2010年頑張ってまだまだ書くぞ!リタイヤメント生活に4年目だ!
春だ!クロカンシーズンだなぁ〜

2011年 1月   
1月1日(土曜日)命の連鎖

      

明けましておめでとうございます。
今年は二人だけのお正月で、嫁さんは寂しがっております。
 (正月の手料理を作って待っていたのだ!)
孫でもいれば無理やりでも尋ねていくのですが・・・
今年の正月は短くて忙しかったので愚息どもは帰らなかった。

「門松は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」は一休和尚の言だが・・
しみじみと”この言”を噛み締めている。
と、言ってマイナーな気分でいるわけではない。
昨年12月に書いたように、棺おけを脇に置きながら精一杯生きて行こうと思っている。
しかし実際棺おけに足を突っ込む時、自分の人生について何を考えるだろうか?
我が人生、子孫に何かしらの誇れる価値があっただろうか?

営業の仕事をしていたので、その時々の獲物の獲得のプロセスはスリルもあったし、
成功すれば楽しいものではあったが、大概は苦労なものだった。
自分の気持ちの中ではあれこれ思い出す仕事はある。
子孫に、「見よ!これが俺のやった仕事だ!」といったものは別にない。

趣味に関しては、謡曲・釣り・スキー・山登り・旅行・読書などなどいろいろやった。
50歳からはじめたパラグライダーは今でも心躍る。
土日が来ればわくわくするし、40万円もする機体もお金が勿体無いとは思わない。
これほどに入れ込める趣味に出会えたことに感謝している。
もっともパラの喜びの半分は世代を超えた友人にある。
謡曲は35年ばかりやったがちっとも上手くはならないが・・
日本芸能の原点なので何とか頑張って続けてはいるが、
最近の若い人には分かってもらえない。

趣味とはいえないが、高校の外国人留学生のホストファミリーを務めた事は
今でも心が震えるほどの経験であった。
私が死んでも30年は思い出してくれるだろう子供達が各国に居ると思うと
嬉しさがこみ上げてくる。
70歳を過ぎたら再開しようと思っている。

我が人生、あれも大した事でないし、これも大した事でないし・・・と
らっきょうの皮を剥くが如く一枚一枚剥いで行くと・・・・
最後に残るのは家族である。
一人の男が嫁さんを貰い、家庭を築き子供にも恵まれた。
確実に目に見える我が人生の事業は、命を繋いだということである。
棺おけを前にして思うことはきっとこのことだと思う。

25年位前に従兄弟の旦那から「天下一家」のねずみ講に誘われた事があった。
従兄弟の旦那は国家公務員の世間知らずで、本気で皆が儲かると思ったらしい。
私が子供のとき読んだ”とんち話”を思い出した。
お殿様が領内の親孝行息子を愛でて、「なんでもお前の欲しい物を
遣わしてやるので言いなさい」と・・・
親孝行息子は「親に白い飯を腹いっぱい食わせてやりたいので米を下さい」
「一日目は1合、二日目は倍の2合、三日目は倍の4合・・・・一ヶ月間続けて下さい」
お殿様は鷹揚に「孝行息子の言うようにしてやれ」と家老に言いつけた。
十日目が来ると家老も気が付いて計算した。(十日目で2石2斗2升3合)
20日もしないうちに自分の禄高を越えてしまう!(18日目で655石1斗7升1合)
一月渡すとなると江戸の徳川将軍様でも払えなくなる!(31日目で536万8709石4升7合)
そんな話を思い出したものだから計算してみた。
ねずみ講は子が4人必要なので、15代目で日本の人口を超えてしまう。(2億6843万5456人)
自分が何代目に位置しているか分からないが、とてもねずみ講が完成できるとは
思えなかったので丁重にお断りした。
(孫の2代で完成させる所が誤魔化される所以)

そんなことがあったので祖先の事をよく考える。
自分がここに生を受けて生かさせてもらっているという事は
本当の意味の「有り難い」事なのだと思う。
私が子供を授かったのは30歳前であったので、子供が生まれるサイクルを
30年を1世代として計算してみよう。昔はもっと短かったはずであるが・・・
30代前は900年前である。(1110年というと平安時代で平清盛が生まれた頃)
ねずみ算で計算すると5億3687万0911人の私のご先祖様がいた事になる。
当然同じ村やせいぜい隣村同士で結婚したはずなのでご先祖さまは重なってしまうが・・・
弥生時代の2000年前は奴国王が中国の光武帝から金印を送られた時代だ。
30年を1世代とすると(親になる年数)2000年前は67世代前である。
ねずみ算の計算によると7378京6976兆2948億3820万6464人のご先祖である。
昨年訪ねた青森の山内丸山遺跡は5500年前の縄文時代まで遡ると
どれほどのご先祖様になるのだろうか?
天文学的な数字になるだろう。
自分が今ここに生かさせてもらっているという事は気の遠くなるような
命の連鎖が無いとありえないのである。(正に”有り難い”のである)


