2004年クロカンシーズン突入だ!
暫くは梅雨で飛べないな〜

2005年 6 月   
6月4日(土曜日)荒谷山1800m&トップラン
天気予報は昼から雨を予報しているところもある。
午前中勝負と思い「朝9時会」の集合を河原さんにしてもらったが、
集合したのは河原さんと安部さんと私の3名のみ。
他の人を待っていたのでは「朝9時会」にならないので、早速に荒谷山に上がる。
最初は東風だったのが、南東に変わってきて、10時半河原さんテイクオフするも、
正面尾根も右尾根もサーマル無くサブランへ。
安部さんも続いてテイクオフするも、廻す程のサーマル無し。

私がテイクオフする時は、南っぽくなっていた。
やはり廻す程のサーマルに出会わず、マキゴンポイントまで下がる。
農地造成地からのサーマル成分がモワッと上がって来ている様で、
2〜3周は廻せるのだが、すぐに見失う。
しかし、同じ所に戻ると、リフトは有るので、今度はそっと廻してみるも、又はずした。
廻しては外すのならと、廻さずブレーキングしながら、山に向いたまま、
サーマルと一緒に山肌を駆け上がる。
南小山レベルまで上がって来てサーマル見失う。
今度は沖に出してみると、結構強いサーマルヒット。しがみついてトップアウト。
荒谷山上空はサーマルがまとまっている感じで、一気に雲底(海抜1800m)へ。
りフライト組がテイクオフに到着し、テイクオフしても一気に上がらず、苦労している。
私は文字通り、高見の見物。

そのうち河原さんと田中さんがスルスルと上がって来た。
河原さんは上げきって荒槙牧場を目指し、でっかい雲に向かっている。
2時間弱飛んだので、寒くなりトップランしようと下を見ると、
田中さんがトップランアプローチをしている。
吹き上げが強い様で、諦めサブランへ。
私は田中さんのトップランアプローチ待機の為、サーマルで+500m上げて待つ。
田中さんいなくなったので、右ボール上空でビッグイヤーで旋回。
あまり下がらないのでちょこっとスパイラル。
シンク帯に入ったのか?100mはすぐに下がった。
右奥ボールのリッジで吹き上げられ、トップランアプローチの高度になかなか下がらない。
3度ばかりやり直して、風も正面っぽく入っているので、駐車場から進入し、トップラン。

河原さんは新槙方面の雲が厚いので、阿部さんに荒槙にいる地森さんに聞いてもらった。
雨情報をもらったので、あわてて引き返して来た。
積雲は白木山途中まで続いている様で、「白木山アウトアンドリターン」と皆んなではやし立てる。
荒谷山上空を+1000mで通過して行った。
そのうち雲に入った様で、見えなくなったので、無線を飛ばすと海抜2000mとの事。
20分位して、甲田町上空あたりの雲が光り、雷の音が聞こえた。
その事を河原さんに伝え、アウトアンドリターーンでなく、広島へ逃げて降ろすように伝える。

全員荒谷山テイクオフから下山。
MLにもどると、6mの風が吹き出した。
河原さんに6mと伝え、早急に降ろすように伝える。
上深川だと言うので、阿部さんと2名でピックアップに走る。
ずっと山の木が揺れている。安全に降ろしたか心配。
上深川まで来ると、うその様に風は吹いていない。川土手に降ろしていた。
結構メイクザドラマだった様なので、本人にレポートしてもらおう。

MLに帰る途中からは、どしゃぶりの雨になった。
マツダ病院に転院した藁科さんを見舞いに行く事にした。
病院に行くと、神谷さん一家も見舞いに来ていた。
陽香ちゃんをベッドに寝かして、足を持って藁科さんがあやしていた。
稲荷山(とうかさん)に行く事にした。
徳ちゃんは私の会社で浴衣に、おめし替え。
河原さんと阿部さんと私の3名は近くの「麦まる」というさぬきうどん屋で腹ごしらえ。
ここのうどんは素うどん¥220で安い!!生しょうゆぶっかけ大で370円。
しかも一応手打ちうどん(店で打っている)なのである。
味は「北夢」にかなわないが、100円安いのでしかたない。
稲荷山に行くのは、留学生のホアンとエリック達と4年前に行ったきりである。
稲荷山にお参りして、さっさと引き上げる。3名は我が家に泊まる。
6月5日(日曜日)
ぶっ飛び3本。
夕方には謡曲のお稽古が有るので早めに帰る。

