2003年朝晩めっきり寒くなってきたなぁ〜

2003年11  月   
11月1日(土曜日)  平和カップ 
今日から平和カップが始まる。遠方からも沢山来て下さる。
平和カップはハングとパラが同時にフライトするので、選手は結構緊張する。
私はコンペ志向でないので、一度もエントリーした事がないが、毎年ダミーフライトとレスキュー隊を
仰せつかっている。
今年はレスキュー隊長を仰せつかり、隊員一人で兼、行動隊長は勇さんである。
何かあればレスキュー隊を急遽編成する事とする。レスキュー隊の編成の無い事を祈る。
朝7:30にスタッフは集合。打ち合せ後、早めに荒谷山へ上がる。
11時前にハングの選手が30名ばかり上がって来たので、交通整理と組み立てする場所を指示する。
南風なので、パラグライダーのエキスパート選手40名ばかりもすぐに上がって来た。

ダミーは中村さん、渡辺さん、兵萬さんと稲垣だ。中村さんが一番手で出る。
右小山は弱すぎ上げきれず中腹でサーマルヒットした。
ゲートオープンとなり、ダミーは不必要となってしまい、私はテイクオフチャンスを失ってしまった。
足刈さんがジモピーを代表し、粘りに、粘って小学校からテイクオフを取ってスタートを切った。
地上200mまで落ちたが、20〜30分ねばってサーマルヒットしトップアウト果たす。
しかし、強風の為なかなか前進しない。ちぎれサーマルを追いかけると向原方面にすぐに流される。
上げても+300m迄である。石田さんも果敢に攻めるも、バコンバコン潰れるやら、
テンションなくなるやらで全然楽しくなかったようだ。
DHV2〜3のエキスパート選手もフルアクセルで頑張っている。ほとんど沖の街の上での
バトルを繰り広げている。更に強風となってしまい、ハングも大変だったようだ。
何せ10分おきにパラとハングをテイクオフさせるので、相当緊張してフライトしていた様だ。
さらに強風となり、パラはバックしながらのランディングだったようだ。
結局両方ともキャンセルとなってしまった。
強風にもかかわらず、山沈もなく無事故で何よりだった。
3時半過ぎには、全員撤収してしまった。

夕方強風弱まる予感あったので、4〜5人テイクオフで待つ。
4時前、是枝さんテイクオフした。
彼も1本は飛ばないと気が収まらないらしい。
私もテイクオフし、ボール奥の杉が揺れているので、林道すれすれを
攻めると、リッジ風を捕らえられ、+5mでターン。
井口さんが車の回収あるので、トップランして降ろしてくれと叫んでいる。
1分間フライトでトップラン。
しかし、ハングのビジターの車で、カギがかかっているので回収不要になった。
もう一度テイクオフ。少し風も収まり、右ボール奥でリッジソワリング出来る。
せいぜい+50mだが、小1時間遊んだ。
メインランディングに行けるかと思ったが、右小山に進まない。しかたないので、偏流でサブランを目指す。
ランディングを石井さん見ていてくれた様で「回収しますよ」とр烽轤、。
夜はウエルカムパーティで、豚の1/4丸焼き、牡蛎の殻付焼き、汁、
イカ、にわとり、ホルモンモツやお好み焼き等‥盛りだくさんである。
今回は音楽や踊りはなかったが大いに盛り上がっていた。
遠来のビジターにはやはり牡蛎の殻付焼きが大好評だった。
石井さん、竹井さんは自宅に帰ると言っていたので、私の家に泊まる様に勧め、
しっかり飲んでもらう事にする。
テーブル等、かたづけ10時過ぎに解散し、「ふかわの湯」に寄ってサウナで汗を流し、
我が家に11時過ぎ帰宅。

11月2日(日曜日)平和カップ
今朝も崇商店で買ったむすびと味噌汁を食べる。
昨夜の雨はあがったのだが、山にかかった霧がなかなか晴れてくれない。
ハングは荒谷山へ、パラのエキスパ−トもオープンクラスも神の倉という事になった。
12時前に兵萬さん、渡辺さんダミーで出るも上がるリフトなし。
私も出たがまるっきりサーマルに出会わず、本当に5分のぶっ飛びになってしまった。