世の独身男性と独身女性に声を大にして訴えたい!
君達の命は君達だけ一人の命ではない事を・・・・
父母から与えられた命を次に繋いでこそ”生きた!”と言えるのだ思う。
あれこれ条件をつけて結婚しないのは卑怯者だと思う。
1月1日(土曜日)パッちゃんとスーちゃんの年賀状

タイのパッちゃんからの年賀状
日本語学科で学んでいるので尊敬語もちゃんと使えるようになってきた。
でも広島弁の手紙が懐かしい。
アルバイトして、私にシャツと嫁さんにストールとブラウスを送ってくれた。
1月1日には電話まで呉れた。(コンピューターが壊れているらしい)
今年大学3年生になるのだが、1月1日生まれなので22歳になったと嘆いていた。

   

   



スリランカのスーちゃんからも年賀状が届いた。
スーちゃんは大学入試の試験は受かったようである。
いつかは日本にも来たいと希望を膨らませている。
メールでスリランカに何時来るの?といつも聞いてくる。
スリランカにも入学のお祝いに行かないとなあ〜

  

 


やっぱり女の子は良いなあ
いつまでも忘れずに手紙を呉れる。
コロンビアのホアンも節目の時は連絡を入れてくれる。
どんな人間に成長していくか楽しみな事だ。
1月4日(火曜日)初飛び
11時半ごろ花野さんからパラお誘いの電話あり。
12時過ぎに集合したのは、地森さん、中村さん、花野さん、甲斐さん、
ちょっと遅れて指江さんだった。
中村号で神の倉テイクオフに上がる。
雪が3Cmばかり積もっていて、ちょっと足元が悪い。
テイクオフは5〜6m/Secの風が吹いており、雪雲らしいねずみ色した雲をやり過ごす。
晴れ間が出て来たので中村さん、花野さん、甲斐さん、私の順でテイクオフ。
何事もなく4人共ぶっ飛んだ。
指江さんは条件悪いと見て車を降ろしてくれた。
3時過ぎから5時過ぎまで寒い中、あれこれ話をして分かれた。
パラグライダーの話題は何を話していても楽しいものだ。
9日(日曜日)11時からは安全祈願祭で、その後アキュラシーをしようと
計画があるがお天気が心配だ。8日の方がまだ良いのかな?
1月8日(土曜日)
今日は北海道でお世話になった渡部さんから神の倉に
飛びに行きますと連絡があった。
テイクオフにに上がるには4WD車が必要だ。
平日友の会で皆さんに呼びかける。

10時半、東屋に到着すると渡部さん、花野さん、甲斐さんは来ていた。
その後10名ばかり集まって荒谷山に上がる。
ハングも初飛びで6機ばかり組んでいた。
テイクオフは南風2/Secで、地上の逆転層も解けてきたようだ。
10時ごろは雲ひとつなかったが、今は綿雲がポコポコ発生している。
12時、中村さんが本日の一番手テイクオフを勤める。
正面ボールでぐいぐい上がり始めて+500m位まで揚がった。
上空は南西風が強いようで中村さんは少し流されている。
2番手は高杉さんがマントラでテイクオフ。
南小山で上げていたが左半分がテンションなくなって皺がよっていた。
旋回には入らず、落着いて立て直し中村さんが上がった所で
強いサーマルをヒットして揚げて行った。
3番手は田原さんテイクオフし、南小山の先を探っていたら
よいサーマルヒットし揚げていった。
4番手は利弘さんがテイクオフし上げて行った。
5番手は花野さんテイクオフ。サーマルの狭間に嵌ったらしく何処に言っても揚げきれず
苦労していたが、あえなくサブランにおりてしまった。
6番手は指江さんテイクオフし揚げた。
12時半過ぎて大方さん、渡部さんテイクオフしたが西風まじりになっていて
サブランにぶっ飛んでいった。
私は飛ばずに、中村号で皆さんを迎えに下山する。

皆さんのテイクオフ
http://www.youtube.com/watch?v=LRK3G-gEfKE



中村さん、渡部さん、大方さん、花野さんの5人で神の倉に上がる。
先日フライとしながら撮った小型カメラの録音が風切音でうるさくて仕方なかった。
外部で撮影しているテレビでよく観るマイクは毛だらけである。
あれをまねして、100円均一ストアーで捜した耳宛の毛足の長い生地を
小型カメラのマイク部に貼り付けた。
風切音がどれくらい小さくなるか楽しみだ!