7月15日から20日までバリ島に行こうと思う。
69000円の格安ツアーがあったので俄然行く気になった!
バリ島で飛んでいるフライヤーのホームページはこちら。
結構面白いので見てください。
バリ島の「ぷうたさん」にフライトアシストをお願いした。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~balipara/index.htm
6月4日(土曜日)

河原さんのフライトログ
20050604
今日も早朝友の会でメールを送ってみたけど、集まったのは稲垣さんと阿部ちゃんだけだった。
ランディングには広大パラハングのの新入生が例年になくたくさん集まっていて、
広大号だけではあがれないほどの盛況ぶり。
稲垣さんが新入生たちを神の倉に上げて行った。

荒谷に上がってみると北風南風東風?回ってるみたい。
朝から低いけど雲が出来ていてコンディションは良さそう。
昼頃に寒気が入ってきて雷もあるかもねーという予報。

TO前で少しリフトがあったが、とらえきれずあっという間にサブランへ。
初めてのサブランだったが、風下側は8の字描けるスペースはないので、場周アプローチ。
川の風上で高度落として、南西側からアプローチすればプレッシャーは無い。
最悪でも川土手に逃げられる。
阿部ちゃんも追いかけて出てきたが、リフトは育ってないぽい。サブランへ一直線。
やっぱり、LDで悩んでいたようだった。

その後出てきた稲垣さんは粘ってなかなか降りてこないので、ほっといて田中さ
んと増山さんに拾ってもらって上がることにした。
出発する頃には稲垣さんが低ーくなって・・・・まあいいや。回収車あるからお先に出まーす。

荒谷に着くとなぜか稲垣さんがtopoutしている。うそー。
急いで準備してTO。あっさり上がる。田中さんが一瞬降ってしまいそうになるが
持ち直し、追いかけて出てきた増山さんと一緒にあっさりあがる。田中さんは降りた後、
俺はなってないんだー!と反省していた。なってるでしょ?

稲垣さん、田中さん、河原は一直線に雲底というか雲中吸い込まれていく。
雲底は昼になると上がって大体+1300位。
寒気が入ってきたようで北西方面から雲が押し寄せてきた。
田中さんなんかしょーりゅーけん!とか叫びながら消えていく。
仕方ないので、無線で連絡しながら蜘蛛の子を散らすように分散。
僕は北方面に移動・・ん?意外に南風で、荒槇方面に50km/h。
学生が練習しているはずなので、荒槇に降りてパラの楽しさを宣伝してやろう!

吉田までやってきたが突然北風に変わってしまった。
届くかどうか微妙なのでそこで待機・・荒槇が白いような?
阿部ちゃーん!地森さんに聞いてーと無線でお願い。ん?雨が降ってきたって?
そっかー、あきらめよう。一目散に神の倉へ。こちらもアゲインストなので届くか微妙。
届かないよりはいいかと、雲を突っ切って行く。翼端折り+フルアクセルでも+4m位。
南東側は晴れ、北西側は厚い雲。その間をサーフィンのように飛んでいく。
晴天側に行けば降ろせるのであまり恐怖感もない。
で、神の倉に楽勝で到着。

