2003年朝晩めっきり寒くなってきたなぁ〜

2003年10  月   
10月4日(土曜日) 
朝から清々しい秋晴れである。予報は午後から北北西5〜6mである。
午前中に1本かと思い9:30には家を出る。
天気の良い割に、車の数が少ない。早速2台で荒谷山へ上がる。
低層雲は結構早くねずみ色の雲底の雲が流れてくる。
時々左45°位からも入ってくるが、先週と同じで方向がくるくる変わる。
時々ブローも入ってきているみたいなのだが、誰もキャノピー拡げようとしない。
小脇さんの後をついて出ようと思っていたのに、遂に我慢しきれず、キャノピーを出してしまった。
皆さんサッサ〜と拡げてくれる。
テイクオフしてすぐ突き上げるリフトはあるのだが、すぐになくなる。
小さく荒れたサーマルに翻弄されながら右小山も探るがトップアウトする程のものはない。
右尾根中腹でサーマルを引っ掛け、今度ははずれる事なく廻し続ける。
上空は強風の様で、お寺上空をだいぶ過ぎていた。
シンク帯にはまったので、神の倉上空に移動。
トップランしようかと思ったが、北風強風の為テイクオフ近くはグラグラするので離脱。
ランディングに届くのか?と思う程前に進まず。
高度100m切って少し動き始め、偏流でようやくメインランディングへ。
只一人で40分ばかりのフライト。+300m。

畳んでいると、河原さんテイクオフ。
私と同じ様なコースで上げ始め、同じくらいの高度と時間を飛んだ模様。
Sさんがテイクオフし、正面でしばらく遊んでいたが、北側の尾根のかぶりではたかれ、
キャノピー折れているわけでないのだが、全体がテンション抜けた状態で落下している。
10秒ばかり色々やっていた様だが遂に緊急パラが開いた。
ほとんど落下スピードは変わらず、開いて数秒でツリーランした模様。
無線で怪我も無く「自分で回収出来る」と返答あり。
早速広大ハングの学生と回収に時安さんの車を出す。
途中芸備線のガードをすれすれに通過する。
無線でどこに居るのか交信するも、全然分からず、とりあえず道があるので、登っていると
一人で回収し、元気に歩いて来た。良かった!!良かった!!
本当にかすり傷一つして無い様だ。
メインランディングでパラシュートのチェックするも無傷。本当に強運の持ち主の様だ。

私は緊パラが開くのを見たのは初めてだ。
そして大ローター域では、正常滑空にあんなにも、もどりにくいものか?・・・
と考えさせられてしまった。
『ゴメンナサイ!』でバンザイしていれば、DHV−1〜2ならば勝手に
直ってくれるものと思っていたのに・・・。
もっともSさんのはDHV−2なのだが・・・・。

私はテンション抜けたら即座にはたいて、ラム圧を上げる事はしているのだが、
あんな風にテンション抜けたまま落下した事がないので、どう対処したら良いのか・・・・。
Aライザー押すしかないのか・・・。
マヌーバーでそういう状態を作り出して、経験するのは無理だし・・・・。
そう言えば、勇さんが、中央のAライン引いて、和バサミ状態にして、戻そうとしたが、
すぐには回復せずテンション抜けたまま落下してあせったと言っていたなぁ〜・・・・。
IさんもSさんも勇さんも同じ機体なのでそういう特性があるのかな?

そんな訳で強風にもなったので、プレジャークラブのおやじ連中と「飛脚」にうどんを喰いに行く。
帰り道、3時頃神の倉に上がってみるも、やはり強風。諦めて下山途中、是枝夫婦に出会う。
彼らも相当な中毒患者の様だ。
小脇さんからも神の倉の状態を尋ねてくる。
リンダルまで帰ると何んだか風も弱まった様なのでもう一度神の倉へ引き返す。
我々も相当なパラ中毒重症患者の様だ。神の倉は誰も居なかった。
今度は希望的観測で見るものだから、少しづつ弱まって来た様に思う。
携帯電話で神の倉情報を念のため見る。最大8・8m/Secあったのが、4.5mまで落ちている。
4:30頃私からテイクオフ。
北斜面で吹き上げられ、+30mでステイ出来ている。
石井さん、小田さん、三次さんがテイクオフし、鉄塔下へ移動。私も移動し、北斜面まで廻り込むも
ぎりぎりステイがやっと。20分ばかりのフライトで本日終了と思っていたら、小脇さんと中村さんが
ぶっ飛んで来て本日終了!!

