2003年今年は何かが見える年にしたいものだなぁ

2003年2  月   
2月1日(土曜日)便所掃除第一号 
午前中にお客さんあり、11時過ぎに出かける。
12時前に児島さんの車で荒谷山へ。宇野さん、利弘さんが先に飛んで、荒れた状態で
翻弄されたらしい。二人共「神様!もう、しません!こらえて下さい!!」状態で飛んだらしい。
荒谷山テイクオフに到着すると、山本さん一人がウエイティング。暫くしてテイクオフして行ったが
リフト無くメインランディングへ。日は翳っていたので、誰も用意しない。
新しく作ったトイレの断熱工事をやってウエイティング。雲が切れてきたので、私がダミーを
買ってテイクオフ。一応正面から1m位の風が入って来だしたので、立ち上げるも雪が残っていて、
走りきれないので一度降ろす。もう少しキャノピーを後ろへ下げてもらいテイクオフ。
マイナス2m/Sec位で下りっぱなしで、右尾根沿いを下がって行く。
一向にリフト帯に出会えない。メインランディングを目指そうかと思うが行く気が起きない。
途中リフト帯ある予感がしない。尾根の稜線を見ると、松の木の枝が全て揺れている。
広葉樹の葉っぱは揺れているのをよく見ることあるが、松の枝が全て揺れているは初めてだ。
相当風が強くなって来ている様だ。
緊急ランディングへ流そうかと思ったが、こんな強風時に谷に入った事がない。
ローターが怖くて、緊急ランディングへ行く気も失せた。稜線からは+30m位なので、少しリッジの
影響を受け、沈まなくなった。しかし、フルアクセルしているのだが、アゲインストには進まない。
しかたなく、稜線上を偏流で流す。
このままだと、セブンイレブンの横の田んぼにしか降りれそうにないかなぁ〜・・・・。
尾根が過ぎ平地に来ると、沈下は止まった。
何とか前に進もうとバンザイしてフルアクセルするのだが前進しない。
仕方なくサブラン側へ近づこうと偏流で川の方へ移動。橋のたもとの電柱+10mで到達した。
ウィンドグラジェンドで風速弱まるかと期待したのだが・・・・
サブランへ行こうと土手上でフルアクセルするも前進せず、少しづつ高度が下がって行く。
橋と平行して、電線が走っている。このまま沈下して、もしバックすると完全に電線に絡んでしまう。
田んぼの上は四角に電線走っている。もうすこしバックすると民家がある。
仕方ない川の中州ランディングしかない。電線上5m位で、フォローを背負ってターン。
ワンターンでぎりぎり中州に降ろす。中州は完全な土地ではないので、水溜りがあるので、靴と
キャノピーを少し濡らしてしまった。荒谷山テイクオフからは皆さん固唾を飲んで見ているだろうなぁ〜・・・。
メインランディングから宇野さんが迎えに来てくれた。メインランディングからは何処に降りたか
分からなかったので、中洲ランディングしたと言ったらビックリした様だった。
そうだ!!アチャ〜!!今日からアウトランディングのペナルティに便所掃除が課せらるのだ!!
栄えある便所掃除第一号となってしまった。

                                
ランディング場に帰って濡れたキャノピーを乾かすのに30分ばかり立ち上げをした。
結局私のつまらないフライトを見て、風も強くなり、荒谷山に居た人は下山して来た。
掲示板の便所掃除順番のプレートは神の倉の便所からの様だ。
しかし神の倉の水道は使えないので水をポリタンクで運ばないと・・・・。
今日は、雪が多く私のフレンディは四駆でなく後輪駆動なので
便所掃除は雪が溶ける来週になるだろう。
便所掃除の順番プレートの上には、私のネームプレートがしっかり貼り付けてあった。
便所掃除が終わるまでは取ってもらえそうにない。
何だか見せしめ、さらし者のなっている様で哀しかった!!
2月2日(日曜日)芦田川エリア
9時過ぎまで寝ていたものだから広島市長選挙を済ませ、11時過ぎの出発となった。
神の倉バザールまで来ると、竹井さんから有り。
「芦田川のエリアに地森さんや広大生達が行っていて、飛べそうなので今ランディング場を
出発しました」との事。
それでは私も連れて行って下さい!とUターンし、志和インターで合流し、私の車に竹井さん、石井さん
指江さんが乗り込み福山へ出発。途中松代さんからрり、現在福山へ向けて移動中!と伝える。
山陽自動車道の芦田川を渡る橋からトップアウトしているのが1機見えた。よし!よし!

