2008年リタイヤメント生活に4年目だ!
春だ!クロカンシーズンだなぁ〜

2010年 5月   
5月1日(土曜日)車でクロカン

西強風予報の為、四国の高岡行きは諦め河原一家と車でクロカン走行
めぐちゃんは東方面に走った事がないので地上で確認しようというわけだ。
神の倉に寄ったら3台ばかり来ていた。
マツダに来ているオーストラリア人が飛びに来たと増山さんが言っていた。
当然飛べないだろう。我々はグライダーを持ってきてない。

さて!どのコースを取ろうか!
先日、東のコースを飛んだ皆さんの軌跡を辿ることにした。
まず、大土山だが山道はない。
4月17日藁科さんが芦田川まで飛んだ時、豊栄飛行場で上げなおしていた。
海抜1100mから1950mまで揚げなおしていた。
5年前嫁さんと田舎に帰る途中寄った事があるので案内する事にした。
行く途中に乗馬クラブ(MRC)もある。
豊栄飛行場は小高い尾根上部を切り取った台地になっている。
滑走路はアスファルトが敷いてある。
周りは小さな集落と、向原農園が切り開いた土地がある。
バンバンのサーマルポイントだという事が見て取れる。
十人ばかりの模型飛行機(エンジン付き)を飛ばす人達が昼食していた。
ラジコン飛行機やヘリコプターが20機ばかり並んでいる。
中でもひと際でかい全長150cmの飛行機は見事だった。
いろいろ話を聞かせてもらった。
昔プレジャークラブに所属していた竹重さんは、ここでラジコン飛行機を飛ばせているようだ。
土曜日はラジコン飛行機、日曜日はウルトラライトプレインを飛ばすらしい。
ウルトラライトプレインの人が来たので、又いろいろ話を聞かせてもらった。
豊栄飛行場は15年前は会社経営だったが潰れて今はクラブ経営という事だ。
入会金は50万円だが、8000円/月でクラブ所有のウルトラライトプレインに
乗ることが出来るそうだ。(ガソリンは個人持ち)
2年ぐらいでパイロット証が取れるそうだ。
入会金50万円を除けばパラと同じ条件だなあと感心する。
パラグライダーは自分持ちなのでランニングコストは1万円/月はかかる。
でも、ゴルフや町の遊びに比べればうんと安いと思う。
ウルトラライトプレインにちょっと興味がわいたが、70歳定年があるそうだ。
私には後がないので無理なようだ。
1時間以上あれこれ話をさせてもらった。
パラグライダーの話もさせてもらい、この飛行場がサーマルポイントなので
利用させてもらっている事を伝えておいた。

このようなコンタクトがあれば、まさかの時の理解に役立つかも・・・
以前パラの総会にウルトラライトプレインの人が参加された事が有ったらしい。

さて、次なるクロカンに出発。
豊栄町吉原の嫁さんの実家を横目に見ながら小国を通る。
先週山本さんや笹野さんが行った芦田湖を目指す。
過去、是枝さんや原田さんや河原さんが行っている。
八田原ダム下の河佐駅に行く。
ここは河原さんが降り立った所だ。
そこから15分ほど走って私が降り立った宇津戸にも寄ってみる。
ここは過去中村さんや是枝さん、原田さんたちが降り立っている。
めぐちゃんのナビゲーションで世羅高原をあちこち走ってみたので、
大分クロカンのコースの組み立てに役立ったようだ。
来年のクロカンシーズンまで覚えていてくれればいいが・・・
夕食は我家で食べる。
幸ちゃんも第二ジージやバーバとして認識してくれているようだ。
5月2日(日曜日)1時間・トップラン
今春、最後のクロカンチャレンジとばかり、是枝さんから平日友の会でお誘いあり。
少し遅れて11時前に到着し時安号にて荒谷山に上げてもらう。
本流は南西風で5m/secで冷たい風が吹いている。
風が弱まって暖かく弱い南風(正面風)も入ってくる。
風が弱まるのは沖でサーマルが上がっていて本流をブロックしているのだろう。
テイクオフして言った人の順番は忘れてしまったが、強いサーマルで吹き上げられたりして
コントロールが急がしそうである。
上がるのだが海抜1000m位からは上がらない。
そして、結構北側(裏側)に流される。
テイクオフ上空に戻ってくると高度が下がってくる。
それでも皆さん1〜2時間弱は飛んだ模様。
勇さんはちょっと遅めのテイクオフだったが海抜1500mまで上げ降りてこない。
風速もあまり強くなく軽々と神の倉に移動していた。
最後まで残っていた榎本さんと甲斐さんを誘って下山する事にした。
ハングも6機ばかり組んでいたが崎山さんがテイクオフしただけで
残りは機体を解体して神の倉に移動するそうだ。
足刈さんが「病気ですか」(パラ中毒患者の反対病)と心配してくれる。(笑)

