2004年今年もよろしく!

2005年 3 月   
3月6日(日曜日)豊栄町クロカン
昨日はベスト電器にコンピューターを買いに行くのに、河原さんに付き合ってもらった。
初期設定も手伝ってもらって助かった。
パソコンはWINDOWS MEでSotecだったので、よく固まるし、限界だったらしい。
河原さんは3〜4年で買い換えすれば良いですと言うものだから、今回も安い(6万円位)のにした。
昨日は河原さんの読みどおり天気はくずれて、神の倉に10名ばかり居た様だが、昼から帰った様だった。

10時頃荒谷山へ上がる。
北風の予報であるが、弱いので、荒谷山は正面(南東)や南から入って来る。
時にフォローも入って来る。サーマル雲らしきものもポコポコ有る様だ。
河原さんが先頭を切ってテイクオフしてくれたが、出てすぐドシンクで、
沖で少し粘ったが、いかんともしがたくランディング。
しばらく誰も出ない。時々正面又は南からサーマルらしきものが入ってくる。
2〜3名テイクオフして、沖で粘れる条件になって来た。

私も正面から入った時を狙ってテイクオフ。すぐにリフトはあったが、トップアウト出来ない。
少し南側にずらしたら強いサーマル有り、トップアウト果たす。
荒谷山に付けたが、上昇成分ないので
沖に出してサーマルゲット。+500mは上がった。
薄いサーマル雲が見えているのだが、雲までは到達出来ず。
神の倉テイクオフ上空へ行ってみる。
高石さんが白木山へ走った様で、刻々状況が入って来る。
私も走るにはもう少し高度が欲しいので、もう一度荒谷山へ帰ろうと思ったが、
どこへ行ってもシンクであっという間にメインランディングに降りてしまった。
+6mで50分のフライトであった。

「3時のあなた」を狙って神の倉テイクオフに上がる。北西又は時々正面から入って来る。
向井さんテイクオフして南側で順調に一人上げしている。
斉藤さん、山本さん、テイクオフしたが、ドシンクにはまった。
斉藤さんはメインランディングにも届かず、どんどん落ちている。
地森さんが無線で「無理せず木の少ない林道に降ろす様に!」と指示し、無事林道にアウトラン。
山本さんは地上150m位から、すごいサーマルに遭遇!!3回廻しただけで
トップアウトしてしまった。
+500mばかりに向井さんが居て、その上は少し黒い雲があり、吸い上がっている様だ。
余程無線で「廻さないで雲から離れる様に!!」と向井さんに呼びかけ様と思ったが、
その様な動きをしているので、安心。
山本さんと2機で鉄塔沖へ飛んでいった。

黒雲も去り落ち着いた状況になってきたので、河原さんテイクオフ。
北斜面で+20m位から、さほど落ちずに鉄塔下へ移動して行った。
私もテイクオフし、北斜面で粘ったがトップアウトならず。仕方なくそのまま鉄塔下を目指す。
ようやく目の前の尾根を越え、北混じりの弱いリッジにしがみつく。しかしステイがやっと。
河原さんはヘヤピンカーブまで行き、とりあえずステイ出来る状況になっている。
私は鉄塔下のボールの底をなめる様に磨き続けるのだが、ステイがやっと。
鉄塔下左尾根(目の前の尾根)の稜線に近づくと少しづつ上がる。
稜線上をキコキコしてやっとトップアウト。
ついに+6mのサーマルに乗り、キリキリ廻す。
河原さん、山本さん、時安さんの4名で廻す。
同一心円で廻さなくても、4名共上がっていく。大きなサーマルに成長している様だ。
私がコアを促えた様でキリキリ廻してトップに立って雲中に入った。
そのまま廻し続けたかったが、4機もいるので私は鷹ノ巣方面へ向けて雲の中を走り始めた。
1分もしないうちに雲から出てしまったので、もう少し高度を稼ぎたかったので、
雲の端を出たり入ったりして少し高度を稼ぐ。

