2011年頑張ってまだまだ書くぞ!リタイヤメント生活も6年目だ!ついに初孫誕生!
春だ!クロカンシーズンだなぁ~

2013年 11月   
 11月7日(木曜日)さのう高原へ
9月に行ったさのう高原に、平日組で行こうということになった。
川口さんがどうしても付いていくと言う事なので、3人+3人で
2台に分かれて、田原さん、甲斐さん、私は本日出発。
天気も良くないので、昼からゆっくり出発。
18時ごろよふど温泉に到着。
温泉+夕食で1100円コースがあったのでこれに決定。
1時間ばかりゆっくり湯に浸かって、食堂でうだうだ2時間ばかり話をする。
夜は朝来パラフィールドの小屋に泊めてもらう。
寝袋がたくさんあり汗をかくほどであった。
 11月8日(金曜日)赤石エリア
朝起きて、コンビニにおにぎりを買いに行く。
帰ってみると、若い女性(Kさん)がテーブルに座っていた。
Kさんは天空の城・・雲海に浮かぶ竹田城址を見物しようと5時に起きて
タクシーで出かけたのだが雲海は発生してなかったようだ。
岸和田から来たKさんは朝来パラフィールドでパラの体験もHPから予約していた。
校長の水島さんは駅まで出迎えに行って連れて来たのだ。
ジモピーの中島さんも来ていた。
本日の天気予報は北西の風が強めなのだが・・・
広島を今朝6時出発したプレジャークラブの3名も10時ごろ到着。
北西の風は治まりそうにないので、田原さんの知り合いの校長に電話して
京都府の赤石エリアに行こうということになった。
Kさんを天橋立近くの赤石に行こうと誘う。
違うエリアでタンデムが出来るかもしれないので付いてくる事に・・・
中島さんはプレジャークラブの車に乗る。
ボンゴの運転は水島さんがして道案内。
Kさんも乗り込み、一人旅の楽しみやパラの面白さを話をする。
水島さんは若い頃バックパッカーでインドやヨーロッパを放浪した経験者なのだ。
3ヶ月居たインドが一番印象が強かったと言っていた。
やはり、死生観が変わったのであろうか・・・

赤石のエリアに到着。
やはりテイクオフは左サイドの北西風が強い。
テイクオフは時々ブローが入ってきてテイクオフ出来なくはない。
妖しい風の中、田原さんがテイクオフ。
沖のコブのところでサーマルヒットしグイグイ上がって行く。
サーマルは強い北西風とぶつかり、キャノピーは潰れはしないが
アコーディオン状態で田原さんも気持ち悪い事だろう。
赤石山にはトップアウトしたが、それ以上は上がらず沖に出してランディング。
続いて私もテイクオフ。
沖の小山でサーマルは上がっているのだが、北西風に吹き飛ばされているようで
グラグラしたりテンション抜けたりで気持ち悪い。
20分ばかりでランディング。
とりあえず皆さんも一本は飛んだ。
初遠征の川口君も田原さんの誘導で飛んだ。(無線が聞き辛かったようだが・・)
Kさんはタンデムをしてもらえなかったので悔しそう。
あまり良い風でないので、早々に引き上げる。

よふど温泉に立ち寄って帰る。
Kさんは温泉好きと見えて、時間一杯入ると言っていた。
Kさんは水島さんに外国の何処が良かったか聞いている。
水島さんが答に窮している様なので私が「景色でなく思わぬ人との出会いが
一番心に残るものです」と答えた。
Kさんが竹田城址を見に来て、朝来パラフィールドに今夜泊まることになり
パラの連中と京都府まで足を延ばしている。
過去見た綺麗な景色を忘れても今日のことは一生忘れないと思う。
旅の醍醐味は人との出会いだと思う。

夕食は水島さんが鴨の肉を用意してくれていたので鴨鍋だ!
鴨肉の脂は良く乗っていて噛み締めるとジュワッと・・・
たらふく食べてもまだ余るほどであったが、若いKさんが全て平らげてくれた。
夜は朝来パラフィールド隣にある朝来市の宿泊施設に泊まる。

     鴨鍋でお腹一杯
 11月9日(土曜日)朝来エリア
朝6時半に眼が覚める。
窓の外を見ると雲海だ。
昨日雲海を見損ねたKさんに声を掛けて見に行く事にした。
川口君と3人で車を走らせ山頂のAテイクオフに上がる。
竹田城址は山陰になり見えないが、雲海はたっぷりと見える。
Kさんも感激している様子なので、朝早くたたき起こした甲斐があった。
朝食は水島さんが早く起きて用意してくれていた。
今日はパラ体験者が10名ばかりいる様なので、Kさんも体験に切り替え。

