2007年 11 月 |
11月3日(土曜日) 今年6月に北海道旭川のカムイスキーリンクスに飛びに行ったときお世話になった渡部さんが神の倉に来られる。 島根の安来のご出身で、里帰りのついでに神の倉に寄られる。 彼の地で神の倉の良いところを吹きまくって是非寄って下さいとお伝えしていたのだが・・・。 今日は天気は晴れで北風2〜3mの予報である。朝から快晴で雲ひとつ無い。 10時過ぎに神の倉メインランディングで出会う。 車に女性二人同乗されているので聞いたら奥さんとお姉さんだという事だ。 一日中神の倉に縛り付けておくのも気の毒なので、「お二人で広島市にでも行かれたらどうですか?」と提案したのだが・・・。 渡部さんもおやじ特有の「他人様に迷惑をかけたらいかん!」という気質の様で、 テイクオフへの足を奥さんに頼んで確保してという事か? 荒谷山の吹流しは無風の時々正面っぽく入っている様なので荒谷山へ。 渡部さんはご自分の車で、増山さん、時安さん、石井さん達は私の車で上がる。 今日はダミーと決めていたので11時過ぎ一番でテイクオフ。よし!!正面でリフトをゲット。 しかし、上空までつながっているサーマルというわけにいかず、外しては探すという事を繰り返しながら テイクオフ上空で海抜800mまでは上げる事が出来た。 次々にテイクオフしているが、良いサーマルが出てない様で上がりきれないでいる。 渡部さんもテイクオフし、南小山で上げている。しかし他の人はランディングしてしまったようだ。 私も下がって来たのでトップラン狙う。石井さん一人がテクオフ場にキャノピー拡げている。 吹流しは無風ないし北東向きの様だ。 右ボールで高度処理してトップラン狙ったが、高すぎて一度正面に出してワンターンしてトップラン。 その後石井さんもテイクオフして行った。渡部さんは充分な高度を保ったままメインランディングへ行った。 増山さんに神の倉に上がるかどうか聞いたら荒谷山へ上がると言う事だ。 快晴でぽかぽかと、暖かいのでテイクオフで一眠りする。田中さん、勇さん、増山さんが上がって来た。 渡部さんが上がってくるのを待ってテイクオフ。 テイクオフしたが、私はリフトに当たらずお寺でちょっと2〜3回廻すも何も無くランディング。 渡部さんは少し高く来て、お寺上空でしばらく遊んでいた。 3本目は神の倉から飛んでもらおうと、渡部さんの車に乗せてもらって上がった。 神の倉公園の説明をすると感心する事しきりであった。 テイクオフは正対して2箇所有り、北東以外テイクオフ出来るし、きれいに絨毯敷いてあるので羨ましがる事しきりであった。 北海道は11月〜5月頃まで半年間は雲底は低く、どんよりして雪もあり、飛ぶには適していない。 一年中飛べる神の倉は、神のエリアと映ったであろう。 ちなみに渡部さんの飛んでいるエリアは、カムイ(神威)スキーリンクスなんだが・・・・。 神の倉テイクオフは、残念ながらフォロー気味である。もう一度荒谷山へ移動。北東気味の様だ。 勇さん、時安さん、田中さんが車の回収してくれるというので、私と渡部さんが飛ぶ事に。 吹流しは弱いながら立ち上げ出来そうだ。立ち上げて頭上安定させ前に走ろうとすると、テンション感じない。 2度テイクオフをとりやめる。ちょっと風があったので3度目立ち上げた。 テンションは抜けないが、対地速度が出ず”よっこらしょ”とテイクオフした。 足が離れる時ちょっとまずい!!と思った。 そのままズブズブと下がり、ブッシュに1m位潜ってしまい下がりっぱなしで、リフトが無く谷底に落ちて行く。 右に切って尾根斜面に付けて、リフトもらって正面尾根を越え、沖に出し、何も無くサブラン土手に降ろす。 渡部さんは一発でテイクオフし、やはり土手ランした。 