2004年クロカンシーズン突入だ!
毎日暑いなあ

2005年 8 月   
8月6日(土曜日)メキシコのアンちゃんとラオスの玲ちゃんお泊り
河原さんと朝7時から、一ヶ月遅れの緊急ランの草刈をする。
草刈を終了して休んでいると、ボツボツ皆さん集合。
朝方神の倉は東混じりだし、荒谷山テイクオフは使用禁止になったしで、
東屋で2時間ばかりのウエイティング。
河原さん、芦刈さん、向さん、阿部さん、福伝さん、の6名で神の倉に上がる。
とりあえず、福伝さん、私、芦刈さん、1本ぶっ飛び。
再度、神の倉に上がる。
吉田方面が、暗くなりピカピカ光り、ゴロゴロ鳴り出したので撤収。
午後からも、雷が鳴って飛べず。
今夜は、広島大学のメキシコの留学生アンヘレス(アンちゃん)と、ホームステイのパッちゃんと
嫁さんとで、平和公園で会うことになっているので、4時には引き上げる。
平和公園に行ってみると、アンちゃんが平和コンサートの席を確保していてくれた。
ラオス人の留学生リー・ジン(玲金・・・・中国系)と一緒だった。
彼女は物静かな女性で、中米の陽気なアンちゃんと正反対である。
平和コンサートはちょっと早めに席を立ち、灯籠流しを見に行く。
満潮に向かっていたので、灯籠は川上に向かって流れていった。
照明がもう少し暗いと、幻想的だったのになぁ〜。
パッちゃんは、平和資料館でみた映像が心に残ったようで、この広島で何が起きたか
完全に理解している様で、心優しい感性をしている。
パッちゃんの平和レポートが待ちどうしい。
10月の平和スピーチも出るつもりなので、大いに期待したい。
4年前ホアンが優勝したので、パッちゃんが優勝してくれると稲垣家の誉れになるのだが・・・
頑張れパッちゃん。

今夜はアンちゃんも、玲ちゃん(私が勝手にそう呼ぶ事にした)も我が家にお泊りである。
10時過ぎにようやく夕食。
アンちゃんのたっての希望で、会社の近くのうどん屋さんにした。
ぶっ掛けうどんが安くて美味いのである。
アンちゃんは私達に遠慮して、安いうどん屋さんにしたのかと思ったが、
ここのうどん屋さんがいたく気に入ったようなのである。
大盛うどんに、かきあげ、おでんなどを頼んでいた。
皆、大盛りだったのでよほどお腹がすいていたのだろう。
パッちゃんもうどんは初めてだったようだが、おいしいおいしいとぺろりと食べていた。
アンちゃんも玲ちゃんも「環境工学」「環境経済」とかで今から彼女達の国で
取り組まなければならない大きな課題を勉強している様だ。
両人共、国から奨学金をもらっているようで、国の期待を背に負っているのだろう。
玲ちゃんは物静かな女性だが、波乱万丈な人生で、内に秘めた心は、強いものがある。
心から頑張れと、エールを送りたい。
ホームステイではないが、日本での「お父さん、お母さん」と思ってくれているようなので、
うれしい限りである。
5年、10年たって彼らが社会のお役に立っている姿を見に行くのも、楽しみだなぁ〜・・・
きっと尋ねて行きたいと、嫁さんと話しをするのも楽しい限りである。
8月7日(日曜日)
昨日よりもお天気は良さそうなので、飛びに行きたがったが、お墓の整備をしてない。
先々週に木も草も抜いてきれいにした。
白い玉砂利をひいた。だいぶ格好はついた。
大分ご無沙汰をしているおじさんおばさんの、ご機嫌伺いに出かけることにする。
よって、今日のフライトは無しである。

河原さんの、山チンフライトログが届きましたのでアップします。
神の倉から、いつも飛んでいるコースなので、注意しましょう。
8月7日(日曜日)
河原さん山チン報告

3年ぶりに山沈しちゃいました。運良く怪我は全然なかったです。
回収いただいた方々には、ご迷惑をおかけしました。

では以下、始末書。

前日は寒気が入っていて、積乱雲が発達しやすい状況で、風向きは南東。
この日は、寒気入ってて、朝から風強く、11時頃には初級機があまり動けないほど南風が強かった。
荒槇に行くか迷っていたら、風が落ちてきて、先に飛んでた芦刈さんも普通に動けるようになった。
神の倉に上がるとハングもばんばん飛んでて、南風は2−4m程度だったと思う。
TO!タイミング悪く、ぶっとび寸前。LD手前のU字路で粘ってると強い南西ブローが
上がってきてトップアウト。
南屏風でサーマル引っかけて+600程度。もっと上げてる人はいたと思う。
しばらくするとコンディションが悪くなり、南屏風で粘っていた芦刈さんが降りていった。
ハングのうち1機が南屏風から更に南へ谷渡り、更に上げていった。
屏風もなさそうなので、LDへ向かい、途中に城跡の上を通ると強いけど荒れたリフトがある。

