2005年 5 月 |
4月29日(土曜日) 一日中強風・・・飛べず。 テレビで言った通り8時間も皆さんとおしゃべりを楽しんだ。 |
4月30日(日曜日) 嫁さんの弟が司法書士事務所を開いて10周年になるので、兄弟が集まって祝いの席を設けた。 30代後半で独学でチャレンジし、3年で2%の合格率を突破し、見事司法書士になったガンバリ屋である。 今夜は豊栄の田舎に泊まるので、夕方神の倉に寄る。 大方さんを無理矢理誘って荒谷山テイクオフ二上がり、リッジで1本飛ぶ。 ちょっと風が強めであったが、30分飛んでトップラン。 大方さんはテイクオフを自重したので、車の運転のみとなってしまった。申し訳ない! 夕方回収車が残っているかもという事で、大方さん、松代さんと3人で神の倉へ上がる。 大方さんはそのまま帰宅という事であった。 回収車はないので、松代さんと2名で神の倉よりぶっ飛びで本日終了。 ぶっ飛びであろうと、何であろうと一日2本以上飛ばないと気のすまない不良おやじである。 |
5月3・4日アンヘレスと九州へ 5月3・4日は広大の留学生の女性、アンヘレスを連れ、嫁さんと3人で阿蘇と別府観光をした。 阿蘇では夜峰エリアの松本さんのところで、お遊びで1本飛んだ。 30m位担ぎ揚げたが、5分のぶっ飛びだった。 4日は別府の市内定期観光バスで地獄めぐりを3時間ほど廻った。 竹瓦温泉で砂湯を楽しんだ。アンヘレスも大喜びだった。 別府市を抜け出るのに一時間もかかってしまい、帰りに切株山に寄ってやろうと思っていたが 帰りが真夜中過ぎになりそうなので諦めた。 |
5月5日(木曜日) 《 子供の日 》トップラン4回 残念ながら友井さんが骨粗しょう症でドクターストップとなった。 半年前にストップかけられたのだが、なさけなくて皆さんに言えなかったそうだ。 パラ道具を手放すのは哀しいが、持っていてもどうしようもない。 学生達に安く提供するというので、すべて預かった。 井口さんはハーネスを狙っていた様なのだが、とにかく学生達を優先にした。 あっという間にヘルメットやフライトスーツまで売り切れ、キャノピーだけが残った。 キャノピーは私が引き受けることとした。 骨に負担のかからないスキューバを考えていると友井さんは言っていた。 同じ三次元の世界なので、パラと共通点あると思う。 今から新しい事に挑戦しようとする友井さんに心からエールを送りたい。 素晴らしい老後を過ごしてください。私達の先達として、生き方を示して下さい。!!! 今日は晴れであったが、南西が強めに入っている。 サブランが使えなくなったので、メインランに届きそうにない時は荒谷山へ上がる 人が少なくなった。南風が強いと緊急ランはローターの巣で、恐い思いをする。 荒谷山は南西風が強ければ、リッジがとれるので、是枝さんと私で荒谷山に上がる。 ほかの人は神の倉でもトップアウトはしているようだ。 あえて2名だけで上がって来たので、少なくともステイはしたいものだ。 5m位の風が入ってくるので、グライダーの足の速い是枝さんから出てもらう。 右ボールでリッジで遊べる。私もテイクオフし、2人でリッジソアリング。+200m位が精一杯。 強風気味なので、サーマルはちぎれており、廻しているとすぐはずす。 是枝さんはテイクオフにタッチアンドゴーで沖に出してしまった。 テイクオフには是枝妻と風花ちゃんがいるので、私はトップランした。 サブランで是枝さんをピックアップして神の倉へ上がる。 テイクオフは西南西で入っている。すぐにテイクオフ。 是枝さんは南の屏風に取り付いて、一時間以上遊んでいた。 私もチャレンジしたが、南風強く、途中で2度ばかり引き返す。 良いサーマルは無いので、+100mが精一杯だ。 つまらないので、30分飛んではトップランを3回続けてうさを晴らした。 久しぶりに中川さんが来ていた。勇さんに中川さんの奥さんがタンデムをしてもらっていた。 奥さんは、少しは中川さんのフライトの楽しみを理解してくれたかな? |