強風のだが晴れていて夕方風が落ちるとアーベントタイムになるという
神の倉マジックがあると信じて移動。
16時過ぎから心持風が落ち始めレベル高度だが落ちない状況になってきた。
テイクオフして1時間ばかり飛んでトップラン
降ろす車はないので、再びぶっ飛び目指して沖に出しランディング。
大方さんは鬼の如く2時間はレベルで飛び続けていた。
今日は誰もクロカンには出なかった。(出れなかった?)
5月3日(月曜日)加田温泉・三瓶山埋没林
朝から天気が良いので車で出かけたが、何だか南風が強い。
(私の家は南風がブロックされている)
我家に引き返し、神の倉の風をパソコンで確認する。
強すぎるのでパラは諦める。
嫁さんを誘って、島根県の温泉に入りに行く。
昨日時安さんと話したとき、54号線から来島ダムに向うとすぐに
いい温泉があったと聞いていたので行く事にした。
途中神の倉の東屋を横目に見て走る。(さすが誰もいない)
赤奈峠を過ぎ来島ダムへの案内があり、加田温泉のかんばんがあった。
2Km走ると、割と綺麗な加田温泉の建物があった。
入湯料400円は安い。地元の集会所も併設されている。
お湯は三瓶山の志学温泉と同じ茶色のお湯だった。
ナトリウムカルシウム炭酸水素塩塩化物泉だそうで、湯舟や洗い場は
木製なのにカルシウム成分が沈着し大理石のようだった。
サウナもあるし、石鹸も用意してあるので400円は安い!!

以前、謡曲の仲間の頓原出身のお坊さんから「三瓶山の埋没林展示場
見ごたえありますよ」と聞いていたのでそこを目指す。
周りは何の変哲もない谷あいの小さな集落にポツンとあった。
入館料は300円で小さな駐車場でお客さんは多くなかったが
ここまで来る人達の求める心は分かる気がする。
三瓶小豆原公園は観光資源ではないのである。
地下12mまで下がって屋久島の大杉を見ているようである。
3500年前の縄文時代の立ち木を眼前にして人知を超えたものを感じる。
見ごたえ充分なものだった。是非訪問あれ!
5月4日(火曜日)
今日も天気は良いがちょっと風が強めである。
平日友の会で増山さんが呼びかけてきた。
「行きますよ」と返事を書く。
東屋でパソコンを見ると荒谷山は南西風が最大4m/secだが
ランディング場は最大6m/secである。
神の倉は故障の所為か表示されない。
LDの東屋には数名しかいない。
やはり強風予報がひびいているのだろう。
荒谷山は最大でも4m/secしか吹いてないので上がって見ることに・・
勇さん、田原さん、小田さんの4名で上がる。ハングは神の倉に上がった。
荒谷山TOはサーマル混じりの南風が入っている。
「いいじゃん!いいじゃん!」ということでテイクオフ。
強く細いサーマルに翻弄され揚げきれず、私と小田さんはサブランへ。
勇さんは海抜1000mまで揚げたが片翼潰れてサーマル外しMLへ。

田原さんは強いサーマルを捕まえ一気に海抜2000mに上がった。
TO上空に揚がったという無線聞いて、目を凝らすがどうしても見えない。
海抜2000mは北風だったそうで、広島市内に向けると時速60Kmだったそうだ。
高陽町に来ると海抜1000mになると強い南風に押し返され
神の倉に帰る途中三田でランディングしてJR で帰ってきた。

