2004年リタイヤメント生活に突入だ!
もうすぐクロカンシーズンだなぁ〜

2007年 1 月   

        

1月1日(日曜日)

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年は晴れてリタイヤを果たし、あれもこれもと思っていたが、なかなか思い通りには進んでない。
自由な時間がたっぷり有るというのに、有効に時間を使わなかったなあ〜と、反省することしきりです。
かねてからの海外生活はジャイカ(JICA)のシニアボランティア日本語教師を狙っていた。
2年前嫁さんを日本語教師学校に入校させ大枚60万円支払って420時間授業をクリアしたのであるが・・・。
昨年11月のJICAに応募したのだが、選考漏れとなってしまった。
何せ日本全国で8名採用枠であったので、学校へ行った事や週一回の外国人の為の日本語教室の
ボランティア活動くらいでは、国語の先生達のようなスキルには及びもつかなかったのであろう。
嫁さんに外国で日本語教師をさせて、私はヒモ生活を送るという夢は、はかなくも消え去ったわけである。
あとは、自分のお金で海外生活をするしかないわけである。
まあ気に入らねば2〜3ヶ月で帰ってもよいわけで、あまりプレッシャーがないので、
かえってリラックスして楽しむ事が出来るかもしれない。(JICAのプログラムだと2年間は勤めなければならない)
私は安く生活出来れば、どこでも良いと思っているのだが、嫁さんは虫が沢山出る所は嫌だとか、
スペイン語圏が良いとか言うので、なかなか行き先が決定しにくいところがある。
とりあえず旅行気分であちこち行ってみようかな?と思っている。
タイのパッチャンがまだ一年も経っていないのに来て!来て!とSKYPEの電話の毎にせっついてくる。
今年4月にでもタイ観光兼ねて行ってみようかなと思っている。
春になったら1ヶ月ばかり国内放浪車の旅にも出たいとも思っているのだが・・・。パラエリアにも寄るぞ!!
今年はとにかく始動開始してやるぞ!!
そんなわけで皆さんよろしくお願いします。
いろいろ情報ありましたら教えてください。
1月3日(火曜日)
新宮神社で安全祈願祭があるので10時に集合。
曇りでリンダル杯もレベルダウンでターゲット大会とする。
荒谷山からは北北東なのでテイクオフも一瞬芸で飛び出す以外にない。
非常にバンピーなテイクオフとなり3名ばかりテイクオフしたが、神の倉に移動。
グランド付近は北北東も5m前後の息継ぎの風が吹いているのでターゲットもままならない。
私は神の倉からのテイクオフであったが、高度3mでターゲットをロックオンしたが、息継ぎの
風が吹いて揺らされ、1mばかりショートとなった。
結局広大川口が50cmで優勝という事になった。
リンダル杯のリボンに第13回の優勝者として記入してもらった。
当然優勝賞金ゲットしたが、リンダルへ資金提供した。

皆さんが集まっていたので河原さんが中村恵美さんを紹介し、2月24日に北海道で結婚式を行う事を発表。
彼女は女性コンペティターで国内でも優秀な成績を納めている。
バリバリのコンペティターかというと案外違って、性格はおとなしく可愛い女性である。
北海道での結婚式へ私達夫婦と藁科さん、神谷さんが参加することになった。
リンダルからハングのスカイラブに移動。
上綱さんが二人の為に電子オルガンを演奏しながら歌ってくれ、お祝いしてくれた。
二人の為だけにプロフェッショナルから歌ってもらえるなんて幸せ者だ。皆も心から祝ってくれていた。

