2011年頑張ってまだまだ書くぞ!リタイヤメント生活に5年目だ!
春だ!クロカンシーズンだなぁ〜

2011年 8月フランスパラツアー   
フランスパラグライダーツアー(川地塾)
今回飛んだフランスアルプスのテイクオフとランディング場の場所です。
グーグルアースで見る事が出来ます。
1405_balises.kml

フランスから帰る時風邪を引いてしまい熱っぽかった。
強い紫外線にやられて顔が火照っている。
時差ぼけが何時までも取れず夜昼逆になってしまい悩ましい。
ようやく身体も楽になってきたのでボツボツ日記を書こうと言う気が湧いてきた。
(8月16日記)
自分はデジカメを持っていかなかったので、写真はS井さん、Yさん、
川地さん、エディさんの映像を使わせてもらった。
7月30日 8月1日  8月2日  8月3日  8月4日 8月5日  8月6日 8月7日 8月8日
7月29日(金曜日)7月30日(土曜日)トノン
広島空港からJAL便にて13時35分テイクオフ。
早割り11000円、帰り便18000円で新幹線と同じであった。
羽田国内線ターミナルから羽田国際線ターミナルに無料バスにて移動。
新しく出来た国際線ターミナルをじっくりと見て歩く。
エアーフランスの受付はJAL受付と同じでシェアーして飛ぶようだ。
受付時間の制限はなかったので、重いパラザックをすぐに預けた。
長男が東京で働いているので夕食を一緒にする。
20時過ぎ川地さん達と合流し、24時30分過ぎにテイクオフ。

ドゴール空港に6時30分頃到着し、9時にスイスのジュネーブに飛ぶ。
私は昼過ぎに羽田国際線に着いてすぐに機内預けの手続きをしたので、
フライト時間の8時間前に荷物を預けた。
(皆さんと一緒に行くので安心して、予定表を見てなかった。
 そこで初めてジュネーブまで飛ぶことを知ったのだった。)
皆さんと預けた時間が6時間も違うので、一緒に出てくるか心配だった。
8時間前に預けたので私の分だけ行方不明になるのではと心配した。
ジュネーブ空港ではフランス側とスイス側と二箇所の出口がある。
最初のターンテーブルはフランス側出口手前にあり、
次にスイス側出口に流れていくようになっていた。
よく分からないので、フランス側ターンテーブルでパラザックを受け取る。
S井さんのパラザックが見当たらない!
エディーが出口で待っているので先に出てくれと川地さんが指示。
一階階段を下がっていくとスイス側のターテーブルがあった。
やはりS井さんのパラザックは見当たらない。
Oさんが出口に向っていると、パラザックを担いだ空港職員を見つけて事なきを得る。

スイスジュネーブに入国。
エディーたちが車で待っていてくれ、早速荷物を積み込んで出発。
フライトエリアのミウシー経由でホテルのあるモリジンに急ぐ。
昼食をホテルのレストランで取る。
ホテルの裏は牧草地で、ここモリジンエリアのメインランディング場である。
パラショップも隣にあり、タンデムの商売(15分で60ユーロ)もしている。

昼からレマン湖を望むトノンのエリアに移動。
日本を0時過ぎに出発して、次の日のお昼にはレマン湖を見ながら飛ぶのである。
体がついていけるのか、何だか空恐ろしい気がする。

高度さ600mでランディングは牧草地である。
テイクオフは少し右サイドであったが一発でテイクオフ。
右の鞍部でリフトが有り更に行くと教会が有りよく上がった。
尾根筋先端まで行きたかったが、日差しが翳ってきたので引き返し教会で揚げなおす。
山には木が有り日本と同じ情景なので安心して飛んでいられた。
しかし、中層以下ではアゲインストで10Km/hを切っていた事もあった。
神の倉フライトの癖が出てグランドのサーマルを探りにいけなかった。
一時間半のフランスでの初フライトなので良しとしよう。