神の倉から出たハングも4機見えなくなるほど上がっていた。
マキちゃんが半年振りに飛んだ。あかりちゃんも4歳になって良くしゃべってくれた。
松代一家は神の倉登山をした。
「上がっているよ!」のメールで夕方河原一家が来た。
幸ちゃんから初めて「じーじ」と呼ばれた。
なにやら言葉を発しようと喋り捲っている。
神の倉に子供達が来てくれるのはなにか嬉しさがこみ上げてくる。
5月5日(水曜日)強風ランディング
連休最後の日だが、今日も昨日と変わらない天気予報だ。
少しだけ風は弱そうだ。(昼から南西6m)
荒谷山からハングがテイクオフし1機のみ海抜1000mほど上げたが
他の3機はぶっ飛びになった。
それを見て勇さんたちと神の倉に上がることにした。
神の倉は南西4m/secが吹いている。
テイクオフに上がると時々ブローが正面から入ってくる。
準備していると、後から到着した河原さん達は荒谷山に上がったようだ。
電話が掛かり「どうして神の倉ですか?」と聞かれてしまった。
荒谷山は東斜面なので午前中のエリアなのだが・・・・
ハングが上げ切れなかったので神の倉を選んだのである。
勇さんと「何としてもこちらで上げないと悔しいよね!」とトップアウトを誓う。
荒谷山ではハングの武田夫婦トップアウトを果たして飛んでいる。
井口さんもテイクオフしてあげている。
何とか神の倉でも上げないと選択ミスを笑われそうである。

12時テイクオフ。サーマル交じりのリッジ風で100mばかり上げる。
50mほど下がり左コル(鞍部)沖でよいサーマルに出会う。
さぐりさぐりサーマルを追いかけ神の倉上空で海抜750mだ。
そんなに高くないし南西風も強いようだ。
見切ってテイクオフ上空に戻って、少し持ち直したので南屏風を目指す。
左コルを過ぎると進まなくなりどんどん下がる。
テイクオフにも戻れずお寺まで出す。(海抜400m)
鍛冶ちゃんが私より50mばかり上空で廻し始めたので下に付ける。
+1〜2m/secのサーマルで大事に廻し何とかヘヤピンカーブまで戻した。
高度を維持したままテイクオフ前に戻る事が出来た。
少し西成分ありと睨んで、+25mだったが南屏風を目指す。
左コルでは15Km/hしか進まない。
それを過ぎると25Km/h出進み始め、最後のコルを過ぎるとやっとリフトをもらった。
南屏風で3往復したが左程のリッジ風もなくランディングに戻る。
1時間10分のフライトであった。

