2020年 5月   
 5月23日フライト再開 2時間海抜2300m
世の中はコロナ禍で大騒ぎである。
2月ごろは高が風邪の一種で何を騒ぐのだろうと思っていた。
この頃アメリカでは、インフルエンザの患者が2千万人で2万人死亡と発表。
世界ではロックダウンとなり非常事態宣言で外出禁止命令まで出る始末。
日本でも強い自粛要請が出て、経済も停滞して来て弱い立場の
人の苦しみは最高潮に達しようとしている。
病気に対する恐怖はインフルエンザと同じくらいにしか感じてない。
ちょっとした風邪には年に2~3回罹るのだが熱は出たことがない。
インフルエンザで高熱が出たら体がもたない気がしている。
まあ治療薬があるのでいくらか安心なのだが・・・
2週間前に相撲取りの「勝武士」(28歳)が糖尿病の持病が有ったので
コロナ風邪を患って亡くなってしまったとテレビで伝えられていた。
高齢者と糖尿病など持病の持ち主は注意しましょうとされている。
糖尿病の持病を持つ28歳の相撲取りが急に亡くなった事には怖さを覚えた。

パラグライダーも連盟の呼びかけでフライト自粛が4月11日から出ていた。
自分がコロナを貰っても仕方ないとあきらめるが、井原地区で患者が出て
パラの連中が広島各地から来て持ち込んだと疑われる事は耐え難い。
無症状の感染者もあるという事なので自分も目いっぱい自粛を貫いた。

パラ広島市連盟のフライト禁止が解除された。
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解除判断の理由:
国の非常事態宣言が解除になった.
広島県の決めた感染状況レベル1になり,自粛要請がなくなった.
井原小学校が,午前中の全学年登校が開始になった.
地元や会員に感染が発生してない.

今後,自粛の条件が再び発生すると,再自粛を実施する.
(国や自治体の自粛要請,地元学校の休校,地元や会員に感染発生など)

注意事項:
車同乗時は,マスクを着用すること,窓を開けること.乗車人数に余裕を持つこと.
こまめな手洗い,咳エチケット.社会的距離の保持に努めること.
できるだけ,3蜜(密閉,密集,密接)を避けること.
少しでも体調が悪いときは,自宅待機すること.
ブランクがあることを自覚して,十分注意してフライトを再開すること.

ビジターの受付:
来る人の都道府県の移動自粛要請,広島県の来県自粛要請がある場合にはそれに従うこと.

当分の間,入山記録ノートをつける.(掲示板のネームプレートの掲示だけでなく)
感染者が出たときに,過去数日の接触者の追跡を可能にする.
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待ちに待ったフライト再開で神の倉に出かける。
10時頃東屋に来た頃からバンバン積雲が増えて来出した。
今日はあちこちで上がる予感がする。
11時過ぎ稲垣号で藁科さんと花野さんで荒谷山に上がる。
一番手テイクオフは藁科さん。
南小山、マキゴンポイントを探ったが良いサーマルに出会えず。
お寺付近でサーマルゲットしレベルまで回復し北尾根上空に来て高く上げて行った。
花野さんもテイクオフし南小山付近で上げて行った。
花野さんのサーマルのおこぼれを頂こうかと立上げ振り向いたら
ブレークコードが交差していたのでテイクオフ中止。
何も考えずとも手順が狂ったことがないのに、2ヶ月の休止の所為か・
加齢の所為か・早く出ようと焦った所為か・情けない事だった。

