仕事をしていくのだろう!
何時までも見守ってやろうと思うが、逆にパッちゃんから見守られる歳になるとは・・・
今年古希の齢になってしまった。
「パッちゃんが言うほど長くは生きてないよ」と言うと、本気で怒っていた。
「おとうさん!!そんな事言ったらダメ!!」
パッちゃんは言霊を本気で信じているようだ。

パラグライダーは何時までやって居れるだろうか・・
 5月13日(火曜日)広島蝋燭薪能

広島蝋燭薪能

能   「清経」
      シテ・・大村 定   ワキ・・大日方 寛

狂言  「昆布売」
       野村 萬斎

能   「黒塚」
      シテ・・粟谷 明生  ワキ・・大日方 寛
      アイ・・野村 萬斎

盛会のうちに終了することができました。

 

今年の能「黒塚」のシテを勤められるのは、私達を指導されている
能楽師の粟谷明生先生なのだ。
ところが一週間前の天気予報は12日(月)13日(火)共に
曇と雨予報であった。
2年前のように雨で中止になったら大変な事になるところであった。
今年も中止ならば、保険の掛け金が300万円~600万円になるという・・・
保険の意味がなくなるが、保険会社も4年のうち2回も雨になり
保険金を支払ったのでは大損になる。
12日と14日に雨が降ったのだが、順延日の13日に開演できたのは
護国神社の神様方のご加護であったのか・・・

蝋燭能や薪能は単独では全国で演能されているが、
「蝋燭薪能」は広島だけではないかと思われる。
蝋燭能は建物の能楽堂でも可能である。
薪能は屋外でないと篝火が焚けない。
薪能の能舞台は建物の内にある。
「広島蝋燭薪能」は特設舞台を毎年組み上げての演能である。
特設舞台の経費が総経費の半分以上を占める。
アステールプラザで開演すれば、チケットはもっと
安価に提供できるのだが・・・
しかし、浅野藩に愛された喜多流として広島城址で演能する事には
それなりの意味があろうというものであろう。
蝋燭の灯と薪の篝火は室町時代以降、昔の人々もこんな雰囲気の中で
お能や狂言を楽しんでいたのだろうと想像すると楽しい。
鑑賞していただいた皆さんにも充分雰囲気は感じてもらえたのではないかと・・・
休憩時間や終演時間に、公園内に並べた600個のろうそくの灯は
幻想的な雰囲気を醸し出し、皆さんカメラを向けられていた。

 


「広島蝋燭薪能の会」フェースブック
  5月6日(火曜日)久々高高度フライト
春になってもなかなか気持ちの良いフライトにならなかった。
昼過ぎからは6~8m/Secの風で飛びにならなかった。
春なので午前中早めにサーマルは立ち上っている筈なのだが
皆さんの集まりが11時頃で遅すぎ!
平日飛びの仲間に早めに集まろうとネールを送ったのだが
今日集合できる人は甲斐さんだけであった。
新しくメンバーになった五百蔵(いおろい)さん達と荒谷山にあがる。
10時半過ぎにテイクオフ。
100mちょっと上がったのだが西風成分も有ってちょっと気持ち悪い。
沖に出したら何も無く一目散にMLランディングに。
五百蔵(いおろい)さんはしっかり上げていった。

2本目も荒谷からぶっ飛び。
皆さん上げている。
13時半、3本目テイクオフ。
今度は皆さんテイクオフして直ぐに上げ始めたので分かりやすい。
私はテイクオフして、正面のコブでリフトを感じ廻しながらテイクオフ上に。
2~4m/Secの良いサーマルヒットし一気に上がって行った。
高杉さんと山本さんが良い上がりと見て近づいてきた。
同高度で山本さんと廻したのだが、最近は同一旋回が苦手になってきている。
サーマルを外したと思えば、直ぐに修正してどちらかにずらしたくなる。
一緒に廻していると、急に旋回半径を変えるわけにいかない。
自分が勝って気ままにに飛びたいものだから、一緒に廻すのがダメになってきた。
雲底にタッチできるかと思っていたが、外したようで海抜1570mで止まった。
皆さんあちこち動き回っていたので自分も神の倉に渡ってみる。
神の倉山系に渡ってからは-4m/Secでドンドン下がる。
南屏風に勇さん、足刈さん、山本さん、高杉さんが居たので
低いかなと思いつつも突っ込んで行った。
リッジも無く直ぐに引き返す。
ランディングする前お寺付近で粘ってみたが力尽きランディング。
今日は何とか海抜1570mまで一気に上がったので良しとしよう。