2本目は14時40分テイクオフ。
風速は強くなっていてリッジ風は簡単に拾える。
勇さんはテイクオフしてすぐに南屏風につけ、ただ一人優雅に遊んでいる。
+100m担ったので私も南屏風を目指すも進まず高度を失いテイクオフに戻る。
高度を戻してもう一度チャレンジ。
左コルでは10km/hしか進まずズブズブと沈んでいく。
歯を食いしばって耐えていると、リーサイドサーマルで少し持ち上げられる。
但し、南屏風からのローター風の影響でグラグラして、何時潰れるかわからない。
いつでも山際を離れる用意をして耐え忍ぶ。
お約束の地の最後のコルに近づくとぐっと持ち上げられて一安心となる。
南風であっても西成分が混じっていてリーサイドサーマルの影響が無いと
お約束の地は難破船の巣と化すのである。
過去ベテラン達も洗礼を受けた所である。
南風だと神の倉斜面はリッジ風を受けててないので南屏風がいいのである。
過去日高さんたちが4時間飛んだ実績があるようである。
今日の南屏風は良いリッジ風で勇さんも1時間半は飛んでいて、あちこち動き回っている。
私も20分ばかり遊んでいると強めのサーマルに遭ったので廻してみる。
そのままテイクオフに戻る。
車があるのでトップランしようかとアプローチするも吹上が強くて無理である。
石田さんがテイクオフしようとしているが吹込みが強くて断念したようだ。
勇さんは南屏風を離れ対面の山につけている。
甲斐さんもずっと飛んでいる。
ランディング場から風が強くなったので降りてくださいと無線が入っている。
甲斐さんがランディング場に向けて動き始めた。
甲斐さんに先に降りてもらうため少し遅れて私もランディング場に向う。
ランディング場の風上につけ高度処理をする。
風上に向けると10Km/hしかスピードが出ない。
早めに降りた甲斐さんが私と同高度くらいで近づいてきた。
新品のスイフトなのでスピードもあり浮きもいいのか!
同時ランディングにならないようにしないと・・・
甲斐さんターン切ってランディングアプローチ。
私も対地高度150mを切ったのでターンを切る。
あれ!甲斐さん少し流されすぎてギリギリのところでターン終了。
私がターンして甲斐さんのすぐ前で高度処理するわけに行かない。
私のほうが高度は有るのでまあいいか!と甲斐さんの後ろに付ける。
ウインドグラジェントで風速弱まるかと思いきや益々強くなる。
甲斐さんギリギリのところで道路にアウトランになりキャノピーを電線に掛けてしまった。
ふんわり降りてキャノピーは走っていたので怪我はない。よかった!
私もギリギリのところで少しバックしていた。(GPSデータによると)
ちょっと危ないと思ったがアクセルを踏み込んでのランディングになった。
一応10m程中に着陸したが危なかった。
後で神の倉風情報を見ると、ランディング場の風は8m/secであった。
高く上がれなかったが、1時間15分のフライトであった。
5月8日(土曜日)強風フライト・アーベント
連休中風が強めだったが、今日の予報も午後から強くなりそうだ。
10時過ぎに駐車場に到着。
ビジターが一人で来られており、入山カードを見ると庄原の人だ。
反田さんと言われ、リタイヤ組なので大佐で練習されたようだ。
3年でP証を取られ、今は週3日は飛んでおられるようだ。
田原さん、斉藤さん、大方さん、花野さん、反田さんで荒谷山に上がる。
先程東屋で見た風情報は神の倉は北風、荒谷山は風向きは一定しない。
荒谷山テイクオフで暫く観察しても風向きは360度変わる。
ブローや吸い込みや本流などでばらばらである。
本流は北風なので山際で上げると叩かれる恐れがある。
12時のサイレンを聞いて、田原さんテイクオフ。
マキゴンポイントまで下がったがサーマルヒットしぐいぐい上げて行った。
上空にはサーマル雲が出来ていて、雲底(海抜2000m?)近くまで上げた。
是枝さんもテイクオフしようとして地面のシートにラインを引っ掛けてしまい
翼端のラインを2本切ってしまった。
大方さんテイクオフするも北風が強くなり、ドシンクに捕まりあっという間にランディング。
神の倉に移動を提案し、皆で移動する。

神の倉テイクオフは西北西で最大8m/sec吹いている。
少し弱くなった時是枝さんテイクオフ。
強風の為松の幹から揺れている状況で、サーマルはあるが千切れ飛んでいて上げきれない。
高杉さんテイクオフ。コンペ機がいきなり垂直上昇している。
二人共飛び続けているが誰もテイクオフしない。
最大6m/sec位になって、弱い時ボツボツ皆さんテイクオフしだした。
反田さんもテイクオフし込み合っていて、初めてのエリアにもかかわらず高めに飛んでいた。
流石、週3回も飛んでいる人である。
私もテイクオフし、暫くウロウロしたが30分ばかりでランディング。
2本目は反田さんに上げてもらって、花野さんとテイクオフ。
山際は結構グラグラし気持ち悪かったので粘らずにランディング。
車の回収に高見さんに上げてもらった。