@南屏風のかぶりで多少の潰れも覚悟しながら、1回、2回とセンタリングしかけた時、
南風アゲインスト向いた瞬間、グライダーが全壊。
全壊の場合は一瞬潰れてすぐ戻ってくることが多いが、ぐしゃぐしゃになりながら後ろに消えていくのが見えた。
後ろから回復されると包まれる可能性が高いと判断し、フルストール→グライダーが頭の上に
戻るのを待ち→半分戻し→回復、というのが想定。
又はレスキューを投げようと思ったが、回っていると投げれなかった。
実際はあわててて、フルストールのキープが十分でなく、フラットスピン気味になり、
回復も回りながらになった。
(と、思う。もしかしたら、スピンに入った後、ストールかも。いろいろあってしっかり覚えてないかも。)
いずれにしても、キープできる高さがあったどうかも定かではないが。
天然の潰れでは今までで一番ひどかった。

Aあー怖かったぁとLDへしっぽを巻いて帰ると、LD隣の田んぼでまた良いリフト。
リフトは北鉄塔方面に流されているけど、北方面は行きたくないのでTO方面にずらしてみる。
いつものTO北西の尾根を回していると荒れている。南風でも西がらみだったので潰れるという危機感はなかった。
が、今度は7割無くなった。
さっきストールに入れたばかりなので、調子づいたのかもしれない。ダイブに入る前に潰しちゃえと、
同じ手順を想定。回復したかな?と思ったら緑色が・・ツリーラン。
というのが顛末です。

1 つぶれの原因
@はローターで潰れるほど南風が強くなかったはず、
Aは南風でも西がらみなら潰れはしないだろう、という考えだった。
突然南屏風でもリフトが無くなったことからは、今でもこの事態は考えつかないです。
そういえば、その頃LDでは突風が入ってきてたとのこと。
突風でグランドのサーマルがはがれたとかあるんでしょうか?
南風とサーマルがぶつかって荒れていたというのが、松代さんの意見。
@もAも同じ高さで潰れたので、南風で神の倉越えのかぶりの可能性は?

2 回復方法
高さに余裕が無かったので、ストールは選択を間違ってる。回しながら回復させるのがベストでは?
というのが松代さんの意見。
レスキューを投げようと考えたんけど、回ってると投げれないと思いました。

初心者でも上手い方でも誰でも結構です。
こんな感じで回ってたよ、回復はこんな感じがいいんじゃないの?潰れの原因は・・等、
意見や情報をいただけないでしょうか?掲示板でもメールでもなんでも結構です。
せっかくの経験を生かしたいと思いますので、あの場にいらした方は特にお願いします。

山チンGPSデータ
8月12日(金曜日)パッちゃんと富士山・ディズニーランド
今年のお盆休みはパッちゃんと過ごす事にした。
どこか行きたい所は?と聞くと、「富士山」と答えた。
それでは富士山登山とついでに東京ディズニーランドへ行く事にした。
「信じられない!信じられない!」と何度も言うパッちゃんであった。
タイでは「日本の有名なものは?(見てみたいもの)」と聞くと、富士山と京都(舞妓さん)と答えた。
古くからの「富士山(やま)、芸者」は変わらない様である。
ホアンの時は「京都と新幹線」であったのだが・・・。
今回の旅行予定。
12日(金)フルートレイン
13日 河口湖経由富士山五合目
    13:00 登山開始
     夕方:7合目 白雲荘宿泊
14日(日)1:00 登山開始
      5:00 御来光 
      お鉢巡り → 富士山新五合目 泊(品川)
15日(月) 東京ディズニーランド
16日(火) デイ¥ィズニーシー 
       17:00 東京発 (新幹線)
ホアンのベストフレンド由也には12日のブルートレインで出発することを伝えていたので
広島駅に見送りに来てくれた。安芸府高校時代のクラスメイトである田谷君とエリカも来てくれた。
パッちゃんはマクドナルドで買い物をしている時、3人が現れた。
由也と田谷がパッちゃんをびっくりさせようと、お店まで行き、
一度も会ってない田谷が「パッちゃんですか?」と声をかけたらしい。
びっくりさせて、由也が現れる演出をしたらしい。
由也は人が喜ぶ事をして、自分も楽しむという真に心やさしい青年である。
出発時からハプニングで興奮しているパッちゃんはブルートレインで寝れそうにない。