無線・・白木山へ行けー、、回収してくれる?、、いいよー、、ならいきまーす
アゲインストで遅いけど、後ろから雨が追いかけてくる。急げ急げ。
雲中+翼端+フルアクセル+夏手袋=寒くないけど指が痺れてきた
そして、真っ白で方向感覚が麻痺し、すぐに右に曲がってしまう。GPSって本当便利だね。
入った雲が育ってきたらしく、無線でその雲でかいよー・・と連絡。
雲の中は真っ白なので良くわからんけど・・雲を抜けると西方面にある雲頂がちらり・・たっかーい!
しばらくすると雲が薄くなり、白木山手前でシンク+南風。また白木山とれんのかな?と思ったらリフト発見。
白木山取ったぜと喜んでると、また雲が頭の上に・・・もういいや。
またもや無線連絡あり。神の倉LD北風6mでーす♪・・・ってことはフォローになると地獄が待ってる?
げげっこわいよー。
鬼ヶ城も取ったので、南に降りるかなーって思ってけど、あんま進まないし、
南の広島市内はぼやっと全面的に雲が張ってきてた。
東方面は晴れてて降ろしやすそうだし、南風でも北でも比較的安全そうなので、上深川方面へ。
案の定、シンクでどんどん下がる。なのに雲はないのに雨に降られてしまった。
雨でぬれると翼端折りの時の挙動が違ったような気がした。やっぱ雨は危ないみたい。
地上50mで風が変わったらどうしよー怖いよーとか思ってたけど、結局下は穏やかーな南風。あー良かった。
すると秀さんが突然現れて、車走らせよったら河原君が飛びよるの見て追いかけてきたんじゃー回収しようかー?・・
ありがとーでも山から来てくれとるけー・・見てもらえたんだなあと思うとうれしかったです。
しばらくすると稲垣さん号と増山さん号が回収に来てくれた。帰り道では、狩留家は北風が強くなり始め、三田は豪雨。
1時間ほど時間差はあったけど、いやー危ない。前線ではよい子は飛んではいけません。

ちなみに、前線がちょうど神の倉〜白木の尾根上にあって、天気図のように雲が
ムチのようにしなりながら前進しているのがよく観察できました。
そして、前線の先っぽにあたる場所(広島市街方面)になると雲がぼやけてて、
全面的に曇ってる感じでよくわからなくなりました。
その日、広島市街地は雨は降らなかったみたい。

その後は阿部ちゃん、徳ちゃん、稲垣さん、飛び亀の谷田さんで団体行動。
藁科さんのお見舞い+カンカンとキムリンの子供見て+うどん食べ歩きで4玉も食べて
+徳ちゃんが浴衣着てとうかさん歩きたいんじゃーというのでとうかさん行って・・・
阿部ちゃん、徳ちゃん、僕は稲垣さんところに泊めていただいた。
愛子さんのご飯はいつも工夫があってそして美味しい。いつもありがとうございます。

いつも長くて中身が無くてみなさんごめんなさい。もっとわかりやすい文章になるようがんばってみます。


6月12日(日曜日)
河原さんのフライトログ

梅雨入りなのにF1って時期が悪いかも。
チーム神の倉は、山本さん、中村さん、石田さん、阿部ちゃん、河原
大佐の講習生としてB級で中途退学したのが6年前位。未だトップアウトしてないので、それが最大の目標。

20050611
<観光へ>
金曜夜から雨が降り始め、土曜朝も雨。
日曜は良くなるかも予報が出てるので,阿部ちゃんと6時半に出発→9時半頃到着。
やることもないので暇つぶしのチーム対抗ドッヂボール大会をやることになった。
地元チームが2つ,スタッフチームが1つ,純然たるビジターで構成された
「神の倉+コスモス+etcチーム」が1チーム。
結果,スタッフチームが優勝。それからゼッケン貼り等時間をつぶしてみたけれど,お昼までが限界。
やることないので,美味しい中華と湯原温泉へGO!とチーム神の倉の5名に声をかけたつもりが,
九州四国の人も加わって総勢18名。
タスクの中華屋は8年位前に関口さんから教えてもらって行ったことがあるだけで,場所も分からないありさま。
地元の昌平さんにたぶんこれじゃない?って言われてレッツゴー。
間違いないこの店だ!となだれ込み,一人1000円で適当に!パクパク・・・結構美味いと好評だった。ほっ。
更に湯原温泉のひまわりの館でヒトップロ入って,大佐山頂のセンターハウスへ。
<宿泊所>
このセンターハウス,ピカピカで安い。寝袋泊1300円,布団つき1900円。
そして夜中でも入れる展望風呂つき。大佐に来るならおすすめ。
<パーティ>
パーティはセンターハウス横でバーベキュー。
肉は大和のしんちゃんところから提供されたらしく、美味しかった。
もったいないことに最終的には余ってしまったが、大量に用意していたのが理由。
ビンゴゲームでは目玉がファルホーク提供のハーネス!
しかし、またまた稲見さんが当ててしまいブーイングの嵐。相変わらずついてますねー。
ってことで食べ物も景品も相当良かったと思う。
酒類は1000円で飲み放題だったけど、僕は飲まないので大歓迎。
産ちゃんが「明日は条件いいよーっ」皆盛り上がる。が、裏風ビューーーほんとかな?
そして、飲み続ける人の夜は更けていく・・・俺は寝る。