2度までもテンション無くテイクオフ出来なかったのは、北東気味で廻りこみの風で、シンクの風が入っていて テイクオフの斜面に当たって立ち上げ出来る程度の風であったのだ! お客様の手前何とかテイクオフしようと無理したのがヤバイ事の前兆だったのに、、無理してしまった。 もう少し風のイメージを働かせないといかんなぁー・・・。4時頃渡部さんとお別れする。 トップアウトして、しっかり飛んでもらいたかったが、今日の条件は良くなかった。 来年また里帰りの節は飛びに来て下さい。 高照寺の大会もフォローで成立しなかったようだ。夕方学生達が荒槙から帰って来て神の倉から2名テイクオフしたのみ。 神の倉もフォローに変わった様だ。明日も良くないかな? |
11月4日(日曜日) 今日も残念ながら2本ぶっ飛び。 田んぼも借り入れ終わっているのにクロカンに行けんなあ〜 |
11月8日(木曜日) 今年6月北海道で出会った稲田青年から、「寄せてもらってもいいですか?」とメールをもらった。 自転車で日本一周をチャレンジしていると言っていたので、 「広島に来たら我が家に寄りなさい」と言っていたのでメールをくれた。 めげずに広島まで来たようだ。 昨日福山を出発して、八本松でパンクしてしまい、遅くなりますと言って来たので、市内まで迎えに行く事にした。 瀬の川のDIYでピックアップ。チューブを買いたいとの事だったので、自転車屋さんを探す。 夕食を食べながら色々話を聞く。 「自分探しの旅」を目指していると言うが、まだまだはっきりとは探しきれてないようだ。 日本一周自転車旅行を通じて自信をつかんでくれれば良いと思う。 自信の裏づけは日本一周した事で得られる事だろう。 北海道だけで53日かけたそうだ。 7000Km走り一度実家(滋賀県)に帰って休養して、2週間前に再出発した。 一番辛いのは雨で、2番目は強風。 一番恐いのは人間!! 一番うれしいのも人間の様だ。 いろんな人に優しく親切にしてもらって、旅を続けているようだ。 |
11月9日(金曜日) 広島人としての責任として、平和記念館に連れて行く。 「入場料50円だが、説明のテープが300円なので是非聞いて!吉永小百合さんの 詩の朗読がいいらしいよ」と伝える。 昼食は嫁さんと落ち合い稲田青年と3人で、お好み焼きを食べる。 昼から宮島へ出かける。丁度干潮だったので、鳥居の根元まで行けた。 重機の無い昔、よくこんな大きなものろ建てたものだ。大聖院に行ってみた。 寄付もたいそう集まるようで境内の庭や建物もよく手入れされていた。 寄付金の石造りの名札も立派に主張していて、何だか圧倒される。 信仰心が厚くて、寄付しているのか、この名札が目的なのか?ちょっと疑ってしまう。 しかし、入場料を徴収しないのはありがたい。 大聖院から紅葉谷に山すそをトラバースしていると、茶店があった。 厳島神社が一望出来る。宮島一番のビューポイントであった。 「ここより店内」としてあり、テーブルが露天に設置してあるので、仕方なく抹茶セット(650円也)を注文。 夕食は「ふかわの湯」に行って風呂と食事をする。 |
11月10日(土曜日) 稲田青年は山陽道を走るつもりだったようだが、「是非萩に行って明治維新に関わった 青年達の息吹を感じておいで」と萩行きを勧める。 中国山脈を越えるのが大変なので、戸河内ICで降りて、送って行こうと思った。 話に夢中になっていて、戸河内ICを過ぎてしまい、次の吉和ICで降りた。 国道488号線を走って匹見町まで送る。国道488号線の中国山脈越え(海抜972m)はすごかった。 一車線で所々に離合場所があるだけ。 しかし、広島県側は広葉樹で、紅葉真っ盛りであった。紅葉の絨毯とトンネルであった。 道が狭い為観光客は誰もいない。私たちだけ独占させてもらった紅葉狩りであった。 匹見町で稲田青年と分かれる。安全で楽しい旅行になる事を祈る。 色々な人たちとの出会いを楽しんで、自分探しの旅を続けて下さい。 稲田青年を送って神の倉に急行。第二陣で荒谷山に上がる。 先発隊はトップアウトしている。 足刈さんがテイクオフした。何とか弱いサーマルをヒットして南小山で上げている。 テイクオフの風は無風になってしまい、テイクオフ出来ない。少し待って正面っぽくなったのですかさずテイクオフ。 しかし、バリオが鳴ってくれない。結局ぶっ飛んでサブランへ。私の後ろに出た人はトップアウトして行った。 今日はサーマルに見放されてしまった。 |