今度は私が一番手で14時前にテイクオフ。
レベル以下で4分間コネコネしていたが上がらない。
トップランして様子見ようかな?とテイクオフを攻めたが浮いてしまった。
結構良いブローが入ってきたようだ。
不得意な右旋回で廻してなんとかサーマルにしがみ付く。
テイクオフ右前の谷から上がってくるサーマルのようだ。
細めのサーマルのようで外し気味ながらずっと追い続けて海抜1100mまで揚がった。
少し後に流されたので、テイクオフ上空に戻る。
煙は南風に変ったようなので、南の屏風を目指す。
途中で穏やかなサーマルがあったので廻して揚げる。
どんどん成長しているようで、雲底まで行けるかと思ったが300mばかり足らなかった。
海抜1300mまでであった。

中村さんが南の屏風あたりでぐいぐい上がり始めた。
南風のシアーが出来たのだろうか?
もう一度、先ほど中村さんが揚げていた南の屏風を目指す。
あれ!サーマルに巡りあわない!どんどん高度が下がる。
テイクオフ上空に戻ろう。ヤレヤレ、もう一度サーマルヒットした。
サーマルのコアが分からずウロウロしたが揚げきれずテイクオフに帰る。
テイクオフレベルなのでトップランを狙ったが、下がりすぎて出来なかった。
テイクオフ前でコネコネして、テイクオフ左で強めのサーマルヒットして揚がり始めた。
2〜3/Secで調子よく揚がり海抜1230m。
一時間ばかり飛んだので寒くなってきたので、ランディング上空に向う。
しっかり寒くて身体が固まったので足をバタバタして足にエンジンをかける。
対面の山でいくらか揚がるかとは思ったが何もない。
ターゲットを狙ったが20Cmばかり外してしまった。

カシミールのフライトデータ

inagaki_11_1_8.zip

YOU TUBEの動画(私の神の倉1時間フライト)
http://www.youtube.com/watch?v=qJrT466FwmU

http://www.youtube.com/watch?v=XB4JdyL6p4k

http://www.youtube.com/watch?v=PFOhmTqBnZ8

http://www.youtube.com/watch?v=OAvvIGKL9Yc

http://www.youtube.com/watch?v=MAG7B2baGyE

http://www.youtube.com/watch?v=t7c6yMZ6q7o

http://www.youtube.com/watch?v=Rw4EZiFK5wg


時刻を合わせて両方見るとリアリティーが更に増す。
自分のフライトの記憶がいい加減であったのがよく分かる。
自分のフライトの未熟さがよく分かって面白い。
1月13日(木曜日)台湾サイチャエリアに行く
岡山のパルツアーがパラのツアーの100回記念で台湾フライトツアーを
感謝価格の9万円で企画していたので申し込んだ。
パラワールドの記事だったので遅かったが、キャンセル待ちでもぐりこめた。
関空に早目に到着。未だチェックインは始まらない。
大きなパラザックを背負った人がやってきたのですぐに分かる。
お互い自己紹介した。有安さんと二人でチェックイン。

私はやることがないので出国手続きして出発ゲートへ行く。一時間前なので誰もいない。
NHKで始まった「お江」の文庫本をキヨスクで買ったので読んでいると
青年が英語で声をかけてきた。(私の色が黒いので台湾人だと思ったに違いない!)
私が英語が出来ない事を理解したようで、ゆっくりと単語を並べてくれた。
彼は台湾人で、仕事で大阪に来ていた。仕事は造船関係のエンジニアだといった。
住まいと会社は高雄にあると言ったので、私も新幹線で行くと伝えた。
ピントンの近くのサイチャでパラグライダーをすると言ったのだが通じない。
空を飛ぶマネをしてノートを渡したら、彼は三角形を描いた。
ハングと間違ったようなのでパラの絵を描いたら分かってくれた。
話していて単語が分からんのでノートを出して書けといったらスペルを書く。
漢字を書いてくれたら分かりやすいと思うのだが・・・・
漢字を書かなかったという事は、彼はアメリカで大きくなったのかな?
名詞を呉れたので私の名刺も渡す。彼は庚さんだった。

有安さんが来たので話をしていたら、パルツアーのタグをつけた4人組が来たので御挨拶。
紀ノ川で飛んでいる、飯田さん、前川さん、横堀さん、坂本さんだった。
13時10分テイクオフし、台北現地時間15時20分到着。
パルツアーの今井さんが出迎えてくれた。先に到着していた渡邊さんともご挨拶。
全員揃ったのでチャーター車で桃園駅に行き、新幹線で高雄(左営駅)にいく。
渡邊さんは私のHPを見ていてくれていて、嫁さんの留学生日記を褒めてもらった。
車窓からの景色を楽しみにしていたのだが、17時20分なのですぐ暗くなった。
新幹線は日本の700系とほとんど同じ車両で色が違う程度。
車内放送の英語は日本と同じ音声だった。
最終駅の左営駅に定時に到着。
20時ピントンのホテルに到着し、すぐに夕食に出かける。
夜市通りの中国式のシフードレストランに入る。
今井さんが店先で海老やイカや貝や魚など選んで、料理方法を注文。
たらふく食べてビールを飲んで一人500元(1500円)
日本人にあう味付けであった。
12時就寝。

