2004年もうすぐクロカンシーズンの始まりだぁ〜

2004年 9 月   
9月4日(土曜日)体験会
今日は年に一度のハング、パラの体験会である。
尾道の事件で危ないスポーツのイメージが定着してしまって、参加者が少ないかと思ったが
70名ばかりの申し込みがあった様だ。
新たにタウン誌が1誌と、RCCの番組紹介の雑誌に広告を載せてもらったらしい。
一応昨年並みの申し込みでヤレヤレである。

しかし、今思い出しても、尾道の事件は怒りで体がふるえる。
事故を起こした彼女にではなく、事件を起こしたKaイントラにである。
Kaイントラの一日体験コースは10,000円+保険料1,000円で
(タンデム+地上立上げ+鳴滝山単独フライト、無線誘導付)である。
・・・・・・・(Kaイントラの生徒さんのHPによると上記の如くであった)
一日体験コースでいきなり高高度フライトとは驚愕するばかりである。
しかもランディングは山の中腹で、ピンポイントランディングらしい。
何人足を骨折したやら・・・・。(Kore、Tana氏談)
イントラ資格の剥奪を心から願うものである。

今日は40%雨の予報であったが、雨は降りそうに無いので決行という事に。
本日は25名ばかりなのでスタッフの方が多い。
立上げ稽古を一通りしてもらって20mばかり斜面を走る練習を一回づつ行った。
少し浮いた人も居た。
11時過ぎ小雨が降ってきて本日終了となった。

山本さんがパラビデオを沢山持参してくれたので、テントの中でテレビ2台で見てもらったり、
小脇さんがロープの結び方教室をしたりで、体験会に来た人とも交流が出来た。
体験者は2回ばかりしかパラに触れなかったので、不満爆発かと思ったが、
それなりに納得してくれた様だった。
”9月11日(土)に補習(有料)しても良いですが”と、参加意志の有る人の挙手を求めたら、
ほとんど手を揚げていた。
例年は体験者が疲れ果てるまで飛ばすものだから、満足しきって、リピーターが殆ど居ない。
いつも”もうちょっと!”というところで終了しなければ・・・と反省の声は上がるのだが・・・・
体験者の喜ぶ顔が嬉しくて、つい目一杯飛ばせてしまう。
結果誰一人入校者が居ないという事の繰り返しなのだが・・・。
今年はもう一度体験してみたいと思う人が多数なので、もしかしたら入校者があるかも・・・。
明日の予報は70%なので、早々に中止を決め連絡する事に。
9月5日(日曜日)
雨予報だったのに、薄日が差している。なんだか少し空も見えて来た。
とりあえず神の倉に行くと、駐車場にはだぁ〜れも居ない。
やっぱ真の中毒患者は私だったのか!!
電話かけまくって河原さん、向井さん、福伝さん、友井さんが集合した。

雲はびっしり張っているので、サーマル成分は無い。
東〜南でころころ風向き変わる。0〜2m/Secなのでリッジも取れそうに無い。
一本目全員ぶっ飛び。河原さんは左尾根で15分ばかり粘ったが、レベル回復がやっとだった。
理事会の終わった山本さんも参加して来た。
新ハーネスの友井さん、スタチンしたらしいので、大急ぎで荒谷テイクオフへ。
到着したら、殆ど自己回収で20m下から持って上がるだけになっていた。
しばらく休息の後、友井さんレベンジテイクオフ。3度ばかり失敗。
4ケ月ばかり休んでいたし、御歳64才なので仕方ないか・・・・・。
身体能力が年々落ちていくのが分かる様な気がする。
58歳でパラを始めたバイタリティーのかたまりの様な人なのに・・・。