11月11日(日曜日) 今日はインド人夫婦を連れて三段峡に行く事にしている。 スビマン(夫)とモミタ(妻)の若夫婦である。日本に来て一年位なのだが、日本語は全く出来ない。 特に奥さん(モミタ)は日本人の友人がいないので、日本語はさっぱりである。 インド人の友人に日本語の試験を受けてみたら?と勧められ勉強したいようだ。 12月に試験があるのだが、嫁さんに日本語の先生になって下さいとオファーがあった。 週に一度教えに行っているのだが、まだ「あいうえお」も書けないし、読めない。 どうやって試験受ける積りなのだろう。インド人の友人は日本語4級は選択問題だから大丈夫と言ったらしい。 4択問題だから、25%の確率はあるのだが・・・・60点以上が合格なのだから、絶対無理と思うのだが。。。。 スビマン夫婦は二人ともとぼけたキャラで、冗談もよく言うし、おかしみの感性は私の感性とも合っている。 楽しい夫婦なので、私も共に付き合っている。彼らは自家用車は持ってないので、 遠乗りはあまりやってないようだ。 三段峡に紅葉狩りに行こうと言ったら大喜びであった。 三段峡の駐車場がいっぱいになりそうなので、朝8時頃に出発する。 深入山のふもとの「いこいの森」のもみじがきれいなので、写真を撮るために車を止める。 葉が赤くなるのはインドに無いらしい。 2年前にパッチャンとリンちゃん(広大留学生ラオス人)と一緒に写真を撮った事が思い出される。 そこから三段峡の谷間に下っていく。 駐車場は既に半分くらいは埋まっていた。三段峡の表玄関からもマイクロバスでどんどんお客さんを運んでくる。 遊歩道は紅葉狩りの客で行列となっている。 2段の滝に舟に乗って行く(400円也)。三段の滝にも行き、お弁当を食べる。 小雨と風が強く、寒くてならないので、早々に昼食を済ませる。 モミタが持参していた豆のインドカレーをおすそ分けしてもらって食べる。辛いがコクがあって美味しい。 帰路はザーザー降ぶりとなってしまい、一生懸命歩く。 このまま帰るのもくやしいので、「マイシークレットポイントに案内してやる」と言って 昨日稲田青年を送った国道488号線を走ることにした。 戸河内ICから吉和ICに行き、国道488号線に入る。もみじ狩りらしい車と5台ばかり出会った。 もみじ狩りの車と出会ったので「シークレットではないね!」とスビマンが冗談を言う。 全山紅葉のトンネルと落ち葉の絨毯を走る。 スビマン夫婦は写真を取りまくっている。 県境の峠(972m)近くではあられが降って、白くなっている。車を止めて触ってもらう。 空から白いものが降ってくるというのは、彼らは初めての経験だったようで、おおはしゃぎだ。 カメラで接写までしている。 吉和まで降りて来て「温泉に入ってみますか?」と聞いたら、「未だ一度も入った事がないので是非!!」という事だ。 めがひら温泉に入る。スビマンにお風呂の入り方を教える。 「お湯に浸かって熱くなったら、上半身を出して岩に座って、冷えたら又お湯に浸かれば いいよ」と教えたら、忠実に実行。 私は30分は付き合ったが、上半身だけ出しても、のぼせて来たので、水を被って身体を冷やす。 じっとお湯に浸かって楽しんでいるのか、修行しているのか分からないほどに、私が教えた通りを続けている。 「大丈夫?」「ほんとに?」に聞くのだが、初めての温泉を目一杯楽しんでいるようで、「大丈夫!」とニコニコしている。 きっちり一時間入り続けた。 嫁さん達と約束した時間に15分ばかり遅れてしまった。モミタは出たり入ったりで、まあまあ楽しんだようだ。 モミタは「今日は自分の人生で、初めての経験を3つもした。もみじ狩りとあられと温泉!! 私の頭はフリーズしている」と言って大感激の様子であった。 こんなに喜んでくれると、今日の行楽に誘ってよかったなぁーと思う。 今度はスキーに連れて行こうかなぁ〜。 |