不良おやじ台湾ピントンへNO1 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=C59f0dEddiU

不良おやじ台湾ピントン夜市夕食(1日目)NO2(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=jMQmrvm9LsE
1月14日(金曜日)台湾サイチャエリア一日目
7時起床し、1Fの喫茶室で肉まんとあんまんとコーヒーと
バナナ1本の超簡単朝食であった。
エリアへの出発は9時50分なので充分時間はある。
ホテルの近くの公園に行って見る。
周りの道路には朝市の露店が沢山出ている。
全部売っても300元にもならいほどの野菜も売っているおばさんが居る。
公園では、女性達が沢山集まって太極拳やダンスをやっていた。
何処の国でも、女性達は元気がいい!!

不良おやじ台湾ピントン朝市と公園NO3 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=SJG3RG5TAFo

サイチャエリアでサポートしてくれる李さんは空軍でパラシュートの教官を務めた人で
パラのイントラや、空中撮影やエリアのサポートもしてくれる。
9時40分にホテルを出発。
ランディング近くの橋の上でエリアの説明を受ける。
テイクオフ場は何とか見えるが、後ろの山三地山(1053m)や
谷渡りする朝日山(900m)が見えない。
説明が終わる頃なんとかもやも晴れてきて何とか山の稜線も見えてきた。
ランディング場に来て見ると、200m×500m位有りそうな大きさだ。
但し植芝中でスプリンクラーが設置していて、降ろせる所は50m×30mくらいか・・
テイクオフして揚げて行き、後ろの三地山をトップアウトすればテイクオフ上空を通り
谷渡りをして、朝日山につけてトップアウトなら安坂山に行きアウトアンドリターン出来るらしい。
早速1000元のエリアフィー(2ヶ月間有効)と一日の保険料150元を支払う。
テイクオフから見渡すピントンの平野は、もやっていて見透しが悪い。

11時ごろ少しブローが入ってきてテイクオフしやすくなってきた。
我々のグループ(関西組7名、関東組7名)の他、日本から2グループと
韓国からの2グループが来ていて練習生がダミーとなってくれる。
パルツアーの10名もテイクオフして行ったが、高く上がれない。
12時のサイレンがなると、ブローも強く入り皆さんどんどんテイクオフして揚げて行った。
有安さん、古田さん、熊井さん、私の4名が満を持していた。
私は12時半にテイクオフ(海抜336m)した。
右の小山で海抜650mに揚げたのでテイクオフ左後の三地山を目指す。
なんとかサーマルにしがみ付き、45分間かかってようやく三地山をトップアウトし、
海抜1220mまで揚がったので朝日山に向けGO!
8分で谷渡りに成功し朝日山の中腹(海抜460m)に取り付いた。
韓国のコンペチター2機も来ていて揚げていった。
負けてはならじと山腹を探る。
尾根筋から揚がってくるサーマルゲット!海抜990mまで揚がった。
朝日山山頂近くに寄ってみるのだが、なかなかトップアウトできない。
うっすらと雲が出来てきて揚がり始め、海抜1226mまで揚がりトップアウトした。
雲底まで2〜300m有りそうだが薄い雲はすぐに消えた。(雲底は1500m位か?)
トップアウトするのに30分掛かった。
安坂山に移動する。海抜1026mで取り付きギリギリトップアウトだ。
もうひとつ奥に山頂が見えたが、もしこぼれてしまったら10Km位歩かないといけない。
今回のフライトツアーはクロカンのバックアップはしてないので、
自己責任で帰ってくださいという事なのだ。
一応、安坂山が取れたのですぐに帰る事にした。
海抜452mでテイクオフに帰り着いた。
アウトアンドリターンは成功したのでもういいかなと思ったのだが
良いサーマルに出会ってしまったのでクルクル廻してしまった。
ピッピとバリオが囁くとつい廻してしまうのが、フライヤーの悲しい性である。
30分ばかり廻して海抜1200mに揚がった。
韓国のコンペチターはあちこち動き回っている。
彼よりは後にランディングしてやろうと密かに決める。
だんだんサーマルタイムは終了を向かえ、35分間頑張ったがランディング。
10秒ばかりコンペチターより遅くランディング出来たのだった。(私が勝手に思っただけだど・・・)

2時間50分間のアウトアンドリターンフライトで、最高高度海抜1200mであった。
アウトアンドリターンしたのは6〜7機位であったと思う。
サイチャ初フライトは上出来だった。

