2006年 4 月 |
4月16日(日曜日) 強風の為飛べず。 久しぶりの晴れの為、それでも15名ばかり集まった。 荒谷山林道の掃除をする。 |
4月17日(月曜日)上川立町水屋の川土手17KM この一週間飛べてない人のイライラが募り、パラ中毒重症患者の 石田さん、河原さん、是枝さん、田中さん、芦刈さん、と私の6名が11時集合。 気圧配置といい、風の強さ、晴れ具合、4月で最高の日とばかり参集したのだが、一面薄い高層雲が張っている。 気合を入れて荒谷山テイクオフに上がる。 テイクオフは南東1〜3m/Secが吹いているのだが、少し冷たい。 「今日は上空の北西風に乗って福山へ行くぞ!!」と軽口を飛ばし合う。 皆の、心のフライトログは50〜60Kmなのだが・・・ 12時頃になると風が止まったり少し里のにおい(牛糞臭?)が上がってくるような気がする。 足刈さんが一番手でテイクオフ。正面ボール奥で上げ始めた。 石田さん、是枝さん、田中さんもテイクオフして、同じところでサーマルゲットし上げて行く。 少し遅れて私もテイクオフ。ちょっと荒れ気味のスティッキーなサーマルで、 捉えずらく、上げきらないうちにはずしてしまう。 時々ピッチングをくらう程の強いサーマルだが、細すぎて乗り切れない。 単に荒れているだけかもしれない????。 テイクオフ上空にずらしながら上げて行くのだが、追いかけて廻していると結構後ろに流される。 田中さんがマジック3で潰されながらもハイバンクで廻している。 それを見ていた河原さんが「田中さん!恐くない?」と無線を入れている。 オメ6でクラバットし、失速した河原さんは少しナーバスになっているようだ。 皆んなで上げ切ってコンボイ組んでクロカンに出ようと打ち合わせしていたのだが、 全員揃って上げきる状況がなかなか生まれない。 上げる事は出来るが後ろに流されステイしようとするとシンクにはまるので、前に出すの繰り返しだ。 1600m(海抜)くらいで、足刈さんがクロカンに出発した模様だ。続けて石田さんも出発した。 全員揃ってないが上空で待っている事も出来ないので、1400m(海抜)で私もクロカンに出発する。 尾根沿いを進むもシンク音ばかり。高嶽山を900mで通過するも、戸島で一気に500m高度を失う。 先週もここで上げなおしてところだ。サーマルは有ると信じて突っ込んで行く。 ここでの復活は確証ではないが、信仰に近いものがある。 迷わず突っ込んでいく。・・・無い!! ピッ!とも言わない。 今ならまだ田んぼにエスケープ出来る。−3〜4mで下がる。 もう山チンしかないかな?と尾根右の小さな空き地かな?と覚悟を決めると、 かすかにピッツピッツとバリオが「鳴り出した。 必死でしがみつく。両方の斜面から上がってくるサーマルの様で弱い。 大事に上げているとようやく収束したサーマルになった様で+3〜4mで上がり始める。 コアを捉えきれないが、何とか900mまで復活。 石田さんは高いところから大土山へ行きかけたがやめたようだ。 私はそのまま北上。内長見で弱いサーマルヒット。大事に廻していると、しっかりしたサーマルヒットし、 1100m(海抜)まで上げなおすことが出来た。 なぜここでサーマルが上がっていたか未だに想像が付かない。 そのまま甲田町をめざし、小脇邸実家の裏山のアンテナ山を目指す。 何もない!!あとは距離を延ばせるだけ延ばそう。 グランドサーマル期待で湧永製薬工場上を飛ぶも無い。とんびがステイしているところに移動。 ピッツピッツとバリオは鳴ってくれるのだが、廻すとすぐに外れる。しかし廻さなくてもサーマルは流されていく。 結局上川立町水屋の川土手に降ろす。 石田さんもあとから来て同じ所に降ろす。一時間半の17Kmのフライトであった。 今回も低い所からの復活があったのでそれなりに満足フライトであった。 フライトログ |
