2001年9月朝夕は涼しくなってきたな〜  早くクロカン証とらないと!

2001年11 月   
11月3日(土曜日)雨
11月4日(日曜日)
昨夜の雨も明け方まで残っていた様だが雨は上がりうす曇りだ。
北東風でサーマル成分無さそうなので誰も荒谷に上がらず、東屋でうだうだと話をする。
その内井口さんが大型ゴミの時に拾ってきたというアルミ製のマウンテンバイクを持って来た。
神の倉を一周(17Km)するという。
ランディング場では、62歳の近藤のおばちゃんが早朝から来て、立ち上げ稽古をしている。
年をとってにぶくなったものだからせめて立ち上げだけでもと頑張っておられる。
フライト中あまりピッチングを気にしないものだから、イントラの地森さんがトリムを
しぼっていて、逆に立ち上げにくくしてあるので、いつも一発立ち上げにならない。
本日は3〜4mの丁度良い風なのでスムーズに上がっている。
私も運動の為20分程近藤さんのキャノピーを貸してもらい、立ち上げしうっすら汗をかいた。
嫁さんも借りてまあ〜まあ〜の立ち上げをした。

児島さんは平和カップのタスクの確認であっちこっち車で走っている。
小脇さん登場し、井口さん帰って来たら荒谷山へ上ろうと待っていると、17Kmを52分で
井口さん帰って来た。サドルの調整悪く足がパンパンだと言っていた。
現在神の倉はちょっとしたチャリンコブームである。
チャリンコで20Kg以上も体重を落とした小脇さんにあやかろうと10名近くが
チャレンジしている。先週も「しまなみ海道」160Kmの競技に参加すると張り切っていたが・・・。
兵萬さんは老体に鞭打って80Kmは走破しただろうか?
結果を聞き忘れてしまった。
あまり条件良く無さそうだが、とりあえず荒谷山へ。北東風3m位で小脇さんテイクオフ。
左尾根に廻り込み、弱いサーマルヒット。じわじわと上げ始めた。
それを見ていた横着者の荒谷山トンビ2羽が小脇さんの所に寄ってくる。
次に私がテイクオフするつもりが、ちょっとあせってしまい、これではいかん!と時安さんに先に出てもらう。
時安さんも出てすぐ+20mくらいで粘っている。
次に私テイクオフ。時安さんの空域狭いので左尾根に廻り込む。ステイがやっとのリッジで
10分間位スリスリしていたが、粘り切れず。次に出た鍵森さんはうまくサーマルヒットし、時安さんと
同じ空域に。結局3人が雲底まで(+400m)上げ、しかしちょっと短く、40分位のフライトであった。
小脇さんはトプランしてこれ以上よくならないと見切って、自分の車を下ろす。
後は全然良い条件にならず、トップアウトなし。
嫁さんも20分間くらいねばった様だが、ビッグフイライトにはならず・・・。
夕方山本さんが新しいタンデム機を買ったので徳チャンをパッセンジャーに
メインランディングまで一直線。
私も一緒に荒谷に上げて貰ったので本日最後のぶっ飛び。
11月10日(土曜日)ホアンと京都見物
今日と明日はホアンを連れて京都見物となった。
詳しくは嫁さんの”留学生奮闘記”・・・・を。
京都の都市名はコロンビアでも有名で、ホアンも一度は行って見たい所だったらしい。
私の旅の楽しみは、人との良き出会いが70%を占めている。

私は京都とは以前から相性が良くない。今回の旅もやはりガッカリであった。
京都人は昔から日本の中心で『都』というプライドが強い様だ。
私達を皆んな『おのぼりさん』として見下げる風が見える。
特に京都人の価値観や規範(密やかな決まりごと)を理解しているかどうかを
冷ややかな眼で観察している。歴史もあり、文化水準も高いのであろうが、京都人の
そういう態度には、むしずが走る思いがする。
そんな事も知らないで「語る資格がない!!」と考えるのだろうな〜・・・京都人は!!
いつも思うのだが、京都には漬物の種類も多いし、歴史もある様だが・・・・。
私も漬物は大好きであるが、結局のところ、単純明快な白菜漬けが一番である。
昆布と鷹の爪と塩だけで乳酸発酵が程よく(酸っぱめが好き)進んだ頃、樽から出してすぐのが
最高に美味いと思う。我が家では4斗樽を4杯ばかり、嫁さんが漬けてくれる。