本日のフライトログデータ。

KMLデータ。(グーグルアースで見れます)
taiwan_1_14.kml

GDBデータ(カシミールでデータのみ見れます)
taiwan_2011_1_14.zip


本日のフライト動画(You tube)

不良おやじ台湾サイチャフライト14日−1
http://www.youtube.com/watch?v=PjJnsbAwzzE

不良おやじ台湾サイチャフライト14日−2
http://www.youtube.com/watch?v=1r-RB_rsUWE

不良おやじ台湾サイチャフライト14日−3
http://www.youtube.com/watch?v=XzlWgKHoKQQ

不良おやじ台湾サイチャフライト14日−4
http://www.youtube.com/watch?v=dQ43nH5qla0

不良おやじ台湾サイチャフライト14日−5
http://www.youtube.com/watch?v=kdbgN6gAOcs

不良おやじ台湾サイチャフライト14日−6
http://www.youtube.com/watch?v=tOd-_2IAcKQ

不良おやじ台湾サイチャフライト14日−7
http://www.youtube.com/watch?v=YeZvOln6Gys


夕食は面白いシステムだった。
料理が50種類位、沢山の皿に並べてある。(一皿は2〜3人で丁度良い量)
一人2皿づつ重ならないように取って来て、皆さんとシェアーして食べるのである。
今井さんが3種類ばかりオーダーした。
17種類の中華料理が試してみれるわけである。
どの料理も美味しかったし、沢山の種類の料理が食べる事が出来た。
一人400元(1200円)で済んだのも嬉しい。

不良おやじ台湾ピントン夜市夕食(2日目)NO4 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=SYCsSzpMENQ

不良おやじ台湾ピントン夜市日本式NO5 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=3LJnXqO8EYc
1月15日(土曜日)台湾サイチャエリア二日目
今朝はピントンの町もガスっている。
10時半ごろテイクオフに到着。
テイクオフもガスっている。朝日山の稜線は全然見えない。
飛べそうにないので今日の保険金150元は少し様子を見ることにした。
昼過ぎになってボツボツ韓国チームがテイクオフしだしたが当然ぶっ飛び。
ピントン観光があるわけでもないので、しかたなく本日の保険金を支払う。
保険金を支払ったの飛ばないと損だし、我がチームも10名ばかり飛んだ。
いくら待っても雲底がテイクオフ+200mから上がってくれない。
とりあえず1本飛んだと言う事にしようとテイクオフ。
サーマルがあるはずも無いので、ウイングオーバーで遊び
韓国チームが用意したターゲットを狙う。
ランディングアプローチしていると工事のバケットカーが走ってきた。
気が付いてくれないとぶつかるかも知れないので後ろを通る。
ランディングスペースを外し、スプリンクラーのあるところに降ろしてしまった。
我がチームの第3陣がテイクオフに上がるのですぐに乗せてもらった。

15時頃少しブローらしきものが入ってきたようなのでテイクオフ。
ステイは出来るが揚がりきらない。
次々テイクオフしてきて30機ばかりがテイクオフ前200mの巾で
アーベントを楽しむ状態になってきた。
私は込み合うのは楽しくないので、30分飛んでさっさと沖に出してランディング。
一時間ばかりアーベントは続いた。

今夜は高雄に夕食を食べに行くので16時にランディング場を出発。
ホテルに帰って一風呂浴びて高雄の旗津に夕食に行く。
フェリーに10分程のって、港から歩いて10分程の海鮮料理のレストランだ。
生きている団扇海老や魚や貝などを選んで、今井さんが料理方法を指示して注文してくれた。
私の飲み物は冷蔵庫から選んでくださいというので物色。
酸梅湯」という名前で古法製造などと書いてある。
酒ではなさそうなので取り出してくる。
コップに注ぐとまるっきり紹興酒と同じ色である。
飲んでみるとアルコール分のない養命酒のようで、結構甘い。
「青島ビール」の名前の入ったチアーガールのコスチュームを着た女の子が
ニコニコとビールをついで廻る。
お客に飲ませた「青島ビール」の本数でキックバックがあるらしい。
超ミニのスカートのチアーガールがついで廻ると皆さん拒否できないようだ。
しかし、コップが半分くらい空かないと注ぎに来ないので、ちゃんと教育されている。
ビール瓶が空になると、次を開けても良いか飯田さんに聞きに行く。
一番の長老で、お金持ちで、全てに鷹揚なおじいちゃんをしっかり見極めている。
一人800元くらいだった。

不良おやじ台湾高尾夜市夕食(3日目)NO6 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=hrRqH9QIy30