テイクオフに上がると学生達がスタンバイしていた。
テイクオフディレクターは西村がやり、後輩の面倒をみていた。
最近飛んでいるのを見てなかったので卒業したと思っていた。
荒牧牧場で後輩の面倒を見ていたようだ。
部長のべんが頭上を飛び続けている。
そう!今日も神の倉マジックになった!(晴れていて昼間強風で夕方風が弱まるとアーベント)
今日が神の倉2〜3本目のフライトのぽにー、しろ、もりちゃんがテイクオフ。
穏やかなアーベントの中、まっすぐテイクオフ場に向ったのにプカプカと浮いて
10分くらいのフライトを楽しんだようだ。
地上では地森さんがゆったりとした口調で誘導している。
初心者には最高のアーベントであった。
5月15日(土曜日)海抜1450m
一週間前の週間予報では土曜日・日曜日は曇り乃至雨であった。
ところが金曜日になると両日とも晴れ予報に変わった。
何だか得した気分で勇んで神の倉へ急ぐ。
藁科号で荒谷山に上がる。
藁科さん早速グライダーを飛ばしてサーマルを捜す。
(サーマルが)「有る!有る!」との言葉にふらふらと誘われ11時にテイクオフ!
ものの見事にぶっ飛んでしまった。
サブランに降りるとすぐに河原号が迎えに来てくれた。
再度荒谷テイクオフに上がってみると、ハングとパラで15名はスタンバイしていた。
どんどん高層雲が張ってきて日差しが薄くなってきた。
田原さんが先頭きってテイクオフした。
テイクオフ前や南小山をサーチするもサーマルに遭わず。
正面ボールの人家で弱いサーマルをヒット。
大事に大事に廻してついに海抜1000mに上げていった。
先週も一番手でテイクオフし海抜2000mくらい上げていた。
エリアの最初の上がるサーマルをきっちり捉えて上がる人は上手いなあ〜と思う。
ダミーにサーチさせて自分はしっかり上げる人も上手い。(コンペチタータイプ)
一番ダメなのは、人が上がり始めてやおらラインチェックを開始し
テイクオフして先程あがっていた所に行っても何もないというパターン。
サーマルの有無について自分なりの判断をしないと、何時までたっても上手くならない。
自分の場合、勝手な想像の上しゃにむに出てしまうのでぶっ飛びが多い。
是枝さんがテイクオフし南小山で粘っている。
増山さんもテイクオフし南小山で上げ始め、二人揃ってあげていった。
皆さんテイクオフし始め、ジリジリと上げていく。

私も12時半テイクオフ。あれ!何もない!ぶっ飛んでしまった。
私の後飛んだ人も下がってこない。一人唇をかむ・・・・・
田原さんはメインランディングに降ろしたらしく、ピックアップに来てくれた。
藁科さんもサーマルに恵まれず降りてきた。
地元の田んぼの持ち主が「6月始めに鹿よけの網を田んぼに張るので
気をつけて欲しい!!」といわれた。
「夜になると川を渡ってきて田んぼを踏み荒らす!苗の柔らかい時食べる」
「殺せば動物愛護団体が無責任に非難する!!」と嘆いていた。
我々フライヤーも田んぼを踏み荒らしたり、柵を踏み倒さないようにしないと!!
刈り取りが済むまでは土手にしか下ろせないので、クロカン証以外は
ランディングしない方がいいと思う。

田原号で藁科さん、増山さん、私で神の倉テイクオフに上がる。
上がっていく途中で、有留側(裏山)の斜面の木の枝がざわついている。
東風かリーサイドサーマルなのだろう。
テイクオフに上がると南南西の風だ。
荒谷山では結構強かったのだが、神の倉では息継ぎになっている。
裏風は感じないが、後の葉っぱ揺れている。
増山さんテイクオフしたが粘れ切れずランディングした。
風が止まっていたがいきなりブローが入ってきて、松か杉の花粉の白い煙が上がっていった。
また風が止まった。次のブローを待つ。

良い風が入ってきたので、14時半テイクオフ。
正面ボールで30m下がったが強いサーマルブローが来た!
3〜5m/Secのサーマルブローだったので逃してはならじと、八の字でしがみつく。
ボールの中なので南風のローターで潰れる可能性あるのだが、
潰れてもなお持ち上げられるほどのパワーがあった。

