2021年 4月   
 4月11日(日)神の倉 広島市ハング・パラグライディング連盟総会
先週の雨で総会は本日に延期。
コロナ禍で野外の総会で例年の内容。
昨年発足のつばさスクールが10名・プレジャークラブのが10名の
新人さんがパラグライダーを始められた。
毎年会員さんが減り続けていたのに、コロナ禍の中で一年間に20名の仲間が増えた事は
まことに嬉しい限りである。
参加の呼びかけが皆さんに届けば、空を飛びたい人はもっと居るだろうなあ~

総会が終わって神の倉山道の掃除。
世話人の加藤さん(80歳)が神の倉公園の管理をボランティアでやっておられる。
登山者たちへのゴミの持ち帰り呼びかけや清掃活動を25年やってこられた。
役所関係者や取材関係者や登山者などから「この公園はゴミ一つ
落ちていませんね」と言われるのが誇らしく嬉しいと・・・
登山者やフライヤーから「ありがとうございます。お疲れ様」と
声をかけてくれるのが励みにもなるとおっしゃっていた。
掃除が終わって加藤さんが「あんたも長いねえ」と声をかけて下さった。
二人だけで話をした事もなかったのに、私の事は覚えてもらっていたようだ。
10年位前だったか清掃中に「燃料代も貰ってないよ」と聞いたので、周辺にいた
プレジャーの皆さんに千円のカンパを呼びかけ一万円をお渡しした。
後年、連盟からも毎年3万円の協力金をカンパすることになった。

掃除が終わって駐車場で児島さんに荒谷山に誘ってもらったが
いささか掃除で疲れたし隅田さんの初フライトを動画に撮ってやろうと
思っていたので荒谷山へは行かず神の倉に上がる。
TOに到着するとメインポールは裏風!
しかしTO正面のリボンはアゲイスト1mばかりで入っている。
その後風向きはコロコロ変わる。
30分ばかりして西斜面の正面から2~3mの風が入ってくるようになってきた。
プレジャークラブとつばさスクールの面々がウェイティング中。
誰もパラを拡げようとしないので私が準備を始める。
「老い先短い喜寿のジジーにダミーをさせる・・・」などと冗談を言いながらテイクオフ。

13時55分テイクオフ。
裏風の心配もあるのであまり山に寄らないようにと思っていたのだが
リフトは有るのでいつもよりは少しだけ沖で廻す。
3分間で100mばかりトップアウト。
もう裏風ローターで叩かれることはないだろう。
TOと南の鞍部(コル)の間の稜線から沖合150mで廻す。
2~3m/Secのリフトを外しながらも廻し続け海抜800m。
裏風も入っていたので有留からもサーマルがあるかと少しさぐってみる。
しかし無さそうなのでTO沖に戻るとサーマルが収束していたのか
バリオメーターがピーッと連続音で鳴り始めた。(上昇率5~6m/Sec)
数年聞いたことがなかった上昇音なので緊張したが、サーマル周辺のローターに
巻き込まれるとやばいので思い切ってハイバンクで廻す。
海抜1400mまで一気に上がった。
久しぶりに豊栄方面に行けるかな?と鷹ノ巣山に向ける。
シンクが続いてサーマルの瑞兆がない!
海抜1170mで土居迫地区まで来たがシンクは止まらず、マイナス2~3m/Sec。
神の倉山系に戻れなくなるのはマズいので南屏風を目指す。
途中3m/Secの当たりひと廻ししたが南風が強そうなので南屏風を目指す。
マイナス2~4m/Secのシンクの嵐。
南屏風沖に到達し海抜637mでリフトに遭遇。
180度旋回のリッジで2旋回で130m上がる。
ターンし南に向いたときはスピードは止まった感じなので南風強そう。
高度処理を此処でしっかりしてMLに向かおう。
南屏風西端320m、海抜487mでターンをかける時南向いたら対地速度3Km.
此処は谷筋になっているので風も収束しているのだろう。
MLに向け北進すると40Km越えるが、シンクはない。
南風を避けるため神の倉山系に寄せる。
地上高度100m位になったのでMLに入る。
ML地上50m位で下がらないので3回程八の字旋回。
強めのサーマルでピッチアップする荒れ気味のフライト30分間。

夕方5時過ぎて隅田さん荒谷山から初フライト成功!
毎週日曜日が雨に祟られてようやくの初フライト、おめでとう!

