7月25日更新

第2回北海道ホームレスの旅(2008年)



NO2
第2回目北海道    2008年 6月   
6月19日(木曜日)
朝6時過ぎ起床。
倉敷ナンバーの枯葉マークと身障者マークをつけて小型バスが止まっていたのでご挨拶をする。
御歳を聞くと78歳で心臓にペースメーカーをつけていらっしゃるそうだ。
10年ばかり30〜40日は北海道に来られるらしい。
「どんな過ごし方をされていますか?」と聞くと、写真が趣味なので
シャッターチャンスをじっくり待ったりして過ごしているそうだ。
美術館や博物館を巡るのも楽しいとおっしゃっていた。パークゴルフはされないらしい。
お友達が飛行機で女満別空港などに来てピックアップして、一緒にバスで過ごすそうだ。
自分は70歳までかと思っていたが、道の駅では枯葉マークの旅人たちも良く見かける。

8時に出発し、二股ラジウム温泉に行く。5号線から脇道に入り、30分位で9時に到着。
一軒だけの湯治客用の温泉だった。脱衣場は男女別だが、浴場は混浴である。
男性客が1人下のプールで水中歩行していた。
嫁さんが遅れて入ってきた。混浴とは聞いていたが、私が居たのでドキッとした様子。
浴槽は4つあり、それぞれ温度が違う。
炭酸水の表示があったので飲んでみる。
気の抜けたサイダーから甘みを除いた水であったが、もっと鉱物的味だった。
私は2番目に熱い湯(40度)で、石灰華がお湯一面に光っている浴槽に入った。
どういう加減で結晶して浮かぶのか分からないが、日や時間によって違うそうだ。
洗面器で水面の石灰華を集めてみたら、一握りくらいは取れた。指で潰してみるももう溶けない。
おばさん達がドヤドヤ7〜8人水着で入ってきてプールのほうへ行った。
私は一番ぬるい湯に移動。37度〜8℃の様で、入った瞬間は体温により低いかと思った。
この温度なら長時間大丈夫かな?入浴料は1000円であったので頑張ろう。
いささか湯あたり思想なので露天風呂に移動。

 二股らじうむ温泉 屋外で無料で炭酸水が飲める 

外の空気で冷ましながら入る。土浦から来た60才の会社社長と話をする。
携帯の検査治具など作っていて、120名の社員が居るそうだ。
暴飲暴食がたたって体調が狂ってしまったの湯治に来たらしい。一日6時間は入るのだそうだ。
6時間も入るとなるとそれは難行苦行であろう。
私もお付き合いして頑張ったが、2時間でダウン。
高温の湯でないのでのぼせた訳ではないが、不思議な湯あたり気分だ。
まず声がかすれた感じになり、ものすごい倦怠感に襲われた。30分位休息したが直らなかった。

混浴については、私と皆さんのご期待には程遠く、添えなかった。
殆ど60才以上の湯治客ばかりで、わくわく、どきどきするような妙齢なご婦人にはお目にかかれなかった。
2〜3日逗留すれば男女とも裸の付き合いが出来そうな雰囲気であった・・・・。
午前中の入浴だったので皆さん湯治客ばかりであった。(私達のような観光客は居なかった)
嫁さんの全裸姿も数十年ぶりに見たわけであるが・・・
感想は・・・・・ 別載文の一節!

二股ラジウム温泉をお昼に出発し、「伊達歴史の杜」道の駅で大雨となる。
先程の湯あたりが直らずしんどいので一時間ばかり車で寝る。
明日は支笏湖を見たかったので少しバックして473号を山に入る。
途中ばんえい温泉で入浴(390円)小さな風呂であったが、源泉は96℃だそうで、かけ流しのいい湯であった。
サミット警備の関係でホテルには各県の警察車両が沢山並んでいた。
ホテルは満室で良いだろうが、警察ばかりでは物品はさほど売れないだろうなぁ〜。
今夜は支笏湖手前の「フォーレスト275大滝」道の駅にて車中泊の積りが、
道の駅の隣りのきのこ天国というでかいお店には24時トイレがついていたので、
そこで車中泊。
6月20日(金曜日)
朝はガスコンロでお湯を沸かす。やかんに1.5リットルの水を入れ10分間くらいで沸騰。
割と早く湧いてカップラーメンとうどんにお湯を注いで朝食。
支笏湖に8:00に到着。大駐車場には誰もおらず410円はフリーパス。
環境省のビジターセンターに行く。支笏湖の自然を紹介する立派な施設だ。
支笏湖の成り立ちや鳥類や魚類の説明がある。ビデをが16分間、スタッフに声をかけると放映してくれた。
グラスボートが1人1200円だったので乗船する。現在の透明度は20m位だそうだ。
桟橋でうぐいが泳いでいたが、あとは魚影は見えず。
水中の柱状節理を見て30分の遊覧船は終了。

