2008年 3 月 |
3月8日(土曜日)海抜1300m・ミニクロカン9Km・南屏風手前で大潰れ 昨日フィンランド(オーロラ観光)から帰ってきて、時差ぼけが取れずお昼12時まで寝ていた。 起きて見ると晴天である。 今日は川地塾のクロカンキャンプもやっているはずだ。 今年の土日はあまり良い天気に恵まれなかったので皆さんも沢山参集して いるだろうと思い出かける事にした。神の倉に到着したら2時過ぎ。 中村さん、川口さんなど4名で神の倉に上がる。 テイクオフに居た学生達にフィンランドの土産のグミの硬いのを一掴み渡す。 日本のより硬く、、味も少しなじみがない。 北斜面から学生二人がテイクオフして行った。 鉄塔下で上げ始めた。西風がブロー気味に上がってくる。 私は北斜面でかまえていて西風が止んだ頃テイクオフ。 実は北風が本流で西風が入ってきてやんで無風に近くなったので、鉄塔下で上がっているし つい、あせってテイクオフしてしまった。 ライズアップしてキャノピーがちょっと西を向いた気がしたが、テンションもかかっているので走り出した。 テイクオフ斜面の最後の頃テンションが抜けた。 止まるに止まらず、テンション早くかけようとダイビングして飛び出す。 テンションはかかったがキャノピーは傾いて右によって立ち木の枝を バサバサと引っ掛けながら何とか脱出。 安全マージンの取り方が全然なっとらんというか、何も考えてなかった。 正面から入ってくる風を、2〜3分待ってれば良いものを!反省!! 西風も入っていたので、少し右に切りながらボール奥に入り、すぐ前の尾根でトップアウト。 神の倉鉄塔はすぐに越えられた。 ヘヤピンカーブで粘っていると良いサーマルに恵まれ、海抜1300m位まで揚がった。 誰かを追いかけてミニクロカンでもと思っていると、藁科さんの機体が向原方面に 走り出したので、私も追いかけてみる事にした。 スピードを見ようとGPSを見ると電源は入っているが方向もスピードも示していない。 画面を変えてみると全然衛星を拾っていない。バリオのみが頼りで走ってみる。 北の鉄塔までは高度を保ったまま行けたが、高獄山に渡ったら、海抜600m位まで下げてしまった。 藁科さんは戸島あたりで低い所から上げ直し、北風に流されながら私のうえを上昇して行って平畝山方面に行った。 私も戸島で上げ直せるかと探ったが、まとまったサーマルにヒットしない。 結局日南(9Km)で降りてしまった。一時間強のフライトであった。 キャノピーをたたんでいると藁科さんもこちら方向を目指したが、近くに降ろした。 リーダー高見さんにピックアップしてもらい、神の倉ランディング場へ。 4時過ぎになり時差ぼけの中1時間ばかり飛んだのでもういいかな?と思って車の回収含め神の倉TOに上がる。 石井さんは本日は飛ばないで川地塾XCキャンプの回収をかってきてくれたようだったので、 飛べたら飛ぼうと私の車の回収含め、一緒に上がってもらう。 テイクオフに上がると、女の娘二人がTOのシートに座っていた。 「何しとるん?」と聞くと、「夕陽を見ている」との事。そして時々見に来ているとの事。 でもパラグライダーのテイクオフには出会った事が無いという。 パラグライダーが飛ぶのを見せようと車の回収は後回しにして、向井さん、岡本さん、私とが飛ぶ事にした。 女の娘二人ともパラが見れるのでおおはしゃぎである。藁科さんが「飛んでみたい?」と水を向ける。 一人の娘は「飛んでみた〜い!!」と大乗り気である。 藁科さんが田中さんに連絡を取っている。 向井さんテイクオフして次に私がテイクオフ。南西風でリッジでレベルキープは出来る。 テイクオフ前を2〜3回往復し、岡本さんにテイクオフを譲り南の屏風を目指す。 尾根上10mばかりの高度で進む。南の屏風に辿り着く50m手前から殆ど前に進まない。 別にグラグラするわけでないので、アクセルバーを半分ほど踏み込む。 何とか南屏風に辿り着きリッジはとれるもののあまりパワーはない。 テイクオフに帰ってあわよくばトップランして車の回収しようか? 女の子にもかっこいいところを見せられるかもしれない!!