2005年 10 月 |
AFS広島支部危急存亡の時! 先日のAFS広島支部の集まりで、「是非HPでホストファミリーをやって頂ける様に 稲垣さんのHPで呼び掛けてください」とお願いされた。 AFS広島支部留学生の受け入れ高校は、女学院高校、鈴峯高校、安芸府中高校、高陽東高校、などである。 学校教育の一環として、留学生を受け入れ、生徒間の国際交流を果たしている。 学校は授業料や制服など教育に関わる経費を負担している。 AFSのスタッフ達は留学生の相談や留学生同士の交流会も企画運営している。 ホストファミリーは一年間留学生を預かる事になる。留学生の生活費のすべてはホストファミリーの負担である。 早い話、一人子供が出来たと考えれば良い。 留学生はニューヨークが世界の本部であるAFSに100万円納入する。 ホスト国への留学生の往復運賃とAFS運営費負担である。 貧乏な国の生徒達はAFSが負担して、留学させている。 当然AFSのスタッフはボランティアである。 今ホストファミリーに手を上げててくれる人が居ないので、大変困っています。 AFSの留学生は一定の英語レベルがあり、試験を受かってくる優秀な子供達です。 16〜18歳の人生で一番多感な時期に、親子関係を組めるのはすばらしい事です。 ホストファミリーはその子にとって一生忘れられない人になると思います。 親、親たらんとし!子、子たらんとする!理想的な親子関係が築けると思います。 お互い少し遠慮がある為逆に実の子供より理想的親子関係と思います。 特に私と同年代(50〜60代)の方に呼びかけたいです。 子供達も家を離れ、夫婦二人だけで話題の乏しくなったホストファミリーは最高と思います。 留学生にとっては、自分一人に愛情を注いでもらえるし、夫婦にとっても家の中が華やぐでしょう。 是非留学生を受け入れてホストファミリーを経験されることをおすすめします。 外国語を用いる必要はありません。子供達が日本語を理解できるようになります。 私は日本語で通しています。と言うより英語も出来ません。 AFSの活動案内はこちら ────────────────── AFS広島支部のHP http://www.afs.or.jp/chugoku/hiroshima/ ────────────────── |
10月1日(土曜日)パラグライダー体験会 今日明日ともにパラグライダー体験会である。 曇りで南西2mの予報であったが、リアルタイムの荒谷山の風は10mばかり吹いていて、晴れとなった。 30名ばかりの体験者が集まった。キャピキャピの女の子ばかりでなく、中年男性や、男の子も半数ばかりいた。 今年は少し期待がもてるかな? 笠岡で飛んでいる中島さんが「一度はハングを経験してみたかったので、稲垣さんのHPを見てあわてて 申し込みしました!」と言っていた。なかなかガッツのある人だ。 キャノピー沢山あるので、私は2名の女の子を任された。平地で立ち上げるのだが、強風でラージヒルからの 大かぶりの風に加えて時々フォローが吹くので、風の方向がぐるぐる変わる。 何度かはつむじ風にも会った。良い風を狙ってちょこっと立ち上げるだけなので、あまり練習にならなかったかも・・・ 広大の紅露に片方のAライザーとブレークコードだけで立ち上げの補助の仕方を教える。上手にやってのけた。 この方法は練習生の操作の全てを奪わず、あたかも練習生もテンションを感じながら自分が 上手に出来た様に思うところが優れていると思う。(以前地森さんがやっていたのだが・・・) 午後からも風は納まらず、私達数組は平地で講習。数組は傾斜地10mくらいから、飛ばしていた。 実は私が練習生の頃、一人でこっそり河川敷へ行って立ち上げ稽古をしていた。 勝手に飛んだらダメ!!と釘を刺されていたのだが・・・・。 土手に直角に吹き付ける風の時、3度ばかり土手から飛んだ事がある。 