2011年頑張ってまだまだ書くぞ!リタイヤメント生活も7年目だ!ついに初孫1歳!
春だ!クロカンシーズンだなぁ~

2015年 6月   
  6月7日(日)神の倉TO芝張り
今日は神の倉北斜面の芝張りである。
8時半集合であったが、30名近く集まり早速神の倉TOに上がる。
既に10トン車が芝を運んで来ていて待機していた。
石田さんが会社の四駆の軽トラックを出してくれ、最後の登りを運んでくれた。
芝張りは荒谷山を含め5回目なので、段取りは皆さん熟知している。
30名も居るので手際よく作業は進んで行く。
前回は竹串を打ち込むハンマーが少なく作業が滞った。
握れるほどの丸太を10本ばかり作ってハンマー代わりに使用するように説明。
私は昨日、家の庭木の選定作業を丸一日やったので足腰が痛い。
しゃがむ作業はパスさせてもらう。
土均しのトンボを片手に「若い衆!」と若者に指示を出すので
友永さんに「人使いの荒い土方の親方」とからかわれる。
作業の段取りがスムースなので、皆さん休む間もなく11時には作業完了。
中村さんの車で水を運び、目土をばら撒いているので散水して落ち着かせる。
機体を持ってあがっていた数人がテイクオフするもぶっ飛びだった。
地森さんは販売したXSの機体試乗でぶっ飛び。

プレジャークラブの人達とうどん屋さんに行き昼食。
B級生たちは朝練と称してサーマルの少ない午前中、8時半集合して練習して居る。
NP生の3人は既にサーマルソアリングを何度も果たし、海抜1000mも経験して居る。
B級生も神の倉から30~50本飛んだ者にとっては、トップアウトが夢である。
ボチボチ穏やかなサーマルは経験させても良いと思っている。
今まではベテラン達が集まらない早朝から11時過ぎまでを
練習時間としていたのだが・・・
ベテラン達と飛ぶ様になれば他機警戒や同時進入の
危険回避を頭に叩き込まないといけない。

3時過ぎに神の倉TOに上がる。
5人のベテランたちが先にテイクオフしバトルを繰り返して居たが
ワンサーマルタイムで2~300mトップアウトして行った。
TO前は空いたので、前の人がLDに降りた頃、順番にテイクオフさせた。
テイクオフは皆さん上手になって、自信のオーラが立っている。
ベテラン達のリッジソアリングを良く観察するように言っておいた。
山にどの程度寄るのか、リフトの強い所でターンをしているかなど等・・
熱心にイメージを頭に叩き込んだようだ。
皆さんは一切誘導無しでリッジソアリングを果たした。
ローター域に入りそうな時だけ注意の無線を飛ばす。
サーマルブローに乗れた人はトップアウトも果たせて、皆さんルンルンで練習を終えた。
穏やかなサーマルタイムにはリボン組が混じると思いますので
ベテランの皆さんよろしくお願いします。

 6月28日(日)幸流小鼓方職分 横山晴明師
広島能楽愛好者連盟は毎年体育の日に「市民能楽のつどい」で広島市内の
4流派が集まって日頃の研鑽を発表する集まりである。
喜多流(私の習っている流派)、観世流、金剛流、宝生流の4流派が2年毎に担当して
アステールプラザの能舞台で発表会を催行している。
昨年と今年は喜多流の担当で何か記念事業をしたいものと考えていた。
観世流を研鑽されている役員の竹内氏が40年前に書かれた卒論の
「安芸の国の能」を見せて頂いた。
書かれた40年前から現在までの空白を埋めて後輩たちに伝承を残す作業を
市内の4流派の皆さんに呼びかけ資料集めをお願いした。
ところが40年前の事に詳しい方となると鬼籍に入られた方も多く
資料集めも大変なのだ。
囃し方の先生ならば流派を超えての事情をお知りなので、広島在住の
ご高名な小鼓(幸流)職分横山晴明師にお願いすることにした。
我々の広島明生会(粟谷明生師指導)のメンバーの森脇さんが
横山晴明師の姻戚関係に当たるのでお願いした。
40年前の「安芸の国の能」のコピーを参考にお渡ししておいた所
早速に加筆・修正して頂いた。
ご挨拶が後先になってしまって拙いなあ・・と思いつつ、斉藤連盟理事長(喜多会会長)
久保田喜多会副会長、竹内氏、森脇さん、私の5名で御礼に行った。

横山先生はお稽古には相当に厳しいお方のようであったようだ。
小鼓のお稽古で謡がうろ覚えであったお弟子さんを叱り付け
「そんな事では稽古を付けられん!」と帰られたそうである。
そんな訳で5名揃ってビクビクもので訪問した。
80歳になられた横山先生は好々爺の如くにこやかに対応して下さった。
昭和23年の厳島神社の御神能の番組を示しながら、「正式な番組で
記載のやり方も正式」など説明を受けた。
先生が13歳の時で感銘を受けられ、小鼓を始めるきっかけとなったそうである。
当時は宮島の商店主の多くが演能されていたのだが、戦後まもなくの事であり
観客は少数で、見ているのは鹿であったので「鹿能」と揶揄していたそうだ。
そう言えば、我々が40年前に習った故香林寛三先生(宮島出身)は
子方で出演した事があり、絵馬を千畳敷に奉納したと言っておられた。

横山先生は指導者としての心構えというか覚悟を話された。
指導者は決して弟子たちを裾野に近づけてはならない!
近づいてくれば更に自分は高みへと移動しなければならない!
自分に対しては一時の油断も許さず、常に研鑽を欠かさず
弟子から見れば何時も悠々と高みの存在であり続ける。
「出藍の誉れ」は美談として聞こえるが・・・
横山先生の指導者としての覚悟には体が震えた。
どうりで、昔のお弟子さんは「怖い先生」だと言っていたはずだ。

横山先生は小鼓方なのであれこれの流派でお勤めされている。
ここでは書けない様な裏話を、面白おかしくお聞かせいただいた。
何十年昔の話に出てくる人の名前を、一度も言いよどむ事も無く
お話されたのには驚きであった。
貴重なお話や面白いお話で、あっという間の2時間であった。
次回お話をお聞かせいただきたいと、後ろ髪を引かれつつお暇した。


横山先生のご子息、能楽幸流 小鼓方 横山幸彦師の紹介HP
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kznrmchy/tudumi.html