夜は河原さん、恵美さん、藁科さん、阿部さん、徳永さん、メンデルと
松代一家、(稔、玲子、いっちゃん、なおちゃん)が我が家に寄ってくれた。
おせち料理が余っているので一挙にかたずけて欲しかったので、集合かけたわけである。
皆さんはリンダルやハングハウスで食べていたので、どうなるか?と思っていたが、何とかかたづいた。
藁科さんがいっちゃんに好かれ、二人が我が家に宿泊することになった。
藁科さんは本当に子供好きで、子供にもそれが本物とわかるのだろう。
いっちゃんは藁科さんと寝るのがうれしそうであった。
朝早く嫁さんは日本語教室に行ったので、藁科さんといっちゃんがおむすびや目玉焼きなどを作ってくれた。
いっちゃんが喜んでおむすび作りを手伝っていた。藁科さんは子供の扱いが上手い。
藁科さんはいっちゃんを松代家に送っていく。途中公園で小一時間遊んだ模様。
一時間後に藁科さんをピックアップして神の倉に行く。
1月4日もぶっ飛び。北東風で私は飛ばなかった。

下記は藁科さんのデータ。
上綱さんの演奏の動画とリンダルハウスと我が家の写真。
http://picasaweb.google.co.jp/mwarashi


1月13日(土曜日)
晴れの北西予報であった。11時過ぎに神の倉LDに到着すると誰も上がってないようである。
5〜6mの風が吹いていて、山や川土手の竹藪がわさわさと揺れている。東屋でうだうだと時間を過ごす。
少し風が落ちたようなので山本号と斉藤号にて神の倉テイクオフに上がる。
やはり北西風が強くテイクオフはちょっと躊躇する。
雲の本流は北西で吉田町方面からクラウドストリートが出来ている。
神の倉テイクオフの上空で30度ばかり東に振っている。
対面の山から西のかぶりが有るはずなのに、ランディングの吹流しはちゃんと西に向いている。
何故そうなるのか今までの経験にはない。中層でどんな風になっているのかわからないので、風が
弱くなったのにテイクオフを私が迷っていると、斉藤さんがテイクオフした。
西斜面から右方向に行くも、高度を少しづつ上げながら前進している。
山本さんが「荒谷山テイクオフを目指して下さい」と無線を入れている。
サーマル成分や雲の吸い上げ成分があるのか、少しづつ上がりながらも荒谷山テイクオフを目指して進んでいる。
あまり荒谷山テイクオフに近すぎすぎてローター喰らっても大変なので、「自己判断で行ってくださいよ〜!」と
山本さんが心配になって無線を入れた。
斉藤さんはパイロット証をもらっているので、自己判断で飛んでいるはずである。
荒谷山テイクオフレベル位はあるので、古屋方面へ突っ込んで行っている。
何故そのコースを選んだのかよく分からないが、どんどん高度を下げてしまい、メインランディングにようやく到達した。
大方さん達がテイクオフして、鉄塔付近でトップアウトして鉄塔付近で遊んでいる。
私も2時半にテイクオフし、右尾根でリフト感じたので、クルクル廻し、そのまま海抜800m位まで上げた。
神の倉山系を行ったり来たりし、南の屏風手前で海抜1000mまで上がる。
1時間半ばかり飛んで、北のヘヤピンカーブでリッジが取れていたのだが、
寒くなってきて鼻が痛くなってきたので、ランディングする。
大方さんは今日が初飛びなので、まだ飛び続けていた。
今日はお天気は晴れ予報にもかかわらず、フライヤーは少なくハングも入れても10名だった。
1月14日(日曜日)
今日はAFS広島支部の高校生留学生の帰国報告会で交流会があり、
私にもホストファミリーとしての経験をスピーチして下さいとの事だった。
11時集合であったので、荒神町の留学生会館に嫁さんと出かける。
昨年の交流会は新しくホストファミリーを努める人達も来られていたので、
私の経験談を真剣な面持ちで聞いておられた。
今回の集会に来てみるとほとんど外国人留学生と、日本人留学生とAFSのお世話をする仲間達であった。
ホストファミリー関係は現在お世話されているホストの人達であった。
急遽話題を変え、私達がどういう気持ちでホストファミリーを努めたかお話する。