とか助平根性が先行してしまい、 リスクを考えずに先程来たコースをバックした。 しかも来た時より30mは低く。(尾根より下がった高度で・・・)いつも潰されるところでいきなり大潰れ!! 前縁は2割しか残っていない!!体がどれほど傾いているか一瞬分からなかった。 機体に助けられシューテングはしなかったが今まで経験した事が無いほどに長い時間キャノピーが回復しなかった。 8割も潰れているので、ブレークコードをはたく状況でなく運を天に任せて体が傾斜したまま、 2割のキャノピーのフロントをじっと見つめていた。 どの程度後落下したか分からないが、一周廻る程度でキャノピーは回復。 今日はサイドフォローテイクオフでのつぶれといい、いつも潰れる危険空域へフォローで突っ込んでの潰れといい 危険予知の能力が相当落ちている気がする。 加齢のせいなのか、慣れすぎでなめているのか、とにかくヤバイ状況になって来ている気がする。 もっと心を込めてフライトしないと・・・。 今日は恥ずかしいばかりのフライトであった。 |
3月15日(土曜日)海抜1400m・1時間45分・ミニクロカン6Km 今日は雲ひとつ無い快晴である。 天気予報に依ると庄原では最低温度−1℃、最高温度17℃のびっくりするような気温差である。 増山さんが「今日の雲底高度は1900mと出てました。」と言っていたので期待は膨らむ。 1時前にテイクオフ。前面でコネコネしていたら+2m/Secのサーマルヒットし、 1000m〜1300mを上げたり下げたりだ。 今日の風向き予報は北から南に変わる予報であったのだが、風向きがいまいちよく分からない。 海風(南風)が押している様でもあるのだが、上空は北から押され時もある。 高度も海抜1300mなのでクロカンに走る気が起きない。 遅れて上がって来た河原さんと藁科さんが南へ移動し、日浦地区あたりで上げている。 私も付いて行こうかと海抜1300mから出発。 古屋地区の谷を渡る頃は、バリオメーターのシンク音ばかり。 日浦地区手前の山頂に付けたら何とかサーマルヒット。海抜950mまで下がって1300mまで復活した。 白木山を目指そうかと舵を切る。その後はシンク音ばかりで市川で100mほど取り戻し、 須沢で海抜600mから850mまで戻す。 何とか高圧線を越えられるかと思ったが、三日市の斜面まで下がる。 ここは東北向き斜面で南風が入っているとすればリーサイドになる。 リッジは取れるがパワーがない。本当は山腹を南に廻り込んで南のリッジを取りたいのだが・・・ 回り込むと高圧電線が横切っているところだ。 高圧電線上200m位だとしっかりしたサーマルが揚がっているはずなのだが、 何とも高度を下げすぎているので取り付き様がない。 河原さんははるか頭上でサーマルヒットし、上げている。 クモの糸でもたらして引っ張り上げてくれんかし・・・。アッ!ラインにクモの糸が光っている。 春なんだなぁ〜、クモの幼虫が舞い上がり始めたのだ。 いつまでもリッジとっていても東北からのサーマルが入って来そうに無いので グランドサーマルでもないかと沖に出したが何も無かった。 360度旋回を2度ばかりかけてみるも、GPSの速度はどの方向も30Km/hちょい位だ。 何も煙など上がってないので一応南風という事にして田んぼランディングし、農道に出てキャノピーたたむ。 三日市6Kmのミニクロカン。 近所のおばあさんに挨拶したら「何処から来たん?」等色々聞かれる。 「いつ降りたん?」「どうやって降りたん?」としつこく聞かれるので田んぼに降りたことを怒っているのかと 思っていたら、「降りる所を見れんかったのが悔しい」と何度も言っておられた。 めぐみさん(K原妻)にピックアップお願いしていたので、県道に出なければならないのにおばあさんは離してくれない。 その内緑色の車が走って行った。早々に辞退して無線で呼びかけた。 反応無いのでもう一度携帯して引き返してもらうよう入れる。無線機を見ると735・・・に変わっている。 最近ぶっ飛び以外には無線の周波数がよく変わる。周波数ロックは何度も確認しているのだが・・・。 