 ご来光を浴びながら・・・ 

早朝はしっかり晴れていたのだが、だんだん雲が多くなってきた。
風はほぼ正面から入っている。
Aテイクオフから最初に田原さんテクオフしたが、トップアウトならずランディング。
皆さん飛んだが同じような飛びに終わった。
川口君は2回飛んでランディングはロングとショートになった。
初めてのエリアの難しさが身に堪えた事だろう。

ジモピーの中島さんはそれはそれはお元気で、70歳を越えておられるのに
練習バーンからAテイクオフまで1時間位パラを担いで上がられて来た。
我々は駐車場から5分間の担ぎ上げにもヒーヒー言っているのに・・
中島さんはリッジ風で1時間以上一人で遊んでおられた。
中島さんは海外にも一人でふらりと飛びに行かれるらしい。
 11月23日(土曜日)昔の山仲間と・・
先週駅ビルに出かけたのだが、案の定風邪を貰ってきてしまった。
平生、馬木の自宅にいるかパラで山に居るかなので風邪のばい菌とは
無縁な生活をしている。
無菌状態の環境で生活しているので抵抗力は無く、街に出ると必ず風邪を引いてしまう。
今日の行事予定の為、一週間寝込んでいたのだが・・

私が40歳頃から内装業の岡本さんと付き合いが始まって
あちこちに連休など利用して出かけて行った。
中国地方の山は10座ばかりと、四国は石鎚山(3回)と剣山に登った。
四国八十八箇所も4回に分けて車で廻ったりした。
九州は、屋久島の宮之浦岳(3回)・阿蘇山・九重山・開聞岳・韓国岳等に登った。
富士山・立山・乗鞍・白山・黒部ダムなども・・・
登山は目指したのではあるが、半分は温泉に浸かりながらの旅行であった。
夫婦連れでワイワイ言いながらの楽しい旅行であった。
このHPを書き始めてからは2000年10月の高野山参りの旅行が最後になった。
13年経ってしまい、岡本さんも喜寿を過ぎ、私もあと半年で古希となる。
最年長仲間の川崎さんは82歳だし、しばらくぶりなので仲間内で
お互いの長寿を祝おうと言う事になった。

先月田原さんと一緒に行った極楽寺温泉「アルカディア」に嫁さんを連れて行き
温泉に浸かり夕食を食べてまずまずだろうと言う事で予約する。
朝10時に皆さんを迎えに行き、車で山頂に上がり極楽寺にお参りした。
会席料理で温泉付き3000円/一人は年寄りには充分であった。
食事の後ゆっくりと温泉に浸かり、17時前には市内で解散。
川崎さん夫婦の住まいは志和口なので、パラで通いなれた道だから
自宅まで送っていった。
皆さん登山はもう無理だがまだまだ矍鑠(かくしゃく)としておられる。
自分は何歳までパラで飛んでいる事が出来るだろうか・・・