京都の漬物は千枚漬けも有名で、伝統あるお店や漬け込み方の違いが分からない奴は
非文化人と思っている風が京都人にはある。
私は甘ったるい千枚漬け自体が好きでないのに・・・・。
その価値観を押し付け、その事が分かるかどうか、意地悪く観察している風がある。
今回も似たような経験をさせられ、がっかりしてしまった。

ホアンの為に観光バスは英語バージョンにしたので、京都の主だった所を廻り
説明は英語だったので、退屈した。
宿の女将に高台寺のライトアップがすばらしいですよ!と言われ、夕食後タクシーを飛ばした。
池面に映しだされたライトアップの木々たちは、幻想的な雰囲気をかもし出していた。
下を見て(池面を見て)無限の空間が映し出されているのには驚らかされた。

                                   

宿は西本願寺正面の前だったので、ホアンに『親鸞さん』の事を少し話をした。
ホアンはキリスト教の『バイブル』もイスラム教の『バイブル』も読破している様だ。
しかし、おなじキリストから生じた?宗教で有る所にホアンは矛盾を感じている。
お互い語学力が無いのに、宗教哲学を論じる事自体、無理が
あるのだが、精一杯私の日頃感じている事を話した。ホアンも私も宗教の『信者』ではない。
信じよ!されば救われん!』というのは私には承服出来かねる事なので『信者』には
永久になれないだろう。絶対無条件に信じることから始めなければ鳴らないので・・・・
しかし正直者の『親鸞さん』は私は大好きである。
『親鸞さん』は比叡山で『自力本願』を果たすべく、一生懸命努力したが、本当に自分が
納得出来ず『他力本願』に移行した事。その頃は、酒だの、女だのは破壊坊主のする事で
あった。比叡山で修養を積んでいる様な顔をして、陰でこそこそやっている欺瞞に
我慢できなくなり比叡山を降りた。
自力ではとても助からないと思い『無弥阿無陀仏』のお念仏でこのままの自分で救ってもらおうと
他力にすがった、『親鸞』の正直な姿が、私は好きだ!!というような事を説明したのだが・・・・。
とても自力、他力の考えを理解してもらうには、あまりにもキリスト教世界と思考方法が違うので
とても無理な様だった
何か一つ分かって欲しいので、『立派な事を言っている奴は、信用するな!!陰で何をしているかを
判断基準におけ!!』と言ったら、100%理解してくれた。

『マザーテレサは、陰でも立派な行いをしているだろうし、30人近い子供がいる”オサマ、ビンラディン”は、
信用しない!』とホアンは言った。  よっし!!
西本願寺正門前の『和泉屋旅館』での、不信心2人の宗教談義は12時過ぎまで続いた。
大阪の寝屋川に住む72歳のおばさんが、旅館まで訪ねて来てくれ、15年ぶりに話をした。
72歳なのに、白髪が一本もないのには驚いた。高台寺のライトアップを見に行くので、一時間位しか
話が出来なかったが・・・・。



