2008年リタイヤメント生活に4年目だ!
2010年頑張ってまだまだ書くぞ!

2010年 11月   
11月3日(水曜日)海抜2040m・クロカン29Km
先週は台風の影響で飛べなかった。
今日も少し強風が残るか心配だったが良い天気でいい雲もある。
とりあえず神の倉に出かける。
11時前に着いたら、田原さん、大方さん、立川さん、花野さん、甲斐さんが
荒谷山に上がるところだった。
久しぶりに川原さんも来ていたので、時安さんと3人で荒谷山に上がる。
高杉さん一家も来ていて、東北旅行のHPを読んでくれていて
「あの手がありましたか!!!」と突然言われた。
すぐにはピン!とはこなかったのだが、奥谷PAに車を置いた事だった。
何時かは自分達もフラフラと無計画の旅行に出たいと言っていた。

荒谷山では立川さんが最初にテイクオフし、三篠園まで下がったがじわじわ揚げ直していった。
花野さん、大方さんもテイクオフし3人とも雲底近くまで揚げていた。
甲斐さんは出遅れて、曇ってしまい私が荒谷山TOに着くとウエイティングしていた。
今日の最初揚げの栄誉は立川さんであった。
上空は結構大きな雲が覆っている。暫くウエイティング。
今日は豊栄の嫁さんの里で神社の秋祭りがあるので里帰りした。
「今日上がったら祭のご馳走を空から食べに行く!!」
「上手くいけば実家の前の田んぼに降ろすから」と言っておいた。
クロカンに行く気合は充分である。(行く!!という気持ちが大事)

日差しが戻って田原さんテイクオフ。
目の前でウロウロしていたが、そのうちしっかりしたサーマルヒットし揚げて行った。
私も12時37分テイクオフ。リフトは有るのだがコアが見つからない。
3分間くらいウロウロしていたら正面あたりで2〜3m/Secのリフトが有りしがみ付く。
テイクオフ上空から左ボール上空で海抜1180mまで上がった。
ちょっと外したので元に戻り、海抜1430mまで上がる。
雲底近くまで行ったが上がりきらない。
神の倉山系上に雲があるので谷渡りする。
海抜1100mまで下がったが有留上空で吸い上げに会い
穏やかに上がり海抜1700mの雲底につけた。
豊栄方面にクラウドストリートが形成されている。
無線で「稲垣、豊栄方面に走ります!」と伝える。地森さん確認。
田原さんも一緒に飛んでいるし安心だ。高杉さんも追いかけてきている。
カンノ木山近くで田原さんが下がり始めた。
高杉さんは鷹ノ巣山山頂あたりのサーマルを拾って上げ始めた。
ちょっと鷹ノ巣山方面に寄せると、4m/Secのリフトがあり一気に雲中に・・・
東方向に進んでいたので方向をキープ。20秒くらいで雲を出る。

嫁の里に行くつもりだが、雲の無い方向なのでアクセルいっぱい踏み込む。
豊栄市街の宮首で地上600mまで下がった。
嫁の里はまだ5Kmばかりあるので少し上げなおさないと・・・・
田原さんは一緒に行こうという事にしていたので、私より先行しないでフォローしてくれている。
田原さんは天神嶽の低い所で揚げなおしている。
私は宮首で粘って廻しながら天神嶽につけるといい調子で上がり始めた。
雲底、雲中まで到達し、海抜2040mまで上がる。
田原さんも良いサーマルを引っ掛け一気に雲底につけた。
この高度で嫁の里に行ったのでは充分すぎるほど高度がある。
空気も澄んでいて、瀬戸内の海が見える。
尾道、福山まで見通せる。真っ直ぐ先には甲山町の町並みが見える。
この先は雲ひとつ無いが、久しぶりのクロカンなので行けるところまで行ってみよう。
アクセル踏み込むと4〜50Km/h出ている。
途中の山々は低いのでサーマルポイントになりそうに無い。
兎に角距離だけ伸ばそうと真っ直ぐ飛んで、甲山町手前7Kmの賀茂にランディング。
田原さんも同じ田んぼに降ろした。
1時間半で29Kmのクロカンであった。最高高度は海抜2040mであった。
今日のクロカンは田原さんが一緒に飛んでくれ安心感は充分だった。
田原さんは飛行速度は速いのに私に先行せず、後からフォローしてくれている感じだったb。
必ず一緒に降ろしますよ!と言う感じだったので寂しくなかった。
春以来のクロカンで今日は大満足だった。
嫁さんに電話して、緯度経度を知らせピックアップに来てもらった。

カシミールデータはこちら




11月4日(木曜日)高照寺・1時間22分・トップラン
11月6日7日に高照寺でJリーグがある。
ダミーを募集しているというので徳ちゃんにエントリーをお願いした。
新しいテイクオフ場の氷室からはテイクオフしたことが無い。
早めに行って飛びたいとは思っていたが遅れてしまった。
昨日はクロカン出来たので余韻にひったっていたが今日も晴天だ。
通勤割引を使って9時前に出発。

