2004年クロカンシーズン突入だ!
もうすぐクロカンシーズンだなぁ〜

2006年 3 月   
3月4日(土曜日)35Kmクロカン和地町 
久しぶりの晴天予報。
河原さんからрり。10時神の倉集合とする。10時に行ったが河原さん、田中さん、向井さんと学生達しか
来ていない。10時半過ぎまで待ったが、他に来ないので、学生のてぃんとよっしーを誘って荒谷山に上がる。
テイクオフでは、結局私が一番でグライダーを拡げてしまった。
テイクオフで立ち上げてリフトのパワーを計る。いまいちなのでテイクオフは見合わせる。
そのうち足刈さん、阿部さん、大方さん、小田さんたちが上がってきた。
南斜面から5m前後の風が息継ぎしながら入ってくる。雲の流は西南西である。
12時頃足刈さんが一番手でテイクオフ。正面ボールからのサーマルと、西南からのかぶりで、テイクオフ近くは
ちょっと怖い。上がり下がりしながら沖まで行ってサーマルヒットし、じわじわ上げ始めた。
つづいて学生や大方さんもテイクオフ。大方さんはテイクオフして、前の小山上空で70%潰された。
旋回には入らず何とか回復。サブランに降ろしたが、南が強そう。
足刈さんは沖でトップアウトして、クロカンに出たらしく、見えなくなった。

楽しそうでないので、神の倉に移動しようと、全員でキャノピーたたみ始める。
何だか正面から風が入り始め、少し風も弱まった。サブランに私の車が置いてあるので、一瞬芸でテイクオフ。
正面小山でリフトをヒット。テイクオフ上空でもう一度リフトをヒット。
テイクオフ上空に寄ると危ないので気をつけながら上げる。沖に出しながら上げる事に専念。
+4.4m/Secで上がり始めた。キャノピーは少しシワシワしながら、それでも上がって行く。
遂に海抜1100mまで上がる。
続いて誰かテイクオフするかと思ったが、条件良くないらしく、誰もテイクオフしてこない。神の倉へ移動。
鉄塔では、レベルキープ程度のサーマルはある。皆さん神の倉に移動して来ていると思われるのでトップラン。
一時間のフライトであった。

トップアウトすると、阿部さん、徳ちゃんが居た。学生達も上がってきた。
しばらく様子を見ていると、北西風から西風に変わってきて、吹流しがサーマルっぽくふわりふわりとなってきた。
阿部さんテイクオフして右の尾根上で、弱いリフトを捕まえ、サブロク描いて上がって行った。
大方さんや学生達もテイクオフして、+300mばかりで遊んでいる。
私も拡げたのだが、いまいちリフトも弱そうなので学生達を先に出さそうとキャノピー片付ける。
テイクオフ前で学生達も上がり始めたので、私も14:30にテイクオフ。

テイクオフしたが、ほとんどリフトを感じない。南斜面に廻ったがリフトがない。
あせってもう一度右尾根でキコキコするが下がる一方。沖の方で学生がリフトに遭遇して、ゆらながら上がっている。
なんとかリフトにしがみつこうと、学生の下にもぐりこむ。
しっかりしたサーマルで、一気にトップアウト。2度ばかりサーマルを乗り継いで、
有留上空で海抜1700mまで上がり切った。
結構上がったので、鷹の巣山越えを狙おうかな?とあたりを見廻すと、目線より低いところに逆転層が形成されていた。
強いサーマルに乗って、逆転層を突き破って1700mまで上がったようだ。
雲の下でウロウロしていると、山本さんが無線で「稲垣さん!クロカンに走ってくださぁ〜い、
サポートしますよ〜!」と言ってくれた。
お礼を言って追いかけ易いようにと、芸備線をさかのぼることにした。まず大土山を目指す。

平畝山を過ぎ、滝の観音上空(海抜600m)あたりでサーマルヒット。
200mばかり高度を稼いで、そのまま尾根沿いを移動。
権現山谷山−100m(海抜400m)で、わずかなリフトにあたり、粘っているとじりじり上がり始め、
+300mばかり高度を稼いだ。
ほとんどシンク音を聞くことも無く小脇さんの実家の裏山鉄塔あたりでよいサーマルをヒット。
海抜1200mばかり上がったので、ドン付を目指し移動。
志和地は高度を下げず、そのまま移動し、船所上空に達した。地形は狭いので、三次大橋の河川敷に降ろそうかと思う。
船所は西南風を受けている地形なので、思い切って粘ろうかと思った。
地上200mに下がっていたのだが、山本さんが回収サポートをしてくれると思うと、目一杯粘ってみようと思った。
一人でクロカンに出ると帰る為の交通手段を考えてしまって、駅の近くに降ろす事ばかり考えてしまう。
今回は目一杯粘ることに専念する事が出来た。
±0mの中、出来るだけバンクをかけず、ブレークコードも引きすぎずゆっくり廻してリフトが
強くなるのを待つ事が出来た。(周辺をさぐる事が出来た)
すると、ピッツピッツと天使の音が聞こえ始める。
ねばって1200mまで回復。山本さんが、河原さんと無線で会話をしている。
私が先程上げた甲田町で、1200mまで上がったと話をしている。
河原さんは、少し東寄りのコースを取り東酒屋町の農場の上空を横切っている。
私は、上に出来ていた雲底に付けようとしたが、それ以上上がらないので
河原さんがランディングするだろう方向(東に)移動。

