2003年今年は何かが見える年にしたいものだなぁ

2003年6  月   
6月1日(日曜日)
台風一過の晴天を期待したが、どんより曇っている。
家の廻りの掃除や、池の掃除で神の倉LDに着いたのが11:00だった。
車が30台ばかり駐車しており、LDは草刈の最中だった。
あ!今日は草刈デーだった。
はずかしいので、竹井さんの草刈機を取り上げちょこっと草刈する。
ランディング場は4〜5mの風で、時々突風も吹きつける。
暫くは神の倉から飛ぶことも出来ないのでグラハンで身体を動かそうかと思っていると、
山本さんが試乗機のシグマ5とイプシロン4を出して来た。
シグマ5に触らせてもらう。練習用ハーネスの股ベルトがフィットしないので、
何だか吹き飛ばされそうで早々に切り上げる。
渡辺さんが10年昔のUPのフラッシュ?を出して来た。昔のコンペ機だそうだ。
昔の機体はどれだけ扱いにくかったかと貸してもらう。
ヨーイングや翼端潰れがはげしく、コントロールが忙しい機体だ。
ワンランク下の翼面積であったので、吹き飛ばされる事はなかった。
次にイプシロン4を借りた。
野口さんのハーネスであったので、背中全体で荷重を支えられるので、
風が強くてもコントロールは安心。やっぱイプシロンは名機だと思う
下の段のLDにプレジャークラブのおやじ連中がいるので、ウダウダと2時間ばかり
おやじギャグを飛ばし時間を過ごす。
5時近くになっても20名以上の人がLDにたむろしている。
携帯で神の倉の情報をウェブで見ると、現在0.5m、最大4.8mで北北西である。
ここは、中年おやじパラ中毒患者が腰を上げないと、誰も動かないだろう。
プレジャーのおやじ連中7名で神の倉TOへ。
上がってみるとハングの練習生がだいぶ前からスタンバイしている様だ。
『上がろう!』と声をかけた責任上、おやじ連中のダミ−として私が最初にテイクオフ。
風は北西から北北西で2〜3m/Sec。時々4〜5m/Secは入っている。
北斜面からテイクオフ。結構葉っぱは裏返って白くなっていたので、
リッジのリフト強いかと思ったのだが、あまり上がらない。
+10mを2〜3分リッジソアリング出来ただけ。
北斜面では誰もキャノピー広げていないので、出来るだけ粘ろう。
テイクオフレベル−5mをウロウロする。リフトを感じるのは、左尾根と右奥ボールのみ。
北斜面テイクオフ正面は少し下がる。
鉄塔下尾根のかぶりが、どの程度伸びているかと思ったが、右奥ボールは大丈夫だった。
−30m位下がったので、鉄塔下尾根を目指すが、アゲインストが強く、フルアクセルなのに
前に進まない。尾根の裾まで来たが、もうリフトは無い。平地に出るとあまり沈まない。
しかし風は4〜5mある様だ。
今日の理事会でハングとパラが同時進入で危ないことがあるので少なくとも、ランディング上では
高度処理はしない。ファイナルアプローチで進入しましょうという事になった。
今は誰も居ないのでランディング場を横切って川の上に出て、場周経路アプローチ
をやってみたが、思いのほか高度が下がらないので、もう一度川の方へ引き返して、
ランディングアプローチとなってしまった。
強風やらグランドサーマルがある場合、ランディング場はファイナルアプローチのみというのは
結構難しいので、日頃から練習しておかないと・・・・。
キャノピーたたんでいると、おやじ連中がボツボツテイクオフして来た。最後は学生達もテイクオフ
してきた。ハングの練習生も出てきたが、今日はお互い気を付け合っている様にみえた。
パラもランディング場で、のんべんだらりとした高度処理は見られなかった。
現況はハングの専用ランディング場がないので、同じランディング場を使用する事になるので
絶対にハングとパラの事故が無い様に気をつけましょう。
今まではハングがスピードが速いので、気を使ってくれ、身を犠牲にして、土手やら中州に
逃げてくれていた様です。
もっともっとハングの動きに注意を払いましょう。
7時頃までかかって皆さん1本づつは飛んだ様子。
「素顔の時」私のテレビ出演の動画が見れます。
バックナンバーにあります。
http://www.rcc-tv.jp/sugao/
6月7日(土曜日)
今日は降水確率30〜40%で、上空に寒気が入ってきて雷注意報など出ている。
6:30に目が覚めてしまって、早めの食事だったので、庭の松の新芽をつんだり
伸びすぎた藤の枝を切ったりした。
雲間から青空も見えるので、とりあえず神の倉へ出勤。

すでに20台以上の車が集合していて、東屋のビニールを張り替えていた。
とりあえず、プレジャークラブのおやじ連中と荒谷山へ上がってみる。
正面ないし右サイドから、3〜4mの風がi入っている。南上空は黒い雲が連なっていて
稲妻が走り、ゴロゴロと雷が鳴り始めた。
ついに、神の倉上空は雨のカーテンがかかり、こちら荒谷山もポツリと雨が落ちる。
雨はやんだ様だが、まだ時々ゴロゴロ鳴っている。黒雲も完全に向原方面に去ったので
グライダー拡げる。ちょっと立ち上げるも、リフトを全然感じない。片付けてウエイティング。
しばらくして雷も完全にやんだ様なので、小田さんテイクオフし、あまり落ちない様だ。
私も続いてテイクオフ。メインランディングに一直線と思ったのだが、お寺の山を越えられず
緊急ランディングへ。小田さんは余裕でメインランディングへ。
後から来た石井さんも大本さんもメインランディングへ、私の頭の上を悠々渡って行った。

宇野号に拾ってもらい荒谷山へ。
地森スクールの二人が荒谷山初フライトで、飛び出して行き無事サブランへ。
右サイド南風4〜5mの風が吹き付けている。あまり突風ではないので、立ち上げてみる。
ほとんどサーマル成分は含まれておらず、テイクオフする気にならない。
しかし、立ち上げ稽古には丁度良い風なので、存分に遊んだ。
座ってステイしてみた。まずまずコントロール出来る。井口さんが「そのまま移動して
ハングのランチャー台からテイクオフしてみて!」とけしかける。
以前から一度はランチャー台からテイクオフしてみたかったので、立ち上げたまま偏流で
駐車場を駆け抜けランチャー台に上がりテイクオフ。
すぐ右へ振ってリッジを取る。後ろがすぐ壁になっているので、リッジ風で+4〜5mは
上がってくれる。
一ヶ所だけは、10m位上がるのだが、ちょっとバンピーな場所だ。
主目的を果たしたので、トップラン狙う。
思う程リッジのリフトなし、−3m位の正面斜面にランディング。
頑張ってキャノピー落とさない様にし、そのままフロントで歩いてテイクオフ絨毯まで上がる。
絨毯上でキャノピー落とす。3分30秒のショートフライトであった。
ちょっとパフォーマンスしたもので、注目をもらった。

神の倉では2機レベルでずっと飛んでいる。神の倉に移動決定となる。
風はフォロー気味だが、テイクオフ出来なくはない。プレジャークラブのおやじ連中は
ぶっ飛びで準備している。ちょっと強風になってきたので、私が最初に立ち上げる。
前に走れない程の風なので、後ろから押してもらってテイクオフ。
フォロー気味なので、早めに離れ、サブランへ。その後強風なので、プレジャーは
撤収した様だ。小脇号で神の倉へ急ぐ。3機+20〜30mですでに1持間以上は
飛んでいる様だ。例によって、1分でキャノピー拡げ、立ち上げてみる。
う〜ん、ちょっとリフト感じない!井口さん先にテイクオフし、右尾根でサーマル引っ掛け
鉄塔へ移動して行った。私もテイクオフし、同じく鉄塔へ。
+50mばかりで、粘っているのだが、なかなか上がらない。
神の倉テイクオフ上空へ移動し、更に南へ行き弱いサーマルヒット。
ゆっくり廻し続けると、+500mまで上がり、一番上になっていた。
後に流され高度が下がる。井口さん、中村さんが先ほど私が上げたところで、上げているので
私も突っ込んで行く。
そのうち、雲底に届き。雲のにおいがしてきて、廻りが見えずらくなって来た。
100m西で小脇さんと井口さんと河原さんが雲底に居る。雲の吸い上げで、+2mで順調に上がる。
小脇さんが「稲垣さ〜ん!雲に入りましたかー?」と聞いてくる。
「大丈夫です。北の鉄塔に向っていまーす」と答え、廻すのをやめ、北へ直進する。
すぐに雲は切れてしまった。
井口さんと河原さんが無線をとりあい、雲中を目指している。私はウロウロしたが、雲も散ってしまい
シンク音のみ。ランディング場では、中村さんがグランドサーマルでなかなか降りない様だ。
下の段のLD周辺をウロウロしていると、一気に下がってしまい、ぎりぎりLDへ。
一時間のフライト。最初から飛んでいた練習生は2時間30分のフライトだったらしい。