4月20日(木曜日)リタイヤ生活20日目 仕事をリタイヤして20日過ぎた。 時間が余って日がなテレビのチャンネルをカチャカチャ廻しているとか、嫁さんの後ろを ついて追いかけ、スーパーにも付いて行くとか、ちまたに言われている「ぬれ落ち葉」状態にはない!! この20日があっという間に過ぎてしまったので、逆に老後の時間が少なく感じるのではないかと、恐怖を感じてしまった。 30年間分の家の不用な物の片付けや、(まだ続いているのだが・・)過去のデジタル映像のDVDへの移し替えなど やっていたら、海外リタイヤメント生活の調べが全然進んでいない。 6月末に川地さんのスペインツアーに参加して、その後も一ヶ月ばかりステイしてみたいとは思っているのだが、 全然調べが進んでいない。 スペインで現地に住んでいる人に直接情報もらって、2週間ばかり定点観測してみたいのだけれども・・・。 早くしないと川地さんのスペインツァーの締め切りも近くなるし・・・。 先日Jicaの説明会に行ってきた。 シニアの人間に求められるものは、結構高い技術を要請国から求められている。 秋の説明会のものは南米あたりの日本人会からの要請で、日本語教師のプログラムがあるらしい。 これだと嫁さんの日本語教師の認定が役に立ちそうである。 プラスαとして、日本文化を伝えて欲しいという事もあるのでお花の教授免状も役に立ちそうである。 嫁さんがJicaから派遣されて、私が家族として付いて行くというのも悪くない。(夫婦同伴の制度があるので・・・) 私は高校の頃、柔道初段を貰ったので、子供達になら教えてやれる事が出来るかも・・・。 子供達を集めて日本語を教えてもいいかな? 私はボランティアなので、”晴パラ雨読”としたいろころなのだが・・・。 パラが出来るところに派遣されればいいのだが・・・。 何はともあれ海外生活を早く実現させてみたいものだ・・・。 海外生活に耐えられる体力はせいぜい70歳までかな?と思っているので・・・。 嫁さんの場合は大丈夫と思うが、私は語学がさっぱりなので、引きこもり生活になる可能性もないではない。 現地の人にどの様に受け入れてもらえるか心配ではあるが、 何とか頑張って充実したリタイヤメント生活を楽しみたいものである。 話は変わるが、パッちゃんは2月始めにタイに帰ってから毎日夜2時間ばかりMSNのテレビ電話で話をしている。 毎日2時間だと話題も尽きるのだが、「おとうさ〜ん!!おかあさ〜ん!!」と呼びかけてくるので、 ついつい2時間も話し込んでしまう。 パッちゃんにとっては、日本語を忘れない事にも役に立つので、良い事だと思う。 最近河原さんもメールに巻き込まれているらしい。 タイに帰って2ケ月もたつのにホストファミリー冥利に尽きる。本当に良い娘を預かったものだ。 私達のリタイヤを伝えたものだから早くタイに来て下さいと毎日言う。 タイの学校では、5月中旬まで2ケ月の夏休みらしい。4月13日が1年で一番暑い日の様なのだ。 大学に入学した時訪問してやろうと思っていたのだが、来年には行かなくてはならないか? タイで飛べる所があったかな?・・・・・・ |
4月22日記す 私の誕生日(4月16日)に合わせてバースデイカードがぱっちゃんから届いた。 毎晩MNSの電話で話しているのだが、バースデイカードは秘密にしていた。(嫁さんは知っていたようだが) バースデイカードと日記帳が送られてきた。 私達には、娘が居ないので、ぱっちゃんが本当の娘みたいな気がしている。 ぱっちゃんは少ない日本語のボキャブラリーで、心のひだや哲学的なことを上手に表現できた。 頭がよく文才もきっとあると思ったので、大学に入ったら日本の留学生活の小説を書くように勧めた。 手始めに、留学生日記を、高校生活が始まる前に書くように強く勧めた。 電話の度に、日記書いた?と尋ねていた。 そしてついにバースデイカードといっしょに日記帳は送られてきた!! 150ページからなる留学生日記であった。