結局一度に1400m高度を稼ぎ、そのまま鷹ノ巣山を目指す。
今回はきっちり鷹ノ巣山山頂上に行く。
山頂には小屋があり、廻りは木が無いので、ピンポイントならトップラン出来るのかな?と思った。
もっとも降りたらテイクオフ出来そうにないので、歩いて下山しなければならない。
山頂+200m位だ。このままの高度では豊栄方面に進むのはちょっと苦しい。
豊栄方面には裾野が長いので、どこかで山チンする。
右の久芳方面へこぼれるしか方法がない。
以前児島さんが山頂北の谷筋から流れてくるサーマルを丁寧に拾って揚げ返していた。
頑張って鷹ノ巣山頂でサーマルを探そう!!
ウロウロしていると弱いサーマルをヒット。丁寧に廻して150m高度を稼いだが、一気に落ちた。
次に来たサーマルは強めで、一気に400m稼げたので、豊栄の板鍋山を目指す。
途中県道を渡る時、ちょっと廻してみて、100m高度を稼いだが、それ以上無かったので、一目散に
板鍋山を目指す。しかし板鍋山山頂にトップアウトならず、7分間ばかり斜面にしがみついていたが
力尽きいつもの豊栄温泉裏手の空き地にランディング。
向井さんがピックアップに来てくれた。有難うございました。
+6mで1400mゲインし1時間10分の春らしいサーマルだった。

今日の神の倉は春のサーマルの始まりで、皆さんおいしい思いをした様だ。
高石さんは白木山(片道12Km)をアウトアンドリターンで、
クロカン練習(3km〜5km)を果たす伝説を作った。

残念ながら途中でデーターが一杯になり、途中で消えている。
山本さんはアウト&リターンを成功させ、田中さん、河原さん、石田さんは白木山クロカン成功させた。
おそく来た井口さんは夕方近くまで一人で+1000m位を飛んでいた。
いよいよ春のサーマル開始だ!!
皆さん安全に頑張りましょう!!
皆さんのGPSログを貼り付けました。
石田さんのフライトログ
昨日は、とても疲れました。
神の倉2本目、始めは良いサーマルが見つからずうろうろしたのですが、
すぐに、ガツンとくるサーマルをヒットし+1200mあたりまでぐるぐる回していきました。
サーマルトップあたりで、風が変わったのかいきなり方翼つぶれを起こし、
続いて反対側がつぶれ、とにかく忙しい。
まるっきりテンションが抜けたりハイバンクにしているのにはじかれたりと、恐怖の連続。
バルカンに乗り始めて、初めて恐怖を味わってしまった。
不良親父さんが板鍋山へ付けていると山本さんから無線が入っていたので、私もそちらへ機体を向けた。
センタリング中あまり神の倉から動いていなかったが徐々に鷹巣に近ずいていたので、
コースは良いと思ったのだが、あまりスピードが出ない?しばらくすると、
山本さんから不良親父さんは、苦戦しているとの一報。
それを聞いて私はUターン。しかしガンガン下がり神の倉さえ帰れそうにない(T T)

しかしやはり春ですね〜程よくサーマルヒット、ここで雲低までつけることが出来
そのまま白木山方面へ機体を向ける。
途中、またしても山本さんの無線が聞こえる。
河原さんと、白木山へ行ってるようだ。なんともうらやましい。
私の上空+100mオーバーを田中さんが飛んでいるのが見える。
始めは、順調に飛んでいたのだが、高圧線を超えるあたりからどんどん下がり始め、
ついに稜線より低くなってしまた(T T)  
しかも結構裾野が長い。
諦めて、ランディングできそうなところをさがしつつも思い切ってもう一度山へ寄せてみた。
すると弱ーーいサーマルに遭遇、なんとかあげかえすことが出来た。
しかし稜線からは、だいぶ離れてしまい、さらにここでGPSの電池ーが切れてしまった。
皮肉にも、数分後もう一つのGPSの電池も切れてしまった。
オキシライト電池は確かに長持ちするが、一旦なくなると時間を置いて
再度スイッチを入れても数十秒で切れてしまう。
全然スピードが分からない?、何とか白木山横を通り鬼が城までたどり着いたが、トップアウト出来ない。
山の広島側は日照もあり海風が吹いているのではないかと回り込んだが、
上がったり下がったりしかも時折機体がコントロール不能になり、危なくてしかたない。
どんな風が吹いているのか訳が分からず、どんどん下がり下深川の深川橋手前の堤防にランディング。
途中無線では、山本さんは白木山からアウト&リターン 余裕で帰ったとか。
田中さんも、私よりだいぶ先まで飛んでいかれたようだった。
山本号で、奥さんと河原さんに迎えに来ていただき田中さんを、ピックアップし神の倉へ 
それにしても本当に疲れた1日でした。