一度は土手裏に飛ばされそうになり、恐怖でピクピクなり、2度は土手の半分から下は乱流でつぶされそうになり ピクピクした。危ないと悟って、それ以後は土手から飛んでいない。 強風で斜度のきつい平地との交わり部(土手下)は風が死んでいるところであり、息継ぎの風では乱流域でもある。 斜度のきついスモールヒルの下層部での強風テイクオフはいかがなものか?と思ってしまいます。 それと、テイクオフ時に、後ろから押してあげる事が良いのか、どうかいつも悩みます。 早く浮かせて出来るだけ遠くへ飛んでもらい、処女飛行を感激してもらいたい気持ちは大きいのですが・・・・。 このHPで過去2回ばかり書いたのですが・・・・。私は後ろから押してあげるべきでないと考えています。 当然アゲインストに向かってちゃんとテイクオフする手伝いはしてあげねばなりませんが・・・。 処女飛行時に不安に思っているのを、いきなり浮かされて押し出されたのでは、 びっくりしてすこしパニック状態でテイクオフしただけの様に思う。 飛びたいという気持ちは皆さん等しく持って臨んでいるので、せめて処女飛行は飛びたい!飛びたい!と思って 一生懸命走って足が離れる感動を味わってもらいたいと思うのだが・・・・。 私はその5秒間でパラにはまってしまったのだが・・・・ 何はともあれ、これを機会にパラの仲間を出来る事を希望します。 |
10月2日(日曜日)パラグライダー体験会 今日はパッちゃんを体験会に連れて行くことにしている。 先週山本さんにタンデムしてもらって、今度は神の倉から一人で飛びたい等と、生意気な事を言っている。 荒槙牧場でしっかりしごいてもらおう。 嫁さんは以前から体験会参加を頼まれていたコロンビア人のオスカルを広島駅に迎えに行った。 2年前ホアンのところに行くのにコロンビアの状況を知りたくてオスカルを訪ねて話しを聞いた事がある。 オスカルはエクアドルでたまたま会った日本人女性と結婚し、3歳の愛娘と3人で廿日市に住んでいる。 コロンビア物産のお店をサンモール5階に出店している。 我が家を8時半に4名で出かける。 今日は予報どおり曇りで、風も2m位だが、西混じりなので最高とは言えない。 今日は60名ばかりの参加者である。 パッちゃんもオスカルもグループ分けで、私のグループでなかった。 皆さんは気を利かせてパッちゃんを移動させようとしたが、あえて断る。 パッちゃんが私に甘えて本気で練習しないかも知れないので・・・・。 私は4名の女の子を任された。 今日は風もそこそこなので、立ち上げや、フレヤーのテンションが少しは練習生に感じてもらえるだろう。 一巡目は3回づつ立ち上げて走って、ブレークコードを腰まで引いて、キャノピー落とす事をやってもらう。 2巡目は2回づつ自分で立ち上げてもらい、グライダーのパワーを感じてもらう。 ちょこっと手伝って、走ってフレヤーの稽古。 これでお昼休みとなった。 昼休みにはカレーとピザを食べた。 ピザは思いのほかおいしかった。 一度ご試食あれ! パッちゃんのグループは早めにお昼にし、12時半からスモールヒルからテイクオフさせる事になっていたらしい。 パッッちゃんがピザを食べたいというもので、注文したら、結構時間かかってしまった。 私が先にテイクオフに行ってみると、すでに講習再開してフライトさせていた。 携帯で嫁さん呼び出すも、応答なし。テージャスランチに帰ってみるも姿が見えない。駐車場にも居ない。 いらいらしていたら、のんびり3人で歩いてきた。 パッちゃんは兵萬さんが面倒みてくれる。 ハーネスをつけ、何度も何度も手順を繰り返していた。パッちゃんの日本語の理解が心配であったのだろう。 私が後でキャノピーを持ってやったので、後ばかり振り返るパッちゃんであった。 風もそこそこなので、立ち上げさせてテイクオフ。耳の位置でキープしているのだが、緊張しているのか、微動だにしない。 河原さんが「マッチ棒がぶら下がっている様だ」と大笑い。 