毎週の神の倉フライト報告を楽しみに見ていてくれている人も多いので、今回も石田さんに
無理を言ってフライトメールをもらった。
  下記石田さん神の倉レポート
土曜日、午前はとても風が強くランディングには、シンバの野口さんと私だけの 二人っきりでした。
こんな日でも、必ず来ている不良親父さんが来ておられなかったので ビックリしました。
しかたなく荒巻牧場へ移動してみると広大生たちがグラハンの練習をしていました。
私も久々にグラハンの練習をしましたが、1時間位でバテてしまい神の倉へ戻り風が落ちるのを待ちました。
ほんの数日前のことなのですが、あまり記憶がありません。
「何とも情けない」たぶん7〜8人の人がぶっ飛んだだけだったとおもいます。
私はウイングオーバー(実はただのローリング)スパイラルの練習をして4分でおりてしまいました。
日曜日、私は地元の消防団として秋の火災予防週間のため、朝7時から訓練をしていました。
三次は放射冷却のためものすごい霧が立ちこめています。
こんな日は大体コンディションの良い日が多いので当然のことながら
私は「心ここにあらず」幸いに私が部長をしているため9時には解散し急いで神の倉へ向かいました。
途中、まだ沢山の消防団が訓練をしているのを見るとさすがに良心が・・・・・・・・、しかし私は急ぎました。
神の倉に付いてみると、なんとここでもまだ消防訓練をしてらっしゃる、しかも荒谷で・・・・・・・(^^;
そのため誰も、出られない・・・。11時すぎやっと訓練終了、それーとばかり児島さん、たちと荒谷は向かう。
林道の入り口まで行くとテイクオフでスタンばっていた小脇さん、マキちゃん、芦刈さん、
石原さんたちが上げ始めている。
しかしこの頃から先ほどまでの天気が嘘のように、薄雲が広がりだしいやな予感がしてくる。
テイクオフに付くと井口さんが丁度出るところだった。
児島さんはあっと言うまに準備をしテイクオフ、しかしこの頃から完全に薄雲により日は遮られていた。
それでも児島さんは+100M位はトップアウトしていた。
井口さんが上空からマキちゃんへ「XCへ行くのなら迎えに行くヨー」と無線、
後で聞くと向原方面はまだ日が射しているので行くなら今のうちしか無いからとのこと、
マキちゃんが「XCへ練習に行きまーす」と無線を入れると、しばらくして井口さんはトップラン。
んんんんんんんカッコいいーーーーーー。私もまねしたい、でもまね出来ない(T T)
小脇さんとマキちゃんは向原まで行ったそうです。その後はぶっ飛びのオンパレード・・・・・・・・・・。
勿論私も(^^;
そう言えば、TSSが取材にきていました。
高見リーダーの密着取材で、ハングで飛んでいるリーダーを児島さんが
カメラマン(女性)とタンデムで撮影されていました。
ピースカップのある24日夕方オンエアーだそうです。
それにしてもこの日は、タンデムの多い日でしたが、私にとっては児島さんとゆうさんが殆ど無風の中を
タンデムでテイクオフして行くのが一番の驚きでした。
不良親父さんの心配しておられるようなグットコンディション?ではなかったので、ご安心ください。
週末お会いしましょう。
11月17日(土曜日)竜頭山
本日と明日は豊平町の『そば祭り』で竜頭山から恒例のアトラクションフライトが
あるという事なので、9:00には出発。そばまつり会場に到着すると、プレジャークラブの
竹井さん・武重さんが入り口に立っていた。プレジャークラブ10名、飛亀組6名集合したので
一応ランディング確認。
その後、お客さん混み合うので、とりあえず蕎麦を食べる。
今回は5店舗の蕎麦屋が、出店していて腕を競っている。
豊平の蕎麦は信州系なのか、細くて、白っぽい。出雲蕎麦とはだいぶ趣を異にする。
以前いった「旧家そば」に案内したいところだが人数多いので次の時としよう。

                                         

プレジャークラブのメンバーは先に上がった様だ。雲の流れは北西で、完全にサイドである。
高度50mを残してアスファルト舗装の素晴らしい道がついている。今年は遊歩道がチップを
固めた物で、舗装されている。ヒーヒー言いながら最後に到着。やはり風は良くなく
みなさんウエイティングの様だ。荷物を置くか置かないで「稲垣さん広げましょう!」ときた。
そんなに「危ないおじさん」に見られているのかなぁ〜!!?
3段階くらいの安全マージンで(対処方法)を残してフライトしている積りなのに・・・。

雲の本流通り右サイドから時々4〜5mの風である。おまけに遊覧飛行のヘリコプターまで
フライトを始めた。この竜頭山頂がコースになっているらしく、目の前まで飛んでくる。
風向き変りそうになく、無風の時の一瞬芸でテイクオフしようか?とキャノピーを取り出す。
皆んなが寄ってたかって10秒でセッティング。無風どころか、ますます強く、息継ぎをしている。
待っていても無風にすらなりそうにないので、キャノピーかたづける事に。
怖い物見たさの視線を充分に感じながらサッサッとかたずける。
グライダーを担いで降りるのは膝にくる。