もう一度神の倉へ上がるも、ウダウダしている間に完全フォローになってしまった。
それでも、30分以上様子を見ていたが、変わりようがないので、諦めて下山。

※後から井口さんから『アアウトランディングと言ってた人が居たが、どうなの?』と聞かれて
『ギリギリ道路には降りてないよ〜』と答えた。
翌日、気になって(日曜日)見てみると、苗木が植えてあったので、私有地の様だ。
便所掃除と1000円のペナルティだった。
6月8日(日曜日)
今日は晴れで、北東や南東の風2〜3mの予報だ。
快晴なので嫁さんも半年ぶりに飛んでみたいと言う。
今年からは年会費払ってないのでビジターだ。アウトランしても『便所掃除ない!!』と笑う。
私の便所掃除が有るので、9時には出発。9:30頃到着したら、学生達は朝錬で既に神の倉から
テイクオフを始めている。河原さん、徳ちゃんが神の倉に上がりましょうと誘ってくれたが、便所掃除が
あるのでと先に上がってもらう。
駐車場のトイレだったので、どこを掃除しようかと思う程汚れていない。
とりあえず便器を洗剤でゴシゴシする。床に水をかけたら、すべて便壷に入っていった。
便所ペナルティになって、いつもきれいなのは良いが、汲み取り代が3倍以上になったのでは?と思う。
ハングの武田さんに声をかけられ、ハングのビジターさんと、石井さんと4名で荒谷山に上げてもらう。
プレジャーのおやじ連中は上がっていた。

北東がらみで1〜2m位の風で、パワーがない。なかなか誰も出ようとしない。
まだ早いので、1本ぶっ飛ぶか〜!と思う。何人かぶっ飛ぶ。
私も10時30分頃早いと思いつつぶっ飛ぶ。
嫁さんもテイクオフし、北風が吹いているのに、南の小山に行くものだから、尾根裏に
入ってはまってしまい、サブランから見ても見えなくなってしまった。
これは谷から出られずに山沈かな?と思っていると、中腹あたりで卵色の機体が見えた。
ヤレヤレ!!
尾根沿いをサブラン目掛けて飛んでくる。谷の最後の集落でサーマルを感じたのか、くるくる廻し始めた。
5〜6回廻したところで、北風が一瞬5m位で吹いたので、『風が強くなったので、
サブラン届かなくなるぞ!!』と無線入れる。
サブランに25m位の高さで来たが、何故か?そのまま直進している。
「ちょっと高過ぎないか!!」と無線入れる。
右ターンを切ったが、ちょっと流され過ぎ、ギリギリショートランディング。
櫨の木にキャノピー引っ掛ける。手や顔がかぶれはしないかと、ビクビクしながら回収。
竹井さんに大迷惑をかけてしまった。申し訳ありません!。
朝の冗談が本当になってアウトランペナルティ1000円支払う事に!。
ビジター扱いなので、便所掃除は免除としてもらう。

本日は12時ごろテイクオフし、雲底近く+800m〜+1000mで上げまくった小脇さん、
指江さん、広大生、勇さん、河原さん、石田さん、石井さん達が良い思いをした様だ。
特筆すべきは石井さんが、サブラン上空100m位から、弱いサーマルを捕らえ、
南風に流されながらも一度もはずす事なく+1000mに上がり、小脇さん達の空域に到達。
その後、雲底を2時間以上遊ぶ。勇さん達は3時間以上飛んでいた様だ。

2本目嫁さんと荒谷に上がり南風がフォローになったり、風向きがころころ変わる。
少し生暖かい風も入る様なので、嫁さんにテイクオフする様に言う。
右尾根の中腹過ぎた頃、弱いサーマルをヒットし、丁寧に廻し何とかレベルまで復活した。
7〜8名飛んでいた人よりはトップを取れたと嫁さんわめいていた。
+200m迄位上がった様だが、バリオも持たず、上げるのだから感心なものだ。
私もテイクオフし、正面やや左で、サーマルヒットし、左奥ボールにレベル強で流しながら
トップアウト。河原さんとからみながら尚も上昇し、+200m上がる。
テイクオフより500mばかり後ろに流された様なので、前に出す。
しかし前はリフトが全然なくなっており、全員垂れ始めた。
+1000mの世界で遊んでいる天上人はゆうゆうとしたものである。
下界は私だけ残った様なので、荒谷テイクオフは3人ばかりしか居ないので、トップラン狙う。
正面から2m位の風が入っている様なので、駐車場+10m位で、バイブレーションブレーキング
をかけながら降下するも、きれいにリッジが入っているので、スーッとは降下しない。
中程に居た武ちゃんがキャノピーよせてくれた。手前にふんわりとトップラン。
せいぜい20分程のフライトであった。

TOでウエイティングしていると、またまた大勢上がって来た。
正面から良い風が入ってきて、4〜5人テイクオフ。私もテイクオフする。
正面小山で小さなのがガツンガツンと来るのだが、乗り切れない。
ガツンと来たので、偏流気味に捕らえ、バックしながら上がり始めた。
右小山から私より20m位上を広大のSちゃんこちらに来ている。
どうも私がリフトに乗って上昇しているとは気が付いていない様だ。
30mばかりに近づいたので、『オーイ!!ぶっつかるぞ〜!!!』と声を掛け、左にハイバンクで逃げる。
Sちゃんも下から上がってくるのが分かってびっくりして、左ターンして、右奥ボールの奥まで60mばかり
一目散で逃げて行った。
あまり奥まで逃げてしまったので、一気に高度を失い、谷底フライトになるかと
心配したが、何んとか、右小山を越えて行った。
ヤレヤレ・・・びっくりさせてゴメン!!私の大声にびっくりしたかも・・・・。

レベルを切ってからはそのままサブランへ。夕方神の倉TOに上がる。
プレジャークラブの新井本さんや竹井さんがテイクオフして行ったようだが、嫁さんしばらく風待ちをしていた。
南又は東からの風で、テイクオフが無理な様だ。
風の弱くだましで0.5m位入ってくる時を狙って友井さんや嫁さんをテイクオフさせる。
遅くなるので、私も南風の弱い時を狙ってテイクオフ。
中腹まで来ると、やわらかなアーベント状態だ。体重移動を主に出来るだけフラットに廻す。
5〜6回同レベルで廻す事が出来た。こんなに神経をパラの隅々に巡らしたのは初めてだ。
気持ち良かった。今週から入梅となるだろうなぁ〜・・・。
6月14日(土曜日)
6月15日(日曜日)
今日は曇りで20%〜10%の降水確率だ。
9時に竹井さんからпB神の倉は雨は降ってなく乾いている様だ。
自宅は明け方の雨で濡れているが、雨は降っていない。
しかし、廻りの山は薄い雲で覆われている。早速に出かける。
9:30過ぎ到着。ランディングの風は南西の1m有るか無しかで、無風に近い。
今日は晴れ間が出そうには無いので、ぶっ飛びで、いろいろ試してみようと思う。
イプシロン3がどの程度沈下するか、恥ずかしながら初めて実測してみた。

スパイラル
ちょっと本気で深くスパイラル入れてみる。
5〜6回転しただけだが、少し目が廻った。
ランディングしてバリオを見ると、−12・8mだった。
−10m位だったら、続けられるのかな?