ランディング場は芦田川河川敷で巾100mの長さは無制限??で全然プレッシャーの無い所だ。
高度差は250mばかりだが、北北西向きで急傾斜なので、風がそこそこあればリッジがとれそうだ。
目の前は駅家町が拡がっているので、サーマルも流れて来そうな地形だ。
見ていると、2〜3機テイクオフしだした。我々も早速テイクオフに上がる。心がはやるものだから
3回ばかり道を間違えてようやくテイクオフに到着。広大生や鍛冶ちゃん、福伝さん達が居た。
テイクオフは急傾斜にキャノピー拡げ誰かが持ってないとずり落ちそうな程急だ。
風があると、クロスで後ろへ2〜3歩、歩く程度で立ち上がり、前を向いたらそのまま上昇し始める。
神社の石門のまん前にキャノピーを拡げ、立ち上げ、まるで神社からテイクオフして行くようで
(尻を正殿に向けながら)何だかバチあたりな様で申し訳ないと思った。
しかし、ここの神様は心やさしい神様なのだろう・・・。皆んな事故も無く、楽しく飛ばせてもらった。
(女子学生が一人裏山へ飛ばされて行ったが、ジョモピーの誘導で無事河川敷に降ろした様だ)
丁度私がキャノピー拡げてスタンバイしていた時の事だったので、誰もサポーター居なくなってしまった。
キャノピーが風で丸まってしまった。竹井さんが気がついて広げてくれた。
3〜4mの風に落ちたかな?と思いテイクオフ。後ろへ2〜3歩走りあがり、前を向き、バンザイのみで
安定し、少しづつ前に出た。バリオが2度ばかり鳴っただけで、基本的にはリッジである。
後ろには高圧線が通っていて、急な強風には気をつけなければならない。
+100m位で稜線よりは後ろへ下がらぬ様に気を付ける。一度も廻す事も無く全員垂れて
40分のフライトであった。竹井さん、女子学生を回収してランディング場に到着。
もう一度テイクオフ場に上げてもらう。竹井さんは高度差250mと聞いていたものだから
あまり乗り気がせず、神の倉にグライダーを置いて来た。
結構皆さん浮いているので悔やむ事しきり!!。

2本目テイクオフに上がるも、6〜7mの風で誰も飛んでなくウエイティング。
鍛冶ちゃんもキャノピーしぼってウエイティング。10分位待って少し風も納まり、ジモピーが
テイクオフして行った。鍛冶ちゃんもテイクオフした。一気に+50m位上がって行った。
私もいそいそとキャノピー拡げてもらう。ちょっと強めだったが立ち上げる。
4〜5歩後ろに駆け上り、前を向き直る。ほとんど頂上まで行ってしまい、2〜3m
バックしながらの垂直上昇であった。風が強かったので、あと1〜2m下にキャノピーをセッティング
すればよかった。後ろに飛ばされてはまずいので、フルアクセルで前に出ようとするのだが
ドンドン垂直上昇!。+50mでアクセルをやめ、リッジソワリング。
後ろへ飛ばされない様に100m位沖に出てソアリング。30分ばかりして全員垂れ始めた。
誰もテイクオフして来ないので私も頑張らずランディング場へ。
ランディング場上空50mはグランドサーマルの影響か?少し揺れた。
石井さん、指江さん達神の倉勢は飛ばずに下山してきた。
エリアの矢野さんにご挨拶する。エリアフィは500円であった。1年間は千円だそうだ。
神の倉が北風が強く雲が厚い時には、この「芦田川」は遠征して来ても良いと思った。