10月5日(日曜日)私一人唇を噛む。 
昨日の緊急パラ開傘の事もあり、沢山来ているのだが、上がろうとしない。
理事会が長引いているので、ベテラン達は居ない。
11時前に荒谷山テイクオフに上がる。
先頭切って1本目ぶっ飛んだ。藤本さんにピックアップしてもらった。
今度はゆっくりしようとウエイティング。
ハングが2機出て上げ始め、河原さん、小脇さん出て上げ始めた。
遅れじとテイクオフし、右尾根中腹に行くも、サーマル見当たらず。
あずっている間にサブランに来てしまった。
次から次にテイクオフし、しばらく粘っていたが、7〜8機トップアウトして行き、
+1300mの雲底に付けた。
誰も降りて来ない。私一人唇を噛む。河原さん達が上げた位置をもっと詳しく見ていれば良かった。
強くでかいサーマルと思い込みいい加減に突っ込んで行ったのが敗因だ。
本日のフライトログは河原さんに任せるとしよう!!

河原さんのフライトログ

10/5(日)

雲の感じでは昨日よりはいい感じ。昨日は強いくっきりした積雲しかなかったが,
今日はぼやっとした積雲の卵もたくさんある。
風は多少弱いか?
気圧配置をみても昨日よりは東っぽいイメージではないだろうか?と思うが、
基本的には先週土曜から引き続き北東のフォローなので,ちょっとびびり気味。
積乱雲は北東,高層雲は西〜北西に流れている。
「♪よーく考えよう。風向きは大事だよ。うーん。うーん。ううんー。♪」

1−2時間ほどウェイティングし,ハングが何人かTOするがぶっとび。
リーダー高見さんがランディングする時にランディングの風がやや北東から東っぽくなってきている。
数キロ南の野焼きの煙も南っぽい。今はTOに陽があたってないが,
太陽を隠している高層雲の切れ間も近い。雰囲気が変わるときに上がることがある。
二週前にしっかり曇りランディングが南っぽくなった時に工藤さんが上げ始めたことを思い出し,
チャンスは近い!と急いでセッティング。
いよいよTOしに移動するとTOも南風っぽい感じが強くなっている。
徳ちゃんにメインランを双眼鏡で見てもらっても南。絶好だ。
ハング太田さんと堀部さんも準備していたので先に出てもらう。
日本11位児島さんも行きたそうなのでささ、どぅぞ。