実際、翼端がばさばさ言いながら上がっていく。
テイクオフレベルからは廻し続けた。
上がり続けるのだが、なんだか荒れている感じがする。
一本のサーマルで上がっているようなのだが曲がりくねっている気がする。
トンビが10羽ばかり出てきて、私の下でガーグルを組んで廻し始めた。
そのうち、私と同高度になると有留側で廻すトンビのほうに彼らは移動した。
自分も彼らのガーグルに移動した。
追いついたら、もう少し有留側に移動して行き、又ぐんぐん上げていく。
井原側と有留側から上がってくるサーマルがぶつかって、荒れてはいるがぐいぐい上がったのだ。
荒谷山からはパラが2機テイクオフしたが上げきれずにいる。
今日は2本ぶっ飛んでしまっていたのでなんとか一人上げで面目を保てた!
鷹ノ巣山が眼下に見える。この高度だと豊栄方面に走れるのだが
田んぼは殆ど田植えは終わっているのでクロカンには出れない。
神の倉山の表側に移動してもサーマルがあり海抜1450mまで上がった。
今は私だけが高い高度にいるのでお披露目とばかり荒谷山渡りをする。
めぐちゃんが「どれ位あがりましたか?」と無線を入れてきた。
「たぶん1500m」と答える。
飛んでいるときは”音だけバリオ”で飛んでいるので正確な高度はわからない。
(家に帰ってGPSデータ見て高度を知るのである)
GPSデータの高度と私のカンピューターとあまり差がなかったのはうれしい。
県道上まで来てもあまり下がらなかったので南の屏風に行ってみる。
もう少しで辿り付けるところだったが力尽き、ランディング場に。
神の倉からもテイクオフしているが上げ切れてない。
私のサーマルはワンチャンスだったのだ。
30分間のフライトだったが、一人上げでみんなの注目をもらったので良しとしよう。

夕方17時にもう一本飛んだ。
アーベント交じりでゆったり飛べた。
南屏風を狙い、リーサイドで廻り込もうとしたがもう少しで断念した。
5月16日(日曜日)糖尿病
神の倉に行くと、最近女性から痩せましたねと言われる。
女性の目からすると肥ったとか痩せたとかいう体型は気になるのかな?
今日もハスキーから言われてしまった。
彼女は6月に出産予定なのに、5月にお腹が大きいのに初めて気が付いた。
私の観察眼はこんな体たらくなのである。

実は5週間で3Kgばかり体重を落としたのである。
私の掛かり付け医は高校の同級生で木下医院なのである。
土谷病院の循環器科の若きホープだったのだが、思うところあって東雲に開業したようだ。
彼との出会いは、大洲の内科にずっと掛かっていたのだが、脈が結滞起こすので
「若いけど優秀な開業医がいる」と紹介されて木下医院に行った。
初診の時はお互い何も気が付かなかった。
診療を終えて大時計に書いてある名前を見てそうだと気が付いた。
広大の医学部に行ったのは覚えていたので、次の診察の時「皆実高校にいた木下さんですか?」
とおずおずと尋ねると間違いなかった。
それからはずっと彼に診てもらっている。高脂血症の薬をもらい続けている。
1998年には私の貧血に気が付いてくれ、大腸がん検査で記念病院に送ってくれた。
でかいポリープがあり癌化していたが、腸壁に浸潤していなかったため大事に至らなかった。
木下は命の恩人なのだが、つい同級生の心安さでため口をきいてしまう。
彼も同じ様に応酬してくれるので心安いのであるが・・・
以前は看護婦さんのいる時は、ため口は遠慮していたのであるが最近はだーだーになってしまった。

以前から血糖値がぎりぎりの上値で気をつけるように言われていた。
とうとう4月末に糖尿病の薬を処方される事になった。(インシュリン投与ではない)
20分くらい掛けて懇々と説明を受けた。
特に内臓脂肪糖尿病、血栓症、動脈硬化高血圧症の促進につながるそうだ。
本気で施療してくれているのは分かっているのだが・・・・
つい、「同級生に診てもらっていると言う事を聞かないので医者を替えんといかんねえ〜」と
ため口をきいてしまった。看護婦さんは固まってしまった。
「一ヵ月後は1Kg減量して来いよ!!」と本気の声で診療室を送り出された。
私も心の中では「すまん!!3Kgは減して来るから・・・・」と後にする。

家に帰って嫁さんに糖尿病の薬を処方されたことを告げる。
おかずは今までのまま!(NHKの試してガッテンで年寄りが栄養失調になると言っていた)
ご飯は茶碗三分の一!!と宣言する。
毎日”一万歩”歩く事を密かに決意。
実施しようとすると兎に角、腹が減る。
嫁さんから一口30回噛みなさいと注意される。
確かに良く噛むと満腹感が満たされる気がする。
おかずも良く噛むと美味しさが味わえる。
昔、禁煙を果たしたとき食事がこれほど美味しかったのかと感動した事がある。
今回もよくよく噛んで食べるとこれまで気が付かなかった食べ物の美味しさを感じる。