5月8日(日曜日) 午前中は緊急ランの草刈。午後荒谷山へ上がり、増山さんに続いてテイクオフするも、サーマルに恵まれず 草刈終わったばかりの緊急ランに降りてしまった。 ほかの人は結構粘っていて、降りて来そうにないので、歩いてメインランに車を取りに行く。 児島さんと2台の車をサブランまで運転し、皆さんと神の倉に上がる。 南風強く、右尾根の狭い空域のみのリッジでソアリング。一度トップランして、もう一本ぶっ飛んで降りた。 今年のゴールデンウイークは何もビッグフライトにならなかった。 川地塾の課題も忘れて、無駄な飛びばかりしていた。 |
5月14日(土曜日)川地塾 今日から2日間河地塾だ。 大佐と高照寺と神の倉で19名の塾生がエキスパートコースという事で勉強している。 1回、2回の塾の内容はサーマルをいかに完璧に捉えるかに尽きる。 体重の入れ方とブレークコードの引き方の基本をマスターしなければならないのだが、 ずっと我流でやってきたので、意識すればするほどタイミングが滅茶苦茶になる。 以前はもっと簡単にやってのけていたのに、何だかサーマルソアリングが難しいものになって来たようだ。 川地さんは完全なサーマルソアリングに近づく為の方策を授けているのだが、 いろいろ言い訳心が出て、ズルをしようとしている自分が見える。 GPSログで河原さんと川地さんが同じサーマルで飛んで、80m位サーマル天が差がついてしまった。 これを「SEE YOU」で解析されると、グーの音も出ない。サーマルのコアーを5mから10mはずしている。 サーマル天まで上がりきっていない!! 画面で見せられれば、今までのフライトは何であったのだろうと思う。 サーマルはずしても、そこでサーマルは消失していたのだろう!!とか あそこがサーマル天であった!!!とか 自分の都合のいいように思っていたものだとつくづく思い知らされる。 サーマルが途中で曲がっているのを感じながら、補正しなさいと言われる。 今までそこまでしっかりサーマルのイメージしながら廻していたわけでないので、なかなか大変だ。 川地さんはちゃんと感じて補正している様だ。 三次元のパラは奥が深いというか、はるかな道のりだなぁ〜と思う。 だから面白くてしようがないとも言えるのだが・・・・。 今日は9:30頃川地さん到着という事だったので、塾生達は油断をし、5〜6名が川地さんより遅れて来ていた。 9:30には東屋で本日の注意点や各自の目標をはっきりさせ、フライトする事を求められる。 荒谷山は上がり、11時頃からぼつぼつテイクオフ開始。 私の無線の調子が悪いので、利弘さんの無線を借りた。申し訳ない! 南小山で皆さん苦労している。私も11時40分テイクオフ。 テイクオフ前に少しリフト帯あるので、10mばかりトップアウトしたので、 右ボール奥に流して行って、リッジをもらって+50m位トップアウト。 川地さんから「稲垣さん、マニアックな飛びをしてますね〜!!」と無線で言われてしまった。 サーマルをきっちり捉えてあげる事が課題なのに、さっさとボール奥に リッジを取りに行ったので、揶揄されたかな? とりあえずトップアウトしたので、テイクオフ上空にもどりサーマルヒット+300m(海抜800m) 附近で100m上がったり下がったりを繰り返す。 12時前に良いサーマルをヒット、海抜750mから海抜1100mまではサーマルコアで 揚げ続け、1100mから1200mまでははずし気味であった。 1200mでサーマルはずし、(サーマル天でない様に思う)だいぶ東に流された。 テイクオフ上空に戻ろうと、フルアクセルするも11Km位しかスピードが出ない。 +100mでやっとテイクオフ前に戻る。飛んでいるのは3機ばかりしかいない。 何だかサブランにも届きそうにないかな?と思ったものだから、 ”テイクオフ前が少し弱い様ならトップランしようかな?”と思った。 テイクオフ前を通ったら、川地さんに「稲垣さん、トップランですか?」と無線入れられてしまった。 