果たして,ハングは南正面で楽に上がっていく。
児島さんがTOするとなぜか上がってる南に移動せず北東の尾根を目指している。
なんでだろ?(人が上げているところで上げても練習にならないから,,という噂)
俺もTO東からTOし,ボールの左側を探るがどんどん下がる。ありゃりゃ、やっちゃったかなー?
と思ってたら南小山の南側でヒット。山を攻めるより沖出し気味の方が上がる様だ。
しっかりと上げ始めた頃,小脇さんがTO。
TO西のボールにサーマルが集まっているようでそこに移動してからは本格的に上昇し始めた。
安定したサーマルでキリキリ回すのは何度やっても実に気持ちいい。
この頃ハングは既に雲底近くにいたので,雲底を目指す。
小脇さんがマイサーマルには入ろうとしてくるがかなり近いので,怖くて2度程逃げてしまった。
やっぱり怖きさんだ。で,サーマルを外してしまった。もう少し優しくして・・。
上空はやはり北風メインで南に流されながら雲につけたと思う。
上げきったところでサーマルが品切れ。
シンクの中アゲインストで荒谷上空に移動し結構高度を失ってしまったが,
2番手集団の山本さん時安さんにかぶせる形で再度雲底へ。
1回目よりは楽勝で雲底につけると小脇さんが雲に突入。下を飛びながら写真を撮ってみる。
高層雲に虹がかかって彩雲が出来ていた。
さっそく無線で近くにいる小脇さんと山本さんに連絡するが返事無し。ちぇ。
(小脇さんによると場所が高かったせいか見えなかったとのこと。TOからは見えたとの報告も)
荒谷上空も終わりっぽくなったきたので、神の倉北尾根上空の雲目指してアクセル全開で移動。
後ろを山本さんが追いかけてきている。谷はものすごいシンク&ちょっとアゲインスト。
ちょっと弱気になったが、谷渡り隊隊長としては弱気なところを見せるわけにはいかない・・・・と
山本さんに頭越しに抜かれた。隊長を抜くとは、、Σ5ずるいや。
神の倉TO北鉄塔から南方面に舐めながらリフトを探すが見つからない。
TOの真上では時安さんが+400位、山本さんはその下に付けている。
時安さんの動きを見てなかったぁー!ショック!。あわててその下に入ったときは+100。
強いリフトが無かったので終わった・・と思いながら
(時安さんも上から「終わったな、うふ」って思ってたらしい。)
丁寧に回しているとなんとか上がっていった。
日高さん、小脇さんもこの辺りで谷渡りしてきてTO上で上げ始めた。
サーマルは南に流れているのでTOに戻って上げ直しをしていると小脇さん、山本さん、
高杉さんはそのまま流されながら遠く南へ上げていく。
クロカンを持ってない我が身を恨めしく思いながら、神の倉TOへ移動するがリフトが無くなっている。
北の雲を目指して走るが全体的に終わってる様だ。
北風も東がらみか西がらみかはっきりしないので山際は攻めにくい。
実際西側は風が入ってなかったようなのでランディング。
偶然にしてもTOするタイミングを自分なりに判断して当たったのは非常に嬉しく、
充実したフライトになりました。
+4.0m -3.8m +1142m 1時間20分

幸せな人達(大体TO順)
ハング(太田さん、堀部さん)
パラ(児島さん、河原、小脇さん、時安さん、山本さん、日高さん、カンカン、高杉さん)

             飛びながら見えた彩雲
10月11日(土曜日) 
天気予報は夕方から雨の予報だったので、9:30には家を出る。
北東風なので、すぐに上がる気がしない。
友井さんイプシロン4で本日初フライトなので、立ち上げ稽古をしていた。
汗びっしょりである。最後にちょっと貸してもらったが、ハーネスが膝の後ろをたたくので
歩きづらく、2回立ち上げてやめる。
足刈さんが早く上がろうと声をかけてくる。
スキンヘッドの外人(日本語ベラベラ)さんで東京からのビジターさんと一緒に2台で荒谷山へ上がる。
荒谷山テイクオフは左サイドで4〜5mくらいの風なのだが、息継ぎが激しいので、出る気にならない。
テイクオフ絨毯で小1時間眠る。

足刈さんが準備したらしく、起きる様に声がかかる。
しかし突風の為、芦刈さんテイクオフを断念。
しばらくウエイティングしていたが、埒があかないので、繰上げ草刈の為小脇さん達4台の車は下山。
私と足刈さん、河原さん、徳ちゃん、友井さんとビジターの外人さんの6人は心残りで、様子見をする。
どうも風は納まって来ている様なので、20分ばかり様子を見て、私からテイクオフする。
やっぱ、今日も一番でテイクオフしてしまった。
一応左ボール奥にも風は当たっているのを確認していたので、左サイドでリッジソアリング。
トップアウト(+10m)し、テイクオフ上を4〜5回往復した。
それ以上上がりそうに無いので、トップランする事に。
テイクオフに近づこうとすると、吹き上げられる。
+5mで沖10mにて、ホバーリング。
ちょっとづつ沖に出して、沖15mくらいから、偏流で正面から近づくも、やはり5m位吹き上げられた。
もう一度10m位沖に出し、−5m位からテイクオフに近づく。
今度は巧く吹き上げられながら、レベルでトップアウト成功。
10分間のミニミニフライト。