3月19日(土曜日)鬼が城アウトアンドリターン トップラン
今朝はよく晴れている。天気予報は午前中北東で、午後南西となっている、
アウトアンドリターンをチャレンジした事がないので、チャンスがあればやってみようと思う。
荒谷山は正面気味に入っているので、こちらへ上がる。
近藤のおばちゃんが11時前に飛び出して行った。
前で少しサーマルのかけらがあったが、ヒットしないままランディング。
誰も出ない。一時間経ったので私がグライダーを拡げてみて立ち上げて風にパワーを計る。
どうもパワーが無いので、グライダー片付けて学生に譲る。

正面から入って来たので、テイクオフした。前でサーマルあるのだが、コアーを捕らえ切れない。
尾根の先端で強いサーマルヒット。一気にトップアウトし、+500mばかり上がって行った。
私もテイクオフし、テイクオフ前でサーマルヒットしついに+6m/Secのコアーに入り、
一気に+1400m上がった。
雲の吸い上げで、学生が入りかけている、私は雲の端に行き雲底を探る。
このまま向原方面に走る。雲が切れると、シンク音が鳴り始める。
向原方面に雲も無いし、高度も25Km/hに落ちてきた。テイクオフ上空では3機ばかり上空に居る。
大急ぎでUターンし、荒谷山テイクオフに戻る。どんどん下がる。
+150mでやっと帰ってきて、南のボールで上げなおし、+300m上げたが、
サーマルは弱くなってきたので、13時07分トップラン。

テイクオフには高杉さんの奥さんと鍛治ちゃんと田中さんが居た。
しばらくすると鍛治ちゃんテイクオフし正面沖でぐいぐい挙げ始め一気に+500mは上がっていった。
今度はテイクオフする時GPSスイッチいれる。
1時25分テイクオフし、すぐにサーマルヒットし、一気に+1000m上がる。
雲底につけて、旋回してみて、どちらに走ろうかと考える。
先ほどから高石さんと中村さんが白木山方面に走って、交信しているのが聞こえていた。
しかし、北風フォローという程上空は吹いている様に見えない。
とりあえず白木山に向けて走り始める。
高圧線のところで、田中さんが強いサーマルうぃヒットし、廻している。
フルアクセルで田中さんの下に入る。
サーマルコアーを見つけてハイバンクできりきり廻す。
一気に800m高度を稼ぎ、海抜2000mに上がる。
いざ白木山へ、GO!!.

白木山手前で一気に1000m高度を失うも、ようやくもう一度サーマルヒットし、900m高度を稼ぐ。
白木山を通過、雲から雲へと移り行くと、高度を保って移動出来る。ついに鬼が城まで到達。
大田川を渡り対面の阿武山を目指そうと走り始めるが、どうも25Km位でフォローでない様だ。
やっぱりアウト&リターンを目指そう。
深川別れにいる中村さんが、私の機体を高石さんと間違えて呼びかけてくる。
私である事と、神の倉に戻る事を告げる。
神の倉方面に向けても、やはり25Kmくらいしか出ない。
上三田上空でサーマルヒットし海抜2050mまで戻す。
これだけ高度があれば、余裕で荒谷山へ戻れる。
フルアクセルでシンク音鳴りっぱなしで、荒谷山テイクオフ上空へ+200mで戻る。
あまり強くないが、南のボールではサーマルがあった。
そのせいでテイクオフは吹流しが垂れている。
南から入っているのを確認し、正面からトップランアプローチし無事トップラン。
鬼が城アウトアンドリターンを果たし、トップランのおまけまで付いた。
2時間ばかりの雲底拾い歩きの素晴らしいフライトになった。

3月20日(土曜日)
天気予報は午前中曇り、昼から晴れであったが、一日中高層雲が張っていて、上がりそうにない。
南から入ってくるようなので、荒谷山へ上がったが、6mくらいの強風だ。
神の倉は2〜3機上がっているので、大急ぎで移動する。
神の倉からテイクオフし、一時間ばかり遊んだ。
3月21日(月曜日)春分の日代休日 今日もトップラン
天気予報は晴れで朝から雲ひとつない。
9時過ぎには家を出る。
早々と荒谷山へ上がる。朝は北東の予報である。時々正面から入るのだが長続きしない。
11時頃近藤のおばちゃんがテイクオフしたが、なにもない。
正面から時々入るので、キャノピー拡げたのだがいまいちはっきりしない。
キャノピー片付ける。足刈さんが美人とタンデムするため用意を始めた。
福伝さんも南斜面でウエイティング。
南から入り始めたので、私もキャノピー拡げた。
足刈さんテイクオフし、すぐにトップアウトした。
私もテイクオフしたのだが、目の前のサーマルをはずしてしまった。
じりじりと下がって行く。福伝さんが緊急ランディングの近くでサーマルにあおられている。
福伝さんの下に付けるのもしゃくだし、何とかマイサーマルでトップアウトしたい。
私は福伝さんより100mくらい尾根の上で、小さなサーマルで何とか上がろうと粘るも上がりきれない。