西酒屋町で弱いサーマルをヒット。
西よりの風が強くなっており、センターリングしていても風上側にはずしている。
それでも強いサーマルで1000mまで持ち直す。
河原さんはサッカー場(?)にランディングしていた。
彼の上空でしっかり上げたので山本さんに「私の真下にランディングしました」とちょっと意地悪な報告。
山本さんからは、私を目視出来ていると思うので県道沿いに馬洗川合流点まで
弱いサーマルを廻しながら移動して来た。
西南風なので、馬洗川沿いに流そうかと思ったが、神の倉からの距離は、東に飛んだのでは延びない。
少し風に逆らって庄原を目指す。5時過ぎているので、さほどのサーマルは期待できないだろう。
馬洗川を横切り、芸備線沿いに北上。
さすが途中にはサーマル成分もなく、下和地駅を過ぎ、和地町の高速道と183号線が交わるところに到着。
地上150mあったが、これからは1Kmばかり林が続いているし、この交点は
山本さんにピックアップをお願いするのに、説明しやすいので、降ろす事に。

ランディングポイントを確認していると、山本さんらしいシルバーのワゴン車が見えたので、
スパイラルで高度を下げアスファルトの農道に降ろす。
先程の車は近づいて来ないので、山本さんの車とは違ったようだ。
キャノピーをたたんでいると、バイクで60歳位の男性が、駆けつけて来た。
家で見ていて、近くでパラを見たくて、バイクを飛ばして来たらしい。パラについていろいろ話をする。
山本さんからр烽轤チた。
場所の説明が伝わらないので、その男性に電話を変わってもらい、道筋の説明をしてもらった。
下和地駅あたりに居たようだ。10分ばかりで、ピックアップに到着。
足刈さんが西世良にクロカンに出ていたので、ピックアップに廻り、6時半頃に神の倉に帰着。

本日は山本さん本当にありがとうございました。私のクロカン記録を更新し、35Km飛ぶ事が出来ました。
フライト時間も3時間近く粘る事が出来、
地上150mでもランディングする気がしないで、
サーマルを探し切る事が出来たのは、初めての経験であった。
真近にサポート車が居てくれるという事はメンタル面で大きな力になるものだと実感した。

記録更新であったのに、本日はGPSを付け忘れていた。
河原さんのGPSデータをもらった。
上がった場所は同じ様なところであった。
GOSログに私と足刈さんのランディングポイントのみ記入してくれた。
GPSログへ
3月11日(土曜日)
晴れ予報ではあるが、昼から風速が強くなりそうである。
河原さん、是枝さん、大方さん、などいつものメンバーで荒谷山へ。
南西風2〜3m入っているがいまいちサーマル成分なさそうである。
やっぱり私が一番目にラインチェックを済ませてしまった。
おっと!!バリオメーターを家ではずしたままにして忘れてきてしまった。
是枝さんがGPSなら一個予備があるので、貸しましょうか?と言ってくれたが、
バリオの代わりにならないので、借りるのはやめる。
今日はバリオなしで無音の世界を飛んでみよう!。

かすかな上昇を体感出来るか分からないし、一番先に飛び出してぶっ飛んだのでは
情けないので、皆さんに先に出てもらう事とする。
1時間ばかりウエイティングの後是枝さん、中村さん、河原さん達がテイクオフして
南の小山付近で+200m位上げて行った。
上空は南西風が結構吹いている感じ。私もテイクオフ。南の小山に行くまでにサーマルヒットし廻す。
リフトは体で感じる事が出来るがより強い方向がどちらか分かりにくい。
何とか+100mまでは上がる事が出来た。
誰が廻すか?誰が一番強いリフトに乗っているか?鵜の目鷹の目で一生懸命観察をする。
強いサーマルに乗っかった人に付ける様にする。
風は強いので、最後までサーマルを廻し続けると、500mばかり後に流される。
低い高度だと早めに切り上げて、前に出さないと・・・・。
新機体にし、銀色のヘルメットにした西沢(?)さんが、P証に混じって良い飛びをしていた。
大方さんはサーマルを追いかけすぎテイクオフ上空に戻れず、尾根のローターを
喰らってヒラヒラしながら、谷筋を下って行った。