4年後の私を見るような気がしてたまらない。
機体はDHV1-2であっても、新モデルになる度に、性能は上がって行く。
身体能力は年々落ちて行く・・・・・。
私は次の機体を買い替える時は、DHV1にすべきかなぁ〜・・・。
4時頃気温が落ちて来たせいか、沖では余り下がらなくなった。
河原さん、福伝さんはレベルまで復活したが長続きしなかった。
一人荒谷山テイクオフに残った私は、何度も立ち上げてステイさせ、リフトの有る風を待つ事30分。
足が離れたのでテイクオフ。東北東の風だったので、左のボールに突っ込み、リッジを取り
テイクオフ上10mを3往復。リフト感じなくなったので、すぐにトップラン。
一応本日は満足し、車を降ろす。
9月11日(土曜日)
週間予報では雨予報だったが、昨日の予報は晴れとなった。
9月7日(火)に台風18号が来た。
広島の観察史上最大の60.2m/SEC吹いたらしい。
19号台風と同じく宮島の厳島神社は大被害を受けてしまった。
私の家も、物置小屋に被害が出た。
今朝は倒れた庭木の整備をしていると、大方さんより有り。
神の倉に人が集合していないらしい。神の倉への道に倒木があって大変らしい。

河原さん、宇野さんと3名で11時頃神の倉へ。
日高さん、鍛冶ちゃん、藁科さん、大方さん、高石さん、福伝さんと学生3名が、
チェンソーで道をふさいだ木を切っていた。
藤棚への道は倒木が2本あった。
コンクリート道の所は電線に寄っかっかって大きな松が道をまたがっている。
中電に連絡しないと私達は動かせない。
神の倉テイクオフは日除けテントが曲がってしまい倒れている。
青空トイレ側では、大きな枯れ木が2本倒れている。
それを片付けて本日の作業は終了。

今日も一本は飛びたいので、荒谷山へ移動。
荒谷山テイクオフのシートは前半分がズタズタにめくれている。
ちぎれているものは一応かたずける。東南東で真正面から2〜3mで入っている。
いつもの様に私が一番でキャノピー拡げる。
正面沖でサーマルがある様に思えないので、もう少し南に振って、右ボール奥でリッジを
取りたいとウエイティングしていると、河原さんが後ろの方からテイクオフしてくれた。
そして、正面沖でジリジリ上げ始めた。私もテイクオフし、正面沖でトップアウト。
左ボール上空で上げながら、荒谷山に張り付き、リッジサーマルでステイ。
しかし最高+200m位までだ。
上空は結構強風で、サーマルがあっても廻す気が起こらない。
ハの字で、少しづつ高度を上げる程度。
同じ様な飛びなので、もうトップランしたいと思うのだが、ハングがまだ残っている。
河原さんもトップランしたいらしく、テイクオフ周辺を飛び廻っている。
ようやく最後のハングがテイクオフ。
テイクオフに近づくも、レベル以下になったが、正面沖でハングがリフトをもらって廻し始めた。
私も沖に出し始めたら、バサッと来た。そして突き上げるようなサーマルが来たので、しがみ付く。
ハングは大きく廻している。私はしがみ付いているので、内側を廻す。
ハングの太田さんは遠慮して逃げてしまった。申し訳ない・・・。
+10mでテイクオフ裏に廻り込んでトップランした。1時間のフライトであった。

とりあえず満足したので、キャノピーたたむ。
増山さんがテイクオフしてすぐ、右や左を叩かれフロントタックをする。
しかし沖では石井さんが良いサーマルをヒットし、どんどん高度を上げている。
あまりに良いサーマルなので、5時頃もう一度テイクオフし、トップアウトし、荒谷山に付ける。
しかし、それ以上のサーマルは無さそう。石井さんがあまり沈下せず沖に出している。
私も、メインランディング目指し出発。一度だけ、緊急ランディング上空でシンク音を聞いたが、あとは
南風で少し強めだったが、充分メインに到着し、3回ばかり振ってランディング。
石井さんと河原さんはサブランに降ろしてしまった。
今日は4時頃からのテイクオフだったが、まずまずのフライトで満足。