結局ランディングディレクターの山本さんの「腰まで引いて!!」の声は聞こえず。 耳の位置のままランディング。(走り抜けてはいたが・・・・)まずは安全に飛べた。 しかも体重が軽いので60m位飛んで皆さんより遠くへ飛んでしまったのであった。 オスカルは是枝さんが面倒みていてくれた。白人男性なので、力任せにグライダーを操作しようとする。 早く飛びたいので走りもせず飛び乗ってしまい、斜面を転げまわっていた。 帰る車の中でビデオを見せたら、ようやく気がついたようであった。 私の担当した女の子も一応1本づつは飛ばせた。皆さんそこそこ上手く飛んで行った。 3時前に雨が降り出し、本日終了となった。1本も飛べない人も7〜8名居た様であった。申し訳ない!! パッちゃんの事をHPに書いてあるので、皆さんからいろいろ声を掛けてもらったようだ。 「何で私の事を知ってるん?」と不思議に思うパッちゃんであった。 他の人が飛ぶ時には、キャノピー持ったり、雨が降り出したら片付けに走ったりで、 皆さんに溶け込んでいたように思う。 皆さん、パッちゃんに声を掛けてもらってありがとう御座いました。 本人は一人で神の倉から飛ぶと張り切っている。弱った!!! ホアンの時は飛ばせてやろうと思っていたので、盆休み4日間は立ち上げ稽古を徹底的に叩き込んだ。 お陰で帰国前までに神の倉から10回は飛ばせることが出来た。 パッちゃんは女の子だし、練習日も少ないだろうし、悩ましいところである。 しかしやりたいと言うのであろうしなぁ〜・・・・。 向原に来ると雨も上がっていたので神の倉テイクオフに上がってみることに。 オスカルは花の季節に藤棚まで来て、パラの飛び立つのを見たことがあるといった。 パッちゃんはもう一人で神の倉から飛べると思っているようだ。 ちょっと振り回して、パラが何時もふわふわ飛んでない事を見せ付けてやろう。 テイクオフシートはびしょびしょだったが、グライダーを広げる。 北風1m位。テイクオフしてウイングオーバーかける。 オスカルがビデオを撮っていてくれたが、びっくりしてカメラは私の姿を捉えてなっかた。 パッちゃんもびっくりして怖い!といっていたらしい。 北斜面の谷ではシンク帯だったのでよく沈んだ。 イプ4は3と機体の種類が違うのかと思うぐらいクイックだった。 良く特性を掴まなければ・・・・ 不用意に操作するとドッキリということになるかも・・・・ |
10月8日(土曜日) 小雨 |
10月9日(日曜日) ハングの大会が行われているので、荒谷山テイクオフからダミーでもなればと、飛ばせてもらう。 2本とも緊急ランにぶっ飛んでしまって、何の役にも立たなかった。 夕方からは謡の稽古があるので、3時に帰宅。 |
10月10日(月曜日)「市民能楽の集い」 「市民能楽の集い」に10年ぶりに復活して謡う事になった。 「紅葉狩」のシテなので、気合は入ったのだが、最近は記憶力が乏しくなっているので、 15分間の謡い憶え辛い。 最初は無本でと張り切っていたのだが、一人が「本を見ましょうか?」と提案したら、促!!安きに流されてしまった。 「市民能楽の集い・・」はずっと無本で通して来たのだったが残念無念。 40代が3名と、20代の新人さんが参加してくれたので、来年からは無本に戻るかもしれない。 紋付袴の着付けも、知り合いの先輩達も居なくなったので、先週2回ほど皆んなで特訓した。 家で嫁さんに角帯の結び方と袴の付け方を特訓してもらう。 その成果と解説書で皆さんと共に一応着れるようになった。 今まで先輩が居たので、本気で習う気がなかったので、、一人で着付け出来なかったのだが、 今回やっと完璧に覚えた。 嫁さんとパッちゃんも同道し、ビデオを撮ってもらう。麗奈ペアも聞きに来てくれた。 最初から3番目だったので、観客はまばらで関係者のみ。 地謡では声も揃っていたし、しっかり声も出てよく響いた。 初めて聞いたぱっちゃんにも、その事は分かったらしく「おとうさん、すごい!!