基本的には、新しく我が子が出来るという事である。
一年近くのプログラムなので、留学生をお客さん扱いしていてはとても一年間はもたない。
文化や考え方が違うので、理解し合うのに時間はかかるが、我が子として対峙していると思えば案外うまくいくものだ。
親子関係だという軸を外さなければ、何とかなるものだと強調したかったのだが、理解してもらえたかな?
コロンビアのホアンの時もタイのパッチャンの時も毎晩食事が終わって9時から12時までいろんな事を話をした。
毎晩あっという間の3時間であった。
8月過ぎには日本語もほとんど理解出来たので、私の人生哲学も折に触れて話をすることが出来た。
AFSや留学生から生活費などのお金の授受は一切無いのである。本当に子供が一人出来たと同じ事なのだ。
だから留学生はホストファミリーに対して100%の感謝の気持ちがあるところから出発してくれる。
あとはホストファミリーが子供として受け入れれば良いだけである。
「親、親たらんとし、子、子たらんとする」関係が出来るのである。
ある意味本当の子供達より理想的な親子関係が出来るわけである。
留学生達に学校で沢山の友達を作るのが第一ではあるが、
どのホストファミリーも熱い思いがあるという事を知って欲しかったのだが・・・。
年齢の差が大きいので話が合わないと考えて欲しくない。どんどんホストファミリーに思いをぶっつけて欲しい。
本国の父や母よりも、”おとうさん、おかあさん”に成り得る事が出来るのだから・・・。
私達はホアンやパッチャンが心からそう思ってくれていると信じている。

嫁さんが2時から用があるので、立食パーティを失礼させてもらって早く帰った。
空は久しぶりに抜けるような青空である。
一時頃帰宅し、服も着替えずにそのままボンゴを運転し、いざ神の倉へ。
一時半過ぎに到着し、6名ばかり車に押し込んで神の倉へ。
一発サーマルヒットした人が+500mに3名ばかり居た。キャノピー拡げラインチェックするも、無風になった。
高く上がっていた人も沈下してきて、最後の田原さんもテイクオフ前で苦しんでいる。
そのうち、西正面からホロホロと風が入ってきた。
福伝さんがテイクオフし、右尾根ですぐに下がり始め、一気に300m位上がった。次に増山さんテイクオフした。
私もテイクオフし、テイクオフ前をウロウロしたが、レベルキープ程度。
余り粘っていたら、皆さんテイクオフ出来ないので、思い切って南の屏風を目指す。
南西風のようなので、南の屏風にはたどり付けるだろう。
尾根上を渡って行けている。南屏風にたどり着いたとたん良いサーマルに出会う。
しかし一回転で半分はリフト感じない。いじいじしながらコアを探しながらターンを繰り返す。
だが少しづつサーマルも集束してきたのか良いサーマルに育ったようだ。
田中さんと児島さんが来た。3人でサーマルコアを探す。
どうも2筋のサーマルが上がっていたようで、私と田中さんが100mばかり離れて一気に海抜1000mばかり上がった。
そのうち田中さんのサーマルは売り切れとなったのか、シンクに捕まっていた。
私は運良く海抜1550mまで上がる事が出来た。
ブルーサーマルなのでサーマル雲が見えないので、サーマルがどちらに曲がっているのか?
サーマル天はどこらか?さっぱり分からんが上昇は終了し、シンク音はしない状態で、10分ばかり飛ぶ。
この高さならば鷹ノ巣山を目指せると思うのだが、時間も遅いし、と思うとクロカンに行く気がしなかった。
久芳方面のとんどの煙が上空で北風に押し返されているのを見て、すっきりクロカン諦める。
県道上空まで来ると、シンク音が激しくなり、高度を下げたので、もう一度南の屏風に付ける。
ステイ出来るリッジはあるのだが、少し高度を稼いで神の倉テイクオフにもどる。
高度は中腹位である。せっせせっせと10回ばかり山磨きして、やっとトップアウト。
ハングが4機ばかり待機している。ありゃ!トップランは出来ない。
時間稼ぎをしようともう一度南の屏風に。南の屏風もしっかりしたサーマルがない。ぎりぎりレベル維持か?
上のほうに南の屏風沖から帰ってきたオメ6の河原さんが居たが、神の倉テイクオフに帰っていった。
ちょこっとサーマルあって、+10m位であったので、私の神の倉へ帰る。
途中のリフトを期待したが、何もなく右尾根の一番下のコブより下がって帰って来たので、
リッジで山肌を磨こうとしたが、いかんせん高度が低すぎリッジ風もない。
ランディング上空で弱いグランドサーマルがあり、あまり落ちない。
粟屋さんと同高度になってしまい、何とか粟屋さんに先に降りてもらおうと粘るのだが、彼も粘っている。
何とか彼の後に廻り込んでランディング。
上空を見上げると、アーベントタイムになったらしく、ベレルキープで、5〜6機楽しく飛んでいる。
アーベントは小一時間続いた。
私は遅く来て一時間ばかり飛んで、1550mまで到達出来たので、まずまずであった。
久しぶりに必死でリッジで山際を磨きあげ、トップアウト出来たのもうれしい。
1500mの高度や2時間フライトであった河原さんはその後も粘っていた。児島さんも遅くまで粘っていた。
広大川口は上げて三田方面を目指したが、大力鉄工所どまりであったらしい。
今日は30名ばかりのフライヤーが集まり、それぞれ良い思いをしたようだ
半年振りに絵描きの木原さんが飛びに来た。
昨年はいろいろ忙しくて飛びに来れなかった様で、鬱憤を晴らすように昨日と今日
バンバン本数を稼いでいた。
彼の本業のHPはここです。
http://my.reset.jp/~kaneko_takashi/