クラブハウスに到着すると、27万円の機器類をなくしたH田さんは既に捜索に山に入っていた。
顛末は../../lapulapu5764/lapu-lapu_003.htm にて。
氷室の風ではないのでメインランディングに行き、田原号にて高照寺に上がる。
ジモピー3人がテイクオフして行き沖で揚げ始めた。
私も12時過ぎテイクオフ。私は神の倉育ちなので直ぐ沖に出す事ができない。
山肌の梢が揺れている所を選んで磨いてしまう。
サーマル混じりなので山肌は少しグラグラするがしっかり揚げてくれる。
あまり広くは動き回らず、上がったり下がったりを繰り返す。
神の倉ではワンチャンス逃がすと低い所からの復活は難しい。
ここ高照寺では何回でも復活のチャンスはあるのでB級生の練習にはもってこいの所だ。
無線で機器類が見つかったと連絡しあっていた。
皆さんテイクオフに集まっていたのでトップランチャレンジ。
2度ばかり近づいていったが吹き上げられてしまう。
出来るだけ低い所から、ブッシュすれすれにアプローチしたが、
お尻スリスリであった。
テイクオフ斜面には降り立ち、ゆっくりキャノピーを降ろした。
1時間22分飛んでのトップランではあった。(自分の車を降ろす事は無いが・・・)

3日前からの27万円機器類捜索顛末を聞く。
落下した場所は、皆さんが見ていた位置より相当上だったようだ。
発見者は本人H田さんで、電話していたらバリオの音が聞こえて発見したようだ。
H田さんは3日続けての捜索だったので広く捜していたのだろう。
雨にあわず、何はともあれ見つかってよかった。

二本目は14時16分テイクオフ。
ジモピーが動き回っているので私も南山に行ったり正面の盆地を少し動いてみた。
1時間20分、最高高度海抜1100mのフライトであった。
高照寺は日差しがあり強風でなければ、お気楽フライトが約束されるエリアだ。
氷室で飛べなかったのが心残りだが満足フライトであった。
16時に皆さんとお別れする。
6日には良いダミーが果たせると良いのだが・・・
11月6日(土曜日) 高照寺Jリーグ大会ダミーフライト・海抜1200m
高照寺のJリーグでのダミーを仰せつかっていたので朝6時に出発。
7時半ごろクラブハウスに到着。選手の皆さんもボツボツ集まってきた。
競技委員長の江本さん氷室にするか、高照寺にするか大いに悩んでいた。
とりあえずダミーと機体は氷室に上がる。
氷室のテイクオフは東向きなのだが、正面のボール上空を行ってもすぐ左に曲がっている。
ブローが上がってくるのは左尾根に対して這い上がってきそうだ。
氷室のダミーは神の倉ばかりだ。いつも飛んでいる中村さんからテイクオフ。
左の尾根に向って行き、吹流し当たりで粘るもあえなく降って行く。
続いて是枝さん、原田さん、徳ちゃんテイクオフするもトップアウトならず沈んでいく。
だんだん南風に変ってきてテイクオフし辛くなってきた。
斜面にキャノピー広げてもらってテイクオフ。
吹流し下のコブのところで小さなリフトにしがみ付くも廻すほどでもない。
5分ばかり粘ってみたけどどうにもならないのでメインランディングにまっしぐら。
山本さんも続いてテイクオフしたが粘れずメインランディングに。
大急ぎで高照寺テイクオフに上げてもらう。
中村さんが一番手でダミーテイクオフしグランドで上げなおしていた。
4機ばかりテイクオフして沖で上げている。
ゲートオープンになる前にテイクオフしないとダミーにならないので、直ぐに支度してテイクオフ。
ダミーの皆さん沖で上げているようなので、私は左の電波塔下に行ってみる。
テイクオフレベルで斜面を磨く。原田さんが来て、山本さんも来て
3人でよいブローを見つけ一気に海抜1200mに上げる。
雲底につけたので、テイクオフのダミーは果たしただろうと思い南山を目指す。
海抜1000mで南山に渡り、リフトに当たり下から薄い雲が湧き上がってくる。
氷室に向けて谷渡りしてみたが、ぜんぜんリフトに当たらず。
30分のダミーフライトであった。
ダミーの役割が何処にあるのか良く分からないが、テイクオフ近くで
粘ってフライトしていたのでは選手の邪魔にしかならないと思っている。
選手と一緒にガグルを組んで揚げたいとは思うが、全くお邪魔虫にしかならないので
私はゲートオープン前には離れるべきだと思っている。
近くのサーマルポイントを選手に示せれば良いのだが・・・・