塾長ともなると、人の心理が手に取るように分かると見える。 テイクオフ前は相当谷底から木が揺れている。 「6〜7mは吹いています。ランディングして押さえるのが大変です!」と 言われてしまった。全部見透かされている!!! 「いえいえ、サブラン目指します!」と伝え、左偏流でサブラン目指す。 途中までは、左程きついシンクはなかったのでメインへ届くかな?と思っていたが、 井原市駅裏の屋根を過ぎたら、シンク音が激しく、スピードも8Km位に落ちてしまった。 一気にサブランを目指す。3機同時進入になりそうなので、私は一番左コースを取って無事ランディング。 40分のフライト。 その後強風は納まらず、午後からは老人集会所で座学。 一人30分〜1時間の1本のフライトを半日かけて解析して、勉強しても尚、興味が尽きないという事は パラとは何であろうか?と思ってしまった。 平生考えもしなかった事や、少し感じる程度であったフライトを「See You]で塾長に 是ほどにみせつけられると、興味は尽きないし、面白くて仕方ない。 自分でもしっかり解析出来る様になりたい。 夜はハングの高見リーダーのお誘いがあり、大佐の塾生も入れて10名ばかりでお邪魔した。 行ったら高見リーダーはすっかり出来上がっていた。 4年以上前にネパールから持って帰った焼酎をハングハウスに差し入れしたのを覚えてもらっていて、 「あのネパールの焼酎は美味かった」と何度も言ってもらった。 11時頃まで話をして12時頃帰宅。 |
5月15日(日曜日)川地塾 第4回川地塾。 今日は9時集合で早めに荒谷山テイクオフへ上がる。 10時25分にはテイクオフ。テイクオフ前でサーマルヒット。 荒谷山山頂上空で次のサーマルに乗り換えたのか?サーマルが合体したのか分からないが、 北へ流れていたのが、東に90度ドリフトしていって上がった。 +5mのサーマルが一瞬あったのだが、コアーの中心に入り切れず。 海抜1050mまで上がる。サーマル天ははずした様である。荒谷山山頂まで戻るも、何もない。 誰か塾生達が山チンしたようで、無線が飛び交っている。 皆さんランディングしている様なので、私もサブランへ。 山チン回収に同行する。 塾長初め10数名馳せ参じたが、結局是枝さんがクヌギの木に15m位登って、枝を払って グライダーを無傷で降ろした。本人さんも怪我無しであった。 昼から神の倉テイクオフに上がる。 強風の中、0氏がテイクオフ。 西から強い北風に変わる時で、息継ぎも烈しく、非常にバンピーな風でグライダーつぶされかけたが、 何とか持ち直して30分位のフライトで無事ランディング。 0氏のフライトで塾長はいい教材と座学始まる。 塾長の経験交えて、どの様に対処すれば良いかを教えてもらった。 普通のイントラさんなら、強風時にテイクオフするなと注意するところだが、 一切人の批判めいた事は言わない塾長である。 よそ様のエリアで川地塾を開催させてもらっているので、一切物販はしない。 JHFやJPAについては、超越している様だし、公私共に大きな問題を抱えていると思われるのに、 いつもハイテンションな塾長である。 ますます敬愛の念を強くする。 今後ますます川地塾が発展することを心から願うものです。 来年3月までには、塾生全員がクロカン証をゲットして、1クルーの卒表記念クロカンにチャレンジを しようという事になり皆んなで盛り上がった。 |