4時頃だったので、有名な尾道の「朱華園」のラーメンを食べて帰ろうという事に決定。
久しぶり(10年)に通る2号線は大変な変わりようであった。
尾道駅近くの「朱華園」は文字通りお客が行列しているお店だった。並んでいる時に、
「そんなに美味いのならば、2杯頼もうか?」と思ったが、匂いをかいでいるだけで
腹3分目になってしまったので、一杯だけにする。私はラーメンはさほど好きでないので
正確な判断は下せないが、広島駅近く、東区役所裏の『めん喰い』のラーメンの方が美味い!と思った。
2月6日(木曜日)
2月1日のアウトランディングについて、ずっと考えていた。
フライト中程からは、一個一個安全パイを失っていき、ついにはGL(グランドレベル)
マイナス3mに助けられ、中洲ランディングが果たせた。
GLマイナス3mがなければ、電線マンになっていただろうなぁ〜・・・。
セブンイレブンの所で頑張ってもやはり電線か民家かツリーランであっただろう。
稜線上でターン切ればローターに巻き込まれていただろう。
中腹では(地上200m)では、下がる一方だったので、お寺上空へ
流してもメインランディングに到着しない気がしていた。
どこで安全パイをにぎってエスケープするべきだったのか?
あっ!そうか!!フライトすべきでなかったのだ!!!
灰黒色の雲が向原方面から来ていたのに、雲の厚みもよく観察せずに、テイクオフしてしまった。
雨を降らせる様な黒雲が近づくと突風が吹き出すので、気をつけようと、自分でも
このHPにも書いて戒めていたのに・・・・。
昨年12月に時安さんからもらったメールでフェイルセーフの大切さを教えてもらったのに・・・・
情けない!!!
2月1日にテイクオフするまでの事を思い返してみよう。
その日は天気予報は晴れ、10%の降水確率だった。A.M9:30頃晴れているので、
出かけ様と勇んでパラを積んでいると、不意のお客様があった。
「まあ、どうぞ!!」と言う事で11時過ぎまで接客。外はだんだん曇って来ている様だ。
12時前に到着すると、丁度児島さんの車が荒谷山に上がるところで、大急ぎで乗せてもらう。
全面雲が張って、うす曇りの中山本さんがぶっ飛んでしまった。
井原市駅上空で下げ止まり、メインランディングには届く。
宇野さん、利弘さんの翻弄されたフライト情報はその時は無かった。
そのうち雲の晴れ間の青空がのぞく。20分位は続くだろう。
灰黒色の雲が青空の次に(10分後位には)来るのは分かっていた。
本日最後の晴れ間だろうし、約一時間ばかりウエイティングの後の青空だったので、これを
逃したら!という思いだけが強く、テイクオフしてしまった。
私は元来飛んでいさえすれば、うれしく、楽しいばっかりだ。一時間も条件の良くなるのを
待っているよりは、1本ぶっ飛んだ方が嬉しいほうなのだ。
だから、じっくり気象条件を考え、サーマルの読みを深くするなんぞ、努力して来なかった。
そのつけが、2月1日のGLマイナス3mの中州ランディングという、指の間から砂の如く
こぼれる様に安全パイを失って行くフライトをしてしまったのだなぁ〜・・・。
気象条件、フライト条件の読みの勉強不足はいかんともしがたいので、暫くはダミーフライトは
厳に慎もう!!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・かな?。
2月8日(日曜日)便所掃除効能
便所掃除を済ませないとフライト出来ないらしいので、今朝一番で済まそう!!
9:30に家を出て、10時過ぎには到着。広大ハングは朝錬で神の倉から一機飛び出していた。
パラは2〜3人しか来ていない。神の倉は多分雪が残っていると思い、
上がれそうに無いので今日は前輪駆動のファミリアで来た。
ポリタンク2個に水を汲んで、神の倉山頂の公共トイレに急ぐ。
男は男性トイレだけで良いとの事。小が3穴、大が1穴であった。
便所掃除は中学生以来44年ぶりだなぁ〜・・・。
家のトイレのトラブルで便器に手を突っ込んで掃除した事はあるが、いわゆる便所掃除は44年ぶりである。
初め少し抵抗感はあったが、やっているうちに泡を立てながら、ゴシゴシやって真っ白になるのを
見ると嬉しくなる。一度水洗いして、もう少し磨こうともう一度ブラッシングしてしまった。
尿石はどうしても綺麗にならず心残りさえした。
トンカツの「浜勝」は従業員教育に素手で便所掃除をさせるそうである。
感覚的に一番汚いと思われている所を一生懸命に掃除して、手で触れる程
きれいにして行くところに何か気持ちの変化が生まれてくるのだろうなぁ〜・・・。
実践を通して此れを実感した「浜勝」の社長は偉い!!。
汚い便所を心をこめてきれいにし、いとおしささえ感じる程になる心の変化とは、
常識や固定概念を打ち破る大切さを教えている様に思う・・・。
この歳で便所掃除の大切さを知ったのでは遅すぎるのだが、何だか清々しい
気持ちになれて、神の倉を下山。
                                        