すぐに足刈さん、河原さんテイクオフ。
足刈さんは北尾根に回りこみ、トップアウトを果たした。
河原さんも私と同じコースでリッジソアリングでトップアウト。
外人さんもテイクオフし、足刈さんのコースを取って行った。
3人共引き出したので、私ももう一度テイクオフしたが、リフトに会えず、メインランディングにぶっ飛び。
福伝さんともう一度テイクオフへ上がる。
今度はサーマル成分もあり、8名ばかりで、小1時間のソアリング。
私は+100mでトップアウト果たし、荒谷山に付けたのだが、強風の為、バックし始めた。
東北東の為、高度が下がると、左尾根のローター食らうかもしれないので、
つぶれを気にしながらアクセルを踏み込む。
何とかテイクオフ沖に移動出来た。
是枝妻が右尾根で前に進まず、高度をじわじわ下げている。
無線で是枝夫に「ダメかも!・・」と泣きを入れている。
高度が下がると強風の影響もなくなり、緊急ラン上空で高度を稼ぎ、
ゆうゆうとメインランディングへ行った。

今日は強風であったのと、中層は南っぽかったので、進まないやらグラグラするやらで、
あまり気持ちは良くなかった。私は30分フライト。
友井さんは大事を取ってフライトせず。
河原さんは荒谷山テイクオフに降り、Fさんはテイクオフ−50mに降ったらしい。

今夜ボリビアのムシカ・デ・マエストロスの演奏会に行く事になっているので、4時過ぎには帰る。
天気の良い割には、良いリフトに会えず
10月12日(日曜日)
今日は雨予報だったが飛べた模様。
私は用事が有り行けず。
10月13日(月曜日)
30%の雨予報。
雲量100%で強風の様なので豊平どんぐり村に行き、蕎麦を喰う。
帰りに高宮湯の森に寄って帰る。
そんな訳で今週のフライトログは河原さんに期待しよう!!
河原さんのフライトログ

10/11
北東が強いのでみんな降りる中、稲垣さん、友井さん、芦刈さん、徳ちゃん、
ビジターの日本語べらべらの外人さん、河原が最後まで残る。
是枝Huskyさん、福傳さん、藁科さんも上がってきた。
中毒である。パラが無くなったらどうやって生きていくのだろうか?人ごとながら心配になる。
かなり待った後、風が多少東っぽく弱くなった。稲垣さんが上がるのを見てみんなTO。
リッジメインのサーマル混じりって感じでほとんど高さは稼げない。
僕は+80、芦刈さんが北東尾根づたいに山頂にあげて+300だったそうな。
東が北っぽくなったり、南っぽくなったり。。
北東の尾根に付けると上がるのだが気持ち悪い動きをするので、TO付近をうろうろ。
みんながランディングに向かい始めたけどあまり速度は無いようだ。
僕はTO+50程度で完全にストップしてしまった。ゆっくりと垂直降下しているので、
このままトップランするしか選択肢がなさそう。
すると、風がびゅーーーーーーーーーっバックし始めた。おいおい。。。
フルアクセルで少し前に出たがTO南の斜面に降りた。
というかアクセルの間に下がってしまったので南に回らざるを得なかった。
グライダーは西のイバラの中へ。あーあ。

すると是枝さんが子供を抱いて何か叫んでる「山から離れろー」福傳さんだ。
僕よりかなり高いところにいたので余裕だろうと思っていたが、TO西から-50m位に落ちてしまった。
無線で聞くと怪我はなかったようだ。あー恐かった。