5月21日(土曜日) 朝から5月晴れ。 川地さんが「荒谷山は東に向いているし、もっと早くサーマルは上がっているはずです」と言っていた。 地形的にはあると思うので、過去河原さん達と試してみた事はあった。 上手いビジターの人が、読みでサーマルポイントを探るのをみていると、大変刺激を受ける。 右ボール右先端のコジ2ポイントは、Jリーグで上手い人は探りに行っていた様だった。 左ボールでしっかり風が入っていれば、リッジで揚げた事はあるが、サーマルで揚げた事はない。 左尾根に添ってサーマルが上がって来るのは、沢山の人が経験している。 朝一でテイクオフ左側でないものか?と話し合い、有志で「朝9時集合会」を結成。 9時に集合して、荒谷山を探ってみようという計画だ。 河原さんが呼びかけて、9時に集合したのは、河原さん、田中さん、向井さんと私の4名であった。 遅れて来る人の連絡もあったが、「朝9時集合会」なので、すぐに4名だけで荒谷山に上がる。 正面1m位の風。時々2mくらいのブローともいえない風が入ってくる。 上に上がれるかどうかは問題でないので、河原さんが一番手で9:30テイクオフ。 左尾根を探りに行ったが、廻す程のものは無く、あえなくサブランへ。 時々南から入って来るようになった。 田中さんは正面を探って、右尾根添いに行ったが、廻す程もなかった。 向井さんはあまり探らずに、(2度ばかり揺らされていたが・・・)まっしぐらにサブランに。 サーマルがあるとすれば、正面下の田んぼの区画整理の工事現場の裸地だろうとは想像はつく。 先程向井さんが揺らされたところが、ポイントかな?と思いつつ、私は9:30にテイクオフ。 風は正面又は時々右サイド。 テイクオフして正面小山で少しリフト感じたので、廻してみるも、一回廻すのがやっと。 3回程チャレンジして、右の尾根に渡る。下の工事現場から上がって来るのだと思うが、 リフトは感じるが一回廻す程度。じりじりとマキゴンポイント近くまで、下がった。 本来のマキゴンポイントのリフトをもらって、3回程廻すと、尾根より左(北東)に来て、強いサーマルヒット。 4〜5回廻したが、見失って、もう一度マキゴンポイントへ。 もう一度サーマルもらって、4回廻して、山斜面へ向ったまま、ややブレーキングしながら、高度稼ぐ。 しかし、又もサーマル見失った。 川地塾の1・2・3・4はどこへ行ったやらで、何とかサーマルにしがみつこうと、今度は 工事現場上空に移動。今度はしっかりしたサーマルヒット。 1・2・3・4はむつかしいので、出来るだけ風上を向いた時、時間をかける旋回を心がける。 しかし、半周毎にサーマルコアーをはずしている様だ。 風上にはずしているのか、サイドにはずしているのか分からない。それでも+300mは上がった。 上がりが悪くなったので、テイクオフ上空に移動。テイクオフ左のボール上空で良いサーマルヒット。 どうもコアーの中心を捕らえきれない。とりあえずハイバンクにし、ブレークコードも引き込んで、小さく廻し、 コアーの中心に自律的に入ろうとする。 後から「SEE YOU]で見たら、東にドリフトしていた。 風が変わったので、意識的にやったのでなく、コアーにとどまろうとして、結果的にそうなった様だ。 途中で西風に変わった事が分からなかった。 それでも、+700m(海抜1100m)まで上がって、荒谷山の北東方向に流されていた。 サーマルを外れたようなので、廻りを探ったが、見つからない。 テイクオフ上空に帰ってきたので、トップランしようと思ったが、ハングが2機組立て始めたので、諦める。 是枝さんと河原さんが、南小山で粘っている。 私も近づいて行ったが、私には粘りきれないと見て、尾根に添って下る。 あわよくばもう一度工事現場のサーマルを頂こうと思ったが、何もない!!! ドンドン−3m位で、沈下していく。もう緊急ランしかない。 吹流しを見ると西から吹いているようだ。尾根を離脱して一直線で向こうも途中シンク音が止まらない。 道路沿いの電線を越えられない時は道路に下ろそうか? ゲッ!!!西からダンプカーが来ている。 道路越える手前から沈下が止まった。なんとか電線を+5mで越える事が出来た。 一度白木産業に振って、吹流し附近に無事ランディング。 キャノピーたたんでいると、河原さんもランディングして来た。 彼もドシンクにはまって、一瞬道路に降ろそうと思った様だ。 西風に変わったので、サーマルが無い限り、荒谷山前面はシンクの嵐になる事を 予感しなければならないのに、何も考えもしなかった。 