   私のダミーフライト   5分間のぶっ飛びでした。申し訳ない。

選手達もテイクオフするも、お寺を撮ってテイクオフ上に帰れないので、スタート切れない。

オープンクラスもすべてテイクオフし、3時頃ゲートオープンになるので、私はダミーでテイクオフ。
少しリフトがあるので、ねばったが、南に廻り込んだら中腹まで下がってしまった。
右尾根でコネコネする。勇さんも出て1/3くらい潰されて飛んでいる。
私も同じシンクを喰らい、ターンを切ったら、正面ボール谷底まで下がってしまい、
梢を蹴っ飛ばしてしまった。
歯を食いしばって谷底を抜け、もう一度右尾根でコネコネと雑巾掛けする。
最後の30mは斜面にぴったり張り付き、偏流でテイクオフまで這い上がる。
右尾根で力強いサーマル上がっているので、一回左旋回する。ゲートオープンになっているので
ダミーがテイクオフ近くで粘っていては申し訳ないので、離脱して鉄塔下でも行こうかと右に切った。
山口のタンデムパイロットがびっくりして大声を上げている。私が右旋回を始めたと思ったらしい。
競技委員長の児島さんからも注意の無線が飛んで来た。
申し訳ない事でした。
テイクオフ廻りを離脱すると下がってしまった。
競技者で一機のみ+300m上げていたが、他はトップアウトがせいぜいであった。
タスクを取りに行ったら、テイクオフへ帰って来れないで撃沈していた。
エキスパートクラスは本日も不成立。オープンクラスはタイム+ターゲットで競い合っていた。
私はレスキュー隊長なのだが、夕方のフリーフライトを兼ね、神の倉テイクオフへ上がる。
上がったら丁度Wさん、スタ沈していた。
南風で西斜面にだましで入って来る。テイクオフするとすぐにズブってしまい、スタ沈になる。
腕に覚えのあるエキスパート選手が自分だけは大丈夫とテイクオフするものだから、
結局一時間半の間に7人スタ沈してくれた。
回収終わってないのに、次から次へとザザッーと降ってくる。
今年は7人連続レスキュー新記録となった。
テイクオフしてズブッてのスタ沈なので、怪我も無く、グライダーへの損害もなかったので
目出度し!目出度し!であった。
レスキュー隊の皆様本当にご苦労様でした。
夜はハングのクラブハウスでフラメンコや演奏など、いろいろ盛り上がったらしい。
「飛魔人クラブ」のHPでご覧下さい。
11月3日(月曜日) 
今日は天候も良く無いので早々にキャンセルとなり、ハングとオープンクラスは順位が付き表彰式。
エキスパートクラスはくじ引きで、順位決定。
テイクオフしなかった人も、テイクオフしてスタ沈した人も、高位入賞を果たした。
これに懲りずに来年も是非おいでて下さい。
広大のお好み焼き屋とおでん屋と崇商店が忙しかった平和カップであった。

 03平和カップ風景
11月8日(土曜日) 
8時過ぎ起きると我が家はうっすら霧につつまれている。
河原さんに雲海になっているか電話入れる。可部も全面曇りみたいで、雲海は無いと思うとの返事。
とりあえず9:30メインランの約束する。途中、山に霧はかかってはいるが雲海ではない。
上空も雲が張っている。多分ダメだろうなぁ〜と思いながらメインランに到着。
霧は神の倉テイクオフが見え隠れ程度である。

南西っぽく微風なので、河原さんや学生達と上がってみる。
河原さんはじめ2〜3人薄もやの中テイクオフして行く。
10:30頃には霧も晴れてきて、学生達もテイクオフし始めた。
私は車を降ろす。小脇さん、河原さん、小田さん達と荒谷山テイクオフへ上がる。
南3〜4mの風が入ってくるので、私が一番で立ち上げてみる。
(結局今日も辛抱たまらず、私が一番で機体を拡げてしまった)
強めの時ならリッジとれるかな?と思いテイクオフ。右奥ボールまで入り込んだが、リフトがなく
もどってトップランしようかと思ったが、テイクオフ−3m位なので、無理であった。
右尾根を探ったが、残念ながら何もなし。私のぶっ飛びを見て、誰もテイクオフして来ない。
神の倉に移動。(ゴメン!!誰がピックアップしてくれたか失念しました)
1時すぎテイクオフ。何とかリッジが取れる程度。
テイクオフ前が5〜6機と混み合ってきたので南鞍部に行く。あまり下がらない。
南の屏風を目指して0さんがグライド中だ。
西交じりの南風なので、ほとんど下がらず+10mで南の屏風に取り付いた。
私もフルアクセルで移動。私の場合、尾根筋より−10m位なので、南屏風手前の鞍部でのリフトで
高度稼ごうと歯を食いしばる。途中バリオが鳴ると、スピード緩めるも廻す程はない。
最後の鞍部に来たが、越せそうにない。0さんもレベル位まで高度を下げている。
私はUターンして一目散にテイクオフに帰るも、どんどん下がる。結局リフトに会えずメインランディングに・・・。