悲しい事が一つ。
お昼ごろOさんがランディングアプローチで乱れた風に会ったのか、引きすぎのせいか、
ストール気味で2mくらいからハードランディングてしまい、足を骨折してしまったようだ。
60歳以上のフライヤーは怪我をすると家族からきつい指弾を受けるし、フライヤー仲間もハラハラする。
安全には注意を払っているつもりでも、加齢で反応が鈍くなって来ている。
現役フライやーで吉岡さんを除いて私より年長者が全員怪我をしてしまった。
次は私の番かもしれないので、もっと注意を払わないと・・・。
Oさんの一日も早い回復と復帰を願うものです。
1月17日(水曜日)

17日にOさんのお見舞いに行ってきました。
本人はいたって元気でした。(精神的にも落ち込んでなかった!!)
ひざの下とくるぶしの上の足の骨が折れていたようです。(縦にもひびが入っていた。)
今日、かかとに針金を通しておもりで足を引っ張っていた。
見た目が痛そうなので「痛いでしょう!」と聞いたら「骨折部もかかとも痛さは余り感じない」と言っていた。
ご本人の話によると西斜面からテイクオフ。
ランディング場は南の風だが、飛んでいるとき北風を感じたそうです。
自分では気が付かなかったがピッチング起していたらしい。
高さが2m位なのに、なぜか地面と思いファイナルフルブレークしたそうです。
フライヤー仲間に事故原因について何か伝えることは?と聞いたのですが
「今は事故を起して恥ずかしいばかりです。いまは何もいう事が出来ません。
落ち着いていろいろ考えたり、目撃者のお話を聞いてまとめてみたいと思います。」という事だった。
別に私が事故調査委員会を任じているわけでもないし、Oさんのランディングアプローチを
見ていたわけでないので、私が事故原因を特定しようとしているわけではありません。
皆が、事故防止を真剣に考えるきっかけになれば・・・と思った次第です。
Y本さんがOさんのランディングアプローチの一部始終をみておられたらしいので、
掲示板に書いてもらうと有り難いのだが・・・
さしずめ、私が事故ったら「それ見たことか!」「やると思っていたよ!」などの声が聞こえてきそうな気がする。
でも、私なりの安全基準があって飛んでいる積りなのだがなあ〜
もし、私の飛びが皆さんのフライト安全を脅かすようであれば、遠慮なく言ってください。
即時悔い改めますので・・・
70歳までは、怪我一つ無く飛んでいたいものだ!!!!!
そして、引導はおのれ自信で言い渡したいものだと、心からそう思っています。
1月20日(土曜日)2時間 パラ美学
週間予報ではこの土日は雨模様であったが、週末になるに連れて晴れ模様となってきた。
家で朝8時頃は結構雲量は多かった。家を出る10時半頃は雲ひとつ無い晴天になっていた。
11時頃到着したが、社会人は田中さんしか来ていない。
最近土曜日は少ないのと、12時頃にならないと集まってこない。
阿部さんが来たので広大川口と中島を誘って荒谷山へ。
風予報は南東のち北西になっていた。荒谷山テイクオフは南から1〜2m位で入っている。
阿部さんは30分位早いような気がすると言っていたが、私は昨日飛ばなかった
フラストレーションもあり、一番手でテイクオフ。
南小山でポコポコするのだが、廻してははずしてしまい、マキゴンポイントもダメであえなくサブラン土手に降ろす。
キャノピーをたたんでいると、土木作業事務所から3名様子を見に来た。
所長と思しき人が「気持ち良さそうですねー」を連発している。高見さんを知っているとも言っていた。
どれくらいお金が必要なのか?どこへ行けば出来るのか?挙句の果てにはパンフレットがないですか?とも聞かれた。
田中さんが広大女子学生とタンデムで降りて来て田んぼに降ろしたのを見て、
是非自分もタンデムをやって欲しいと真剣な面持ちで言った。
工事現場の隣りに降ろすので良い関係を作っておこうと目いっぱいパラグライダーの魅力やクロカンの事など
話をしたものだから、3名共その気になってしまった様だ。
山本号がピックアップに来てくれた。
パラを積み込む用意をしていると、今度は藁科さんを捕まえて連絡先を手帳に控えていた。
上空を見ると阿部さんと広大川口がトップアウトしていた。大急ぎでいざ荒谷山へ。