 支笏湖ビジターセンター 支笏湖 桟橋には沢山のうぐい

 グラスボート  水中の柱状節理

16号線支笏湖スカイロードの緑の樹海を進む。
千歳市に出て海岸へ向けて走る途中、新千歳空港の側を通る時、海岸から上がってくる車を
警察官が100名ばかり出動して片っ端から検問していた。
どんな検問するのか引き返してみようかと思ったがやめておく。
飛び道具(パラグライダー)を持っているので、あれこれ尋問されるのも面倒くさいし・・・
わらじ姿だし・・・・(靴を履いてないので不安全運転になるのかな?)

海岸線を走り富川町で車がたくさん止まっている手打ち蕎麦やで昼食。少し高めであったが美味かった。
237号線を内陸部に入り、日高町に向かう。
途中平取町のアイヌ文化博物館にて一時間半程見学。
最近の博物館はビデオ放映があり時間さえあればしっかり映像とともに説明が聞ける。
昔は見学コースで1時間も2時間もゆっくり過ごす事は無理であったが、リタイヤしてからは
時間だけはたっぷりあるのでゆっくり説明が聞けて本当に楽しい。

 アイヌの靴(鮭の皮とアザラシの皮) オヒョウ(ニレ科)の木の皮から作る着物 アイヌのワラ家(チセ)

 ありがとう(イヤイライケレ) 顔(ナヌフ) 

 しかの角で作った椅子と机 コロポックの家 

博物館の前に小さな木彫りを置いてあるお店があったので入ってみる。
奥はカウンターのみの喫茶店もやっていた。
私の初代パソコンの師匠で、パラもB級まで進んだ津島さん(永遠のB級生)から頼まれていた
「まりもっこりブルブルキーホルダー」を捜してみる。
あった!あった!一応ネットで調べていたと同じ630円也で、10体ばかり置いてあった。
何だか今は大ブレイク中なので売り切れかと思ったら田舎町なので10体もあった。早速一体注文した。
「お茶を飲みませんか?」とおばさんが誘ってくれた。
喫茶店なので「コーヒーを飲みませんか?」との営業か?と思ったが、そうではないらしい。
西日本なまりが懐かしかったようだ。
「どちらからですか?」と聞かれたので、「広島からです」と答えると、「私は福岡の出身です」とのこと。
40年前に平取(びらとり)町にお嫁に来たようだ。
「その頃は砂利道で何もない所で、寂しくて帰りたくて、若嫁さんは毎日泣いていたそうだ。
昔は層雲峡への行き帰りにはここ平取町を通っていたが、10年前にあたらしい道路が出来てからは
観光バスも少なくなり、寂れてきたそうだ。
観光客も台湾、中国、韓国の方が日本人より多いそうだ。
日本人も修学旅行生が多いそうで、売り上げは厳しいようだ。
お茶をよばれながら、1時間も話し込んでしまった。
おばさんも久しぶりに西日本の人と話しが出来て嬉しそうであった。
平取町特産の桃太郎という品種のトマトがおいしいので、農協で是非買って食べなさいと勧められた。
平取町は6千人ばかりでも町はやたら広い。
10Km位走ってやっと農協があったので、トマトを買う。まずまず甘いトマトであった。

 「まりもっこりブルブルキーホルダー」丸いところを引っ張るとぷるぷる震える 「樹海ロード日高」道の駅 国道の交差点で夜中トラックが走っていた

日高町に6時に到着し、沙流(さる)川温泉に入る。
ホテルの温泉で大きくきれいな温泉であった。500円也。
「樹海ロード日高」道の駅にて車中泊。
6月21日(土曜日)
朝6時半にトイレに起きる。
車の方へ帰っていると何だか様子が違う。後ろのナンバープレートがまっ赤赤!!
ナンだこりゃ〜!!!誰かが夜中に悪さをしたらしい。
昼間にカーチェイスをしたわけでもないし、迷惑駐車をしているわけでもないし・・・。
自分の車が狙われた事が気持ち悪い。ショックが強すぎた!!
7:00に薬屋さんが開いたので除光液を(350円)買う。
嫁さんと二人がかりで1時間位かかって何とか赤いスプレーを拭き取る。
あまり強くこするとナンバープレートの白色や数字の緑色が落ちる。
文字の角のところはきれいにならない。まあ不審車で検問にかからねばいいだろう。
コンビニが道の駅に近接しているので、お弁当を買ってベンチで食べ9時に出発。