バリオ無しでも2回ばかりトップを取る事が出来たのがうれしい。
粘って飛んでいると、中村さんと二人になってしまった。風が強くなって来ていて、皆さん早く降りたようだ。
私もアクセル踏んでメインランディングを目指すも、あまり前に進んでいない。
中腹あたりは荒れていて、キャノピーはシワシワしている。
アクセルを踏むのをやめて、サブランへ偏流で向かう。地上も強風のようで、5〜6機降りていた。
石田さんのトラックの近くに降ろす。私の目算とは3mばかりショートであった。
水たまりにキャノピー落としてしまい、1/4程泥が着いてしまった。
タオルで拭くとサンドペーパー掛ける事になるので、やめとけ!と皆さんが言う。拡げたままにして乾かす。
メインランディングで立ち上げをして乾いた泥を飛ばそうと思った。

中村さんはその後たった一人で飛び続け、3時間は飛んでいたように思う。
風が強いので、誰も飛ばない。
石井さんに立ち上げのサポートをお願いしたら、靴も履き替えて来てくれた。
立ち上げると時々身体が持ち上げられる程の強風が吹いてくる。
鉄人の石井さんが後ろからサポートしていてくれるので安心感はある。
「大丈夫?」と聞くと、「大丈夫」と答が返ってくる。石井さんの腕力だけでサポート出来ているようだ。
20分ばかり立ち上げしていたら、連続して強風が吹き出し、身体は持ち上げられっぱなしになってきた。
ボチボチやばいかな?と思って、地上に足が付いたので、「降ろしますー!」と言ってブレークコーを引き込んだ。
キャノピーは降りてきたが、風を直角に受けるので、すごいパワーで二人で少し引きずられ、キャノピーは
2〜3回回転してしまった。ツイストでアンコントロールになってしまい、更に1mばかり引きずられてしまった。
そばに居た増山さんがキャノピーに飛びついて押さえ込んでくれた。
あとから、藁科さんに「ヘルメットをかぶりましょう!」と注意を受けた。
10年もやっていて若い人に範をたれなければならない立場なのに、恥ずかしかったです。
何よりも私身の安全を考えないと・・・。
年寄りの冷や水と笑われtる年になってしまっているのだから・・・・。
あとから河原さんに「風速計は10m/Sec吹いていましたよ」と言われた。無茶したものだ・・・・。

今日のフライトはバリオ無しでも、神経を研ぎ澄ませれば、リフトを感じ、そこそこ上げる事が出来た。
2回トップをとれたのもうれしい。
000
まずまず満足のいくフライトであった。
3月25日(土曜日)クロカン23,5Kmドン付き向う
今日から二日間川地塾である。
久しぶりの晴天で雲ひとつ無い。
今日は集団フライトで、他機を観察を怠らず、良いサーマルを見つけて移動すること。
パイロンを決めて巡ってみる事の課題が与えられた。

11時前には荒谷山へ上がる。
田中さんは川地さんにタンデムフライトしてもらって、サーマルの探し方、入り方
廻し方を勉強するようだ。正月には是枝さんが、タンデムしてもらって目から鱗状態だったようだ。
今日の風予報は、朝は北で昼から西南西の様である。
キャノピーのチェックをゆっくりやった積りなのだが、いつものように私が一番先に準備終わった。
誰もテイクオフする気がないようだ。風は正面っぽく入って来る。時々左右に振れたりもする。
きっと正面のボールからサーマルが上がってくるものと信じて、最初に11時20分テイクオフした。

レベルでさぐっていると、+4m/Secのリフトに遭遇。
次に前潰れを喰らって若干グライダーは下向きになった気がした。
一気に30mばかり高度を失った。こんなに下がったのは初めての経験であった。
テイクオフ正面で、スティキーなサーマルをゲット。
キリキリ廻して海抜1000mまで上がる。しかし、サーマル外したようで、一気にテイクオフレベルまで下がる。
もう一度同じような所でスティキーはサーマルゲット。必死でしがみつく。
今度は上手くサーマルに乗れたようで、サーマル天であろう海抜1500mまで上がる事が出来たが、
1.4Kmばかり後へ流された。是枝さんが、三角パイロン(三篠園〜神社〜テイクオフ)を廻り始めている。
私も一応廻ってみる事にした。ずっと-3m/Secのシンク音が止まらない。
三篠園、神社とパイロンは廻ったので、大急ぎでテイクオフに帰る。
テイクオフ正面のちょい東側で+4m/Secのスティキーなサーマルにはじかれる。歯を食いしばってしがみつく。
最大+9m/Secのサーマルに翻弄されながら、とにかくサーマルからはみ出して
大潰れを喰らわないようにと、ほとんどスパイラルに入れる。
そんな状態で一気に海抜1330mまで上がる。

