2021年 1月   
 1月4日(月)初飛び
正月三が日に初飛びと思ったが天気が今一つで今日が初飛び。
天気予報は昼まで南風、昼から北西で風速は1~2m。
お天道様の日差しもあるので「小春日和」のごとく
優しく吸い上げてくれると嬉しいのだが・・・
11時半になったので田原号で荒谷山に上がる。
ブローは時々南から入ってくるのだが、風向はめまぐるしく変わる。
今まで見たこともないほどのダストデビルが、敷いてあるシートを捲り上げていた。
暫く風が落ち着くのを待とう。
少し遅れてベテラン達も上がって来た。
風向きは360度クルクル変わっているので落ち着くのを待つ。
今日は寒いのでしっかり着込みホッカイロも4枚張っているので
テイクオフでは汗が出てきた。

12時48分、一瞬芸で南風ブローでテイクオフ。
テイクオフして直ぐにリフトがあったので一回転廻すが、
裏風が入ってきて潰されるのも怖いので沖に出す。
時々ピッチングするほどのリフトはあるものの、スコッとテンション抜けることも・・
テイクオフレベルを保ちつつ、マキゴンポイントより沖に出して行くと
穏やかなリフトで廻し続けることが出来た。
荒谷山TOには近づかないように海抜700mまで上がった。
井原駅周辺を探ったらシンクに捕まり海抜537m。
少し山に寄せて行ったら、2~3m/Secのリフトに遭遇。
テイクオフ後17分後海抜861mまで戻したので、本流は北西風と判断し
神の倉で上げることが出来るだろうと谷渡りする。
神の倉に谷渡りしたら海抜700m。
神の倉山頂付近を探るも、上がったり下がったりで
TO高度以下の海抜490mまで下がってしまった。
北西風は強いようでアゲインストでは10Km台で時々10Km以下になる。
ヘヤピンカーブの伐採地の壁にしっかり風が当たっているだろうと少し足を延ばす。
タイミング良く弱いサーマルに遭遇し廻し続ける。
海抜700mに上がるとサーマルもしっかりとしてきて2m/Sec以上のリフト。
海抜1000m越えるあたりで、雲底タッチしたいものだと発達中と思われる
小さな雲の下に移動。
テイクオフ後ろの有留側に行き、海抜1320mまでは上げたが
上がりが悪く雲底タッチまではまだ2~300mある。
寒い!指先が痛い!
強風に捕まって「裏山友の会」会員になっても詰まらんので神の倉稜線に戻る。
尾神・迫を通り北の鉄塔を取りに行こうかと思ったが、リフトが有ったので
雲を追いかけ県道上空へ。
吸い上げはなく大急ぎで神の倉稜線の尾神沖に海抜610mで戻る。
沈下は止まったのでじっくり廻してリフトの強い所を探す。
沖に出して行ったら2~3m/Secの良いサーマルを発見。
今年最初の雲底タッチを果たしたいものと廻し続ける。
指先は痛いし、足先もじんじんして来た。
体が胴震いして来た。
海抜1338mまでは上がったが雲底はまだである。
これ以上頑張っても体が危ないだろうとビッグイヤーをかける。
12分間ビッグイヤーをかけ続け、1200m下げてランディング。

1時間25分のフライト。
雲底タッチとは行けなかったが海抜1338m。
本日の高度も時間もトップを取らせてもらった。
今年の初飛びは後期高齢者にお年玉をプレゼントしてくれた。



本日のフライト動画(YOUTUBE)

本日のフライトログのページ

本日は大満足のフライトだったので15時には神の倉を離れる。
家に帰って本日のHPを書こうと思ったのだがグタグタに疲れていて
電動マッサージ機で2時間ばかり眠ってしまった。
スキーに行って寒さに震えて暖かい所に来るとぐったりするのと同じだ。
スキーのように運動はしていないのだが疲れがひどい。
”寄る年波には勝てん!”と言う事だろうなあ。

 1月31日(月)凍えるフライト
コロナ禍で世の中大変な時代である。
パラグライダーは登山時車中の3密を避ける工夫をすれば問題ないと考えている。
後期高齢者の自分はコロナが取り付いても”無症状保菌者”とはならないだろう。
コロナが取り付いたらいち早く、症状が出てくたばる様な気がするので
仲間に伝染させることは少ないのではないかと・・・
街には出来るだけ出ないようにしているし、常用薬を貰うのに掛かりつけ医院に
電話をして処方箋を用意してもらいお金の支払いのみ1分間でした。
薬局へも医院から電話してくれていて薬も用意されていたので1分間。
自分のパラフライヤー人生に残された時間は後2~3年だろうなあ。
パラグライダーがわが人生に与えてくれた影響(人間関係含め)は計り知れないものがある。
パラグライダーを始めていなかったら50歳以降はどんな人生だったのだろう・・・
以前テレビ出演時に「豊かな人生」と答えたが、しみじみそう思っている。
そんな思いが限られ残された人生の中、一日でも多く飛びたい気持ちがある。
ところがお天気の良い日を二日連続で飛ぶと紫外線にやられてぐったりする。
体と頭(ボケ)を労わりながら80歳までは飛んで居たいなあと思っているのだが・・・