 ナンだこりゃ〜!!! 除光液で丁寧に擦る なんとか綺麗に・・・

273号線石勝樹海ロードを走り、日勝峠を越えると雲の中で10m先が見えない。
十勝平野は雨であった。鹿追道の駅にてパンフレット収集。
昨年気に入ったモール温泉の「鳳の舞」ホテルに宿泊の予約を入れた。
テレビでやっていたという帯広市の「紫竹ガーデン遊華」を目指す。
75号線を下っていると思っていたら別の号線であったり、一本違った道を走っても
何処の道も2車線ででかいので、幹線なのか支線なのか訳がわからなくなる。
まあ海を目指して下っていればどこかで幹線にはぶつかるだろう。

「紫竹ガーデン遊華」はあまり花に興味のない私には感激はなかった。
ヒマラヤの青いケシというのを売っていた。(1800円)
嫁さんが近所の秋田さんに買って帰ろうとして、お店の人に聞いたら(女性の老社長であった)
広島はちょっと無理でしょうと言われた。
高山植物なので、暖かい広島では無理なようだ。

 見ごろな花の紹介 ヒマラヤの青いケシの葉 ヒマラヤの青いケシの花

北海道にたつ前にめぐちゃんに聞いていた「思いやりファーム」を目指す。
地図では近くなのだが一面でかい畑が防雪林で囲われていて、建物は見えない。
1km〜2kmが隣家といった感じ。捜すのが大変だ。小さな看板がところどころに立ててあるだけなのだ・・・。
「思いやりファーム」は普通の酪農家のたたずまいで看板が小さくとわかりにくかった。
お店は事務所と同室で10脚の椅子があるばかりである。
売っている物は生乳とソフトクリームだけ。低温殺菌など一切殺菌処理をしていない生乳を全国販売している。
衛生管理を徹底していて、搾乳段階で雑菌が入るのを止めているので、殺菌の必要がないようにしている。
殺菌してない生乳を販売出来るのは全国でここだけらしい。
ひとくち口に含むと牛乳の臭いがしない。牛乳の独特の臭いは低温殺菌する時は蛋白質が変化した臭いらしい。
味はソフトクリームのようで深い!
ソフトクリームも食べたが、色は真っ白でなく、淡い色が付いていて全く生乳の自然色なのだろう。
生乳を一度は飲みたいと思っていたので大満足。何も足さない!何も引かない!本当の生乳だ。
感激したので、720mlビンを一本買い求む。

 「思いやりファーム」 一合ビンが357円・・・ 清潔な牛舎。牛の尻尾は短く切られていた。

3時には「鳳の舞」ホテルにチェックイン。
今回はしっかり風呂に入るぞ!!4時から1時間入って夕食とする。
何だかいつまでもホコホコと温かい。湯疲れしているようでガンガン入る気分になれない。
夜9時半にもう一度入る。露天風呂に入ると外の庭はライトアップされていて美しい。
露天風呂にも中の風呂にも陶芸作品や、かわいい陶板が柱や壁に嵌め込んであったり、
片隅にそっと置かれたりしている。スローなBGMも流れている。
この大浴場は公衆浴場となっていて、入浴客の70%は地元の人達の様だ。
実は300m位離れたところに斎場があるのである。
「鳳の舞」ホテルの方が50mくらい高台にあるので、丸見えなのである。
客商売のホテルとしては最悪の立地条件なのだが、入浴客もホテル客も多いようだ。
皆さんに支持されているので、パワーが強いといったところだろう。
私も昨年、斎場には気が付いていたが、気にもならずリピーターとなっていたのである。
朝も7時頃から7時頃から入浴客が来ており駐車場はいっぱいだ。
朝食は500円のバイキング式なので、入浴客も沢山食べに来る。
本当にここ「鳳の舞」は皆さんから支持されている。
お湯に感動していて気が付かなかったが、ここがビジネスホテルとは思えない。
入浴料も390円は昨年と同じである。
木製のトーテムポールは外国人作家のものだ。各室のドアには木彫のナンバープレートが貼ってある。
強面(こわおもて)の店主と思っていたが(注意書きがうるさい)心根はやさしい店主とみた。