 広島駅に見送りに来てくれた由也、田谷、エリカ  

8月13日(土曜日)パッちゃん富士登山

 初めてのブルートレイン  富士宮駅下車

朝8時富士駅で下車。
観光バス仕様のりっぱなバスで河口湖へ向け出発。ところが、ウインカーの調子が悪いらしく
バスを交換するとの事。インターチェンジの駐車場で乗り換え。
乗り換えたバスは通勤バスであった。ちょっと先が思いやられる。
河口湖駅で富士山五合目行きのバスに乗り換え。五合目までの道路はマイカー規制をしており
バスしか走ってなく、渋滞なしでスイスイ五合目に12:00到着。

 五合目、富士山がんばるぞ!  

13:00登山開始。
15分ばかりトラバースして、上に登り始める登山口。ここで、学生建7名 ばかりのグループに
写真撮影を嫁さんが頼まれた。撮影をしていると、パッちゃんが「タイ人みたい!」とグループで
ただひとりの女性を見て話し掛けた。
果たして、タイ人で、今年4月から日本の大学に留学している。チェンマイ出身の美人学生であった。
パッちゃんも久しぶりにタイ語が話せるので、喜んでいた。

 タイ留学生と仲間たち  登山口では元気なパッちゃん

私たちは7合目までなので、先に行ってもらった。というか、彼らには付いて行けなかった。
パッちゃんは盛んに「寒い!寒い!」と言っていた。
いきなり2300mの高地に来たので半そで姿では寒いに決まっている。
長袖を着なさい!と言うのだが、「いい!いい!」とおしゃれの方が気になるパッちゃんである。

下の方から雲が湧いて来たかな?と思っていると、雨が降り出し、雷もなり始めた。
あわてて長袖や、雨合羽を着させる。
2500mを越えるとパッちゃんはへたばってしまい、10分間ばかり登っては、座り込む始末。
励まし励まし6合目の最初の山小屋に到着。「お腹空いた!!」と言う。
そう言えば5合目では、あまりに人が多かったので、昼食を食べるのを忘れた。
雨も降っているし大休止には良かろうと、ラーメンを注文。即席ラーメン
600円であった。これからは一合あがる毎に高くなるのだろう。
パッちゃんは余程お腹が空いていたと見えて、2杯も食べた。

 六合目で遅い昼食  

パッちゃんの様子を見て山小屋のオヤジにとうてい白雲荘に到着しないと脅かされる。
確かに今のペースだと夕方7時頃になるかもしれない。パッちゃんはタイの家族や
友人達に富士山に登った!!と言いたい一心で、下山するとは言わない。
「パッちゃんは山に登ったことあるの?」「うん!5分間登った!」「5分間は山でなく坂道でしょう!」
こんなやりとりで先が思いやられる。
いつ下山の決意をするか?見極めながらの登山である。10分ばかり登っては
「5分!5分」と言って倒れ込んで休息を哀願するパッちゃんである。
ようやく7合目と書いてある山小屋に到着。次の山小屋に到着しても、本7合目である。
パッちゃんは「心が痛い!」と言い出した。高山病で、心拍数も上がっているようだ。
深呼吸を何度もさせ様とするのだが、2〜3回でやめてしまう。
とにかく深呼吸で酸素を取り入れるしかないのだが・・・。
酸素ボンベや酸素水や食べる酸素を買って来ているのだが、あまり役に立たないようだ。
劇的に効果があるわけはない。
ゆっくりでも一歩一歩前進し続けてくれると良いのだが、5〜10分歩くと「5分!5分!」と
言って倒れこむ。すでに17 時を廻っているのだが、白雲荘(3200m)は見えない。
小雨状態で降り続いている。