この後は工藤先生のP証学科講習会でした。
「寒冷前線の中で飛んじゃいけません」_〆(。。)メモメモ…
この言葉が明日につながろうとは。。。。


10/12
中村さんが緊急ラン付近で強いリフトにあたり、工藤さんも本格的にあげ始める。
みんな雪崩をうって出始めた。
僕もTOしてTO近所でも小さなリフトがあるのでうろうろするが、、、し、しぶい。
同じ頃に出た機体はみんな視線より上にいる。。うーん。(降りる訳にゃいかんなあ)
最後の望みをつなぐ、中村ポイントでヒット。若干の南風に押されるサーマルで上がっていく。
大した強いサーマルでもないが、すぐに雲底についた。今日の雲底は+500程度だった。
写真をぱちぱち撮りながら工藤さんを追いかけているとすぐに垂れてしまった。
TOを低い高度で南から舐めながら山頂へ流すとTOと山頂間がシンクになっていた。
山頂付近はしっかりリフトを感じたが、昨日のこともあるのですぐに逃げてしまった。
このときTOは南から風が入っているが基本的には東のはず。
東のボールの木が揺れていなかったので攻めきれなかった。
高さがもう50mある状態でTOに付けていられたらかなり粘ることが出来たのに、、、
と集中せずに飛んでいたことを後悔した。
カンカンとTO正面で粘っていると目の前でカンカンが上がっていく。
すぐに真下に付けたが遅かった。バブルだったみたいだ。
再び尾根沿いに中村ポイント等を探ってみるが、何もない。
相当前に垂れたキムリンがサブラン上空で粘っていたが、目の前であげ始めたのを見て
下に付けたが、遅かった。バブルだったみたいだ。この二人は、、、まったく、、、、。
たぶんビニールハウスのサーマルだろうとビニールハウス方向に向かうと低い位置で半分潰される。
キャイン。泣きながらランディング。

今日のテイクオフは東メインで南っぽかったがランディングは弱い南と北がくるくると変わっている状態。
弱い風なので必要無いと思うが、GPSが無いと風向きが不安で仕方ない。
早く帰ってこないかなあ。
お昼過ぎまで良い条件は続き、荒谷の上にいれば最低限1時間は飛べる状態。
最大2時間半飛んでる人もいました。(小脇さんですけどね。)僕はかわいく30分位。(T^T)

この後、弱い前線が南から通過し、大荒れ。
崇ちゃんが翼端を折りながら小脇さんに誘導されて、
工藤さんが(石田さんと間違えられて)翼端折りながら小脇さんに誘導されて、
石井さんがランディングの低い位置で大きく潰されて
むらおっちが緊急ラン付近でツリーラン。
しかし、けが人は誰もいなかった。

で、夕方に有終の美と、無風の中パイロット証実技検定を受けたけど落ちました。
ランディングが下手すぎて、こんな奴にP証あげちゃいけません。

この後は工藤先生のXC証学科講習
実技に落ちたので力無く、、、、工藤さんにも「学科受けても意味ないじゃん」と笑われてしまいました。
せっかく講習の日程を動かしてもらったのに、申し訳ないです。
憂さを晴らすように広大OBとカラオケ。4時まで歌ってました。


10/13
風強く、キムリン&カンカンとXC練習用のランディングの下見。
南はランディングできるところは少ない。
北はかたくりの里付近ならどこでも降りられる。
草刈りも多少しました。
10月18日(土曜日)板鍋山麓10Kmクロカン 
先週は一日しか飛ばなかったので、9:30には家を出る。雲ひとつ無い秋晴れだ。
メインランディングに到着すると、私を待ち構えていたようにすぐに荒谷山へ。
本流は北西風の様なのだが、正面っぽく入っている様に見える。
日差しは当たっているので、兎に角荒谷山へ。
昨年問い合わせを貰った義弟の友人の中島さんが神の倉を見学したいとメールをくれていた。
(『ど素人のぱらぐらいだあ』のHPの管理者)
昼からと聞いていたのだが、2台目の車で上がって来た。
まだB級生なので、飛べないが、しっかりとビデオ撮影をすると張り切っていた。
荒谷山テイクオフに到着した時は、本流通りフォローだった。
しばらくウエイティング。今日も風向きはコロコロ変わる。
珍しい事に勝部さんが一番手を務めようとキャノピー拡げた。
本流北西風なのに、南斜面から風が入り始めている。何か良い兆候では?と
私は勝部さんの後でスタンバイ。
しかし、我慢しきれず後から追い越してテイクオフし、今日も一番手を務めてしまった。
テイクオフの時、少しリフトを感じたので、リッジ取れないかと右ホール奥まで行ったが、
30m下がってしまい、ようやく右小山を抜けて行けた。
緊急ランディング近くまで行きようやくサーマルヒット。
何度も外しながらも、何んとかトップアウトは果たした。
しかし、シンクにつかまり一気に下がってしまい、サブランへ。
今日も一人淋しくサブランでピックアップを待つ事になった。
そのうち勝部さん、河原さん、足刈さん、竹井さん、小脇さんテイクオフした。
足刈さんはトップアウトし雲底につけた模様。
松永さんがサブランにピックアップに寄ってくれ、竹井さん、河原さん、勝部さんの5人で神の倉へ上がる。
誰も飛んでない中を、荒谷テイクオフから是枝さんが出た。
しかし、本流北西なので2/3程一気に下がってしまい山チンかと、みんな思った。
しかし次には強烈なサーマルをヒットし、一気にトップアウトを果たし、神の倉上空に
谷渡りをしてきた。注目度100%!!!