井口さんが無線で”Oさ〜ん!!大丈夫ですか〜!!”と呼びかけている。
「身体は大丈夫です。松の枯れ木15mにかかっています〜!!」と返答あり。
「無理しないで待っていて下さ〜い!!」と井口さん。私もキャノピー大急ぎでたたんでレスキュー隊に。
井口さん達第一陣は下の林道からレスキューに行った。
井口さんの話だと、テイクオフから来た方が楽だという事なので、神の倉に上がる。
大木さん、立掛さん、河原さん、田中さん、マキちゃん、後から石井さん、宇野さん、石本さん、
児島さん達と尾根を縦走する。誰も山チンするところを見てないので、どうしても下がる道が分からない。
山チンから2時間近くたっている。ようやく井口さんと無線連絡ついた頃は、Oさんは一人で
ラピットリングをはずし木の上で自己回収していたらしい。
下から若干の道具やロープを渡した位で済んだらしい。
結局テイクオフからのレスキュー隊は尾根筋をはしごを持って右往左往しただけに終わった。
夕方は1本ぶっ飛び。何もないので、ウイングオーバーとスパイラルした。
私のガラスの腰はスパイラルで腰痛を起こし3日程苦しんだ。
11月9日(日曜日)
雨予報であったので行かず。
11月15日(土曜日)
霧雨模様の為、神の倉には行かず。
家のベランダの防水工事の段取りをする。
11月16日(日曜日)
今日は秋晴れだ!
しかし、下関近くの山陽町で仕事の立会いだ・・・・
一日中気になる。皆秋晴れの下、飛びまくっているのだろうな〜
少し風が強いので、「きっと飛べてない」とかと、気を静めたりで落着かない。
本日のフライト報告は河原さんに頼んだ。
河原さんのフライト報告
2003/11/16(日)
前日も雨、放射冷却はあったのでしょうか?朝もそんなに寒くなかったような気がします。
体調が悪かったので10時位までゆっくり寝てました。

11時半頃にLD着。お、がんがん飛んでますねー。
ん?見たことないでっかいセラークが振り回しながら飛んでいる。
誰だろ?と思ったらWindtechディーラー(たぶん福田さん)のタンデム機でした。
早速ニューグライダーのPulsarを借して頂いた。
セラークより良く回るのでブレークは様子を見ながら操作してくださいとのこと。
ほいほい、おっけぃ。了解です。
風も強いようなので、XC練習の条件+300はあり得んなと思って地森さんにサインもらわず。
試乗機でXC練習出るわけにもいきませんし。
勇さんに上げてもらい神の倉へ。

1本目(13:15-14:08 53分)
TOに着くと、高さはそれほどでもないがみーんな浮いている!Windtechだらけで
誰が誰だか訳分かりません。
風は突風まじり4mの北西、体調も優れないし、試乗機なのであまり無理はしないようにしようと心に誓う。
(飛んだらすぐ忘れてしまったのですが)
しばらくするとほとんど垂れてしまって、相変わらず絶好調のマジックカンカン、
小脇さん、べっぴがノコッタノコッタ。
更に30分位してカンカンも垂れて、べっぴも終わりかと思われたが川の向こうの寺あたりでヒットし、
正面むいたまま上がっていく。「+600なのでクロカン行ってきまーす」の無線有り。
小脇さんが「北西なので大力付近ローターで危ないかも、気をつけろよー」ってな
無線をとばしてたような気がする。

