2001年3月ネパール紀行も書かないと!!忙しい!

2001年3  月   
3月3日(土曜日)
山本さんから9時半に「今、西村さんを乗せて高陽町を走ってますー」と有り。
11時前にランディングに到着。既に3人で神の倉テイクオフに上がっていた。
山本さん誘導の為ぶっ飛び。そして西村さん高高度10本目(?)をフライト。
山本さん・井口さん・西村さん・時安さん・岡本さん・嫁さんの7人で神の倉へ。
途中サブランの吹流しを見ると、南に変わっていたので、U−ターンして荒谷山へ。
山本さん誘導の為テイクオフ。沖の方がリフト有り。少し南風強め。
岡本さん、西村さん、時安さんテイクオフ。西村さんは荒谷山初フライト。無難にこなした。
12:30頃嫁さんテイクオフ。出てすぐリフトあり。
テイクオフ場廻りレベル少し下で粘っている。正面で強いリフト有り。
360°ターンするかな?と思ったがあまり山に近いので止めた。左側のローター部に
回り込んでしまい高度を失う。沖で頑張ってみたがダメ!25分ばかりのフライト。
南風で少しづつ強風になっている。少し落ち着いたところで井口さんテイクオフ。
右小山で粘って渋いながら上げ始めた。+100以上はなかなか上がらない。
井口さんトップアウトしたので私もテイクオフ。井口さんの下の方さぐるも
バリオは順調に降下音のみ。200m位沖でバリオが小さくささやいてくれた。
祈るように廻したがすぐはずれる。
もう一回チャレンジ。高度失っているので、もう何も無くシンク音が大きくなるばかり。
慌ててサブランへ。井口さんはゆうゆうとメインランディングへ。
2本目も荒谷山へ。南風強風、時々10m位の突風が吹きつける。
上空では南からやってくる白い雲が発達しながら黒く大きくなってやってくる。
私は良く見えなかったが、『真下から見ると渦を巻いているのが見える』と井口さんが
言っていた。吸い上げきついだろうなあ〜。しかし雲のスピードが偉く早い。
皆ウエイティング。
雲が去って、うす曇りとなった。児島さんテイクオフ。右4分の一からんだまま
持ち上げられテイクオフ。殆どリフト無し。
井原駅裏上空はローター域だったようで大変だったらしい。
駅裏にランディング。その旨無線で連絡あったので、私達もキャノピーたたむ。
強風なので本日はこれで解散となった。

  

月刊パラワールド4月号に児島さんが、『神の倉バーチャルフライト』に投稿。
2月3日のネコシャク状態の日のフライト日誌であった。
そうそう!私のテイクオフの写真を載せてもらった。児島さん有難う!!
ヤッパ うれしいネ!
バーチャル ⇒ @実質的な・実際の A仮の・虚の 
バーチャルは相反する意味があるので、2月3日の『バーチャルフライト』は
『実際の飛行』となるのか???。
写真でサーマルポイントの図解がしてあるので、再確認出来たし、
飛行計画も緻密に組み立てているのだと感心した。
他のエリアの人たちには、又とない神の倉エリアの宣伝になったに違いない。
春のクロカンシーズンには千客万来かな?
良い条件だったとは言え、ワンフライトで周辺の殆どを写真に撮りまくり
2時間40分のフライトとは!!さすが広島県代表選手である。
帰りがけに献血者が井原小学校に来ていたので、嫁さん献血。
お土産を山のように貰って来た。井口さんも献血終わって出て来たので
ランディングまで送って行く。
私の血液はB型肝炎の為、不良品だ。

   嫁さんの「卵焼き色」イプ3   全国区で売り出し中の児島さん
3月4日(日曜日)
豊栄の田舎の山も木が揺れている。上空は晴れ間がのぞいてきた。
”神の倉は良いかもしれない”とばかな事を考えとりあえず神の倉の空気を
吸いに行く。