テイクオフに到着すると、阿部さんは前に出して下がっていた。
広大川口はテイクオフ上空で上がったり下がったりしている。
河原さんテイクオフし、南小山で粘っているが、レベルに達しない。
藁科さんテイクオフし、南小山東側でじわじわ上げ始めた。
二人ともトップアウトし、テイクオフ上空に来た。私もテイクオフし、すぐにサーマルゲットし、しがみついてトップアウト。
+3m〜4m位の強いサーマルでキャノピーはしわしわしたり、翼端がピラピラする。
何とか海抜900mまで上げちょっと落ちついたのでGPSを入れる。
上空は南風がちょっと強くクルクル廻してサーマルを追いかけるとすぐに後に流されてしまう。
私の機体だと裏山友の会に入会となりそうなので早めにテイクオフ上空に戻る。
山本さんの話によると南風が入ってきて、シアーが形成されていたようだった。
テイクオフ上空付近に戻ると良く上がった。
確かにサーマルコアと思って廻すのだが、自立安定性が保てず、いつもよりははずしまくりだった。
ガーンと上がるのだがコアーの中心に居続ける感じが無いのは、シアーのリフトなのだからだったのか?
はたまた、1100m付近のきつい逆転層のためだったのか?
一度は+4〜5mのリフトあったので、エイヤッとハイバンクで廻した。
ちょっと藁科さんの旋回を邪魔したかもしれない。
3機(山本機、藁科機)ばかり一緒に飛んでいたのに30mばかり上空に、抜き出る事が出来たのがうれしい。
しかし上空に雲が出来ているわけでもなく、旋回を続けていると、そのうちリフト帯からはずれていた。
勇さんが神の倉を目指している。私も後を追いかける。山本さんがオメ6で私の上をスパーッと追い抜いて行った。
原チャリが車に追い越された感じだった。あとからアクセルバー踏んでいたのか聞いたら、ノーマルフライトだったらしい。
県道上まで来たが、どうもシンク音がはげしく、とても神の倉上空にたどり着けそうにないので、Uターン。
マキゴンポイント上空あたりで上げ直す。河原さんと広大川口は向原方面へ走って行ったもよう。
荒谷山上空をウロウロしていたら、サーマル成分少なくなってきた。荒谷山には誰も居なくなった。
トップラン決意。阿部さんと徳ちゃんがスタンバイしている。上空からトップランします!と手で合図。
まだサーマル成分残っていたので、3回ばかり東から(正面)アプローチし直し、ふんわりトップランした。
GPSデータを見ると、2時間フライトで海抜1100m以上に到達したのが6回で、一回は海抜1200mまで上がっていた。
トップランして車をおろしたので、本日の「フライト美学」的には大満足であった。