Bストール
初めてやってみる。グライダーの動きは安定して、垂直降下した。
後でバリオをみると、−7mであった。
但し荒れた空域の中であったら、キャノピー安定しているのかどうか心配。

Aストール
以前に少しやってみたことがあったが、今回はライザーを引いてみる。
完全にインテーク部は潰れたが、結構グライダーは揺れる。あまり使いたくない。

今日はビッグイヤーのフルアクセルがどの程度の沈下率を示すのか実測するのを忘れた。
何度かやった事があるので、−5m位が出来れば一番安心な方法と思う。
移動が出来るのが素晴らしい。
決してサーマルが発生するような天気ではなかったが、日頃試してみたいと思っていた事が
存分に出来て有意義な一日だった。

一ヶ月前から車台後輪近くで、何か当たる様な音が気になっていた。
神の倉へ7人乗せて上がったが時も、結構大きな音がしたので、
皆んなでジャッキを掛けたりして点検してくれた。
ついに徳ちゃんが、鉄と鉄とがこすれて光っているところを発見。
スタビを締めている金具が破損して当たっていた様だ。
走行に即問題があるのではないので、月曜日に修理に出そう。

神の倉は若い人(私より)が多いので、パソコンにしろ、車にしろ、遊びにしろ、色々教えてくれるので
本当にあり難い。パラをやっている御蔭で、至福のきわみである。
普通の生活を送っていれば、60歳近いおじさんを誰が相手してくれるだろうか?
せいぜい公民館で囲碁をしたり、盆栽をしたりそのうちゲートボールなどという事になるところだった。
3次元の世界で遊べるパラグライダーに会い、そして何よりも、同じ世界で遊ぶ若い人達と
年の差を一切感じる事なく、付き合っていけるこの喜び・・・・。
私は本当に素晴らしいものに出会い、私の人生観をも大きく変えてもらった様な気がする。
私の嫁さんがお花を習っている鈴木先生のHP(リンクを貼り付けてある)のリンク先の
錦織亮雄の談話室』を見た。
私より、10歳年上の広島在住の建築家 錦織氏の小学校2年生の時の原爆の体験記であった。
文字が涙目にかすんで最後まで一気には読めなかった。
戦争で人の死を正視した人の言葉は、そくそくとして身に迫るものが有る。
声高に平和!平和!と叫ばなくても読む者の心を捉えて離さない・・・・
生真面目な父親の後悔、哀しみの慟哭を思うと、最後まで一気に読みきれなかった。

錦織氏は設計事務所をやっておられるがHPにはおくびにも出しておられない。
錦織氏は『錦織亮雄の談話室』の宣伝される事も嫌がられるかもしれないが・・・
不良おやじ「勝手連」としては、一人でも多くの人に読んでいただきたい文章です。
御賛同頂ければ、是非あなたもリンク貼って下さい。

6月21日(土曜日)
11時頃荒谷山からアルファー3の試乗機で山本さんテイクオフ。
右小山で弱いサーマルヒットし、丁寧に廻し30mばかりトップアウト。私も追いかけてテイクオフする。
弱いのがあるのだが一回転しては様子を見る感じ。山本さんは右旋回している。
弱いので微妙なコントロールは左旋回でないと私にとっては難しいので左旋回する。
テイクオフ場に近づいて、山本さんに逆旋回で近づくことになるのでもう一度沖に出し
右小山で引っ掛けてやろうと移動したのだが、何も無かった。
そのままズルズルと下がってしまいサブランへ。
その後テイクオフした人は10機以上レベルで遊んでいる。

徳ちゃんにサブランで拾ってもらい、大急ぎで荒谷山へ。しかしすでにサーマルは終了していた。
その後ぶっ飛んで神の倉に移動。
いくら待っても良くなりそうにないので、先週の課題のビッグイヤーでフルアクセルを試してみる。
バリオを見ていたが、せいぜいマイナス2m位だ?????
こんなに沈下しないのかと、Aライン2本を引き込んでやってみる。
キャノピーは中央のインテーク2〜3ケ残すも、少し下向きだ。フルアクセルでマイナス5.4mの沈下
になっていた。しかしなんだか不安・・・・・
吸い上げからの安全な脱出方法もう少し研究してみる事にしよう。
時間もあるので、もう一度神の倉に上がる。河原さん達とウイングオーバーの話になり
地森さんキャノピー付きお人形でウイングオーバーの解説をする。
河原さんテイクオフしチャレンジする。
地森さん其れを見ながら、盛んにブレークコード引き過ぎと言っていた。
「もっと外翼を走らせて!」と言っていた。
私もテイクオフし、ウイングオーバー入れてみるも、外翼のブレークコードをノーマルポジションの
ままでやってみると、ターンの最高地点に到達する前に翼が横滑りしてしまう。
ターンの最高地点から一気に下向きにグライドする感じが無く、一度は半分潰れてドスンという感じになった。
上方へ放り投げられながら、外翼も微妙に当てながら旋回の最高地点で、逆落としという感じか・・・・。
しかし通常フライトで使うような事がないので、練習しても仕方ないと思うのだが・・・。
まだローリングをきちっと出来る方が役に立つと思う。

6月22日(日曜日)
30%の降水確率で朝7時パラパラと降って雨はやんだ。
入梅なのだが何んとなく土日は飛べてはいる。
出かけようとフレンディのタイヤに目をやると、光る物がある。釘がピカピカ光っている。
ペンチを出して抜きかけたがエアーが抜けたら困るのでそのままにしてガソリンスタンドに急ぐ。
抜いてもらってエアー漏れを調べたが抜けてない様で様子を見ましょうという事に・・・・。
神の倉LDに到着すると石田さんの車が上がりかけていて、一緒に上がりましょうと言ってくれ
すぐに積み替え、石田さん、河原さん、徳ちゃん、たかちゃんと5人で荒谷山へ上がる。
一番の到着であった。

最近はサーマルに見放されているので、今日は皆さんが上げ始めてからテイクオフするぞ!と固く心に誓う。
風は正面っぽく1〜2mでずっと入っている。
ずっと雲っているので、絶対的なチャンスは無い!と様子見に徹する。
11時頃石井さんテイクオフ。正面小山でステイ出来る程度のサーマルヒット。5分ばかり粘って上がり始めた。
芦刈さんそれを見てテイクオフ。弱いリフトで粘ってやはり上がり始めた。+50m位まで上がると2機とも
ぐいぐい上がり始めた。結局二人共小一時間飛んだ模様。
余程私もテイクオフしようかと思ったが
テイクオフに入る風が無風に近く、何となく力強さに欠けていたので、テイクオフしなかった。
その後一時間近くうだうだとウエイティング。

テイクオフでウエイティング中に崇ちゃんが、小脇さんへ「ねぇ〜もう蛍見たぁ?」と聞いている。
「どこでもおるが、もう終わりかも〜・・・」と答えていた。
私が「蛍の呼び寄せ方知っとるかぁー?」と聞いたらところ、
「ほ〜!ほ〜!ほたる来い!こっちの水は甘いぞ〜」と歌いだした。
子供の天使の歌声なら蛍も来てくれるかもしれないが、大人の声じゃぁね〜・・・!
それでは実験済みの蛍の呼び寄せ方法を皆さんに伝授しましょう。
答えは簡単です。暗闇で車の非常点滅灯(駐車ランプ)をチカチカさせるだけで、
5分間もすると周りにホタルはかならず寄って来ます。
子供さんの居る親にとって、子供から尊敬のまなざしをむけられる事、請け合いです。
彼女の居る若者にとって、暗がりで駐車する合法的理由となるでしょう。
車の周囲で蛍が乱舞する様を想像してみて下さい。
どうです!!幻想的でしょ!


                     

誰も用意しないのでキャノピー広げて立ち上げして遊ぶ。あまりリフト成分は無い。
サブランに私の車が予備車としておいてある。
このままうだうだと待っているより、1本ぶっ飛んで来るか!!と今朝の固い誓いをもう忘れている。
キャノピーと遊んでいると飛びたい病がムクムク大きくなり言い訳を考えながらテイクオフしてしまう。
途中小さな当たりがコツコツと有り、一回転してみるが、どうも上手くいかない。
とうとうサブラン上空に来てしまい、少しパワーのあるリフトに遭遇。
しかし南風が強く、サーマルはちぎれている。
深追いするとビニールハウス群から戻りれ無くなると大変なので、そこそこ切り上げる。
テイクオフを見ると新機体の崇ちゃんがサーマルヒットし、テイクオフ正面沖で上げ始めていた。
良いサーマルになった様で、10機以上トップアウトしていた。
2機ばかり雲底ぎりぎりで雲中に入りかけていた。
あ〜ぁ今日も「あわてる乞食はもらいが少な」かった様だ。
もう一本ぶっ飛んで3時過ぎから雨が降り出し本日終了。
ぶっ飛びのぼやきばかりでは申し訳ないので、良い思いをした人にフライトレポートもらうことに・・・。
河原さんのフライトレポート
朝から神の倉のトイレ掃除を一本終えてついでに広大のTOを見学。
誰もいなくなったので、降りるがあまり人がきていない。
台風6号の影響で絨毯が破れ、ペグが抜けている。
少し打ち込むが道具が足りないので神の倉から道具を降ろしてもらうことにした。
ずっと待つのもなんなのでぶっ飛ぶことになった。f^^;)