20日ばかりで書き上げたらしい! 残念ながら、タイ語で書かれているので私には読めないが、きっと小説の原稿になると信じている。 電話の度に、会いたい!会いたい!と言ってくるぱっちゃんに根負けして、 来年会いに行くことを約束してしまった。(大学入学のお祝いに行こうと思っていたのだが・・・) ぱっちゃんが我が家に来たとき、赤毛のアンとマシューのようだなと思い、 「赤毛のアン」のアニメーションを借りてきていっしょに見た。 日記帳の見開き ぱっちゃんが日本で撮り貯めた私達との写真で作ったアルバムの見開き。 こんな感じで、150ページも日記帳を書いてくれた。(これはそのうちの1ページ。) 私がぱっちゃんに話した重要なことは全て理解し、少ないボキャブラリーで的確に表現している。 タイ語が分かると嬉しいのだが・・・・ |
4月22日(土曜日) 雨なので終日家の倉庫の片付けをする。 6時前に竹井さんから電話。広島ベンチャーズのチケットが余ったので聞きに行かないか?と 榎本さんが誘ってくれたらしい。急遽聞きに行く事に。 若い頃「テケテケテケテケテケ・・・・・」というエレキギターのサウンドが大流行したのだが、 音楽の苦手な私には無縁であった。 しかしあのサウンドが強烈に耳の残っている。ちょっと懐かしさもあり行ってみた。 小さなライブハウスで100人ばかりギューギューで入っていた。 団塊の世代の人たちばかりかと思ったが、30代の人も2割くらいは居た様だ。 スピーカーがガンガンの席であったので、身体で聞くことが出来、それなりに楽しめた。 ライブハウスを出てお好み焼を食べて分かれる。 彼らは今から矢沢栄吉サウンドを聞きに行くという。すごいパワーだ。 私は先ほど河原さんから電話をもらっていたので、藁科さん宅に立ち寄る。 河原さん、中村さん、安部さんたちがすでに出来上がっていた。 ゴールデンウイークのパラについて話がはずむ。12時頃退散。 |
4月23日(日曜日) 私のボンゴフレンディはラジエーター不調で修理に出しているので、藁科さんが迎えに来てくれた。 昼から晴れ予報ではあるが、雲底が低く、鷹ノ巣山山頂が(1000m)見えない。 12時前にとりあえず荒谷山テイクオフに上がる。 南2〜3mの風は入ってくるが、日差しが無いので上がりそうにないので皆さんまったりしている。 私は2時半に広島大学のスペインの留学生と会う事になっているので、あまりぐずぐずしてはいられない。 私が一番でテイクオフした。南小山でサーマルらしきものはあるのだが、捉えきれない。 マキゴンポイントで5分間ばかりねばるもあえなく緊急ランへ。 地森さんに連絡入れると、児島さんと石田さんが立ち寄ってくれた。 私より後に出た人は上げ始めている。河原さんは雲底に付け、見えなくなった。 準備をしていると、嫁さんがランディング場に迎えに来たと電話が入る。 大急ぎでテイクオフ。出てすぐ前のボール奥でピッツピッツとバリオが鳴り出す。 トップアウト位しないと悲しいので当然の如く廻す。 10分間ばかり遊んで一度はトップがとれたので、そのままメインランディング場へ。 約束に20分ばかり遅れて広大留学生で、メキシコ人のアンヘレスを訪問する。 部屋に行くとスペイン人のエンリケとブラジル人の日系4世の田中カレンが居た。 アンヘレスは先週メキシコから帰ってきたばかりで、時差がとれないと言っていた。 Tシャツやコーヒーなどメキシコのおみやげをいっぱいもらってしまった。 早速エンリケ(彼は私の誕生日会がテレビに出た時出席していた。)からスペイン事情を聞く。 川地さんと行く10日間のスペインパラツアーで行って、あと20日ばかりスペインに 残って田舎を満喫してみたいと伝えた。 エンリケは、はじめは風光明媚な観光地を説明していた。 スペイン人を定点観測したいという事を一生懸命伝えるのだが、うまく伝わらない。 