(フライト後藁科さんに「邪魔しましたね」と言ったら「気が付かなかったですよ。稲垣さんなら一緒に旋回してても
 別に不安を感じることはありません」と言ってもらったので、うれしかった。)


  2時間・海抜1200m・荒谷山トップランでした
1月25日(木曜日)高照寺2時間フライト
武田さんよりフライトのお誘いのメールあり。
中村さんは天気が良いので高照寺に行きましょうとの事でそちらに行く事になった。
11時過ぎ頃から高照寺平日組ジモピーも7〜8名集合してきた。
中村さんの話だと平日組の9割近くが集合して来たようだ。
正月からこっちすっきり晴れることが無かったので、今日は満を持した平日組がどっと繰り出したようだ。
12時過ぎテイクオフに上がる。朝の晴れ間はどこへやら?で雲量が7割位ある。
1〜2mの風は正面っぽく(南西)に入って来てはいるが、ちょっと息継ぎがある。
2〜3人ジモピーが出てレベル以下になったが、すぐにサーマルヒットし、上げていった。
ボルタック側でも左の鉄塔側でもサーマルは立ち昇っているようだ。
私もテイクオフし、左側のボルタックの後を通って探るもマイナスレベルに落ちてしまった。
ボルタックの山肌を磨いていると、+3m位のサーマルに遭遇。
そのままキリキリ回すと飛行禁止のボルタック上空に侵入する事になる。
八の字でサーマルに乗ろうとするが、乗り切れない。ボルタックを少しづつよけながら上げて行く。
小一時間飛んでサーマル成分少なくなって来た様なので、トップランアプローチ。
3回ばかりアタックして高度を合わせてふんわりトップラン。

30分ばかりで先に降りた中村さん達が上がって来た。
武田さんはハングを組み立てているのだが、ランディング場が6Km位先なので、良い条件を待っている。
しばらくして晴れ間が30分位は続きそうな条件になってきたので、テイクオフ。
出てすぐ左側鉄塔下でサーマルヒット。一気に雲底近くに上がる。
高照寺は高度制限があるので、翼端折りで1000mを越えないようにする。
厚めの雲が来る度に付けられるかと前に出してみるが、途中で雲も切れて
レベル近くに落ちたので大急ぎで引き返す。
高照寺まで引き返せばとこかでサーマルヒット出来る。先ほどは中村さんが地上50m位から上げ直していた。
鉄塔上でクルクル廻していると1000m近くなる。通津町はすぐ後なのでこぼれればすぐ届きそうである。
テイクオフ正面で高度を落し、ボルタック近くに廻り込み上げ直す。
雲が連なっているのでもう一度西側から氷室山を目指すも途中で力尽きる。
大急ぎで高照寺山へ帰るも、間に合わずランディング。
ランディング場もグランドサーマルがあり、なかなか降りなかった。
結局今日は7度ばかり高度制限の1000mに上げ直し2時間のフライトであった。
ここ高照寺エリアは晴れればサーマルがよく発生し、風速が弱ければ風向きも関係なく正面からブローが入ってくる。
そして何度でもサーマルヒット出来、B級生などの練習にはうってつけのエリアである。
只高度制限があるので、上がり始めると押さえねばならないので、うっとうしい。
いつかは高度制限エリアをはずして高度を上げ、クロカンに出かけてみたいものだ。