1300mまで上がったので神の倉に移動してやろうかと、沖に出したが、下がる一方で緊急ラン上空でUターン。
もう一度テイクオフ上空に戻る。テイクオフ上空は皆さんフライトしているので、
上昇率の良いところに移動して、上げ直す事が出来る。
少し皆さんと離れて西方向に1.5Kmばかり移動。サーマルヒットして廻しながら赤柴山方向に1Km移動。
そして荒谷山上空でサーマルヒットし、海抜1500mまで上昇。

先程是枝さんがクロカンに出発すべく東に移動している。
「高度1400mですが、私もクロカン出発しま〜す!!」と塾長に無線を入れる。
荒谷山の尾根筋を北東方向に移動するもずっとシンク音の鳴りっぱなし。
高獄山上空で何かあるかな?と期待するも何もない。
かたくりの里に降ろそうかと思ったが5Kmでは悔しいので、少しでも距離を延ばそうと、戸島にヘロヘロと下りて行く。
最後の頼みの綱の376mの小山に付けるも、何もない。
右に切って芸備線沿いに降ろすべきか一瞬ためらう。
是枝さんは3Km位先で1500mの高さで私を待っていてくれている様だ。
正力に降ろしても良いからと目一杯粘る事にした。

ようやく谷筋を上がってくるサーマルをヒットした。
しかし集束してないのか、はずし気味である。しかしついに3〜4m/Secのサーマルを捕らえた。
あまりにうれしくてハイバンクを掛けすぎ、はずしたり、戻ったりを繰り返し。
しかしずっと上昇を続け、海抜1900mまで到達した。ヤッホー!!!
これでようやく是枝さんを追いかける事が出来る。

吉田分かれで少し廻して是枝さんを追いかける。
是枝さんは岸本牧場あたりで私の高度の半分位に下がっていて、荒槙牧場を目指している様に見える。
そのうち良いサーマルをゲットし、私と同じ位に高度を戻した。
私も同じところで、300m高度を稼ぎ、海抜1670mまで戻す。
今度は私の方が三次手前のどんつきに向かって先行した。
ずっと-2mくらいのシンク音。後を振り返って見ると、是枝さんが見えない。
更に高度を上げて東側コースを走ったのかと、目を凝らすも見当たらない。
ふと下をみると、私より300m位下を是枝さんが走ってくる。余程のシンクに出会ったのだろう。
ついにドンつきに来たがシンク音ばかり。
海抜850mあるので、足を延ばせるだけ延ばしてやろう。
先日35Km飛んだ時のお助けポイントがはるか向こうに見えるが、多分このエルバイディでは無理だろう。
54号線沿いに北に行く。
そのまま上昇音は聞く事が出来ず。高速道が横切っている手前のアスファルトプラントの裏の土手に降ろす。
今日のフライトは、23.6Kmの距離で2時40分飛んでいた事になる。
後から河原さんも追いかけてきて、私が降りたのが、コンクリート工場と間違えて
ドンつきに早々に降ろしたようだ。ともあれオメガ5や6より3Km遠くへ飛べたのがうれしい。
是枝妻が回収に来てくれた。ありがとうございました。
夕方南風になりちょっと強かったが、神の倉で一時間半ばかり飛んで終了。
夜はハングハウスで露天風呂に入り、食事を頂いた。
料理はプロ並の腕前であった。美味しかったです。
高見リーダーはじめハングの皆さんお世話になりました。
3月26日(日曜日)
今朝は小雨がパラっと降って雲っていて、10m/mばかりの爆風である。
今日は、心置きなく座学となる。
3時頃薄日が射してきたので、神の倉マジックを信じて神の倉テイクオフへ。
あれ程吹いていたのがピタッと弱くなる。
吹流しはホワ〜ンとしっぽを振っている。しめた!!神の倉マジックだ!!。
テイクオフすると右尾根ではきつい上がりがある。
しかし、スティキーなのでちょっと外し気味で、+200mが精一杯だ。
テイクオフは込み合ってきたので、南の屏風を目指す。
10分間ばかり飛んだが、前に外してしまい、ランディングに帰る。
それでも小一時間のフライトであった。
本日のみ出席の大佐エリアの塾生も飛べてよかった。