2011年頑張ってまだまだ書くぞ!リタイヤメント生活に5年目だ!
春だ!クロカンシーズンだなぁ〜

2011年 11月   
11月3日(木曜日)同級生の死
一年半前に蜘蛛膜下で倒れた中学校時代の友人Mが11月2日亡くなった。
ずっと入院生活で、リハビリも取り組めないほど重症だった。
喉に穴を開け流動食を流し込む状態で、言葉も不自由だったようだ。
彼は友人はおろか、親しい人達のお見舞いも拒否をしていた。
我が身に置き換えても、彼(M)の心情も充分理解できる。
お見舞いについて、友人達には奥さんをあまり追及しないように言った。
彼の心境の変化を待つ事にした。
結局一年半経ったが、お見舞いに行く事はなかった。
(奥さんは彼の意を汲んで「もう少し良くなったら・・・」と言っていたようだ)
”死に様”は人の”生き様”の総決算だと思う。
生れた時から死に向って生きているのだから毎日が
”生き様”でもあるし”死に様”なのだが・・・
今春にも癌を患っていた中学校時代の友人Iが亡くなり家族葬で
我々にも知らせずひっそりあの世に旅立って行った。
やはり我が身に置き換えても、彼(I)の心情も充分理解できる。

中学校時代の友人達とは、中学校の同期会役員達である。
30年位前からは、主な男性役員が集まって「三十一日会」と称して
31日のある月に集まって一杯飲んでいたのである。
最近は歳を取ってきたので忘年会と暑気払い会と年に2回くらい集まっている。
今年の夏にも中学校の同期会を60数名集まってメルパルクで開催した。
親しい間柄になっていたので役員達の葬儀の帳場は我々が担当している。
町内会の結びつきも弱くなり、皆さんの手を取るのも気が引ける時代になった。
最近は葬儀屋が全て担当してくれるので葬儀場で行う事が多くなった。
帳場を預けると大体家の状況も想像できる。
日頃付き合いのない町内会にお願いするのも気が引けるし、
町内に内実が知れるのも癪に障る。
そんな訳で10名ばかりいる役員の身内に不幸があった時は
我々が帳場を勤めている。
最初のうちは大変だったが、香典のチェックにも工夫を重ね今では葬儀が終わる頃には
香典帳も書き終えるほどに段取りが良くなった。
昨日亡くなった友人(M)は銀行マンだったので、帳場ではいつも金勘定をしてくれていた。
流石にプロなので、計算もお金を数えるのも正確で早かった。
今春なくなった友人(I)はいつも香典帳を書いてくれた。
その役員たちも既に12名中4名は亡くなってしまった。
今回は間に合いそうにないので女性役員にも帳場の助けを頼んだ。
いつも私が代表して帳場の報告に行くので、遺族の方に大感謝を受ける。
手伝ってくれた役員には申し訳なく思っている。

他人様が亡くなって、一番堪えるのは同級生だ。
次の順番が自分に来るかもしれんなあ〜としみじみ思う。
”死に様” ”生き様”の事を強く意識する。
70歳までは目一杯アクティブに過ごそうと思っているのだが・・・
何もしなかった一日は、時間の経つのが早い事!!!
無為な日々を過ごしていると、棺桶が向こうから飛んで来ている気がする。
「己の欲するところに従い、矩を越えず」の心境に達して
自由自在に生きてみたいと思っているのだが・・・
老境を楽しめる人生を送りたいものだ。
それにつけても孫の顔を早く見たいものだ。