「はれもの」について
6月19日らじうむ温泉に入った時虫刺されたのかどうかはわからないが、耳の後ろがいきなり腫れてきて、
その日の夕方には1cm位になった。熱までも持ってきた。21日の今日は耳の奥がズキズキしていた。
風呂はやばいかな?と思いつつここのモール温泉は昨年おおいに気に入ったのでじっくり入る。
夜2回目に入った時は腫れがいきなり半分以下になっていた。
22日朝風呂に入った時は蚊にかまれたくらいの大きさに小さくなっていた。
何か効用のある温泉なのだろう。
だから地元の入浴客達も朝7時頃から30台の駐車スペースがいっぱいになるのだろう・・・と思った。

 

「鳳の舞」ホテル泊
6月22日(日曜日)
6時起床。朝風呂に1時間ばかり入る。
もう一度帯広市に戻り「真鍋ガーデン」を訪れる。
2万4千坪の広大な敷地に日本式や西洋式の庭を造っている。
草花は用いず石と樹木で構成されている。
樹木は寒冷地用で、私たちには珍しく、変わった雰囲気の庭であった。
35分、60分、90分コースがあり、真に広大な庭園だ。
但し、現在はカラスが攻撃してくるので、60分90分コースは進入禁止となっていた。
カラスの子育てのシーズンなのかな?
それでも小一時間散策した。嫁さんはご近所の秋田さんへのお土産に花の鉢を買っていた。
車の中に入れっぱなしで大丈夫かな?

 真鍋ガーデン  水から身を乗り出してエサをねだる鯉たち

 日本式庭園 草花は用いず石と樹木で構成されている 

 変わった雰囲気の庭であった。 寒冷地の木々たち 

もう一度音更にもどり、昨年通ったラワン町から阿寒湖を通って摩周温泉に着く。
道の駅「摩周」で聞いて、ホテルニュー子宝の温泉(500円)に入る。
嫁さんはやさしいお湯だったと言ったが、私には物足りない。
嫁さんは首に湿疹が出ており、二股らじうむ温泉で赤くなり、モール温泉でも刺激が強く、湿疹がちりちりするようだ。
ここの湯は刺激がなかったようで、1時間はたっぷり入っていた。
道の駅「摩周」で泊まろうと思ったが、狭いので次の道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」に行く。
行く途中から雲中走行となる。
ついてみると神戸ナンバーのワゴン車の夫婦がテーブルを出して食事していた。
外は風もあり、寒いので長くは話さなかった。
雲中、車中泊。

 雲中の道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」 雲中、車中泊。<BR>
 
6月23日(月曜日)
7:00過ぎ出発し、屈斜路湖の和琴半島に立ち寄る。
カヌーで一周しようかと貸しボートやさんに声をかけると、7月からでないとやってないとの事。
釣り客のためにエレキボートというのをやっていた。バッテリーで走るボートで足は遅いが無音で走る。
借りようと思ったが釣り客専用なのでこれもダメだった。
歩くしかない!2.4Kmの遊歩道がついている。自然観察会の小学生たちと先になり後になりながら歩く。
和琴半島の遊歩道入り口にまず無料の露天風呂がある。一応脱衣場もあり、水着もOKのところであった。
人が沢山通るので、これに入るには少し勇気が必要。

 エレキボート 釣り客のためのエレキボート  

 遊歩道入り口の無料露天風呂 和琴半島 

遊歩道には木々の説明や屈斜路湖についての説明版が立ててあり、私達も小学生時代に返ってお勉強。
ようやくトド松とエゾ松の違いがわかった。
樹木には説明版が付いているので勉強になるが、10m歩くと忘れて分からなくなる。哀しい!!
和琴半島の先端には「オヤコツ地獄」という水蒸気を吹き上げている所が有った。
案内板にもあったところだが、道がないので降りていけない。
「地獄」と言うほどの迫力はなく、ただ湯気が上がっているところであった。