神の倉テイクオフは北西風で、北斜面からぼちぼちテイクオフし始めた。
私もテイクオフ。ちょっと西成分強かったので、キャノピー流され、片足ケンケンで
テイクオフしてしまった。テイクオフしてすぐ+30mまで吹き上げられる。
裏山友の会に注意しながら神の倉山に+100mで取り付けステイする。
突き抜けるサーマルに出会えず、上げては降ろしが30分ばかり続く。
テイクオフ右尾根の延長線で(+100m)サーマルヒットし廻し続ける。今度は長く続く。
是枝さん(?)と廻すのだが、彼はゆったりと廻している。私はキリキリまわしたいのだが・・・・。
どちらも遠慮してしまい、波長が合わなくなる。
遂にサーマル弱くなり、是枝さんは前に出して行った。
私はそのまま流していたら、サーマルヒットした。
今度はハイバンク気味に外さない様回し続ける。上空は北西なので、八幡台上空まで流された。
高度は+800mで久芳まではひとまたぎだ。今秋初めてのクロカンに出よう!!
     
今日は高く上がれると思ってなかった。GPSのスイッチを入れてなかったので、ここでスイッチオンする。
無線で「鷹ノ巣越えられそうなので、クロカン行きま〜す」と無線入れる。
北西風なので少し流され、鷹ノ巣山頂上空は通れなかった。
手前でちょっとバリオが鳴ったのだが、一周ですぐに諦めた。
とにかく山を越えてと思ったものだから、どうしても気持ちが一番近い久芳に向いてしまう。
山を越えてから、さほどのシンク帯にも会わず、尾根の風下側に入らない様にと尾根沿いをグライド。
尾根の最後にリフト帯あり、7〜8回廻すも上がりきれず。
板鍋山は見えているのだが、谷渡りはとても無理な様だ。
煙が山の北斜面をなめる様に上がっている。結構強風になっている様だ。
安全に降ろせる所を捜す。375号線道路脇に降ろそうとしたが300mくらい流されてしまった。
稲刈りの済んだ田んぼに無事ランディング。
無線で芦刈さんが呼びかけているので、応答するも、電池切れ寸前で
こちらの発信は届かない様だ。電池を入れ替え、呼びかけたが、応答無し。
向井さんに電話したら、「強風でウエイティング中です」との事だったので、回収をお願いする。

キャノピーたたんでいると、徳ちゃんから入り、足刈さんが大和町に降りたらしいとの事で、入れる。
向井さんピックアップに来てくれたので、足刈さんの回収もお願いする。
大和町大草に降りていた。30Kmだったらしい。
そのまま神の倉テイクオフに直行。
強風も納まりアーベントっぽくなった頃だったので向井さんすぐにテイクオフ。
向井さんの車降ろして本日終了。向井さん!クロカンの回収有難う御座いました

この秋初めての10Kmのクロカンだったので良しとしよう。

 この秋初めての10Kmのクロカン

  

  