で、TOでは風が強いのと渋くなったので、誰も出ない。
べっぴが上げた所にまだサーマルが残っているが気になるし、このままアーベント狙いも
待ち時間が長すぎるので出ることにした。
後ろに並んだリーダー高見さん、近藤さんから「上げて来い指令」を受ける。
ベンチのサインはホームランですね、うい頑張ってみましゅ。
<宣伝>TOの時に北風に西や東がころころ入ってくるのと、ラインが引っかかってて2度失敗してますが、
決してグライダーのせいではありません。腕です。<言い訳>
TOするとやはり順調に下がるが、べっぴサーマルはまだあるかなーと一直線に対岸のお寺へ。。。。
ん?西尾根先端でヒット。期待せずに回してみるとしっかりしてる。
少しタイトめに回してみると、おお続いてる。
グライダーの様子を見るもへったくれも忘れながらも、あっという間にトップアウト。ホームランっす。
ベンチからハングも出てきた。更にパラも続々と出てきた。ふふふ偶然だったとはいえこの瞬間は嬉しいな。
北西強風なので沖で当てて山に流していくパターンを数度繰り返す。
げ、+300超えた!サインもらってないのに意味ねーよ!半泣きで回す。
小脇さんがかなり沖でヒットさせてどーんと上がってきた。
実際は黒民家付近だったらしいのだが、僕はべっぴポイントと勘違いして突っ込んでみる。
がアゲインスト&どシンクでかなり高度を失い諦めた。山に戻るとひくーい。
北尾根につけて上げ直しを狙うが渋い。
竹井さん、徳ちゃんと絡みながら、低いところでお寺サーマルで多少復活したが、生き返る程ではなかった。
LDは下段のぎりぎりに降りたが、もう少し真ん中に降りるべきだった。
同時進入3機だったのも一因だが、もう少し気持ちに余裕を持てるようになりたい。
山頂付近ではベテラン勢と共に、好調三次さん、沖縄帰りの久保ちゃんが長時間飛んでました。
僕は+500でしたが、パラはべっぴの+600+αが天だったと思います。
ハング掲示板によると近藤さんは逆転層ぶち抜いて+1100まで上がったらしいです。
あ、そういえばプレジャーの(たぶん)下田姉様が久しぶりにいらしてましたよ。

2本目(15:56-17:32 1時間36分)
速攻で地森さんにサインをもらい、グライダーもマイグラに戻し、
携帯伝道師のヒョウマンさんにお願いして神の倉へ上がる。
まだ生き残ってる小脇さん、児島さんとドングリ村帰りの山本さんが飛んでいた。
ドングリ村は飛べなくて、代わりにヘリコプターで飛んできたらしい。
風は相変わらず突風混じり4m位の北西でウェイティング。
石田さんはあっさりTO。福場さんは準備する度に風が強くなり、結局断念。
飛んでる4人がTO前で上げ始め、ちょっと風が弱ったところでマキチンがTO&垂直上昇。
僕は井口さんのアドバイスにどおり、TO前で数回8の字描いて上がってから北へ走る。
その後続々と出たグライダーが同じコースを辿り数十メートル毎に連なって一直線に
北へ走っているっていうか止まってる。なんかカッコイイ。
そのあと風がまた強くなったみたいで出られなかった人もいたみたいですが、
TO出来た人はみんな楽勝コース。+50〜+160mの間でずっと落ちずに遊んでいられました。
さっきのリベンジと+300mを待つ!垂れてきた時もしつこく北尾根にびったりステイして待つ!
でも+160止まりでした。
最後はしつこい徳ちゃん、マキチン、広大ヒロ&ドリ、僕が北尾根でウーロウロ。
日が落ちても全然落ちないし、風は強いがブレーク持たなくてよいほどのド安定。
マキチンはみんなが垂れて空域が広くなったところで、Quark2でローリング&失速を試してる。
暇なのでマキチンの真似してローリングするがあまり落ちない。ほっとけば徐々に元の高さに戻る。
こりゃ練習に丁度いいやと何度か遊ぶ。
が、寒い!サムイ!サムイ!みんな早く降りて欲しいなぁ、この感じだといくらでも飛べそうだなあ、
でもドリより先に降りるわけにはいかんしなぁという感じ。
LDが暗くなるとようやくみんな降りる気になってくれた。よかったー!
早く降りようとフルアクセル両翼端2本折りして体重移動で軽いローリング。
ランディングがよく見えないので真ん中に降ろす。
広大の二人が同時進入になり地森さんがこんな真っ暗でも見ててくれてた。有り難いことです。
風は強かったけど、たぶんアーベントだと思います。最終アプローチはサーマルっぽいものに揺らされました。
暗くならなければまだまだ飛んでいられたと思います。

今日は風が強かった割には荒れてなかったです。
Pulsarですが、セラーク譲りの旋回性の良さはすばらしいと思います。
初めて乗ったのに全く違和感がなかったです。
最後ですが、福田さん5本もタンデムご苦労様でした。
今度は僕を乗せてコーチしてくださいね。待ってまーす。
11月22日(土曜日) 
3名でベランダ防水工事。
天気は良かったが、風が強かったので安心して作業した。
おそらく飛べていないと思いつつ・・・・。