20050612
<いよいよレース!>
朝からやっぱり強めの裏風(西)が吹いてる。良くなるのかなあ?と思ってると、
TOに上がると霧が晴れるにつれてブローが入ってきた。
が、高層雲が張ってきた。タスクは大きめで組んでしまっていたので、
成立どころかミニマムもあやしい・・まったりモード。
地元の通称おしょうさんから「南東の尾根にできるだけ高く着くといいよ」φ(..)
ダミーの福田さんがTOした+500まで上げていったのを見て地元大塚さんと高照寺花田さんがTO。
西尾根の裏側で磨きまくってる。
続いてTOした地元高橋さんが南東の尾根で上げ始めたのを見ると、有力フライヤーが一斉にTO。
勝手にライバル登録してる稲見さんもその中にいたので、いやいやながらTOすることにした。
もう少し良くならんのかなあと思いながら。
何のプランもなくTOしたので、@とりあえずミニマムかゴールを目指す
A渋いので時間は気にしない を目標にするか。
<しぶいー>
先に出たフライヤーの数人は高ーく上がって行く。後から続いて出たグライダーは上がらない。
層になってるみたいで、上げきったグライダーはすいすいと駒を進めているが、
上がりきらないと沖から帰ってくると苦しく、更に低いとステイさえも容易でない。
僕はキコキコやってると花田さんと一緒にトップアウト。うふふ、一応満足!
上げきれずに沖のパイロンを取って、山に戻ってキコキコ磨く・・・時間かけてるなあ。
そのうち、ミニマムとれたので、もういいやーと思ってると、高ーいグライダーが
遠く遠くにあるLパイロンを取りに行ってる。仕方ないなあ・・・
自分的には今日最大に上がった(+200)けど、とりあえず天井っぽいのでスタート。
他の人は+300以上上げてたように思うけど・・。
結果、Lを取るのが精一杯で、次のCはとても取れそうにない。で、LD2へ。
ゴール者はハラケンさん、アチハさん、花田さん、神野さん。+長島シンチャンもゴールしたらしい。
後から出た人は苦しかったので、神野さんとシンチャンのゴールは特にすばらしい。
ゴール者に聞いてみると、エリアの向きから考えても早いほうが良いに決まってるので、
南東尾根で上がり始めたらすぐ出たとのこと。
僕はなんとなく出て行っただけだからなあ。一緒に飛んでた花田さんはゴールしてるし・・参りました。
<レース集計・結果>
GPS提出すると。最後の高度処理でCのFAIセクターに偶然入ってたので、Cも取れてしまっていた。ラッキー。
最後はフォローが強くなってきれいに掃除されてしまったので、粘って上げきりスタートしても同じ結果だったみたい。
時間的には花田さんが最終チャンスだったようで、稲見さんがぎりぎり間に合わなかった感じ?
結果はなんとなくの7位。点数は500点そこそこ。ぼつぼつってとこ。トボトボとお風呂へ。
優勝者はハラケンさん、さすがでした。
F2がなぜか全員ふるわず数十メートルの争いをしていた・・・
http://www.xcjpn.com/f1/2005/data/0511/res.html
<LD後の楽しみ-お風呂>
LDには昔なかったお風呂が出来た!ここも宿泊所にまけずとてもきれいでおすすめ。
<その他>
・GPS
同じパイロンを何回か回るタスクの時に、GPS76シリーズでルートを組むと普通はエラーが出る。
回避方法をシンチャンに教えてもらった。書くのは面倒なので省略。
・ゼッケン
青い養生テープをヤマサキさんから譲ってもらったが、剥げてしまいLD時にはゼッケンが読めなくなってしまった。
ちょうどいいのを探さないと・・

やっぱり長くなった・・うーむ。

6月11日(土曜日)
くもり時々雨予報だったので、墓掃除。
夕方は天気も良くなったので、行けばよかったかな?

