2008年リタイヤメント生活に4年目だ!
春だ!クロカンシーズンだなぁ〜

2008年 9 月   
9月3日(水曜日)スーちゃんと話してみたい事
法正寺の本堂で毎週水曜日にお稽古をしている。8月中は暑いので、謡の会はお休みであった。
久しぶりに声を出したものだから、声に力が入らず咳き込んでしまう。
スーちゃんが江田島で3日間行われた留学生と日本の若者が英語で交流するプログラム「国際交流体験プロジェクト」で
お能の解説を喜多流の大島家の三人美人姉妹に教わったらしい。
「すっげ〜かっこよかった!」とお能の立ち振る舞いや、囃子(鼓、大鼓、笛、太鼓)の音色に魅了させられたらしい。
「すっげ〜!」は男言葉なのでスーちゃんは使ってはいけないと教える。(もっとも女の子が専ら使っている様だが・・・。)
太鼓をぜひ習いたいと言っていた。
お能が衰退して行く中で、福山が本拠地の喜多流大島家の活躍に頭が下がる思いである。
(小中学校生達などに「能楽体験学習」を月に2〜3度されている)。
私たちのグループは東京の粟屋明生先生(職分)からご教授いただいている。
広島明生会メンバーの半分はお寺の住職である。

北伝仏教(大乗仏教)と南伝仏教(上座部仏教(小乗仏教))があるというのはウイキペディアで調べていた。
しかし、日本に伝わった仏教が全て大乗仏教とは知らなかった。
自力本願と他力本願の違いが大乗と上座部の違いと思っていた。
日本において上座部仏教のお寺は、現代になってスリランカやタイから入ってきたようであるが・・。
スーちゃんは輪廻転生や殺傷を嫌うという気持ちは生活心情として身に染み付いている様だ。
パッちゃんは嫁さんが蚊を手でたたき殺した時、とっさに「おかあさん!ダメ!!」と大きな声を出した。
蚊が可哀想だからという感じでなく、「殺傷したらおかあさんが地獄に落ちるから」という感じであった。
上座部仏教のお坊さんは性欲を律し、自身の生活物資は極小とし、
生産手段を持たず、専ら在家からの喜拾のみにて生きる。
最も在家に呼ばれ、法事を行いたっぷり御布施を頂いている様だが・・・。
在家はありがたい坊さんに来てもらって精一杯の布施をし後生を頼むという事は、
極自然に生活に溶け込んでいる様なんだが・・・。
おねだり宗教(在家からの)や脅かし宗教は(坊主・教団からの)は間違っていると、
スーちゃんに言たいのだが・・・。

結婚式でチャーチに行き、葬式でテンプルに行き、お正月にはシュラインに行く日本人の
言い訳は聞きたくない!!とスーちゃんに言われそうである。

12月に外国人のための日本語検定試験がある。
ホアンとパッちゃんは「あいうえお」も知らず日本に来たのだが、3級を受け無事パスした。
スーちゃんは2級に挑戦する。2級と3級は格段に難しさが違うのである。
スーちゃんはスリランカで3年間第二外国語として日本語を習っていたので、3級はスリランカで合格している。
ちなみにスリランカは13年生制だそうだ。
第一外国語の英語は一年生(6才)から授業があるそうだ。
その授業はシンハラ語を一切使わず、英語のみで教えるのだそうだ。
スーちゃんの英語が美しいのはよほど英語教師のレベルが高いのであろう。
インド人のシュワクマルさんから聞いた話だと、インドも幼稚園から英語教育をしているそうだ。
子供の教育の為に日本から引き上げ、インドに帰った方が良いか・・・と、非常に悩んでいる。
タイのパッちゃんも小学校から英語を習っていると言っていた。
スリランカの大学では理数系の授業は、スリランカ人の教授が全て英語で授業するのだそうだ。
スーちゃんやパッちゃんの英語を聞いていると、非常にネイティブで美しく聞こえる。
中国、韓国などの実情は良く知らないが、すでにアジアでは英語教育は小学1年生から始まっていて、
若い人の英語能力は相当レベルに上がっているのではないか!!
日本だけがゆとり教育などと寝言を言っている間に、アジアで最下位近くまで教育レベルが
落ちているのではないかと心配する。
円周率を3.14から3にする話は象徴的である。
日本の子供や若者たちに夢や希望や目標がはっきりすれば、がんばってくれると思うのだが・・・。
それを明確化出来ない大人や教育者に大いなる責任があると思う。
日本人の勤勉性のDNAは1世代や2世代で消える事はないと信じたい。