西風ならば、もっと高度のある時に離脱しなければならなかったのに・・・・・。 緊急ランに届くかどうか心配したのは初めての経験だった。 キャノピーたたんで、石碑のところで車を待っていると、Wさんがランディング態勢に入った。 吹流しは無風状態。白木産業から進入したが、高度が下がらず!農道の上でターーン。 白木産業側に戻って田んぼの上でターン。 いのししよけの網をぎりぎり越えたが、また持ち上がり、もう一度白木産業側にターン。 しかし目の前はコンクリートの壁が2方迫っている。バンク掛けたまま、ランディング。 結構なスピードでコンクリートの壁の向こうに消えた。 ドーンと音もした。二人で走り寄る。Wさん、「足首が痛いのでどうもやったようです。」と至って冷静。 無線を入れ、メインランディングまで搬送をお願いする。 府中町の「スガタ整形外科」が見てくれるというので私と木原さんが、搬送した。 レントゲンでは剥離骨折でした。 Wさんは、私よりうんと長いフライヤーで、XCの実績のある人で、長いフライヤー人生で初めての骨折だった様だ。 仕事を休まなければならないので、非常に悔やんでいた。 私には代わって仕事をしてくれる人が居ないので、絶対怪我を出来ないので、身につまされる。 しかしWさんのランディングアプローチを見ていて、私も同じ事しか出来なかったように思う。 地上から5〜6mでグランドサーマルで降ろせず、3回もターンしなければならないと 自分も同じ事にしか鳴らなかった様に思う。 P証を持っているフライヤーだと、田植えの済んだ田んぼにランディングしようとは、最後の最後まで考えないものだ。 最終的に逃げ場が無くなってしまいターンを切ながらのランディングになってしまったのである。 緊急ランディングは最後の手段でランディングするところと考え、出来るだけ使用しないほうが良いと思った。 (実は私は第二サブランくらいにしか考えていなかったのであるが・・・・) 緊急ランディングに降ろすくらいなら、土手ランがよりましなくらいの気持ちを持っていたほうが良いかも・・・・ I口さんは、土手ランはアウトランだが、ペナルティーを外せばメンタルなところで セ−フティランディングにつながるかなぁ〜・・・・と言っていた。 車の通らない(または非常に少ない)土手は緊急ランディングとして、インプットしてもよいかなぁ〜と思う。 私達にとってパラは極上の楽しみだが、第三者にとっては迷惑な遊び人に過ぎない。 人や車と絡むようなランディングは絶対に避けなければならない。 荒谷山テイクオフからのフライトは、諸条件を良く考えたフライトプランに基づか無ければならない。 理事の皆さんも苦慮されているのだが、荒谷山からのサブランが早く見つかる事を切に願うものである。 「骨折は初めてだが、今までは単に運が良かったに過ぎないと思う!」とWさんが しみじみと言っていたのが、私の心に突き刺さった。 明日はわが身!と心に刻む。 夕方木原さんと病院から東屋に帰って来た。 上手い人は日中しっかり飛んだようで、満足気であった。 木原さんは昼間は風が強めであったので、フライトは諦めて病院に付き合ってくれた。 少し風も落ちているようなので、B級生達を誘って神の倉へ上がる。 まずは最初に木原さんがテイクオフ準備完了。行く気満々である。 彼の立ち上げは見ていて安心感があるのでつい一番手のテイクオフを許してしまった。 風は南風でだましで西斜面半分に入っている。 立ち上げて、くるりと振り向き、前に走り出した時、左翼のテンションが緩んだように見えた。 ストップの声は聞こえた様だったが、走り出した後で、止まる気配もなく、飛び出してしまった。 テンション緩んだままスタチンとなってしまった。 回収人数も多く、5分で回収完了。怪我もキャノピー損傷もなし。 中村さんが試乗機のオメ6で3回チャレンジしてテイクオフした。 木原さんも、もう一度テイクオフするべくハーネスを背負っている。 スタチンシンドロームになっているかと思いきや、行く気満々である。 木原さんのリハビリフライト必要ないし、どんどん南風になって、時々フォローも入りだしたので、撤収を宣言。 どうも最近ヒヤリ、ハットが多すぎる様だ。もう少し慎重に対処しないといかんなぁ〜!!!!・・・・・。 |