11月23日(日曜日)  
4名でベランダ防水工事。
昼前に神の倉に駆けつける。
学生のハングの大会をやっていた。パラがポツポツとダミーで出ている。
中村さんの一年以上待って手に入れた新機体アエロンが正面尾根の最後のコブで
サーマルを捕らえた。結構北東風が強いようで、流されながら上がっていた。
おそらく+1000m位は上がっていたと思う。サーマル雲がポッポッと出来ている。
しかし、次のテイクオフはない。とりあえず荒谷山へ石田号で渡辺さんと3人で上がる。
40機ばかりのハングが組み立てられていた。
1時頃、河原さんテイクオフ。正面を探るもシンクばかりで、相当荒れている様だ。
何を思ったか、ハングがテイクオフを始めた。
北の尾根に向う途中で、リフトがあるのだが、相当に荒れていて操縦が大変の様だ。
思い切り押さえつけられたり、ゴキンと持ち上げられたり、パラであったら右に左に
潰れまくっていただろう。
30機近くがテイクオフし、レベルアップが半分位で、+300m以上が5機位だった。
待っていても仕方ないので、神の倉に移動した。
2時半にぶっ飛び、もう一度上がって来ると、トップアウト組が5機ばかり居たが、垂れてしまい、
小脇さんと渡辺さんが鉄塔上+300m位で、1時間以上遊んでいた。
4時半にテイクオフしたが、15分間ばかりで降りてしまった。
私は早めに帰ったのだが、最近よくパラの写真を撮りに来る大西さんという写真家が、
たくさん大判の写真を持って来てくれたらしい。
私の写真も4枚ばかりあり、一枚は48p×32pの特大の写真もあり、
石井さんから11月24日に受け取った。
今度会ったらしっかりお礼を言おう。HPを借りて本当に有難うございました。

11月24日(月曜日) 山口県阿東町十種ヶ峰 
プレジャークラブが山口県阿東町の十種ケ峰に行くというので、同行する事に。
いつかは飛んでみたいものと以前2回見学に行っていたのである。
近くに願成就の湯もあり、温泉付きのパラである。嫁さんも同行する。
8:30にビッグアーチに集合し、8名で出発。
10時半に到着し、近くのスーパーで食料を仕入れ入山手続きを済ませる。
十種ケ峰は独立峰で、986mである。
どちらの方向へもテイクオフできそうである。
北方向には日本海が見える。南東に一山越えれば津和野である。
9合目までは車で行き、山頂へは、ミカン畑にあるトロッコが施設してあり
初めて載せてもらった。125ccのエンジンで5名が機体と一緒に乗せるのである。
最後は30度以上の傾斜をあえぎながら昇ってくれる。遂にジモピー一人は降りて歩いていた。

頂上付近は熊笹で覆われている。
北側は緩斜面で南側は急斜面である。東と西は急斜面で壁面は少ない。
今日の予報は12時南西で6m。3時に北西2mであった。
頂上−5mからのテイクオフである。ジモピーがテイクオフした。
リッジ風でサイドっぽい風だが、素直に立ち上がっている。
ジモピー2機がテイクオフし、+50mで遊んでいる。
竹井さん達はまだ山頂に上がって来ないが、私はいそいそとキャノピーのラインチェックを始める。
全員上がって来たので、テイクオフの為熊笹の上にキャノピー広げる。
少し廻り込んでくる風で、立ち上げる。
4〜5mは吹いているので、斜面を駆け上がりながら立上げテイクオフ。
神田さんがサポートしようと申し出てくれたが、「独力で立上げ出来る時にやります」とお断りする。
その方が安全だと思うので・・・・。サポート付きのテイクオフは、自分の立上げ能力限界を
越えていると思うので基本的にはしない様にしている。

一気に10mばかり吹き上げられる。
稜線より後ろへ流されると、裏山友の会になるし、木もない急斜面に山チンだと生命の保障はない。
下の方は田んぼもないし、出て来るのに一日はかかりそうだ。
基本はリッジでサーマルも良く上がってくる。しかし風が強いので、3回も廻すと、稜線を越えるので
最後までサーマルを使い切るのはやめる。30分飛んだので、トップラン狙う。
ジモピーが北の緩斜面の熊笹に降ろしていたので、私もチャレンジ。
斜面に近づくとどうしても吹き上げられる。どの程度吹き上げられるか何度か斜面に近づき計ってみる。
とても翼端折らないとトップラン出来そうにない。翼端折って、体重移動で斜面に近づき、頂上から
−30mの緩斜面に降りる。

転んで頭が斜面下になってしまったので、亀さんの様に起き上がれず手足をバタバタさせてしまった。
強風で風をはらんで引きずられ、稜線を越えてしまったら大変なので、ブレークコードを目一杯引き込む。
転んだままバックルをはずしていつでも逃げる用意だけはした。
5分ばかり起き上がらないので、皆さん心配してくれたようだ。
キャノピー担いで5m歩いてはぜいぜいして休むものだから、見かねて石井さんが駆けつけてくれた。
竹井さんと榎本さんテイクオフし、トップアウトで30分ばかり遊んで、二人共トップランした。
榎本さんは初トップランだったので、大感激であった。