ロックをかけ色々ボタン押すのだが変化しない。 もう一度周波数戻してようやくめぐみさんと連絡がとれピックアップしてもらった。ありがとうございました。 今日のフライトは1時間45分で海抜1400mであった。 河原さんは白木山アウトアンドリターンで更に北に向かって上志和地町まで行き3時間45分のフライトであった。 藁科さんも白木山アウトアンドリターンで田原さんも向陽町でリターンして途中でタコったらしい。 今日はサーマルも豊富で皆んな、幸せになれた。 今日は逆転層の上にくっきりと雪をかぶった石鎚山と四国の山並が見えた。 見た時は瀬戸内方面に初めて見る山並が見えたのでてっきり蜃気楼だと思っていた。 ランディングに帰って中村さんが感激して四国を初めて見たと言っていた。 見た人はいたが四国の山だと気づいたのは中村さんだけであった。見た人は皆んな大感激であった。 |
3月16日(日曜日)海抜1500m・10Kmミニクロカン 今日は土手の桜の苗木の移動であった。9時頃集合してみんなで移植。 素人の集団で作業したのでうまく活着してくれるといいのだが・・・。 12時前原田号に乗せてもらい荒谷山へ。今日は昼から曇りの予報だったのに、若干雲はあるものの晴れている。 荒谷山へ上がってみると高層雲がちょっと張ってきた。 予報のこともあるので待っていてもますます悪くなると思い準備を始める。 北っぽい風から正面ないし南風がホロホロ入ってきた。多分前でサーマルが上がっているのだろう。 老い先短い私が出るか、お毒見役の平本さんが出るかと言う事だったが、平本さんが先に出てくれた。 出てすぐに上げ始め結構ハイバンクでも廻している。高性能の細い機体は左右2段になりシワシワもしているが、 かまわずガンガン廻し続け、一度も潰す事もなく500mは上げて行った。 私もテイクオフし、すぐにサーマルヒットし、テイクオフ上空で上げる。途中5〜6m/Secのリフトに乗り 弾き飛ばされないようにバンクをかけて廻し、海抜1500mまで上がった。 他の人もボチボチテイクオフしている。あまり下がらないようなので少し動いてみようと向原を目指す。 海抜700mまで下がって高獄山でサーマルヒットし、丁寧に廻していると海抜1300mまで回復した。 南西風かな?と思い平畝山尾根を北上するもリフトに会わず。 採石場上空に行けばサーマルは有ると思うのだが、西風成分強くなってきているので大土山へは寄りきれず。 裾野も長いのであまり粘らず、グランドへ舵を切る。 後はドンドン下がって甲田町下迫の川土手に降ろす。ミニクロカン10Km。 増山さんにピックアップしてもらった。いつもすみません。 帰る途中、向原運動公園で石井さんと小田さんをピックアップ。その後神の倉へ上がる。 謡の特別稽古をしようと約束していて神の倉テイクオフで電話入る。 5時に約束したので早めにぶっ飛んで帰ろうとテイクオフ。 右尾根でサーマルヒットし、とりあえず廻す。ピッツピッツと調子よくバリオは鳴りつづける。 5時の約束が頭をかすめる。フライヤーの哀しい性でバリオの上昇音が鳴ると自動的に廻す体勢に入るのである。 上昇音は益々強くなる。ハイバンクにして廻し続け、遂に雲底に届いてしまった。 すぐにぶっ飛んで降りる積りであったのでGPSのスイッチも入れずフライトスーツも着ていなかった。サブ〜!!! 雲の吸い上げがあり目の前は白っぽくなって来たので雲の端へ舵を切る。 とりあえず高度のデーターを取ろうとGPSのスイッチを入れる。 (後から見ると海抜2025mまで上がっていた) 早く降りないとと思い、雲を外し前に出すも下がっているが、だいぶ時間取られそうである。 3度ばかりスパイラルを入れてみるが、ブラックアウトが怖く長く続けられない。 何とか高度を下げランディングに近づくとなんだかバンピィな感じがラインを伝わってくる。 テンションがスーと抜けかけるのである。西風の大被りとグランドサーマルの影響が有るようである。 ランディングアプローチに入ってもグイッと持ち上がったりして肝を冷やす。何んとかランディング。 小一時間飛んでしまった。早く帰らないと間に合わない!! 竹井さんに「学生達が飛んでいれば今はランディングしないで、飛んでる人は 出来るだけ飛び続けるように伝えて!」と頼む。 無線機のスイッチを切ろうと周波数を見ると又変わっていた。 私に無線で呼びかけてくれた人に、ずっと無視し続けていたのだろうな〜 もう2年ばかり可笑しいと思っていたのだが・・・ 河原さんの話しだと古くなると気圧の変化で周波数変わる事があるらしい。 無線機を買い換えよう!! 謡の稽古は10分遅れで到着した。 |