5月25日(水曜日)平日飛び 雲にスポンと・・・ 来週土日は天気悪い予報で、25日はあまりに良さそうなので、平日飛び敢行となった。 朝一仕事を済ませ11:30神の倉集合。 神の倉の風は北2〜3m、荒谷山は南東が中心だが、弱くてくるくる変わっている。 ランディングは北5m前後である。悩んだ挙句荒谷山へ。 河原さんはキャノピー積み込むのを忘れたので、彼を残して、石井さんと私とでテイクオフ。 何事も無くハングハウスに降ろす。 キャノピー取りに下山した河原さんと、遅れて来た中村さんとで荒谷山へ上がり、 30分位ウエイティングしていたが、テイクオフ。 マキゴンポイントの少し上で、二人共上げ、一気に+1700mに上がってしまった。 遅れて来た竹井さんと石井さんと私と見学者2名とで、神の倉に上がる。 3時頃、今まで北がらみであたのが、南に変化し始めた。時々強いブローも入ってくる。 ブローのパワーを計ろうと立ち上げたら、そのまま浮かされたので、テイクオフ。 3度ばかりテイクオフ前をウロウロしたが、トップアウトしそうにないので、5分間でとりあえずトップラン。 しばらく様子を見て、ブローが入り始めたので立ち上げる。 一歩も走らず浮かされ、右尾根で廻して+200m上がった。 テイクオフ上空をウロウロして、レベル近くまで下がって、もう一度右尾根でヒットし、 鉄塔上で真上に一直線に上がっていった。 (平日ログ参照) カシミールで見ても、海抜1000mから2000mまでは、半径40m以内で、真上に上がっている。 GPSを使用し始めて初めての経験だ。 川地塾の成果だと云いたいところだが、腕ではなく、余程条件が良かったのだ。 雲底が海抜2100mくらいで、1900m位からは、雲の吸い上げだったのか? サーマルと吸い上げの境界も分からないくらいにスムーズに雲にスポンと入ってしまった。 誰も居ないし、+4m位で安定して上がるので、そのまま廻し続ける。 寒い!!! フライトスーツは着てるのだが、シャツは腕まくりをしているので、腕が痛くなり始めた。 5分もすると不安になるので、北に向けて直進させる。 バンクかけて廻している時は何とも無いのだが、直進させて少しでも揺らされると、上下左右が不安になる。 早く雲から出たいと思うと、10秒間も長く感じる。雲を抜け下界が見えるとほっとする。 しばらくこの雲(直径1.5Km、厚み300m) の下で遊ぶ。 雲底にコバンザメのごとく貼り付いて、雲の流れに従って動こうと思うのだが この雲全然動いてくれない。日陰も寒いので、雲底を離脱。 荒谷山方向を目指す。緊急ラン上空海抜1700m位でほとんど高度を下げない。 学生(てぃん)が安駄山を目指し、あまり高度ロスしないで、山頂に付けた。 私も行きたかったが、夕方会社に帰って一仕事残っているので、クロカンは自重する。 学生(てぃん)はこちらに向けて帰って来る。海抜1000m位は南風の様で 結構早く帰って来ているので、MLはOKだろう。 もう一機神の倉裏の八幡谷の山を頑張っている学生(ぐっちょん)がいる。 私の高度1500m位からの観察だと、えらく低く見え、神の倉テイクオフを超えてMLに届かない様に見えた。 どこにアウトランするのか確認して・・・と思っていると、神の倉を越えてMLを目指している。 時間も迫っているので翼端折って降下を始める。一気に神の倉テイクオフまで下がる。 3度ばかりトップラン狙ったが、南南西が強く当っていて、何度も吹き上げられる。 時間もないので、MLへ。電話が入った。 本日のフライトを皆さんと話をする間もなく大急ぎで帰社。 神の倉鉄塔上から真上に一直線に上がった。 |