9月12日(日曜日)パラ体験会
今日は順延となった体験会だ。40名近くが23名に減ってしまった。
南東5m/Secの風が吹いているので、完全なサイドフォロー。
立上げの練習だけとなった。私も立上げのサポートを宇野さんと2名で行う。
時々強風になるので、立上げばかりに注意をはらっていられない。
片手はカラビナに手を掛け飛ばされない様に気をつけなければならないので大変だ。
昼間前には、私はヘロヘロになり渡辺さんと交替。
テージャスランチでカレーを食べて一休み。

風向きはサイドなので、斜面から飛ぶわけにはいかないので、
午前中と同じ様に地上での立上げをやる事に。
再会しようとしたら、小雨が降りそうで、強風が吹き出した。
体験者には強そうだったので、私が立上げ稽古をする。
かっこよく立上げする予定だったが、突風が入ってくるし、草に邪魔されるし、
反応時間が遅れるので、翻弄されっぱなしだった。
しんどくなったので、宇野さんに立上げを交替する。
3時半まで後1時間ばかりの立上げ稽古という事で、私達のグループはもう一機出して、
2名と3名で立上げ。地上で0.5〜1m浮いてもらった。
3時には解散し、私達が受け持った人たちに山から飛ぶのを見ますか?と誘ったところ、
一人で参加していた江田島の男性が見てみたい!という事だった。

藤谷さんが自分の車で荒谷山に上げてくれた。
私の車で、河原さん、高石さん、大方さん、中川さん、中村さん、6名で荒谷山へ上がる。
正面からの3〜4mの風が入っている。結構厚い雲が南から流れてくる。
少し待てば薄い雲になりそうなので、20分ばかりウエイティング。
待っても誰も拡げそうにないし、体験者のギャラリーが一名いるので、
今日も私が一番でキャノピー拡げてしまった。
雲が張っているので、サーマルも無いし、真正面だと右ボール奥に行くのが辛い。
テイクオフ場の一番奥でとりあえず立上げして、リフトの強さを計る。
立ち上げて10分位して、南西気味にブローが入って来て50cm位浮かされたので、すかさずテイクオフ。
そのまま右奥に突っ込んで行く。南東が本流なので、駐車場脇はリフトが無い。
かまわずボール奥に突っ込んで行く。ボール奥どん突きはしっかり杉の若木が揺れている。
林道すれすれで壁に突っ込んでいき、ようやくリッジ風で上げ始める。
リッジ風は強く、3往復で荒谷山をトップアウト。
10分後位に河原さんテイクオフし、少し沖に出し、すぐに一直線でボール奥でリッジをとり、
トップアウトし私と同空域でソアリング。

更に10分後くらいに、大方さんテイクオフするも、南東風でボールを舐める様に入って
来たものだから、駐車場脇のローター域で叩かれそうになり、あわててUターンした。
そのままシンクに掴まり、ようやく正面沖のコブを越えて少し粘っていたが、じりじり下がる一方であった。
30分して小雨がパラついてきて、強風になり、リッジ風も吹き上げる様になって来た。
トップランしてやろうと、ビッグイヤーをかけ、フルアクセル。
微速前進はしているが、バリオのシンク音はしない。
沖50mばかり出たので、テイクオフめがけてUターン。テイクオフは吹き上げが強い。
もう一度右ボール奥に入って行く。駐車場脇が結構荒れていてシンクがひどい。
あれあれと思っている間にマイナス20mに下がってしまった。
テイクオフ周りの斜面は木の葉が揺れているので、信じて斜面に添って移動。
正面に出る頃思い切り吹き上げられた。偏流ホバーリングでテイクオフ+5mまで上がったので、
駐車場へバックして、+10mからランディングアプローチ。
吹き上げは強いのだが駐車場真上なので、ローター域との境目あたりで、
吹き上げを避けながらアプローチ。ランディング奥にふんわりトップラン。
くるっと振り返りグライダーを降ろす。