12時過ぎにやっとテイクオフ。
南小山で何とかサーマルゲットし200m高度を稼ぎ、テイクオフ上空に戻り海抜940m。
荒谷山山頂に行き、2~3m/Secの良いサーマルゲットし上げて行く。
海抜1300m辺りで纏まったサーマルになり、海抜1400m辺りでは4~5m/Sec。
更には7m/Secを一瞬ではあるが越えたが、雲の吸い上げで安定して上がってくれる。
バリオメーターは連続音になり高音になって来ると聞こえなくなった。
加齢の所為で周波数の高い領域は聞こえなくなってきているのだろう。
否応なく歳を感じさせられている今日この頃だ。
海抜1947mで雲底になったので雲から離れ、志和口駅裏を目指す。
白木町古屋辺りでリフトを感じ廻すのだが上げ切れず。
海抜1200mまで下がったので、谷渡りをして南屏風を目指す。
南屏風に海抜600mで到着、南風なのだがリフトを感じないので
神の倉テイクオフを目指す。
テイクオフレベルの海抜562mまで下がって、テイクオフ前面で弱いリフトにしがみ付く。
2~3m/Secの良いサーマルゲットし南風に押されながら上げて行く。
サーマルリフトは東側の有留地区からも上がって来ている様で、神の倉山頂を過ぎた辺りから
完全に有留地区のサーマルに乗ったようだ。
上空には大きめの積雲があり吸い上げもしてくれているのでいい加減な
旋回していても上げてくれている。
吸い上げも強くなり5m/Secばかりになったので旋回を辞めて
直進するも海抜1820mまで上がる。
廻し続けて神の倉山系で1260m高度獲得したことになる。
直進をして荒谷山山系の積雲を目指し谷渡り。
海抜1320mで赤柴山近くに行き、5m/Sec強のサーマルゲットし
キリキリ廻して上げて行く。
海抜2200mに来たら雲底に近くなったので、直進に切り替える。
6m/Sec強の吸い上げでスポッと雲に入ったので進行方向を北西方向に固定し
雲中を30秒飛行し、海抜2300mで雲の脇腹からスポンと脱出。
周りの雲を避けながら北上し、その後志和口方面めざし飛行。
海抜1700m、白木町古屋辺りまで来たが下がる一方なので荒谷テイクオフに舵を切る。
赤柴山上空に割と大きめの雲があるのでそこを目指す。
海抜1533mで到達しリフトを貰い、海抜2065mまで上がる。
花野さんが誰かと無線交信でトイレに行きたいとか言っていた。
それを聞いて俄かに尿意を催す。
もういいや!と雲底を離れる。
日浦まで来ても海抜1200mなので暫くビッグイヤーを掛ける。
ちょっと荒れ気味で、海抜700mから3m/Sec強のシンク帯に嵌まり潰れを警戒し
慎重に飛ばして高度を下げる。
早く下げようと旋回を入れたら、半径10m程度で廻って・・・
ランディングアプローチでは、フォローで50Kmアゲインストで10Km以下で南風強し。
13時49分ランディング、1時間48分のフライト。
6m/Sec強の吸い上げもあり、最高高度海抜2300mで良く上がった。
久しぶりにサーマルに引き寄せられる”風見鶏”効果を体験。
一か月半以上のフライト自粛明けだったので今日は大満足。

本日のフライトデータ

カメラ不調で動画はなし。
 5月30日(土)松の大木伐採
神の倉山頂からテイクオフに行く途中の道路脇に枯れている松の大木の
大きな枝が今にも落下しそうである。
神の倉公園の管理をしておられるボランティアの加藤さんから作業のお手伝いを
連盟の理事会に要請があり皆さん集合。
太さが5~60cmもある大木なので伐採はベテランの加藤さんが行う。
持参のチェンソーで皆が切断。
プレジャークラブの津川さん(143年続く畳屋)と服部さん(瓦屋)が
軽トラックを運転して来てくれた。
大木を切断する端から神の倉の焼却場に運ぶ軽トラックに便乗させてもらった。
枝葉が多いときはロープで締める作業をしたら勇さんに感心してもらった。
締め方は昔、叔父さんから”南京締め”として教わったのだが、
加藤さんは”アメリカン”と言っていた。
20名ばかりが参加したので2時間ばかりで作業完了。
ランディング場に戻ったら勇さんがチェンソーの歯を研いだり、
エンジン調整していたので兵萬さんと付き合う。
4代のチェンソーのエンジンがお陰で調子良くなった。
次回使用する時はだいぶ先なのでエンジンオイルと更にチェンオイルも
抜き取ったので使用時には注油を忘れないように!

児島号で勇さんと兵萬さんと4名で荒谷山に上がる。
ベテランたちが渋い中上げて行っていた。
作業で少し疲れたのと、今日はあまり気乗りがしなかったので
兵萬さんと二人で2台の車を降ろす。
夕方神の倉に津川さんと加藤さんの運転で、藤見さん・大川さんを連れて上がる。
児島さんが下で誘導するという事で私はテイクオフディレクター。
B級生の藤見さんは50数本飛んでいるので誘導不要。
A級生の大川さん6本目なのでフル誘導。
大川さんは風の状態を見て自分でフロントを選択し、自分の風を選んでテイクオフ。
拙かったらストップ掛けるつもりであったが問題なくテイクオフ。
自分が出れる風と思ったら出ろと言っているので、判断を他人任せにしないで
自信をもってテイクオフするので安定したテイクオフが出来るのだと思っている。
車を降ろす人は津川さんと加藤さんを確保したのだが気乗りがせず車で下山。
自分が積極的に飛んで居れるのは1~2年かなあと思うこの頃だ・・・