ところでスーちゃんは11年生から文系コースを選んだので、
今は苦手の数学や化学や物理の授業は一切無いそうだ。
その代わり第二外国語として日本語を選び、日本語塾にも通っていて、
スリランカで日本語検定3級は取っていた。
様々な塾通いは日常化しており、日曜日も塾に通っていると言っていた。
スーちゃんの通っている学校は、女学校なのだが、相当優秀な女の子達が行く学校だ。
13年制の学校でも留年制があるそうで、成績の悪い子は進級出来ないという事だ。(小学校から!!)
大学入試も3回チャレンジしてダメなら、受験資格を失うのだそうだ。
日本で受験地獄という言葉が、新聞紙上に躍っていたのは、はるか昔のような気がする。
今やアジアの子供たちが、地獄(受験)の炎であぶられ、炒られているのだろう。

ところで、語学力欠落人間(私)の言い訳になるが・・・。
以前は幼児教育として、英語を習わしてどうするん!!と思っていたが、そうでないと思い始めた。
語学を身につけさせるのなら赤ちゃんからと思い始めた。
パッちゃんの話だと、タイの母音は16通りあって、「あ」は5通り、「う」も5通りあるそうだ。
スリランカも16通りあるそうだ。どちらも2重母音を含めての事だが。
パッちゃんに「あ」を5通り発音してもらったが、私にはさっぱり聞き取れない。
聞き分けられないので、発音できないのだ!!!
英語の母音は20通り以上あるらしい。
日本に来たAFS生(複数)から直接聞いた話なんだが・・・。
AFS生はホストスクールの英語の授業にはかならず出席するようになっている。
授業で思わず笑ってしまうことが多いそうだ。
第一に日本人教師の英語の発音のひどさ。第二に教科書の文章のひどさ。
これは決して日本人教師が責められる問題ではない。
国の外国語教育制度と日本言語の特性によるものではないかと思う。
日本語には母音が5通りしかないのである。
「あ」は一通りしかない日本人で、音痴の私にとっては、手も足も出ない事である。
英語教育に(幼児教育)ついて議論百出ではあるが、大学まで出た平均的な日本人が、
からっきし英会話が出来ないのは
やはり問題がある様に思う。(自分の不勉強は、とりあえず棚に上げておいて・・・)

唐突ではあるが、数世代にかけて日本語を大改造したらどうだろう!
母音を20位使って美しい日本語の響きを構築するのである。
(万葉かなではカ行が8文字あったそうであるが・・)
そして旧仮名遣も区別して発音するようにしたらどうだろう。

<きょう>
きよう=凶、恭
きやう=京、経
けう=橋、教
けふ=今日、侠

その昔、4通りの旧仮名遣いがあるということは、4通りの発音があったのではなかろうか?
どうせ乱れきった現代日本語なので、大改造してもいいのではないかと思ったりする。
世界史では、他民族の侵略により彼の地の言語は奪われ、融合し、発展してきたのだから・・・。
己の意思で日本語改造するのも悪くないのではないかと思ったりする。
スーちゃんやパッちゃんのネイティブな美しい英語を聞くに付け、母音の多い国の子供たちは
英語に馴染みやすいのだと一人合点している今日この頃である。

PS 謡曲の謡本にある「を」は「WO」と発音してくださいと、粟谷明生先生がいつも注意をされる!
   昔は、「WA」「WI]「WU]「WE]「WO]と言う発音があったはずだ。