神の倉への道を裏道ばかりで30分位で到着する。さすが山本さん物知りである。
とりあえず松代さんの車で小脇さんと神の倉へ。神の倉はフォロー、時々北風。
一瞬芸でテイクオフしているらしい。ウエイティング組も多いので、崇ちゃんも乗せて荒谷山へ移動。
荒谷山は左サイドで、4m前後。全体的に曇りなので、サーマルも期待出来ないので
私からテイクオフ。出てすぐ、すこしだけリフト有るかな?と思っていると、いきなりテンション
抜けた感じなので、早々にメインランディングへ。結局崇ちゃん飛ばずに車を降ろしてくれた。
今日はホアンが学校終わってこちらに来る事になっている。もう1本とんでおこうと神の倉へ。
勇さんがひとりだけ雲底へ付けている。西斜面からブロー入って来た時テイクオフし、南の鞍部沖で
上げて行ったらしい。今は北に変っていて、皆さんウエイティング中。
ホアン来るだろうから、ぶっ飛び覚悟で飛び出し、見事ぶっ飛ぶ。
その後出た人達は雨雲の吸い上げで上がり始めた。パラパラと雨がキャノピーをたたくので
仕方なく翼端折って降りて来た。雨はやんだ。密かにホアンの初フライトと期待したのだが・・・。
本日は取り止め。これなら嫁さん1本飛ばそうと、ホアンをランディング場において(立ち上げの
パーフェクトなのを山本さんに見てもらえと伝えて)2人で神の倉へ。

                                        

5時頃前だったので、テイクオフ場には誰もいない。ギャラリーが2人いるだけ。嫁さんの黄色い
イプ3を広げ準備。しかし北風が5〜6m吹き付けキャノピーおさえているのが大変。
アクセルバーをはずしたり、取り付けたりもたもたしている。こんな時は無理して飛ばせない方が
良いと嫁さんの機体とヘルメットを取り上げる。代わりに私が装着してテイクオフ。
オーバーウエイトだが、風が強いので丁度良い。北斜面前でリッジソワリング。
一応+10mでテイクオフ上をウロウロ。しかしリッジ取れるのは、テイクオフ周辺30m位まで。
リッジ帯をはずれると乱れている。
「もう降りるでー」と声をかけると、「少し風が弱まったー!」と言っている。
トップランして交代せよ!という事か?と、トップラン念頭において近いずくも北斜面すぐ前は
吹き上げられトップラン出来そうにない。もう少し後から狙おうかと、西斜面に回り込むと
やはりローター域で一気に下がってしまい、ランディング場へ。30分間のフライト。

ランディング場では黄色いイプ3が強風の中、北斜面にへばりついているので、嫁さんかと思い
心配してくれたようだった。山本さんも心配になり無線を入れてくれた。後で」ホアンの話を聞くと
皆んなが「愛子さん??」「愛子さん??」と言い合っているので、おかさんトラブルに巻き込まれ
大変なのか?
と心配してくれたそうだ。皆さんどうもご心配お掛けしました。

11月18日(日曜日)日本語スピーチ大会・保安優勝
今日はピースセンター主催の平和についての日本語による弁論大会にホアンが出る。
先週一度原稿を書いてLPの西村さんに見て頂いた様だ。
ホアンはさほど覚える風もないので放っておいた。
3日前になって、原稿を清書して一日で覚えます。
変更出来ないので「おとさん原稿を見て下さい」と言う。
たたき台の原稿を書く時、「起承転結をはっきりさせ、戦略を立てなさいと」言って置いたのだが
「起」がインパクトが少ない様だ。一ヶ月くらい前に教えた諺の
『身体髪膚これを父母に受く、敢えて毀傷せざるは考の始めなり』を最初にもってきて
子供を思う親心を示し、戦争で命を失う事の無いようにするにはどうすれば良いかに
繋げなさいとサジェッションした。後はホアンがいろいろ工夫し、広島弁を入れたり、
何とか自分の語り口を確率しようと、最後の調整している。

