2008年リタイヤメント生活に4年目だ!
春だ!クロカンシーズンだなぁ〜

2009年 9月   
9月12日(土曜日) ギブスが外れた!
9月10日に指先の切開したところの抜糸をした。
指の腹をぐるりと縫っていたようで、糸をはさみで切る時、糸が食い込んで痛かった。
歯を食いしばっていたら痛くて涙が出た。
壊死していた部分は感覚が無かったので、抜糸で痛いのは嬉しい限りだった。

今日は腕まで固定していたギブスを外して人差し指だけのギブスにした。
壊死した部分の皮は薄皮が出来ているので9月20日くらいには包帯が取れるでしょうと言ってもらった。
「指を曲げてみてください」と言われて恐る恐る指を曲げてみた。
痛い!!!手術していない指なのに指の付け根は90度は曲がるが、拳を握ろうとすると飛び上がるほど痛い!
たった2週間ギブスで指をまっすぐにしていただけなのに指が曲がらなくなってしまった!
家に帰って右手を添えて、中指、薬指、小指を曲げてみたら少しは曲がった。
しかし左手だけで指を曲げようとすると痛くて曲がらない。
来週からリハビリ訓練が出来るところに行って専門家の指導を受ける事としよう。

年寄りが骨折して2週間もベットで安静にしていたら、寝たきり老人になると聞いた事があるが
まったくそのとうりなのだと納得した。
この指のままだととてもパラグライダーのトルグを握る事も出来ない。
頑張ってリハビリ訓練をして早くパラ復帰するぞ!!
9月20日(日曜日)リハビリフライト
人差し指の包帯もとれ、カットバンにしてもらった。
壊死した部分は剥がれて指先は細くなってしまった。
しかし、自分の力では指が曲がらない!
右手を添えてならば指は曲がるようになったのだが自力では曲がらない。
拳を握ろうとすると腕の筋がビリビリとしびれて痛い。
自分でリハビリしているのだが、2週間以上経つのに改善しているように思えない。

 人差し指の先端は細くなってしまった 人差し指の先端は細くなってしまった
  左手人差し指の先が細くなっている

天気もいいし、今日は思い切って飛びに行く事にした。
パラのトグルは未だ握れそうにないので、ヒモで手首とトグルを縛る事にした。
11時前に神の倉ランディング場に到着。
ランディング場で立ち上げの稽古をしてみる。
トグルから手が離れても手首に縛ったヒモで操作できる。
立ち上げの時のライザーはなんとか掴んで操作できる。
よっし!飛びに上がろう!

足刈さん、時安さん、福伝さん、徳ちゃん達と荒谷山に上がる。
風向きはコロコロ変わる。
北が本流であるが、弱めの時に足刈さんがテイクオフ。
正面左尾根でサーマルゲットし+300mは上げていった。
ビジターさんも上げていったので、すかさず時安さんもテイクオフ。
徳ちゃんもテイクオフして行ったので、飛ぶのをやめた私ももう一度準備しテイクオフ。
ちょこっと廻したがほとんどぶっ飛びでサブランに降りる。

急いで神の倉に上がる。
北斜面から3時過ぎにテイクオフした。
リフトを感じながらヘヤピンカーブまで行き10分ばかり粘ったがトップアウト出来ず。
斜面を磨いている時は感じなかったが、ランディングして腕がジンジンと、にがった。
いつになったら普通に指が動くようになる事やら・・・・

今日は広大のパラクラブの20周年記念でOBたちが集まってパーティーをするようだ。
今後広大ピーズが無事故でますますの発展を祈念いたします。
9月21日(月曜日)取りあえずリハビリフライト 
今日の天気予報は昼から雲りである。
パラ復活出来て振りがついたので本日も神の倉に出勤。
10時過ぎに到着すると既に小田さんと榎本さんは荒谷山に上がっていた。
小田さんはメインランディングに降り、榎本さんは緊急ランに降りた。
二人共ぶっ飛びであったので神の倉に移動する為、車の回収に荒谷山に上がる。
本流は南風だが時々正面から入ってくる。
とりあえず今日の一本を飛ぼうと、ぶっ飛び覚悟で私がテイクオフ。
正面風の時テイクオフしたのだが、ブッシュをぎりぎりでテイクオフだった。
正面ボールでサーマルヒット。強めだが小さい。
はずし気味だがなんとか200mばかりトップアウト。
雲底を目指そうと思ったが、ぶっ飛び覚悟だったのでフライトスーツを着ていない。
左手はヒモでトグルと結んでいるのだが、思わず力が入ってしまい腕が痺れ痛い!
南風が強くなったような気がする。このままサーマルを追いかけるとだいぶ北に流されそうだ。
飛んでいるのは私一人だし、私がトップアウトしても二人共準備するようにはない。
あわよくば神の倉に移動できるか?と沖に出していくとドンドン下がってサブランに下りる。
メインランディングに行くと15名ばかり来ていて、私の指を心配してくださった。
ひとしきり皆さんと話して、車の回収協力の為神の倉に上がる。
腕が苦っているのと、夕方謡の稽古が有るのでフライトは自重する。

夕方6時から広島明生会の稽古である。
粟谷明生先生が2ヶ月に一度、東京から出張してくださる。
「草紙洗小町」を習う。「猩々」の仕舞を初めて習う。
足の運び、上半身の構え、手の動き、等など頭の中がパニックになりそうだ。
仕舞は基本的には若い人のための授業であるので、少し気が楽では有るが・・・・
9月23日(水曜日)熊野筆祭り
今日は雲り予報だし、嫁さんと二人で熊野の筆祭りに行く。
一日だけの祭りなので人出も多いだろうと、熊野阿戸町からのコースを通る。
10時過ぎに駐車場である熊野中学校に行く。
無料シャトルバスで会場に行く。
昔の町並みなので会場は一箇所でなくあちこち点在している。
気持ちいい秋の空気の中、細い街道を歩いて廻るのも風情があっていいものだ。
熊野神社付近がメイン会場だ。
赤間硯の体験製作や、絵手紙体験などいろいろ体験コーナーがある。
嫁さんは絵手紙の体験コーナーに行った。