   写真を撮るときは元気なパッちゃん

救いはバスツアーの中高年組がガイドの指導により、ゆっくりしたペースで
登ってくれているので、彼らと同歩調ならと思うのだが・・・・。
小雨がやみ、夕闇のかなたに白雲荘の文字が見えた。
パッちゃんをはげまし、はげまし、一時間かかってやっと18:30に白雲荘に到着。
雨合羽はビニール袋に入れ、濡れたザックは廊下に
並べたらしかられる。4畳に6名寝るのである。布団は3人用が2組敷いてあるだけ。
6名が肩を並べて寝るわけにはいかない。一人置きに足と頭を逆さ方向に寝るのだ。
食事です!というので晩飯に食堂へ。カレーライスであった。朝食ですと、弁当を渡される。
疲れ果てているので、すぐに布団へ。寝返りどころか、微動だに出来ない。
足を伸ばすと嫁さんとパッちゃんの顔を蹴ってしまった。
足を伸ばしきれないで寝ていると足がけいれんを起こしてしまった。
思わず「痛い!!」と叫んで起きてしまった。もんでも良くならない。
反対側の足もけいれんを起こしてきた。
酸素供給とばかり、深呼吸を10回ばかり繰り返すと、あら不思議!痛みが和らいでいく。
一時間ばかり、間歇的に痛くなったが、深呼吸を繰り返し、しのぐ。
8月14日(日曜日)富士山頂へ

うとうとしていたら0時に山小屋のオヤジが「御来光の方起きて下さい!!」と大声で起こして廻っている。
「ツアー客でここでリタイヤして下山する人は6:00時まで寝て下さい」と言って回っている。
富士登山の山小屋は睡眠をとるなど、出来るわけもなく、横になって休息する程度が常識である。
パッちゃんはぐっすり寝ているようである。
「このまま寝かして朝下山しようか・・・・」と嫁さんと相談する。
一応パッちゃんの意思も尊重しようと思い、起こす。
「あと5分!」と寝ぼけ眼で言っている。なんとか目を覚まさせ今から登山開始するか?
朝まで寝て下山するか、尋ねる。いろいろ考えている様子だったが、今から登山すると言い出した。
靴は防水スプレーを吹いていたのだが、軽登山用なので、靴下は濡れている。
取りあえず、売店に靴下を売っているか聞いたら、ナイロン製のを300円で売っていた。
ラッキー!足が濡れているのは気持ち悪いものである。
私は毛糸の靴下だったので、少しくらい濡れていても平気だ。
1:00山小屋を出発。山頂で御来光を見ようとする人で、登山道はごった返している。
ぜんぜん前には進まない。一分間で1m位になった。これでは御来光どころではないなぁ〜。と心配。
山小屋の前を過ぎると動き始めた。御来光は5時の予定である。
人が空き始めどんどん歩けるようになると、パッちゃん5分歩いてはぶっ倒れて「5分!5分!」と哀願する。

 ここまで来たよ!  動かなくなったパッちゃん

   


最高地の山小屋「御来光館」(3450m)までだましだましあがってきた。
寒くてつらそうなので、一杯400円の甘酒を飲む。生き返った心地がする。
パッちゃんは眠くてしかたなく道端に転がって寝始める。起こしても立ち上がろうとしない。
ここらが限界かな?と思う。
20分間ばかり寝かしてパッちゃんを起こして、もうこれ以上登らないかを確認する。
じっと考えていたが、「登る!」と言う。決意の固いのはわかるが、5分歩いては5分ぶっ倒れる。
4時50分になったので、大休止。カメラを構える。
厚い雲の向こうが茜色に染まってきた。
てっきりそこから太陽が昇ってくるのだと見ていると、いきなり雲の間からプチッと頭を出してきた。
思わぬところから御来光となったのには感動。
5分もしないうちに自然光となて、御来光ショーは終わった。
茜色の美しさはヒマラヤの峰峰の方が数倍上であった。
雲の中から太陽そのものが茜色で顔を出してくるのも意外性もあり感動した。
念願の御来光は4度目にして、まともに見る事が出来た。
山頂からでなく、3500mからではあったが、良しとしよう。

 ついに、ご来光!  太陽が雲間から出たのにはびっくり!

   

