2023年 1月   
 1月3日(火)初飛び
昨年末から晴天が続いているが少し強風気味である。
今年の正月休みは短いので、若干風は昼から強くなりそうなのだが
平日フライトラインで初飛びを呼びかけ。
あれこれ10名ばかりの人が初飛びを楽しみに集合した。
天気予報は午前中、風向は西北西の弱風なので日当たりの良い荒谷山へ。
登山道が凍っていないか心配したが大丈夫だった。
荒谷山TOに上がった時は無風・南・正面の弱風で定まらない。
その内本流の西北西が入って来だしたので神の倉に移動。
12時5m/Secの風速の中、田原さんが一番手でテイクオフし上げて行く。
田原号は時々止まっているように見える。
昨日の天気図の気圧配置と同じなので今日も昼から6m/Secは吹くだろう。
テイクオフにはいる風は北斜面だったり西斜面だったりする。
風速も時々5m/Secの風がブファーと吹き込んでくる。
強めの風が安定して吹くのは良いが、瞬間吹き込む息継ぎの風は嫌なのだ。

12時16分上空の強風を心配しつつ、2番手で西斜面からテイクオフ。
北西風の様なので神の倉山頂沖を目指そうと北に向けるも
最初の尾根を越えるのに対地速度が一桁台になった。
尾根を越えて神の倉稜線沖を編流で飛んでいるのでスピードは上がらず、
時々バックしているというかホバーリング状態。
高度はジワジワ上がりTO高度を100m超える。
調子に乗っていつまでも編流飛行していると裏山に飛ばされるとマズいので
出来るだけ神の倉稜線の沖に出す。
TOレベルから60mばかり下がったので少し高度を上げようと
ヘアピン沖の伐採地の尾根を目指す。
尾根をコネコネして60m高度を上げ伐採地上空に移動したが下がった。
神の倉山頂沖で編流飛行、時々バック。
もう一度ヘアピン沖の伐採地の尾根を目指す。
TOレベルに戻し沖に出してみるとリフトは続き2~4m/Secで上がる。
廻すと後ろに持って行かされそうなので最小沈下速度を目指すのだが
時々グワーッとなってオッカナイ。
伐採地の吹き抜けで調子よく上がって、いざ帰ろうとして前に出ず
アクセル一杯踏んでもジワジワ下がって行った事がある。
「神様堪えて下さい!もうしません」と過去25年で10回ばかりあるかな・・・
自分の機体では吹き抜けの怖さはトラウマになっている。
海抜880m上がったし、昼から強風予報だったのでビッグイヤーかけて降ろす。
ランディング前に地上高度150mでサブロク描いて風向確認。
北と南でスピード差10Kmしかない??
最終直線飛行でブレーキングが効きづらい。
結構前のめりのダッシュランディングで40mばかり走った。息が上がった。
40分間のフライト。
残されたフライト人生もそんなに長くは無かろうから大事に飛んで行こう。

 本日のYOUTUBE動画

フライトデータのページ

 1月8日(日)とんどサーマル
嫁さんに書初めの条幅・半紙など「とんど」で焼く物を預かる。
10時半過ぎに出かけたので「とんど」の火入れは済んだかも?と
心配しながら井原地区に到着すると河川敷にとんどは組み立ててあった。
早速とんどの櫓に差し込んで置いた。
皆さんと新年のあいさつし、藁科さんと新宮神社に安全祈願のお参りに行く。
児島号にて神の倉に上げてもらう。

13時15分西斜面からテイクオフ。
ブローが入って来たのか振り向きざま足が離れてテイクオフ。
テイクオフ前を一舐めして、TO上空50mを神の倉山頂を目指す。
風向きは西南西の様なので神の倉第一尾根の被りは無いので
真っ直ぐ神の倉山頂を目指す。
下がりはしないが上がりもせず、山頂付近を4往復して南屏風を目指す。
途中の486mのコブの所でリフトが有ったので3回ばかり廻したが上がり切れない。
もう一度テイクオフ沖に戻って探るとリフトに遭遇。
近くにフライヤーがいるので偶数日の右回りで廻す。
おや!彼らは左廻ししているので喜んで自分も得意な右廻し。
6回廻して海抜747m。
サマル外したようなので南屏風へ移動するも下がる一方なのだが
トンビが沖の方で廻しているので稜線上空プラス25mで突っ込む。
南屏風の稜線にへばり付くのでなく前後左右に動いても
2~4m/hで良く上がってくれる。
有留側にずらして行っても良く上がり海抜1047m。
鎌倉山に寄せてみようと思ったが下がる一方なので南屏風へ引き返す。
南屏風でサーマルゲットして外しながらも追いかけながら
テイクオフ南の鞍部ジョ空で海抜1165m。
ベテラン連中は全員降ってしまったようで、飛んでいるのは自分一人。
我が世の空を満喫。
突き抜けて高く上がりそうにもないので南に走ってゴルバレ上空に行こうか・・・
志和口方面のとんどの火入れ式があり煙がモクモク上がっている。
「とんどサーマルは良く上がるだろうね」冗談を言い合うのだが・・・
どんなものか煙に突っ込んで行って見ようか・・・
火入れした煙が真っ直ぐ上がったままの形を保ったまま
南風に流され煙突状態で平行移動しながら上がってくる。
海抜800mなので煙の中には既に火の粉はないだろう。
薄くなった煙に突っ込んでいくと煙の臭いがし1~2m/Secで
40mほど上がった。
確かにとんどサーマルだったのだが、直径は大きくなさそうなので
廻すことはなかった。
さて「ゴルバレ」の上空から新年あいさつするとしよう。
今回は腰の真下を覗いてしっかりゴルバレ上空通過。
フォローフライトでは対地速度40Km/hでMLにまっしぐら。
東屋上空で八の字旋回で風速・風向確認。
地上30mで直線飛行し足を抜く。
ブレーキング掛けながらターゲット真ん中!