 レマン湖を望むトノンテイクオフ トノンランディングにて

YOUTUBE 動画

フランスフライト第一日目モリジンへ

フランスフライト第一日目トノンへ

フライト動画

第一日目トノンフライト
7月31日(日曜日)モリジンとサモア
モリジンのホテルで8時に朝食。
昨夕、スーパーで買ったスイカを皆で食べる。(3ユーロで安かった)
地元のスーパーモリジンのテイクオフに上がる。
世界戦でチャンプになったフランス人のシャルが居たので皆で写真を撮る。
テイクオフして左側の岸壁で上げていく予定。
岸壁は初めてなので川地さんが先に出て指導。
皆さんはしっかり岸壁に張り付いているが、私は岸壁の中腹以上には上がらないので
谷の奥には攻めていけない。
S原さんは岸壁を諦めてテイクオフに戻っていった。
私は岸壁の始まりの所でリフトを捕まえたのだがどうしてもトップアウトが出来なかった。
沖に出してメインランディングへ。
川地さん達は山頂に揚げ谷渡りをしていった。
2本目はS井さんとS原さんとモリジンのゴンドラ山頂駅からテイクオフ。
谷渡りをしてバレーウィンドを受けている山の斜面を磨き続けるもトップアウトできず。
30分ばかりのフライト。

 中央赤シャツがシャル。シャルは渋い中周りの山々を一日中ずっと飛び続けていたらしい モリジンのテイクオフと奥の岸壁

13時過ぎにサモアのエリアに移動。
ここは本日大会をやっている。
100名ばかりエントリーしているようで、テイクオフ前は30機ばかりが
飛んでいるがなかなかガツンとトップアウトしない。
沢山飛んでいて怖いので様子を見る。
ようやく選手達はテイクオフして行った。
仲間の皆さんもテイクオフして行った。
私はテイクオフしてすぐに良いサーマルヒットした。
先に出発した選手2機が雲中に見え隠れする。
私も雲底に付けたので谷渡りを始める。
谷渡りをして対面の大岸壁を目指す。
川地塾生はまだテイクオフ上空で上げ始めていたらしいが私一人先行した。
選手達は大岸壁横の斜面に張り付いて粘っている。
私は斜面に張り付く前に弱いサーマルをヒット。
血走った選手達と一緒に廻すのも怖い。
+2m/Secの良いサーマルに育ってきたのでクルクル廻す。
近くにいた選手達が寄ってきた。
1機とは同レベルで廻す。他の2機は離れていった。
おそらく私のエアーバックハーネスを見て、一緒に廻す相手で無いと見たのだろう。
お陰でプレッシャーも無く、私だけが上がっていった。
あと100m位で雲底なのだが選手達が数機いる。
谷の方に出し大岸壁を覗いてみる。
さすがよく上がるのだが、選手達が大勢いる。
選手達は谷の向こうの山を攻めている。
パイロンがあるのだろう。選手全員が向っている。
私もヨタヨタと付いて行く。
既にバレーウィンドが入ってきていてスピードが10Km/h以下になる。
何とか谷を渡って、フルアクセルでメインランディングを目指す。
+200mでメインランディング上空に来た。
1機と同時進入になりそうなので端の方からアプローチ。
地上50mではグランドサーマルがあり、荒れ気味で気持ち悪かった。
1時間で二つの谷渡りを果たし、大岸壁を覗けたのでまずまずのフライトだった。

 サモアはパラの開会をやっていた サモアの1200mの大岸壁

S原さん、S井さん、Yさんが降ろしてきて、4名でプールそばのレストランで
マルガリータ(ピザ)と飲み物で休息。
川地さん、Oさん、Nさんは谷を渡って山越えを果たし、
ホテルのあるモリジンにクロカンを果たした。
エディーが車を降ろし18時半モリジンに帰着。

YOUTUBE 動画

フランスフライト第二日目NO1モリジン

フランスフライト第二日目NO2サモア

フライト動画 なし
8月1日(月曜日)モンブラン山系を飛ぶ
今日はシャモニーが飛べると言うので早目に出発。
フランス人で大学の先生フィリップ(現地川地塾生)も同行する。
A40号線高速で一路シャモニーの町へ。
ここもスキーリゾートで、夏場はトレッキングやマウンテンバイクのダウンヒルで
スキーのゴンドラやリフトを利用している。
当然パラグライダーのタンデム屋さんも商売に利用している。

