2020年 1月   
 1月1日(水)孫たちと元旦
手造りのお節料理と雑煮を頂く。
さて孫たちにお年玉のポチ袋を渡す。
樹はポチ袋を貰って「ない!ない!」と騒いでいる。
昨年まではいつも目にする100玉や500円玉を入れておいた。
今年は千円札だったので手触りでないと思ったらしい。
千円札は使ったことがないのでお金だと思ってないようだ。
微笑ましいことだ。

バーバの実家の豊栄町𠮷原に皆で行く。
親御さんはとっくに居ないのだが孫たちに田舎の大きな家を見せてやりたい。
兄夫婦と弟夫婦と甥っ子と姪っ子が待っていてくれた。
𠮷原でもお年玉のポチ袋を沢山もらう。
姪っ子はひなこに水彩セット、樹には粘土遊びのおもちゃのプレゼント。
頭と手を使う、考えたプレゼントも用意してくれた。

外で景品のカイトを飛ばそうとするのだが出来が良くないので
クルクル廻ってちゃんと上がらない。
レジ袋に糸を付け空気が入る方向に引っ張ると頭の上には上がる。
ひなこがアスファルトの坂道を走ったらこけてしまった。
ズボンが破れ膝小僧から血がにじんでいる。
泣くかと思ったら我慢して家の中に入った。
樹を暫く遊ばせて家に入ると、ひなこは女たち囲まれシクシク泣いていた。
外の男たちは大騒ぎをしなかったので我慢できたが、家の中に入ってズボンが破れ
血が出ていたので女たちが慰めてくれたので泣いてしまったのだろう。
姪っ子が樹に粘土で握り寿司を造ってやっている。
「ご注文は?」とお寿司屋さんごっこ。
ひなこは水彩セットで塗り絵を楽しんでいる。
夕方全員で記念写真撮って、車が見えなくなる迄手を振っていてくれた。
帰りがけに広島空港へ長男の嫁を送って行く。
入院設備のある病院の看護師なので、明日から勤務という事だ。

帰宅してひなこの一ヶ月毎に送られてくる学習をタブレットで勉強。
二桁の暗算が出来る事にはびっくりだった。
樹もひなこのタブレットを取り上げ何やら勉強している様子。
ゲーム感覚で勉強できる様子に、子供の世界にもIT革命が進んでいるのだなあ・・・
  1月2日(木)カイト遊び
朝マッサージチェアーに座っているとひなこが膝の上に登って来て
お父さんのスマホの動画を見せてくれる。
樹も負けじと膝に登って来る。
二人の孫を膝に乗せ、二人の重さを感じている。
真に至福のひと時である。
なぜこんな気持ちになるのだろう。
女はお腹を痛めて生み、おっぱいを含ませるので子供には
感覚的に愛おしさがあるのだろう。
男は子育ての中で愛おしさが生まれるのだろうが、自分の子育ては
お袋と嫁さんに任せっぱなしだった。
孫二人を膝に乗せ抱いていると愛おしさが沸々と湧いてくる。
我が子の時にはそんなにも感じたことがない。
自分の限られた命がぼんやりと実感できる歳になり、孫たちに我がDNAが
八分の一が受け継がれていると思いが愛おしさを増幅させるのだろうか・・
ホモサピエンス20万年の歴史の中、わが命の鎖は一つも外れることなく
今の自分に繋がっていることは実感できる。
わが命が未来に繋がるのは我が子や孫や玄孫を見る事で実感できる。
孫たちを抱いていてそんな感慨に浸っている。

5月からメールアドレスが使えないようになるらしい。
自動的に送られてくるところに新しいメールアドレスを送るため
午前中は長男にパソコンをつついてもらう。
孫たちは次男が双六やウノなどのゲームで遊んでやってくれている。
昼から外で遊ばそうと、ソレイユにカイトを買いに行く。
帰りに近くの公園でカイトを飛ばす。
公園は山影に有るので良い風は吹いているのだが、風向きはグルグル
回っていて一方向に走っても上手く上がらない。
一時間以上次男はひなこを、長男は樹を飽くことなく遊んでやっていた。