ランディングで見あげていると12時15分ごろ、選手達は一斉に南山に向けて
移動を開始し、12時半南山スタート。
第一陣の20機ばかりがランディング上空を通過し北尾根に向っている。
その後4機ばかりが氷室に突っ込んで行き揚げなおしている。
その後はテイクオフに揚げてもらったので良く見なかったが
ランディング上空がパイロンだったので、初めてコンペの成り行きを見せてもらった。

15時がゲートクローズだったのでそれからフリーフライとさせてもらった。
ボルタック近くではサーマルがまだ活発で、海抜1200mまで上がれた。
フリーフライトの3機が飛んでいたが南山から氷室に向けているので私も南山へ。
1時間ばかり飛んでランディング。
高照寺エリアは日照があり強風でなければあちこちで揚げ直しが効く。
本当に良いエリアだ。
夜はウエルカムパーティーがあり立派な宿舎も用意されていた。
ダミー登録した者には全て無料でサービスが提供された。
高照寺のスタッフの皆さん本当に有難うございました。
7日は雨の為表彰式のみ。
試合結果は
http://www.hangpara.jp/pgc/j_league/2010/101106/index.html
11月13日(土曜日) 皆実高校クラス会
皆実高校のクラス会の案内をもらっていたのでメルパルクに行く。
城山先生は英語の先生で今年傘寿を迎えられた。
1年生と2〜3年生のクラスが集まって傘寿のお祝いをしようというわけだ。
私は1年生の時に受け持ってもらったのだが・・・・
進学指導や生活指導で先生とぶつかった事はないのでエピソードはない。
16歳で出会ったのではや50年になる。なぜだか城山先生の顔ははっきり覚えている。
5〜6名の教え子たちとソファーで談笑しておられる。
ちっとも変っておられない。白髪になられただけで街であっても分かると思う。
受付で会費を払い、談笑して受付を離れると城山先生の方から握手してこられた。
「ええ!!先生!私の事を覚えておいでなんですか?」
「うん、君はガンボじゃったけえのお」とおっしゃる。
小・中学校時代はけんかもしたが、高校に入ってからはけんかはしなかった。
弱い者や女の子を泣かしたこともないし、強い奴ともけんかはしなかった。
柔道部に入って黒帯だけはもらった。(160Cmで47Kgの体躯では少々きつかったが・・・)
その頃の柔道着を入れる部屋はそれはそれは臭かった。
半年も洗わない柔道着が、稽古を終わってしっかり汗を吸ったまま丸めてあるのだ。
襟などは乾く暇が無いのでいつもぬるぬるしている。(私のではないですよ!)
猛者に押さ込みを喰らうと、臭いに「まいった!」を出さざるを得なくなる。
昔も今も柔道部員は女の子にもてない事になっている。(ちなみに長男も広大で柔道部だった)
皆実高校はフォークダンスが有名であった。
体育祭の時踊るので、体育の時間にも男女で練習をした。
隣りが県立工業高校で、その時分は殆どが男子生徒だった。
外廊下に鈴なりなって羨ましそうに見ていたのだ。
オクラホマミキサーで女の子が目の前でターンすると女の子の匂い(香り)が鼻をくすぐる。
柔道着のそれとは天国と地獄の開きがある。
何故か、高校時代の思い出は匂いが強烈である。

私は至ってまじめな生徒だったと思うのだが、校外活動が職員会議で問題になったのかも・・・・
(そういう意味では問題児だったかな?)
3年生の時、木村校長から「話においで」と言われて校長室に乗り込んだ事がある。
「自分を真に大切に出来なければ、他人をも大切に出来ない!」と説かれたことは
私の心に深く沈んで今でも思い返される。

その頃は自己犠牲が崇高な有り様(よう)だと思っていたので聞く耳持たなかった。
逆説的では有るが、木村校長は私の底の浅さを突いておられたのだと思う。
木村校長は自分でご自分でパンフレットを作られて全生徒に配っておられた。
直接生徒たちと直に接する機会が無かったけど、校長の立場で人間教育をされていたのだと思う。