ランディング駐車場はご近所の佐々木さんの葬儀で車が一杯であった。合掌!!
ハングクラブハウスに寄ってみると、理事会で役員さん達の車があった。
吉岡さんの車があったので、車の中でしばらく待つ。
久しぶりなのでリンダルハウスにお茶を飲みに行く。
来月は東欧の旅行だそうだ。チェコのプラハが今回のメインらしい。
一時間ばかり話をして別れる。
3月10日(土曜日)
本日は宇品港の客船『銀河』で修理工事の立会いで朝7:00に家を出る。
係留されている船上での工事で強風の為、波が高く、足元がふらつく。
晴れ間はのぞいているのであるが、今日はフライト不可だろうと安心する。
3月11日(日曜日)  ハッピーフライト
昨夜のテレビの天気予報だと、強風波浪注意報が中国五県に出ている。
朝起きると、晴れであるが、家の前のシュロの木はゆれている。やっぱりだめかな?
と思っていると、加藤さんから携帯にпB『どんなですかー?』
『まだ家です。神の倉の番人ではないっちゅうの!!
「しかし風が落ちてきたので行ってみようと思ってます」雲量は100%になってしまったが
嫁さんと神の倉へ。近くまで来ると、何と4機浮かんでいるではないか!!
ランディング駐車場に着くと、20台ばかり車がある。『尾張小牧』や『岡山』のナンバーも見える。
ビジターも10名近く来ているようだ。児島さんの”神の倉バーチャルフライト”が効いたかな?
松永さん・広大石本・藤谷の5人で荒谷山へ。倉田さん達が先に上がっていた。
ビジターのハングの人達が先に出た様である。トップアウトは見えない。風向きが北になったり
南になったり、フォローになったり、正面になったりまるで一定しない。
倉田さん無風を狙ってフロントで走る!ストップ!!ストップ!レスキューパラを
ポトンと落としたまま走っている。レスキューパラ開傘でスタチンとなるところだった。
気を取り直しテイクオフ。何も無く順調に下っている。井原駅裏近くまで行って、ようやくサーマルヒット。
粘ってじわじわ上げている。松永さんテイクオフ。やはり何も無い。南風で右の尾根筋と
伝っているのだが、稜線より下がって裏に入ってしまい、緊張のフライトをしている模様。
ローター域を100m行って何とか稜線を越えられた。しかし低い高度になっていたので、
サーマルヒット無しで駅裏ランディング。
井口さん達も上がってきて、ウエイティングするも、風向きは主にはフォロー。
神の倉テイクオフを双眼鏡で見ると、南時々フォロ。しばらくして井口さん達は
神の倉移動を決定。
『神の倉もあまり良く無さそうだし・・・・』と私はグライダーをたたまずにウエイティング。
一緒に上がった嫁さん・広大石本・藤谷もウエイティング。
北から入ってきたので立ち上げ、クルっと正面をキャノピー向いたのでいったん降ろす。
もう一度北風で立ち上げ。少し弱かったがテイクオフ。正面すぐ前の小山過ぎた処で
リフト感じ360°ターン。+2m/秒位でサーマル小さい。周りにシンク帯なかったので
はずし気味ながら廻し続ける。もう一度沖に出てみる。小さいながらしっかりしたサーマル。
少しハイバンク気味に廻す。風上に向ってはバンクをゆるめる様に廻していたが、どうも
はずれ気味になる。ためしに最良のバンクと思われる角度で一定して廻し続けてみた。
今度はグライダーが自律的に「コアー中心に停滞しよう」という感じで廻しつづけた。
+700m(地上1100m)まで上げ、天となったようだ。
広大石本と藤谷が追っかけてテイクオフ。3人仲良く同一サーマルで遊ぶ。

   