午前中は腕慣らしのため街の北西側の山にゴンドラとリフトを乗り継いで上がる。
テイクオフは海抜2350mの自然のガレ場の斜面。
先ほどランディング場(海抜1050m)は見て来たのだがここからは見えない。
森林限界は超えているので木は一本もないので山チンは命の保障はなさそうだ。
サーマルめいた物はなくて30分弱のぶっ飛び。

 テイクオフは海抜2350mの自然のガレ場の斜面。正面に氷河を臨む ランディングのあるシャモニーの街。高低差は1300m

さて、昼からは本日メインの氷河フライトだ。
夕方に向けてはバレーウインドが強くなるので早目にランディング上空に来て
高度処理をしなければならない事。
シャモニーは観光ヘリがモンブラン山系をとぶので北東側で飛ぶ事など注意を受ける。
雲ひとつない青空に万年雪を頂いたモンブラン(4811m)山系は目に痛い!!
ゴンドラを乗り継いでシャモニー北東の山頂駅(海抜323m)に上がる。
山頂駅周辺はロープが張ってあり区域外に出るには案内人が必要なのだ。
山頂駅から鉄製の階段を降りて、雪原で案内人から3人一組でロープで繋がれる。
(山頂駅と階段がGoole Earthで見ることが出来たのは感激だった。ここから飛んだのだ!!!)
雪原を200mばかり歩く。ゼーゼーと息切れがする。
一息入れていると何処からか水の流れる音がする。
ここも小さな氷河なのだろう。
緩やかな雪原に観光タンデムが5機ばかり広げている。
素人のお客さんと一生懸命走らないととてもテイクオフできそうにない緩斜面なのだが・・・
雪は粗目雪で30Cm位足がめり込む。
緩斜面の50m先は傾斜がきつくなるのだろう、景色が見えない!(見ないほうが良いのかも!!!)
海抜3200mで雪原の上なのに到着したとたん、ドット汗が出てきて喉が渇いてきた。
雪原を下ってきたのに苦しくてゼーゼー呼吸が荒い。
呼吸を整えるのに10分以上掛かる。

テイクオフの風は常に微フォロー!
冷蔵庫の扉を開けたと同じ状態で首筋を冷気が常に撫ぜて行く。
吹流し代用のリボンを案内人が手に持ってテイクオフチャンスを知らせてくれる。
テイクオフチャンスは谷から雲が湧き上がってきて無風になる時がチャンスなのだ。
タンデム屋さん達は転んだパッセンジャーを引きずりながらでもテイクオフして行く。

 ゴンドラ駅にて、今から海抜3300mの頂上駅に行きます さて今からロープにつながれて氷河のテイクオフへ 

 今まで見たことのない世界に来たもんだなあ! 雪原のテイクオフ場。タンデム屋さんも沢山スタンバイ  

当然ながらフロントでの立ち上げである。
何年もフロントでテイクオフしたことがない!
不安一杯で、フロントでダッシュ!の心算が3歩で転んだ!
ハーネスを脱ぎキャノピー拡げるのに歩くと、ゼーゼーハーハーと息があがり
何故か汗が噴出してくる。
息を整えるのに20分は掛かる。
何とか上手く立ち上げてテイクオフしないと、夕方になるとバレーウインドは強くなるはずだ。
後から来たタンデム屋さんは前の方に広げていくので私のチャンスは少なくなる。
気合を入れて2回目の立ち上げ!
今度も足が滑って、3歩で転んでしまった。
もう一度ハーネスを脱いでキャノピーを拡げる。
相変わらずゼーゼーヒーヒーと呼吸が苦しく、汗が吹き出る。
S井さんとYさんはは2回目でテイクオフしていった。
S原さんは傾斜がきついと思われる斜面に移動している。
OさんとNさんは何度か失敗してまだチャンスを窺っている。
無風のチャンスはなかなかやって来ない。
テイクオフ出来なければゴンドラの山頂駅まで登り返さないといけない。
キャノピーの周りを廻っただけでゼーゼーヒーヒーと言っているのに
山頂駅に帰るなんてとてもおぼつかない。
200mを休み休み帰ってたら2時間以上掛かりそうだ。
下手すると夕方にはゴンドラが止まってしまい、海抜3250mでビバーグするか
救助ヘリを呼んで降ろしてもらうしか方法がなくなるかも・・・・
3回目のチャレンジするも今度も、3歩で転んでしまった。
たかがキャノピーをセッティングするだけなのにゼーゼーヒーヒーと言って
だんだん思考能力が失われているようだ。
OさんとNさんはテイクオフして行った。