6月4日(土曜日)
一面高層雲が張って、日影も出来ない。それでも晴れ予報。
結果は3本飛んで、2本はぶっ飛び。
1本は神の倉から出て南の屏風に向かう。少し西成分があったので、途中の尾根筋から
上がってくるリッジサーマルで、稜線の高度を保ちつつ移動。
南の屏風の稜線を越えられそうにないので、最後の鞍部を左にポロリと落ちる。
左を廻り込んで南の屏風−10に付け、キコキコやって一時間以上飛んでしまった。
6月18日(土曜日)2時間フライト&1900m
入梅宣言をしたものの、何とか雨が降らないで済んでいる。
10時半頃石井さんに会って石垣島の旅費を渡す。
来週までに石垣島の強風は納まってくれているのだろうか?
ここのところ10m前後の風が毎日吹いている。このまま強風で飛べないと、
強風男の犯人探しがきつくなる事だろう。
3年続きで強風は勘弁してもらいたいものである。
山本さんも行くので、そちらの良風運を神頼みしたいものであるが、
おやじ軍団の強風運パワーが勝るか?

北のち雨の予報なので、荒谷山へ上がる。
すでにモコモコした雲が50%位出来ている。
あまり日差しも強くないので、正面田んぼ造成地サーマルを狙ってテイクオフ。
正面小山を右にずらしながら行くと、リフト有った。
廻しながら少し沖にずらすと、2m/Secのサーマルがあり、しがみついて、+400mに上がる。
GPSのスイッチを忘れていたので、スイッチON。
右ボール上空で+550mまで上がったので、沖に移動したら下がってしまったので、
テイクオフ上空にもどり+3mのサーマルヒットし、上げなおす。
+1200mまで上がった。
その頃になると、皆さんも上がってきて、10機ばかり飛んでいた。
上手い人は神の倉にも移動し、動き廻っている。
2度ばかり神の倉へ移動しようとしたが、高度失うのでもったいなくなり、荒谷山へ引き返してしまった。
田んぼに水が入れば、クロカン停止と決めているのだが、
もう少し動き回らないと練習にならんなぁ〜・・・。
飛んでいれば幸福なので、動き回って高度を失うよりじっとしていてサーマル乗り継いで、
ただただ浮いていたい、アホなおやじである。
神の倉に移動し、北の鉄塔を通って向原を越えたアオイ化学に降ろした河原さんから無線入る。
「腹もへったのでトップランして迎えに行きます」と無線を入れる。
降ろそうとテイクオフ上空へ行くと、あまりに良いリフト帯に遭遇。
クルクル廻していると、神の倉上空に居た山本さんが、移動してきて、
私の上で「コンバージェンス出来ていますねぇ〜」と上げて行った。
河原さんへ「もう一度上げきったら降ろします」と無線入れていたら、サーマル見失ってしまった。
スパイラルを3度ばかりやって、500mばかり降下した。
トップランアプローチしようと、右ボールに移動すると、2m/Secばかりのサーマルが上がっている。
ピッツピッツと鳴るとつい廻したくなるのをこらえて、上昇成分の無いところまで、
沖に出し、テイクオフ正面から近づく。
サーマル周辺のシンクに捕まり、思いっきり下がる。
テイクオフ手前30mでレベル以下になったので、大急ぎで離脱。
ドンドン下がる一方で、緊急ランディングに降りてしまった。

斉藤さんがピックアップに下山してくれた。メインランに寄って足刈さんとビジターを拾って、
河原さんを迎えに行き神の倉に上がる。
松島さんが、外国人を沢山連れて来ていた。工藤さんも職場の人を連れて来ていて、
今日は国際色豊で、にぎやかだった。
スペイン人のハビエルがバルカンでウイングオーバーやっていた。
相当深く入っていたが、外翼は全然ピラピラさせていなかった。相当上手いに違いない。