小田さんは中腹の熊笹の平地に降ろし、石井さんは何故かリッジも取らず、
真っ直ぐランディングに飛んで行き15分のぶっ飛びであった。
一ヶ月前の低空での大潰れのマイナスイメージから抜け切れないでいるようだ。

私は10分位休んで、再度テイクオフ。上から見ていると嫁さんラインチェックを始めた。
20分間同じ様な飛びをして、もう一度トップラン。
風も3m位になっていたので、翼端折らずに-10mにトップランディング。
嫁さんのテイクオフを手伝う。嫁さん一発でテイクオフ。テイクオフだけは安心して見ていられる。
時々5〜6m吹くので、アクセルを踏み込めと指示するも、締結してない様で足が届かない。
吹き上げられてブレーク操作がまずいので、ピッチングを起こしている。
何んとかバンザイすれば後ろへ飛ばされる事もさなそうなので、ほって置く。
ランディング場のイントラさんが、北の風が強くなって来たと伝えてくる。
嫁さんに前に出す様伝える。
神田さんもトップランした。私はテイクオフし、榎本さんとトップを取る競いあいをする。
竹井さんより中腹に置いた車を、私が降ろすように無線が入る。
もう一度トップラン。今度はふんわり転びもせず−3mにトップラン!!
車を降ろすのは石井さんが出かけたので、ランデインング場にぶっ飛んで来てくださいとまたも無線。
何故か田中夫婦が来ていて、”ごんぞう”も頂上に居た。田中さんは1本飛んでトップランしていた。
最終テイクオフで田中夫婦にキャノピー拡げてもらった。
皆さんがランディング場で待っているので、一直線で向う。
高度差600mあるので、ランディング上空に地上300mで到着した。
スパイラルとウイングオーバーで早めに高度を下げランディング。
嫁さんはランディングに失敗し、土手の斜面につきささり足をくじいた様だ。

本日のフライトは+4,6m/sec、−4,3m/secで獲得高度は+150mだった。
強風でなければ、結構上がれると思う。エリアフィは1500円だった。
もう一度チャレンジしてみたいエリアである。
4時過ぎにジモピー達とお別れの挨拶をし、願成就温泉に入りに行く。(400円)
5時に温泉を出て、一路帰広。
帰路、榎本さんの口はなめらかであった。


   十種ケ峰フライト

   

   

   
   
 
 河原さんのフライト報告

22日(土)
晴れたが北風強くぴゅーぴゅー
風が落ちたところで数人がぶっとびしたそうです。
中村さんのアエロンが無風でも楽々立ち上げだったとのこと。
ハングの学生大会が22-24日で行われる

23日(日)
・1本目 晴れ 北風2m
荒谷に11時位に上げてもらうが、東風が入っている。
北〜東〜南に風がころころ変わり中村さんが1時間位TOに手こずっていた。
芦刈さんがヒット、ハングがぶっ飛び、中村さんがヒット、小脇さんがぶっ飛びと、
交互にヒット・ぶっ飛びを繰り返してた。
中村さんはグランドサーマルヒットし、南に流されながら+600程度で今日の一番上げだった。
どの人も時々突き上げをくらいながら、全体的にものすごいシンク。バンピーだ。
その後僕が東にTOするが、突き上げで揺らされながらものすごいシンク。
北風のローターを気にしてたので知らず知らず谷のなかを飛んでいた。
サブランに届かないどころか、線路も越えられそうにない。
とちょっとシンクが収まりどうにか三篠園付近の新サブラン近くの道路に降ろす。
50センチ横の耕していた田んぼも新サブランだったらしい。
あらら500円毎度あり。トイレ掃除も付いてきた。
ハング学生が僕の飛びを見て4機位TOし、ぶっ飛んできた。
何で出るのか聞いたが、サーマルがあったそうな。
ハングがトップアウトしているらしいが、迎えに来てもらった時安さんと神の倉に移動。

・2本目 晴れ 北風2m
神の倉は北風&しぶい。何人か出ているが今一つなので風待ち。
勇さんが西の尾根で粘り、工藤さんが北TO正面の尾根で粘ってる。
井口さんと是枝さんの「いいんじゃないの?」ってのに背中に押されてTO。
工藤さんの下に付けるが粘れもしない。野口さんがTOし、頭の上高ーく飛んで来た。
その後、アーベントぽくなり10人強が幸せになるが、僕はあっという間にLD。