   トドマツは木肌が灰褐色。エゾマツは木肌が褐色

 小学生に戻ってメモ取りながら・・・  

 レンジャーの説明を盗み聞き  オヤコツ地獄

和琴半島の遊歩道を2/3くらい歩いて湖畔に出る脇道があったので少し下り、
湖畔を後戻りしていると、湯気の立っているのが見えた。
良く見ると湖畔の波打ち際を石で囲ってある。
湯気を立てながら岩の間から相当な湯が石囲いの中に流れ込んでいる。
石囲いからは湖水も入って来る。
木の根っこに捕まりながら降りてみると、果たして簡易露天風呂であった。
タオルを持ってきてなかったので入浴は諦め、嫁さんと二人で足湯する。
流れる水温は42℃から43℃くらいで、足湯には十分である。
30分くらい浸かっていたらけっこう足がホコホコしてきた。
その後歩いていてもずっとホコホコであった。

 足湯だけでも気持ちいい ヤッター!!無料だよ〜 湖畔の波打ち際を石で囲ってあるだけ

和琴半島がもう少しで終わりの頃、和琴共同浴場があり、
混浴だが家屋であってまわりから見えない。
タオルがないのでパス。

1時間半ばかり歩いたので少しお腹すいたので売店で芋もち(ジャガイモ)を食べる。
ひと串が2ケで200円でモチモチして結構美味かった。
追加注文したら二人で食べるので今度は一個一個を箸に刺してくれた。心優しいおばさんだった。

 モチモチして美味しかった芋もち(ジャガイモ)

川湯温泉にでも入って、釧路湿原に行ってカヌーで川下りしようと車を走らせた。
屈斜路湖半の砂湯に行く。濃い牛乳と看板があったので注文。
昨年2月飲んだ牛乳とは違った対面のお店であった。
対面のお店で牛乳ありますか?と聞いたら、7月からですと言われてしまった。残念!!
前回飲んだ時には美味しかったのに・・・・。
アイスクリームが美味しいですと言われ早速嫁さんは注文していた。まずまずであった。

川湯温泉に向かって走っていると、アイヌ文化館の所で「リバー&フィールド」の看板が見えた。
カヌーが置いてあるので、ちょっと立ち寄って説明を受ける。
7Kmの2時間コースで、1人7000円という事だった。
屈斜路湖から釧路川に出るコースだ。釧路湿原の源流という事になる。
昔から一度は川下りをしてみたいと思っていた。
ようやく夢が叶う!!
すぐに出発という事になった。3名乗りのカナディアンカヌーである。
インストラクターが後ろに乗り、操船してくれる。
私達にも1本づつパドルを渡される。
万が一転覆した時のレクチャーを受ける。足を挙げ川下に向かって流れて下さいとの事。
沈下した倒木に足を挟むと水圧で足がはずれないで溺死したり、
後ろ向きに流れると木に引っかかって動きが取れなく成るようだ。
カヌーも岩や沈木に引っかかると簡単に転覆するらしい。
インストラクターは左サイドだけで漕いでいるのだが、すばやく左右どちらにも向きを変える事が出来る。
川の淵側は川岸の木が倒れ掛かっているので、カヌーが引っかかりやすく危険が多い。
川のコーナーのイン側にいつもカヌーを寄せて下る。
川の流れに平行させるのかと思っていると、コーナーはいつも30度くらいの偏流航法であった。
色々話しを聞くとカヌーの操り方も奥が深いらしい。
以前からのんびり川下りしてみたいと思っていた。
本を読みながらねっころがって居れば良いのかと思っていたら結構危険が一杯!!の川下りなのだ。
2時間コース最後は急流でカッパをひざの上にのせていたが、へさきに
いたものだから、さぶりと水を浴びた。
パドルをしっかり使ってやろうかと思っていたが、下手に動かすとインストラクターの思いに反した
動きになると危ないと思ったので今回は湖面以外はパドルを使わなかった。
あっという間の2時間であった。
長年の夢だったカヌーでの川くだりが出来て大満足であった。
いつか、太田川の源流から川下りをしてみたいな〜

 ライフジャケットも勇ましく・・・ いざ出発! 装備や扱いの説明を受ける

 オレが漕いで見せるぞ! 川面からの景色は不思議なアングルだ! 清水が湧いているところ。水の存在を忘れるほどに透明

 途中でティータイム 年々川の流れも変わるので立ち木も水の中に・・・ 静寂の中カヌーは流れていく・・

 突如急流が・・・ 水鳥も沢山見えた あっという間の2時間であった

        中間地点でティータイム

夕方4時なので和琴半島の駐車場泊まりとしよう。
川湯温泉にある環境省の「エコミュージアム」で1時間ばかり阿寒湖、屈斜路湖のお勉強。
テレビで見た外国の自然観察のための施設の様なものが日本にも出来つつあるのだ。
午前中和琴半島で小学生たちへの説明をしていた人が居た。ここの職員さんだったのだ。