福伝さん少し上げてメインランディングに向かっている。
私は福伝さんの風下へ入り込むと、強いサーマルヒットした。
ハイバンクできりきり回し一気に+950m上がった。
+850mで向原方面に走りかけたが、雲ひとつ無くどんどん下がるので、
Uターンし、もう一度テイクオフ上空をめざす。
南風が強くどんどん下がり、ぎりぎりで荒谷山へ、たどりつく。
強いサーマルヒットし、650m高度を稼ぐ。
しかし、下がり始めたので、沖に出してみる。4〜5機が粘っていて、上がり始めている。
私も突っ込んでいったが、サーマルヒット出来ず。
三篠園の近くに降ろそうと見ると4〜5機がそこで挙げ始めている。
私も遅れて行ったが、サーマルは残っておらず、完全に置いて行かれた。
何とかならぬかとビニールハウス郡の上を飛んでいると、南風に流されているサーマルをヒットした。
はずしながらも+400m程あげ直し、+200mまで上げた。
先ほど上げた人達は荒谷山に付け、上げなおしている。
何とかテイクオフ上空に近づこうと山に寄ったら、いきなりシンクにはまってしまって、ジ・エンド!!
一時間10分のフライトであった。
諦めず頑張れば地上150mから上げる事を実感した。
パラはやはりメンタルなものだ。諦めず粘ると道が開かれる。
クロカンに出かけ知らない場所でも、粘り切れればもう少し距離も伸びるのだろうなぁ〜・・・。

二本目のフライト
増山さんの車で荒谷山に上げてもらう。テイクオフ横でギャラリーの家族が弁当拡げている。
南又は南西で3m前後で入ってくる。南のボール奥は杉の若木が揺れている。
リッジは取れると確信してテイクオフし、ボール奥に入る。
なかなか浮かないで心配したが、ボール奥まで入ると浮き始めた。
ぎりぎり斜面を磨いてリッジを取り、上がったが+30m位が精一杯。
30分粘っていると、佐藤さん、足刈さん、などがテイクオフ前で上げ始めたので、私も前に出す。
テイクオフ上空で+6mのリフトに当り、一気に550m上がった。
雲は無いので、サーマル見つけにくいが、マキちゃんと足刈さんが向原方面に向けて走り始めたので
私も+500mで走り始める。途中で何とかリフトを見つけて上げ返すぞ!と気合を入れる。
かたくりの里近くに来ると、マキちゃんは神の倉方面に引き返している。
足刈さんは吉田方面に走っている。
私は一度もリフトに遭遇しないで、あえなくかたくりの里の農道に降ろす。
一時間のフライト。
石田さんがрオてきて、すぐに現れた。
吉田口まで行ったが、是枝さん、原田さん、田中さんが後ろから来て上空を飛んでいったらしい。
ヒッチハイクで向原まで乗せてもらい、かたくりの里まで歩いて来たようだ。
小田さんが迎えに来てくれ、神の倉へ上がる。