 熊野大宮神社 筆のカーテンだ 絵手紙のコーナー 子供達の書道コーナー

暇なので、私の中黒瀬小学校時代の同級生が居ないか?と思って開会式を覗く。
居た!居た!最前列中央にはっぴ姿に大きなリボンをつけて座っている。西田社長だ!
はっぴの襟には熊野筆祭り実行委員長の染め抜きが有る。
同級生が晴れがましい席に座っているのが嬉しい。
開会式が終わって声を掛けるとすぐに私と分かったようだ。
半年間は実行委員会に振り回されて商売どころではなかったようだ。ご苦労様!!!

 来賓席テントの西田社長(筆祭り実行委員長) 松月堂コーナーで西田社長と

嫁さんが絵手紙を習っているので絵筆を買う事にした。
彼の会社は「松月堂」といって古い歴史を持っている。
宮崎駿のスタジオジブリにアニメ用の絵筆を納めており、「ポニョ」にも使われたようだ。
会場には熊野の筆のメーカーが屋台で15社ばかり出店していた。
今日はお祭り価格の4割引だそうだ。
「松月堂」のブースには奥さんと息子さん夫婦がいたので紹介を受けた。
孫だろう二人の少年も見かけた。羨ましいなあ!

 ポニョにも使われた松月堂の絵筆の説明 西田社長の息子さん夫婦

近くのグランドでは熊野中学校の生徒による和太鼓の組曲が演じられていた。
食べ物の屋台が沢山出ていた。
マツダの軽四輪の「キャロル」やオート3輪のバタンコが展示されていて懐かしかった。
9月27日(日曜日)ちょい飛びトップラン
昨日は指のリハビリに行ったので神の倉には行かなかった。
山本さんが白木山アウトアンドリターンを成功させ、
是枝さんと川口さん(ぐっちょん)が白木山に行ったようだ。

今日の天気予報は昼から曇り予報なので10時ごろ神の倉に到着。
ハングの武田号に足刈さんと同乗させてもらい、荒谷山に上がる。
誰も飛んで居ないが昨日分で一本ぶっ飛ぶ。
竹井さんがサブランにピックアップに来てもらった。(感謝!)
児島号で徳ちゃんと3人でもう一度荒谷山に上がる。
ハングが6機ばかり組み立てられていた。
藁科さんがテイクオフするも粘りきれずサブランに・・・
中村さん、山本さんテイクオフして行きグランドサーマルで粘っている。
ハングも次々とテイクオフしていく。
ブーメランスポーツに乗り換えたメグちゃんもテイクオフし、南の小山で粘っていたが
正面尾根の先端に移動し、じわじわと上げ始めトップアウトし、メインランディング到達した。
私もテイクオフするも、ぶっ飛んでしまった。
河原さんが私のボンゴをサブランに持って来てくれた。
サブランに降りた6名で神の倉に上がる。
南風なのだが日が当たっている時はいくらかブローが入ってくるのを狙って
皆さんぼつぼつテイクオフしていく。
私も一瞬芸でテイクオフし、右尾根で5分間位粘ってトップランディング。
久々のトップランディングで、乗って来た車で下山すると言う私のパラ美学達成。
フライトは全然ダメだったが、まあ良しとしよう。
9月28日(日曜日)石川さん・塩坂さんご案内
今年北海道のカムイスキーリンクスで会った石川さんから連絡あり。
朝霧で飛んでいる、とんぼクラブの石川さんは100エリア制覇を狙っている。
朝10時に神の倉で会う約束をした。
同道の、もう一人のビジターはインストラクターの塩坂さんであった。
塩坂さんは富士常葉大学の講師も勤められ地質学を研究されているようだ。
井川湖でのエリア開発にもご苦労されているようだ。

今日は荒谷山に上がったが風が強くて断念。
昼飯にお好み焼屋にご案内。美味しかったと言ってもらって一安心。
もう一度荒谷山に上がるも強風。
神の倉にも上がってみたが雨が降っていてどうにもならず。
春が一番良いので再訪を約束いただいてお別れする。
開発中の井川湖でフライとしましょうと招待された。行ってみたいが・・・
9月29日(火曜日)スーちゃんから手紙
一週間前に、スリランカのスーちゃんから手紙が届いた。
いつもはメールでやり取りしているのだがパソコンが不具合らしい。
8月に大学入試の試験がありずーと大変だったようだ。
日本に来ていた1年間を高校生1年間としてカウントしてくれるのだが
スリランカの授業を受けてないので4ヶ月で1年分勉強したようだ。
大学入試の結果は12月でないと分からないので、今は少し休めるのだが・・・
でも休んでいないで、日本語能力試験の1級を勉強して頑張るようだ。
先日大学入試が終わったので電話をくれた。その時指の壊死の事を伝え
HPのページを教えたので心配してくれている。
やさしい言葉を掛けてくれる娘はやっぱりいいなあ!!
子供大好きのスーちゃんは松代家のいちゃんやなおちゃん、河原家のこうちゃんも思い出しているようだ。
IVCの皆さんにも大変にお世話になった。お陰でスピーチ大会も優勝できたのである。
私達夫婦にも日本のおとうさんおかあさんの娘だよと言ってくれる。
スリランカにも来て下さいとご両親も言って下さるようだ。
スーちゃんが大学に入って落ち着いたら訪ねてみようかな?と思っている。

スーちゃんの嬉しい手紙