本流は南西。まずは?3で山本さんがTO。予定どおり下がっていく、、、がサーマルヒット。
上げ始めてしまった。、、、うーん、、、、出よぅっと。。。(^^ゞ
風がちょっと弱く2回TO失敗したが、西斜面を駆け下りてなんとかTO。
右手の小山上でリフトあるがステイが精一杯。東や南にセンタリングをずらしていろいろ探る。
何度目かに南にずらしたところでようやくヒット。このあたりで時安さん、指江さんがTO。
天井は+300程度で上がりきらない。なんだか4人とも旋回方向がバラバラで合わない。(?_?) 
もしかして俺だけ?見ているつもりなんだけど意思疎通が今一つ。怖いので今日は離れて回そう。
条件が少しずつ悪くなってきて唯一残れそう、、ふふふと思ってたら、すぐに一緒に垂れてしまった。
その頃小脇さんがTO。みんなが下げる中ボールのリッジで上げていく。すげー。
渋い中TO前で数機が回しているのでもらいに行くが、そのガーグルから離脱する小脇さんと正対してしまい
急旋回でよけてもらってしまった。申し訳ないです。

南風がだんだん強くなってサーマルも切れ始めたのか?
低い位置でちょこっとつぶされたり荒れ目の雰囲気になってきた。
山本さん、指江さんはさっさとLDへ。時安さんと一騎打ちの雰囲気になった。(TO上にいる小脇さんは除く)
サーマルを細かく拾いながらステイ。
時安さんとの一騎打ちには勝ったかな?と思ったところに町の上で時安さん良いサーマルGet!
やったーと逆風ついてもらいに下に入ると数周で売り切れ。時安さんはずーっと上空。
さすがです、まけました。とサブランへ。梅雨時期ですから45分程でしたが大満足でした。

日曜は、、、聞かないでー、、、ぶっ飛び3本(T.T)
雲底につけた数人にレポートしてもらいたいですね
石田さんのフライトレポート
日曜日の件ですが、私は家族にぎりぎりまで予定を話しませんでした。
と言うのも天候があまり良くないので、こんな日には家族サービスでもしたほうが良いかな〜
と思っておりましたもので・・・・・・・・・・・・。
しかし天気は悪かったのですが、神の倉へ行ってしまいました・・・・・(^^;
ランディングに付くとこの天候にもかかわらず車の多いのに驚きました。
私は基本的に飛べたらぶっ飛びでも良いほうなので、すぐに河原さん、嵩ちゃんたちを誘って荒谷へ上がることに
しました。たしか不良おやじさんも一緒に上がりましたよネ〜
荒谷へ付いて、取りあえず1本飛んで2本目に期待しようと河原さんに続いて出たが、やっぱり
ぶっ飛んだ。サブランへ山本さんが迎えにきて下さりまたまた荒谷へ上がる。
今度は、かなり沢山の人がテイクオフに上がっていた。しかもこのバッドコンディションの中
足刈さんともう1人トップアウトしている。流石〜(^^;
足刈さんはどんどん上げているが今テイクオフしてもとても上がりそうな気がしない(^^;
しばらくし嵩ちゃんが出て少しずつ上げ始め、あわただしく皆が準備し始める。
多分今日のコンディションから考えて、このわずかなタイミングを逃したらもう無いと思い
私はあせった。南風が程よく入りだしたので南斜面へ機体を移動すると、ちょうど小脇さんが
出て行ったところでした。マキちゃんに続いて私も出た。この時点で南側上空(TOとレベル)には
まだ7機位だったと思います。私はちょうど旋回のタイミングが広大生と一緒になり左へ急旋回した
のですが、この時旋回して左側に良いサーマルがあり一気にトップアウト(ラッキ〜♪)
すでに小脇さんとまきチャンはほかのメンバーより高く上がっていたが、程なく私も合流できた。
+500m位でおよそ100m先の嵩ちゃんがグングン上がっているのが見へ私は迷わずそっちへ移動、
後ろを振り返ると二人ともやっぱり同じ考えのようだでした。しかし途中もっと良さそうなサーマルに
遭遇、私と小脇さんは、そこで回し始め、まきチャンはどうやら嵩ちゃんのほうへ行ったようでした。
+780mで雲低に付いたが、小脇さんはそのまま雲に入るようなので私は、前に出た。
小脇さんは一瞬見えなくなったが出てきたら私よりさらに100m位高いところにいた。
あとで聞いたら、あの雲に入るとずぶぬれになるので出たそうです。
流石は小脇さん、どの雲ならどうなると分かるのですから。
その後私は、神の倉を目指していたのですがGPSを見ると18km前後をうろうろしていて、とても行けそうに無い。
小脇さんは悠々たどり着いたが私はとても届きそうにはなかった。お寺の上(幼稚園のある)で弱いサーマルにヒットし
レベル位まで上がったので今日は、前回の続きでAストール、Bストールの練習をしようと思いました。
今回はAライザ-2本づつを引いてみましたが、翼端が先に折れてしまう。
私としてはAライザー1本づつ引いてバッサリ真っ二つになったほうが沈下率が高いと思いました。
しかしAライザー1本づつ引くストールを3回トライして1度片側が早く回復しそうになりましたが、
やはりこうなるととても危険ですネ、タイミングを誤るとスピンに入るでしょう。
それからBストールに再度チャレンジしようとBライザーを引いたのですが、今回も引ききれませんでした。
最後は、スパイラルの練習をしランディングはターゲットを外し降りました。(−−)
そう言えばランディング上でのコード処理禁止になりここの所、ターゲットが遠のいてしまって・・・・(^^;
時間にすると30分位のフライトでしたが、私としては大満足のフライトでした。
でも、そのあとはぶっ飛びでした。
今週末、天気が悪ければ家族サービスをと思っておりますが、念のため口にはしないことにしております。
最近の郵政公社はすごい!!
22日神の倉の帰りがけに竹井さん達と一緒にパラを高陽郵便局で石垣島に送る。
22日夕方6時30分に出したのにも拘らず、24日11時21分には石垣島に届けられていた!
貨物飛行機便で運んだのだろうがすごい!!
しかも小包20Kgまでで1590円とは・・・・
どう考えてもペイしているとは考えにくい。
同一地域(県)同一料金が郵便局の売りなのだが・・・
沖縄から更に430Km離れているのに・・・
自分の荷物がどうなっているか郵便局のHPで検索できるのである。
6月22日(日曜日)
下記は私のパラの検索結果。