クラス会は2クラスの中で既に物故者になられた11名に黙祷。
城山先生の昔話を交えた挨拶があった。
5年前に大病を患われたとは思えないほど、力のある声でしゃべられた。(80歳とは思えない)
同じテーブル同士で歓談していると、城山先生は一人一人にテーブルを巡られてお話をされた。
50年経っているのに一人一人に話題提供されて、歓談されるとは脱帽です!
石井君と渡辺さんが謡曲を披露した。
渡辺さんは金剛流で、毎年市民能楽の集いにも参加しているそうだ。
私は裏方も勤めさせてもらっているので、顔は見かけたかもしれない。
司会の青野さんに、いきなりトップバッターで何かしゃべれと言われた。
返信ハガキに書いていた、パラグライダーや旅行やホームステイのことなど話した。
ついでにこのHPの事も宣伝しておいた。
うんうんと頷いていた人も居たので、恐らく何人かはHPを訪ねてくれるだろう。
11月14日(日曜日)海抜1470m・雲中
昨日はお天気の予報だったが黄砂がひどくて日差しは無かったようだ。
今朝も黄砂が残っていて昼からはお天気の予報だった。
神の倉に行くべきかどうか悩んでいた。
11時ごろまでは我家の周りは黄砂で空はぼんやりしていた。
徳ちゃんからメーリングで「神の倉が晴れたよ!」と言ってきた。
ホイ来た!!と大急ぎでパラを積み込む。
12時前に徳ちゃん、指江さん、山本さん、花野さんと一緒に荒谷山に上がる。
空は80パーセントばかりはクリアーに晴れている。黄砂は無くなったみたいだ。
先にテイクオフして、トップアウトした中村さんはじわじわ下がっていってしまった。
一番手のフライトは花野さんが勤めた。南小山で粘っている。
12時45分、2番手で私もテイクオフし北の尾根を攻めてみる。
上手くリフトを捕らえることが出来、順調に揚がって行き海抜900mまで上がる。
雲を追いかけ、少し沖で海抜1100mまで揚げた。
神の倉に渡ろうかと沖に出したが下がる一方なので引き返す。
大きめの雲が出てきて少し翳ってきたのでテイクオフに引き返しトップラン
一番上げで、25分間のフライトだった。とりあえず本日のパラ美学達成。

山本さんと指江さんは沖で揚げていたがこちらに戻ってきた。
最後にテイクオフした徳ちゃんもトップアウトしている。
2人のビジターもテイクオフして行ってマキゴンポイントあたりで揚げていく。

13時20分もう一度テイクオフ。
マキゴンポイントまで下がりっぱなしだったが、何とかリフトにしがみ付く。
2m/Sec位で順調に揚がっていく。
近くで山本さんが廻している。右旋回に合わせるのだがどうも苦手だ。
サーマルが強めのところで、ハイバンクで廻そうとするのだが直ぐには入らない。
安定性を重視して、直ぐにスパイラルに陥らないようにしているのだろうか?
オゾンの1−2の機体が3種類あるが、一番鈍重なバズーZ3を選んだので仕方ない。
初めて1/3位片翼が潰れた。バテンが入っているので潰れにくいと思っていたのだが・・・・
やはり、布切れで飛んでいるのだと再確認。

海抜1270mまで揚がったので神の倉を目指したが、海抜800mまで下がってしまう。
もう一度マキゴンポイントに戻り海抜1200mまで戻す。
上空に雲があるので、わずかな吸い上げを利用しながら神の倉渡りをする。
何とか海抜960mで神の倉テイクオフ上空につけた。
神の倉テイクオフ周辺で、3機ばかりが揚げようと頑張っている。
なんとか雲の吸い上げを利用して、海抜1420mの雲底に付けることが出来た。
ビジターの1機が雲底につけたようなので、私は有留方面に逃げる。
海抜1250mまで下がって視界が開けてきたのでもう一度雲に戻る。
先ほどのビジターは200mばかり下がっているのを確認。
海抜1470mで雲中に入ったので、アクセルを踏み込んで雲を離脱。
谷渡りをして、荒谷山テイクオフのトップランを目指す。
+300mで荒谷山テイクオフに着いたので、高度処理のため沖に出したら
下がってしまいテイクオフ上空に戻れなくなってしまった。
トップランして車を降ろすというパラ美学は諦める。
メインランディングでは1m程ターゲットを外す。
1時間40分のフライトで最後にランディングしたので満足だった。

本日のカシミールデータ

11月20日(土曜日)雲底高度1400m3回
週間予報では雨であったのに快晴になった。何だか得した気分。
11時過ぎに到着したのに誰もテイクオフにあがっていなかった。
少し風が強めで土手の竹薮は揺れている。
とりあえず荒谷山テイクオフに上がって待とうという事にした。
花野さんが一番手でテイクオフしたが、サーマルタイムには未だ早かったのか
何事も無くメインランディングに行った。
実は17日に竹井さんと二人で神の倉で飛んだ。
竹井さんの新機体デルタが来たのでゆっくり試したいとの事だったので付き合った。
雲量は6割くらいで風も最大8m/Sec吹いていた。
神の倉テイクオフは、日が射してきて北風が西風に変ってきた。
最初に竹井さんが出ていきなり15m位垂直上昇。
私もテイクオフし同じ様に垂直上昇。
別に荒れている様子は無いが、風は強くて裏山に飛ばされそうだ。
旋回しなくてもS字ターンだけでもぐいぐい上がる。
リフトの頂点は雲中のようで追いかけ続けるのはやめる。
北の鉄塔まで行って低くなるがヘヤピンカーブの鞍部でリフトに乗る。
廻さないのに上がり続ける。リフトを外した時のお釣りが怖い。
サーマルは自分で追いかけて廻し続けてサーマル頂点を極めるのが楽しい。
廻さないのに上がり続けるのはあまり楽しくは無い。
もう降りようとスパイラルを入れようとするのだがバンクが掛からない。
地上付近は風も強いようなので荒れているかも知れずビッグイヤーも怖い。
何とかメインランディングにたどり着くも、何度か持ち上げられたり
テンション抜けたりで気持ち悪かった。
40分ばかり飛んだが1回しか廻さなかった。