3本目の飛び
15時上がったら吹流しはポワァ〜ンと上向きにたなびいている。
良いサーマルがテイクオフ前に出ていると確信。
グライダーを拡げる、少し無風になってしまった。誰も出そうにないので、私が立ち上げてみる。
もう少しリフトが欲しいなぁ〜・・・と思いながら、立ち上げたまま様子を見る。
グライダーはりフトを受け前に走ろうとする。グライダーを止め切れないので、テイクオフする。
一気に+10mばかり上がる。
結構なリフトで+200m一気に上がる。そのうち皆さんテイクオフしてきたので、鉄塔へ移動。
石田さんとたかちゃんが上げている。私も一緒に廻したが、いまいち同じ高度まで行けなかった。
+550mがいっぱいだった。鷹ノ巣山方面に石田さんは流して行ったが、+1000mには上がれず
鷹ノ巣越えは断念した模様。タカちゃんはセラークに乗り換えてから、えらく飛びが変わった。
同じサーマルを廻しても、逃げなくなり、すこし荒れていてもガンガン攻めている。
たかちゃんを越す事が出来なかった。そのうちハングは全員テイクオフした様だし、40分間ばかり飛んだので
トップランしようとテイクオフに近づくも吹き上げられて苦戦。
3機ばかりテイクオフ準備をしているので、あまり邪魔をしていられない。
井口さんが「降りる??」と声をかけてくれたので、思い切ってテイクオフ南奥まで行き、
ホバーリング気味でテイクオフ上段にふんわりトップラン。
一時間ばかりして、誰もいなくなったので、もう一度テイクオフ。大方さん達が上がってきた。
南西風強くなってきたので、20分ばかり飛んでメインランディングへ。
石田さんのフライトログ
あまり気が進みませんが、22日を振り返ってみたいと思います。
実は前日夕方藤原夫婦の結婚パーティーで、不良おやじさんが白木山アウト&リターンをされ、
しかも悠々と帰りトップランまでされたとは聞いておりました。
「うらやまし過ぎる・・・・・。」 私は2度トライして2度とも撃沈しております・・・・・・・(T T)
本人からその話を聞きたくないので、22日はなるべく顔を合わさないよう少し遅めにランディングへ到着。
「本当は、家事があり中々自由にしてもらえなかったのですが・・・(T T)」
途中車の中で風まかせさんから、神の倉絶好のXC日和とのメールが入り、 気分はさらに焦る。
井口夫婦、右近さんと一緒に荒谷TOへ上がると、不良おやじさ、風まかせさん、是枝さん、外数名が
すでにおよそ+500mを飛んでおられる・・・・・・・・・(^^;
どうもこの日は相当あせっていたようで、TOを1度失敗しさらに目の前のサーマルも、うまく合わせられず
結局私が1番下からあげ始めました。
しかしこのサーマルは結構力強く、+6msで時にバイオレンスにガンガン上がり、
結局上にいた人に追いつき追い越し、+1000mあたりまで一気に上がっていった。
丁度目線に逆転層が見えそろそろ上げ止めと思いそのまま吉田方面へ走りました。
ご存知のようにこの日は雲が無く、サーマルが分かりづらい日でしたが、いつもの場所へ行けば
きっと上がると 信じて、強烈なシンクの中をフルアクセルで進みました。
思えばこれが第2の失敗でした。
普段なら途中1〜2度は弱いサーマルも結構丁寧にいただいて高度を 維持して
吉田町のアンテナ山までたどり着くのですが、この日はとにかく下がりました。
アンテナの山は少し半島のように突起しているのですが、その間をかろうじて抜け、
一生懸命サーマルを探し どんどん下がっていきました。
ここは最悪のときは、工業団地横の河川敷へ降りれば良いと前々から思っていたのですが、
とうとう実際にそうなってしまいました・・・・・・・・・(T T)
荒谷方面を見ると、2機の赤い機体が、アンテナ山近くまで来ているのが見えましたが、
結局 見えなくなってしまいました。
吉田町のバス停まで1km近く歩きバスの時間表を見ると、4時半位まで便が無く、
2時間も待つのは もったいないので、早く帰ってリベンジをとさらに町を1〜2km?歩く。
ザックの重さに疲れ何気なく座り込むと、上空+800mあたりに田中さんの機体が見えた。
「ガーン 」 さらに少し低いところに是枝さんの機体も見える。「あ〜あ〜私ってなんて惨め・・・・(T T)
立ち上がろうとすると、今度はかなり低いところに風まかせさんの機体が・・・・・。
「うふっ・・」 少し幸せな気分に、んんんんん・・・何と言う性格の悪さ m( _ _ )m 
撃沈を確信しさらに私は歩いた。
しかし、後で聞いたらその後上げ直し三次市のドン付まで行かれたとか
「何と言う諦めの悪い性格の方でしょう」 m( _ _ )m
何と言う粘り。よくあげ直されましたね〜。
約20kmのXCおめでとうございます。
向原別れ(吉田側)でヒッチハイクに成功し 向原町の豊栄別れまで乗せていってもらう。
ヒッチハイクでは、何故か女性ドライバーは一人も止らなかった?
私のヘアースタイルがいけないのであろうか?と言うかヘアーが無いのが良くないのかな?
豊栄別れからさらにおよそ1km神の倉方面へ向かって歩いていると、
不良おやじどのが片栗の里あたりへ ランディングするのが見えさらに1km近く歩き合流。
お互いに慰めあおうと思って行ったのですが、昨日のアウト&リターンの話を聞き
再び惨めな思いが私の胸をおそう。
そこへ、幸せいっぱいの嵩ちゃん、さらに大方さんがXC練習の5km以内のランディング。
二人とも実に満足そうな笑顔だ。特に嵩ちゃんは5km以内クリア最後の1本で喜びもひとしおか。
それにしても本当によく歩いた1日でした。
実に良い運動になった1日でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(T T)/~
3月26日(土曜日)取りあえずトップラン
天気予報は晴れなのだが、瀬戸内海の波の高さは1mである。
神の倉リアルタイムの風状況は3m/Secくらいなのである。
10時頃神の倉に到着すると、8m/Secくらいに強くなっていて、
誰もテイクオフには上がっていない。
東屋でうだうだ話をする。学生達がMLで立ち上げ稽古を始めた。
12時頃になると、下の竹やぶの揺れが少なくなってきた。
「上がろう!」と皆を誘って神の倉テイクオフに上がる。
ビジターで昨年2回飛びに来ていた、上妻(こうつま)さんが来ていた。
どこかで見た人だと思って声をかけると、果たして上妻さんだった。
昨年このHPで紹介した抜群に上手な人である。
パラの理事がいないので、入山のサインもらえずテイクオフに上がるのを諦めていた。
7名詰め込んでいざ神の倉へ。