検索した番号は 61-1521-35796(一般小包)です
状態
発生日
郵便局名 状態 備考 郵便番号 県名等
6月22日 高陽           引受   739-1799 広島 
6月24日 八重山          到着   907-8799 沖縄 
6月24日
11:21
八重山          お届け先にお届け済   907-8799 沖縄 
6月29日(日曜日)
石田さんの神の倉のフライトレポート
土曜日は、天候が悪ければ家族サービスしようと心の中では思っておりましたが
朝起きて見ると雨が降っていたので、心置きなく家族と出かけることにしました。
日曜日は、予報では曇りとなっておりましたが、
神の倉に着くと、結構車が集まっていたのに驚きました。
私はけんチャンの学校のボランティア活動で通学路の草刈があったため、
エリアに着いたのは11時ころだったと思います。
今日は久しぶりに工藤さんが来ておられ、丁度荒谷へ上がられるところだったので
大急ぎで私も便乗させてもらいました。
荒谷TOにはすでに小脇さんたちがウエイティング、しかしコンディションは
先週とは違って、うす雲が沢山出ており、あまり期待できそうにはありません。
しばらくすると、向かいの神の倉から5〜6機出でいたの中の1機が中腹の林道あたりから
徐々に上げ始めるのが見えました。
どうやら新しい機体(セラーク)の嵩ちゃんのようだ。
渋いながらも粘りにねばってトップアウト、やるね〜♪
荒谷選択は失敗だったか?日差しも徐々にではあるがLDから神の倉あたりに射している。
トップバッターは近藤のおばちゃん。
いつもの南小山で小さなサーマルはあるもののとても回せるほどではないようだ。
その後、例によって?河原さんが出、続いて工藤さんが出て行ったが、やはり上がりそうになく
2ともどうやらサブランへ降りるようだ。
私は、一瞬ためらったが早くぶっ飛んで神の倉へ行こうと出た。
しかし、出てすぐに少しリフトを感じTO前南斜面をうろうろしトップアウト。
と言っても5m位です(^^;   やっぱり上がらずいつもの南小山で
粘っていると、佐古さんが、だいぶ低いところで回しているのが見えた。
いつものお寺で少し上がり、何とかメインへ届いたが、ふと後ろを振り返ると
佐古さんが、メインをめざしている(^^;
何とかLD内へは届いたが、本日の「チームそら」トイレ掃除1号、
なぜかこの日は「そら」のメンバー3人がトイレ掃除・・・・・・・・。
「チームそら」の人は綺麗好きが多い(^^;
その後、神の倉へ上がろうと準備をしていると井口さん夫妻が来られたので
一緒に上がる。
荒谷へ残っていた小脇さんたちのことも気になっていたのだが、神の倉TOへ着いて
荒谷を見ると、小脇さん、松代さん、日高さんがトップアウトしている(^^;
おそらく+300m位か?井口さんは荒谷はあれが天だと言われていたが
本当に、それ以上はあがらなかった。
神の倉はと言うと、私たちが上がってしばらく待っていたが、あまりぱっとしない。
何人か出て行くも上がらず、先に出た原さんもかなり低いところまで下がってしまっている。
しかし段々粘って徐々に上げ始めた。それを見て工藤さんが出、TO前で一気に上げる。
ところで、工藤さんの新しい機体ケアラはすごいハンドリングでした。
私も以前1度試乗したことはあったのですが、
トリマーを引いた場合とそうでない場合では全然違うらしいです。
話が前後してすみません。
工藤さんが上がるのを見て当然私も出ました。ところが斜面の木を揺らしながらのテイクオフ・・・・(^^;
林道のあたりで、サーマルヒット、+500mまであっと言うまに上がった。
先に出た工藤さんは+700m位か?いつのまにか私のほうが上になっていた、と言うか
工藤さんのほうが下がっていた。?
流石に天候がそれほど良くないせいもあり、サーマルは続かず、早めにトップランをしようと
したが、TO手前で一気に下がって思いのほか早めのランディングになってしまった。
工藤さんや、マキちゃんはまだ飛んでいる・・・・・・・・・・(−−)
その後、荒谷へ車の回収へ上がって見ると、丁度小脇さんがトップランしたところでした。
松代さんはまだ飛んでいる・・・・・・(^^;  すごい。
「高さで神の倉、時間で荒谷か。」
ここで河原さん、日高さんが再び出て行った。
トップアウトしたのを確認し車を降ろす。
車回収後再び神の倉へ、今度は一転しリッジタイム。
何故か先に上がった河原さん?、
マキちゃんたちが右、左している。
時安さん、広大中島君、ほかets   約1時間位のフライト、
風は結構強く私の機体は、何故か忙しかった(^^;
リッジでは中島君が、1番頑張っていました。
私は、トップランを試みたが吹き上げられ2度失敗(−−)
TOの邪魔をしているようなので、やめてLDへ向かいました。
そんなに暑い日ではなかったと思っていたのですが、
LD上空に着くと、ハングが川にランディングしているのが見えました・・・? m(_)m
週末の神の倉は、予想に反してサーマル・リッジと、
とても良いフライトが出来ました。(^^)v

6月27日(金曜日)   石垣島フライト

今日から石垣島へ本土の梅雨を逃れて、海リッジツアーである。
山本さん、由加里さん、友井さん、岡本さん、利弘さんが福岡フライトで朝早く出発。
我々、竹井さん、石井さん、野口さんと私の4名は広島空港8:55分発で沖縄経由で13:10分着予定。
石垣行きの飛行機が1時間ばかり遅れてしまった。

   朝寝坊した竹井さん    リベンジのリベンジの不良おやじ

   今年どうしても行きたかった石井さん    ジャストタイミングだった野口さん

2時30分頃レンタカーに乗り込み、とりあえずホテルミヤヒラへチェックイン。
風が強くて飛べないらしく、はやる心は空港の風(6m位)で納まっていた。
島内観光にしようかとちょっと迷ったが、とりあえずエリアの空気を吸っておかないと、
安心出来ないおやじ連中は一路北方面へ390号線をひた走る。
途中、白保海岸に寄ってみる。

珊瑚がきれいなところに、埋め立てして飛行場を造ると10年以上前に騒いでいた所だ。
砂は細かく、白く、何処までも続いている。砂浜からだと、珊瑚礁の美しさは分からない。
30分ばかり走ると、ゴルフ場を過ぎた所に小高い丘が見えてきた。
カーラ岳だ!!。吹き流しは無いので、不定だが、スロープは草が刈ってあるので、それと分かる。
車を降りて80mばかり昇ってみる。頂上は馬の背で、南西側にも北東側に南東側にもテイクオフ出来る。
今は南西風なのだが、頂上は10m/Secを越えて吹いている。

カーラ岳を過ぎて、5分ばかり走って右側小さな小屋の食堂と果物を売っているお店があるので立ち寄る。
果物を並べている小屋は、パイナップルの香りで息苦しくなりそう。
野口さんが子供達にさとうきびのおみやげを考えていたらしく、とれたてのをもって帰りたいので
29日に立寄るので収穫してもらう様に頼んでいた。
小腹も空いたので、500円のソバを注文した。
もって来たのを見ると、豆腐、かぼちゃ、大根のなます、の小鉢が付いていた。
デザートに400円のパイナップル一個注文しておいたら、ちゃんと小さく切ってくれ、氷を置いて
冷やしてくれていた。抜いた芯は、小さく縦切りにして、グラスに氷水を入れ、冷やして出してくれた。
3名の青年達がやっている(2名は夫婦?)何んだか、ホンワカと心使いが伝わってくるお店だった。
今時の「おしゃれ〜」と薄っぺらいものでなく、真心と青年達の心意気が感じられる良いお店だった。
こんな風に書くと何だかピカピカの青年達の様にとられるが、そうでなく島人で純朴そのままで
シャイで、突っ込まれても、どぎまぎするだけで、交渉事はからっきしダメなのだ。
何とも眼が優しすぎる。
都会人達がどこかに捨ててしまった?人間本来のやさしさを、
当たり前の様に漂わせている島人が羨ましい。
沖縄県は日本で最低の賃金収入で、最高の失業率なのに・・・である。
宮地さんが、『退職したら沖縄に住みたい・・・』と言っていたが分かる様な気がする。

   「はいぬしぃま」の店内    シャコガイが見える

   島唐辛子を泡盛に漬けた調味料    でっかい!!さざえ!

   「はいぬしぃま」の若女将?    お店の名前です

   若旦那??    ほんわか、やさしいお店であった

次は伊原間エリアだ。
ショップのHPの記事をたよりに行く。小さな島で、山が多く有るので有る訳でないので
地形を見れば大体テイクオフ出来そうな所は分かるものだ。
看板も吹き流しも無いのだが、見当を付けた道を右折し、すぐに放牧場の鉄扉がある。
扉を閉め忘れない様に前進する。何となくテイクオフ出来そうな斜面と上に上がる道が見える。
確認出来たので、、安心して明石エリアに移動。
ちょっと行きすぎサビチ洞の駐車場まで行ってU−ターン。
明石パラワールドの看板を見つけ、さとうきび畑の中を進む。コンクリート製の立派な建物があった。
飛べなかった本土のビジター達が、釣りなどして帰って来ていた。
暫くして、山本さん達も到着。早速明石テイクオフに上がる。
山に上がる道路なのだが、やはり放牧場の鉄扉がある。
テイクオフは芝生で高度差120mで南向きである。
南向きなので、今は右サイドの風でとてもテイクオフ出来ない。
明日のフライトを期待して下山。

   とんがり山の左が伊原間のテイクオフ    玉取岬?


せっかく石垣に来たのだから他では食べられない物を食べようと決めていた。
レンタカー屋で「金ハ」という店を紹介してもらったので、「やしがに」を喰いに行く。
お店で幼児がおもちゃで遊ぶ家庭的?お店ではあったが、おかみは一生懸命の人だった。
15、000円の特大のヤシガニを一匹注文する。
シャコ貝のさしみも珍しいので注文したが、えんがわ(黒いところ)は固く、食いちぎれなかった。
メインディッシュのヤシガニのボイルした身は引き締まって(と言うより固く)
どちらかと言うとカニにしては淡白な味だった。
爪や前足は太く、4名で食ったのだが、そこそこ食いでがあった。
カニ味噌をミルク(ココナツ?)で溶いたものを付けて食べるのだが、l結構美味かった。
額に飾ってあるヤシガニがりっぱなので写真にとる。
ヤシガニは左利きのようだ。どちらも左の爪も足も立派だった。

   巨大なヤシガニ    特大のヤシガニ一万五千円なり

   シャコガイの刺身    おお!!うまそう!