高雄に戻って来るフェリーでハプニング発生!
別の旅行会社の女性ツアコンが「誰か財布落とした人いませんか?
日本円が入っているそうです!」と叫んでいる。
一応、皆さんポケットの財布に手を当てる。
我々の仲間で一番若いFさんが声を上げた!
フリーは出港しようとしている!
あわててFさん下船をした。フェリーは出港した。
フェリーは10分くらいの乗船なので、すぐに追いついてくるだろう。
Fさんの話によると、財布にはカードが入っていたので、警察の派出所で
自分の名前を言ったらすぐに渡してくれたそうだ。良かった・・・・
彼は台湾に来る飛行機の中でパスポートも落としたらしい。
運は、まだまだパラグライダーの為にとって置くように!・・・・

高雄の有名な六合夜市に行く。
六合夜市は毎日やっているそうで、観光客や地元の人達で賑わっている。
皆さん冷やかしながらもあれこれ買っていた。
飯田さんは5歳まで台湾に居たそうで果物の「シャカトウ(釈迦頭)」が
絶対美味しいと勧めてくれた。
果物はあれこれ試してみたいので一個注文した。
カットしてもらってすぐ食べてみた。
日本で食べる果物は品種改良してあり、素晴しい味なのだが・・・
南国の果物は色鮮やかで美味しい物が多い。
外国で食べた果物でこの「シャカトウ(釈迦頭)」が一番だと思った。
良く熟れていて、果肉はなめらかでとろりとしていて、すごく甘い。
手に果汁が付くとべとべとして手を洗わないといけない程だ。
それほどに糖度も高く癖のない本当に美味しい果物だった。

不良おやじ台湾高尾六合夜市(3日目)NO7 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=yWI5a2n6WpI

不良おやじ台湾高尾夜市(3日目)NO8 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=w8ApG7SW_Oo

1月16日(日曜日)台湾サイチャエリア三日目
昨日よりももやってないが、すっきりとは晴れてくれない。
フライト最終日なので良い飛びを期待するのだが、日差しの力が弱い。
しかし、昨日よりはマシなので期待していたら、あっという間に薄雲が張ってしまった。
いくらかトップアウトし始めたので、12時25分私もテイクオフ。
テイクオフ左で少し揚がり始め、最初のコブまではスムースに揚がった。
少し斜面から離れたら良いサーマルに当たり中央のコブまで順調に海抜910mに上がり、
同高度で飛んでいるのは3機だけになった。
雲底は100m位上で、ねずみ色をしている。
三地山(1053m)のトップを取ろうとずらしていく。
三地山の雲底は黒くなく白っぽいので吸い上げの影響はない。
粘って揚げたが三地山の山頂は雲に隠れている。
海抜1000mまで揚げたら雲中に入りそうになったので、別の2機を確認。
100mばかり下に居るので、いきなり雲から出てくることはない。
これ以上には上がりそうにはないのでテイクオフ上空に移動。
さっきまで飛んでいた人達は掃除されたようだ。
1時間10分のフライトで、雲底につけることが出来た。
フライト最終日で未だ時間が有ったのでもう一本ぶっ飛びをした。


本日のフライト動画(You tube)

不良おやじ台湾サイチャフライト16日−1
http://www.youtube.com/watch?v=i8df4hjcbjo

不良おやじ台湾サイチャフライト16日−2 (雲底へ)
http://www.youtube.com/watch?v=lQXv0W3ZHEU


今夜の夕食は、お金も心細くなっているだろうから、という事で大衆食堂に行く。
ここのシステムは、パレットに並んでいるおかずを、あれこれ好きな種類と量を
紙の箱に詰め、重量を測ってもらい支払うシステムだ。
私のは100元(300円)であった。
若い人は私の倍の量で、ステーキも2枚を入れているのだが200元だった。
味も先日食べたレストランに全然引けをとってない。
海老や蟹の高い食材が用意されてないだけである。
両隣りも同じ様な食堂だったが、我々が食べた食堂は人がいっぱいであった。
ツアコンがいてくれるという事は、こんな所に差が出てくるのだろう。

不良おやじ台湾ピントン夜市夕食(4日目)NO9 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=E7jxh7E27Uc

ホテルに帰って今井さん御用達の足裏マッサージのお店に連れて行ってもらった。
1月16日(月曜日)台湾サイチャエリア
朝4時半起床して高雄の空港に出発。
6時30分高雄出発、7時20分台北。
台北空港で3万円を変えていて残ったのを日本円に戻す。
9600円戻ってきた。5日の滞在で昼食、夕食代と若干のお土産、足裏マッサージ(1時間半)と
カラスミ代(2200円)含めて2万1千円使った事になる。
安い滞在費だった。チャンスがあれば又行きたいと思う。
8時35分(現地時間)台北出発し、11時55分関空着。