 高照寺はいくらでも上げ直しのきくエリアだ
1月27日(土曜日)南の鞍部
天気予報は芳しくなかったので神の倉に行かないつもりであったが、朝から晴れ間が拡がっている。
そのうち曇ってくると思って家にいたが、その後も晴れ間は拡がっていく。
11時頃家を出て、神の倉に行くと、田中さんと時安さんと中村さんが居た。
地森さんも来て荒谷山に上がる。地森さんはテイクオフ場でエンジンの調子を見ている。
時安さんは始めてエンジンを見るので30分ばかり見物でフライト準備をしない。
中村さんがパラを拡げたのだが、西向きの風が入ってきたり、息継ぎが激しいので
フライトを取りやめ、神の倉に移動することに。
空は高層雲でない薄い(白い)雲が一面に張ってしまい、晴れ間はなくなった。
厚い雲が上空を通ると吸い上げのせいか、風が強くなる。
2時頃厚い雲もなくなった頃テイクオフ。西南西の風で1〜2mの風である。
テイクオフ右の尾根筋では少しリッジサーマルがあるのだが、上がりきらない。
南の鞍部を過ぎてすぐにグッと持ち上げられた。午前中は晴れ間があり、鞍部のボールに
サーマル成分がたまって、西風に乗ってリッジサーマルを形成していると想像していた。
最近は西風で飛ぶことが少なかったので、試しようがなかった。
今日は予想が当たって、力強いサーマルに乗る事が出来た。
+200m位で南の屏風上に移動し、更に高度を稼ぎ海抜900mまで上がる。
しばらくして灰色の雲が来て吸い上げられる。どこに行っても上げられる。
一面の雲なので、雲中に入ったら雲の端に逃げるという事が出来ない。
翼端を折ったり、スパイラルをしたりして、降りて来た。小一時間のフライトであったが、以前から試してみたかった
南の鞍部の先のサーマルポイントが想像通りであったのがうれしかった。

1月28日(日曜日)南の鞍部
今日も晴れ予報である。
早めに家を出て10時半過ぎにはランディング場に到着したが、車が3台ばかりしかない。
今日は西北西予報なので、神の倉しか飛べないと考えて皆さん遅いのであろう。
荒谷山は南から風は入っている。
うだうだして12時頃になってやっと神の倉に上がる。途中向原方面でパラパラ雨が降る。
メンデルが出てすぐに鉄塔下を目指す。雨か雪の白いカーテンが見えるのに突っ込んで行っている。
南風が強くなってメインランディングに届かず農道にアウトランディング。
次々と灰色の雲が西北西から流れて来ている。
2時頃ようやく灰色の雲がなくなったので、足刈さんと石田さんテイクオフし、上げ始めた。
私は寒かったのでほおかむりしてハンチング帽をかぶっていた。
テイクオフしてリッジをとっていたら、頭の上がパクパクする。ありゃ〜!ヘルメットを忘れている。
ほおかむりをしていたので、フルフェイスヘルメットをかぶっていると勘違いしてしまった。
不安全フライトを続けるわけにはいかないのでそのままランディングへ。
ランディングしてすぐに阿部号で上げてもらう。3時にテイクオフ。
勇さん、足刈さんが南屏風を「目指している。
私は昨日と同じ鞍部で粘って+150mまで上げて、南屏風を目指す。
南屏風の東端で+3m/Secのサーマルヒット、そのまま上げ続け海抜1500mまで上げる。
雲底まで150m位なので、雲底に居ると、どこかで吸い上げもあり、殆ど下がらない。
もう一度強い吸い上げがあり、雲底近く海抜1550mまで上げる。後でGPSを見るとメインランディング上空であった。
雲の下を巡って白木町のパチンコ屋近くまで足を伸ばすも、西風強くあまり進まず(15Km/h)沈下する。
トップランして車を回収でもしようかとテイクオフに近づくも、ハングが3機まだ待機中である。
もう一度南屏風で上げ直そうかと近づいたが,今度は何もなく、どんどん下がってランディング場へ。
今日も西風がらみで、例の鞍部で上げるきっかけを作ったのがうれしい。
1時間のフライトで海抜1550mに達した頃は私だけ上げきっていたのでうれしい。
今日はハングが7機ばかりと、パラが15機位だったか?結構にぎやかだった。
私がランディングして後、一時間ばかりアーベントタイムになり本日のフライトは皆さん楽しんだ事だろう。

 一発で1500mまで上がる