 テイクオフすると氷河の上に出る 大氷河の上を飛んでいる

案内人は皆さんをテイクオフさせて、タンデムの商売する為山頂駅に
お客さんを待たしているらしい。
川地さんが心配して「今度失敗したらゴンドラで降りましょう!
案内人はお客が待っているので早く飛んで欲しいと言ってます」と告げられた。
川地さんが「キャノピーは真っ直ぐ立ち上がっているので、のけぞってもいいから
ライザーを引き過ぎないように!」と注意してくれた。
講習生にはいつも言っている事なのに、あせっている自分は気が付かなかった。
前つのめりになり、雪に足をとられて3歩で転んでいたのだ!
S原さんはテイクオフ諦めて案内人と山頂駅に向うようだ。
無風になったので、祈るような気持ちでのけぞる姿勢で立ち上げる。
川地さんも傍についてくれサポートしてくれた。
全然テンション感じないが「走って!走って!」と声が聞こえる。
雪に足をとられないように、高く上げて走り続ける。
何とか足が雪原から離れた!!よかった!
テイクオフは16時近かったので、3時間ばかりテイクオフで苦しんでいた事になる。
テイクオフしてすぐに雲中となる。ピッピとわずかながら上昇している。
南西に行くと氷河を渡ってしまい大岸壁が聳え立っている。
北に舵を取るとテイクオフした尾根にぶつかってしまう。
西北西に気をつけながら飛んでいると、谷の上空あたりでやっと下が見えてきた。
もう夕方なのでバレーウインドが強くなっているのだろうなあ・・・
バレーウインドの影響が少ないかな?と対面の山に着けランディング場に向う。
一応35Km/hの対地速度は出ているので山肌を進む。
高度が下がるに従ってスピードが落ちてきた。
もしもの時にとアウトランするところを捜したが、ゴルフ場があるだけで降ろせそうな所はない。
ランディング場からエディーが「早くランディング上空に来てください!」と無線を入れてくれる。
早く行きたいのは山々なれど、偏流飛行で無いとランディング場の後に降りそうである。
フルアクセルはしているのだが高度は下がる一方だ!そして結構荒れている。
ランディング場傍の砂利採取場では、シャベルカーが走り回っている。
砂利山の上空で少し持ち上げられた。
何とか砂利採取場は貫け、平地には降りたがアウトランであった。
キャノピーはダンプが走る道路に降りてしまったので大急ぎで納めこむ。
エディーが心配して来てくれた。
今回のフライトは神様、仏様、ご先祖様、アルプスの山神様のお陰で無傷であった。
テイクオフではテンション感じなかったし、何度かラインが絡んでいたし、ランディングも危なかった。
何か見えざる手によって救ってもらったような気がする。
素直に心で手を合わせた。ありがとうございました!!

YOUTUBE 動画

フランスフライト第三日目NO1シャモニーへ

フランスフライト第三日目NO2シャモニーテイクオフ

フランスフライト第三日目NO3モンブラン山系氷河

フライト動画 

第三日目シャモニーフライト NO1

第三日目シャモニーフライト NO2

第三日目モンブラン山系氷河テイクオフフライト

第三日目モンブラン山系氷河のフライト

今回飛んだフランスアルプスのテイクオフとランディング場の場所です。
グーグルアースで見る事が出来ます。
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ゴンドラ山頂駅の鉄の階段がグーグルアースで見れたのは感激であった。
ゆっくり手すりに捕まって50mばかり下った鉄の階段だった。