5月28日(土曜日) 習慣天気予報は悪かったのだが、晴れマークに変わった。 今日は大島で大会があるので、常連のメンバーの半分はそちらに行っている。 空は高層雲が一面に貼っていて、あまり良くないかもしれない。 小田さんや平田さん、増山さん達と荒谷山に上がる。 北東気味であまりよくない。一本目はぶっ飛び緊急ランとなってしまった。 北東からみの時は、お寺側の斜面で高度処理して、降ろせるので、比較的安全である。 最終高度処理は雲線上でやってランディングアプローチすれば良いと思う。 グランドサーマルで下がらないようであれば、農道上を少し行って もう一度振ってファイナルにすれば良いかな? 2本目は満を持してテイクオフ。 正面でサーマルヒットしたのだが、細く強烈。 テンション抜けたり、翼端潰れながらもサーマルにしがみついて+200m程上がる。 サーマルはずして見失ってしまった。 もう一度テイクオフ前に出して、サーマルヒット。 今度は少し外し気味ながらもずっと上昇を続け、+1000mまで上がる。 今日は高層雲だけなので、ステイする場所が定まらない。 一時間半ばかり飛んでMLへ。 夕方、神谷夫妻が愛娘の陽香(はるか)ちゃんを神の倉デビューさせるのに連れて来ていた。 丁度おっぱいの時間であったのでしっかり見てやれなかった。 お祝いを持ってきていたのであるが、車の回収があるので明日渡すこととする。 カンカンが甲斐甲斐しく母子を世話しているのが微笑ましい! 車の回収に神の倉に上がり、森本さんのテイクオフを見届ける。 |
5月29日(日曜日)雲の吸い上げ 今日は朝から晴天で、サーマル雲がポツポツ出来ている。 時安さんに渡したDVDの映像が見れない理由が、ファイナライズしてない理由の様だ。 自分のDVDプlレイヤーであれば見ることが出来るので、気が付かなかった。 今まで、DVDに書き換えたCDをファイナライズしていたら10時過ぎてしまった。 (私が差し上げたDVDの見ることの出来ない人は面倒ですが、DVD持ってきて下さい) 竹井さんからрり、先に飛びに上がりますとの事。 神の倉に11時頃到着すると、是枝さん一家、原田さん一家も到着。 是枝さん、「今日は東南東なので、家を目指します」と宣言。雲がどんどん出来て、西に流れて行く。 今日良いことがあるか?と期待される。 竹井さん、小田さん、増山さんをピックアップして荒谷山に上がる。 セブンイレブンで見た時は、福伝さんテイクオフして、トップアウトしている。 テイクオフに着いたら福伝さんは前に出してメインを目指していた。 12時過ぎ、梶田さんテイクオフ。マキゴンポイントと南小山野中間くらいでサーマルヒット。 えらく南西に流されていると思ったが、コアーを見つけ、一気にトップアウトを果たし、 雲底に着けた。一機だけ+1200m位で早くおいでとばかり遊んでいる。 無風気味になり、次がなかなか出れない。微風の中、是枝さんテイクオフ。 マキゴンポイントで粘りに粘っている。 原田さんはテイクオフして、前のボール奥で上げて、荒谷山+1200mに上げた。 小田さん、増山さんも正面で上げている。 私もテイクオフ正面でサーマルヒットし、廻す。+4m位はあるが、一周のうち、えらく上昇率が違う。 時々弾かれるほど有るのだが、コアーを探すと分からなくなる。 外しまくりながら何とか+1000m迄上がると、安定して上がり始め 雲の吸い上げで雲底1800mまで付ける。雲は東から西へ流れている。 いつの間にか是枝さんが上げて、日浦地区から上根地区を目指している様に見える。 一気に進むのでなく、とことん高度を稼ぎながら飛んでいるようである。 田んぼに水が入ったら、私はクロカンに行かないと決めているのだが、是枝さんを見て少し心が動く。 今朝是枝さんの自宅を目指すと宣言していたので、西風新都を目指すのだろうなぁ〜・・・・。 雲は次から次へと流れてくる。 厚みも300mはあり、3Km位の大きさもある。 この雲についていけばどれくらい流れて行けるのかと、雲の中央真下を目指す。 雲を追い越すだけで、雲の対地スピードはあまり無いようだ。