今日はマイナス20mから一気に復活してのトップランだったので大満足。
藤谷さんの話だと、体験者の男性は私のトップランを見て大感激していたと言ってくれた。
パラの宣伝に役が果たせたか?と一安心。
江田島から荒槙牧場に何時間かかるか気にしていたらしいので入校してくれると嬉しいが・・・・。
トップランして暫くすると雨になった。先ほど藤谷さんが体験者と下山する時私の車も降ろしてもらった。
下山する車が無いので、河原さんに一台車を上げてもらう様に要請。
テントで雨宿りをしていると、虹がくっきりと見えてきた。虹の足元がくっきり見え、そこはサブランであった。
虹の足元がくっきり見えるのは初めてであった。
いつもは地上からしか見ないので、虹の足元は見えないのであろう。
今度は虹の外側にもうひとつ虹が見えた。ダブルレインボーだ!!
何か良い事があると嬉しいのだが・・・。
9月18日(土曜日)
強風の為、飛べず。
9月19日(日曜日)
台風倒木の為、神の倉掃除。
朝、仕事が残ったので8:30会社に行き仕事を済ませ11時過ぎ神の倉へ。
地森さんがダンプカー、石田さんが4tトラックを提供してくれたので、どんどん捗っていた。
それにしても藤棚付近は倒木も多く大変だった。
3時頃終了したので、大急ぎで荒谷山へ。
南の風3m位で、右奥ボール奥でリッジ。
+300mで1時間フライトしてトップラン。とりあえず1本飛べたので満足する。
9月20日(月曜日)敬老の日
天気予報は少し好転。
河原さんからрり。9:30には家を出る。
到着すると、伊吹山から「ブルースカイ」の10名近くのビジターが来てくれた。
ビジターの書類やクロカン書類を渡す。児島さん、山本さんが説明してくれていた。
やる気満々のビジター達だ。
児島さん、河原さん、中村さん、近藤のおばちゃんと私は伊吹山のバス「Rose]に乗せてもらって荒谷山へ。
児島さんと私の車はサブランに置いておく事に。
荒谷山には、高見さん達ハングが2機組み立てして、ウエイティングしたいた。
ジモピーがダミーを果たすべく、近藤のおばちゃんが一番手を努める。
何事も無くぶっ飛んで行った。私もキャノピー拡げ、立ち上げてみたが、どうもリフトが無い。
時安さんテイクオフしたが、何も無く沖に出て行ったが、沖でレベルまで上げ直した。
河原さん、児島さんもテイクオフした。
私は沖のサーマルは自信なかったので、テイクオフし、すぐに右ボール奥に突っ込む。
少しリッジ成分少ない。林道の上をぎりぎり飛んで、一番奥でリッジもらい、3度ばかり往復して
荒谷山山頂に。しかし、サーマルが上がって来ない。すぐに渋くなってきた。
10分間ばかり飛んだので、とりあえずトップラン。

30分位様子見していると、トンビが遊び始めたしビジター達も沖で上げ始めた。
私もテイクオフし、もう一度ボール奥に突っ込む。
今度はしっかりリッジ風が入っていて、奥に突っ込んで行っただけで、偏流のまま上昇し続け
荒谷山山頂へ。南風が結構強く、サーマルで廻しても3〜4回廻すと流されてしまうので、
最後まで廻し切れない。
テイクオフ上空で強いサーマルがあったので、廻し続けたが、+300mで終わった。
足刈さんはメインランディング目指し沖に出して行った。
サブランでは強風になり、前に進んでなくランディングが大変そうだ。
トップラン狙って、高度下げ様と思うのだが、翼端折っているのだが
ボールの中でも全然下がってくれない。
一度沖に出して高度を下げ、ボール奥から駐車場上から入ろうと
山肌をなめて、松の木すれすれに行った。
少し強風だったので山際に寄せられ、ラインを松の葉っぱに擦ってしまった。
グライダーは回転しなかったが、危なかった。
駐車場上をアプローチしたが、吹き上げられ降ろす事が出来ない。
テイクオフ沖で高度を下げる。
南西から風は入っている。正面沖より少し後ろ(北)のローター域近くで高度を下げる。
-5m位で近づき、吹き上げをもらいながら、-1m位にトップラン。
走り抜けながらキャノピー降ろす。
1時間10分のフライトであった。私が最後まで飛んでいた様だ。