   何処から食おうか?    珍しいもの食ったぞ!!!グラシャス!!

PS
竹井さんがヤシガニは蜘蛛の仲間だ!!といいはるので広島に帰って
HPで調べてみたら、節足動物という括りではおなじだった。
もっとも蜘蛛は蜘蛛類だしヤシガニは甲殻類オカヤドカリ科であった。
大問題を発見。
HPによると、2001年現在、環境庁指定の絶滅危惧U類に指定されているらしい。
我々はヤバイものを食ったのかもしれない・・・・

6月28日(土曜日)

朝6時には目が覚め、石垣空港のそばなので、港を散歩する。
西表島や波照間など離島への定期航路の船が沢山繋留されている。
竹富島への船は出港して行った。
そこここで船のエンジンをかけ始め、少し賑やかになってきた。
朝の港のエンジン音は活気があってなかなか良いものだ。
海を渡ってくる風は朝から生暖かく、皮膚に湿気がまとわりつく。
雲は早く飛んでいる。今日もテイクオフは無理だろうと思う。

ホテルミヤヒラは結構良いホテルで、朝のバイキングも美味しくしっかり食べた。
朝風呂にも入った。
張り切って明石パラワールドに出発。

明石パラワールドに到着するも、風は強く風向も南西で飛べそうにないとの事・・・・
そんな事もあろうと、朝出かける時に釣具やさんでシュノーケルセットを買った。
石井さんは足ひれまで揃えて一万円の買い物。私はメガネとシュノーケルで2400円也。
野口さんはメガネがあるので、シュノーケルだけで800円也。
竹井さんは、若い時呉の沖合いでおぼれかかって以来
ヘソから深いところへは行かない(?)様にしている様子。
さっそく明石パラワールドの下の砂浜へ降りる。リーフは左右3Km位、沖合い200m位あろうか?
石井さんはシュノーケリングのインストラクターの免許を持っているので、
野口さんと2人で講習を受ける。
シュノーケルに入った水の飛ばし方が主なのだが、一息で吹きだせないと、
二息目では息が残ってなくて難しい。
足を海底に浸けて落着いていれば何とかなるが、泳ぎながらだと海水を吸い込んでしまい
パニックになる。今日は深いところには行かないようにしよう!
早速顔を浸け手でかきながら前進。足ひれは無いので、足だけではほとんど進まない。
珊瑚の廻りには蛍光色に光る青や赤や黄色や縞模様の小さな魚達が群れて遊んでいる。
近づいても逃げない。5p以上の魚達は過去の学習のせいか、岩蔭に隠れてしまう。
ここのリーフの海水は外海の入れ替わりが無いせいか、塩分が高い様で、
瀬戸内の海水の5割増し位浮く。
顔を浸けたままで、バランスを取る動きをまるっきりしなくても、ただプカプカ浮いている。
(私の大きなお腹のせいか?)
筋肉質の石井さんも感心していたので、本当によく浮くようだ。
前進の為に手を動かすだけで良いのだ。

   明石の海岸    木陰で着替え・・・おじさんのお尻じゃぁねぇ・・・・つまらん!

   石井イントラからシュノーケルの講習    ごほっごほっ・・・上手く吹き飛ばせないや・・・

水に顔を浸けっぱなしでも呼吸が出来、水中を観るという初体験は異次元の世界を感じた。
これがスキューバダイビングだと、パラと同じ三次元の世界だし、完全なる
浮遊感なので、はまる人が多いはずだ。
生きているサンゴも珍しかったが、”くまのみ”が何んとも可愛かった。
手を差し伸べても、イソギンチャクの側を離れない。
逆にイソギンチャクをけなげにも守っている様にさえ見える。
イソギンチャクに触ったら、手のひらにブチブチとささった。
別に痛いわけではないが、何やら気持ち悪かった。
小さなシャコ貝を見つけた。珊瑚の空洞に入っていて取れなかった。
あっという間に一時間たってしまった。
竹井さん一人で退屈しているだろうから、上がろうと、二人に声をかける。
竹井さんは腰くらいの所で覗き込んでいる。
私のメガネとシュノーケル渡して、使用する様に勧める。
10種類くらい見えたとかで、やはり感動していた。
先ほど向こうの広い砂浜で10人ばかりのスタッフとモデルが来ていて、撮影していたらしく
竹井さんは陸の熱帯魚をしっかり拝ませてもらったらしい。
何んだ、同情するんじゃぁ〜なかった〜・・・・。

12時頃なので、有名な明石食堂に行こうと、明石パラワールドでシャワーを使わせてもらってから行く。
看板をたよりに5分も走るとあった。
15m四方の小さな村の食堂である。1時30分なのにお店の外に7名ほど並んで待っている。
さすが有名なお店だけあって、さぞ美味いのかと期待は膨らむ。30分位してようやく私達の順番に。
私と野口さんは名物のソーキそばの大盛りを注文する。
竹井さんと石井さんはソーキそばの中盛りだ。隣りで食べていた地元の4人連れの一人の
おじさんがいろいろ教えてくれる。ソーキとはブタのあばら骨の事らしい。軟骨のところをトロトロに
なるまで、煮込んであり、何度も浮いた脂を捨ててある。
でかい肉がドンと乗っかっている割には全然脂が浮いていない。
だし汁は関西風うどんだし汁の様で、さっぱりとして美味しい。
前回も、沖縄でも食べたが、麺は太めで、ばさばさしている感じで、ラーメンやうどんの麺の美味さの
追求に欠けるのかなぁ〜と思ってしまう。隣りの地元の青年がソーキソバに飯を入れて
おじやの様にして食べている。早速石井さんも真似て食べる。
『こりゃ〜美味い!』とザバザバと一気に食べてしまった。あまりに美味そうなので、中盛りの竹井さんも
ライスを追加して、ドンブリに放り込んでいる。
一口食べさせてもらった。島そばよりも、ご飯とのマッチングの方が断然美味い。
石垣島に知らない人が居ない程有名な明石食堂の美味さの秘密は、だし汁にあった様だ。
大盛りそばを食べてしまった私は、しまった!と思った。小盛りそばを注文して、ライスをぶっ込んで
食べるのが本土からのビジターには一番美味い食べ方だと断言する。

   ソーキソバで有名な明石食堂    暑いのに外でならんで待つ事20分

   柔らかなアバラの肉たっぷり    これが地元の食い方です

   私も・・・石井さん    こりゃあ美味い!どんぶりをこさげる竹井さん

3時頃、明石パラワールドに戻る。まだ風が強く、誰も飛んでいない。
神の倉で飛んでいた久保ちゃんが居たので、しばらく話をする。
石垣の水で洗ったせいか、食い物のせいか、少し痩せていた。
色は当然真っ黒になっていたが・・・。
バイトで生計を立てながら、上原校長についてパラを修行中だ。
ビジターが居る時はお手伝いがあるので、思い切って飛べない様だが、
そのうち名パイロットになって帰って来るだろう。

   大分やつれたか久保ちゃん    身体で風を見る上原校長

明石の海岸線は砂浜の後ろは5〜10mの崖が続いており、のこぎり状の葉をした
アダンが生えている。ここにツリーランすると、キャノピー穴だらけ、身体も傷だらけ、血だらけになるそうだ。
アダンに突っ込むと誰も助けに来てくれないそうだ。アダンはびっしりと生えているので、中に入る事は
服の上からでも、トゲにさされるから、助っ人も血だらけ覚悟だ!
明石の海岸を4人で車で走ってみる。牧草地なので、どこでもランディング出来るが、
野いちごの木みたいなのでそこら中に生えていて、、これにキャノピー落とすと大変厄介らしい。
出来るだけ道路上にランディングして下さいと言っていた。
明石海岸を端まで行ってみて、帰る途中ショップのトラックが止まっていた。
海岸の崖で二人風見をしている。私達も車から降りて、様子を見に行く。
上原校長がたたずんでいた。こちらのエリアの飛び方を色々教えてもらう。
上原校長は過度な操作は避け、いかに風に乗せるかを
心がけていると含蓄のある事を言っていた。
ここのエリアでは、強風時にサポートしてまでテイクオフはさせない!!。
自分の力量でテイクオフ出来る時に飛べば良いと言っていた。
とりあえずサポートしてでも1本飛ばせば、エリアフィを頂ける事になる
観光エリアなのに・・・・。なかなか気骨のある人と見た。

