2008年リタイヤメント生活に4年目だ!
2010年頑張ってまだまだ書くぞ!

2010年 10月   
10月2日(土曜日)尻センサーで海抜1200m雲中
週間予報では土日とも雨予報だったのが、今日は昼までは晴れ予報となった。
早目に行こうと10時過ぎには到着したら、田原さんと岡本さんが居た。
甲斐さんと山本さんが来たので直ぐにあがることにした。
岡本さんが車をサブランにおいてくれた。
セブンイレブンで買い物をしていると花野さんから電話。ちょっと遅れて到着したらしい。
MLに引き返してピックアップ。6名で荒谷山TOに上がる。
車の中で「サーマルを良く外すのでバリオメーターつけないで置くかなあ〜
そうしたら言い訳の道もひとつ開けるし・・・」と発表。
実は新機体になったので、なんとかサーマルを上手く引っ掛けてよい上がりをしたいものと思っていた。
サーマルに対して新機体はどんな上がりをしてくれるのだろう?(私の腕前で・・・)
サーマルへの風見効果は?ターンの旋回半径は?風下に流されやすいか?などなど・・
バリオの音を頼ってのんべんだらりと廻していたのでは分かりにくいのかな?と思っている。
以前、川地塾で「バリオを外して飛んでみましょう!」と呼びかけられたことがある。
バリオに頼らずサーマルヒットを心がければ何か気付く事があるようだ。
そんな思いもあって、「言い訳・・・・」発言になったわけなのだが。

荒谷TOでは既にハンググライダーが5機組まれていた。
ハングも来週平和カップ大会なので気合が入っている。
先週色々書いたので今日は自分の判断で早めのテイクオフをしよう。
田原さん、粟屋さんテイクオフしたが粘って入るがトップアウトはならず。
TOの風は北や東と代わっていたのが正面で安定してきたようだ。
雲量は4割程度だが日照は充分だ。
ラインチェックして、新機体で未だサーマルヒットしていないのでとりあえず
バリオのスイッチを入れる。皆さんに見咎められ囃し立てられる。
よし!自然に抱かれてサーマルヒットしてやるぞ!とバリオメーターのスイッチを切る。
粟屋さんが北の尾根筋でいくらかのサーマルで遊んでいる。
いやいや!自分のサーマルを探すぞ!とばかり、安定した正面風であったので
11時半にテイクオフし、正面ボール奥を探る。
半分リフトに入ったり出たりでサーマルコアを掴みきれない。
バリオは無音なのでライザーからの信号が頼りなのだ。
釣りで言えば魚信だがパラグライダーなので風信といった所か・・・
風信は色々伝わってくるが、それが小さな”当たり”だとリフトの信号なのか
乱れた風の信号なのかちょっとわかりづらい。
特に片翼だけの風信だとそちらに廻すべきかどうか迷ってしまう。
尻センサーに感じるだけのリフトであれば、わかりやすいのであるが・・・・

テイクオフでは「もっと右だ!」「もっと前!」「ああ、外した!」などと私の下手糞な
サーマルサーチを見てやかましい事であろう。

10分間ばかりボール奥でコネコネと上がったり下がったりで+100mになった。
そして、同じボール奥でようやく収束した2〜3m/Secのサーマルに乗れた。
海抜990mまで上がって少し沖にずらしたら、どんどん下がり出した。
ぐるりと右ボールを大回りして正面ボール奥の上空+200mに戻る。
何とかもう一度サーマルを見つけてじわじわ上がり始めた。
先ほどテイクオフした花野さんがマキゴンポイントで弱いサーマルをヒットし
揚げ直してテイクオフ上空に戻ってきている。

私は、荒谷山上空で2〜4m/Secの良いリフトに恵まれ順調に揚げる。
先ほど荒谷山上空に積雲が出来ていたので雲の吸い上げのようだ。
海抜1200mくらいで雲底にとどき周りが白っぽくなってきた。
雲中に入ってしまったので荒谷山上空から逃げるように、西に向け真っ直ぐ進む。