大きく廻してリフト帯ないか探るも何もなし。しかし下りはしない。一時間ばかり遊んで
広大石本が井原駅裏でずっと粘っているので行ってみる。
シンク帯につかまった。−5m/Secで下る。広大石本の上空には何かあるんだろうと
かまわず前進。−150m(地上250m)位まで下ってしまった。
幼稚園のあるお寺上空から家並のある北へ移動して、広大石本上げ始めた。
私も北へ。+3.5m位のサーマルヒット。荒谷山方向へ流しながら一気に+200m(地上600m)まで。
もう一度井原駅裏上空に行きながら徐々に高度上げる。+920m(地上1320m)で雲中に入る。
登山小屋で3年前に買ったフランス製の登山手袋と多用できる帽子といおうか、
マフラーと言うべきか(地森さんが現在帽子として愛用している)
をかぶってマスクにもなっているので、今日は寒さに耐えられる。
荒谷山へ戻ってみようかと走る。−6m位のシンクに捕まる。荒谷山のー100m位の
ところで、3機程揚げている。あそこへ行けばなんとかなる・・と必死でアクセル全開。
北かおりさんの50m位下にもぐりこむ事が出来た。なんとかステイ出来る程度のリフト。
一機抜け出して揚げ始めている。すぐ上が渡辺さんだ。何とかケツにくっついて上げ始める。
レベルを越えると順調に上がり始めた。ちいさいが2〜3ケ、サーマルが点在する様だ。
渡辺さんが大きく廻している。お互いの距離を取っての事だ!どうもコアに入りきらない。
失礼して、中心に入って小さく廻した。強いリフトのコアで一気に抜け出せた。
寒さを通り越して感覚も鈍くなっている様だし、神の倉に移動をかける。
現在+400m(地上800m)谷渡りではあまり高度を失わず、+150mで渡り終え
鉄塔上に。神の倉テイクオフ上を通る時、吹流しは南を向いていた。
南へ行くも下がる一方なので、神の倉テイクオフ上に戻ると、吹流しは北向き。
車が一台ポツンと有ったので、トップラン考えたが、何だか吹流しの向きがコロコロ
変わっているので自重。レベル以下となり、後はメインランディングへ。
2時間20分の思いもよらずハッピーなフライトになった。
日照も無く、100%雲量のうす曇の天気であったが、皆さんもほとんどが一時間以上の
フライトを楽しんでいた様だった。

夕方「いっちゃん」がお母さんとランディング場に立ち寄る。夕食を家の近くの「千里香」で
松代一家と食べる。千里香のおやじも早く神の倉に行きたいと歯軋りしていた。
3月17日(土曜日)
雨。コロンビアから来るJuanの準備の為、小物の家具や2階の水洗のバルブを買いに行く。
そば屋「いいづか」に12時半立ち寄るも、一席も空いておらず。1年半ぶりに商工センターの
寿司屋『浜丸』に行く。ここの寿司のネタはアナゴ、あじ等一匹分がネタになっている。
シャリの上に10倍位の大きさのネタが鎮座ましましている。まな板の上に並べて出てくる。
包丁が添えられていて、ネタを切らないと口にはとても入りきらない。
ネタでお腹が一杯になり、一人前¥1,500円である。活魚屋さんがやっている寿司屋なので
一度は行って見ると面白い。
3月18日(日曜日)  悲しい出来事
今日は8:00頃起きるとよく晴れている。
早く出かけても誰も居ないしなあ〜!ぐずぐずしていると9:30頃携帯に電子メール。
「神の倉行くで〜!!」と入る。誰かな〜??崇ちゃんだ!!。
えらく早いご出勤の様だ。嫁さんは町内会の総会で今年度の班長が順番で廻ってくるので
しぶしぶそちらへ出かけて行った。
崇ちゃんに遅れをとってはと、私もすぐ着替えをして、神の倉へGo!
ランディング場に到着すると、既に地森さんの講習生は福場さんと神の倉へ上がっていた。
すぐに広大のボロボンゴに乗せてもらい、崇ちゃん達と一緒に上がる。西斜面正面から2m位
風が入っていて、講習生が一人テイクオフして行った。
出てすぐ、リフト受けながら、殆ど沈下せず沖に出ている。私も急いで広げる。
講習生はグランドサーマルに翻弄され、地森さん緊張の誘導をしている様子。
西風から北風(西混じり)に変わったので、北斜面に移動。
テイクオフ直後、突風が入ったらしく、垂直上昇。西混じりの為、少し右へ偏流をかけていた。
「バコン!!」と音がして、フロントタック。高度は10mも無い。とっさにチョンとブレークコードを
当てる。下を見て樹上なので、墜落してもツリーランかな?等と数秒間でいろんな事が
頭をよぎる。だいぶ乱れているようなので、山際から離れる。
沖100mくらいでリフト有り。様子を見ながらゆっくり廻してみる。
+150mまで上がったので鉄塔上まで移動。シンク帯と上昇帯が交互に有る。
+3mのリフト有り。ターンをかける。180度ターンしない内に有留上空まで流されてしまった。
相当北西風が強くなったようだ。アクセルバーを踏み込み、鉄塔に帰ろうとするも、微速前進。
少しづつ高度ロスをしている。帰り着けるか?+50mでようやく鉄塔まで帰れた。
そのまま偏流で前進。キャノピーしわしわでいつ『バサッ』とくるかな?
地上150mまで下がったので、ランディング上まで流す。結構荒れているので怖くなり
山際の竹やぶまで行く。とたんに大シンク。垂直降下を始めたのであわててランデxシング場まで
偏流をかける。”いつ潰れるか?””いつ潰れるか?”といったような状態で下の段のランディング場に
着地。テイクオフへ無線で「上空の風が強く、ランディング近くは非常に荒れています」と伝える。
見てりゃー分るか!!
ランディング場で立ち上げ稽古をしていた人も、引きずられ程で、6〜7mの風が時々吹いている。
ランディング場で十数人おのおのダベリング。
大方さんの台湾出向で、フライトエリアや美味しい物の調査をしっかりお願いする。
HPをみて『なかなか飛びに来れないので、稲垣さんのフライト日誌を見て憂さ晴らしをしています
サガルマータトレッキングを読んで行ってみたいと思いましたよ』と嬉しい感想を聞かせてもらった。
一時間ばかりすると、『風が落ちましたよー!』とテイクオフから連絡有った模様。
”それっ!!”とばかり3台に分譲してテイクオフへ。
その後テイクオフで重大事故が起ころうとは!・・・。
書こうか書くまいかと大変悩みました。HPを読んで下さる人に、真実が伝わるか
どんな風に理解されるか非常に心配だからです。しかし今後絶対にこんな事故が無いようにと
願って書く事にしました。
私は1本目が結構荒れて翻弄されたので、様子を見て出ようと、斜面再前方で
風に吹かれていました。
朝一緒に上がった娘が、キャノピー広げてウエイティング。風の強さは良好と見てテイクオフ。
出たとたんブローで5m位持ち上げられた。ピッチング起こしたと思ったら、右半分潰れ
半回転して、テイクオフ斜面の先端にたたきつけられた。