PS スリランカ人は一年生から英語を学んでいるのだが、行ってみたい国は日本だと
みんな思っているとスーちゃんはうれしいことを言ってくれた。

9月6日(土曜日)雲底海抜1200m・トップラン
週間予報では土日は雨模様の予報であったが、金曜日になると晴れマークが付いた。
10時頃になってようやく雲間に青空がのぞいてきたので神の倉へ出かける。
積乱雲があちこちに見え、雲頂は3〜4000mであろうか?雲量も70%くらいである。
足刈さん、指江さんが荒谷山から降りて来たので田原さんの4名で上がる。
ハンドクランチの人達が荒谷山テイクオフに4台車を止めていた。
我々に遠慮してパラが飛び出した後でないとフライトしない。
時々サーマル状況を確認するため、飛ばせるように頼むと喜んでフライトする。
彼らのグライダーほどパラ性能がよければ、いくらでも飛んでいられるが・・・。

荒谷山テイクオフには山本さん、利弘さん達がウエイティングしていた。
日差しは翳っているので、テイクオフする気分ではないらしい。
1本目を飛んだ足刈さんは、雲の吸い上げがあったので、日浦方面に流して、もう一度荒谷山へ帰ったが、
低くなりすぎランディングしたそうだ。
今日は荒谷山上空にも雲底が灰色の雲が動かずデンと構えている。

13:30頃日が差してきたので山本さんたちがテイクオフし、揚げ始めた。私も次の晴れ間を狙って準備する。
14:00頃大きな晴れ間が荒谷山周辺に拡がったので私もテイクオフ。
山本さんと田原さんは雲低近くで遊んでいる。テイクオフして直ぐに強いリフトを感じるも、コアが分からない。
100mはゲインしたが、サーマルの形がイメージ出来ない。
荒谷山のどこかの斜面に沿ってサーマルが上がっているのだろうと、テイクオフ上空を探るのだが、
時々リフトを感じて廻してみるのだがコアが分からない。
海抜700m近くまで上がったが、テイクオフ上空にいても埒があかないので、
南小山に向かったが更に高度を落とした。
最初にリフトの有った所で粘ってみる。相変わらず+と−が交互に来て、スカッと揚げきれないが、
それでもトータルではじわじわと上がっている。
海抜700mを越えると、サーマルの直径も大きくなったのか、順調に上がり始める。
しかし、海抜900mでサーマル天なのか上がらない。テイクオフ上空に戻って探るも、
海抜700mまで下げてしまった。
右ボール奥のリッジ面でサーマルヒットし、+2m/Secが続くので、小さく廻してみる。
海抜880mまでは上がったが、またも頭打ちになった。荒谷山上空で同高度維持。
いきなりシンク帯に嵌ったので、次にリフト帯来るか!!と身構えていたら、果たしてリフトに当たる。
海抜900mから順調に+2〜3m/Secリフトに乗り、海抜1200mに上がり、雲底に付けた。
今日の雲は低めの積乱雲で、先ほど山本さんと田原さんが雲底で遊んでいた。
最大上昇率も+4m/Secを越えていない。
おそらく積乱雲の成長はもう止まっているはずだ。
それにしても過去遊んだ雲底の色では一番黒いほうである。
雲底の直径は3km位である。雲の端を行ったり来たりして遊ぶ。
視界はぼんやり見えるまでは高度を確保する。
山本さんと田原さんは神の倉に渡っていた。
山本さんが「稲垣さん、その雲高い(雲頂)ですよ!」と無線を飛ばせてくれた。
「は〜いありがとうございま〜す!!雲の端で遊んでいま〜す」と返事する。
雲の端にいると中央が私の飛んでいる所より20mくらい下に黒く見えてき始めた。
水がいっぱいになって重くなった雲が下がって来た様に見える。
どうも雨が降り始めるかも?と雲底を離脱。西へ走って高度を落とす。
南に走って更に高度を落とし、テイクオフに戻る。
右ボールでサブロクやらウイングオーバーをしてトップラン高度まで下げる。
ハンドクランチを飛ばしていた人も気が付いて、早々にグライダーを納めてくれた。
テイクオフは北風0.5mくらい。正面からアプローチしてランディングしよう。
早く降ろさないと雨が降りそうなので、一発でトップラン決めようと低めで進入。
ちょっと低すぎ,シートの端にトップランして降りたが、キャノピーは斜面に降りてしまい、
刈ってあったいばらや草が絡みついた。