17日にスパイラルが出来なかったので、どの程度で入ってゆくか試そうと思う。
足刈さんの車を借りる事にして、花野さんにサブランまで迎えに来てもらう約束した。
12時半テイクオフして正面尾根でリフトがあったので2回ばかり廻した。
花野さんが迎えに来てくれるはずなので遊んでいてはいけない!
尾根の先端まで来たので、ウイングオーバー掛けてみる。スムースに入った。
スパイラルを入れてみる。これもスムースに入った。
高度は無いので3回でやめる。
あとでGPSログを見てみると−8〜9m/Secであった。
3回でこの値ならいいだろう。
17日はナーバスになっていたのでしっかりバンクが掛けれなかったのだろう。
機体性能の所為でなく、私の腕の所為だったようだ。

南小山で2機じわじわ上げ始めた。
2本目はしっかり飛ぶぞ!と気合を入れる。
13時55分、甲斐さんが風待ちをしている脇をちょっと失礼して先にテイクオフ。
南小山で粘って何とかトップアウト。
右ボール奥で良いサーマル煮遭遇し、海抜1350mまで上昇。
何機かは神の倉への往復をしている。
私も谷渡り始めたが荒谷山登山口辺りまでで来たが、高度が下がったので引き返す。
電池切れしたらしく、音だけバリオの音がしなくなった。
もう一度ボール奥まで戻り海抜1380mまで揚げ返す。
静寂の中、風きり音だけの世界で飛んでいる。いい気分だ。
それから一時間くらい経って今は3機しか飛んでいない。
トップランして車を降ろそうかと荒谷山テイクオフを観察。
微風では有るが吹流しはフォローのようだ。
下手にトップランアプローチして、荒谷山のローター喰らっても危ないのでやめた。
メインランディングに向けると、果たした荒谷山高度を下がったくらいでグラグラ来た。
メインランディングの1.5mのターゲットのど真ん中をふんわり両足で踏んだ
今日の雲底高度は1400mだったそうなので、ブルーサーマルなのに3回ばかり
雲底高度近くまで到達
だったのは嬉しい。
1時間50分のフライトであった。
11月21日(日曜日)1時間40分・トップラン
今日も朝から快晴である。
昨日はサーマルで上がり始めたのも12時過ぎてからだったのでゆっくり出発。
11時過ぎて到着したのに皆さんMLでマッタリしていた。
ハング皆さんは既に荒谷山テイクオフに上がっていた。
直ぐに上がりましょうと皆さんを急かして、原田号と稲垣号とで荒谷山テイクオフに上がる。

12時半テイクオフ。マキゴンポイントまで下がってやっとサーマルヒット。
正面ボールで上げて行き荒谷山上空の海抜800mどまりであった。
今日のサーマルは細くて強めだ。風も強めでサーマルも流されて曲がっているようだ。
上がっては下がり、上がっては下がりを八回ばかりを繰り返した。
サーマルは活発で次から次へと上がっては来るが、強風気味で
流されていて捉えきらない。
13時50分ごろ何とかサーマルを捕らえ順調に上がり始めた。
中村さんとめぐちゃんと3人でサーマルを追いかける。
何とかうっすらとした雲の100m位下まで到達。
海抜1150mまで上がった。(雲底高度1200mと言っていたのでまずまずだ)
北東に1,5Kmばかり流されたので帰れなくなりそうなのでアクセル踏み込む。
一番低い所では甲斐さんがテイクオフ前に出ようと頑張っている。
めぐちゃんは沖を廻っている。私も目いっぱいアクセルを踏み込んでテイクオフ上空を目指す。
上がったり下がったりでいささか疲れたのでトップランを決意。
風は強めで南から入っている。東の正面からアプローチ。
なかなか高度が落ちないので、ビッグイヤーで高度を下げる。
テイクオフが近づくとテンションが抜けかける。
ビッグイヤーで潰れたら一気に山チンになる。
翼を直したら、大分高度が有りすぎテイクオフ上をスルーしてボール奥に。
ターンしてテイクオフに行くも、又持ち上げられたのでもう一度ターンする。
東屋のところでハイターンして高度を下げる。(一気に7m下がった)
そのままテイクオフ南斜面にべたっと張り付き、偏流ホバーリングしながらトップラン。
1時間40分のフライトで、私のパラ美学のトップランで締めくくれた。
それにしても今日は上がったり下がったりが激しかったなあ〜
昨日、今日と長く飛んだので皆さんとどう絡んで飛んだのかこんがらがって思い出せない。