3月27日(木曜日)嬉しい半日 パッちゃんの女学院高校のお友達の恭子ちゃんが訪ねて来てくれた。 中央大学に入学で、3月29日から東京暮らしになるのでお別れに来てくれた。 恭子ちゃんはパッちゃんがいる時、2度ほど我が家に来てくれた。 1度はお友達二人で我が家に泊まってくれて、遅くまで色んなお話をした。 翌日はみんなでボーリングに行ったなあ〜。 パッちゃんが帰国してからは没交渉であったが、東京に行くのでとお別れに来てくれた。 お昼ごはんを、嫁さんがリキを入れて手造り料理を用意した。 2年ぶりに見る恭子ちゃんは美しくなり、18歳の娘盛りはまぶしいほどであった。 私たちの事を慕ってくれて、旅立ちのお別れに来てくれたのが、心が打ち震えるほど嬉しい。 女学院時代のパッちゃんの話にも花が咲いた。 私たちのタイ訪問のビデオテープを見ながら色んな話をした。 女の子に嫌われるかな?と思いつつも私の話はつい人生論に行ってしまう。 恭子ちゃんは嫌がらず熱心に聞いてくれるのが嬉しい。出来た娘だ!! 夕方7時ごろまで、話が尽きる事が無かった。 恭子ちゃんのお母さんから「お邪魔だから早く帰りなさい」と電話がある。 もっと恭子ちゃんから話が聞きたかったが・・・・ 嫁さんが車で送って行く。 今日は嬉しく、華やいだ半日であった。 恭子ちゃん訪ねてくれて本当にありがとう。 |
3月29日(土曜日) 明日30日(日)は雨予報なので、今日は15台ばかり来ていた。 今日も夕方から謡曲の稽古がある。今年は4月18日(金)に厳島神社の 桃花祭の御神能で「西王母」の地謡を努める事になっている。 重要文化財の能舞台(女人禁制)なので名誉な事では有るが板の間に一時間半ばかり正座なので大変である。 無本(謡本は見ないで謡う)なのでボケかかった頭に一時間半をたたみ込むのがもっと大変なのである。 最もプロと一緒に謡うので毎年何とかなっている。 今年は連続して、粟谷菊生会大会が広島のアステールプラザで2日後(4月20日(日))に開催される。 これには連吟2番程「地謡」と「わき」を努めなければならない。わきは「安宅」の富樫の介の役である。 そうです!!弁慶が安宅の関をまかり通る場面です。 謡を勉強するのに免状をもらわないと習えない。入門→七番→十番→初伝→中伝→奥伝→習(ならい)が小、中、大、 どこまで奥行があるのかわからないが、「安宅」は習(ならい)三番のうちのひとつだ。 どちらかというと口伝に属するもので謡本の記号通りではない。 地謡は合唱なので何とかごまかせるが、「わき」役なので1人で謡わないといけないので、 教えてもらった通り謡えるか大心配なわけである。私は音痴なのだ!! もう後が無いので「して」役の久保田家に通って練習している次第。 夕方4時になり帰りたいので私の車は下に置いて、原田号で荒谷山テイクオフに上がる。 本流は北東の様だが、時々東や南東でも入ってき始めた。 地上からのサーマルも届いているのだろう。田舎の香水(腐葉土や堆肥の臭い)の臭いが上がってくる。 12時にテイクオフ。正面をちょっと探って北がらみなので左尾根を探る。 ステイは出来るが、トップアウトしない。5分ばかりリッジで粘ってテイクオフに帰りかけると左ボールからの リーサイドサーマルをヒットし、クルクル廻しテイクオフ上空50mで一応トップアウト。 サーマル外したようで、テンション抜けかける。すぐにサーマルに戻れて右ボール奥で上がり始める。 本流の裏山から風に押されているのか廻していると少し沖に出る。 それにしても時々テンション失いそうになるので、あまり気持ちよくない。 