雲の端で高度を稼いでやろうと、雲中に入る。 すぐに出られるように方向を見定めておいて、方向固定するのだが、5秒もすれば90°位狂う。 結局どちらへ出るか分からなくなる。 出来るだけ方向を固定していると、シンク音がしだして雲の外に出た。しかし左右は雲の壁である。 吉田町方面は開けているので、まっしぐらに進む。 是枝さんの機影は見えなくなった。 高度を落として荒谷山テイクオフ上空に引き返す。 誰も飛んでいない。寒さで身体が冷え、少し頭も痛い。 クロカンでもないのに一人で飛んでいるのも何だか淋しいものがある。 翼端折って高度を下げる。 もう一度強いサーマルに捕まってゆらされるので、ドシンクで潰されるのも嫌なので、ハイバンクで廻す。 500mばかり上がって落ち着いたのでシンク帯探してゆるやかなスパイラルで降下。 荒谷山テイクオフは弱いながら正面から入っている。 右ボール奥で何度も高度処理してトップラン。 +1500mで一時間45分のフライトであった。 プレジャークラブの面々は神の倉へ行ったようだ。 14:30なので、テイクオフで日差しをあびながら(身体が冷えたのでイグアナのごとく。。。)一眠りする。 そのうち増山さんと小田さんが車回収のため上がって来た。 条件良ければ飛ぼうと思ったが、16:30頃吉田町上空の雲から雷が鳴り出したので、撤収。 夕方神谷夫妻の愛娘、陽香(はるか)ちゃんと小脇夫妻の愛娘、未来(みく)ちゃんが神の倉デビューとなった。 日高さんと松代さんの子供達も来たので、東屋はちょっとした保育園状態。 マキちゃんの出産予定日は11月だそうだ。 幼子達は見ていてもなんともほほえましいし、活気があってほのぼのとする。 私の孫の顔も早く見たいものである。 |
5月29日(日曜日) 是枝さんフライトログ 風まかせの『NEW!狽U』にうらやましさを感じる今日この頃ですが・・・ 個人的に『飛びは機体じゃないんだぁぁぁぁぁ!!!』とアピールするため、 おじいちゃんグライダーにムチを入れ 田んぼに水が入った今日この頃、苗が生えてる田んぼを目指し!?・・・ おおおおりゃー( ̄口 ̄)/ 【1ヶ月ぶりのXC!風まかせ吉田に散る( ̄∀ ̄)v―~~~フゥ〜】を短編にて。 上空の弱い寒気様のおかげで、朝から積雲の出来る良い条件(^^) ニューグライダーでは決断できない田んぼ状態(-_-;) ひと気の少ないLDで、不良おやじに遭遇ホッとする。 「XCに飢えてる風まかせ」と「家まで帰りたくて仕方ない拙者」は 11:40 マキゴンポイント手前でサーマルヒットした機体を見て・・・ 11:45 ここで一句<風まかせ 出ようとするも ブロー来ず> 11:50 そこどけそこどけ 枯れ枝が通る →ピンチピンチであっと言う間のマキゴンポイント →必死必死でしがみつき なんとかかんとか緊急ラン回避(^^; それを後目に風まかせ 一気一気にTO上空 遥かかなたへ+1000 上空には極上の雲。東方には雲道路。 今日は南東風。上空東風。 風まかせ北に向かって一目散。 『えぇ雲があったんじゃあ!』名言残して吉田沈。 Av.7km。北風ピープー吹いている♪ 上空は南東〜東風。雲とたわむれ自宅方。 速度出ないも、心はひとつ 雲一筋。雲さん雲さん連れてって。 私をオウチに連れてって。 そこで現る南風。今日のあなたは嫌いです。 雲待ち拙者の水タンク そろそろいっぱいなんですが。 南風なんかに負けてたまるか タンクはどんどんたまってる。 先に見えるは 我が家かな? 我が家がどんどん近くなり カメラ無いのにショック受け せめて上から見てやろう。夢はかなく高度ロス。ああ南風 南風。 我が家は次に持ち越しか? 我が家手前の200m。ああああああぁー 撃沈(T-T) 『ただ・・・ただ・・・無念だ。』←財前教授バージョン(白い巨塔) 『残念→切腹。』←ギター侍バージョン 今度は我が家を越えてやる。なにがなんでも越えてやる ああやってやる。 |