春のクロカン草大会や、秋の平和カップには是非来たいそうだ。
皆さんと再会を約して、お別れする。

新幹線は雪のため1時間20分の遅れだった。
大阪発のレールスターに乗ったので殆ど定時に広島に着いた。
台湾雑感

食事について
シーフードがメインであったが、お店の前で新鮮な魚介類を選んで
料理方法(焼く、揚げる、蒸すなど)を指示し注文するのが面白い。
食材によっては高価にもなるが、どんな料理を頼んでも、
総じて日本人の口には合うと思った。実際美味しかった。

4日目の大衆食堂の夕食は良かった。
30種類くらいの出来合いのおかずを好きなだけ取って、それの重量で清算である。
私のは100元(300円)でどのおかずも美味しかった。感激!

ランディング場の屋台の焼き鳥や、さつま揚げ?や、もつ焼き、とうもろこしなど
一串20元(60円)のも結構美味しかった。
飯田さんは飛んでいる時間より、屋台で串をつまみながら
ビールを飲んでいる時間の方が圧倒的に長かった!

足裏マッサージ
ツアコンの今井さん行きつけの足裏マッサージ屋さんに連れて行ってもらった。
足裏マッサージは、タイと上海で行った事があった。
タイのは木の棒で足の裏を擦るので痛かった。
こうやるのだと、やってくれたおばちゃんのズボンをめくって三里のツボを教えた。
上海では若い女の子が一斉に声を合わせて足をもんでくれたが、くすぐったいだけだった。
ここでは、足裏が40分、上半身が40分で800元のところ750元ですとい事だった。
2300円で1時間はやってくれるならいいかとそのコースをお願いする。
上海ではつまらなかったので、女はダメ!屈強な男を出せ!と注文を入れてもらった。
出て来た男性は100Kgはありそうな30前の若い男なので、私もちょっとビビってしまった。
今井さんがお店にどんな風に伝えたか心配だ。
今井さんに「もうちょっと優男にチェンジしてもらって!」と冗談を言う。
足を温めて、クリームを塗り手でもみ始めた。
腕を見ると私のふくらはぎほどの太さがある。
人差し指の第二関節には揉みダコが盛り上がっている。
最初は足指の腹をぐいぐい揉み込んでくる。ギシギシ音がしている。
足裏も指の関節で刺激をしてくれる。ガリガリという感じ。
でも、痛!気持ちいい!のである。
強く押せば飛び上がるほど痛い所はあるのだが、ちゃんと避けている。
私の挑発には乗らなかったようである。
伊達に、マッサージダコを作っているわけではないようである。
今井さんは私が泣き叫ぶのを期待していたのだが、私が平気な顔をして
居るものだから面白くなくなって、ホテルに帰ってしまった。

上半身は2階のベットでやってくれたのだが、こぶしでグリグリやられたので
痛いだけで気持ちは良くならなかった。
身体を揉むのはやはり日本の按摩が一番気持ちが良い。

不良おやじ台湾ピントン足裏マッサージNO10 (動画)
http://www.youtube.com/watch?v=S1vhW2ij3qU


日本式について
街で「日式造型(ヘアースタイル)」「日式雑貨」「日式ラーメン」などの日式看板が目を引く。
「日留教師」が教える硬琴(ピアノ)教室の看板もあった。
日本式がブランドになっているようだ。
南米に行った時も日本製品は素晴しいという評価だった。
そして、日本人も素晴しいと尊敬の念を持って接してくれる。
今井さんは世界中にツアコンをするが、台湾が本当に親日的だといっていた。
「日式ラーメン」は台湾味なのだが、日本への憧れなので許せる。
新幹線を輸入しても、自国製品だと言い張るどこかの国とは大違いである。
ピントンは地方都市だからでもあるが、まったく治安はいいようである。
ポケットにある財布を気にしてないといけない雰囲気は一切ない。
Fさんが落とした財布もすぐに派出所に届けてあるし、むしろ現在の日本より
よき時代の日本に似ているのかな?と思ってしまう。
ホテルの室内の造作にしても、ちゃんと入り隅、出隅が綺麗に仕上げてある。
エレベータの床のそろいもどんピシャリである。(インドは5Cmは当たり前)
ベットメイクも毎日手抜きはないし、バスタブの髪の毛のちゃんと掃除してあった。
新幹線の車内放送や、駅舎のチャイムも日本式であった。
ハードでもソフトでも尊敬を持って真似してくれるのは嬉しい事だ。
金儲けの為の海賊版は気分が悪いが・・・