花野さんは私の200m位下で、南東方向200m離れていたはずだ。
30秒で雲から離脱し西方向に小さな雲があったのでアクセル踏み込んでみる。
1500m走って雲の下には届いたが吸い上げは何も無い。
くるりと向きを変えテイクオフを目指す。
GPSを見ると対地速度は25Km/hである。
ヤバッ!帰れるかな?アクセルを踏んでみる。
スピードが5Km/hは直ぐに上がった。

右ボール奥に+150mで帰り、20分ばかり遊んだ。
ハングやパラもどんどんテイクオフし、流石手練者たちは雲底につけていた。
私は沖に出しすぎてしまいシンクの嵐。
なんとかメインランディングに降りる。
ターゲットも狙ったが良く浮きオーバーランとなってしまった。
花野さんも居て、互いの健闘を称えあう。
花野さんは初雲中だったそうで、北に真っ直ぐ進んだそうだ。

今日は人が揚げたのを見てテイクオフしたのでなく、一番揚げ(最初の揚げ)であった。
バリオメータなしで雲底までつけることが出来、55分間のフライトであった。
二つほど良い事があったので今日は大満足。

二本目は田原号で荒谷山に上げてもらう。
13時前、やはりバリオはつけずにテイクオフ。
正面で探っていると左サイドにリフトがあるように感じ、左尾根に渡ってみる。
コネコネやって左尾根頂上までは上がった。
左ボール奥の木の葉も揺れているのでテイクオフ上空に戻ろうとした。
戻れればトップランして車を降ろそうかと考えた。
しかし途中でリフトを感じなくなり戻ったがこちらもリフトなし!
そのままサブランに降りてしまった。
18分間のぶっ飛びだった。

(この日誌はGPSデータを見ながら書いた物です。)

今日は貴重な体験だったので暫くバリオなしで飛んでみることにしよう。
風信がバリオの代わりになるように色々試してみる事にしよう。
風切り音だけの世界で自由にフライト出来ればいいだろうなあ〜
これこそ自然に抱かれてのフライトなんだろうなあ〜
10月11日(月曜日)体躯の日「市民能楽のつどい」
毎年この日は「市民能楽のつどい」がある。
能舞台が常設されているアステールプラザが出来るまでは
県民文化センターなどでもやったいた。もう第31回目を数える。
主催は(財)広島市文化財団と広島市能楽愛好者連盟である。
広島市能楽者愛好連盟は能5流のうち4流(喜多流、観世流、宝生流、金剛流)
の連絡協議会である。
昨年から公民館活動で能楽を勉強している方やワークショップの人達の参加を得て
「市民能楽のつどい」の底辺も広がってきたのが嬉しい。
広島喜多会の役員の端を務めさせてもらってからは、年々能楽愛好者が年を重ね
若い人が入ってこないことに危機感を感じている。
パラグライダーも同じ様な状況である。
若い人の心の余裕(お金も?)がどんどん失われているのだろうか?

能楽は日本芸能の原点なのである。
歌舞伎、文楽、日本舞踊、小唄、端唄に至るまで原点を探れば
能楽に原点を見ることが出来る。
日本芸能の世界では能楽はそれなりの尊敬を持って遇せられるのであるが
現代では「お能」「謡曲」「謡い」「仕舞」等と言っても世間の人にはさっぱり通じない。
「高砂や〜・・・」で通じる人も少なくなってきた。
「鞭聲肅肅(べんせいしゅくしゅく)夜河を渡る・・・」の詩吟と混同する人も多い。
狂言はお能の一部として演じられる「間狂言」が有るが、お能の番組の間に演じられる
面白おかしい本狂言の方が世に知られている。