一週間ばかり同じ所に滞在し、現地の人たちとお友達になりたい。 私達をどんな風に受け入れてくれるのかを観察したいのだが・・・・。 エンリケに田舎町で1週間ばかり安く宿を提供してくれるところをスペインHPで探してくれる様に頼んだ。 私達ではとてもスペインのネットサーフィンは無理なのだから・・・。 地図を見ながらそんな話をしていると、メキシコ人のルイスが訪ねて来た。 そしてスペイン娘のヨネが来た。 彼女はバスク地方出身で、私の家にも寄って下さいといわれてしまった。 エンリケが薦めてくれた町から50Km位のところであった。ちょっと行ってみたい気がするが、 外務省の安全情報によると、バスク地方の独立を叫ぶETAのテロもあるらしい。 もう少し情報収集しないと。。。。 3時間ばかり話をして皆を引き連れて食事をしに行った。広大ハングの学生達とレストランで会った。 こちらは6名で賑やかにやったので、ちょっと目立ち過ぎたかも・・・。 繁盛しているお店で(大戸屋)入り口に行列が出来ているので、一番遅かったヨネの食事が終わり次第お店を出た。 再会を約束して分かれる。 アンヘレスが「お父さん、お母さん」と言ってくれるので、他の留学生も同じ様に呼びかけてくれる。 彼らは文部科学省のプログラムで広島大学に留学している。広大に600名ばかり居るようである。 彼らは寮に住んでいて、生活も独立して営んでいる。 しかし、日本でのホストファミリーを熱望している。 お互い暇な時に家に呼んで食事をしたり、お話をしたりする日本の家庭を切に願っている。 日常生活ではなかなか日本人と接する機会が少ない様である。 彼らは自国の大学を卒業して、広大に来ているのである。 手のかかる留学生ではないので、気軽にホストファミリーを努めてくれる日本人が居る事を願うものである。 |
4月24日(月曜日) 今日の天気予報が良いとみたので、平日友の会は賑やかになった。 10時半集合という事で、田中さん、中村さんと待ち合わせ。 昨日田中さんは阿蘇の大観望の峰で飛んでいたらしい。残念ながら大会は不成立だったようだ。 今日の条件は最良と読んで是枝さんは、一生懸命仕事の段取りを済ませ、 神の倉に足刈さんと駆けつけてきているそうだ。 神の倉に集合する途中の三田あたりでは南風がビュービュー入って来ていた。 天気予報は西北西2〜3mの風である。 荒谷山に上がったら何と黄砂で鷹ノ巣山がボンヤリとしか見えない。 時々モワァーと吹流しは正面を向くが、基本的に西北西のフォロー風である。結構強くフォローとなる。 黄砂がこれだけ多いとクロカンに出ても山が見渡せない。 神の倉に移動してみると、メインは北西風3m位。 時々ブローが西斜面から入ってくるも、長続きしない。 そのうち黄砂が少なくなってきて青空が見えて来た。 白木町の上空に積雲が発生し始めた。もう少しこちらに移動してくれるとうれしいのだが・・・。 発生している積雲は西から流れてくるが発生するとそこに留まっている。 結構クラウドストリート的に連なって来た。 あとからきた足刈さんと是枝さんは、南ブローが強くなると信じて荒谷山へ上がって行った。 12時頃西斜面からブローが時々入ってくる。何だか今日はグランドサーマルか?と予感する。 北西風なのに、西斜面に風が吹き付けてこない。 モアーとしたブローが時々入ると言うことは、正面沖でサーマルがあるだろうと言い合う。 ついに中村さんが、テイクオフした行った。沖50m位でドシンクにはまってフロントタックに3回も入る。 3回目は完全に機速を失ってしまった。山チンが!!と私はハーネスを脱ぎかけた。 シューティング気味に前にかぶって機速を取り戻す。 次の瞬間、強いサーマルでピッチングを起こす。 何とか抑えてハイバンクか?とおもったが少しナーバスになった中村さんは突き抜けて行った。 荒谷山からは足刈さんが、テイクオフするも、ぶっ飛びに終わった。 