だんだん強風になってきたので中村さんと車を降ろす。
メインランディングで昼食を食べながら、少し伊吹山のビジターと話をする。
今夜は美土里町のかぐら茶屋で宿泊し、神楽の上演もあるとの事だ。
場所を聞かれたので、地図で場所を教える。

小1時間ウエイティングし、3時になったので、もう一度荒谷山へ上がる事に。
伊吹山ビジター達も一緒に上がる。
荒谷山テイクオフに到着すると、すでに河原さんが+500mまで上がっている。
私も大急ぎでキャノピー拡げる。南西5m位吹いている。テイクオフし、ボール奥へ。
リッジでどんどん上がる。少しサーマル成分ある様で、いくらか廻す事が出来る。
+400mは上げる事が出来た。
1時間ばかり飛んだので、メインでも行こうかと沖に出しかけたら結構荒れている。
マイナスレベルまで下がって、いきなり左右に揺れてフロントタックしてしまった。
それでもサーマルは強い。
このサーマルに乗ってヤレと、バック偏流のままテイクオフまで30mばかり一気に上がる。
もう一度ボールに逃げ込み、荒れたサーマルの落ち着くのを待つ。
落ち着いて来たので、奥からトップラン狙う。
駐車場脇をマイナス2mで通り過ぎたので、リッジ風利用して偏流でずり上がりながらトップラン狙う。
高度稼ごうと目一杯斜面に寄せたものだから、右奥吹き流しポールに左の翼端のラインが引っかかった。
左旋回しそうになったので、思い切って右ブレークコードを腰まで引いて、ストール気味に降ろす。
全然旋回には入らず、30cmからトンとトップラン。ヤレヤレ!!

ラインが5本ばかりポールにひっかかってしまったので、ラピットリング外そうか?
はしごをかけようか?迷ったがせっかく無事にランディングして、はしごが外れてけがしたのでは
しゃれにならないので、梯子はやめる。
由加里さんがグラスファイバーの竿を出してくれて、徳ちゃんがポールに登って苦労して
外してくれた。女性に助けてもらうのは私の”良し!”とする所ではないが・・・・
依る年波には勝てんと言う事か!!情け無いなぁ〜
皆さん本当に有難う御座いました。(男も居ったのだ!)

伊吹山のビジターにはまずいものを見せてしまった。
2本目のフライトは、後半はバンピーではあったが、+400mで一時間半のフライト。
ビジター達も1時間は飛んでいたのでまあまあだったかな?
学生達やビジターの中にも、バックランディングした人も居たようだった。
河原さん、トップラン。時安さんも荒谷山初トップランを決めた。

今日は初めてではあるが、2度までもラインを引っ掛けてしまった。
ぎりぎり狙ったのではあるが、もう判断が不正確極まりない。
最近は左折する時、車の左後輪を縁石に乗り上げる事がある。
もういい加減に歳を考えないと、今に大変な事になる予感がある。
早く枯れた飛びが出来る様に心がけないと・・・・。
しかしなァ〜・・・・
9月25日(土曜日)
秋雨前線の為か週間予報は毎日のごとく変わる。
昨日は晴れの予報だったのに、もう曇りになっている。
午前中の晴れマークの時に飛ぶべきと、9時半頃家を出る。
今日はめずらしくプレジャークラブのおやじ連中達が早く来ていた。
竹井さん、吉岡さん、小田さん、三次さん、大方さん、高石さんで荒谷山へ上がる。
途中、直径40pの枯木が倒れて通せんぼしている。
全員でよいしょ、よいしょと道端へ寄せる。
荒谷山テイクオフに上がると、東の風1〜2mが吹いている。
雲も次から次へと流れてくるので、日照が長く続かない。
私は腰を落ち着けてウエイティングする事に。