たぶん、他の弁士達(高校生、大学生の留学生)は日本人に手伝ってもらって、
素晴らしい日本語を使用し、いかに流暢に喋るかに腐心しているはずだ。
ホアンは南米特有の明るいノリがある。弁論の内容は彼の独特の感性があり
哲学的でもある。後は弁ずるのをやめ、語り口にすれば、他の人達と同じ土俵で
闘う必要がなくなる。
流暢な日本語の土俵は彼等同士の闘いにまかせ、ホアンは
自分一人の土俵で明るく、ハツラツと闘えばおのずと、道は開かれるしそれしか闘う
方法は無い!手助けはここまで!!後はホアンが自分の力で切り開いて行けば良い!

『今日の弁論大会におとさんは、応援に行かない。男が闘うときは誰の手助けもあてにせず
粛々として闘え!!おとさんの子供達にも、中学生からは応援には行かなかった。
オッス!で行ってこい!!』と励ました。
コロンビアの基準と違っていたので、戸惑っていたが・・・・。(日本とも違うか?)
そんな訳で、今朝もひとりで出かける。神の倉のフライトはぶっ飛び3連発であった。

   2番手で緊張のホアン    優勝の嬉しさにおじいさんのひげを引っ張ろうと思った・・

応援に来てくれたクラスメイト 

携帯電話を家に忘れて来てしまった。2時頃結果を早く知りたくて、松代さんの携帯をかりて
嫁さんに電話入れる。ホアンが出て『おとさん!NO1だよ!』と嬉しそうに報告。
「本当?」・・・・「ホント!ホント!」と声がはずんでいる。

よかった!本当に素晴らしい青年を預ったものだとしみじみ感じる。
後は2人共無言・・・・。「おかさんに代わって」と嫁さんに代わる。
第一位の発表の時、ホアンの演題「心の平和」と言われたので、涙がじわっと・・・・と
興奮して話している。
本日はホアンの初飛びの予定なので、その時聞くと電話を切る。
夕方ホアン来たのだが残念タンデムのみで、東がらみになるし、日は落ちるので
次ぎのチャンスに!
詳細は嫁さんのホームページ「留学生奮闘記」で・・・。

19日未明、AM4:00まで、しし座流星群を見に荒谷山テイクオフでガンバル。
荒谷テイクオフで余りに寒いので焚き火にあたらせて貰った。
佐久間さんとその仲間達で、星座の説明もして貰った。
写真も撮って貰いEメールで翌朝送ってもらいお友達になる。
実家がランディングの近くで奥さんは前から1度タンデムしたかったようである。
お誘いしたら、えらく喜ばれた。
空を飛びたいという素朴な願望は誰でも持っているのだなあ〜
そう言えば本日ランディングでの地元体験会に70歳?くらいのおばあちゃんが
嬉々としてパラグライダーと遊んでいた。
心が若いなあ〜と本当に嬉しくなってしまう。