   高度3500mのご来光でした

   この山小屋から50mあがった

周りが明るくなって、「御来光館」から下山道に道が繋がっている。
あと276m残すばかりであるが上を見上げると、数珠繋ぎの人。人。人である。
頂上近くは見えたが、この調子だと3時間以上はかかりそうである。ぱっちゃんに下山することを告げる。
タイのみんなに山頂まで登ったことを自慢したかったようだが、体の限界も感じたのだろ今度は従ってくれた。
10時間かけて登ってきたので、ダラダラ坂を下るとはいえ、しんどかった。
高度を下げるごとに高山病は楽になるのだが、体は疲労困憊である。
途中、大休止しているとチェンマイ美人学生のグループ達と出会った。
男子学生3名は、登頂を果たしたそうであるが、彼女はおなじ3500m付近で、リタイヤしたそうである。
下山中に、とうとう私の右ひざの外側が痛くなり、まともに歩けなくなってしまった。
杖を出して右ひざを庇いながら歩くが、特に階段は痛い。
下山道の県営トイレまで何とか下山。
それから、約1時間ばかりのトラバースである。
途中、馬タクシーの馬子に声をかけられる。
富士山登山の最後に馬のお世話になったのでは、悔しいので我慢して歩く。
ようやく10時30分に5合目に到着。
パッちゃんも、寒さや高山病にも負けずに、良く頑張ったものだ。
バスで河口湖駅まで行き、電車で 大月→八王子→新宿→品川。
心高輪プリンスホテルに15時30分到着。
でっかい立派なホテルでディズニーランド客であろう家族連れでにぎわっていた。
兎に角、一風呂浴びて一休み。長男に電話を入れ、晩飯を一緒に食べることにした。
19時品川駅にて待ち合わせ。階段を下りるのが辛いので、杖を持参。
新築の品川駅ビルでイタリア料理を食べる。
長男とも久しぶりに話をした。アメリカにいる次男の就職のことも心配していた。
明日は東京ディズニーランドに夜9時ごろまで居る事になるので早々にホテルに引き上げる。

8月15日(月曜日)東京ディズニーランド

朝7時に目覚ましをかけていたが、アラームを消してしまって2度寝したら9時過ぎに目が覚める。
夜の部もあるのでゆっくり出かける事にした。
ホテルからのシャトルバスが11:40発なら乗れるのでそれにした。
ゆっくり朝食を済ませ、富士登山の汚れものなど不用のものはリュックサックに詰めこみ
宅急便にて広島へ送り返す。
パッちゃんは朝から興奮気味である。「信じられない!!信じられない!!」と連発である。
タイの子供達にとっても、東京ディズニーランドの憧れの的である様だ。
このホテルの客の2〜3割はアジア系の外国人の様で、ディズニーのお客さんのようである。
日本人かと思ったら、中国語や朝鮮語だったり、何語か分からないがアジア系である。
パッちゃんは「あれは何人、これは何人」と国籍を言い当てている。そして日本人はかならず分かると言う。
顔付き?と聞くと、服装だという。特に女の子は重ね着で一発でわかるという。
パッちゃんによると、日本人はきれいでかわいいと言う。
ちなみに私の年は45歳で嫁さんは41歳だそうだ。嫁さん有頂天である。
欧米人からだけでなくアジア人からも日本人は若く見られるらしい。
健康状態がよく若くみられるゆえんか?

11:30分ついに東京ディズニーランド到着。「信じられな〜い!!」の連発で最高潮である。
入園して少し動き回って昼食を済ませた。
様子も分かってきたので、バザールの時計台を集合場所とし「夕方4時までパッちゃん一人で
好きなところへ行きなさい!」とたずなを離す。
かわいい女の子を見つけては「かわいい〜!!一緒に写真撮っていいですか?」と
一緒に写真を取りまくっていた。

 憧れのミッキーと  

   

 わしゃ疲れたよ!  


朝一番の買い物でミニちゃんの耳の被り物と、ミッキーマウスの形をしたサングラスを買って
うれしそうであった。パッちゃんと分かれた私たちは何か人気のあるものに一箇所は行こうと
FP(ファーストパス)制度のある乗り物に。
FPにしても長くかかりそうだったので、40分ばかり並んで乗る事に。
真っ暗な宇宙空間をぶっ飛ばす感じで降りた後は少しめまいがした。
やはり目に見えたほうが迫力があると思うのだが・・・。
終わって外へ出ると、道に皆んなが腰をおろして何かを待っている様なので、腰掛けて待つ事に。
ディズニーのキャラクター達のパレードであった。
私の様な年を食ったオヤジにも何かウキウキさせるものがある。
子供にだけ夢を売っていると思ったが、大人にも結構夢を与えているのかな?
そういう心理にさせる何か仕掛けがあるのだろうが、何なのであろうか?。
おとぎの国に浸っていて現実離れした素直に良い気持ちにさせてくれるのだろう。