本日のフライトログ

 

 

 5月18日(日曜日)
今日はプレジャークラブの練習生達のビデオ撮り。
あれこれ指導受けるが本当にそうなっていたか、緊張しているので
自分ではなかなか分からないし納得しないものだ。
おやじ連中は今まで生きてきた経験が確乎としてあるものだから
なかなか人の言う事を聞かない。
自分の姿が映っているものを見ると、少しは納得いくだろうと思っているのだが・・

朝8時集合でサーマルの発生前に練習フライトする。
神の倉テイクオフディレクターは吉岡さん。
パラはもちろん礼儀や生活態度などにも硬骨漢である。
あのお歳で二日に渡って日に照らされると相当くたぶれる筈なのだが
パラの普及の為本当に良くやっていただいている。
クラブの事務局もやっておられ縁の下の力持ちで、体験に来られた人には
事細やかに事後のサポートも熱心にされている。
頭が下がる思いである。

神の倉は殆ど無風に近い。
西斜面や北斜面から微風でテイクオフとなった。
荒牧牧場でよく練習しているのでテイクオフは上手である。
全員昼までに2本飛んで皆で蕎麦屋に行く。
うわさほどではなかった。
12時ごろには荒谷山では良く上がり、山本さんは2000m越えたと・・・
昼飯を食っている暇は無かったか・・・
午前中、荒谷山の上がりが大したことがなかったので安心していた。

今日は色々有ったが怪我は無かったので良かった!良かった!

 5月29日(木曜日)平日飛び
今月はお天気が良くても、昼から6m/Secを越える風が吹く。
今日は昼過ぎまで4m/Secまでの予報なので平日飛び衆を招集。
夜勤明けの中村さんも加わり竹井さん、小田さん、榎本さん、甲斐さんの
6名で荒谷山に11時頃上がって見る。
西成分が入っており神の倉に移動。
中村さんからテイクオフし前面で磨いていたが右尾根前方で
サーマルヒットし上げていった。
榎本さん、竹井さん、甲斐さん、小田さんの順でテイクオフ。
最後に私がテイクオフ。
皆さんトップアウトした中、小田さんだけが中腹でのた打ち回っている。
私もトップアウトした頃、小田さんもトップアウトを果たした。
神の倉稜線上空を少し有留側に行くと、凄く荒れたサーマルが有った。
有留側と井原側のサーマルが合流して立ち上っているようだ。
北の鉄塔方向に逃げる。
ターンしてヘヤピンに戻ろうとしたら、スピードは10Km以下になった。
結構南風が強そうだ。
車を降ろそうとトップランをトライ。
ところがリフトが強すぎてアプローチできない。
少しサーマルが落ち着くのを待とうと沖に出し、志和口方面を目指す。
気持ち良く上がるサーマルヒットし廻していていたら海抜1000mに上がった。
降ろそうとしているのでサーマル離脱し高度を下げる。
皆さんも1時間以上飛び、南風が強くなりそうで降ろした。
再度トップランチャレンジ。
吹流しは垂れているのに、リフト成分があり吹き上げられる。
ちょっと強引に突っ込んで行き、ターンを思い切りかけたので転んでしまった。
久しぶりの平日飛びで、13時半に解散。
本日のフライトログ。
 5月31日(日曜日)12年目のスタチン
今日は神の倉の芝が入荷とアナウンスが有ったので早めに行く。
ランディング場の東屋に行くと川地塾の面々が打ち合わせをしていた。
以前お世話になっていた川地さんと久しぶりのご挨拶。
11時頃2台に分乗して、サブラン経由で荒谷山に上がる。
花野さんにフライト情報の説明をお任せ。
川地塾生はジモピーのダミーフライトを待っている。
花野さんにダミーを促すも、彼も2年前は塾生だったので
ぶっ飛びは許されない。
川地塾長から先輩塾生として何を勉強したかと言われそう。
かく言う私も過去の塾生だが、言うことを聞かない不良おやじなので
習った事はすっかり忘れてしまっている。
「神の倉の若い衆は年寄りをダミーに使う!!」と言いつつ先頭を切る。