11月23日(金曜日)ホアン初フライト!
今日から3日間「平和カップin広島」のハングとパラの大会(JHF公認)である。
私はスタッフ登録で車の提供とテイクオフ スタッフ & ダミーフライト要員を申し出ている。
11月に入ると、神の倉の朝は冷え込むので、かならず雲海が発生する。今日も10時頃になって
晴れかけ、風は北東風の為、パラも荒谷山からのテイクオフとなり、上がる。
(ハングは組立準備の為、早くから荒谷山へ上がっている)
私のボンゴフレンディは鵜城さんが、一日ドライバーとなってくれた。「道は広いですか?」と
言っていたので、ちょっと心配。南風に変わってきたので、ダミーの一番手の兵萬さんテイクオフ。
レベルUPで20分ばかり粘るも、良いサーマル入らず、ランディング場へ。
ハングとパら3名づつダミーがテイクオフするも、まだサーマル良くならない。
どんどんブローが入って来て、ダミーが出たのでは、ダミーの役割果たせないしなぁ〜・・・と
思いつつ、石田さんとどちらが先に出るかお見合い関係だったが、私が出る事に・・・。
先ほど出たパラは出てすぐに、持ち上げられてすぐに突き抜けて行ったので、
私はすぐに廻そうと決意はしていた。
ところで実は白状する事があります。
何度もテイクオフしようとハーネスを着けたり、脱いだりしていた。セットアップした時
ライザーがよじれていたので、左側をカラビナからはずし、やりなおした。右側は見ても良いと
思ったので、そのままテイクオフ。やはり、右側はライザーが一回転していた。
いつも付けっぱなしなので、一方だけがねじれている訳ないのに、バカなチェックをしたものである。
キャノピー形成に影響はないが、ブレークコードがよじれている分、摺れて重い。
リフトがあるので、出てすぐ廻し始め、テイクオフ上+20m位でさぐっていると、テイクオフ左で
ガツンとある。小さめで、なんだか蛇行して上がっている様で、はずし気味だ。
+150mばかりで、サーマルのあがって来る所ははっきりしたが、上へ繋がっていない。
モタモタしているうちに、芦刈さんも上がって来た。サーマルに乗って後ろへ流されながら考えた。
選手を引き出す事には成功したし、選手の邪魔をしては申し訳無いし、このまま流して
クロスカントリーの5Km以上の課題に挑戦しよう!
あまり落ちずに向原高校の尾根まで来て、少しリフトあったので、上がらない。
とりあえず5Km以上をそのまま流す。結局7Km40分のフライトであった。
あと1本で5本の課題は終わる。晴れてクロカン証申請だぞ〜!!。
向原町の奥に降りてしまった。芦刈さんと高杉さんが大土山に取り付き、粘っているが
なかなか上がらないのが見える。ダミーフライトをスタンバッていた石田さんに入れると出遅れて
選手が出終わるのを待っている様だ。迎えに来てもらおうかと思って待っていたのだがダメの様だ。
由加里さんに入れると、黒田夫人が近くに居て、迎えに来てくれる事に、ヤレヤレ!
腹減ったので、ランディング場で焼きソバなど食べていたら、嫁さんとホアンが来た。
先週、しし座流星群を見に荒谷山に行った時、お会いした佐久間さんが訪ねて来られた。
少しだけお話をして、奥さんのタンデムをいつか果たせる様にと話し、別れる。
本日はホアンの初フライト挑戦!だ。
少し早いとは思ったが、神の倉へ上がる。オープンクラスの大会は終了しているので
人数は少ない。3時過ぎ、山本さんに電話いれ、見てもらう様にお願いする。
フリーフライトやタンデムの人達がテイクオフして行った。
風はすこし弱めの1mの西南西風。ホアンにとっては何でもない風と思う。
丁度テイクオフに地森さんが居て、ホアンに「2度立ち上げてごらん」と言っている。
確かに一度立ち上げてみて、ホアンはだいぶ気持ちの余裕が出たのであろうが
とにかく飛びたい一心なので、何処吹く風といった風情である。
一発できれいに立ち上げ、前つのめりで、テイクオフして行った。アーベントっぽく、割と浮いている。
90°ターン、180°ターンさせてもらっている。ランディングもうまくやり、後ろを振り向いて
キャノピーを降ろしていた。”おめでとう!ホアン!!”ようやく念願が叶ったね!
岡本さんのドライバーですぐに2本目を上げてもらって来た。2本目も難なくテイクオフし
気持ち良くフライト。ランディングが少し高めに入り、あわやオーバーランして駐車場にクラッシュか!!
と思いきや、最後に一振りして、ぎりぎりランディング場内にランディング。
運動神経の良いホアンは、とっさの機転もきいて、事無きを得た。
あとで少し小言を言っておいた。
夜は大会の歓迎パーティがあり3人で参加する。詳しくは嫁さんのHPで!