みんなが駆け寄る。意識不明で呼びかけるも返答無し。
落下時に頭を打っているわけではないので、脳震盪だけだと思うのだが・・・・。
なかなか意識が戻らないので心配になる。消防の救急救命士の芦刈さんが見ていてくれるので
対応は安心しているのだが・・・・。加藤さんが携帯で119番へ救急車の手配をしている。
ようやく意識がもどり、『手・足・腰は痛くないか?』と問診している。
『私どうしているの??』と何度も同じ事を聞く。脳震盪の顕著な表れ。
以前嫁さんが荒槙で坂を転がった時も、一時間ほど同じ事をわめいていた。
その内、「肩が痛い!腰が痛い!・・」と言い出した。ようやく救急車到着。
担架で救急車に運んだが、吐いた様子だ。大事をとって救急ヘリを要請する事となった。
30分位して赤い消防車も出動して来た。初めてホバーリングするヘリコプターの
10m近くに立った。すごい風である。ヘリコプターにパラで近づくな!という事を体感した。
県病院に運ばれて行った。
後刻の情報に依ると、命に別状無し。右鎖骨骨折と第五頸椎圧迫骨折のようである。
重大な影響が残らなければ良いが・・・。
今回の重大事故に関して、特に若者に切なるお願いです。
重大事故は絶対に起こさないという誓いを自ら立てて欲しい!。
有能な君達の前途ある未来を、自ら摘み取るような事をして欲しくないです。
特にご両親の驚愕・嘆き・悲しみ・苦しみを考えて頂きたい。
私にも同年代の子供達が居るので、ご両親の思いは痛いほど分ります。
親に先立つ事があったり、重傷・重病に陥る事は、最大の親不孝です。
絶対に避けて下さい。
30年程前に或る商社の課長の机にはせて有った詩に感動し(丁度子供が生まれた頃だったので)
コピーして貰ったのを別載します。
君達が子供を育ててみないと実感出来ないとは思いますが・・・・。