 11月24日(日曜日)本日の神の倉は大賑わい・海抜1100m・トップラン
この一ヶ月ばかり良い飛びがなかった気がする。
風邪の所為でイマイチ体調も良くない。
ダラダラしていても体はシャキッとしないので神の倉に出かける。
11時過ぎに到着。
プレジャークラブの面々が地森さんの説明を受けていた。
B級やNP級の実技試験のようだ。
荒谷山には大方さん、利弘さん、立川さん、川原さんが上がっていた。
足刈さん、久保ちゃん、福伝さん、と4名で荒谷山に上がる。
立川さんと川原さんは機体を拡げていたがテイクオフしそうにない。
12時になっているので、「何を待っとるん?」と声を掛ける。
無風などでテイクオフ出来ない風ならば致し方ないが・・・
現状の中で何が変わればテイクオフしようと言う意思がないと
何時まで経ってもテイクオフチャンスの練習にならない。
人が上がればパラの準備をするなどは以ての外だし、10分後20分後に
テイクオフしてもサーマル切れしていることが多い。
サブランの煙は北風で地を這っている。
地上100mくらいで南風に押し戻されている。
川原さんがテイクオフし、南小山付近で上げ始めたので立川さんにテイクオフを促す。
川原さん海抜1000mくらい上がり、その後一時間ばかりは一人上げ状態が続いた。
テイクオフがサーマルポイントになったようで無風に近く、風向きもコロコロ変わる。
イマイチからだがシャキッとしないのでテイクオフの芝生で寝ていると
皆さんから心配して?声を掛けてもらう。
「アドレナリンが一番の薬なので飛びにきた!!」と答える。
13時ごろボツボツとテイクオフし南小山を探っている。
私はテイクオフし正面小山を探る。
強めのリフトは有るものの、廻しても外し気味だ。
少しづつ上げながらテイクオフ上空に戻ると、リフトがまとまっていて上がり始めた。
テイクオフ左のボール上空で海抜1000mほど上がった。
その高度で荒谷山上空をウロウロする。
高層雲しかないので追いかける目標がないので、神の倉に渡ってトップランでもしようか?
芸備線上空まで来たが、バリオは沈下音のみ鳴らし続けている。
神の倉テイクオフには誰も居ないのでUターン。
荒谷山テイクオフレベルで戻った。
せっせと荒谷山を磨く事15分間、荒谷山をトップアウト。
北東に流されながら100mほど上げたので、荒谷山に戻ろうと機体を向ける。
あれ!機体が前に進んでないような・・・時速10Kmを切っていた。
何とか荒谷山を越え、テイクオフ右ボールでリッジのステイ。
久保ちゃんがメインランディングの風が強くなった事を、無線で知らせてくれている。
3機ばかり飛んでいた機体はメインランディングを目指したのか・・
荒谷山の吹流しは3~4mくらいのようだ。
トップランで締めくくろうと思うのだが、児島さんが機体を広げ始めた。
久保ちゃんが荒谷山の回収車が何台あるか聞いている。
児島さんが「5台です」と返答してテイクオフした。
高度処理をして、吹き上げのパワーを予測しながら一発でトップラン成功。
久々のパラ美学(私の)で終了。
海抜1100mで小一時間のフライトであった。
些かのアドレナリン放出で、風邪は押さえ込んだ感じ。

本日のフライト動画

本日のフライトログ
 11月30日(土曜日)悪風!!
今朝は雲ひとつない抜けるような青空だ。
西風メインで昼には7m/Secの予報だがとりあえず出かけてみる。
10時半過ぎに到着したら、田原さんは既に来ていて一人待っていた。
ハングの若者達は既に神の倉から一本飛んだ様で、解体していた。
SさんとOさんがやってきたので4名で荒谷山TOに上がる。
雲の流れは南西向きなのだが、TOの風は右サイドや時々正面からもブローが入る。
ハングの若者もこちらに上がってきた。
12時ごろから7m/Secの予報だったのでさっさとテイクオフしようと
私が最初にテイクオフ。
南小山に到達するまでに、今までに経験した事のない悪風だと思い始めた。
強風で後にバックするとか、フロントタックするとか言うのでなく、ヨーイングを起こしたり
前進は行ったり止まったり、テンションはひょいと緩む!
自分のフライト能力と機体性能を超えてると思い、バリオは上昇音を奏でたが
慎重に慎重に操作をしサブランディングを目指す。
平地の県道を越えても何だか嫌な予感!
サブランの土手に下ろしたが、地上1mで右に1,5m機体がスライドしたので
危うく転倒する所だった。
こんな訳の分からない風は初めての経験だった。

TOを見上げると3機ともテイクオフし、Sさんは100m以上トップアウトしていた。
2機は南小山レベルくらいの高度で粘っている。
2機ともトップアウトは出来ず、田原さんがランディングしてきた。
田原さんに風の状態を聞いたら結構デンジャラスなので、緊張したと言っていた。
ふと見上げると、先程までマキゴンポイント上を飛んでいたOさんの機体が見えない。
昔の緊急ランディングに降ろしたのかと、上空を飛んでいるSさんに無線を入れる。
しばらくの間が有って緊迫した声で「今忙しいので後で・・」の返事。
高度はテイクオフレベルのようだけど、その空域もデンジャラスのようだ。
Oさんから無線が入ってきて、結構高い木にツリーランしている模様。
メインランディングに集合して、梯子も車に積んで皆で救出に向かう。
ハングの若者達が居てくれて、力仕事はテキパキと進んだ。
足刈さんがプロの手腕を発揮し木に登って、Oさんを安全に救出。
ぶら下がっていたのは枯れた松で20m以上ある。
機体を外すのに枝を払う事は、2次災害を起こしそうなので根元から切り倒す。
隣の木にもラインが掛かっていたが、何とか一本切っただけで回収し終わった。
10mほど南に落下していれば、ツリーランにならず地面に激突していたかも・・
運が良かったとしか言いようがない・・・
ハングの皆さんには本当にお世話になりました。