すぐにTOに稲垣さんに勇さん、芦刈さんと上げてもらうがみんな垂れて
小脇さんと渡辺さんが粘っているがしばらくして垂れた。
その後、無風になりそのまま稲垣さん号を降ろし終了。冴えない一日だった。

24日(月)
朝から晴れているが昼から崩れる予報。LDは北2m程度で、昨日と似たようなもの。
・1本目 曇 北風2m
ウノッチ号で上げてもらいラインチェックしてるといきなり曇ってきた。西方面は雲でびっしり。
急いで出ようとするが、風が完全に止まってしまって出られない。
ハングが出るが当然渋く、誰も出ようとしない。
よわーい風が南東から南西の間を行ったり来たりし始めたので、南西方面にTOするが
予定どおり何にもない。あっさりぶっ飛び。
指江さん、徳ちゃん、久保ちゃんもぶっ飛び覚悟で降りてきた。
なぜか降りると雲が切れて晴れ間が少し出て始めた。
ハング中川さんがダミーTOし南尾根で上げ始めたので、ハングがどんどん出てきた。
こんなにハングだけを見るのは初めてな気がする。
指江さんにハングのセンタリングや飛んでいる感じを教えてもらう。
両方されてたので、説明が分かり易かった。
回収車が無かったので、ジャンケンで徳ちゃん、久保ちゃんが徒歩で
メインランへ(ありがとう!感謝してます。)
帰ってくるとタンクが徳ちゃん号に乗っている。荒谷トイレに水を補充しようということらしい。

・2本目 曇時々晴 ほとんど無風たまに弱ーい南西〜東
それではと徳ちゃん、久保ちゃんと荒谷に上がり補充終了し、
うのっち号を降ろそうとするとウノッチTOしステイしている!
グライダーは先に降りた徳ちゃん号の中だし、、、と思ってると徳ちゃんすぐに戻ってきてくれた。
重ねてthank you。光速の早さでラインチェック。
ハングもクローズ数分前ってことでリフライト組が光速の組み立て中。はやーい。
と、うのっちが下がっていく。あほー。根性じゃー。あぁぁあああ、下がっていく。
一人立ちつくしていると、トンビ先生がウノッチポイントでものすごい上げ方。
ぃやっっほーと出て行ったハングがなんか微妙な感じのTO。
追いかけて出て行くと、すぐ真下にハングが引っかかってた。
ごめーん。大丈夫って言われたから。飛んだんだと思ったっす。
で、トンビ先生の場所に移動するも何も無し。がっっくし・・・・・・・・また、えらいシンクやなあ。
ん?またもサブランに届かない?うおーーーーーーーー(アクセル全開)
サブロク1回であとはずっとアクセル踏んでました。サブランも大して余裕無かったです。
サブラン横の土手に鳥の糞みたいなのが落ちててグライダーが汚れちゃいました。踏んだり蹴ったりです。

・3本目 曇時々晴れ 無風&弱いフォロー
広大号で上げてもらったけど、風が悪いので飛ぶのを止めてヒョウマン号と機体は向井さん号で降ろしてもらう。

グライダーを買いたい武ちゃんを口説いて、アルタックスいいよーと吹き込むが
とりあえずパルサーに試乗したい模様。
僕のグライダーもいよいよ寿命な気がウッスラとビミョーにチョビットだけしてきたので、
再度検討を始めなきゃなぁと思いました。
先週までは問題なかったので、気のせいかもしれませんけど。
11月29日(土曜日) 
小雨で強風なので、神の倉出勤せず。

11月30日(日曜日)芦田川 
パソコンでヤフーの天気予報を見ると、北北西の風6mである。
芦田川を覗くと同じく6m〜8mと出ている。
お天気の予報なので、リッジで遊べると信じ石田さん、竹井さん、石井さん、野口さん、
友井さんに電話する。野口さん、友井さんと3人で芦田川に行く事にする。

福山東で降りて市街地を走っていると、ほとんど無風の様である。
矢野さんから電話もらって飛びにテイクオフに上がったので、直接テイクオフにいらっしゃい
という事だったので直接テイクオフ場へ。
到着すると矢野さんテイクオフしたところで、空から大声で挨拶受ける。