   初フライト!緊張のホアン    チェックに忙しい不良おやじ。カミカゼ鉢巻が凛々しい

   きれいに立ち上げ   大満足の2人

11月24日(土曜日)パソコン購入
昨日長男が東京から帰って広大の科の同窓会に出て、遅くまで飲んで帰って来た。
今日はパソコンを息子と一緒に見に行こうと思っていたので、大会のお手伝いはお休みを頂いていた。
11時頃起きだして来て、早速ベスト、デオデオ、アップライドに見に行く。
結局アップライドでソーテックのG386AVを買った。
ペンティアム866HZ、メモリー128MB、ハードディスク60GB、1・0DATAの液晶15インチ
ウインドウズMEその他プレインストールしてあり、¥133,800は安い!と思ったので買った。
旧パソコンとRANケーブルで繋いで使おうと立ち上げたが、よくわからずストップ。
息子の時間がないので、後日津島さんにJWCAD等仕事が出来る程度には手助けしてもらう事にした。
しかし、5年前に買ったSV-237は24万円もして、今は鈍行列車に乗っている気分。
新しいパソコンに変えたとたん、気分すっきり、新幹線に乗っている気分。
しかし、1〜2年すると、すぐに物足りなくなるのだろうなぁ〜・・・。
しかし私などは買ったパソコンに慣れた時分には地球1周回の遅れなんだろうなぁ〜・・・。
恐ろしい程のスピードで発展するので、私などは本当に恩恵に浴する事が出来るのであろうか?
私などは何だかパソコン・IT先進時代の石器時代にうごめいている様な気がする。
今年中には新しいパソコンを使える様にボチボチつついてみよう。
11月25日(日曜日)平和カップ
息子が東京に帰るので広島空港に送って行く。社会人2年目で(営業をやっている)
いろいろ厳しさを感じている様である。
厳しさにまぎれて、自分がどこに立っているか混乱している様だ。
「戦略・戦術を考え、彼らの力関係を分析し、何を勝ち取ろうとしているのか、冷静に考えろ!!
所詮人の銭で、自分の戦略で闘ってみる事が出来るのだから、こんなにいいことはなかろう!
責任取る時は取ればいいんだ!」とちょっと過激に励ました。
視点を変えれば、新しい世界も見えるので、がんばって欲しいものだ。
考えてみれば、大変革の時代なので、新しい価値観が見えて来ていいはずなのだが・・・・。

神の倉へ到着すると風向き悪く、強風の為、本日は大会はキャンセルとなってしまった。
嫁さんとホアンと2人のホアンの友人で神の倉へ駆けつけて来た。
しかし、とてもホアンがフライト出来る風ではない。
神の倉テイクオフに立って納得したホアンであった。
続々とフリーフライトの人達がテイクオフに来るのだが、5〜7m吹いてくるので、コンペ機くらいしか
テイクオフ出来ない。ビジターさんが最初テイクオフし、それでも+400mばかり上げていた。
後ろへ流され、有留上空で止まった状態だ。山本さん・芦刈さん・コジ1・勇さん達コンペ機組が
テイクオフ。30分ばかりすると、ちょっと風が落ちて(4〜5m)きたようだ。
皆さん、あわただしくセットアップ。私も北斜面からテイクオフ。
左尾根でスリスリし、一応+15m位になり、そのまま鉄塔へ谷渡り。
ようやく鉄塔を捕らえる頃リフトがあり、山に寄せながら、+30m位でステイ。
小一時間遊んで上空のビジターさん一機残して誰もいなくなった。
下では大会の表彰式が始まりそうだ。ぼちぼち降りようとテイクオフへ戻って、トップラン窺うも
強風でとても出来そうにない。レベル以下になると、一段と風が強くなり、乱れていて降下もしてくれない。
仕方ないので、翼端を折って、じわじわと高度を下げる。
皆さん並び始めているので、恥ずかしくてランディングの一番隅に降りて、こっそりとたたむ。
大会成績は控えて帰らなかったが、一位から三位はビジターさんがゲットした模様。良かった!!
今年は選手が150名もエントリーして、スタッフは大変だったらしい。私はあまりお役に立てなくて
申し訳なく思っております。ビジターさんも。これに懲りず来年もまた来て下さいね。