1月22日(土曜日)強風フライト
昨日光電話に変えたのだが、うっかりとプロバイダーの事前手続きを忘れていた。
1週間ばかりインターネットがつながらない状況が続く。
天気予報が見れないのだが、いい天気なので出かけようと思っていたら
山本さんから電話あり。ランディング場で待ち合わせる事にした。
到着すると、田原さん、花野さん、田中さん、増田夫妻とハングの人が来ていた。
その後指江さん、山本さん、高杉さん、吉田さん、中村さんが来て
4駆の山本号、増田号とハングの人の車に便乗して神の倉に上がる。
途中林道は結構雪が残っていて2駆の車では無理だった。
神の倉テイクオフは、北斜面は雪が残っていたが西斜面は解けていた。

風は北西で3m/Sec位で入っている。
リッジくらいは取れるだろうと、12時40分ごろ私が最初にテイクオフ。
クロスで振り向いたらふわっと持ち上げられていった。
神の倉山の鉄塔下に行くとサーマルも入っていて、廻して海抜967mに上がる。
神の倉の稜線は越えているし、サーマルを外したようなので大急ぎで前に出す。
10Km/h以下のスピードしか出ていない。
兎に角、神の倉の稜線から西を飛んでないと、一発で裏山友の会になりそうだ。
前に出してはレベル高度になり、稜線に近づいては高度を稼ぐ。
私のテイクオフに少し遅れて、中村さん、山本さん、高杉さん、花野さん、
吉田さんがテイクオフして上がって来た。
メンバーが揃ったのでどんなサーマルかが分かりやすくなってきた。
結構強いサーマルなのだが、スティキーなのか?流されているのか?良く外す。
13時半頃、雪雲の吸い上げの所為か?全体的にガンガン上がり出した。
最大5m/Secで揚げられていく。揚げているのでなく、揚げられていくのは気持ちよくない。
皆さんも揚げているので私も頑張って廻し続ける。
有留の道路上くらい流され、海抜1266mまで上がった。
東を向いていると62Km/hのスピードである。
戻らないと!と西に向けると7〜8Km/hのスピードである。
兎に角、稜線を越えないと!とアクセルを踏み込む。
神の倉の稜線を越えると上がり始めたので、北の鉄塔方向に向ける。
どんどん下がるのですぐに神の倉山戻る。
結構厚めの雪雲が西から流れてきた。雲の吸い上げもあって皆さんグイグイあがっている。
井原駅上空の雲底近くにいたTさんが片翼潰れたままくるくる廻っている。
左半分がクラバットしたようで、旋回速度は緩めたようだがどうしても直らない。
遂にレスキューパラを投げた。綺麗に開傘して落下していく。
リフト帯に居るものだから落下スピードは緩やかだ。
キャノピーを手繰り寄せている。大分小さくたたんだようだ。
高度は海抜1000m近くあったので東に流されて行き、神の倉稜線を充分な高度で越えていった。
有留側に入ると落下速度は速くなった。
大丈夫かなと思っていると谷の中央の道路上空で緩やかになった。
田んぼを横切り山側に寄って行ってすぐにツリーランした。
殆ど田んぼに面した木である。あれなら回収はすぐであろう。
無線連絡によると地上5mくらいらしい。怪我もないそうだ。良かった!
初めてレスキューパラの開傘からツリーランの一部始終を見せてもらった。
時間にして10分間位のドラマであった。
回収は徳ちゃんや河原君達が駆けつけ早く終わったそうだ。

花野さんはクロカン練習で野球場近くに降ろした模様。
後の4人はツリーラン確認の後、ランディングに集中。
テイクオフレベルでは雪雲の吸い上げでなかなか降りない!
北西風が強いのは分かっているが雲の吸い上げを逃れる為、雲が切れている
南の屏風に移動して高度を下げる。
対面の山のおおかぶりのローターの所為か、中腹の高さになると相当に荒れている。
ビッグイヤー掛けて高度を下げようと、アクセルを踏み抜いているのだが
テンションが抜けかけて思い切り気持ち悪い。
三篠川上空では吹き抜けていそうなので、山際によってランディング場を目指す。
お寺の上空にきたら垂直降下を始めたので、風下に流して田んぼにアウトランしようかと思った。
6Km/hになり遂に0Km/hになった。バックしていたのかも・・・
竹薮の上空に来ると前に走り出して、少し持ち上げられた。ヤレヤレ!
最終ランディングは風に翻弄され、前に走ったり止まったりで
何時つぶされるかとヒヤヒヤのランディングであった。
神の倉の山の神様やご先祖様に助けて頂いたものと感謝です。
そういえば今年の安全祈願祭はサボったなあ・・・
一時間半の上がったり下がったりの激しいフライトだった。
62Km/hのスピードで流されたり、バック?したりの喉が渇くフライトであった。
後から神の倉の風速計を見ると13時ごろが10m/Secを越えていたし
14時ごろは8m/Sec程だった。

今日のフライトログ。(最初のテイクオフが測位してない)
inagaki_11_1_22.zip