2017年 4月   
 4月16日(日)大観峰プレジャークラブ
阿蘇のホテルから田中さんに電話するともう大観峰に上がっていて
「もう風も収まり飛べますよ」との事。
田中さんは久留米の人で我々の為に早朝より出かけてくれたようだ。
有難うございます。
ホテルを8時半出発で10時ごろから飛ぼうと言っていたのだが・・
田中さんが既に大観峰で待っていてくれているので、皆さんを急がせる。
下でB級生を誘導を担当する小田さんはランディングポイントを知らないという。
吉岡さんも知らないと言うし、河田さんの車も一緒に回収用のボンゴに
小田さんと一緒に乗り3台でランディングポイントに向かう。
小田さんに持参した手作り吹き流しを渡し、「出来れば農道に下せばよいね」と言う。
テイクオフ場は少し左サイドで1m前後の風が入ってくる。
テイクオフディレクターは吉岡さんが勤めてくれる。
10時過ぎにひーさんが一番手でダミーを勤めてくれる。
無風に近かったが、いつもながら美しいテイクオフスタイルで飛び出して行った。
テイクオフ先端の吹き流しの所に風見してくれる田中さんが居る。
撮影は塩出さんに任せたので私もそこに移動。
テイクオフ最後になって取りやめた場合、斜面を滑り落ちるかも知れないので
跳び付いてでも止めないと・・・
二番手で平松さんテイクオフ。
少しでも長く飛んでいたい平松さんは右ターンすると、真っすぐ来るようにと小田さんの無線。
三番手で無風近くの状態で構える穐山さん。
テイクオフは緩斜面なのでタッチアンドゴーでテイクオフして行った。
穐山さんは初遠征が大観峰とは豪勢!
四番手は柳田さん。
カメラを回していた塩出さん、飛びたい気持ちに火が付いた。
カメラマンは中野さんに交代。
五番手は「モジョ」で真っ直ぐ飛んで行った。
塩出さん16年ぶりのテイクオフ。
昔取った杵柄は衰えてはおらず安心できるテイクオフだった。
真っ直ぐ飛んで行ってもグイグイ上がっている。
塩出さんドキドキしているか?やったーと喜んでいるか?
大分沖に出て下がり始めたので一安心。
六番手の河野さんもタッチアンドゴーでテイクオフして行った。
田んぼにはショートで行けず、10m四方の空き地にピンポイントランディング。
現地への障害もなく、自身の怪我もなく良かった。
河野さんの二本目はトップランを果たした。
七番手、宍戸さんは試乗機のバズーZ5でテイクオフ。
条件も良くなりるっじソアリング出来るようになってきた。
川口さんはラッシュ4でトップランとタッチアンドゴーを楽しんでいる。
左サイドの風で私もタッチアンドゴーでテイクオフ。
暫くして川原さんもテイクオフして来た。
そして、中野さんもラッシュ4でテイクオフして来た。
私は10分間ばかり飛んでトップラン。
二日間で2時間ばかりしか寝ていないので本調子ではない。
川原さんも続いてトップラン。
中野さん続いてトップランしたが、奥さんの黄色い声援で再テイクオフしようとしたが
走って息切れして中止(笑)
ひーさん、格好よくテイクオフしリッジソアリング。
先にテイクオフした兼田さんもトップアウトしている。
ネイチャーランドの営業タンデム飛行が始まった。
下で誘導してくれていた小田さんが上がってきてテイクオフ。
海抜1745mまで上がり1時間以上のフライト。
兼田さんテイクオフして下がったが、大観峰先端で上がり始めた。
小田さん、川口さん、ひーさんの神の倉勢が上空を占めている。
山口県美祢の河田さんもトップランして来た。
カメラの電池もなくなったので車に帰って寝ることにした。
宍戸さんは4本も飛んでトップランも成功させていた。
柳田さんは海抜1600mまで上げ、初トップランも成功させていた。
中野さんは最終フライトでミニクロカン達成。
遠征した全員それぞれ満足のいくフライトだったと思う。
色々ご心配してくださった田中さん有難うございました。

  YOUTUBE動画

  


 4月23日(日)神の倉自分の最高高度
神の倉テイクオフを16時6分発進。
16時を過ぎていたのでもう上がらないだろうとフライトスーツは車に置いた。
テイクオフ前や神の倉鉄塔下を探って200mばかり高度を稼ぐ。
テイクオフ上空(海抜800m)に来ると2~3m/Secでどんどん上がり始めた。
リフトにしがみ付いた訳ではなく、いい加減に廻しているのに結構上がって行く。
ノンちゃんも上げられているようで、地森さんが無線誘導している。
海抜1800mに上がると、下着1枚と長そでシャツ1枚では流石に寒くなって来た。
どこまで上がるのか廻し続けてみよう。
海抜2000m。
サーマル雲は一切見えないが、遠方に逆転層がくっきりと見えている。
逆転層は海抜で何mなのだろう?
あと何m上がれば逆転層に到達するのだろう?
鷹ノ巣山の山頂がはるか下に見える。
この高度なら楽々飛び越えて豊栄町の板鍋山山頂に付けることが出来そうだ。
海抜2200mで右上に小さなサーマル雲が見える。
逆転層も大分目線に近くなってきた。
海抜2340m寒くて堪らないので、旋回を止めてこのリフト帯から逃げ出そう。
南西に向けて直線飛行に入る。
寒い!寒い!と吠え続ける。
暫く走っているのに(直線飛行1Km)上昇音は止まらない。
海抜2480mでようやく上昇は収まった。
逆転層も殆ど目線だ。
未だ直線飛行をしているのにシンク音が聞こえてこない。
ぶっ飛んで大汗かこうとも、いつもフライトスーツは着用しないと!と反省。
さぶい!さぶい!とボヤキ連発。
海抜2380mでようやくシンク音が聞こえ始めた。
ノンちゃんに翼端を折って下げるように指導する地森さんの無線が聞こえる。
ノンちゃんは高高度の経験は初めてなので生きた心地でないだろうなあ(笑)
ようやくシンク空域に来たので私もビッグイヤーで早く降ろそう。
あれ!ビッグイヤーかけたのにシンク音が聞こえない!
寒さは限界だぞ~
更にAラインを引き込んでアクセルを踏み足してようやく沈下音開始。
海抜2100m、神の倉から大分離れたので左ターンで戻る。
地森さんが南西の風が強くなってきたので、ランディングを気を付ける様に呼びかけている。
順調に下がって行くが、ラインを引っ張る指が痛く腕がプルプルする。
海抜1100mまで下がって、ようやく寒さから解放された。
海抜1000mまで下がっていつも見慣れている景色に。
風が強いと言っていたので、荒れているかもしれないのでビッグイヤーは継続。
海抜800m、南屏風より南に居るのでML側に戻ろう。
海抜650mでビッグイヤー解放。
あれ!翼端が戻らない!叩いて直す。
MLに向けて走っていると対地速度47Km.!結構早いなあ・・・
MLの中央で高度処理の八の字旋回。
4回ほどターンを繰り返しランディング。
おお!着地寸前ちょっとバックランディング。
着地してすぐに振り向き、パラを降ろしながら全力疾走。
過去、三好ドンツキで海抜2700mの経験はあるが、神の倉上空で
海抜2480mは私の新記録だった。

  本日のYOUTUBE動画