2007年 9 月 |
9月8日(土曜日)雲中出たり入ったり 今日は少し遅れて神の倉へ行った。増山さん、山本さん夫妻、吉田さん、高杉さん、中村さんと同僚、 田中さん、田原さん達がすでに荒谷山へ上がっていた。 11時半なので誰も来そうにない。地森さんは朝一でモーターで飛び出し、周辺を巡っていた。 地森さんのみを乗せて荒谷山へ急ぐ。 夏場は10時過ぎにはサーマルが上がっていると思われるので、早くテイクオフしようと思っていたのだが・・・。 地森さんの話だと、荒谷山周辺は良いサーマルはなかったとの事・・・。 荒谷山へ上がったが、皆さんまったりとしている。 本流は北よりの風だが、時々東からも入ってくる。 小さな積雲があちこちにポコポコ出来ている。所々発達した積雲にもなっている。 増山さんがキャノピーを拡げ始めた。私も早く出た良いと思っていた。 下の方で12時のサイレンが聞こえる。増山さんテイクオフし、正面のボール中央でサーマルを引っ掛け揚げ始めた。 私もすぐにテイクオフ。正面ボールでサーマルを引っ掛け廻しながら右ボール上空で上がる。 何とかサーマルからはずれることなく雲底へつける。 本日一番目のテイクオフとサーマルヒットは増山さんである。 人が上がり始めてから準備をし、サーマルヒットし、揚げた所でたいした栄誉ではない。 自分なりに条件を読んで一番手で挙げるという事は当日の栄誉賞である。 最近はぶっ飛びが何本でもかまわないと言う気が失せてしまい、良いフライト一本でいいや!!と思うようになった。 サーマルが終わっている事が多い様な気がする。 やはり神経を研ぎ澄まして、一発必中でテイクオフしないと、サーマルヒットの確率は悪い様な気がする。 雲底につけたのは私が一番であったが、増山さんもすぐに同じ雲底に付けた。藁科さんも追いかけて来た。 しばらくテイクオフしにくい風と見えて15分ばかり風待ちがあって、後は皆さんどんどん上がってきた。 テイクオフした人は全員雲底に届いたようだ。 アウトアンドリターンしている人と今日は皆さん1500mの雲底を涼んでいる様子。 私は夕方用事があるので、トップランして車を下ろそうと荒谷山で遊んでいた。 高杉さんと荒谷山でちょっと絡んで揚げ直す。高杉さんはメインランディング方面へ走った。 見えるのは私達2機だけだ。トップランしてやろうとテイクオフに近づいたが全然リフト無し。 あえなくサブランへランディング。上空を見ると誰も飛んでいる機体が見えない。 よし!よし!私が一番長く飛んだか!!と思っていると、藁科さんが「誰がこの雲に居ますか?」と無線で呼びかけている。 何だ、藁科さんがまだ飛んでいる!! 結局藁科さんはその後も飛び続け、3時間近く飛んだ模様。 2時過ぎから松代さんが神の倉からテイクオフし、粘りに粘って雲底に付けた。 荒谷山へ車の回収に上がり、3時過ぎには帰る。 本日は一本のみだが、フライト時間一時間半で、海抜1500mに3回ばかり上げ、雲の端で雲中に 出たり入ったりし、涼しい思いをしたので大満足であった。 |
9月9日(日曜日) 今日は高層雲が張っているし、日差しも弱いので神の倉には行くまいと思っていたが、 高層雲の下に積雲がポコポコ出来ている。 昨日と同じくらい上がるかもと思って神の倉に出発。 11時過ぎに到着したが、山本号は荒谷山へ上がったところだ。荒谷山はなかなかテイクオフしない。 風がかぶっている様だ。田原さんがテイクオフしたが、エスカレーターに乗ってサブランに降りてしまった。 神の倉に上がる。西北西2mの風が入っている。高層雲と積雲のかげりでサーマルは強くなりそうにない。 弱いながらも日差しのある時にテイクオフしようと一番手でテイクオフ。 鉄塔下の中腹を何とか渡りきり、ヘアピンカーブの尾根に付ける。 いくらかリッジがあるので、しがみついて10日ばかり振ってトップアウト。 テイクオフから私の機体が見え始めた頃、次々とテイクオフして来た。 せいぜい+15m位なので、神の倉山頂は混み合ってきた。神の倉テイクオフに戻ってみる。 そこそこのリフトは有るのだが、せいぜい+100m位か。今日は稜線上でなく、50〜100m位沖にリフトが有る様だ。 ターンかけて廻してみるもすぐに頭打ちになる。 一時間半飛んでサーマル成分なくなり全員降りてしまった。 |