すごい!」を連発してくれた。 広島喜多会の会長さんが、今年は向陽東高校の生徒さん達を教え謡わせたが、男女混声なので、 地頭を努めるのが大変なようだった。 女性とのみで謡う時は、歌うように美しい声なのだが・・・・。 若い時に経験していてくれると、次に謡曲と出会った時スーと入れるきっかけにはなると思う。 毎年高校が変わって、しかも流派も変わって発表してくれる。 お世話される方も大変と思いますが、どうぞ続けて頂きたいと思う。 昼過ぎて、帰宅し、1本ぶっ飛びに神の倉に出かける不良おやじであった。 |
10月15日(月曜日) 雨 |
10月16日(日曜日)笠岡エリア 予報は北東5mなので、芦田川に行く事に。河原さん、田中さん、朝8時に我が家に集合し出かける。 山本さんと石田さんも芦田川に向かっているようだ。 10時前に到着したが、ジモピーは誰も居ない。とりあえず3人だけで、テイクオフに上がる。 テイクオフの風は北東で右45度くらいで、テイクオフには廻りこんで正面っぽく入っている。 風は息継ぎがあり、強い時は4〜5mは吹いているようだ。 山本さんや石田さんが来ているはずなので、とりあえずテイクオフ。テイクオフ前はリッジ風5mではステイ出来る。 東がらみだと思い、右尾根を廻り込んでみたが、何もなくテイクオフレベル以下では下がる一方だ。 河原さんもぶっ飛んで来てランディング。山本号で再度テイクオフへ。 石田さんテイクオフし、右尾根向こうで粘っていて、高度下げたが、沖に出したら弱いサーマルヒット。 じっくり粘って上げて行った。山本さんも右尾根向こうで粘りきって+300mばかり上げ切り 一時間ばかり遊んでいた。ジモピーの原さんは、いつもながら素晴らしい飛びをしていた。 ぶっ飛びは避けたいと様子を見ていた私は、結局テイクオフ出来なかった。 お昼になり、海風が押して来て、フォロー気味になったので、全員笠岡に移動する事になった。 田中さんが車を降ろしてくれるというので、ぶっ飛んだ。 1時過笠岡に到着。 ランディング場で中島さんと遭い、体験会でのハングの印象を聞く。テイクオフ場は無風が続いている。 ランディング場は少し海風っぽくなったので、早めにテイクオフ場に上がる事にした。 少しづつ海風が入りだし、テイクオフ出来る状態になり、練習生達がテイクオフをし始めた。 沖に出しても高度が下がらないし、リフト帯で上がり始めている。午前中ぶっ飛び2本だったので、早めにテイクオフ。 何んとかステイ出来る状態ではある。30分ばかり飛んで誰も居なくなった????。 一機テイクオフして来て、「無線が入りっぱなし!!」と大声で連絡をもらった。 ハーネスの右ボケットを探り本機が逆さになり、スイッチを押してないか確認。 テイクオフに近づくと、やはり「無線が入りっぱなし!」と大声をかけられる。早くチェックをしようと、トップラン敢行。 テイクオフ斜面で吹き上げられ、少し前に出たので、トップラン諦めかけたら、 矢野さんが左ライザーをむんずと掴んで降ろしてくれた。 キャノピーに引きずられながらのトップラン!起き上がると皆さんのするどい、冷たい非難の視線。 さっき本機は見たのにどこだろう?どこだろう?とあせるばかり。 よくよく見ると、マイクロフォンスピーカーがハーネスの調整ベルトの輪っかにすっぽり、はまってしまって スイッチを押しっぱなしの状態になっていた。 私のせいで練習生達の無線を断ち切ってしまい、危険な状態に引き込んでしまったかもしれない。 当然練習生達のテイクオフもストップさせてしまった。事故が無かったのが不幸中の幸いでした。 皆さんには大変申し訳なく、ここに深くお詫び申し上げます。 私はかねがねパラグライダーの引き際はきれいにしようと思ったいた。 加齢のせいで、皆さんにご迷惑がかかる前にきっぱりと引退しようと思っていたのに・・・・。 よそのエリアに行き、しかも練習生を危険におとしめるなんて・・・・。 