風は北西になってしまってブロー気味なので田中さんテイクオフするも何もない。 1時頃西斜面から入ってきたので、わたしはテイクオフ。先程のサーマルがないかと 右尾根から沖に出し、風上から恐る恐る近づいてみる。ちょっと荒れ気味だがサーマルはあった。 長く続いているサーマルだなぁー。ついにトップアウトした。 しかしどんどん上がる雰囲気はない。トップアウトレベルで廻していると中村さんから 「ランディングの風は北で、ビュービュー吹き出しました」と無線が入る。 ランディングもやばいのか!と、トップランを目指す。 まだ風は強くない。−m位から西斜面に南側からアプローチ。 一発でトップランし、中村さんの車を降ろすことにした。 まだ是枝さんは荒谷山でウエイティング中。荒谷山か神の倉か、どちらの選択が正しかったか!ガチンコ対決のようだ。 私ならとっくに諦めてぶっ飛んでピックアップを選んでいるのだろうに・・・。 3人をピックアップしてもう一度神の倉に上がる。 ついに是枝さんがテイクオフし、上げ始めた。 井口夫妻も神の倉に来ていて、マキちゃんテイクオフし、皆もテイクオフし、神の倉山頂鉄塔で上げている。 空はきれいに晴れ渡り積雲も連なってきた。 是枝さんは雲底近くまで上げ神の倉に移動してきた。ガチンコ対決は是枝さんの勝ちだったようだ。 私も2時40分にテイクオフし、20分ばかり遊んでリフトが弱くなった様なので、神の倉にトップラン。 3時頃になってにサーマルブロー入って来たようで、皆んなも+300mまで復活している。 もう一度私もテイクオフして、神の倉山の左尾根(北斜面テイクオフ前尾根)で力強いサーマルヒット。 ぐんぐん上がって一気に2100mまで上がった。 足刈さんが「鷹ノ巣山を越えまーす」と無線を飛ばしてきた。 それじゃーとばかり私も「豊栄方面を目指しまーす」と無線飛ばす。 200mくらい離れて是枝さんと中村さんは私のサーマルに食いついて来なかった。 私は雲底に近かったので、鷹ノ巣山を越える時もさほどシンクはきつくなかった。 いつも鷹ノ巣山では高度を失うのだが今日は気持ちよく板鍋山を目指せる。 板鍋山を良く見ると、足刈さんが山頂レベル以下で粘って廻している。 じわじわと上げ始め、1000mばかり上げて南東に移動しはじめた。 私も板鍋山山頂なら復活出来ると安心して移動して行くと板鍋山に取り付く前に+3m位のサーマルヒット。 廻しながら南東に移動。500m高度を稼ぐ。 板鍋山を通過し、486号線に沿って行くと、下庄の工場から出ているサーマルをヒット。 この工場は高い確率でサーマルが上がっているようだ。 ここでは400m高度をかせぎ、1800mまで上がる。 足刈さんが先に来ていて、私より200mばかり上まで上がっている。 粘って追いつきたいのだが、さほどの上昇率もなくなり、私は先に東に走りはじめた。 最高55Km/hなので、ワングライドで距離は延びそうだ。 残念ながら日がかげって来たのでいくらかでも距離を延ばしたい。 しかし田んぼの50%は水が張ってある。40%くらいは荒起こしをしてあり、水も入っているようだ。 休耕地を探しながらすすみ、5枚ばかりつらなった休耕田を見つけ、ファイナルグライド。 小学校裏であったので、子供達が気が付いて30名ばかり運動場を走ってフェンスに群がっている。 上から手を振ってやると、気が付いて手を振り替えしてきた。 山際だったので、ちょっと荒れたが安全にランディング。 パラをたたんで近くの家で草取りをしていたおばさんに休耕田に降ろした事を報告。 向原から飛んで来た事を告げるとびっくりしていた。盛んに降りるところを見ればよかったと何度も悔しがっていた。 田中さんに電話を入れると、すでに白竜湖まで来ているとの事、緯度経度をGPSから調べて連絡する。 場所は久井町坂井原の三原市立南小学校であった。 1時間半のフライトで、33Kmであったのだが、自己更新記録ではなかった。 40分ばかりで田中さんのキャンピングカーが到着。 ここから9Km遠くの御調町に降りた足刈さんをピックアップに向かう。 今朝は黄砂がひどく、クロカンは無理と思っていたのに、PM3時から上げてクロカンに行けたのがうれしい。 車の回収とピックアップに専念してくれた田中さんにありがとうございました。 |