テイクオフは南西で時々5〜6mの強風が入って来る。
今日はデジタルビデオカメラ持参で来た。
皆さんのテイクオフを撮る積もりで来たのだが、なかなかテイクオフする気配がない。
我慢しきれず私がキャノピーを拡げてしまった。
是枝妻(風香ちゃんのママ)と原田妻がテイクオフに来ているので
本日のテイクオフ撮影班をお願いすることにした。

結局アホな不良おやじからテイクオフする事に!!(神の倉は年寄りをダミーに使う!!)
テイクオフしてすぐに3m位吹き上げられた。
南西風で基本的にはリッジで、ちぎれたサーマルが入って来てキャノピーを揺らす。
+100m位までしか上がらない。
ピッピッツと上昇音するので廻しても、3回転くらいしかついていけない。
鉄塔に流されると、テイクオフ前に帰る途中先に進まず、どんどん下がる。
−100m位で右尾根を越え、偏流ホバーリングで尾根にへばりついて、
テイクオフ前に復活した。

30分くらいテイクオフ上空で行ったり来たりしていたのだが、上妻さんのテイクオフを
近くで見たいものとトップラン決意。
2度ばかり近づいてテイクオフの吹上げを確認。
西斜面中央に1機広げている。
北斜面にはギャラリーの家族がいる。
西斜面南側しか空いていない。
斜面の前は吹き上げられるのでトップランは不可だろう。
メインポール付近を掠めると、「トップランしますか?」と声がかかったので
「しまぁ〜す」と返事をして、思い切り西斜面中央後ろに突っ込む。

高度2m位で正面に向き直る。
 ん?!!前に進まない。
垂直降下し、西斜面奥の頂上に50cmショートしてしまった。
逆斜面をズルズルと滑る。
木に掛けないようにと後ろを振り向いたが、2m滑り落ちてしまい、キャノピーはツリーラン。
棘だらけの大きな木があり、ちょっと当っていてもラインやキャノピーにからみつく。
皆さんのテイクオフを中断させてしまった。
申し訳ありませんでした。そして回収ありがとうございました。

ラインチェックを済ませ謹慎を含め皆さんのテイクオフをじっくり観察。
少し南も強くなり、キャノピーぐらぐらのテイクオフを見せてもらう。
是枝さんに「上妻さんのテイクオフは華麗ですよ!”」と
伝えていたものだから、じっくりウエイティング。
ついに上妻さんがテイクオフ場に上がってから2時間ばかり経って、キャノピー拡げ始めた。
機体はコンペラインのタクティクス。見るからに細長いグライダーだ。
結構風の強い中、グライダー不均等な形のまま
ゆったり立ち上げている。前を向こうとした時キャノピーは暴れようとしたが、ゆっくりなだめ前に向く。
キャノピー走ろうとするのをやさしく止めテイクオフ。
足刈さんと二人で渋い中、有るか無しかのリフトを捕らえて廻していた。
一度も機体を揺らす事が無かった。抜群に旨い人である。
20分ばかりでランディングしてしまったが、上がるであろう山際には
一度も付けなかった。ランディングして一時間ばかりハンドリングの稽古をしている。
是枝さんは「加藤豪君の立ち上げを見ている様だ」と感心していた。