ショックが尾を引いて、ボンゴで下山中に路肩から脱輪させてしまった。 ジモピーの森久保さん、矢野さん、榊田さんに手伝ってもらい、車を引っ張り上げてもらい脱出できた。 本当にありがとうございました。 これを書いている今も、ショックは尾を引いている。 実は矢野さんと話をしている時「先日74歳のフライヤーにフライト禁止の引導を渡したのです」と聞いてしまった。 自分自身への引導は自分で渡すと決めているので、深く考えさせられてしまった。 多分パラに対しては恋々としてしまいそうである。 私の存在が皆さんにとって危険と思われたら、遠慮なく言って下さい。 すっきりくっきり自分の始末はつけますので・・・・。 |
10月22日(土曜日)川地塾 今日明日と川地塾だ。 今日は爆風で雨予報もあり、9時に到着すると、大佐や高照寺の塾生は全員集合で、ジモピーが遅れている。 風は北東気味で8mは吹いているので、心置きなく座学とする。 座学については川地さんの商売のネタでもあるので、詳しく書くわけにはいかないが、 毎回「眼から鱗が落ちる・・」の思いに至る。 スポーツ心理学を応用し、メンタルな部分でも強化する事は、有意義な事である。 技術面においてはハウツーでなく、理論立てて飛びの解析をし、どの様に体に覚えこませるか?など 総合的に教えてもらう事が出来るので、眼から鱗が落ちるのだと思う。 川地塾を開校しようと決意した川地さんの並々ならぬ自信と使命感みたいなものを感じる。 川地塾を商売として考えたらこんな効率の悪い、儲からん塾はない。 そのうち閉校という憂き目に会わんとも限らないのではないかと、ついつい心配になる。 是非今のうちに一度(一年間)は受講されることを、神の倉のパイロットの皆さんにお薦めします。 権威主義には異常反応(猛反発)する私が、尊敬する数少ない人の一人です。 川地さんの理想が長く長く続きますように・・・・・。 夜はスーパー銭湯に行き、お風呂と食事。 宿泊施設の「老人集会」に戻り、ロドリゲスの連続53回の縄跳び(タンブリング)の映像を見せてもらう。 スカイダイビングでパラシュートに発炎筒を打ち込み、キャノピーを燃やしてしまうなんて、傑作なのもあった。 当然燃え尽きたパラシュートは切り離して、レスキューパラで降下して行ったが・・・。 私の予てからの疑問をぶっつけてみた。 現在パラ人口が減り続けているのは、全国共通なのだが・・・・。 どうしたら新しくパラを始めてくれる人が増えるのでしょうか? この問題はスクール経営しているところでは、深刻な問題である。 神の倉のようなクラブ形態の集合体では、飯を食うという問題はないにしても、 エリア維持費をどう支えるかが今後大きな問題になるかもしれない。 どの様にボトムアップを計れば良いのか?神の倉でも毎年100名近くは体験会に来てはくれるのだが 実際パラを始める人は皆無に等しい。 川地さんの話によると、すさまじいスクールがあるらしい。 街でキャッチセールスをし10名ばかり集まったところで、パラの素晴らしさを伝え その場で90%のお客さんに50万円の道具一式を買わせるらしい。 それは催眠商法であったりさくら商法だったりするのだが、まず50万円の道具(一切定価で)を買って頂く。 そして、一日1万円の講習料と5千円のバス代(練習バーーン持ってないので他県へ移動)を徴収する。 それでもそれなりに運営しているようだ。 もっとも練習生の一人が(脱北者と呼ぼう)他のエリアの体験会に来たらしい。 聞くも涙、語るも涙の物語だったらしい。 200万円あった貯金は0円になってしまったのだが、それでもパラは続けたいと若い娘の脱北者は訴えたらしい。 スクールの経営者(金正日?)が悪逆非道と言えば言えなくもないが、経営者としては、それなりの ポリシーで必死で取り組んでいる様にも思える。 霊感商法のつぼと違い、売りっぱなしでなく、一応飛ばせては居る様なのだ。 