事故を回避するには、その心構えと技術的な知識とマヌーバーの実践そして、指導体制が有ると思います。
是非君達の中で討論してほしいです。
以前、テイクオフ前でツリーランした時、何か根本的な問題を含んでいるように
思われたので、余程君達に意見を言おうと思いました。
Kさんから『聞く耳もってないし、言えばうるさいおやじと嫌われるだけよ〜!』と言われてチャンスを失った。
どうか真剣な討論をして下さい。(上手だとか下手だとか言っている訳ではないので、間違わないように・・・)
私はパラグライダーに会えて人生観変わるほどに素晴らしい体験をし、感謝をしております。
若い君達も通常のスポーツとは違い何か素晴らしいものをパラグライダーから受け取っていると思います。
パラグライダーで私達の人生がもっと豊かに、そして楽しく安全に長く楽しめるようにお互い頑張りましょう。
                                                 
3月20日(火曜日・春分の日)
11:30頃ランディング場に到着するも強風。
小脇さんの車でとりあえず神の倉テイクオフに上がるも、南南西5−6m。
小脇さんテイクオフ。少し潰されながら、南を目指すも行き着けず引き返す。
途中、ローター域でキャノピーがあやしい動きをしている。
地森さんが無線で「どこに落ちるか位置を良く見てて下さい!」と伝えてくる。
小脇さん意に介せずサーマル気味のところで廻そうとしている。
結局粘れずランディング。
福岡のトップアウトの人たちも来てくれたのに、条件悪いので気の毒だ!!
大方さんが4月から台湾出向なので、集まれる人だけに声をかけ、リンダルハウスで
茶話会でもやろうかと思っている。
嫁さんはその時渡す花束を作って、今は田舎で待機中。
飛べそうにも無いので、嫁さんを田舎に迎えに行こうと、小脇さんの車を降ろす事に。
皆さんもテイクオフ撤収となった。

   グラジィエント 芦刈号   シエラ 石田号

   台湾から早く呼んでください大方さん!   イプ3 稲垣号

3時頃再びランディング場に。一人、二人とテイクオフしている。
少しづつ良くなっている様なので神の倉テイクオフへ。
4時頃にテイクオフしたが、20分も粘れず。
皆さんステイしだした。あわてて再度神の倉へ上がる。
テイクオフ場に到着すると、5〜6名がアーベントの中ステイしている。
すぐにテイクオフ。+50m位だが、少し強風の中、ホバーリング状態で1時間ばかり楽しめた。
芦刈さんの「グラディエント」は性能良い為、動き廻っている必要あるのか?
私の「イプ3」はブレークコードを少し引き込んでやっていたら、本当にピッタリ止まったままである。
夕方、リンダルハウスに地森さん・鍛冶ちゃん・芦刈さん・小出さん・石田さん・時安さん
近藤おばちゃん・神谷さん・そして広大の学生達までも5−6人集まってくれた。
こんなに集合してもらえるとは思っていなかったので、セレモニーは全然
考えていなくて、何だかしまらない集会となってしまった。
ゴメンなさい!!。
最後に大方さんに花束贈呈で大方さんには大変喜んでもらった。
台湾に飛びに行きますので、その時は宜しくお願いしますねー!。

   大方さんに喜んでもらってよかった!。   来年は台湾だ〜

3月24日(土曜日) ホアン来る
昨日コロンビアからJuan(17歳)が到着した。
市内に出るバスルートを体験させる為、市内に出かけ、デオデオで地震に遭遇。
土地が揺れるなどと言う経験は初めてなのでJuanは何が何だか分からない様だった。
ジュアンでなく、スペイン語読みはホアンというらしい。JはFで発音するのだ。
ペルーのフジモリさんはフヒモリだ!!
そんな訳で本日のフライトは無し!です。
詳しくは嫁さんの「留学生奮闘記」をどうぞ!
後日、石田さんがメールをくれたので転載します。

石田さん記・・・
稲垣さんが神の倉へ来られないと、何かあったのかと心配します。お変わりはございませんか、
地震の方はいかがでしたか? 
土曜日は仕事のため私が神の倉へ着いたのはお昼過ぎでした。
午前中は風も比較的穏やかだったそうですが、私が着いた頃から段々と強くなってきました。
LDから荒谷上空を見上げるとハングが2機飛んでいましたが、しばらくして小脇さんが出、
じわじわと上げていかれ続いてマキちゃんが出ていきました。
マキちゃんはどうやら規定のクロカンへ出かけたようで、私たちも急いで荒谷へ上がりました。
TOに着くと崇ちゃん、藤原君、近藤のおばちゃんたちが強風のためウエイティング中でしたが、
何のためらいもなく後から来た児島さんが出、続いてオメガ5の山本さん、ユウさんと
出ていき3人共お約束のようにどんどんあげていかれました。
私は時折くる強風がちょっと怖くてウエイティング。