是枝さんもテイクオフし、私も続く。テイクオフ上空+100m位からどうしても上がらない。
是枝さんはうまく南の屏風に取り付いて、一人で遊んでいた。
私も3回ばかり南の屏風に行こうとフルアクセルするのだが、南の鞍部で前に進めず
−50mでテイクオフ前に帰っては上げなおす。
皆さんもチャレンジするも、途中で引き返している。
ついに高石さん、稜線のレベル以下でチャレンジして南屏風に取り付く。
山本さんもシグマ6でチャレンジし、成功させ一時間ばかり遊んだ。
高石さんはもう一度引き返して行った。
ノマドの威力がすごいのか高石さんがイケイケなのか・・・・・。
私は一時間ばかり飛んでテイクオフ前も混み合ってきたので、ランディング。
夕方はアーベンタイムになった様で、それから一時間以上飛んでいた。
今日は上妻さんの飛びと、皆さんのテイクオフがメイクザドラマだった。

是枝妻が撮影してくれたテイクオフを映画館にアップしました。
編集するのが面倒なので無編集でアップしました。
75MBあるのでADSLの人にしか見ることが出来ません。
こらえてください。
3月27日(日曜日)
今日は昼から雨予報である。
午前中1本飛んでしまおうと、10過ぎに出かける。神の倉にも5名ばかり上がっていた。
ちょっと南からみの様なので荒谷山へ上がる事に。
右サイド正面から入っているが少し弱い。雲は前面に張っていて、サーマルは期待出来ない。
ボール奥の斜面の若木は揺れていない。ゆっくり用意する。
レーダーでは岩国まで雨雲がせまっていたので早く出ないと・・・・。
石田さんがサブランの橋のたもとの家の人に写真を撮ってあげると約束したらしい。
今日はクロカン日和ではないので、写真を撮ろうとしている。
少し風が出てきた。はっきりした雲が上空に迫っている。
雨を降らせるような黒い雲ではない。4〜5m吹き出し、ボール奥のリッジは確実にとれる。
10分ばかり遊んで石田さんは写真を撮りに沖に出して行った。
河原さん、時安さん、テイクオフし、+100m位で遊んでいる。広大の青木、川口がテイクオフした。
向井さんをテイクオフさせて私もテイクオフしようと思っていたのだが、
ますます強風になっているので、向井さんを置いて私はテイクオフ。
マキちゃんから「私ならテイクオフをやめる!!」と言われたのがトゲの様に心に引っかかる。
テイクオフしてすぐにボール奥に突っ込んでいく。
強風なのに????上がらない!!
ボール奥に近づいてようやく上がり始める。
こんなとき、谷に嵌ったら確実にツリーランになることだろう。
前を見ると、河原さんと時安さんがズブズブと下がっている。
私はピッタリ斜面に張り付いて荒谷山をトップアウト。
リフトとシンクが交互に来て楽しくない。
先ほどのマキちゃんの言葉も気になるし、早々に沖に出し、三篠園農道にランディング。
向井さんはテイクオフしないで、私の車を下ろしてくれた。ポツポツと雨が降り出し、解散!

うっかり向井さんのパラを積んだまま帰途につき、рナ待ち合わせて引き渡す。
河原さんからрナ駅前エールエール館で全国食べ物即売会やっているので、
行きましょうとお誘い有り。
日曜日で雨だったので、どっと街へ来ていて、駐車場探すのに一苦労。
田中夫妻も来ていた。物産店ひと回りしたが、是非買いたいものはなかった。
せっかく来たのだから”ずんだ餅”とイカ飯”を買った。
田中さんはノートパソコンを持参していて、河原さんにカシミールの
使い方をいろいろ習うつもりで来ていた。
一階のスターバックスに徳ちゃんも交え5名でカシミール講習会。
一杯360円のコーヒーで2時間近くネバってしまった。
さすが有名店!いやな顔ひとつしなかった。

インターネットの世界はすごい!!!