もっとも腰を抜かすほど驚いたのは、5つ星段階の独自のライセンスがあるらしいのである。 こんなやらずぶったくりのスクールでもフライヤーが育っている(金をだまし取られただけでない)という事は、 全国のスクールやクラブの人達がもっと真剣に取り組めばパラ人口を増やす事は そんなに難しい事ではないのかもしれない。 人が空を飛びたいという願望がある限り・・・。 川地さんはお客さんをどう考え、どう扱うかを真剣に考える事がキーポイントだと一生懸命力説していた。 そうなんです!川地さんはお客さんと言ったのです。 私らはパラ仲間とは思うが、お客さんとは思っていない。 その辺がスクール経営しているところとの認識の違いになってくるのであろう。 そのことで大佐の吉岡さんが、東京ディズニーランドの話をした。 4回も行った吉岡さんの娘さんが、「お父さんも一回は行ってみましょう!」と誘われ、行ったらしい。 受けたショックは私と同様であったらしい。(同じ年なので、感性は似通っているのか?) (詳しくはディズニー紀行文で) 会社で皆さんに訴えたら、社員のお客さんに接する態度が変わり始めたらしい。 私達が努力出来る余地は沢山残っているのだろう。 夜12時5分前にパッちゃんから「おとうさん おそい!!」と抗議と心配の電話がある。 丁度きりがよいので退散する。 娘というものはいいねぇ〜♪♪♪。 |
10月23日(日曜日)川地塾神の倉マジック 晴れ予報であったので、朝から飛べるかな?と期待していたが、強風で全面雲が覆っている。 午前中は座学。 例の1・2・3・4の回答披露。理論的に問われたので、回答が出来なかったが、実際には皆さんやっていた事であった。 川地さんの1・2・3・4を鵜呑みにして、練習したものだから全員サーマルでの旋回がおかしくなったはずだ。 自分のやり方にもどしたら上手くいき、そこに回答が有ったのだが・・・・。 今までどちらかと言うと我流でずっと通して来たので、そこそこ飛べても、それ以上にはどうしても上手くならない。 学習→実践→フィートバックの繰り返しの大切さや、地上練習の大切さを強調されるのだが、 私はなかなかいう事を聞かないダメ講習生である。 シュミレーターでの体重移動や、ハーネス調整など、自分の意思でやった事など一度もない。 ただ飛んでいればうれしいだけの不良おやじには大変努力のいる事である。 自分の飛びの課題を見つけて、それを克服する練習をしなければならないのだが、 課題が明確化出来ないところが情けない。 どんなサーマルでも効率よく上げて行くというのが、川地塾で大きな目標として、取り組んでいるのだが・・・・。 私などは我流なので、どこから手をつければよいかと、迷ってしまうばかりだ。 飛んでいれば嬉しいだけの不良おやじなのだが、昨日、今日の午前中ずっと座学だけなのだが楽しい。 しかし昼になってお日様も射し、少し地上の風が納まると、河原さん、是枝さん、私などはそわそわしだす。 それを察知した川地さんは、昼から神の倉に上がってみましょうという事になった。 昼食時は練習生が何機か飛んでいた。 神の倉テイクオフに上がってみると、北西最大7mの強風。 似の島学園の子供達がバスで見学に来ていた。 ハングが7機ばかり組みあがっている。風は時々西向きにもなる。近藤さんが西斜面からテイクオフ。 少し揺らされたが鉄塔まで行き、上げている。 2番手で高見さん、その後ハングは全員テイクオフし、4機ばかりは雲底(+1000m?)に付けて遊んでいる。 空には北風と海風のシアーの雲が出来ていて、吸い上げがある様である。 1時間ばかり、美味しい思いをしているハングを見ながらウエイティング。 いかんせん息継ぎのある最大7mの風では、パラは誰一人出る事が出来ない。 朝から晴れていて、強風だが夕方に風が落ちると突如1〜2時間のサーマルタイムになる 神の倉マジックの予感がする。 