8月2日(火曜日)パシーとミウシー 
今日も天気が良い。
午前中はシャモニー近くのパッシーで飛ぶことになった。
テイクオフの後は1000m近い大岸壁が聳え立っている。
地元のタンデム屋さんや講習生がテイクオフしていくがトップアウトはしない。
先日の今日なのでフライトに関しては満腹な私はすぐには飛ばず。
飛ばない皆さんと、はるかモンブラン(4811m)山系の万年雪を眺めながら
オープンカフェテラスで昼食を取る。
フランスまで来て、ガツガツ飛ばないでモンブランを眺めていると、なんだかリッチな気分に浸る。
昼食後テイクオフしたがぶっ飛びであった。

 カフェテラスで昼食 モンブランを見ながらの昼食は贅沢な事だった パシーのテイクオフ場、後はモンブラン山系

ミウシーの大岸壁に移動。
テイクオフ場は牧草地で何処からでもテイクオフできる。
川地さんが先に出てリフト帯を探ってくれる。
タンデム屋さんも10機ばかり飛んでいる。
テイクオフし大岸壁上空に行くと良いサーマルリッジになっている。
岸壁に張り付いていれば何時まででも飛んでいられる。
しばらく飛んで川地さんはジモピーも飛んでいない、一段高い岸壁に移動。
途中岸壁が途切れていて上に上がる道路が着いている。
ここの吹き抜けに捕まらないように、それなりの高度で渡らないといけない。
Nさんが川地さんの後を追い掛け移動していった。
私もすぐに追いかける。岸壁のの切れ目では吹き抜けにも会わず
次の岸壁の中腹には取り付いたがなかなか上がらない。
2箇所リフトの良い所があるので底でターンをしながらジリジリ揚げる。
但し、巾が50mくらいしかないのですれ違いが怖い。
Oさんも参戦してきて3機で岸壁を磨く。
もう怖いので、岸壁から離脱しようとターンを掛けずに飛んでいると
「もっと岸壁に寄せてください!」と川地さんから無線が飛んできた。
2〜3回ターンしているとOさんが次の山に移動し旋回を始めた。
Nさんと2機になったので思い切り岸壁に寄せると良い上がりをし出した。
岸壁の上には木が生えているので梢すれすれに飛んだら
川地さんから「寄りすぎですよ〜。木に引っかかっちゃいます」と無線が入る。
自分(川地さん)もリフト帯を探りながら、人の細かい飛びまで観察できる物だと感心する。
山に付け一緒に廻すも私だけ置いていかれた。
川地さんは揚げ直してテイクオフまで戻って、トップランして車を降ろす心算のようだ。
私も、一度はフランスでトップランしたいものだと川地さんを追いかける。
「稲垣もトップランします!」と無線入れたら、エディーが「テイクオフの吹上が強いので
止めておいた方がいいですよ〜」と無線が飛んできた。
フランスまで来て怪我をしたのでは洒落にならないのでトップランを諦め
大岸壁にもどりお気楽フライトを楽しむ。
エディーが沖に出してジモピーと絡んで飛んでいる。
S原さんも沖に出してランディングした。
私もしばらく遊んでランディング。
Oさん、Nさん、エディーはパシー方面にクロカンを果たした。