夕食時、樹は大人の箸を使ってご飯を食べると言ってきかない。
お姉ちゃんのやる事は全部真似したいようだ。
ご飯をこぼしながらでも、何とかお茶碗からご飯を引っ掛けて食べている。
お姉ちゃんが居ると弟の成長は目を見張るものがある。
大人が教えるより余程発達が早い。
ひなこは弟がどんなに理不尽なことをしても殆ど許している。
子どもは子供同士の方が発達速度が速いと思う。
 1月3日(金)護国神社初参り
今日は広島明生会の有志が護国神社本殿脇で奉納謡曲を勤める。
ビデオ撮りををする為皆で護国神社へ初参り。
100軒近くの屋台が出ているので孫たちは興味津々かと思ったが
買い物をするお店ではないと思っている様子だ。
11時過ぎに謡曲が始まるのでカメラを構えていると、本殿で
お祓いを受けた5名が紋付袴で登場。小一時間ビデオを回す。
帰りにソレイユによる。
お年玉を(お金)を使う訓練か・・・
ひなこは千円ちょっとの可愛いポシェット、樹はリュウソウジャーのお面を買った。
自分のお金を使う事の喜び?大人が頭を下げてくれる”こそばいさ”?
孫たちはお金を使う事に何を感じているのだろう・・・
帰りにかっぱ寿司店に寄る。
孫たちは新幹線で運んでくれるので大喜び。
 1月4日(土)女の子なひなこ
樹はお姉ちゃんが鋏を使うので真似して使う。
お姉ちゃんのやる事を全部やりたいようだ。
挟んで痛ければ鋏の怖さを知るだろう。
結構上手に切っているので一安心。
半年も見ないと、幼児の発展は目を見張るものがある。
ひなこはバーバに乗せられてたこ焼きを作り始めた。
皆で食べて美味しいおいしいと褒めるので満更でなさそう。
やっぱり女の子だなあと・・・
夜はもつ鍋で温まる。
 1月5日(日)孫帰った
東京に帰る航空便が朝一番しかなかった。
5時頃起きて準備する。
孫たちはなかなか起きてこない。
何とかなだめ起こして6時家を出る。
広島空港で朝ごはん食べようと思ったのだが喫茶店しか空いてない。
入店したがお水もなかなか持って来てくれない。
開店と同時くらいなのでお客さんが多い。
お水だけは持って来てくれたが、注文しても遅くなりそうだ。
孫にせっついて食べさせるのも無理だろうと思い注文を辞めて店を出る。
一階のコンビニに寄っておにぎりを買って持たせる。
孫たちは今年の夏と来年の正月は、長男の嫁さんの実家に行く予定。
一年交代で里帰りの予定なのだ。
孫たちに一年会わなければ忘れられるのではないかとちょっと寂しい。
パッちゃんの出産予定が4月21日なのでお祝いに駆け付けるので
その頃また会えるだろう。
スーちゃんも宇都宮大学の院生になっているので会いに行く予定。

しかし、今年の正月は9連休でずっと広島に居てくれた。

   来て嬉し 帰って嬉し 孫二人
全くその通りになってしまった。
孫たちが来てくれると、平生の淡々とした日々の暮らしが乱される。
嬉しくてテンションが上がるのだろう、日々飲む薬さえ飲んだか飲まなかったか
訳が分からなくなってしまう。
孫たちが帰って二日して風邪をひいてしまった。
孫疲れが出たのだろうと皆さんに言われた。
何処も同じなんだろうなあ・・・
今年の風邪は熱は出ないのだが咳が止まらず2週間以上苦しんだ。
腹筋も背筋も痛くなり、夜寝るのに横になると咳が酷くなる。

空港から帰って広島ハング・パラ連盟の神の倉安全祈願祭に出席。
皆さんと新年のご挨拶。
  1月20日(月)今年の初飛び
孫疲れからか風邪をひいてしまった。
熱は出ないのだが咳が止まらない。
腹筋も背筋も痛くなり、夜布団に入ると咳が止まらない。
一日は声が枯れて出なくなってしまった。
治るのに2週間以上掛かってしまった。
広大の那須君がパラグライダーを始めたいとの事で、岩村さんが
強力な支援を表明。
那須君はハングをやっていたのだが、飛ぶ機会が少ないので
パラを始める事にしたようだ。
「つばさパラグライダースクール」が羽ばたき始めた記念日となった。