今日は2時間以上飛んで、+1400m(海抜1900m)であった。
工藤さんはタンデムで荒槙牧場手前まで行ったらしい。

しかし本日のヒーローは斉藤さんであった。機体を新しくして、何か期するところがあったのであろう。
皆さんテイクオフ前でウロウロしているのを尻目にドンドン南の屏風に行ってしまって、
ひょいと乗り越え、ステイしている。
南西風で少しはサーマル成分も有りそうである。
私もすぐにテイクオフし、テイクオフレベルで南の屏風を目指す。
途中サーマル成分もあり、稜線レベルで何んとか南の屏風にたどり着く。
もう一機パラが来て、そしてハングが来た。
斉藤さんはあわてず、騒がず、リッジで遊んでいる。−20m位で左の端まで行ったのにはちょっとどっきり。
20分ばかり遊んで、渋くなったのですぐに斉藤さんも離脱してきた。
あとで斉藤さんに聞いたら、南の屏風にいつかは行きたいと思っていたので、思い切って行きましたとの事。
初ルートだったらしい。離脱も「稲垣さん逃げたら私も逃げようと思ってました」との事。
初めての飛行ルートは先頭を切らない事と、離脱のチャンスは自分なりの基準を設けて、これ以上下がったら
逃げるという意識を持って飛んでくださいと注意を促す。
恥ずかしそうに言い訳をしていたが、きっと胸のうちは満足感で一杯であったと思う。
この南の屏風は2年位前まではP証の上手い人が辿り着いて、リッジで延々2〜3時間飛ぶスポットだった。
過去の最長記録は日高さんの4時間だったか?今はNP証あたりも、どんどんチャレンジする様になった。
何はともあれ、斉藤さん南の屏風の初フライトおめでとうございます。

6月19日(日曜日)
河原さんと高石さんが我が家に泊まったので、本日は早めに出かける。
朝から一面に高層雲が張って、日陰も見えない。
東屋で小出さんの親父さんが、「稲垣さんですか?」とご挨拶された。
今は福岡に居るお医者さんの小出さん(元神の倉フライヤー)である。
呉では粟屋さんと同僚であったようだ。
小出さんは現在飛んでないようで、その代わりに親父さんがその気になったらしい。
苦節1年余り、荒槙牧場でみっちり地森さんに仕込まれたらしい。
ハビエルのパフォーマンスフライトを撮ろうとビデオカメラを持参していたので、
小出さんに「初フライトを撮りましょう!」と伝えた。
地森さんと一緒に上がって、地森さんは他の人をタンデムして、それから小出さんの誘導らしい。
私も1本ぶっ飛んで、撮影してあげようと荒谷山テイクオフに上がった。
準備していると、地森さんの誘導の声が無線で聞こえる。「しまった!!」小出さんはもうテイクオフしてしまった。
初飛びで緊張から開放された満面の笑みを撮影するはずだったのに申し訳ない!!
すぐカメラを廻したが、遠すぎてグライダーの動きは良くわからない。とりあえずランディングまで撮影した。
小出さんの3本目は神の倉テイクオフからしっかり撮影出来た。クロスで落ち着いて上げ、一発でテイクオフ。
おだやかなサーマル成分あるものだから、直進しながら、じわじわ上がって行く。
沖に出て、180度ターンや360度旋回をやらせてもらっていた。ビッグイヤーを2回チャレンジしていた。
本日は初飛びで、6回もフライトさせてもらっていた
満を持しての初フライトであったので、ほとんど完璧にこなしていた様に思う。
地森さんの指示より少し遅れ気味ではあるが、おそらく指示よえい少し遅れ気味ではあったが、
おそらく指示を自分で咀嚼してからアクション起こしてたのだろうと想像する。
初飛びで6本とは、一か月分位の練習を一気にこなしてたに等しい。
イメージが残っている間に、ドンドンフライトするのは、よく身につく事だろう。
中身の濃い初フライトで、小出さんおめでとうございます。

昨日から来ている外国人は松島さんが連れてきたようである。
スペイン、ドイツ、フランスと国際色豊である。
松島さんはメニコンの会社で世界を飛び回っている。
古巣の神の倉が余程よいのか、年に1〜2度は来てもらっている。
いつかはゆっくり嫁さんと一緒に、海外事情を聞きたいものと思っているのだが
飛ぶのが忙しくその機会に恵まれない。