最近の幸多は良く会話が成り立つようになった。
親がけしかけないでも「じーじ」と呼びかけてくれる。
幸多が私の事をどう思っているのか、もっともっと話がしたいものだ。

11月22日
この日記を書いている時、日本郵政の車が止まって大きな荷物を運んできた。
30Kgの大きな米袋だ。差出人は畠黒さんだった。
以前世羅西黒川にクロカンに行った時、お世話になった畠黒さんだった。
畠黒さんの「せらにし飛龍太鼓」の演奏が花夢の里で行われた時
聞きに行って、後日動画のDVDをメンバーの人達に送ったことがあった。
「新米が出来たら送ってあげるから・・・・」と言って頂いていたのだが、忘れずに
本当に送ってくださった!感謝感激である。
クロカンでの出会いは心楽しいものだが、こんなお付き合いが出来るなんて・・・
嬉しい余韻に浸っている。
11月22日(火曜日)三徳山「投入堂」(国宝)
我家の周りは良く晴れているのだが風が強い。
神の倉の風情報は6〜8m/Secの風である。
嫁さんが何処かに行こう!と言うので鳥取県の三徳山「投入堂」(国宝)に行って見る事にした。
何せ10時半に出発したので、登山時間に間に合うか?不安であった。
カーナビは山陽道を指し示すのだが、途中の山の紅葉を見ながら行こうと
敢て中国自動車道を通る事にした。三次ICを過ぎると雨が降ってきた。
湯原ICを出た頃は結構な雨になってきた。
投入堂にはとても登る事は出来ないだろう。
14時過ぎにようやく「三徳山三仏寺」に到着。
拝観料400円支払う時、「投入堂にいく事出来ますか?」と聞いてみた。
「北アルプスに登る様な装備なら登っても良いですが、あなた方はダメです!」と言われた。
「今日一日だけの本堂の修理現場一般公開がありますので見られたらいいですよ」と言われた。
一般公開の受付に行って順番札(300番)をもらった。結構な雨降りなのだ。
テントの中で三徳山「投入堂」(国宝)のビデオテープを見ながら待つ。
住職さんが「一般の人が屋根工事を触って見れるのは、100年に一回のチャンスです。」
(今回の解体修理は土台まで掘り起こしての徹底した解体修理だった)
「しかも、本日一日限りなので今日お参りになった皆さんはとてつもなく運の良い人です」
何も調べずにふらっと来たのだが、何とラッキーな事だった。
建築業者や柿葺(こけらぶき)の職人さん、県や町の教育委員会の人達が
見学者に付いて色々説明してくれた。
柿葺(こけらぶき)の職人さんは竹釘を使って柿葺を止める作業をさせてくれた。
(説明用に柿葺(こけらぶき)のサンプルを造ってくれていた。)
口に竹釘をくわえて、右手のハンマーの柄のところで竹釘を仮止めし打ち込むのである。
当然私も手を上げ竹釘を打たせてもらった。何とか打ち込めた。
私達のグループが最後のグループだったので、30分以上あれこれ質問して教えてもらった。
建設当時の(1839年)の竹釘と玉鋼製の角釘をお土産にもらった。

 使える材料は使って、屋根材は全面取替え 柿葺(こけらぶき)の寿命は20年位だそうだ 柿葺(こけらぶき)のサンプルを打たせてもらった

 屋根の天辺にある取り外した宝珠 嫁さんもチャレンジ 三徳山三仏寺の受付場所

三朝温泉によって日帰り温泉に入る。
17時に出発し20時半に帰宅。520Kmのドライブであった。
ふらっと行ったにはちょっと遠かったが、100年に一回のチャンスはラッキーだった。
お天気の日を選んでもう一度行って、投入堂まで行って見よう。
11月26日(金曜日)ホアン一家
先日MNSを立ち上げたら、コロンビアのホアンの奥さんのタチアナが居たので
「HOLLA!]と呼びかけてあとは嫁さんと変る。
ホアン一家も幸せそうだったので、「写真を送って!」と言ったらどっさりと
50枚ばかりMNSで送ってくれた。
「HPにアップするよ!」と言ったら嬉しそうだったので写真でホアンの近況報告をする。
タチアナのビキニ姿はあまりに刺激的だったので割愛した。
娘のソフィア(姉)とバレンティーナ(妹)の愛くるしいこと!!
おばあちゃんに似て、きっとコロンビア美人に成長する事だろう。
写真は従兄弟の結婚式で観光地CARTAGENAのホテルで撮ったものらしい。
AFSで縁あってホストファーザーになり、外国にも孫達が出来るのは何とも嬉しい。
がんばってAFSで縁を結び、長生きできれば世界中に孫達が出来るだろう。
孫達に会いに、世界を巡ることを想像すると心楽しいものがある。