1月20日(月)に先ずタンデムフライトをしますという事なので、
車の上げ下ろしも必要かと、自分の初飛びも含め平日フライト。
岩村レイ子さんも来ていて岩村号で神の倉に上げてもらう。
那須君のタンデムはパラグライダーとハングのスピードやターンの違いを
実感してもらうのが取敢えずの目的だろう。
南ポイ風なので右奥から少し斜めに走り、11時前にテイクオフ。
オッ!とバリオのスウィッチを入れ忘れた。
今乗っているバズーZ6は12月から乗り始め6本ばかりなのだ。
シャークノーズになりバズZ4よりは大分乗り心地が違うようだ。
バリオの音に頼らず自分の五感を研ぎ澄ましバズーZ6を体感してみよう。
ギリギリテイクオフ南側のリッジが拾え高度保持が精一杯。
レイ子さんもグライダーをテイクオフに置いていたので、トップランして
お誘いしようと三度ばかりチャレンジしたのだが吹き上げられ断念。
レイ子さんは車で下山。
何だか南風が強くなってきているようだ。
ランディング場南の風上で高度処理しふんわりランディング。
今年の初飛びは30分程だったが、病み上がりで音無しフライトで納得。
 1月22日(水)平日飛び
今日も那須君をタンデムで飛ばせると言うので神の倉へ。
昼過ぎからは風が強くなる予報だ。
10時前に行ったら車が2台居た。
直ぐ近くに住んでいたので、岩村さんは那須君を乗せて来たそうだ。
レイ子さんは風邪気味なので別の車で来たそうだ。
岩村号で荒谷山に上がるのだが、レイ子さんは車を降ろすのに乗り込む。
私は助士席でレイ子さんは後部座席でしかも窓を開けてくれている。
車を降ろす事と言い、窓を開けて呉れたり心優しい女性だ。
タンデムフライトに引き続き私もテイクオフ。
三篠園の田んぼに下ろしたそうなので私もそこに降ろす。
レイ子さんが東屋でミルで引いてコーヒーを入れてくれた。
家ではコーヒーは飲まないのだが、本格的に入れて呉れたので
飲ましてもらったら、美味しいと感じた。

家に帰ったら、気のせいかボーと熱っぽい。
熱を測っても36,3度しかない。
ちょっと鼻水が出る。
冬に街中に出ると、半分くらいはこうなる。
平生は広島市のチベットの馬木に住んでいて、外に出かけるのは
神の倉が主で空気は清浄なところで生きている。
風邪ひきさんを見るだけで風邪が移ったように感じてしまうのだ。
昨年は熱は出ないのだが風邪症状で医者から3回ばかり薬を貰う。
刑務所は風邪ひきさんは入所厳禁で、3回ばかり休んだ。
近年体力の衰えを否応なく感じさせられる。
思いは先行しているが、心・技・体共に半分近く落ちている。
80歳までパラを続けたいと思っていたがどうなるやら・・・
 1月26日(日)プレジャー新人2名初飛び
今日はプレジャークラブの北台さんと大川さん(春さん)の神の倉デビューだ。
プレジャークラブの先輩たちは初飛びの動画を撮ろうと神の倉に上がった。
私はランディング場で撮影することに。
北台さんは北斜面からスムースにテイクオフした模様。
田原さんが優しく落ち着いて誘導している。
北台さんも反応良くブレーク操作している。
ランディングは誘導もどんぴしゃりでターゲットから30cm。
グライダーも後ろを振り向いて落ち着いて降ろす。
全て良しの完璧な初飛びであった。出来過ぎ!!
北台さん、おめでとうございます。
次の初飛びは大川春さんで西斜面からテイクオフした模様。
田原さんの誘導に反応が少し遅れ気味。
ランディングも直線飛行にならず。
春さんの飛行を見ていると、昔の自分を見ている様だ。
50年生きて来て、自力を発揮しつつ何とかやって来た自信。
何度もYOUTUBEのフライト動画を見て勉強。
タンデムなしの初飛びなので、3割は恐怖と闘いながら、4割は自分で
何とかしなくて!3割は時々聞こえる誘導の声。
春さんの状態は手に取るように分かります。
自分の想い・イメージが先行してしているが、あれこれ研究熱心なので
ある時期が来ればグーンと上手になるのでしょう。
他のプレジャークラブ員もまずまずのフライトだった。