 「エコミュージアム」でビデオ鑑賞  

 川湯温泉の共同浴場。PH1.8 釘を温泉に漬けると・・・ 五寸釘が四日目で針金になる

川湯温泉の共同浴場に入る。250円也。
温泉の分析表を見てびっくり。PH1.8とあった。
岩手県の玉川温泉より酸性がきつい!!
浴槽は2つしかなく、一つは源泉、もう一つは真水のぬるい湯。源泉の方は、43℃くらいあり熱い。
5分くらい入り真水の方で体を冷やす。
入浴客の白髪の70才くらいの旅人は「車のホームレス」といっていたが、
毎年4ヶ月位北海道にいて冬は九州に行くそうだ。
家は栃木県と言っていたが、家に居る事はすくないそうだ。北海道の各地の祭を渡り歩くのも面白いそうだ。
一箇所で7〜10日位はいるそうだ。なかなかの達人だ。自炊して一ヶ月10万円でやっていくそうだ。
私らはまだまだヒヨコで、足元にも及ばない。
和琴半島の駐車場にて車中泊。
6月24日(火曜日)
川湯温泉の共同浴場はAM8:00〜PM8:00なので、朝風呂に入りに行く。
もう一度エコミュージアムに入って勉強しなおす。
川湯温泉に5寸釘をつけておくと、四日目には針金になり、一週間で完全に溶けてしまうそうだ。
草津温泉と同質らしい。もっと強烈に宣伝すれば集客力はアップするだろうに・・・

昔安田財閥が大もうけしたという硫黄山に寄る。すごいイオウのにおいで気持ち悪くなった。
お湯に指を漬けるとツルツルになった。

 硫黄山  

 硫黄の噴気がすごい 硫黄の結晶 温泉たまご

空は曇っていて、摩周湖は「霧の摩周湖」になって見えないか?と心配したが、
何と展望台はギリギリ雲底くらいであったので、見る事が出来た。
湖面を渡って来た寒い風が絶壁を吹き上げてきて10分も見ておれない。

 霧の摩周湖 展望台ギリギリの雲底

摩周湖から降りてきてコンビニ弁当を買ってもう一度和琴半島で昼食とする。
102号線の小清水峠を通り東藻琴村に行く。
乳酪館というのがあったので、寄って生乳を飲む。特別な牛乳ではなく150円だ。
牛乳瓶の紙のふたをとって驚く。ふたの裏にぶ厚く生クリームが付いている。
ビンの縁にもしっかり付いている。味はとろりとして口の中でふわぁと広がる美味しさだ。
大騒ぎした「おもいやりファーム」の牛乳(370円)も良かったが、特別に宣伝しないここの牛乳の方が優れていると思った。
美味しさや価格においても勝っていると思うので、北海道一押しの牛乳という事にしよう。

 東藻琴村の乳酪館 牛乳瓶に生クリームがべっとりと・・・ 北海道一押しの牛乳

すぐ脇でパークゴルフをやっていた。36ホールが2面もある大きなパークゴルフ場だ。
あまりに広い芝生が気持ち良さそうなので試してみようという事になり受付に行く。
何とプレーは無料、更にスティックやボールも無料で貸し出してくれるという。早速お願いする。
土地は広大で安いとはいえ、芝の維持管理にもお金がかかるというのに・・・
私たちビジターにも全て無料とは!!北海道も懐が深いなぁ〜!!
3時から始めて5時まで2時間遊んだ。72ホールを廻って一応アンダーパーではあった。
嫁さんと私のスコアーも大差無し。

 年寄り臭いゴルフなんて・・・と思って居たが・・ 初めてのパークゴルフ 芝生は気持ちいいし、楽しいわ!

女満別町まで出て駅裏の美人の湯に入る。390円で新しい建物であった。
嫁さんはアルカリ性で肌がツルツルと喜んでいた。
網走まですしを食べに行く。飲み屋街のすし屋に入った。
中くらいのすし屋だったが、7:30に誰も客がいなかった。
しまった!と思ったが駐車場まで案内させたので逃げるわけにもいかない。2000円のチラシ寿司を注文。
大外れ!!!まずい!!!すし飯がまずダメ!!
光ってない。古米の様だ。美味かった女川のすし屋が瞼に浮かぶ。
女満別の道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」道の駅にて車中泊。