キャノピーを絞ってテントの中に納める。
ゴミを取っていると、神の倉テイクオフにいる学生から「荒谷山の雲の吸い上げはどうですか?」と聞いてきた。
「雲底では吸い上げはあったよ〜。もう雨が降ってくるよー」と答える。
するとハンドクランチグライダーの一人が、「どうして雨が降ると分かるんです?」と聞いてきた。
「う〜ん・・・長年の経験かな?」と答える。「上空は寒いのですが?」と聞かれ、「600mゲインしたので、
ここより3・6℃低い温度で時速30kmで飛んでいるから、結構涼しくて最高の気分だよ」と答える。
あれこれ話をしていると、ポツポツと雨が落ちてきた。
ラインに絡みついた草をとっていると、本降りになり、大きな雨粒がテントを鳴らす。
ダウンバースト気味に北風が吹き始めた。だんだん強くなってきて、最大6m/Secくらいで吹き始め
テントの下でも雨が振り込んできて、キャノピーは濡れる。

神の倉では学生たちが雲の吸い上げに捕まったようで、テイクオフ上空100〜200mで
止まったまま動かないでいる。
山本さんがやさしく落ち着いた声で「は〜い!翼端折って!アクセルも踏んで〜」と無線誘導している。
自分のキャノピーはぐっしょり濡れたが、何とか袋に収納。
神の倉上空では、まだ一機が下げられないで浮かんでいる。
おもわず「この雲がそちらに行く様だったら広島市側に逃げた方がいいよ〜!!」と無線を飛ばしてしまった。
自分の機器類も雨が振り込んで濡れているので、とりあえず車に避難。
足刈さんと指江さんが車の回収に上がって来たので、もう一度様子を見に3人でテント下に行って見ると、
機影は見えなくなっていた。心配なので車に戻って無線機を持ってくる。
すると学生の声で、「山道の民家の近くにツリーランしました〜!怪我はありません!!」と無線が入ってきた。
良かった!!良かった!!こんな夕立に出会ったら大変だったろうとほっと胸をなでおろす。
おっと!他人事でなく、自分も気づかず30分も飛び続けていたら、
ツリーランどころでは済まされない悲惨な事になっていただろうと思う。
9月7日(日曜日)スーちゃんと河原家へ
今日は河原一家(幸ちゃん連れて)がお昼に我家を訪ねてくれることになっている。
昼食は久しぶりにうどんを打とうと思っている。
スーちゃんにも「おとうさんが作ったうどんを食べさせるよ」と言っておいた。
毎月第一日曜日は、パラグライダー基地の井原地区は町内会の人が出て、土手の草刈をする。
時間の許せる人は朝7時に集合して、地元の人達と一緒に草刈をしてほしいと
理事会からはアナウンスが発せられていた。
昼前には帰宅してうどんを打ちたいので、初めて朝7時に東屋に行ってみた。
誰も来ていなかったが、倉庫を開いて草刈機に燃料を入れていると、
地元の人達が来て、早速土手の草刈を始めた。
私もランディング横の土手の草刈を始める。春に植えたさつきが草に埋もれて
光が届かないのか、1/3位枯れかけている。
半分くらい刈った頃井口さんも来て二人で土手を仕上げる。
井口さんはいつも早く来て、早く切り上げているようだ。
9時過ぎからは皆さん参集し始め、緊急ランが延び放題という事で、そちらに草刈に行った。
手押しのエンジン草刈機を引っ張り出してメインランディング場の草刈を少しやって学生たちにバトンタッチ。
10時に神の倉を後にする。

帰宅し、直ぐにうどん打ちの準備をする。
スーちゃんにもスリランカに帰ってうどんが披露出来る様にと思い手伝わせる。
いつもはうどん粉300gで打つのだが、今日は3倍の900gにする。スーちゃんに300gを3回計らせる。
計量カップに126ccの3倍の水を入れるようにスーちゃんに指示。
500ccの計量カップに水を入れたものの、水を減らそうとしない。
「126cc×3倍は何cc?」と追求するも、答えないスーちゃん。
100cc×3倍?20cc×3倍で?6ccが3倍で?」各々の掛け算はするのだが、暗算の足し算をしようとしない。
「おとうさん!スーちゃんは数学ぜんぜんダメだよ〜!!」と逃げ回るのである。
嫁さんはそろばんのお陰で少し暗算が出来るのであるが、我家に来た留学生から見ると驚愕の事のようだ。
頭の中で何をしているのか、まるで想像すら出来ないでいるようだ。