話をしていると、ショップの大城さん(上原校長の弟さん)が到着して、準備を始めた。
ヤレヤレ何とか飛べそうかな?
大城さん難なく立ち上げ、テイクオフし、海岸を行ったり来たりしだした。
上原校長もテイクオフし、二人で、飛んでいる。
遅れじ!と私もパラを取りに車に帰る。二人共トップラン(牧草地なので、トップランは当たり前)した。
上原校長に後ろのローターはないのですか?と聞くと、全然ないそうだ。
何処にでも降ろせますとの事だった。10m位の段差で5〜6mの風ではローター出来ないのかな?
早速キャノピーを拡げていると、ビジターが一人拡げ、風を見ている。
私がすぐ後ろに拡げたら、飛ばされて来るので、片付ける様に上原校長に言われてしまった。
「ウエイトは?」と聞かれ、『水4リットル積んでます』と答える。
長い風見の後立ち上げるも、吹き飛ばされている。先頭のビジターが2回失敗して、
崖にキャノピー引っ掛けたのですぐに自分のキャノピーを拡げる不良おやじであった。
他のエリアまで行って一番に飛び出してしまう本当にアホな不良おやじである。
華麗な枯れた飛びにしなければと言いながらキャノピー担ぐと、人格の変わる不良おやじである。

サポートなしで、後ろに5〜6歩走り、頭上安定させる。
前に走ろうとするのだが、完全に吊り合ってしまって、つま先立ったままテイクオフ出来ない。
上原校長が側に居たので、「すみません!ちょっと押して下さい!」と頼む。
上原校長は前に来てAライザーを2本持って少し引っ張ってくれ、無事テイクオフ。
すぐに右に振ったが、すぐにトップアウトしない。30m位偏流で走ってようやくリフトの強い所で
トップアウト。あとは20〜30mの高度で行ったり来たりだ。
先ほどのビジターもテイクオフして来た。風が強いのか、後続が出て来ない。
20分ばかり2機だけで飛んだ。一度トップランしてみる事に・・・。
崖っぷちから30m位後ろに行くも、風の乱れは無い様だ。
ふんわりとランディング。もう少し前に行こうとするのだが、進めない。
クロスにして、イバラの無い所を捜し、キャノピー降ろす。

   野口さんテイクオフ    海岸より5m

   石井さんパワーのテイクオフ    でも風のほうが強い

   5mばかり後ろに飛ばされる石井さん    石井さん・・・くっそー

竹井さんが「ビデオ廻すのを忘れた」と言っていたので、是が非とも、もう一度
テイクオフしないと・・・。8Kgのウエイトを積んだ野口さんテイクオフ。
次に石井さん、立ち上げるもなかなかうまくいかない。石井さんは体力には絶対の自信を持っているので
力でキャノピーをねじ伏せようとする。しかし、キャノピーが勝ってしまい、石井さんが後ろ向きのまま
浮き上がる。尚ブレークを引くので、キャノピーが右に左に振られる。何度か失敗のあとテイクオフしたが
沖縄のバックフライトのイメージが強く、少し前に出しすぎてしまった。
5m位の崖なので、リフト帯は狭いので、そのまま海岸ランディングとなってしまった。
次に私テイクオフ。やはり前を向いてつま先立ってしまい、テイクオフ出来ないので、
大城さんに声をかけちょこっと押してもらい、テイクオフ。
10分ばかりして、何だか浮きも悪くなってきた。
ビジターと同高度でお見合いとなり、仕方なくU−ターンするも、海に出しすぎてあえなく砂浜ランディング。
オイルボールが沢山有ると聞いていたので何とか立ち上げたまま、移動しようとしたがダメだった。
なんとかオイル汚れからは免れたようだ。キャノピーたたんでいると、久保ちゃんが井原間に移動します
と伝えに来てくれた。時間は夕方の6時30分を過ぎていた。

   風待の不良おやじ    よし!とめた!

   行ってきまあ〜す    ギリギリの高度かな?

大急ぎで井原間に移動すると、もう上原校長は到着していた。
19時にパラを担いで昇り始める。
私はヒィーヒィー言いながら3回ばかり休みながら、20分かけてテイクオフに到着。
下では無風かと思っていたが、テイクオフは南西の風2m位でちょっと弱めだ。
皆さんどんどんテイクオフしてゆく。私は呼吸を整えるのに時間がかかる。
19時30分になっているので、日没まですぐなので、気ははやる。

前の人がテイクオフすぐ立ち上げたら、大城さんから前の人と絡むので早い!!と声を掛けられた。
ストップしようとしたが少し持ち上げられて居たので無理矢理降ろしたら藪チンした。
ラインがぐるぐる周ってしまって、ラインチェックに手間取る。
ようやくテイクオフし、早く上昇しようといつもの様に爪を立てる様なリッジソアリングで
4回ばかり振って、頂上にたどり着く。
皆さんは山から離れ50m前でソアリングしている。
一機だけ左後方の山に張り付いてソアリングしているのが見える。
一度左後ろへ流してみるも、さほど沈下はしない。
もう一度戻って目一杯上げ(10m高いくらいだが)左後方へ流し山へ張り付く。
安定した海風が入っているので、いつまでも高度は保ったままでいられる。
しかし、20:30近くなってきて、ほとんど暗くなりかけている。
道路に降ろせと言っていたので、見えなくなってアダンやイバラはいやなので、降ろす事に。
野口さんが先に降ろしていた所に私も降ろした。
キャノピー畳むのを手伝ってもらう。
たたみ終える頃、最後の一機がスクールのトラックのライトをたよりに降りて来た。
上原校長だった。20:30頃まで飛べるとは、さすが日本の最西端に近いところだ。
まずは石垣島のフライトが叶ったので、大満足で引き上げる。

昼間、久保ちゃんがバイトしている「シュリンパー」というお店に行ってみる事に。
ショップの1本海よりの道路にあり、ホテルルートイン石垣の裏である。
「シュリンパー」はシェフの父親が海人で、珍しい食材が揃っているそうだ。
なかなか地元の人でも食べられないものもあるそうだ。
10時前にショップに到着し場所を教えてもらう。なかなかきれいなお店であった。
メニューを見て驚いた。聞いた事も無い様な(方言もあるので)貝や魚の名前が書いてある。
海亀のタタキと蜘蛛貝の刺身を一人前づつ注文した。
こちらの一人前は結構量が多い。本土の二人前くらいはある。
海亀のタタキは見た目よりも割りと淡白で、蜘蛛貝はゴムの様に弾力があった。
南国の魚介類は深く、濃い味には程遠い様に思う。次に行く時にもっと他のものを
試食してみよう。海鮮どんぶりを注文。
8種類ばかり、しっかりご飯の上に乗せてあり、器もしゃれていて美味しかった。
繁華街の中ではないのだが、なかなか雰囲気のあるお店だった。
ビールもかぶ飲みしたのに、一人¥2000であった。海人が持ち帰る珍しい食材にもかかわらず
結構美味しく、安いお店なので、お奨めだ。рO980−88−6210
久保ちゃんの事を宜しくお願いして夜11時頃店を出る。
6月29日(日曜日)

今日は風も少しは弱まるとの事だったので、明石パラワールドに9:30に到着。
既に山本さんや東京からのビジターは伊原間に移動していた。
大急ぎで後を追いかける。
伊原間に着くと、上がる準備をしていた。私達も早速準備にとりかかる。
飛行機が4:05分発なので、ここを1時頃には出発出来る様にしようかという事にした。
左後方の山に付けて飛んで、風が強く帰れない事を考えレンタカーを移動させる。
あとに気が付いたのだが、どこへ降りてもスクールのトラックがどんどん回収に来てくれるのだった。
10時過ぎ昇り始める。2リットルのペットボトル2本積んでいるので、重く感じる。
神の倉では歩く必要ないので身体はなまっている様だ。途中2回ばかりゆっくり休みながら昇る。
遅いので先に昇った石井さんが迎えに来てくれ、パラザックを担いでくれた。
ヘロヘロなので、皆さんのテイクオフを撮影してからテイクオフする事にした。
野口さん一発でテイクオフ。よく見ると左先端にラインがからまり締め込んでしまっている。
「からんでるぅ〜!!」と声をかける。翼端折って盛んにはたいているのだが、どうしてもはずれない。
10分ばかりやっていたが、上原校長が「下に降ろしてぇ〜!!」と声をかけたので、諦めてリフライトを
決断し、ビッグイヤーで降ろし始めた。結構サーマル成分もあり、降ろし辛そう。

   伊原間テイクオフ野口さん    アリャー・・・からんでるぅ!