しばらくして日高さんが来られTO、続いて近藤のおばちゃんも結構強風の中を出ていく。
その間小脇さんは推定+1,000mは上げておられたと思いますが、
どうやらクロカンへは行かれないようで神の倉へ谷渡りなどets・・・。
ユウさんはちょっとクロカン?
山本さんは上空から無線で講習生にランディングでグラハンの練習をするからと指示、
その後LDへ、この間もTOの風は強く時折若干落ち3〜4mになるがすぐに6〜7mになると言った状態の繰り返し。
その後中村さんが来られTO、じわじわ上げ始められ、再び日高さん登場、TO後ど
んどん上げ一気に雲底へ。この後日高さんはクロカンに出かけられ上川立まで行かれたそうだ
日高さんがTO後、時安さんが今日はグルーブで出られ、いきなり垂直上昇、
続いて私も風の息継ぎを見計らってTO、しかし今日はやっぱり荒れて
いていきなりバイオレンスなサーマルにはじかれ翼端を叩かれる。
ピッチングも強く押さえるのがやっとで再び上昇帯に向かったが、怖くなってランディンへキャイン、キャインと逃げる。
南の風が強く変流で老人ホームのサブラン向かっていたがよく見るとバックしている。
恐る恐るアクセルを踏みながらサブラン上空へたどり着く。
少し手前であったが、軽くブレイクコードを押さえるとゆっくり後ろに下がり最後は垂直降下。
ふーーーやれやれと言った感じであった。しかし上空に目をやると中村さんはかなり
上げている+1,500m位か?時安さん、その後出た大方さんと皆さん+1,000mあたりを
優々と飛んでいる。途端に辛い気持ちがこみ上げる(T_T)。
それでもやはり荒れているようでその後出た松島さんもかなりグラグラきているようでそうそう
にサブランでご対面(^^)。

そして3時間位飛ばれていた小脇さんもサブランへ向かっている。時安さん、大方さんも後
を追うようにサブラン上空へ、小脇さんは翼端を折りその後垂直降下するも綺麗なランディング。
時安さん、大方さんもランディング体制に入ったが2人共ものすごいピッチング&横揺れ、
迎えに来ていた地森さんが無線で指示「押さえて!!もっと押さえて!!」見ていてほんと怖かった。
この無線は荒谷TOでも聞こえていたようで、かなり気になっていたようであったが、
じつはこの時荒谷TOでもちょっとした事件があったようだ。
南斜面のすり鉢へ1機テイクオフ後山沈したそうだ。
急いで2台の車で向かう、そうそう荒谷TO近くの道は舗装されていました。
その新しく舗装されているあたりに差し掛った所ですり鉢斜面に目をやるとどうやら機体はもう回収
済みのようで4〜5人のひとがTOから20m位下の方に見えた。
ついそちらに目がいったためスピードを緩めたのが幸い、5m位前の山から結構大きな石がゴロゴロと
落ちてきた。本当に運が良かった(^_^;)、私と時安さんは「今日は本当に風が強いねー、
強風で石が落ちてくるぐらい何だから」などどバカな事を言いながら車から降りて話していると、
実はこの時地震があったそうだ。あとで聞いた話だが、神の倉TOでは車に乗ってエンジンを
掛けた瞬間車が振動しエンジンが爆発すると、みんな慌てて外に出てみると
地面が揺れていたと言った話もあったそうだ。
回収から上がってきた井口さんが今日は忘れられない1日になったと言われていたが、
本当にいろんな事があった1日であった。幸い山沈した方も捻挫程度のようで自力で上がって来られ
たので大事には至らなかったようだ。そうそう、その後私が帰るとき大方さんや近藤のおばちゃん、
ゆうさんたちは再び神の倉へ上がられましたが私は皆さんのフライトを見ておりません。

石田さん記・・・
そのまま、貼り付けました。有難う御座いました。
3月31日(土曜日)
雨。嫁さんとホアンとで県立図書館に行き、日本語の勉強のビデオテープを借りる。
黄金山へ桜を見に行く。