それはディズニーのキャラクターや建造物だけでそんな気持ちにはなれない私があるのは分かっている。
しかし気持ちの良い私がここに居る。
物作りでは欧米人に負ける気がしないのだが、夢物語のような創造には日本人の能力は
貧しいのであろうか?ちょっとかなわんなぁ〜という思いがした。
このディズニーランドで打ちのめさせる程感心した事が2つある。
ひとつは清掃人の多さである。目に見えるスタッフの1/3は清掃人である。
園内はチリひとつ落ちていない。チリは5分以内に掃除されてしまう。
ドリームランドにごみは似合わないのは分かるがこれだけ徹底して人数を投入して清掃すると、
ディズニーランドの文化である。ごみを捨てようと思わない。
一所懸命ゴミ箱を探している自分が居る。
年寄りのジジ、ババがたらたら掃除するのでなく、若い人がサッツサッツとスマートに清掃するのである。
そして何を聞いても笑顔で会場やトイレ、その他聞いた事については答えてくれる。
徹底的に訓練されたスタッフである。

もうひとつはお客様への案内はすべて肉声で行う。
人気の乗り物やアトラクションの人の行列への案内は全てface to face で肉声で行う。
どんなにお客様が多かろうが、ハンドマイクやスピーカーでがなりたてない。
肉声の届く範囲で、場所に応じたコスチュームに身を包んだスタッフを大量に投入して案内をしている。
私などはミッキーマウスなどのキャラクターでウキウキするわけでもなく
乗り物でワクワクするわけでもない(ドキドキはしたが・・)。
一日券でフリーパス(ディズニーランドパスポート)が5000円したが、高いとは思わなかった。
お客様への満足の与え方の原点を見る思いであった。
ディズニーランドのキャラクターや乗り物は、アメリカ文化ではあるが、もしかしたら、
清掃に対する考えやface to face の徹底の仕方は日本文化なのでは?と思ってしまった。
アメリカのディズニーランド、ここまでの事が行われているのが知りたいところだ。
ひょっとして、セブンイレブンのようにサービスの何たるかをアメリカに再上陸して
アメリカのディズニーランドに指導することになるのかと、ちらっと思ってしまった。

全てのスタッフが写真撮影に笑顔で協力してくれ、時々出没するディズニーのキャラクター達の愛嬌
の振りまき方もみごとである。私の様なへそ曲がりな人間にでも、一日5000円の入園料が高いと
思わせないのは、さすがという他ない。
夕方4時に時計台でパッちゃんと合流して、「ミニオーミニ」のショーを見て、
道路に座り込んでパレードを見た。
夜の花火を見て、最後のパレードはパスして夜9時頃引き上げる。
京葉線「舞浜駅」〜 「東京駅」〜 「品川駅」で10駅くらいあったのに、290円にはびっくりした。
東京は物価が高いと思っていたが、電車は安かった。

8月16日(火曜日)ディズニーシーへ

朝5:30起床。宅配便で全て荷物を広島に送る。
7時シャトル便にてディズニーシーへ。今日から開園は9時からになったので、一時間ばかり待たされた。
人気の乗り物のひとつは、点検中でもう一つは7月21日オープンなので、
大人気で、3時間以上の待ち時間であった。
別の乗り物に乗ったり、園内をゆっくり散策した。
一時過ぎにお店の中で立っていると、何だか目まいがする。
相当疲れたのかなぁ〜と倒れてはいかんと足をふんばる。壁にかけてある品物がゆれている。
あれ!!地震だな!!結構長くゆらゆらとゆれている。
お店のスタッフも気がついて「壁の品物が落ちるかもしれませんので、
壁から離れて下さい」と注意を促している。
ゆらゆらゆれる地震は初めてであった。結構長くゆれた。
そのご全ての乗り物は安全点検の為運転中止となった。3時前後に運転を再開し始めた。
今日は新幹線で広島に帰るので、4時頃には引き上げた。
夜10時過ぎ、無事帰広。ちょっとハードスケジュールだったなぁ〜・・・。
8月20日(土曜日)

今日の天気は南風、強風である。
10時ごろ神の倉に到着するも誰も居ない。
果たして、南風で雲の流れが速い。
神の倉テイクオフの吹流しは真横を向いている。
ハングか誰か2枚名札がかかっている。
車で寝ていると山本さん登場。
利弘さん、石井さん、阿部さん、そろったので12時ごろあがる。
テイクオフでは、女の子が三人桜の木に引っかかったパラをはずしているところだった。
桜の木を切ってはいけないと聞いているので、三人で途方にくれているようだった。
枝をしならせて五分で回収完了。
左サイドの風(南風)なので、立ち上げてみるがすぐ真横を向く。
彼女たちは桜の木に引っかけて、テイクオフ出来なくてよかった。
不用意にテイクオフすると、スタチン間違いなかったかも・・・・・・・・・
30分ばかりウェイティングしたがあまり良くもなりそうにないので、だまし正面でテイクオフ。
ちょこっとトップアウトしたが、左サイドきつくてやばい。
30分で、降りる。
夕方、雨も降ったし、サーマルはなさそうなので、草刈をした。
8月21日(日曜日)