死については昨年12月にいろいろ考えた。
../inagakiita/10_12_gatu.htm#10_12_11
11月12日(土曜日)海抜1036m・40分・トップラン
ここ一ヶ月ばかり週末は雨降りが続いた。
久しぶりのお天気になったので勇んで神の倉に急ぐ。
10時すぎに東屋に到着すると、ハングの人達は6名ばかりいるのだが
パラは三次さんがひとりぽつんといた。
久しぶりのパラ日和だというのに・・・
11時過ぎたのに誰も来ないので痺れを切らせて二人だけで荒谷山に上がる。
三次さん先にテイクオフ。
レベル以下ではあったが10分ばかり粘ったがあえなくサブランに。
私もテイクオフしたがサブランにぶっ飛んでしまった。
中村さんがピックアップに来てくれた。
すぐに荒谷山に上がる。
南から温まった風が入ってきたようなので13時、私が最初にテイクオフ。
すぐにサーマルヒットしテイクオフ上空で2〜3m/Secのリフトで上がっていく。
荒谷山上空で海抜900mまで順調に上がった。
左ボール奥でもう少し上げることが出来、海抜1036mまで上げた。
向原方面に行きかけたが下がる一方なので荒谷山上空に戻る。
海抜600mから700mでウロウロする。
中村さんがテイクオフして小さなサーマルヒットしてトップアウトしていった。
テイクオフ場には模型飛行機のグライダーを飛ばしている。
バイクのライダー達が15名くらい見学している。
三次君はサブランに降りてしまったので足がない。
車で下山しようとトップランアプローチ。奥のほうはライダー達がたむろしている。
南風なのでTO正面から少し低めに突っ込んでいく。
TO正面の−1mにトップラン。久しぶりのパラ美学達成!
最高高度海抜1036mで、40分のフライトであった。
サブランに到着すると中村さんも降りて来た。
そのあと神の倉で一本飛んだ。ぶっ飛び。
11月13日(日曜日)
今日も晴れ予報で我が家の上空は晴れていた。
今日は大勢集合していて3台で荒谷山に上がる。
荒谷山TOに上がった頃は雲量が多くなりテイクオフする気が萎える。
足刈さんテイクオフしたが何もなくメインランディングへ。
11時過ぎに私もテイクオフしてマキゴンポイントで粘ってみたが
力尽きメインランディングへ。
立川さんもテイクオフしてMLに来た。
他の二人はサブランに降ろした。
荒谷TOはホロー気味(北西)になり全員神の倉へ移動。

13時ごろ神の倉西斜面から中村さんテイクオフし、私もテイクオフ。
海風が入ってきているかと、私は南屏風を目指すも途中で力尽きた。
ライスセンター近くまで行ったら海風が入ってきているようだった。。
その後飛んだ人は少しシアーを楽しめたようだ。
いつも思うのだが、人が上げたのでテイクオフするのではいつまでも条件が読めない。
自分なりの風の変化を読み取ってテイクオフしないと練習にならない。
ましてや人が上がり始めたのを見てラインチェックしていたのでは
とてもよいサーマルは微笑んでくれない!
一番上げの人(最初に上げて行った人)にこそ、その日の栄誉を差し上げるべきだ。

大急ぎで再度神の倉の上がる。
シアーはさほどの事もなく終わったようで、その後テイクオフした人は掃除されていた。
中村さんが北斜面からテイクオフし、吹き上げられ神の倉山頂をトップアウトした。
私も続いてテイクオフしたが吹き上げられず、神の倉左尾根中腹をやっと越える。
鉄塔下ボールでリフトを感じたので一回転してみた。
ヘアピンカーブ尾根(神の倉右尾根)にへばりつきせっせと磨く。
何とか海抜650mでウロウロして遊ぶ。
15機ばかりが飛んでいてあちこちで楽しんでいる。
手練4名はワンランク上の海抜800mぐらいを飛んでいる。
北の鉄塔尾根で遊んでいるので私も突っ込んで行って見たが
リフトは終わりかけていて早々に神の倉に戻る。
なんだか息継ぎ(突風)のある風に変ってきてテンションが不安定になる。
どうも皆さんあちこちで潰れていたようでランディングし始めた。
同時進入にならないように少し粘って、最後から3番目でランディング。
約一時間のフライトであった。
11月26日(土曜日)海抜1460m・3時間
今日は朝から雲ひとつない晴天である。
11時すぎ神の倉に到着すると30台近く車が止まっている??
学生の合宿大会があるそうだ。遠方は山形県から来ているそうだ。
やはり若い人達が沢山いることは心ウキウキする。
いつものメンバーは少ないようで、ハングの武田号が既に荒谷山に上がっていた。
山本号が上がろうとしていたので大急ぎで乗せてもらう。