9月22日(土曜日)平和カップ 今日から平和カップ大会である。 例年は11月に行なわれていたが、今年は9月の3連休の日となったわけであるが、パラの選手登録が いつまでも10名位だったので、皆さん心配をした。 何とか50名近く選手登録があったので、ヤレヤレであった。 天気予報は3日間のうち初日のみが晴れで、あと二日は曇りである。 私は一度も大会の選手としては出た事がない。 夢中になると前後見境がなくなるので、大会には向かないと決めているのである。 いい年して人様に迷惑をかけるのは出来るだけ避けたいところである。 自己完結型のクロカンが一番自分に合っているかな?と思っている。 そんな訳で平和カップ大会は車の提供とちょこっとお手伝いしてダミーもさせてもらっている。 大会の日でも飛びたいのが本音なのだが・・・。 本来のダミーの役を果たしているのかはなはだ疑問のダミーをさせてもらっている。 年寄りフライヤーなので、皆さんから我儘を許してもらっている。 今日は一度選手たちを荒谷山へ運び上げて、大会本部へ帰って来た。 ダミーが出てきて条件よくなければダミーを拾い上げて私も出ようと思って待っているのだが、なかなか出てこない。 ハングのダミーが一機出たが、何事もなくサブランへ降りてしまった。 その後誰も出てこない。雲量は多いのだが日は差しているので、サーマルが育っても良いのだが・・・・。 次から次へとダミーを飛ばせたいところである。 大会本部に居るスタッフに声をかけ、上がってすぐにダミーとして飛ぼうと誘って4名でテイクオフに上がる。 11時半頃で日差しも強くなりかけていたのでゲートオープン前であった。 ダミーの皆さんはかっこいいテイクオフ(一番上げ)を目指しているのか・・・・。 はたまた衆目の多い中ぶっ飛びは避けたいところであるのか・・・・、 ダミーも一番良いチャンスを待っているのか・・・。 でもダミーの一人が良い条件を探ればゲートオープンになってダミーはお払い箱になるのに・・・。 私は到着してすぐに準備してテイクオフ。 正面を左右に往復し、小さなリフトはあったようだが、ターンを切るほどもなかった。 そのまま大会用サブランにランディング。 日差しはしっかりしてきたので、5〜6機の選手がすぐにテイクオフしたが、粘りきれずランディングしてきた。 もう一度ダミーが必要かな?と思ってテイクオフに上げてもらう。 一機だけ+200m位に上げていた。他の機体は粘っていたが、その内だんだん上げていった。 これで何とかパイロンも取れて大会も成立しそうである。 既にダミーの必要はなくなったようである。 少しずつ雲量が増えてきて選手が半分位テイクオフした時点でトップアウトしなくなった。 もう少し日差しが続いてくれれば皆さん同じ条件で戦えるのに残念だ。6名はタスクをこなした様だ。 夜はリンダルハウスで恒例のウエルカムパーティ。 牡蠣の季節には早いので名物殻付き浜焼き牡蠣がなかったのが寂しい。 豚の回転焼きは恒例の如く、大きな串に刺されて回っていた。 焼肉はドラム缶の上で豪快に焼かれていた。お好み焼きや豚汁、その他沢山の食材や ビールなどが用意され大いに盛り上がっていた。 |
9月23日(日曜日) 朝ちょっとバタバタしたので遅れて神の倉へ。 既に選手たちは山に上がっていた。ダミーが飛んできたらピックアップして荒谷山へ上がろう。 今日は曇りの予報であったが少し日差しが出てきた。ダミーが居ないのか誰もテイクオフしてこない。 ゲートオ−プン前に誰もダミーが居ないのも選手にはかわいそう。3名ばかり誘ってダミーで飛ぶべく荒谷山へ上がる。 すぐにラインチェックして準備していると、「ゲートオープンまで7分!!!」と競技委員長の児島さんの声がする。 すぐにテイクオフしようとテイクオフ場先端に行くと足刈さんがキャノピーを拡げていた。 彼もダミーを努めるのだ。本流は北東気味でテイクオフ左から風が入ってきている。 足刈さんテイクオフし、正面を探っている。すぐにキャノピー拡げて私もテイクオフ。 左サイドのボールを渡って左尾根に付けてサーマル探ろうとした。 しかしボール中央付近でリフトを感じたので廻してみる。上昇する程度にはリフトがある。 しかし本流は北東風で左尾根を越えて風が入ってくるはずで、いつたたかれるか? ボールはリーサイドでボールのサーマル成分のほうが強くてローターを突破する程であれば良いがなぁーと 自分勝手な想像を混じえながら2〜3回廻してみる。 20mばかりトップアウトし、左尾根、稜線と同じ高さになる。 キャノピーグラグラして昨日ランディングした時入った?小石が5ケばかり、キャノピーから飛び出して行った。 