8月27日(土曜日)1時間半でトップラン
コスタリカからエリックが22日にひょっこり会社に顔を出した。
レイナと越君が連れて来てくれたのだ。
2年前にコロンビアのホアンに会いに行く時、3日程コスタリカのエリックの所に泊まった。
4年前に賀茂北高校に留学している時、2度ばかり我が家に泊まりに来てくれたのである。
安芸府中高校にもホアンを通じて友人がいくらか出来たのである。
エリックは大学に行きながら、コンチネンタル航空にアルバイトに行っている。
格安チケット(コスタリカ往復 2万7千円)が手に入ったので10日の休みを取って日本に来たのである。
8月20日に福富のホストファミリーの井上さんのところに泊まって、賀茂北の皆さんとも会ったようである。
我が家に2泊してなつかしんだ。詳しくは嫁さんのHPで・・・・。

8月はあまり飛んでないような気がする。今日はお天気の予報なので、9時には家をでる。
皆さんも早めに来ていた。高石さん、増山さん、河原さん、時安さんたちと早速神の倉に上がる。
午前中の神の倉はいまいちで、ぶっ飛んでしまった。増山さんの車で2本目神の倉に上がる。
今度はしっかり観察して、テイクオフしようと、思うのだが、中村さんがテイクオフしていて、
右尾根の延長線上であげている。一気に上がらないが確実にあげている。
しかし、どうもよい風が入ってこないので、なかなかテイクオフ出来ない。
何とかブロー交じりの風が入ってきだした。
皆んなと一緒に準備するとどうしても私が一番最初になってしまう。
こらえしょうのない私からテイクオフ。何とかトップアウトしたが、力強くない。
河原さんが鉄塔下へ移動したので私も移動。時安さんも移動してきて、3名でバトルとなった。
結局時安さんが粘り勝って上げていった。
私は上がり切れないと思い仕切りなおしとする為トップラン。
4名ばかり機体を拡げていたので、邪魔すまいと北斜面に降ろしたが、リフトが無かったので、
斜面にささった感じのランディングとなった。

先程テイクオフした高石さんが、鉄塔下で粘りに粘っている。本日のサーマルは山際にはない。
(木の葉がぜんぜん揺れていない)山際から30mばかり離れると、リフトがある。
20分ばかり粘っていた高石さんはついにトップアウトを果たし雲底近くへ。
中村さん、時安さん、高石さんとハング2機がテイクオフし+50mからついにどんどん上げて行った。
マツダのドイツ人がテイクオフし、正面沖で+50m位で遊んでいる。
私も満を持してテイクオフ。しばらくドイツ人とからんで飛んでいたが、北斜面沖でサーマルゲットし、
強いところを探り探り上げて行クコとが出来た。
ついに+300mの上空へ。私の様子を見て、時安さんと田中さんが近寄ってきた。
先にゲットしていた優位性を生かして、何とか上げきり二人を振り切り雲底に付けた。
保垣地区の上空でだいぶ流されてはいる。
+1000mまで上がったが東に流されているので、ボツボツ神の倉へ帰ろうと雲底を離れる。
そうすると−3mでシンク音が鳴りっぱなし。フルアクセルで進み+300mで鉄塔上へ。
神の倉テイクオフ上空を過ぎ、南の屏風を目指していると、強いリフトに遭遇。きりきり廻してもう一度雲底へ。
+1000mで雲中に入りそうになった。今日はフライトスーツを着ていないので寒い。
だいぶ鷹巣山に近くなっているのであまりこの雲を追いかけていると帰れなくなるかも知れない。
稲が植えてある時期はクロカンには出かけないと決めているので、ボチボチ神の倉へ帰ろう。
雲底をはずれたら−3mのシンク音が鳴り始めた。西南西アゲインストの様で、前に進みにくいのに
高度だけは落ちてゆく。ちょっと不安になりフルアクセル。
50m高度を失って鉄塔上空で沈下止まる。先程一緒に上げた田中さんは荒谷山方面まで
動きまわっている。同じ様に上げた時安さんは、沖に出して低くなっている。
どうもサーマル源はテイクオフ前か鉄塔付近に無いようである。