  
10月19日(日曜日) 
今日は神の倉、荒谷山、各ランディング場の草刈掃除日でAM8時集合なので、7:30には家を出る。
40名ばかり集合し、作業に取り掛かる。
神の倉公園は山の半分くらい公園なので掃き掃除は結構大変だ。
下の公園から上がって行き、最後に神の倉の便所廻りの落葉を友井さんと掃除する。
まきちゃんがドリンクを持って来てくれた。11:30に本日の作業終了とする。
熊手を使っただけなのだが、3時間以上の作業は腰にきてしまった。
背中を真っ直ぐ伸ばせないので、テイクオフで石田さんにお願いして背中や腰の指圧をしてもらった。
今日はお天気も良いのだが、神の倉も荒谷山もフォローの風で、テイクオフしにくい状況が一日中続いた。
そんな中、足刈さんが荒谷テイクオフから良い一瞬を狙ってテイクオフし、ぐいぐい上げ、
+600m位でこちらに谷渡りしてきて、皆さんがウエイティングしている上空を悠々とフライト。
本日は唯一人足刈さんの独壇場になってしまった。
私は神の倉と荒谷山で一本づつぶっ飛び。
10月25日(土曜日) 
朝から抜けるような青空だ。10時過ぎに出かける。
小脇号で荒谷山へ。
雲ひとつ無いし、風の動きやサーマル雲が分からないので、なかなかテイクオフしない。
マキちゃんが一番手を勤める。相当粘ったが、あえなくサブランへ。
力強いサーマルブローが入ってこない。
ずっと南から風は入っているのだが・・・・。
小脇さん、井口さん、学生達がテイクオフし、上げって行った。
私もすぐにテイクオフしたのだが、彼らが上げて行ったサーマルには乗り遅れた様だ。
右小山周辺であずりこずりしていたが、何とか強いサーマルに乗る事が出来た。
テイクオフ上空で高度を稼ぐ。しかし突き抜けるようなサーマルに出会わない。
+500mくらいが精一杯ですぐにサーマルが終わってしまう。
あっちこっちに移動してサーマルを見つけないとステイしきれない。
南に出しすぎ、テイクオフに帰ってくると、リフトの狭間で浮かない。
仕方ないのでトップラン敢行。
駐車場から入って行ったのだが、奥過ぎて閉まったようだ。
足を抜いてランディング態勢をとったら、1m程落下してしまった。
丁度ローター域に入ってしまったのだろう。
ストンと落ちてしまったので、四つんばいのランディングになってしまった。
50分のフライトであった。
河原さんとキムリンが初クロカン練習でかたくりの里目指し、1本目を成功させた模様。
10月26日(日曜日)たわけ仙人 
世羅西町小国の山中に住む”たわけ仙人”よりシャッターの注文が舞い降りて来たので、9時に出発。
実は取引先のサッシ屋さんが、増改築までやる会社に変貌された。
しかし、その社長は飽き足らず、ログハウスや薪ストーブやトレーラーハウスなど
夢ある商売を別会社に立ち上げてしまった。
テージャスランチに有るものは、K社長から購入したものの様だ。
そのK社長の紹介で”たわけ仙人”(I氏)の木工工房に取り付けするシャッターの打ち合せだ。
教えられた場所は一山買われたようで、手造りのジャリ道が500m近く続いていた。
入り口に名古屋コーチンと合鴨の小屋があり、”テツ”(シェパード)がワンワンと歓迎してくれた。

                  
3年前”たわけ仙人”はまずプレハブを建て、そしてコンボとユニック車を買い入れ、
道路造りや家屋の整地をしログハウスを完成させた。
昨年府中町の我家も売り払い、本格的に仙境に入ったそうだ。
今も”たわけ村”の建設は進み、今回15坪の木工工房を一人で建てておられる。
出入り口にシャッターを考えておられるという事で、私が打ち合せに来させてもらった。
この木工工房が完成したら、山頂に小屋を建てる為、道路造りを始めるそうな。
”たわけ仙人”は元マツダマンでコンピューターやっていたが、早期退職で
今は土建屋、大工、左官、等‥職人さんに変身している様だ。
全て自分で完成させる為、日夜奮闘しておられる。
後は焼き物や木工など色々造ってみたいものがある様だ。

そして”たわけ仙人”は私と同い年だ!!57歳で仙人を目指すとは・・・・・脱帽です!!!
かすみを喰っている仙人とは違い、日々コンクリートミキサーを廻し、ユンボで山を削り、
家を建てる、マツダ社員の頃よりも、もっとハードな毎日だろうと察せられる。
しかし納期はないので、正に晴耕雨読を地で行っているのだろうなぁ〜・・・・。
人はいろいろ夢を語るが、実現の為に一歩を踏み出す人は稀だ。
ましてや町の住まいを処分して移住できる人は、万人に一人ぐらいだろう・・・・
まさに、”たわけ仙人”の面目躍如たるところである・・・