4月28日(土曜日) 今週月曜日のフライトが納得のいかない是枝さんが、本日のフライトを平日友の会に提案してきた。 ゴールデンウイークはホアンと一緒の留学生だったコスタリカ国のエリックが母親と友人を連れて来る。 コスタリカに行った時は一家をあげて歓待してもらった。ゴールデンウイークは彼らに広島を案内しようと思う。 そんな訳で是枝さんの提案を渡りに船と、即反応したわけである。 10時半集合という事で神の倉に向かう。途中石田さんから10時45分20秒に神の倉へ行く予定とメールが入る。 石田さんは年度末は土日が無いほどに忙しかったらしい。 マリアちゃんの対応もしないといけないので、思う存分飛んでいない。今日はえらく気合が入ったメールであった。 中村さんも来ていた。是枝妻がクロカンのサポートしてくれるそうだ。いつも有難うございます。 予報は北西風なのだが、荒谷山は正面から入っている。石田さんの車でテイクオフにあがる。 是枝さんのキャノピーが見当たらない!!大急ぎで引き返して探すと、登山口に落ちていたそうである。 テイクオフは、右も左も正面も吹流しは揺れている。きっとサーマルは上がって来ているのだろう。 やっぱり私が最初にテイクオフしてしまった。南小山もない。しまった!早すぎたかな? マキゴンポイントと南小山の中間時点で何とかサーマルヒット。 正面ボールでサーマルがまとまっていて、+4m/SECでよく上がった。 海抜1700mまで上がる。誰もテイクオフしてこない。神の倉に行きかけたが、どんどん下がる。 もう一度荒谷山テイクオフに戻ると、また強いサーマルヒット。海抜2000mまで上がった。まだ誰も出て来ない。 もう一度神の倉を目指す。石田さんの赤い機体が見える。神の倉にもう一度渡りかけるがどうも下がる一方だ。 大急ぎでテイクオフにもどると、同じところで上げ始められた。石田さんは吉田町側まで流して、私より高くなった。 是枝さんもテイクオフし、じりじりと上がって来ている。石田さんは甲田町方面に出発した。 私も後を追いかけるように荒谷山山系を東北に進む。是枝さんも上げきり、追いかけて来た。 上小山で廻し流しながら海抜2000mまで上げ直す。 吉田町上空はコンバージェンスラインなのかきれいに雲の切れ目が続いている。 是枝さんと交互にサーマルの場所を確認しながら流す。 下小原上空で少し上げ直した。私は甲立上空を左寄りに進んだが、サーマルヒットせず、ずっとシンク音を聞きながら 下甲立に降りてしまった。是枝さんは、右寄りに進んだが、やはりサーマルヒットせず、ドンつきに降ろした。 石田さんは先程甲田町あたりで東へ向けて進んで行った。 だいぶ低かったので、降ろしているかもしれない。 私がランディングして石田さんからの無線で「海抜2400mです」という声が聞こえる。 あれ!!ランディングしていない!! 根性で距離を延ばしているらしい。 荒槇牧場に降ろした中村さんをピックアップして、ドンつきの是枝さんをピックアップして、 私の方に廻ってくれるようだ。 私は志和地駅に下ろしてもらって、芸備線で井原市駅に帰る事とした。 今日は6時半から謡の稽古がある為だ。 結局石田さんは4時間ばかりかけて、上下町47Kmを果たしたようだ。 おめでとうございます。 石田さんと私のGPSログ。 |