+600mで南の屏風付近に移動。+2m位のリフトに遭遇。
リフトのコアを探しているうちにピッッピッと鳴り始め、+4m位で雲底(+1300m)に到達。
雲底は灰色である。誰も居ないしちょこっと雲中に入ろうかと思ったが、長袖一枚では既に寒い。
雲の端に寄り、吸い上げを避ける。白木山方面から雲が流れてくる。
雲の乗り継ぎをしてやろうかと南西に舵を取る。雲底の色は白色なのだが、シンク音はしない。
県道上空あたりで雲が切れ、シンク音がし出したので、もう一度南の屏風に帰る。
その後はリフトに巡り合えずテイクオフ上空でウロウロし、一時間半飛んでトップラン。
テイクオフでは10名近くウエイティングしていたが、フォローになってしまい全員で車を撤収。
8月にしては、久しぶりに飛んだ気がする。

8月28日(日曜日)高照寺
夏は神の倉はサーマルが出にくいので、高照寺に行こうという事になった。
コスタリカのエリックを広島空港へ見送りに行くので6:30に我が家を出る。
7:30に別れを済ませ時安さんと空港で合流。我が家に徳ちゃんが9:00に来て、9:30に出発。
宮島PAで河原さん、田中さん、高石さんと合流。6名でいざ高照寺へ。11時過ぎにクラブハウスに到着。
入山手続きを済ませテイクオフへ。
ジモピーがボツボツとテイクオフして行くが、トップアウトぎりぎりくらいである。
ジモピーの小川さんがまっすぐ沖に出しいきなりサットに入れたりしている。
マイククングのそれよりも回転は早く感じた。
そして終了させる時は一瞬で止めていた。
ローカルエリアにもすごい奴が居るものだと、たまげてしまった。
午後田中さんがタンデムでサッとに入れてもらっていたが、一瞬で入れてしまうので、
本人の弁によると、何が何やらわからなかった様である。
12時頃神の倉勢もテイクオフし、トップアウトしだしたので、私もテイクオフ。
30分ばかり+50mで飛んだが、全体が渋くなり、皆さん降り出した。
小川さんトップランし、先程ワンちゃんとタンデムで飛んでいたジモピーもトップランした。
私もトップランと思い、近づいたが、高度を失ってしまった。
右のボルタックの斜面を磨いていたら、何んとかトップアウト。
トップラン狙って近づいて行くとリフト成分なし。どんどん下がる。
テイクオフ斜面の中程に降りてしまった。
先程タンデムしていたワンちゃんは木陰に行ってゲーゲーやって(実際に吐いたわけではないが・・・・)
いたそうだ。下山する車に飛び乗って、飼い主を置いて下山して行ったそうだ。
夕方もう一度タンデムしようと、飼い主がハーネスをつけてやると、逃げ出すわけでもなく、
おとなしくライザーにくくりつけられていた。
何んだか目つきもうっとりしていた様なので、禁断の三次元の世界にはまってしまったのかもしれない。

渋くなり、ほとんど降ったのだが、2〜3機正面沖の地上150m位のところで粘っている。
その内の河原さんが少しづつ上げ始めた。
徳ちゃんに「あの上にかぶせれば楽に上がるよ」と押し出す。
徳ちゃんも順調に上げているので、私もテイクオフした。
すぐにトップアウトし、次から次へと沸いてくるサーマルで遊ぶ。
吸い上げにかかったらしく、高度制限の1000mを越えそうになったので、沖に出す。
翼端折っている人もいる。左尾根に寄って行ったら、リフト帯見当たらず沈下。
テイクオフ前方の休耕田上空120mで0.5mのリフト有り。さぐりさぐりで、上げ返しが出来た。
ボルタックのある山が一番リフトが集まるようなのだが、追いかけるとボルタック飛行禁止区域に
入りそうになるのであまり攻められない。
田中さんはテイクオフ上空より後ろで1000mを超えるので、ビッグイヤーで高度を下げている。
一時間半ばかり飛んでリフトがなくなり、殆ど居なくなったので、トップランしようとしたが、復活出来ず。
ランディングであわよくば上げ直そうとしたが、荒れているだけで、上げ切れなかった。
4:00頃もう一度テイクオフに上がったが上空に大きな雲が居座ってしまい、「サーマルタイムは来なかった。
ワンチャンスで出てちょい飛びトップランと思っていたが、条件整わず、誰も居なくなり、仕方なく車を下ろす。
高照寺は強風でなければ、目の前の盆地からサーマルが出て、夏でも遊べる良いエリアである。
どこかでサーマルを引っ掛け復活できるのがうれしい。