 ミウシーの大岸壁  ミウシーのランディン場


YOUTUBE 動画

フランスフライト第四日目NO1パッシー

フランスフライト第四日目NO2ミウシー


8月3日(水曜日)アヌシー第1日目
ホテルのあるモリジンは朝から小雨が降り出した。
エディーがジモピーたちと連絡を取ってくれ、飛べるところを捜してくれている。
アヌシー湖が何とか飛べそうだということだ。
アヌシー湖はリゾート地でボートやヨットや水泳など楽しむ人、自転車を楽しむ人など
ヨーロッパはバケーションの真っ最中なのだろう。。
フランスのバカンスではパラグライダーは定番のようである。
アヌシー湖の低い方のテイクオフ増したにあるランディング場を確認に行く。
ここには日本人で有名な「せいこちゃん」が居るらしいのだが会えなかった。
テイクオフは高い方にあがっていく事になった。
途中で、一般者は通行止めでパラスクール車のみ通行可能なように
無線式のゲートが設けてあった。
ゲートから10分ばかりでテイクオフに到着。
アヌシー湖の対岸にはエルバイディーだけでも充分届きそうである。
雲量は五割くらいだがしっかり飛べそうだ。
美しいアヌシー湖に見とれていてテイクオフしたら、フロントバッグを
付け忘れてしまった。
「フロントバッグテイクオフに忘れちゃいました!」と連絡する。
余りあがる条件でもないので、さっさとランディング場に行くつもりだったが
中腹辺りで少しリフトを感じたので粘ってみた。
バリオメーターがないのでぶっ飛びましたと言うのも悔しいので
皆さんと同じくらい粘ろうと頑張ってみた。
力尽き湖に少し出して湖上を飛んでみる。
ランディング場は100m×250mもあり広い。
売店が一軒(ビールもコーラも2.5ユーロ)とタンデム屋さんの
受付小屋が5軒も出ている。次から次へとタンデム機が降りてくる。
ほとんどのタンデムきが地上200mくらいからスパイラルやウイングオーバーをやって
お客さんを楽しませている。
西欧人は過激なのが大好きなのだろう。

 アヌシー湖の高い方のテイクオフ場 アヌシー湖メインランディング場 タンデム屋さんが5軒も店を出していた

二本目はしっかりフロントバッグを取り付けてテイクオフ。
テイクオフ右側でコネコネしていると一応トップアウト。
川地さんさんが対岸に渡り始めたので、私も後を追いかける。
なんとか同高度で飛んでいられるし、目線の感じでも充分対岸に届きそうだ。
青い湖上にはヨットやボートの白い軌跡が美しい。
何とか対岸に届いたたら、川地さんとの高度さは50mくらいだった。
早くランディング場にたどり着こうと、フルアクセル投入すると
58Km/hの対地スピードが出ている。
ランディング場は風が強いのだろうなあ〜
ランディング場は3〜40機の講習生が立ち上げの練習をしている。
降ろせるスペースが少なく、しかも強風。(10Km/h以下である)
アウトランギリギリで端っこに下ろした。
タンデム屋さんは立ち上げをやっているど真ん中に下ろしてくる。
慣れたもので他人のキャノピーを踏みつける事もなくきっちり降ろしてくる。
今日は兎に角アヌシー湖を渡る事に成功!


YOUTUBE 動画

フランスフライト第5日目NO1アヌシーテイクオフへ

フランスフライト第5日目NO2アヌシーランディング

フライト動画

第5日目NO1アヌシーフライト


第5日目NO2アヌシーフライト

8月4日(木曜日)アヌシー第2日目
今日もピーカン日和である。
昨日よりも条件が良いのでアヌシー湖の本格横断しましょうという事で
低い方のテイクオフ場に上がる。
ここはアスレチック遊具もあり一般の人も大勢来ている。
講習生やタンデム屋さんも大勢来ている。

フライヤーがどんどん上がってくるので早目にテイクオフ。
テイクオフ前を探るも良いサーマルにめぐり合えないで行ったり来たり。
30機ばかりが飛んでいるので怖い。
フランス語はチンプンカンプンなのでアイコンタクトが取れると思えない。
川地さんが右奥に突っ込んで行き大岸壁下の斜面を上げ始めた。
S井さんにサーマルをゲットするように指示を出している。
サーマルのリズムがあるようなので上手く合わせられれば上がっていけそうだ。
先ほどから、結構低い位置で2機が粘っている。
思い切って私も突っ込んでいった。
あまり高度ロスせずに2機のところにたどり着いた。
強いサーマルではないが、弱いリフトはずっと続いてくれ赤い機体と
一緒に廻し続け大岸壁の下にたどり着いた。
先にあげていた10機ばかりと一緒になった。
外国人と一緒に廻すのは何となく怖いので、少しはなれたところでサーマルサーチ。
ちょっと良いサーマルをヒットするとすぐに寄ってくる。
私のエアーバックハーネスを見ると散っては呉れるが・・・
(ガタガタの廻し方もしているしなあ〜)
S井さんが私の50mばかり上に居る。
川地さんが街の大岸壁に来てくださいと誘導している。
私もS井さんに付いて行ったら「稲垣さんもう少し上げてからにしてください!」と
ストップが掛かってしまった。見てないようで観察してくれているのだ。
しかし、ウロウロしているうちに下がってしまった。
S井さんも街の大岸壁には渡れず帰ってきた。
他の皆さんは街の大岸壁からアヌシー湖を渡り始めた。
S井さんもアヌシー湖を渡り始めたので私も後を追う。
早く渡りきろうとアクセル踏みっぱなしだったのでS井さんを追い越してしまった。
アヌシー湖を渡り、対岸にたどり着いた時は地上200m位だった。
ギリギリの尾根の先端に取り付いた。