スペイン人のハビエルはロドリゲス兄弟と知り合いだそうだ。
彼は日本語べらべらなので、車の中で色々話を聞いた。
1年留学していただけなのに、日本語が上手い。
一所懸命勉強したと言っていた。相当に頭の良い青年と見た。
ドイツで働いていたが、アメリカの留学するそうだ・・・
「何かパフォーマンスしてください!」とお願いしていたら正面の弱いサーマルで上げて行き、
+200m位からスパイラルかと思ったら”サット”を入れていた。
昨日ウイングオーバーを見て、上手い人だと思ったのが当っていたので、
私の目に狂いはなかったので、うれしい。

私の一本目は、撮影もあったりして、少し遅れた。
南から2〜3mの風は入ってくるのだが、あまり上がりそうにない。
ハングも5〜6機組み立て始めた。
河原さんがボール奥のリッジがとれるかどうか心配しながらテイクオフした。
少し弱いので、壁に寄せ切れずリッジ取れず。私も立ち上げた。
きれいに立ち上がっているのだが、リフトをあまり感じない。
立ち上げたまま少し様子を見て、少し強めかと思われたのでテイクオフ。
思い切り右ターン。林道より下がってしまった。
我慢してさらに壁に寄せる。半分位入ったところで少し持ち上げられたので、ターンを切る。
駐車場手前で強いリフトがありターン。30m位の巾でコネコネやって何とか荒谷山山頂レベルに。
すぐに石田さんと阿部ちゃんが上がってきた。
20分くらいしても、それ以上、上がり切らない。沖に出してみたが、廻す程のものはなし。
とうとうサブランに降ろしてしまった。
ふと見ると、神の倉ヘヤピンカーブの鞍部のふもとで、地上200mで山本さんが移動してきて粘っている。
南の風だが、少しづつ上げ直し、ついには神の倉レベルまで上げた。
あとは神の倉からテイクオフした人達と一緒に遊んでいた。
山本さんのコースは初めてみたコース取りだった。
私は南がらみの風で、ハングハウス裏山附近に行った事がない。
児島さんも考えもつかないところをウロウロしているので、コンペティターは練習方法が違うのだろうなぁ・・・。
私ももっと動き回る事を課題にしないと、クロカンでの上げなおしの練習にならないなぁ〜・・・。

神の倉からのテイクオフは、結構リッジがあって、混み合って来た。
強めのサーマルの時、右尾根でくるくる廻して鉄塔上空まで追いかけたが、南が強くサーマル使い切れなかった。
南の屏風に行った勇さんと足刈さんはサーマルヒットし+1000mは上げ、2時間フライトを果たした模様。

6月25日(土曜日)
石垣島をドタキャンしたものだから、パラ道具は石垣島のホテルに行ったままである。
仕方ないので、友井さんから譲り受けたイプ4と嫁さんのハーネスを引っ張り出して飛ぶ事にした。
リッジソアリングでイプ4で3回飛んだ。2回はトップラン。
一回目のトップランの時は、鍛治ちゃんが何度も立ち上げてはグライダーが落ち着かないのでやめていた。
そんな状況でトップランした為、高さ1m位でストール気味にランディングした。
2度目はハングが南の奥の方に駐機していた。トップランする気でなくタッチアンドゴー位の気持ちで
西斜面先端をかすめて行こうとしたら、ストンと落ちてシートの端にランディング。
キャノピーは山の斜面に落ちて行った。
マキちゃんに「山チン!山チン!」と騒がれてしまった。トップラン禁止なので、山チンの方が良かったのではあるが・・・。
イプ4はイプ3に比べてストール限界が高いようである。というよりイプ3がずば抜けて粘りがきくのであるが・・・・。
リッジでのホバーリングでブレークコード引きすぎで、いつかは山チンする気がする。
イプ3を5年間も乗り継いできたので、うっかりイプ4を操作して、大事に至らなければ良いがと思う。
イプ3は私にとって本当に良い機体である。何をしても、だまって受け止めてくれるオフクロさんのような機体である。
そんなわけで身体の反応が少しでも良い時にイプ4に乗り換えるべきか?悩んでいる次第。
イプ3にあと一年間は乗っていたかったのだが。。。。
一年後に私の反射神経がどこまで付いていけるか>
アドバンス社は特別注文でイプ3を作ってくれないかなぁ〜・・・。
6月26日(日曜日)

広大留学生のアンヘレスの甥(18歳で医学生)がメキシコから広島に遊びに来た。
宮島と岩国に案内した。
詳しくは嫁さんのHPにて。