 これ500ccカップだよね〜 126の3倍はだねぇ 耳たぶの固さだよ

 イエェ〜じゃなくて・・・説明聞きなさい! 良く!伸びるね あら!こんなに〜

スーちゃんは11年生(16歳)から文系コースに進んだので、数学や物理や化学の授業は無いようだ。
第二外国語はヒンディー語・日本語・ドイツ語・フランス語などから選び、スーちゃんは日本語を選んだ。
英語は1年生からやっているので11年生になると、5cmくらいの厚さのシェクスピアの原書を読んでレポートするのだそうだ。
パッちゃんも高校二年生から、文系コースの子は第二外国語をやるのだと言っていた。(当然日本語をやっているが・・・)
アジアの国々において、外国語教育は日本より数段進んでいるように思う。
先進国である欧米や日本から沢山学ばなければという事情はあるにせよ・・・・

昼に幸ちゃん(4ヶ月)を連れて、河原一家が来てくれた。
スーちゃんは幸ちゃん見るなり「かわい〜い!かわい〜い!」の連発。抱かせてもらって大喜び!!
「かわいいでしゅね!」「おなかしゅきましたか?」「ねむいでちゅか?」などと赤ちゃん言葉で話しかけている。
赤ちゃん言葉は誰からも習っていないはずなのに、咄嗟に表現してしまうなんて!!!
スーちゃんの語学能力にびっくり!!!

 河原幸多です おもいでしゅね〜 かわいい〜

先日川地さんが我家に泊まったとき、「デスクトップパソコンがやばいのでラップトップに切り替えたほうがいいですよ」と
言われていたので、河原さんにメーラーの取り込みやカスタマイズをやってもらった。
夕方まであれこれやってもらった。夕方は親元に孫を見せにいった。(ちなみに我家から車で5分のところ)
ラップトップパソコンに変えて画面の角度が直ぐに変えられるので首が疲れなくなった。
9月14日(日曜日)雲に出入り・戸島「コメリ」裏
3連休だが天気予報はあまり良くない。
昨日は曇りの予報で大気不安定という事であったので、神の倉は取りやめパソコンを一日中つついていた。
デスクトップパソコンをリカバリーしたので元のパソコンにするのが大変である。
使えそうなフリーソフトを皆さんが我家に来たときインストールしてくれるだが、
インストール先を探して入れるのが大変である。
以前作ったデーターをバックアップから探し出して取り込むのも気が遠くなりそうである。
我家に来た外国人にグーグルアースに彼らの家にピンを売ってもらったのだが無くしてしまった。
データはどこに残っているのか分かっている人は教えてください。

昨夜スーちゃんに日本のアニメを見せてやろうと松代さん家に電話をかけアニメを貸してくれるように頼む。
夜10時頃だったが今から持って行きますと玲子さんがいっちゃん(奨学年生)と
直ちゃん(4才)を連れて我家を訪れる。
赤ちゃん大好きなスーちゃんは直ちゃんにほおずりしている。
あれこれ話をして「直ちゃん、おじさんのところへ泊まるか?」とからかったら「泊まる!」と言う。
いっちゃんは2年前一人で泊まったことがある。
おかあさん(玲子さん)が帰ったら「やっぱり帰る!」というか、興味がある。
アニメを少し見て二階にスーちゃんといっちゃんと直ちゃんの布団を敷く。
12時前にいっちゃんは眠くなり一人で二階に上がった。12時過ぎでも興奮している直ちゃんは寝ようとしない。
スーちゃんの方が眠くなり、「もう寝よう!」と直ちゃんの手を引いて二階に上がっていった。