例によって、そそくさとキャノピー拡げてテイクオフ。4〜5mの風ですぐにトップアウト。
せいぜい+200mまでだが、リッジで遊べる。やはり芦田川に来て良かった!!
何だか強風になった様で、他機も翼端折ってエスケープしている。私もフルアクセルで前に出す。
稜線越えて遊んでいた2〜3機が戻れなくなり、裏山へ飛んで行った。
芦田川は河が180°ターンしているので、裏に流されても広い河川敷に降ろせるので、安心だ。
途中の高圧線に注意するだけである。
海岸まで10Kmのミニクロカンが出来るそうだ。
ランディングしてみると、大和の慎ちゃん達6〜7名の大佐グループが来ていた。
神の倉勢もプレジャークラブ3名と空チーム3名が来ていた。
20名ばかりのビジターで芦田川も久しぶりの盛況の様である。
昼食にお好み焼きを食ってもう一度テイクオフへ。

5m前後の風でちょっときついかと思ったが、キャノピーやっぱり拡げてしまった。
駆け上がりながら、立上げ、振り向くのが一瞬遅れてしまい、横向きのままテイクオフしてしまった。
ちょっと強めなので、稜線より50mは前に出す。私のすぐあと榎本さんがテイクオフして来た。
山に近く飛んでいる。ついに山がなくなる所まで飛んでいった。
吹き抜けに捕まって後ろへ飛ばされなければいいが・・・と追いかけて行くと、
思いの外リフトをもらって、廻しもせずぐいぐい上がっている。
近づいて行き、手招きで”もっと前に出せ!!”と指示する。
20分ばかり遊んでいると、又強風になり2〜3機裏山へ飛んで行った。
もう少し遊んで居たかったので、中間地点でウロウロしていると
少し弱まってきた様なので、もう一度山際へ寄ってみる。
誰も飛んでない。私一人だ。無線で「稲垣さん・・・・・・!!」と私の名前呼んだ気がする。
外のエリアに来てご心配かけては申し訳ないので、ランディングすることに。
地上100m位までは街のサーマル成分が流れてくるのか、なかなか落ちない。

冬で北風強風の時は、神の倉を諦めてこの芦田川でフライトさせてもらうのが一番と思う。
予報よりは風速は落ちるようだし、少しくらい強くてもリッジで遊べる。
街のサーマルが入ってくればトップアウトもいい感じである。
冬のシーズンは2〜3度お世話になると思いますので、芦田川の皆さん
よろしくお願いします。いろいろ情報下さった矢野さんありがとう。
ホアンの居るコロンビアへ!!

正月休みを利用して、南米のコロンビアに行く事にした。嫁さんは早く行きたいとわめいていたが
私は急ぐ必要なし!とずっと答えていたのだが・・・・。
外務省発表の地域危険度は、イラクやアフガニスタンが危険度4、コロンビアは危険度3なのである。
南米では年間3000人が誘拐されて、身代金を要求されるという。
立派にビジネスとして確立しているらしい???
一般的なトラベラーとしての危険は、ホアン達が付いていてくれるので、安心なのだが・・・・。
誘拐については、私には想像もつかないし、ましてやホアン達と居る事の方が目立ってターゲットに
されるのでは・・・・・と心配していた。
目だってしまって、ホアン達が私達を守る為に行動して、かえって危険な目に合わせるのでは
ないかと心配していた。
ホアンの両親も是非にと言ってもらっている様なので、私達の体力(時差14時間)が
残っている時に行くのもいいか〜・・・・と思い立つ。

コスタリカのエリックもどうしても自分のところに来てくれと言ってきた。
エリックは日本に来て半年位でナーバスになっている時、ホアンに電話してきて、
私の家に2度ばかり泊まった事がある。ホアンとスペイン語をいっぱい喋って元気をつけていた様だ。
帰国してもホアンとは連絡を取り合っている様だ。エリックのお母さんからも、是非コスタリカに寄って
下さいと手紙をもらったものだから、3日間程コスタリカにも寄る事にした。
尚、コスタリカは危険度0である。
永世中立国宣言をし、世界にも珍しい軍隊の無い唯一の国なのである。

今はどんな準備(危険回避)をすれば良いか考えるのに忙しい。
個人的な旅行はハワイと上海だけである。
それとても、パック旅行なので、現地スタッフが出迎えてくれていた。
今回はホアンとエリックが頼みの綱で、空港での入出国はどんな事になるのか・・・・。
私は英語もスペイン語もさっぱりなので、日本語だけで押し通す積りなのだが・・・。
アメリカはテロでぴりぴりしているし、南米じゃ何事もアバウトだし、
どんな珍道中になるのか、乞うご期待である。

====嫁さんのホアンのHP=======

そんな訳で年末年始のフライトログはありません。珍道中顛末記を期待して下さい。