11時頃日照もあり、正面っぽく風も入りだした。高石さんテイクオフし、左尾根へ渡って行った。
最後の尾根を過ぎた頃、サーマルヒットし、緩やかではあるが、上げ始めた。
私もすぐにテイクオフ。左尾根にたどり着くも、どんどん下がっている。
ついに三篠園裏の小山まで下がった頃、細いサーマルを捕らえた。
はずしてはしがみ付き、はずしてはしがみ付きして、中腹まで回復。
全体に緩やかにサーマルある様になったので、左の谷をウロウロして強いリフト帯探る。
ついに+3m位のサーマルに当たる。しっかりハイバンクで廻す。
一気にトップアウトしm+5mまで強くなり、一気に+600mまで上がり、雲底に付けた。
バリオのスイッチをいれる。
高石さんは、レベル位にいる様だし、あとは誰も居ない。

よっし!と気合を入れて雲の中に入る。
+1〜2mの緩やかな吸い上げがいつまでも続く。
先ほどテイクオフで見た雲の厚みは、厚いものでも500m位だった。
今日は上がれる所まで上がってやろうと、体重移動で、緩やかに廻す。
全然荒れてなくて、+1〜2mで上がる。
周りは雲で真っ白なので、バリオや自分の膝を見る事にする。
何か見えているとホワイトアウトにはならない。10分ばかり同じ調子で上がる。
時々3m位強いところがあるのでハイバンクにする。
雲底から300mは上がった。
フライトスーツは着ていないのではあるが、全然寒くない。
ズボンやシャツに結露しているが濡れるほどではない。
しかし、いきなりライザーからボトボト水が滴ってきた。
ラインを伝って結露した水がライザーに集まってきたようだ。
バリオに水が落ちてくるので、ライザーを握っていると手袋がグジュグジュに濡れてきた。
シャツの袖でバリオの水を拭いていたのでは間に合わない。
この調子だとキャノピーもだいぶ濡れていて重くなっているのだろうなぁ〜。
まだ+1〜2mの上昇はしているのだが、もう打ち止めにして旋回をやめビッグイヤーを
かけ、フルアクセル。しかしシンク音はしない。ちょっとあせる!

いきなり目の前が明るくなった。雲の横腹から出た様だ。
右側と後は切り立った雲が見える。
雲の無い方に向いてしばらく降下。ちょっと見慣れない景色だったが、荒谷山テイクオフから
4Kmばかり西南西に流されていた。
アゲインストの風なので、フルアクセルで荒谷山テイクオフへ。
+50mばかりでたどり着く。テイクオフは日高さんが機体を拡げている。
2度ばかり振ってテイクオフ正面の−1mからソフトトップランディング。

本日は+900mで40分ばかりのフライトではあったが、雲中で更に上昇したのは
はじめてであったので嬉しい。
以前小脇さんから雲中でも更に上昇成分が有って、雲の上の雲に行ったと聞いた事がある。
本日は雲の厚みが有っただけでは有るが、雲中で300m上昇出来たのは嬉しい!
穏やかな上昇であれば、いつかは最後まで上り詰めてみたいものだ!
雲底からのフライトログ
9月26日(日曜日)
今日はどん曇でテイクオフする気が起きない。
皆さんぶっ飛ぶ中、私は荒谷テイクオフで眠る。
気候が良くなったので、風も心地よく良く眠れる。
3ヶ月ぶりくらいに井口夫婦も飛んだ。
私も一本ぶっ飛んだ。すぐに雨が降り出した。