   石井さんテイクオフ    竹井さんテイクオフ


石井さん、立ち上げて振り向く時、持ち上げられたが、何とか持ち直してテイクオフ。
竹井さんも一発でテイクオフして行った。私もビデオカメラを首に掛け、テイクオフ。
20機以上がテイクオフしているので、早く上がろうとまたまた海リッジにもかかわらず爪をたてる
ソアリングをしてしまった。空中で山本さんとは挨拶したが、見覚えのある機体とは思うのだが
手を振って知らん顔されるのも恥ずかしいので止める。
左後方の山に付け、山頂より20〜50m上空を行ったり来たりだ。30分位飛んで、慣れて来たので
少しづつ海へ出してみる。山へ帰ってくる限界高度を考える。山頂からせいぜい−50m位では
帰って来ないと復帰出来そうに無い。テイクオフの山へ廻り込もうとして、たどり着けず、竹井さん
私らの車の近くにランディング。
もう一機青い機体が、山すそで粘っていたが、あえなくランデイングした。久保ちゃんだったらしい。
友井さん、石井さんなど見慣れたグライダーも山から200m位海まで出して遊んでいる。
しっかり海リッジを楽しんでいる様だ。
珊瑚礁を上から見るとエメラルドグリーンの海が太陽光に映えて美しい。

   伊原間のリーフ    

   くびれた所は100mくらい?    山本さんと岡本さん??

   石井さん    太陽光に輝くリーフ

ど安定なので、両手を離してビデオ撮影する。うっかり下でテープの交換するのを忘れてしまい
10分間くらいしか撮影出来なかった。一番残念な事であった。
1時半ばかり飛んで12時過ぎていたので、ぼちぼち降りる事を決意。
山へ帰る高度を残さずとも良いので、目一杯沖に出してみる。リーフの外側へは行けなかったが
充分な高度を残してもどり、牧草地の道へランディング。
牛の糞があちこちにあるのだが、今回のフライトで一度も汚れる事は無かった。
石井さんも私がランディングしたのを見て、リーフの端まで行って私の近くに無事ランディング。
飛んでいる時、野口さんの機体を見かけなかったが、今はテイクオフ前の空域を飛んでいる。
一時頃ようやく気が付いてランディングしてきた。利弘さんの機体を見て、私がまだ飛んでいると
思っていたらしい。全員車の近くに降ろしたので、パラザックを積み込み、駐車場に帰り、上原校長に
お礼を言い、山本さん達と別れる。

帰りがけにさとうきびを頼んでいたお店「はいぬしぃま」に寄る。
パリナップルの試食をさせてくれた。甘い香りに負けて全員注文した。
種類はピーチ・スナック・夏実の3種類あり、それぞれ2ケづつ頼んだ。
一個500円と400円であった。安くして、と頼んだらバナナジュースを皆さんに振舞ってくれた。
サトウキビも少しサービスしてくれるらしい。

レンタカー屋に2時過ぎに着きそうなので、石空港近くに廻ってみると巨大な浮遊物が上空50m
に泳いでいる。何んだろうと橋を渡って埋立地へ渡ると、凧揚げ大会をやっていた。
全長15mもあろうかと思うタコの凧が泳いでいた。色々な凧が揚がっている。
5〜6mの風で一定した海風なので誰も糸の操作をしていない。
地面の杭に結んだままである。30分ばかり楽しませてもらって、レンタカーを返しに行く。

   タコの凧    凧を降ろすのに7人かかり

4:05定刻に石垣空港テイクオフ。沖縄空港に宮城さんと板屋さんが迎えに来てくれていた。
ホテル西部オリオンにチェックインし、今夜の飲み会会場「梅梅」に行く。
大嶺さんを途中で拾って6時過ぎ集合。
発泡酒大ジョッキ50円だ。皆さん嬉しそうだ。
私はウーロン茶をもらう。300円だから彼らの6倍の飲み代だ。
色々珍しいものを注文してくれたのだが、名前はよく覚えていない。
子供達が走り回るのでうるさかった。泡盛4合瓶が680円とかで、2本ばかり空けていた。
近くのカラオケに行き泡盛「菊の露」で盛り上がる。帰りは宮城さんの車を借りホテルまで
私が運転して帰る。宮城さんと板屋さんは、自転車で帰った。
竹井さんは完全にダウンしホテルに帰るなり、ベットに崩れ落ちる。ホテルは国際通りの端の方に
あるので、11時近いのだが、少し歩いてみようと3人で出かける。日曜の夜だし、もう11時なので
お店の半分は閉まっていた。国際通りを往復して就寝。

   再開を祝ってかんぱーい    大嶺さん・石井さん・板屋さん

6月30日(月曜日)
夕方6:15分が沖縄空港テイクオフである。時間的には嘉陽でも充分飛べると思っていたのだが
南西の風が強い様だ。南西向きは2ヶ所しかないそうだ。
とりあえず前回飛んだ勝連に行ってみる。
テイクオフは7〜8mの風で、沖に白波も立っている。宮城さんテイクオフするのか?と思っていたが
「白波がたっているのでヤメた方がいい」という事で、知念に向って移動。
途中新里や月代などを横目に見ながら知念岬に。
芝生が植えてある公園で断崖の為コンクリートの柵がある。
芝生で立ち上げ、走ればこの柵は簡単に越えていけるそうだ。
今日は風が強く何処へ飛ばされるか分からない。
観光客も多いので、ギャラリーには事欠かない様だ。

   知念エリア    勝連エリア

       


0mテイクオフの受水走水の海岸も行った。
一度は0mテイクオフをチャレンジしてみたかったが、ほとんど平行に吹いているので、とても無理だ。
斜面のサトウキビ畑で、後ろがちょっとした林で、林の前が牧草地で刈ってあったので、
宮城さんキャノピー拡げてみる事に。
海岸からは2Kmばかり陸地に入った所なので、やはり風は乱れている。
立ち上げてみたが、右に左に振られ潰れる。すぐに中止。
観光モードに切り替える。

昼飯は住宅地の中にあるほとんど観光客も立ち寄る事も無い茶処に立ち寄る。
炊き込みご飯と蕎麦セットをたのむ。炊き込みご飯は結構美味かった。
パッションフルーツの柵の下で食べるのも風情がある。
旧い民家で沖縄戦の時の弾が雨戸に食い込んでいた。
石井さんがパッションフルーツの実を1ケ記念に下さいと頼んだら、熟れているのを上げましょうと
切ってスプーンを付けて出してくれた。一人づつすくってたべた。甘酸っぱい果汁で、
種子はそのままガリガリ噛んでも良い。
パッションフルーツはジュースにして瓶詰めで売っているが、生食の方が少量でも美味しい。

   ”ごろ”が気に入った!    民家の茶処「ちなー」

   ガラス戸の格子が美しい    弾がめり込んでいる

   パッションフルーツの棚の下で・・    混ぜご飯付きそばにしました

   食い物ならば何でも挑戦の不良おやじ    甘くて酸っぱいパッションフルーツ

   不安げな竹井さん    ジモピーしか知らないお店に連れて行ってくれた宮城さん

玉泉洞に行く事にする。鍾乳洞は東洋一の長さを誇っているとか・・・・。
山口県の秋芳洞も規模は大きいと思うのだが・・・・。
一個一個の大きさは迫力に欠けるが、鍾乳白が触れるところに道を作っているので、結構楽しめた。
手に触れるものだから、細い部分は全部折られて白い部分が痛々しかった。
途中水の流れは川になり、ちいさな小魚が泳いでいる。
直径5cmで長さ1m以上のうなぎが川床に立っている。動かない。冗談で置物が置いてあると思った。
石井さんが手で水をかき混ぜると動いた!
洞窟の川の中で何を食って生きているのだろうか?
洞窟を出ると、琉球王国とかで、南国の実の成る植物が植えてあり、
パンの木やマンゴーやバナナ等が実を付けていた。
沖縄ガラス工芸館、地ビール館、ハブ酒など特産品の展示即売館を抜け、駐車場へ。

   玉泉洞    記念写真はいかが?沖縄美人

4時過ぎには沖縄空港へ到着。
飛べない時のジモピーは案内に困ると思うが、宮城さん、板屋さんには本当に心痛を与えてしまった。
彼らからお土産に全員に、うこんの飲み薬まで頂いてしまった。
本当にありがとうございました。
空港で嫁さんから頼まれていた新垣商店の「ちんすこう」を5箱買った。