12時38分テイクオフしたがズルズル下がる一方。
南小山でちょっとステイしたが、とても辛抱してリフトを見つける自信はない。
マキゴンポイントあたりでシンクは止まったがリフトのコアが分からない。
テイクオフ正面に移動し、山肌にしがみ付くも上げきれない。
正面尾根の北側で一瞬、撥ね上げられたのですぐ戻ってみたが見失った。
テイクオフ前を5分間ばかりウロウロしていたらなんだか
ヒーと言うほど引っ張り上げられた。
音だけバリオはハーネスの背中にあるので、上昇音が良く聞こえない。
とりあえず100mは上がったし、誰かテイクオフしてきたので
一応ダミーの役は果たしたかなと、右ボールを越えて南に移動。
いきなりドスンと落ちたように下がる。
気持ち悪いのでUターン。
もう一度テイクオフ前でウロウロするが何も無いので
マキゴンポイントに戻るとアップダウンが激しい。
川地さんと塾生が上げ始めたようだ。
バリオの上昇音はさっぱり聞こえないが、他機の動きが参考になる。
グラグラしながらでも良く上がる。
マキゴンポイントの南側で良いサーマルに遭遇し海抜800mを越えたし、
神の倉側で何か無いかな?と谷渡り敢行。
ところが下がる一方で、神の倉山頂に130m不足で到着。
少し頑張って70m上げなおしたが力尽きランディング。
川地塾長と同時ランディングだったので良しとしよう。
40分のフライトだった。

児島さんが海抜2000mを越え白木山方面に走り大田川を目指した模様。
塾生たちもしっかり上げている。
海抜2100mとの塾生の無線が聞こえてくる。

川地塾長と降りてきた塾生たちともう一度荒谷山に上がる。
パラは拡げたが無風に近く、左サイドの0・5m風が入っている。
川地塾長が「北が被ってますね」の声も聞かず、弱い北東風の一瞬芸で飛び出す。
機体が北に向き、リフトが全然感じられずスカスカのまま落下。
「浮か~ん!」と叫びながら斜面の木の枝を踏みつけながら落下。
グライダーは木に架かり、地上20cmでツリーラン状態。
ハーネスは地上に立って外す。
川地塾長が心配して無線くれたが「夕方は大佐に移動でしょうから
次の行動に移ってください」とレスキューを断る。
鍛治ちゃんと模型飛行機のおやじ連中がレスキューに来てくれた。
2mばかり木に登ってキャノピーを外す。
機体はアンダーフェース一箇所とエアーインテークの一箇所が損傷。
体は落下時、枝で足を摺った為まだら模様に内出血。
ピノキオの鼻は折れ、心の傷は深い。

2002年3月3日以来12年ぶり3回目のスタチンとなってしまった。
無風や風向きが一定しない中”一瞬芸”と称して微風が入ってきた時
テイクオフをして来たツケを払うはめになってしまった。
機速がないのでちょっとした風の変化も大きく影響を受けてしまう。
飛び出し、落下しながら機速が付くテイクオフをやって来たのだった・・・

古希を迎えたので、もう少し慎重な飛びを心がけないとなあ・・・
「懲りないおやじの寝言だ!」と言う声が聞こえてくるような・・・


ダミーフライトの動画


本日のフライトログ