石田さんの47Kmフライト 石田さんからのメール 有難うございました。 最近は、中々飛べないのでフラストレーションがたまりっぱなしでした。 最初、稲垣さんが2000mあたりまで「あっ、」と言うまに上げられたので、 私もすぐに出たかったのですが、準備に手間取ってしまいました。 実は前回飛んだときブレークコードの翼側の真ん中あたりが切れてしまっていたのを 河原さんに結んでもらっていたのですが、そのへんがまたしても絡んでいて手間取ってしまいました。 2000mあたりで待っていらいらしますよね〜。 私も、稲垣さんが上げた小山でヒットしてからはずーーーーっと回し続づけ2000mあたりで いらいらしていたのですが、井口さんから「スタートしてもいいよ〜」と言われさっさとスタートしてしまいました。 今日は何とか、東へコースを取りたかったのですが、南風が強く怒シンクにはまり 三和町あたりで撃沈を覚悟しておりました。 無線には皆さんが三次方面へ順調に行かれている一報が入っていましたが こんなピックアップの悪いところへ私一人降りたものなら何を言われるやら(^^; 大土山のはしっこあたりで弱いリフトがあり、必死でしがみつくように回していたら いきなりグイッっと引っ張られるような気流に遭遇。 案の定かなり強烈なサーマルにぶつかった。 気流が入り乱れているようでとにかく安定しない。 一気にテンションが抜けたり引っ張られたりと言った感じなので足を縮め蟹股に広げどちらにでも すぐに体重が入れられるように、手も少し広げ身構えていたら、片翼が思い切りシューティングしたので、 潰れる瞬間と言うか潰れるより前にブレークをグッと引いた。 上手く表現出来ないのですがそんな時ってまれにありますよね(^^; でも絶対この空域から離れたくなかったと言うか周りは超どシンク。 必死でしがみ付いていると4m/s位の安定した上昇になり今日1番の2200mあたりまで上がった。 中村さんから「石田さん、もう降りられましたか〜?」と無線が入り 思わず「ふっかああああああああ〜つ!!」と言ってしまった(^^; 前方北側にコンバージェンスがまるで線を引いたように出来ているので そちらに異動したが、又々どシンク? 何とか福山方面へ行きたいと東へ進路を取るのだが思うように進まない。 はるか遠くに福山の町が見えたが、今回はとても行けそうにない。 世羅西あたりで再びサーマルヒット。 吉舎町までで高度を使い切り再びピンチ。 ここで中村さんから無線。どうやら皆さんピックアップに来ていただいているようだ。 「吉舎町上空ですが、可也低いです〜」と無線を入れしばらくすると又してもサーマルヒット。 思わず「再びふっかあああああああああ〜つ」と言ってしまった。 ここでもう一度コンバージェンス側へ異動。 すると今度は肉眼でおよそ100m位手前あたりで上昇し始め、 その雲に沿ってまっしぐら。途中1度バリオが物すごい悲鳴をあげたので思わず回してしまったが それはそのまま真っ直ぐ行くのが怖かったからだ。 上下町あたりで南風が可也強くなり、どんどん北へ流され、さらに高度も下がり 小さなアンテナの山へ付けた。 上がるには上がるのだが、全然前へ進まない。後はこのコードから見えるのは 山ばかり。こいつを外すと間違いなく山沈だ。 もう昨年のような怖い思いはしたくない。 仕方なく、数少ない休耕田へランディングしようと後戻りしようとしたが、 全然前へ進まない。「おいおいこのアンテナの山へトップランかあ〜」 「でも絶対木に引っかかってしまうよな〜」などと思いつつフルアクセルでつま先まで伸ばして必死に踏ん張り、 何とか変流で休耕田までたどり着いた。 ランディング後間も無く中村さんから無線が入り、私の座標を言うと 機体をたたみ終えるより早く到着した。 上下町駅で待機していたようだ。「有難うございます。」 そう言えば今日テイクオフに上がる前、私の車のカーナビの座標の出し方を説明していたのだったが 本当にそうなりました。 今年初めての本格XCが出来とても充実したフライトでした。 ピックアップしていただいた皆さん、有難うございます。 |