昼過ぎ荒谷山からテイクオフしたベテラン達はクロカンに出た模様。
夕方風も納まって、プレジャークラブとつばさスクールの練習生は全員飛んだ模様。

本日のフライトデータのページ

  4月15日(木)篠笛のお仲間タンデム飛行
3年前から福田公民館の「篠音の会」で鼓谷先生に篠笛を習っている。
全く上手にならないのは練習しない所為なのだが、音痴やリズム感のない所為にしている。
お仲間が8人いらっしゃるのだが雑談でパラの話をする。
自分も飛んでみたいと言う女性が2名(70代)出て来たので岩村インストラクターに
平日フライトをお願いすることになった。
昼から風が強めになるので10時集合。
お二人にはタンデム飛行のYOUTUBE動画を紹介していた。
夢はどんどん広がり当日はルンルンの様子。
東屋でハーネスを付けてぶら下がり、走ったりハーネスにお尻を入れる方法を
岩村イントラからレクチャーを受ける。
西さんが車の上げ下ろしのお手伝いに来ていた。
今日は東風なので荒谷山に上がる。
タンデムのお二人と岩村イントラと私と嫁さんの5人。
西さんにはランディングで動画を撮ってもらうようにお願いした。
テイクオフに上がって視界が広がり、二人とも感激半分ビビりが半分といったところか・・・
若葉の新緑と杉の濃緑のコントラストが美しい。
最初にO島さんから躊躇なくハーネスを付ける。
パラの楽しさを日頃吹きまくっていたので期待度万点なのだろう。
ハーネスを岩村イントラが後ろから引っ張りながら、斜面に向かった走る練習をさせる。
これで斜面を走り切ってくれるだろう。
一発でテイクオフ成功し、レクチャーが行き届いてO島さん空中でも走っていた。
正面尾根はシンクであったが、最後にリフトに当たり10分ばかりはフライト出来た。
テイクオフ場に車で上がってきて、走り寄ってきて感激を話してくれた。
次はF城さんの番だ。
風が強めで後ろの引っ張られて腰砕けで走れず2度失敗し、3度目にテイクオフ。
先程と同じようなところで良いサーマルに当たりトップアウト。
サーマル離脱するとシンクでランディング。
テイクオフ場に上がってきて吐きそうだったと話していた。
初飛行は長く飛ぶとゲロの洗礼を受けるかもしれないのだ・・・
そういえばパっちゃんと飛んだらゲロ吐いたことがあったなあ・・・
お二人にとったら一生に一度の体験になった事だろう。
テイクオフ・自撮り棒・ランディングの動画を繋いでDVDを製作中。
後日談・・・O島さんが家に戻って楽しそうに話したら娘さんとお孫さんが
       どうしても飛ぶと言っているそうだ。

ランディングの様子を撮ってくれていた西さんも上がって来た。
彼も飛ぶ気なので私がダミーを勤めましょう。
タンデムのお二人には日頃「パラグライダーで高い空に上がるんです」と
言っているので証明フライトをしなければ・・・
12時50分荒谷山を正面南に向けテイクオフ。
正面にないので南小山に寄せ、少し右ボール寄りの所でサーマルヒット。
2m・3m・4mそして5m/Secの強い所もありピッチアップもありながら海抜1200m。
最近バリオの連続音は聞きなれていないので、気分を休めるため
コジツーポイント上空に移動。
移動しながらでも同じように上がる。
コジツーポイント上空でも同じようなリフトが有り海抜1626m。
ここらがサーマル天なのか半径150mばかりでは海抜1600mで変わらず。
志和口方面へ南下すると、ずっと1~2m/Secで下がり続ける。
夕方用事もあるので志和口駅裏辺り海抜1200mでUターンしランディング場に向かう。
本日は一発1600mまで上がりその後はシンクで、30分間のフライトだった。