今は神の倉に顔を出さなくなった加藤さんが、私のHPのトップページを2000年に勝手に立ち上げてしまった。
スキーのゴーグルで眼を隠したダサイおやじの顔写真と”不良おやじのパラグライダー人生”と表題をつけた。
トップページ1頁だけではどうにもならないので、フライトログのつもりで日記を書くことを決意。
日記は小学生の夏休み絵日記以来である。
留学生ホアンを預かり、パラを教えたり、彼の国コロンビアに行ったり、ネパールに行ったりした事も書いた。
時々自分の想いを書いたりもした。
5年分となると印刷すれば5cm以上の厚さになるだろう。
広島の片隅で、パラという限られた内容で細々とHPを書いていた。
丁度1年前に東京の番組制作会社からオファーがあり、親子の絆みたいなコンセプトで
”素顔の時”という番組に出してもらった。

先日”はじめまして”というタイトルのE−メールが届いた。
発信者は半角英数字のみだった。
アダルト系の迷惑メールだと思い、見もせず削除しようと思った。
が・・・・・ちょっと気になったのでメールを開いてみた。
テレビ新広島の人で、サタ・スポ情報局(土曜日18:30〜19:00)のディレクターさんだった。
一度是非お会いしたいというので、会社に来てもらって、いろいろお話を聞いた。
スカイスポーツを取り上げようとしてインターネットで調べていて、
「この人だぁ〜!!」と思ってメール出しましたとの事。
私はパラが好きなだけで、テレビ視聴者に何か訴える様なものがある訳じゃぁありません。
まして社会に貢献している訳でもないし・・・。
と固辞したのだが、私のパラに対するのめり込みが面白かったのか、是非取材させて下さいとの事。

それじゃぁ宜しくお願いしますという事で話をよく聞くと・・・・
4月からのサタ・スポは生出演になるそうだ。
7〜8分はビデオで、あと7分〜8分は生放送らしい。インタビューなら一言二言しゃべればよいが、
生出演となると、何かまとまった事をしゃべらないといけないのだろうなぁ〜・・・・。
とても無理と思うのだが・・・・。
せっかくだから、ハチャメチャになってもオレのせいではないぞ!!と尻をまくってしまおう。
私の人生にとって記念すべき一頁になるだろう。
HPに書いているパラ以外のことをしゃべっていたら、3時間があっという間に過ぎてしまった。
ディレクターさんもプロなのだから、色々しゃべった事柄から、
どんなビデオ撮りするか考えてくれるだろう。
あとはディレクターさんにまかせて、”好きに料理してくれ〜”という感じ。
4月に入ったらパラの取材もするので、「2日間くらい神の倉に行きます」との事です。
撮影クルーが来て、テイクオフやランディングで邪魔すると思いますがこらえてください。

ちなみに放送日は決まっていて、4月23日(土)、18:30〜19:00 です。
あがりまくってトチるのを見て皆で応援して下さい。
リアルタイムのFAXを受け付けているようです。

ところが、ディレクターさんと会った同じ日に、テレビ東京の”月曜エンタ” (みのもんた司会)という番組に
稲垣さんをネタを使いたいのですが・・・・と言って来た。
電話をかけてきたのは、色々な番組のネタ探しの会社(東京)だった。
”九死に一生”という内容らしい。
パラではこんな思いをした事がないのに・・・・と聞くと、3年前に喉に肉を詰まらせ
ヤバかった話である。
これもインターネットで調べて私を見つけたらしい。
いろいろ聞いてくるので、詳しくはHPに書いてあるので、一度読んでからにして下さいとお願いした。
実は最初に見つけた記事は、嫁さんの「留学生日記」からだった様だ。
私のHPを読んでもう一度電話してきた。
補足説明はしたが、別に名誉な事ではないので、辞退したのだが・・・。
60歳近くなって若い時の感覚で不用意に大きいものを飲み込んでしまって、
死んでしまう人もありそうなので、ネタを使うのはOKした。
再現フィルムを作るらしい。ひょっとすると、本人にも話を聞くこともあるかもしれないと言っていた。
「それはやめてくれと」と言ったのだが・・・。
もっとも電話してきた調査会社がテレビ東京に提案して取り上げられればの話ではある。
別にこの事は書くつもりはなかったのだが・・・・。

私のような非常に個人的なHP情報の発信者であっても、インターネットの世界では
ちゃんと受け取ってくれる仕組みが出来ている事に感激している。
情報を自分でチョイスでき、さらに情報の発信者になれる・・・・
10年前には自分では想像すら出来なかったことだ!
世の中を変える仕組みの原動力になるのではないかと予感する。