11月13日(火曜日) 今日は北海道旭川でお世話になったフライヤーの高塚さんが同じフライヤーの二川さんを連れて広島に来た。 昨夜は河原家に泊まって今日は神の倉でフライトだ。 平日友の会で呼びかけたら、中村さんと足刈さんが付き合ってくれた。 10時集合でめぐちゃんが二人を案内して来た。光波北西の風が2〜3mの予報。 荒谷山はホロホロと正面っぽく入っている。足刈さんが到着したので、荒谷山に上がる。 今日は私がダミーを努めようと11時20分に一番でテイクオフ。 正面と南小山を探るも、廻す程のサーマル見当たらない。マキゴンポイントあたりでピッツピッツとバリオが鳴き始めた。 慎重に廻して100m位上げると結構広い範囲で上がる。 高塚さんテイクオフしたが、ぶっ飛び状態。(後で聞くとラインがからまって修正ならずぶっ飛んだ様だ) 二川さんもテイクオフして来て同じ空域で廻す。足刈さんもテイクオフして来て3人で遊ぶ。 小一時間して高塚さんテイクオフし、低い所をあちこち粘っていた。 ダメかな?と思っていたらマキゴンポイントあたりで上げ始め、足刈さんと一緒に飛んでいた。 私は一度強いサーマルをヒットし、雲中へ。(後からGPSを見ると、海抜1500mだった) しかし、秋になって雲を追いかけ廻してもみるも、出来た雲が消えてしまうのが早く(10分〜20分) なかなか雲底、雲中とはならないので、クロカン出発の気分にならない。 クロカンに行けば途中で上げ直しが出来るのだろうが、出発点の気分が乗らないのである。 夕方神の倉テイクオフにも案内したが、フォロー気味となり下山。 高塚さんも二川さんもまずまずの飛びであったようなので一安心。 今週末は四国で大会があるというので、広島東ICまで案内して分かれる。 本日のフライトログ |
11月25日(日曜日) 川地塾の最終日である。2007年に入塾させてもらって3年経ってしまった。 川地さんの口ぐせ「フィードバック」を殆どやらなかった不良塾生の私も一応終了証をもらってしまった。 別にコンペに出る目的でもなく、出来ればクロカンに少しでも役に立てばと思っての入塾ではあったが、 フイードバックもしないその場限りの不良塾生が終了証を頂くのも気が引けるのだが・・・・ そんな訳で入塾してスキルアップ出来たかはお恥ずかしい限りだが、 神の倉以外のフライヤーとお友達になれたのは大変嬉しいことであった。 今日の天候は晴天で、明け方の放射冷却がきつく、我が家も霧が発生していた。 午前中座学をして、昼からフライト。 南西風4〜5mが西南西に振ってきた。逆転層もきつく、テイクオフした塾生達も+150m止まりだ。 今日は私が最後のテイクオフの順番となった。 風は西成分も多くなり、息継ぎ(強弱)も大きいし、6m/Secの風もあるようだ。 テイクオフで私が一番気にするのは息継ぎの大きい時である。 バカなおやじは、いつでもテイクオフすると皆さん思っている様だが、不良おやじも安全基準はあるのであって、 特に息継ぎの風には気をつけている。 そんな訳で川地さんと私だけ荒谷山テイクオフに取り残されたが、二人して車を降ろした。 神の倉もさほど上がらなかったが、南の屏風に何とか辿り着き30分ばかり飛んだ。 今日は(3日前から来ていた様だが)是枝さんが一番気合を入れていた。 仕事の試験で、約一年間謹慎生活だったので、汗馬の如くいきり立って いるのだが、いかんせん天候が悪すぎだった。年内にはクロカンに行きましょう。 |