3時頃河原さん、原田さんがキャノピーのラインチェック始めた。私も機体を拡げラインチェックする。 原田さん一番手で北斜面よりテイクオフ。息継ぎも風も少し残っており、鉄塔左尾根に寄せきれず。 残念ながら、リフト促えきれずMLへ。 2番手を是枝さんが努めたがまだサーマルタイムには到達してなく、沖も沈下率は遅くなっている気配であったがMLへ。 空チームのB級練習生達がテイクオフして、まっしぐらにMLへ。 次は私の番である。ジモピーなので、何とかステイしたいものと考える。 テイクオフ前で粘って右の稜線伝いに鉄塔下まで行ってやろうかと、馬鹿なことを少し考える。 まだ少し北風強そうだし、突風入ったら完全に潰され山チンだ。 テイクオフして最短距離で鉄塔下左尾根にしがみつくしかないだろう。 先程まで鉄塔のところの強風リッジでカラスが20羽ばかり遊んでいたので、 鉄塔下に付けば一気に吹き上げられるかもしれない。 北斜面テイクオフの風は2mに落ちている。とりあえず立ち上げてみる。上昇パワーの無い風だ。 立ち上げたまま風のパワーを計っていると、木の葉が裏返って少し強めの風が入ってきて、 浮かされ気味なのでテクオフした。左と右に振ってみたがトップアウトするほどのパワーはない。 高度を稼いで出発とはいかないが、とりあえず真っ直ぐ鉄塔左尾根を目指す。 当然、かぶりの風でキャノピーはテンション抜けかけたりで怪しい動き。 イプシロン4に乗り換えて、まだ10回位のフライトではあるがつぶれには大丈夫と言い聞かせながら直進。 やっぱり、1/3くらい潰されたが、ちゃんと直進してくれる。いい機体だ! 目の前に尾根が迫ってくると、上昇成分感じたので尾根に寄せる。 尾根を通り過ぎるとすぐに弱いシンク帯。2〜3回尾根でキコキコやるも、レベルキープがやっと。 鉄塔下ボール中央で木の葉が揺れているので、行ってみると結構強いリフトは感じる。 しかしリフト帯の幅は10mばかりしかないので、キコキコやっている間が無い。 リフト帯の両サイドはシンク帯なのである。 もう一度左右尾根にもどって体制を整えて、一気に右尾根(ヘヤピンカーブ)を目指す。 20mばかり下がって右尾根に辿り着くも、リフトは弱い。一番木の葉が揺れているところを選んでは磨き続ける。 ”ほこら”の尾根の上を「すみませ〜ん!」と声を掛けながらかすめて磨く。 何とか稜線レベルにまで上がるとリフト帯が広がった。 阿部さんが先程の私と同じ所で粘っている。ふとテイクオフ方面を見ると、イクシオンの小田さんが、 テイクオフレベルのまま鉄塔まで来るではないか!! ついに神の倉マジックのアーベントタイムに突入したようである。 それからは皆さん楽勝で2時間ばかりアーベントに乗る事が出来た。 河原さんたち数機は北の鉄塔目指していた。 川地塾の課題である体重のON,OFFや、リッジソアリングでの切り返しの練習も出来た。 テイクオフに川地さんと地森さんが残っていて、最後の一人をテイクオフさせて、川地さんは車で下山始めた。 斉藤さんの黄色の軽自動車が一台残っている。 まだ20機ばかり飛んでいるが、アーベントで「最後まで飛んでいる」よりも、 「トップランして車の回収をする」という私のパラの美学を選んだ。 北風なので西斜面から廻り込み、高度10mばかりでアプローチした。 少し南側からアプローチした為、ローター域で、思いのほか早く高度を失い、ブレーキングが利かないで ふんわりトップランとはいかなかった。今日は一応課題もこなせたし、それなりの満足だった。 |
10月29日(土曜日) 雨 |
10月30日(日曜日) パッチャンと広大留学生のラオスのリンちゃんと嫁さんの4名で、三段峡に「もみじ狩り」に行く。 タイ人のパッチャンは葉っぱが色づくのが、信じられない様子で、「信じられない!信じられない!」を連発していた。 あいにく昼から雨が降り出し、2段の滝の黒淵のみに行った。 詳しくは嫁さんのHPで。 |