もう一つ驚く事は、”たわけ仙人”は”空飛ぶ仙人”だったのです。
20年前に高見さん達とハングをやっていたそうです。
高見さんとの繋がりと言い、テージャスランチとの繋がりと言い、そして嫁さんの実家から車で
10分の所だった事といい何か因縁めいたものを感じる。
末永くお付き合いしたい人と巡り会えた。

”たわけ仙人”の日記K社長の会社のHPに記載されていたので、見て下さい。

                           

そんな訳で神の倉は12時前に到着。サブランで増山さんをピックアップし、メインランへ。
先程サブランで見ていると、青いイプ4の友井さんの機体が1機のみ雲の吸い上げを食らって、
両翼端折って高度を下げている。
雲底はさほど黒くもなく、絶好の吸い上げなのに・・・・。メインランディングで友井さんに
「何故!もったいない事したの〜。雲底まで上がれば良かったのに〜」と言ったら、
「ひとりぽっちで淋しいやら、恐いやらで、翼端折って降ろした」と言っていた。
あのまま上げていたら、本日のヒーローになっていただろうに・・・・。

おやじ連中と神の倉に上がる。車窓からトップアウトしている機体が4〜5機見える。
思わずアクセルを踏み込んでしまった。
昼飯のおむすびをほおばりながら、キャノピーを拡げ3分でテイクオフ。
沈まないので、そのまま鉄塔下へへばり付きリフトを貰いながら、偏流ホバーリングで
一気に鉄塔を越える。どこに居ても沈下しない。
時々サーマル有るので、高度を稼ぐ。しかし突き抜けては上がらない。
1時間ばかり神の倉を行ったり来たりして低い高度の連中が下がり始めた。
垂れると混み合うので、トップラン狙う。
1機残っていたハングがようやくテイクオフしてくれた。吹き流しは西向きである。
一度テイクオフ上を左右に振って、南側どん詰まりで正面を向き、1mが降りない。
ストール気味に目一杯ブレークコード引くもストール起こさず、少し左に傾きながら、片足着地となった。
案の定、高く居た人は生き残ったが、後は一掃されてしまった。

3時頃には北北西風に変わり、条件悪くなったか?と思いきや、一番手で鉄塔下へ
廻り込んだ中川さんがトップアウトし始めた。
それからは、アーベント状態となり、どこへ行ってもトップアウトになる。
10機ばかりは、北の鉄塔を越して、かたくりの里上空で遊んでいる。
そして全員悠々と5時頃帰って来た。
40名ばかり全員アーベント状態でトップアウト出来るなんて年に一度も無い。
ましてや、3時頃から5時頃までアーベント状態とは・・・・。
1時すぎからクラウドストリートのど真ん中か神の倉テイクオフとなってしまい、結構寒く
フライトスーツを着こんでウエイティングしていた。
午前中は晴れていたので、雲がずっと張って気温が下がり、夕方のアーベント状態になったと思われる。
私は3時から1時間飛んで、混み合って来たのでトップラン。
しっかりリフトのある状況なので、両翼端折って、高度10mに近づき、南尾根で翼を直し、ふんわりトップラン。
しかし、キャノピーうまく移動出来ず、後ろの吹き流しのポールにラインを掛けてしまった。
是枝さんとハングの太田さんがポールに昇ってはずしてくれた。ありがとう!!
本日のクロカン練習は河原さんとたかちゃんが大力鉄工へ。キムリンはかたくりの里へ行った様だ。
毎週1本は成功させている様だ。学生の村岡と青木はいつもベテラン達と同じ高度で遊んでいる。
今年になってからの彼らの活躍は目覚しい。
福伝さんのインフィニティはえらく足は遅いが、今日のアーベント状況では一人群を抜いて
高い所を飛んでいた。私はがんばっても中層でウロウロするしかなかった。
今日は全員ハッピーになれたと思う。
私は1時間が2本で+400mであった。