今朝一番遅く起きて来た直ちゃんだが、目を覚まして初めての部屋だし、
おかあさんも居ないのだが、泣きもせず寝ぼけ眼で一階に降りてきた。
「おかあさんは?」と聞きもしなかった。ほっほ〜!だいぶ男の子になってきたわい!
朝ごはんを食べて10時頃皆をボンゴに乗せて松代家に送り届ける。

今日は雲量50%位で高層雲は無く青空も見える。
雲は積雲の様でポコポコ出来ていて、雲頂は2000m〜2500mくらいか?
10時半頃神の倉に到着。東屋には田原さんと増山さんしか来ていない。
四国からハングの人達が5〜6名来ていて、高見さんが張り切っていた。
松代さんが来たので荒谷山へ上がる。
今日はハングのビジターさんが沢山来てくれたので、パラがダミーを果たすべく
12時前に私が最初にテイクオフ。
先ほどトンビが廻していてトップアウトはするが、高く舞い上がると言う事になっていなかった。
南小山付近でサーマルヒットするも、細く曲がっているのかコアを捕らえきれない。
テイクオフに近ければいいかと思ったが、下がる一方。
南小山付近で粘れば何とかトップアウトレベルには達する。
右ボール奥のコジツーポイントに行き、少し高度を稼ぐも、上がりきらない。
増山さんが「どうですか〜!!?」と聞いてきたがいじいじして上がりきらないので答えようが無い。
増山さんもテイクオフして、マキゴンポイント手前でそこそこ強いサーマルをヒットしているので、
私も移動してみる。
二人で廻すも、+100m位で上げきれない。
田原さんがテイクオフし、北の尾根を回り込んで何とかレベルキープしている。
今日の予報は昼からは南が絡むはずなのに北が絡んでいるのか?
テイクオフの吹流しも、弱い左サイドである。業を煮やして増山さんも田原さんのほうへ移動して行った。
私はテイクオフ上空をぎりぎりの高さで通って北ボール奥に行くと、2m/Secのサーマルに当たる。
ここで逃してはならじと小さくキリキリ廻す。
時々はずしながら上げ雲底に近づく。海抜1080mで雲の吸い上げを感じる。
全然下がる事はなくなり、涼しくなった。荒谷山上空の積雲の雲頂はせいぜい2000m位だった。
雲底の中心に移動すると2m/Sec位で上がる。雲底に付け、雲の端に移動。
雲に入ったり出たりして遊ぶ。GPSを忘れたので心もとない磁石しかないので、視界はいつも確保しておく。
雲底は海抜1300mである。フライトスーツを着てないのでズボンの下からスースー風が入ってくる。
雲中なので湿っぽくズボンの中の素足がべとべとする。
クラウドストリートが平畝山まで続いている様に見える。

とりあえず次の雲に移動しようと雲底を離れると、ブーブーとシンク音が鳴り始める。
アクセルバーをフルに踏み込む。
1Km走って雲にたどり着いたが、雲の吸い上げを探して廻すも0.5m/Sec位しかない。
既に成長をやめた積雲のようだ。
10分間くらい探した。これ以上は上がれそうにない。荒谷山に帰ろうにもレベルでは無理のようだ。
向原方面は3割位稲の刈り入れが済んでいる。
田植え以来のクロカンになるので、「向原方面に向かいます!」と無線を入れる。
雲が続いていると思っていたのだが、平畝山まで3Kmはありそうだ。
アクセル目一杯踏み込んだが下がる一方だ。
向原の町の上で尾根サーマルがあるようだが、捉えきれない。
戸島の「コメリ」の近くに降ろす。
JR向原駅までびっしょりになりながら30分ばかり歩く。
向原駅の改札口は2階に有り、風が良く通り涼しい。
大きな荷物をかついでいるので駅員さんからいろいろ聞かれ、パラの説明をする。
彼は明日から一週間の休みを取って南アルプスに行くのだが、
台風が近づいてきているので、行くかどうか頭をかかえている様だ。
せっかく一週間休みを取ったのに・・・。
一度はパラグライダーに乗ってみたいと言う。
パラは山屋が始めたのだからまるで無縁ではないので、ぜひチャレンジしてみてと誘っておいた。
9月20日(土曜日)海抜1400m・ちょこっと雲中
明日は雨予報である。今日しかないのだがぐずぐずしていると松代さんから電話あり。
「今から出発しま〜す」と返事して出かける。
5月連休以来という是枝一家が3か月の赤ちゃんを連れで来た。
風ちゃんがすっかりお姉さんぶりを発揮していて、世話を焼きたがっている様子。
「お姉ちゃんになってね〜」と言うと、「5才だから・・・」と自覚の程を言うのがかわいらしい。
荒谷山テイクオフに上がるも、テイクオフには風が弱く、トンビたちも出ていないし、
いまいちの状況なので誰もテイクオフしようとしない。
結局ラインチェックを始めた私がテイクオフすることになってしまった。
12時のサイレンを聞いて正面っぽい風の中テイクオフ。