本日のフライトデータのページ

本日のYOUTUBE動画


本日のイベント 「あいラブ書道クラブ」開校式

嫁さんが書道で八段に昇格し師範の看板を2年前に頂いた。
最近の若い人は字を書かなくなり、もっぱら親指でスマホ操作。
美しい日本文字の書けない人が増えるばかり・・・
そんな思いで書道教室を公民館で開催しようとチラシを作り地域でポスティング。
一番最初に習いたいと電話をくださったのが宅重さん。
宅重さんは地区の社会福祉協議会・民生委員・児童委員・青色防犯パトロール
見守りネットワーク協議会・等々地域の人々の為に頑張っておられる人だった。
公民館活動として書道教室をやるには、クラブを作ったメンバーが
講師を招聘して活動するのが基本だそうだ。
そんな訳で、沢山の公的機関の活動を抱えておられるにも拘らず宅重さんが
呼びかけのチラシ制作や公民館との打合せなど一から十までやって下さった。
地域で有名人・宅重さんの呼びかけで子供さんが7人・大人が4人の応募があった。
そして本日5時から「あいラブ書道クラブ」の開校式の運びとなった。
世話人宅重さんの挨拶・講師の嫁さんの挨拶・そして生徒さんの自己紹介。
4年生ぐらいとなるとちゃんと立派な挨拶が出来てビックリした。
自分たちの世代とは隔世の感がする。
日本の将来も捨てたものではないわい。
大人も子供も、やる気満々の集団であったのは頼もしい。


  

    宅重さんの力作チラシ


  

  お友達の松代玲子さん(元フライヤー)とリズム体操のお仲間からお祝いのお花を頂いた。


  4月16日(金)孫からの手紙
長男家族から私の誕生祝いの手紙が届いた。
日頃はラインのビデオ通話で顔を見ながら話している。
でも、毎年誕生日には長男の嫁の心遣いで家族全員の手紙が来る。
2~3歳頃は絵とも文字ともわからない手紙だが年長さんになると字になる。
ひなこは新2年生になったのでしっかりとした文字で手紙を書いて来た。
コロナ禍で会えないのだが、一寸の間に幼児の成長には驚かされる。
弟の樹はお姉ちゃんのやる事は自分もやりたいようである。
ひなこは3歳ころから水泳とピアノを始めた。
初めはお遊びの延長であったが未だに続けている。
最近はそろばん塾へも通い始めたそうだ。
習い始めたことはやり続けていることに感心する。
樹は英語塾に通い始めたそうだが続くかな?
自分が年々衰えて行く中で孫たち若葉がぐんぐん成長しているのを見ると
世代交代を肌で感じられる。
枯れ葉はそっと枝から離れるのだろうが、その事が感慨深い。
バーバが書道塾を始めたので、孫たちにバーバの通信教育を受けることを
提案したらひなこは賛成してくれた。
樹は訳が分からず僕もやると言っていたが・・・

パっちゃんからもハッピーバースデイのライン電話をもらった。
15日に海抜1600mの高さを飛んだよと言ったら心配してくれた。
老い先短いので今やりたいことをやるよと言ったら、100歳世代になったので
もっと気を付けて長生きしてくださいと言っていた。
子供が1歳になるので職場復帰して一週間目だと言っていた。
子供が熱を出したのでコロナかと心配したが、保育園の先生は
登園が始まると1歳保育の子供は良く熱を出しますと言ってくれたそうだ。
21年前パっちゃんが我が家に居た頃、「子供が出来たから親になるのでなく
子供が否応なく親にしてくれるのだ」と言っていた事をよく覚えていて
「子供を産んでみてつくづくそう思った」と感慨深そうであった。
21年前の高校生だったパっちゃんに言った事を心に残していたことが嬉しい。
ホームステイで預かるのは人生で一番多感な高校生が良い。
あとの二人も、何かしら私を覚えてくれることがあっただろうと思いたい。