本日のフライト時間1時間、海抜1165m。
ターゲット真ん中は久しぶり。
とんどサーマルはおまけ!


 本日のYOUTUBE動画

フライトデータのページ

  1月11日(水)南屏風の粘り
今週の日曜日はお天気が悪そうだ。
今日は晴で弱い南西風の予報なので平日フライト呼びかける。
11時過ぎ南西風も弱いのでリーサイド気味でサーマル発生しているかもと・・・
言う事で8人で荒谷山に上がってみる。
荒谷山の条件が良ければ飛ぼうか・・・という人で誰も一番手で出ようとしない。
本命は神の倉なので荒谷かどうかの結論を出さないといけないので
本日も老い先短い高齢者がダミーを努める事にした。
南斜面から飛び出したのだが全くエレベーターで降りるがごとく下がって行った。
20mも下がって梢をスリスリして何とか前に出だした。ヤレヤレ!
南小山稜線ではクルクル廻す程のリフトもなく田んぼランディング。
後続2名も同じように降りて来た。
田原さんは正面の尾根を攻めてトップアウト
30分ばかり飛んでMLに降りて来た。

田んぼランディングの回収して全員MLに集合し、急いで神の倉に上がる。
此処でもどうも私をダミーに使おうとしている。
夕方謡曲の初稽古があるので15時には神の倉を離脱しないといけない。
皆さんの期待に答えて78歳の爺さんからテイクオフしましょう。
私のパラグライダ人生も残り少ないので数も飛ぼう。

13時半西斜面からテイクオフ。
西斜面の左のリボンも右のリボンと同程度になびいていたので
西成分の風もしっかりあるのかな・・
テイクオフして直ぐに左に切って南屏風への稜線を行く。
テイクオフには10名ばかりいるので正面は開けた方が良いだろう。
テイクオフして直ぐに左ターンして弱いリフトをもらいながら進み
TO南の鞍部に20mトップアウトのまま進めた。
そのまま稜線上空を南屏風に向けて進む。
南屏風到達前の魔の空域では左程のローターには捕まらず。
南風成分は左程強くはなかったのだろう。
南屏風では精々100mゲインと南北100mばかり動けた。
西さんが果敢に南屏風に突っ込んできて暫く一緒にソアリング。
その内西さんを見失ったが川原さんが参戦してきた。
川原さん高めに飛んでいたが同高度になって来たので
30分ばかり飛んでいたので、自分は離脱。
南屏風への稜線の486m「こぶ」周辺で粘って125mゲインの海抜615m。
6分ばかりウロウロして南屏風を見るとまだ川原さん飛んでいる。
もう一度南屏風に戻ろう。
高度は有ったので南屏風の真後ろからプラス150mで到着。
当然ローターの影響はない。
7分ばかり一緒に飛んで同高度のバトルになりそうなので南屏風を離れる。
一目散にテイクオフに戻ってみよう。
果たしてTO右尾根でサーマルブローに遭遇。
最小沈下速度を狙ってブレーキングしながらホバーリング気味に上げて行く。
3回ばかりの八の字旋回でトップアウト。
テイクオフの吹き流しは全然揺れてない様なのだ。
一人テイクオフにパラを拡げており、自分に気が付いていないのか?
吹き流しが揺れてないので出にくいのか・・・
そのまま上げて行き海抜586m(70mゲイン)。
そのうち下がってしまい今年初、私のパラ美学のトップランは逃してしまった。
夕方謡曲の初稽古があるのでボチボチ、ランディングしよう。
今年に入ってのフライト3本とも1時間超えだった。
高く上がらなかったが幸先良しとしよう。 
丁度3時に神の倉離脱。

 本日のフライトYOUTUBE動画

フライトデータのページ

 1月22日(日)ぶっ飛び
18日も今日もぶっ飛び。
寒さが長く外にいるだけで体に堪えるらしい。
ホッカイロを6枚も張っているので寒く感じないのだが、帰宅して
夜から翌日朝にかけて体がグタグタに疲れている。
いかに強がりを言っても、加齢を否応なく感じさせられる。
次回の運転免許証をもらえるかどうか怪しい?ので今のうちにせっせと飛ぼう。

数年前までは練習生のテイクオフやランディングを動画に撮って
DVDに焼き付けて渡していた。
YOUTUBE動画の時間制限が緩くなり使いやすくなったので、
限定公開でアップして見てもらっていた。
テイクオフもランディングも一瞬の事なので自分では上手にやった心算でも
第三者的に見るとまだまだの事が多い。
先輩に言われても「上手くやっとるのに!」と思うことが多いのが常である。
動画を突き付けられて初めて納得なのである。
最近は練習生同士が動画をラインに乗せ合ってくれている。
別にコメントを入れなくても充分に本人の反省材料になっている。
私の目論見は果たせたのでうれしい。