海抜1450mまで上がった。空は高層雲は少しあるが、積雲は見えない。 本流とリーサイドサーマルの押し合いへしあいの空域はいやだなぁ〜と 思いつつステイしているとドンドコ下がり始めた。 誰もまだここまで上がって来てないが、白木山へ行こうと行っていたので、 先行しようかと白木山へ舵を切る。 ずっとシンク音のままである。 高圧線上空にいければ上がることは分かっているが、私だけだと気分が萎えてしまう。 メインランディングに舵を切る。 田原さんが日浦を目指してレベルくらいで突っ込んで行き、見事上げ直した。 私は下がりっぱなしでメインランディングへ。40分のフライト。 白木山!!と張り切っていた是枝さんはサブランに降ろしたもよう。 メインランディングに降りてきた原田さんと是枝号でサブランに迎えに行き、もう一度荒谷山へ。 荒谷山テイクオフでは、木原さんが山本さんにタンデムをしてもらうようだ。 正面からの風でテイクオフして、すぐにじわじわ上げ始めた。藁科さん、足刈さんも上げ、ハング2機も上げた。 皆さん海抜1800mで悠々と飛んでいる。木原さんは初めての高高度フライトでどんな気分だろうな〜 荒谷テイクオフは風向きが安定しない。なんとか正面微風でテイクオフ。 正面尾根上で粘る。海抜700mまで上がったが、いつ潰れるかというほどバンピーな上下運動である。 何とも気持ち悪いのでメインランディング目指す。しばらくして山本タンデム号が降りて来た。 初めての長時間(小一時間)及び高高度(海抜1800m)の感想を木原さんに聞く。 木原さんはあまりの寒さにびっくりした様でいささかボーとしていた。 「木原さん、土師ダムはしっかり見ましたか?」 「新米フライヤーであればトップアウトして土師ダムを見る事が最初の目標ですよ!」 「君は土師ダムを見たか?」が合言葉なのだ。 「高く上がったので、土師ダムはすぐそこでした。いつも仰ぎ見ている山々が ぺしゃんこなのには驚きでしたよ!」と画家らしい感想。 今度は単独飛行でしっかり見つめて下さい。 サブランに小田さんをピックアップに行ったら、すでに増山さんが来ていた。 上空を見ると河原さんが降りてきている。 今日は是枝さんと河原さん両巨頭ともサーマルの谷間を選んで飛んだようで サブランにばかり降り立った様である。 新社会人の川口さん(ぐっちょん)から電話あり。 太田川河川敷(XC20Km)に降ろしたと喜びの電話であった。 河原さんが学生時代に面倒みていたので電話を変わっておめでとうを言わせる。 田原さんも近くに降ろした様で、田原さんの携帯NO.を聞いてきたのだ。 増山さん達おやじ連中に神の倉に上がりますか?と電話もらった。 まだ2時半なので連れて行ってもらおうとメインランディングで落ち合って神の倉に上がる。 着いた時はちょこっと正面っぽく吹流し揺れていたが、準備が済むと完全にフォローになってしまった。 粟屋さんや西沢さんや広大生達も上がって来たがとてもテイクオフは無理な様である。 有留からフォローサーマルが上がっているようで、田舎の香水もよく匂う。 正面からのサーマルブローもいつかは入るだろうと信じて待つ。 しかし4時には降りてないと・・・。 テイクオフは無風に近く南風である。増山さんと小田さん果敢にテイクオフ。 二人とも正面沖で粘っている。早く帰らねばならないので私もテイクオフ。 右尾根中腹で二人ともサーマルヒットして廻し始めトップアウト。(海抜650m) 私も何とか彼らの下にもぐりこんでトップアウトした。 テイクオフ正面はリーサイドサーマルでトップアウト果たすと、裏側(有留)からのサーマルと思われる。 ちょっとグラグラする。一応2機に置いていかれないで私もトップアウト出来たので、納得して降下し始める。 グランドサーマルもあって地上50m位で持ち上げられる。 降りようと思っているのに持ち上げられるのは気持ち悪いものだ。 キャノピーたたんでいると、2機共降りてくるし、児島さんも3時間ばかり飛んでいたようだが降りて来た。 サーマル成分売り切れの様だ。4時過ぎたので大急ぎバイバイする。 |