運動は団地を一時間ばかり歩くのだが五千歩が精一杯である。
団地の坂道が結構しんどい。
1週間!2週間!3週間!経っても500gしか減らない!
木下医院で捨て台詞を残してきたので何んとかしないと・・・・
3週間過ぎた頃から少しづつ減ってき始めた。
歩くのもなれて団地の上にある「広島市森林公園」に行くようになった。
少し回り道すると一万歩は歩く事が出来る。(2時間ばかり歩くのだが)
一週間に一度は呉娑々宇山(682m)に登るようになった。(4時間ばかり歩く)

一ヶ月して連休明けに木下医院に行く。
体重は3Kg落としたので大威張りである。
(体重が落ちなければ断食をしてでも・・・と思っていた)
ああして!こうして!と得意になって話す。
体重を落とす話は看護婦さんにとって重大関心事のようで
私の声の聞こえる範囲に近寄ってきてダンボ耳になっている。
「来月来た時も同じになってろよ!!」と木下に釘を刺された。
(リバウンドを心配しているようだ)
来月は確実にもう1Kg落としてきてやるぞ!と心に誓う。

最近は広島市森林公園の往復(1時間半)は一度も休まなくて良くなった。
結構、速歩でも大丈夫で汗もかくようになった。
呉娑々宇山(682m)にも時々登っている。
登りは良いのだが下りは膝に響いて痛くなっている。
腹囲は変わらないのだが、しゃがむ時に随分楽になった気がする。
筋肉も少しは付いて来ている気がするのでエネルギーを燃やす場所も増えているのだろう。
最終的には55Kgにまで落としたいものである。
国際基準のBMI22だと私の適正体重は56,32Kgらしい。
ここまで皆さんにご披露したからには何としても成功させないと恥ずかしい!
本気で心配してくれた木下にも報いないとなあ〜・・・・

5Kgも軽くなるとパラの浮きも良くなるかな?
5月22日(土曜日)ちょい飛びトップラン
天気予報は土曜日朝方のみ晴れで、一日中くもりで昼から風が強くなる。
家に居ると10時頃までしっかりお天道様が微笑んでいる。
一本だけ飛ぼうかな?と神の倉に出勤。
11時ごろ到着すると地森さんと練習生と花野さんしか居ない。
花野さんは9時半からじっと待っていたそうだ。
花野さんも相当に重症のパラ中毒患者になってしまったようだ。
増山さん、花野さん、足刈さん、田中さん、日高さん、が次々と来て荒谷山に上がる。
地森さんも上がってきてグライダーを飛ばせてサーマルを捜してくれる。
メインランディングは南風。サブランディングは無風か弱いながら東や北が吹いている。
テイクオフは結構強めのブローが正面から入ってくる。
12時のサイレンと同時に日高さんが試乗機でテイクオフ。
正面ボールの中腹から上げ始めた。300mは上げて行った。上空は南風が強そう。
しかしそれ以上には上がらず、前に出していったら下がってしまいサブランに降りてしまった。
中村さんと斉藤さんと日高さんが上がって来た。
花野さんテイクオフするも中腹ではサーマルに遭わずグランドで粘ったが、サブランにランディング。
増山さんは尾根の最後のグランドサーマルを引っ掛け上げて行き
テイクオフ上空300mを飛んでいる。

私もテイクオフし中腹でサーマルゲット。
トップアウトして増山さんを追いかけたが、南風が強くなって帰れなくなっては拙いので
暫く飛んで沖に出す。しかし、下がり始めたのですぐにトップラン敢行。