今日は一番でテイクオフしようと心に決めていた。(11月13日にも書き込んだので・・・)
パラは6名なのだが、未だ誰もハーネスをつけようとしない。
一番でテイクオフする心算なので、風の観察を本気でして見る。
風の温度は少し温かいと思う。
木の葉は中腹辺りまで揺れている。
風の向きは南西なのだが、無風であったり方向がコロコロ変ったりだ。
風が入ってきたので立ち上げてみたが、くるりと西を向いた。
何かの前兆と思うのだがもう少しのようである。
いきなり正面ぽく風が変ったので、チャンスか!と立ち上げてみる。
リフト成分が有り、持ち上げられ気味なのでテイクオフ。
正面を探ったが下がる一方。南小山に舵を切る。  おお!あった!
サーマルヒットしたので右のボールだろうと苦手な右旋回で廻し続ける。
3〜4m/Secで調子よく上がっていたらいきなり半分潰され30m下がった。
強いサーマルの縁は下降流があるものと、もう一度元の所に戻ってみる。
ある!ある!サーマルは細くて強いようだ。
右ボール奥上空で廻し続け、海抜980mまで上がった。
テイクオフ場を見るも、誰もテイクオフしてこない?
右ボール奥でサーマルが真っ直ぐ立ち上っているので、テイクオフ場は無風か
風向きがコロコロ変っているのだろうか?
ハングがテイクオフしていったがサーマルの狭間だったようだ。
サーマルを外したようなので大きく周辺を探って見るもシンク音ばかり。
海抜650mまで下がってテイクオフ付近に帰るとリフトを見つけた。
左ボール上空で上がり始め、スティッキーなサーマルながら海抜1080m上がった。
パラの山本さん、田原さんも上がってきて動き回っている。
神の倉では学生達がポツポツとテイクオフはしているが、誰もトップアウトしてないようだ。
神の倉を目指したが下がる一方なので引き返す。
もう一度南小山付近でサーマルヒットし、追い続けてテイクオフ上空海抜1300mまで上がる。
サーマル天なのか?サーマル外したのか?下がり始めた。
ふと上空を見ると、雲ひとつない晴天なのにうっすらと小さな積雲が見える。
真下に付けて見たが左程上がらない。
少し南にずらしてみたら2m/Sec位で順調に上がる。
どちらを向いても30Km/h前後のスピードなので、サーマルは真っ直ぐ上がっているようだ。
海抜1460mまで上がったら積雲が見えなくなった。
田原さんも同じサーマルで上げきったようで白木山方面に走り始めた。
私も上げ切った様なので神の倉を目指して谷渡りを始める。
ずっとシンク音ばかりで、神の倉テイクオフ近くも何もない。
海抜800mまで下がったが、南の屏風を目指していくとサーマルヒットした。
暫く南屏風で遊んで海抜1200mまで上げ、神の倉山頂に行くと海抜670mまで下がった。
神の倉山頂裏の粟森谷集落から上がってくるサーマルをヒットし海抜1290mまで上がる。
荒谷山に帰るべく谷渡り敢行。
荒谷山で上げなおしていると、山本さんと河原さんは志路方面に走っている。
私も南に走ってみたが下がる一方なので荒谷山に戻る。
もう一度あげなおし神の倉側に谷渡り。
南屏風で海抜1200mまであげなおしたのでもう一度荒谷山に戻る。
テイクオフレベルで戻ったのでトップランしようかと3度ばかりチャレンジしたが
テイクオフ周りは吹上が強くトップランが難しい。
強いサーマルに当たったのでそのまま廻して海抜870mまで上がったので
メインランディングを目指す。
神の倉はようやくリフト成分が整ったようで+200mが3機ばかりいる。
神の倉には裾野にしか行きつけなかった。
3機が同時進入になりそうなので私は両翼端を折って高度を下げる。
学生達はターゲット大会なので邪魔しないように土手側に降ろす。

今日は3時間ばかり飛んでいたので冷え切った。
10回も上げ直しが出来た。
結構あちこちであげ直しが出来た。
年に何度もないビッグフライトであった。

私のフライトログ(圧縮してあります)
inagaki_11_11_26.zip

田原さんは自宅近くにに飛んで帰り、パラを自宅に置いて電車で神の倉に帰ってきたそうだ。
いつかは自宅に飛んで帰りたいとは思うのがクロカンパイロットの願望なのだが・・・
自宅は変電所近くなので、高圧電線が蜘蛛の巣状態なのだ。
11月27日(日曜日)取りあえずトップラン
今日は朝から高層雲が張っていて一日中薄日であったので
トップアウトが精一杯であった。
荒谷山では一度トップランしてサブランにぶっ飛び。
神の倉では南風で、田原さんに続いて南小山に行き着いた。
暫く遊んでトップランを果たした。
二日続けてよい条件はなかった。
パラフライヤーも沢山参集したのに残念。
とりあえずトップランして車を降ろしたので、我がパラ美学は達成。