正面ボール奥でじわじわ+100m揚げるも、リフトをはずして50m下げ、もう一度サーマルヒットし、
はずし気味ながら何とかサーマルを追いかけ、右ボール奥上空300m(海抜900m)に揚げた。
雲が近くにあるのでボール奥の後ろへそのまま流して行ったが、吸い上げはなく下がっていくので
もう一度テイクオフ上空に戻る。
左ボール奥上空で海抜730mに下がってようやくサーマルヒット。1〜2m/Secで順調に上がり始める。
上空にでは是枝さんと指江さんが雲底に付けている。今度はサーマルをはずす事もなく、上がり続ける。
海抜1100mを過ぎると雲の吸い上げの影響を受けはじめ、3m/Ssecで上がっていく。
是枝さんは「神の倉に渡りまーす」と移動を始め、ついに雲底に付けた。
今日の雲はポコポコと発生していて、雲頂2000m位で大して高くない。
雲がクラウドストリートをいく筋も作っている。
近くに誰も居ないのでちょこっと雲中に入ってみる。海抜1400mで私は南に走り始める。
直ぐに雲を抜け、白木山方面にクラウドストリートが続いている様に見えるので、南に走り続ける。
日浦地区手前まで来たが、海抜1100mまで下がり、次の雲はまだ3kmくらいある。
雲の吸い上げはとても期待出来ないので、神の倉方面へ舵を切る。
是枝さんは有留上空で雲底を目指して廻している。
神の倉にレベルで行けたが、サーマルに恵まれずあえなくランディング。
今日はトップバッターでテイクオフし、サーマルヒットし、皆さんを引っ張り出したので、良しとしよう。
40分ばかりのフライトであったが、雲に届いたのでまずまずであった。

是枝さんはその後荒谷山に戻り、白木山をアウトアンドリターンし、3時間ばかりのフライトを成功させた。
クロカンには出ないと言っていたが、片道切符でなく、予告どおり往復切符で帰ってくるとは・・・。
さすがだ!!脱帽!!!。
9月23日(火曜日)
今週は天気が良くない予報だが、今日だけは晴れ予報であるので、神の倉出勤となる。
到着すると広大西村が、ビジターさんを紹介してきた。岡山県の井原で飛んでいる人らしい。

5名で荒谷山テイクオフに上がる。
30分位して井原の高杉さん一家や是枝一家と他に2台ばかりテイクオフに上がってきた。
せっかくビジターさんも来ているので一本でも沢山飛べればと、西村にダミーを言いつける。
上げきる程のサーマルはヒット出来ず尾根の最後でグランドサーマルを引っ掛け、じわじわ上げ始めた。
私もテイクオフしたが、バリオは一度もさえずらず、ぶっ飛んでしまった。
西村とサブランで待つも、誰もテイクオフしてこない。
西村が車をメインランディングまで取りに行き、二人で神の倉に上がる。
神の倉からもぶっ飛び。2回目にもう一度ビジターさんを連れ神の倉に上がる。
川口(ぐっちょん)さんが居て話を聞くと、ビジターさんは彼の会社の大先輩だそうだ。
社内報にパラグライダーをやっていると書いたら、声をかけてもらったらしい。
遠い井原まで行かないで近くの井原市(神の倉)に移籍してくれればと思うのだが・・。
本日は3本ぶっ飛びであった。