今日の予報は昼頃までは北西風、午後には南西の1m/Sec予報だった。
風が弱くてブローが入れば1月4日のように上げることが出来るだろうと
田原号にて車の窓は開けて、荒谷テイクオフに上がる。
風向は360度変わるが北東又は正面ぽくも入る。
今回は一番手でダミーを勤める。
出てすぐ正面あたりでリフトはあるのだが、不用意に上げると
荒谷山のローターを喰らうことになる。
少し辛抱して沖に出しマキゴンポイント当たりで探ったのだがサーマルを
捉えきれずサブランにランディング。
次に出た田原さんはトップアウトし、高木さんも粘っていた。
その後ベテラン達も荒谷山からテイクオフし、白木山アウト&リターンを果たしたようだ。

二本目は兵萬号にて児島さんと昨年2回しか飛べなかった画家の
木原さんと4人で神の倉に上がる。
西斜面で構えていたのだが、風向き変わり北斜面に移動。
立ち上げたら少し西を向くのでテイクオフ中止。
3度目の正直でようやく北斜面から14時8分テイクオフ。
先程小田さんが西斜面からテイクオフし、沖でサーマルヒットしトップアウト果たした。
今は北風ぽいので鉄塔下~ヘヤピンカーブを目指す。
TO前の尾根でリフト遭遇しリッジソアリングしようとしたが直ぐ見失う(ありゃあ)
伐採地手前の尾根でリフトに遭遇、八の字旋回でへばり付く。
リフトを外しそうなので右へサブロク旋回。
一本目の荒谷TOからはぶっ飛びだったので、しがみ付いてでも上がって行きたい。
稜線を越えたので左サブロク旋回(今日は奇数日で左旋回)
稜線上空100mに来たが上がりが悪いのでテイクオフ上空へ移動。
テイクオフ南の鞍部上空で2~3m/Secの良いサーマルに遭遇。
一瞬4.5m/Secの強いリフトにも遭遇。
海抜1200mを越えて寒くなって来た。
順調に上がって行くのだが上空にはサーマル雲がないので
上空の目標物が見当たらない。
海抜1487mに到達し上がりが悪くなってきた。
神の倉山頂に戻ってカタクリの里の北の鉄塔を目指そう。
途中神の倉登山道三叉路沖でリフト発見。
海抜1230mから2回旋回して海抜1374m。
とにかく北の鉄塔を取るぞ!と向原方面へ。
対地速度30Km/h以上で向かっているので北西風ではないのかな?
予報のように南成分が入って来たのかな?
バズーZ6では足が遅いので帰れなくなるのではと
北の鉄塔手前300mでターンしてしまった。
帰り道も対地速度30Km/h以下位であったの北成分が主だったのか・・
神の倉登山道三叉路沖で海抜699mから上がり始めた。
ヘアピンカーブ上空で上げ始め3~4m/Secの良いサーマルヒットし
どんどん上がって行き海抜1788mに到達。
流石に寒く耳の痛さも指先の痛さも感じなくなる。
ホッカイロは6枚貼ってあるので1月4日のように胴震いはない。
この高度だと鷹ノ巣山は十分越えられるだろうが
旋回をしていて風向きが今一良く判らない。
ベテラン達の白木山アウト&リターンの無線も聞こえていたので、
クロカンに出かけたい気持ちはあったのだが・・・
最近フライト回数も落ちているし、何となく気持ちが乗らないのでクロカン封印。
対面の山に県道37号線を越えて谷渡りしよう。
ついでにバーガーショップ ゴールデンバレーの上空を飛んでやろう。
有留側上空を飛び海抜1100m南屏風に到達。
リフトが有ったので廻して300mゲインで海抜1437m
さてゴールデンバレー上空を通過しよう。
真下を良く見ながら飛んだのだが、後でカシミールで見ると130mずれていた。
高度があると、地上目標物の目視は当てにならないものだ。
神の倉TOの対面の山(大寺地区の裏山)に海抜1100mで到着。
ランディングの為に山で高度処理しているのだがサクサクとは下がらない。
もう一度神の倉に戻って高度処理しようと、海抜900mで谷渡り開始。
神の倉中腹海抜652mで谷渡り完了。
テイクオフ上空の東側で海抜1100mまで上げ、テイクオフ南の鞍部上空で
2m/Sec前後のリフトで海抜1483mまで上がった。
寒さも通り越して凍える感じなのでもう降りよう!
もう一度谷渡りして高度処理しよう。
高度があるので南屏風回りでゴルバレ上空を飛び谷渡り。
県道37号を横切り神の倉TOの対面の山に海抜1100mで到着。
2時間近く飛んで居るのでトイレにも行きたくなってビッグイヤー投入。
ランでイング場南側で海抜500mなので神の倉中九で高度処理。
降ろしている最中にピッピとバリオが囁くので、ついバカな不良おやじは
上昇もしないのに4回ほど廻してしまった。
吹き流しは垂れていたが南側からランディングし、ターゲットからは3mショート。

本日のフライトは2時間で最高高度は海抜1788m。
海抜1450m前後に3度上がれたと言う事は条件良かったのだろう。

フライトデータのページ

本日のフライトのYOUTUBE動画
暫くの間BGMは篠笛演奏にしよう