2003年にコロンビアのホアンの家族を尋ねて行った時の動画をYoutubeにアップした。
アップが完了したので暇なら見てください。

../inagakiiai/eigakan_1/colombia.htm

 娘のソフィア(姉)とバレンティーナ(妹)とホアン 娘のソフィア(姉) 

 娘のソフィア(姉) 娘のバレンティーナ(妹) 結婚式教会の娘のソフィア(姉)とバレンティーナ(妹)

 娘のソフィア(姉)とバレンティーナ(妹) 娘のソフィア(姉) ホアンも幸せいっぱいのようだ

 娘のバレンティーナ(妹) 娘のソフィア(姉) ホアンの奥さんタチアナ・・・これ以上の写真はUP出来ません ホアン一家です

11月27日(土曜日)トップラン・南屏風で1時間半
朝から秋晴れである。
10時には家を出て、10時半ごろには神の倉東屋に到着。
地森さん、小田さん、田中さん、花野さん、甲斐さんが居た。
学生達は朝錬で神の倉からテイクオフしてきた。
田原さん、中村さん、斉藤さんが来て早速荒谷山に上がる。
いつもは花野さんをけしかけて最初にテイクオフをさせているので、
今日は私が一番手を勤めよう。
南から入ってはいるが、吹流しは時々南西にも振る。
今日の予報は西風なので恐らく上空は西田と思う。
谷の木の葉も揺れているのでしっかりした風ではあるようだ。
11時50分テイクオフ。南小山に向ったがあまりリフトを感じない。
すぐに正面尾根筋でリフトを感じたので廻す。
+200m上がった所で、西風がぶつかってきてグラグラする。
気持ち悪いので沖に出し、神の倉に渡ろうかと思ってグランドまで出したが
途中はあまりリフト感じないのでテイクオフに帰る。
田原さんが荒谷山上空に上げている。
私も追いかけてが、リフトは有るのだがやはりグラグラする。
ぐんぐん上がるような気もしないし、上空は西風が結構強いようだ。
神の倉に移動しようとトップラン敢行。
テイクオフ正面の斜面にふんわりトップラン。
20分間のフライトだったが、トップランで一応パラ美学達成。

車を降ろしていると途中で河原一家の車に出会う。
神の倉に移動だと言ったら、メインランディングに引き返して私を乗せて神の倉に。
神の倉は南の風になっている。回り込んで正面ぽく風は入ってくるのでテイクオフは出来る。
誰も突き抜けてトップアウトできないで居る。
テイクオフに入ってくる風が少し弱まったので、沖でサーマルが揚がっているかも・・・・
テイクオフしたが沖に出す勇気も無く、右尾根せっせと磨き続けた。
会えなく20分でラディング。

3本目は思い切って南屏風を目指す。
南の鞍部を越えた所で強めのリフトがあったので廻していると山本さんが追い越していった。
直ぐあとを追いかける。南屏風に着くと安定したリフトに出会う。
プラス200mでずっと遊んでおれる。児島さんと、ハングの武田さんも来てあそぶ。
ハングの武田さんは一段高い所を飛んでいる。
児島さんはあちこち動き回っている。
寒くなってきたので、トップランしようかと神の倉テイクオフに戻ってみる。
ハングが5機ばかり組み立てられている。仕方ないのでもう一度南屏風へ。
稜線より下がって南屏風に行ったので相当にグラグラ来た。
何とかたどり着いて遊ぶ。
ハングが3機ばかり飛んでいるのでもういいかな?とテイクオフの戻ってみると、
まだ2機いた。
南風強風気味の中沖に出し、ビッグイヤーもしながら高度を下げていく。
地上10mの辺も結構荒れていた。
1時間半の南屏風のリッジソアリングであった。
寒いので結構疲れた。
11月28日(日曜日)海抜1150m・2時間フライト
今日福田公民館祭で喜多流の謡の発表会がある。
10時始まりなので9時半に出かけてみる。
私とは違う社中の人が指導しておられるのだが、10月の「市民能楽の集い」で
公民館活動として参加、発表されたのだった。
各流派とも昨年から1グループはワークショップの発表がある。
公民館活動では、本式の能舞台で日ごろの成果を発表できる事はまず無い。
発表の場の裾野が広がっていることは素晴しい事だ。
「市民能楽の集い」で発表されたのを撮影していたのでDVDを差し上げる。