 何とか対岸にたどり着き正面の尾根を5Kmほど内陸に進んだ。写っている機体は私 アヌシー湖を渡る私 岸壁を背景に飛ぶ

S井さんは高く来れたので、尾根沿いの岸壁をリフトを受けながら真っ直ぐ飛んでいる。
私は岸壁の下面くらいをぴったり付けて行ったら、これまた直進しながら上がっていく。
しかし、S井さんより効率が悪いようだ。
川地さんから「一度Uターンして岸壁より上に出て来てください」と注意を受ける。
サーマルの波間に入ったのか私だけが上げきれない。
皆さんは雲底につけたので、川地さんが先行して
もう一度アヌシー湖を渡ってテイクオフ場に戻っていった。
エディーが私を待っていてくれた。
アヌシー湖から5Km内陸部に入ったところまでは行ったが雲底には上がりきれない。
エディーは私を先導して尾根上を戻り、アヌシー湖横断を始めた。
エディーのコンペ機は下がりもせずぐんぐん遠ざかっていく。
とりあえず渡るだけ渡ろうと直角に進む。
先に対岸に渡っていたS井さんは高度を下げてしまったので皆さんから離脱し
メインランディングに向い始めた。
私は1機のみでアヌシー湖上に居るし、とても皆さんに追いつけるとは思えないので
メインランディング上に向った。
S井さんと二人メインランディング場で飲み物を取りながら休んでいると
S原さんがアヌシー湖の単独横断を果たしメインランディングに降ろしてきた。
フィリップがテイクオフ場から車を降ろしてきて、Yさんをピックアップして
私達3名を迎えに来てくれた。
Nさんはミウシー⇒タナージュ⇒サモアの45Kmのクロカンを果たした。
Oさんとエディーは少し手前のクルーズにクロカン。
川地さんはホテルのあるモリジンまで帰り着いていた。


YOUTUBE 動画

フランスフライト第六日目アヌシーテイクオフ


フライト動画

第六日目アヌシーフライトNO1

第六日目アヌシーフライトNO2

第六日目アヌシーフライトNO3

第六日目アヌシーフライトNO4

第六日目アヌシーフライトNO5

第六日目アヌシーフライトNO6

第六日目アヌシーフライトNO7

第六日目アヌシーフライトNO8

8月5日(金曜日)モンシェリー
安佐6時ごろに起きてモリジンのホテル周辺を散策。
目が合うと気軽に「ボンジュール」と声をかけてくれる。
フランス人というと英語は話さず自国文化が一番だとお高くとまっているという
先入観があったのだが、ここモリジンのスキーリゾートでは気軽に声をかけてくれる。
店員さんも愛想が良かった。(スペインでは酷かったなあ〜)
もう少しフランス語の挨拶言葉を勉強しておけばよかった・・・
しかし、英語は殆ど通じなかった。(私のブロークンイングリッシュでは仕方ないが・・)
先日から一緒に飛んでいる大学の先生のフィリップは英語をしゃべってくれるのだが
あまりにもフランス語なまりが酷くほとんど理解できなかった。

今日はフランス全土が曇り空で雲底も低く、何時雨が降るかもしれないそうだ。
隣りのエリア(車で20分位)の門シェリーに行く事になった。
ホテルのオーナーの好意で地元民用のゴンドラ1日券(2ユーロ)を手に入れてくれた。
朝食時に本日のフライト計画を立体地図で川地さんから説明。
モンシェリーエリアはゴンドラ2つを乗り継いで上がる。
ゴンドラはダウンヒルバイクのお客さんがほとんどで、
マウンテンバイクを扉に引っ掛けて人が乗り込む。
フランスアルプスでは何処に行ってもトレッキングや自転車など
アウトドアーが盛んな様である。
パラグライダーも必ず飛んでいてびっくりであった。
一つ目のゴンドラを降りると放し飼いの山羊に囲まれてしまった。