中村さんもテイクオフし上げて行き、増山さんと仲良くメインランディングに飛んで行った。
テイクオフしていた斉藤さんは北尾根に廻り込んだが、えらく低い所から出てきた。
アウトランしかないなあ・・・と見ていると案外下がらずに、なんとかサブランにたどり着いた。
田中さんが私の車を降ろして、サブランに降りた人をピックアップに行っていた。
足刈さんは飛ばずに中村さんの車を降ろすというので、私はもう一度テイクオフした。
日高さんと一緒にサーマルサーチする。
ボールの右側は南風で、左側は東北東風のようでぶつかり合って弱いシアーが出来ているようだ。
場所は不定だが、あちこちであがる事が出来る。
マキゴンポイント付近は、風がぶつかり合っており結構荒れていた。
中腹でリフトを感じグライダーを斜面に向けてブレーキングすると
サーマルと一緒に斜面を駆け上がっていく。

何とかトップアウトを果たしたので、メインランディングを目指す。
緊急ランディング上空ではそのままメインランディングに直行できると思ったが
緊急ランディング上空で南風に押されるし、シンク帯に捕まった。
サブランに行こうと井原駅の上空に来ると、上昇成分がありバリオが良い音でさえずっている。
2回ばかり廻してみて、メインランディングに向けて走ってみる。
殆ど下がらず前進している。途中シンクに捕まれば土手ランしようと走り続ける。
なんとか100m高度を残して到着したがなかなか下がらず何度も八の字を切った。

今日の予報は昼から風が強くなる筈だったがそうでもなかった。
結構リフトがあちこちに有って思いがけないフライトが出来た。
トップランも出来何だか得をしたような今日のフライトであった。

5月22日(土曜日)謡曲大会について
5月30日は謡曲を習っている粟谷明生先生が主催される広島大会がある。
私達のグループも素謡「草子洗小町」に出演する。
3時ごろからお能「船弁慶」が演じられる。
お暇であれば是非見に来てやってください。
お能があって無料というのはあまりないですから・・・

広島明生大会(謡曲の集い)
平成22年5月30日 10時半〜4時半
アステールプラザ(能舞台)
広島市中区加古町4−17
рQ44−8000
無料です


素謡・仕舞・舞囃子・お能が演じられます。
5月29日(土曜日)
明日の広島明生大会の申し合わせがある。
昼からアステールプラザで能舞台を乾拭きしたり、楽屋にござを敷いたりなどの
会場設定のお手伝いがあるので出かける。
仕舞舞囃子お能を演ずる人は申し合わせ稽古がある。
申し合わせには囃し方(小鼓、大鼓、太鼓、笛)と、して方の先生方が
本番と同じ様に演じられるのである。
弟子達は本番さながらのなかで最終チェックを受けるわけである。
私達は素謡の発表なので申し合わせ稽古はない。
夕方6時に我がグループは集まって最後の稽古をした。
風邪引きが3人ばかりであまり練習にならず。
私も風邪をひいたようで、昨日木下医院で早めの風邪薬をもらった。
5月30日(日曜日)広島明生大会
謡の発表会には嫁さんに来てもらって、ビデオを撮ってもらっている。
今回の発表会は広島明生大会なので全ての番組を撮影の予定。
電源の延長線も用意し9時に会場へ一番で入って用意する。
始まりは10時半なのだが、紋付や袴を着付けないといけないので9時集合だ。
今日は一日中番組のめくりや楽屋裏での雑用がある。
謡曲の話をしても殆ど興味のある人に出会ったことがない。
御近所のSさんは歌舞伎が大好きで、お能が日本芸能の大元であることを知っておられた。
広島明生大会のことをお話し「、お能を是非ご覧になってください」とお誘いした。
その日は所用が有るので私達の素謡しか聞けないということで9時半に来場された。
1階のレストランでコーヒーを飲んで時間つぶしをしてもらう。
私達の「草子洗小町」は2番目なので大急ぎで着物に着替える。
嫁さんに連絡事項があったのでレストランに下りるとSさんびっくり!
「短い時間で、自分で着たの!?」
着物の着付けでえらく感心されてしまった。
素謡5番、仕舞3番、舞囃子9番なので、女性会員は特に古くからやられているので
全員が一番を受け持たれている。
我がグループからは若手が舞囃子2番と仕舞1番つとめてくれた。
「定家」の披きもあり我がグループとしては充実した発表会となった。
観客も思っていたよりは多く来て下さってありがたかった。

粟谷明生先生のHP

広島明生大会の記事