私の所属する「広島明生会」(喜多流の粟谷明生先生の会)の「市民能楽のつどい」への
参加は20回近くになるだろう。
ずっと無本で通してきた。(謡本を見ずに謡うのである)
「広島明生会」の平均年齢は50歳前後なのだが、謡曲のグループでは若手なのである。
今年は「紅葉狩」を謡う事にした。「して」や「わき」は若手に勤めてもらう。

「広島明生会」の女子部はお稽古が4〜50年の大ベテランのお姐さま方ばかりである。
人に教えることの出来る教師、教授のお免状持ちの方たちばかりなのだ。
今年は仕舞の「大江山」を演じられた。流石の出来であった。

今年初めて小・中学生達に呼びかけて「子ども能楽教室」を開いた。
福山在住の能楽師、大島家の美人三姉妹の指導であった。
とても子ども達は集まらないと思っていたが20名の募集で60名申し込みがあったそうだ。
60名は多すぎるので10名増員して30名にしたそうだ。
5月から10回の教習だったそうだが子ども達も頑張って「羽衣」を無本で謡うことが出来た。
驚く事に仕舞も教えられていて披露してくれた。
先生方のご苦労いかばかりであったかと推察される。
舞台に子供たちが立ってくれるだけでかわいらしく、感無量である。
将来何かの縁で謡曲を習ってくれると嬉しい限りだが・・・・
しかし、もっと嬉しかったのは子ども達の親が「子ども能楽教室」に通わせてくれた事である。
日本もまんざら捨てた物で無いと胸をなでおろす。

YOU TUBEにアップした。
「広島明生会」男子部の「紅葉狩り」
http://www.youtube.com/watch?v=DOdlMd56y0k

「広島明生会」女子部の「大江山」
http://www.youtube.com/watch?v=gCDocQO1gMw

「子ども能楽教室」の「羽衣」
NO1
http://www.youtube.com/watch?v=wKMVp80oE8A

NO2
http://www.youtube.com/watch?v=hCGxdXSijCo

東北ホームレスの旅ページ
10月23日(土曜日)平和カップ
今朝0時15分に「東北ホームレスの旅」から我家に帰ってきた。
例年の平和カップは「市民能楽の集い」と重なるので私は来ることが出来なかった。
昨日竹井さんから送迎車の提供とダミーを頼まれていたので8時に出発。
60名の選手とスタッフで久しぶりに神の倉は賑わっていた。
高照寺や大佐や東京や九州や紀ノ川など各地からの参加者がありうれしい。
秋なので例年抜群のフライト条件にはならないが、平和カップパーティーを
楽しみに来てくれる人が多いようだ。

ダミーを仰せつかったのだが、曇り空で何処もあがりそうに無い。
ブリーフィングが始まったのでテイクオフしたが何も無くぶっ飛んでしまった。
その後選手はテイクオフしたらしいが詳しい展開は分からず。
結果ゴールできたのは、平本さん、花田さん、上山さん、長島さんの順番だったようだ。

夜はスカイラブでウェルカムパーティー。
子豚の丸焼き、牡蠣の殻つき焼、その他もろもろをたらふく食べる事が出来る。
今年はめぐちゃんが北海道のイクラを用意してくれ「イクラ丼」は大好評だった。
お酒も飲み放題で、アトラクションは電子オルガン生演奏での弾き語りであった。
歌姫も居たのだが、二人共名前をしっかり覚えていなかった。ごめんね・・・
スペインでの川地塾で一緒だったタムちゃんが我家に泊まるので
生演奏が終わった頃帰宅。
嫁さんとも数年ぶりの再会なので12時ごろまで話が盛り上がっていた。

翌日は朝から雨で、井原会館で表彰式。

大会成績は下記
http://kannokura.dip.jp/peacecup2010/para/ALL-task_resultJ1_2010-10-23.html

大会の様子のYOU TUBE 
../inagakiiai/eigakan_1/eigakan_para.htm#10_10_23