 モンシェリーのテイクオフ。雲底は低い 放牧は牛が主だが羊をはじめて見た

タンデム屋さんや講習生がテイクオフしていくが殆どがぶっ飛びである。
取りあえず1本は飛んでおこうとテイクオフしたが、
途中小雨にあってしまいぶっ飛びだった。
すっかりキャノピーが濡れてしまいタオルで拭いて、もう一度飛んで乾かす為
大急ぎでゴンドラに乗り上がる。
ゴンドラではマウンテンバイクのフランス人夫婦と一緒になった。
「アーユーフロム?」とゆっくり発音して聞いてくれた。
私にも聴き取りやすく短いセンテンスで話したので何とか理解できた。
夫婦は一週間このあたりでマウンテンバイクを楽しんでいるそうだ。
明日は街に帰るのだと言っていた。
私が日本人でパラグライダーをやりにここまで来ていることにびっくりしていた。
67歳だと言ったが信じてもらえなかった。
2度目のテイクオフで何とか尾根筋から上がるサーマルヒットして
雲底まで上がる事が出来た。
川地さんも一緒に廻していて、時々雲間に見えなくなる。
ホテルのあるモリジンにミニクロカンしようと、川地さんに無線入れたら
S井さんと一緒にぐるりとここらを廻ろうとしたようでストップかかった。
もう一度テイクオフに戻ったが高度が低すぎ再度のトップアウト果たせず撃沈。


YOUTUBE 動画

フランスフライト第七日目モンシェリー
8月6日(土曜日)スイスジュネーブ
宿泊地のモリジンは小雨が降っている。
毎日毎日飛んだので今日は観光日という事になった。
初日に飛んだトノンにあるワイナリー。
と言ってもワイン製造工場でなく古いお城で、昔の領主がワイン産地化したようだ。
ジュネーブ近郊のフライトエリアのサレーブのテイクオフでランチ。
そして、スイスのジュネーブ観光に行った。
レマン湖では名物の大噴水が140mまで水を噴き上げ虹もかかって美しい。
何かのお祭で交通規制があり、川地さんやエディーは車で待機。
6名だけ下車しそれぞれ見物する事になった。
様々な遊具が出ていて、皆さん大いに楽しんでいる。
地元の人達だけでなく結構ヨーロッパからも来ている感じがする。
ちょっとびっくりだったのは、非白人の人達も3割位は居た事であった。
移民が結構進んでいるのだと肌で感じた。

 ゴンドラ駅近くからレマン湖を望む。大噴水が見える 140mの大噴水は圧巻であった。

1時間ばかりフラフラと見て廻って、集合場所の公園のベンチで待っていた。
皆さん集合してきて、S井さんがスリに合ったと話した。
中東系の男が親しげに「ジャポネ・・・ナカタ・・・」と近寄ってきて肩を抱く様子だったそうだ。
危ないと思ってS井さんは押し返したそうだ。
財布などの気を取られていたので胸ポケットに入れていたIポッドタッチを
盗まれているのに気が付いたが遅かったようだ。
S原さんに強く勧められてポリスボックスに行って何とか
盗難証明書を発行してもらった。
テレビで見るマジシャンが話しながらお客さんの腕時計を外したりするのを見ると、
プロに狙われると対抗できないのだろうなあ・・・
強盗にあったわけでなかったので、怪我が無かったので良かった。
盗難証明書を発行してもらったので保険も出ることだし・・・
パラツアーの最終日がやっと観光日になったが結構歩き回ったので疲れた。

YOUTUBE 動画

フランスフライト第八日目NO1ジュネーブエリア

フランスフライト第八日目NO2ジュネーブお祭
8月7日(日曜日)
8月8日(月曜日)グーグルアースデータ

KMLデータで圧縮してます。
グーグルアースで見る事が出来ます。


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