11時ごろ自宅に帰ると、竹井さんから電話があった。
「稲垣さんが来るのを”今や遅し”と皆さん待ってますよ!」・・・
神の倉の東屋に6名ばかり集合しているようだ。
パソコンでリアルタイムの神の倉風情報を見る。
6〜10m/Secの風が吹きまくっている。
天気予報では曇りで北西6m/Secの風で、15時ごろから少し落ちる予報であった。
パラ中毒患者が集まっているので、誰かが解散命令を出さないと帰らないだろう。
パラ中毒重症患者の私が行って「帰ります!!」と言えば解散するだろう。

12時過ぎ神の倉の東屋に到着。
皆、ニヤニヤしながら私を出迎える。(ニヤニヤの意味は大体想像がつく!)
さっきまではランディング場の吹流しはクルクル廻っていたらしい。
「稲垣さんが来たら納まったよ!」とテイクオフに上がらないと納まらないようだ。
竹井さん、田原さん、田中さん、山本さん、日高さん、立川さん、花野さん、
甲斐さん、川原さん、稲垣の10名で神の倉テイクオフに上がる。
こんな日に集合する人々は、どこかのビスが5〜6本抜けているに違いない。
私がその筆頭であるのは間違いないのだが・・・・

神の倉テイクオフに上がって観察する。
3〜5m/Secの風が北斜面から入ってくる。
息継ぎの風ではない。本流は北西風のようである。
サポートが無くてもテイクオフ出来る程度の風だ。
吹流しは水平以上に上を向いてはいるが、震えては居ない。
神の倉周辺と向原方面の雲はなくなり青空になっている。
誰もラインチェックすらしようとしない。
解散命令を出す筈だった私がラインチェックを始めた。
前期高齢者の私がお毒見役をいつまでも演じている事は情けない。

北斜面にキャノピーを拡げる。頃合い良し!と立ち上げる。
左翼のテンション足りない!とブレークコードを少し当てる。
強いブローが入って持ち上げられた。
左真横に移動している!ハーネスの回転が止まった。
前に出だすと、いきなり18mほど持ち上げられた。
少しバックしているので万歳したら6Km/hで前に進みだした。
北斜面のボールでは一気に70m程上がった。
強風になって裏山に飛ばされては拙いので、沖に廻ってアクセルを踏み込む。
鉄塔下に行き着き、伐採地帯近くまで行くも上がらない。
鉄塔下に戻ると2〜3m/Secで上がり始めた。
北西風が強いので廻して一気に稜線を過ぎると戻って来れないかもしれない。
サーマルヒットして稜線を遥かに越えて、戻るのが大変な事が過去何度かあった。
高度はどんどん下がり、稜線は水平上に見えてくる。
「神様!もうしません!こらえてください!」状態が過去何度かあったものだ。
1−2の機体では強風に会ったら戻れないので、廻す事はしないで八の字で高度を稼ぐ。
海抜750mまで上がった。その地は鉄塔付近を行ったり来たりで海抜600m付近を飛び続ける。
テイクオフ前が一番リフトが強い。廻して見ると左程流される事がない。
右に廻したり、左に廻したりしてコアの中心を捜す。
広い範囲でリフトが有る。コンバージェンスラインなのか、粟森谷地区からのサーマルと
神の倉のサーマルが合体して上がっているのか?
2〜3m/Secのリフトが続き、海抜1150mまで上がった。
もっと追いかけて硫黄山方面まで流したのでは絶対帰って来れないだろう。
これだけ高度を稼いだので北の鉄塔を目指す。
何とか北の鉄塔近くまで行ったのだが下がりが−3m/Secとなった。
無理やり北の鉄塔を取っても、帰れなくなったのではつまらんので引き返す。
北の鞍部に帰った頃は海抜480mであったが、ようやくリフトに乗れた。
八の字で200m上げて海抜680mまで回復。
寒くてトイレに行きたくなったのだが、皆さん寒い中降りようとしない。
一番先に降りるのも癪なので頑張る。
ようやく田原さんが両翼端折って高度処理を始めた。
私も降ろそうかとシンク帯を選んで高度を下げる。
海抜470mまで下がった所でピッピとバリオが鳴り始めた。
フライヤーの悲しい性でサーマルにしがみ付いてしまう。
上がっていくと気持ち良いので廻し続けてしまい海抜650mまで上がってしまった。
山本さんも沖に出してランディング体制に入っていった。
トップラン果たして車を降ろそうかなと、テイクオフにアプローチしたが思い切り吹き上げられた。
ランディングして早くトイレに行こう。
良く端を折って高度を下げランディング。
2時間強のフライトであった。
飛べないと思っていたので大満足であった。
飛び足りない人達はまだまだ飛んでいる。
日高さんは”鬼”の飛びで寒い中、3時間以上延々と飛んでいた。