先程のサーマルはしっかりしていたはずだと、左尾根を回りこむことはせず、 もう一度ボール中央より少しテイクオフ寄りを探った。 しっかりしたサーマルをヒットし、ちょっとグラグラしながら廻して+200mに上げた。 下を見ると足刈さんが左尾根を廻り込んで、粘っている。徐々にではあるが、上げている様子。 選手たちも5〜6機テイクオフした。 上空はねずみ色の雲が北東より迫っている。 もうちょっと上げようと、リフト探っていると、いきなり右2/3程潰れた。 そこはDHV1−2クラスのイプシロン4だ。残っている左側に体重乗せているだけで、旋回もせず直線飛行している。 落ちついて右ブレークをはたいてキャノピー直す。 選手達を引き出す役目は済んだ様なので、この雲から逃げ出す事にした。 どんどん出てくる選手達の頭上でバサバサ音を立てたり、キャノピー潰していては大会の邪魔するだけである。 次の雲に移って高見の見物と、南西にある隣りの雲を目指す。 雲の下に辿り着いたが、低過ぎ雲の吸い上げ効果はない。しかも結構北東が強いようなのである。 メインランディングでも目指そうかと思うのだが、偏流で流してもちょっと無理みたい。 最悪、緊急ランディングかな?と思いつつフルアクセル。何とかマキゴンポイントまで帰って来た。 これなら大会用サブランでもOKか?行ければサブラン土手にでも降ろそう。 川土手近くに行くと、勇さんのタンデム機が居る。同時進入になりそうなので、早く下ろそうとビッグイヤーをかける。 何だか前に進んでいない。地上30m切ったので、正常滑空に戻す。 地上10mでファイナルアプローチで土手上のコースをとる。 ちょっとグラグラしてテンション抜けかかり垂直降下。 土手にランディングしてすぐにキャノピー絞って勇さんタンデム機の道をあける。 勇さんはサブラン土手ランディングを落ちついて成功させる。 選手達3名が地上50m位のグランドサーマルで粘っている。じわじわ下がってきてファイナルアプローチ。 2機はアウトランぎりぎりでバック気味に土手に降ろした。もう一機は前に出れず、橋の川下の土手に降ろしていた。 大会は先程の黒雲の雨が降ってキャンセルとなってしまった。 |
9月24日(月曜日) 大会最終日。表彰式もあるので早めに切り上げる必要ある。 ハングは昨日で大会は終わっている。雲量は80%くらいで、高層雲も張っている。 タスクを組むほどもなく、メインランディングへぶっ飛んでのターゲット競技になりそう。 私の機体でメインランディングに届くか?という事でダミーを努める事に。 只只、まっすぐMLを目指し、100m高度を残してMLに到達。ターゲットは1.5m位だった。 その後どんどんターゲット競技は進み終了。 競技結果はここに。(もう少し待ってください) 今年は競技日程が変わりエントリー数が10名からなかなか増えないので心配したが、 何とか大会を開催する事が出来て良かった。 遠方より参集して下さった皆さん有難うございました。 スタッフの皆さん本当にご苦労様でした。 |
最近のパッちゃん 女学院高校に通っていた留学生のパッちゃんが、タイに帰ってから既に一年半たってしまった。 大事な試験がある時を除いて、毎週土日の夜には「おとうちゃん!おかあちゃん!」とスカイプで 呼びかけてきてくれる。 パッちゃんの日本語の勉強にもなるので、2時間ばかりは夫婦で交代で話をする。 パッちゃんのコンピュータが悪いのか?何度も切れてしまうのだが、すぐに「おとうちゃん!おかあちゃん!」と 呼びかけてきてくれる。 パッちゃんは今年18才になったので、授業中に呼び出されて「今から選挙に行きなさい!と言われて 恥ずかしかったよ。だって同じクラスの子は16〜7才なんだもん」といっていた。 学校の文化祭で、仮装行列があって大人っぽい格好をしたので写真を送ってきた。 体重が38Kgしかないので、いつも”鶏がらパッちゃん!”とからかっていたので 「少しは大人っぽくなったでしょう!!」ということらしい。 「おとうちゃんのHPにのせて!!」と言っているところみるとパラの皆さんにも 「18歳になったパッちゃんをみてください!!」ということなのか? もっとも体重は40Kg程度のようなので”鶏がらパッちゃん”からは抜け出せて居ない様だが・・・・・ 画家の木原さんが「あの娘には華がありますよ!」と言ってくれた。 おとうちゃんとしては大変うれしい事なのだが「華」の説明が大変だし本人がその気になっても困りものだし・・・ 大輪の花に咲いたとき、画家の言葉を伝えてやろうと思う。 |