途中パラの一陣が神の倉へ上がって行くのとすれ違った。
今日の天気予報は晴れだったのに、厚い雲におおわれていて、とても晴れ間はのぞきそうにない。
第一陣で上がった10名ばかりで後になかなか集まってこない。勇さんが来たので、小脇さん
工藤さんと4人で神の倉へ上がる。いくら待っても条件良くなりそうにないので、とりあえずぶっ飛ぶ。
加藤さんが一年以上ぶりに神の倉に顔を出した。工藤さんからデジカメのケーブルをもらう予定
だったらしい。本当に暫くぶりだったので、皆さんと話がはずんだ様だ。
私の車は先程嫁さんが乗って来たフレンディと交換したのだが、神の倉の残雪ではとても
上がれそうにない。
もう一本位は飛びたいと思っていると、松代さんがMPBでやって来た。1本飛ぼうと無理矢理
誘って荒谷山へ上がってみる事に・・・。
加藤さんもよくなった荒谷山テイクオフを見たら?と誘って、無理矢理運転手になってもらう。
上がってみると、風の向きが一定しない。フォローだったり、北東だったり正面も時々入ったりだ。
河原さん、粟屋さん、松代さんは何とかメインランディングへ。福伝さんは途中一回転して遊んだ為
緊急ランディングへ。私も風向きを待ってテイクオフし、ただ一直線でメインランディングへ。
3時過ぎ山本さん神の倉へご出勤。「上がりますか?」と言われてホイホイと乗り込む。
当然ぶっ飛び条件で、ちょっと北の端まで廻り込んでみて、一目散にメインランディングへ。
何も無い3本ぶっ飛びデーでした。

ランディング東屋で、食べ物の話になり、100円くるくる寿司やら、食べ放題焼き肉屋さんの
話になり、ついに高陽町に食べに行こうという事になった。
井口夫妻、小脇夫妻、加藤一家、徳ちゃん、河原さん、利弘さんと私ら夫婦の総勢11名となった。
私らが到着すると、駐車場は一杯でようやく一番奥に一台残っていた。
大人¥1670円で制限時間90分の食べ放題。焼肉がメインだが、いか、フルーツ、野菜、スープ
おしるこ、すし、混ぜご飯、ケーキ等デザート、ソフトクリームなどなど、バイキング方式で
一品づつ食べても腹いっぱいになりそうだ。私らは2回はとりに行ったが、30分もしたら
腹いっぱいになった。すごいのは井口さん!!!制限時間90分で一度も箸を置く事も無く
黙々と食べ続けていた。肉も2Kgは食べたのではないか?混ぜご飯もドンブリ一杯は食べ
デザートにケーキ3ケにフルーツ。制限時間過ぎにソフトクリームを手にもって勘定を済ませた。
驚異的な胃袋だ!!
井口さんなら元はとれていると思うが、私らは多分お店の勝ちであろう。
しかし品揃えが豊富だたので、嬉しいお店であった。
                                   
2月15日(土曜日)
天気予報は昼から曇りのち雨だったので、9:30には出かける。
さすが早かった。しかしハングの練習生は神の倉へ上がっていた。
パラ中毒重症患者の近藤のおばちゃん、河原さん、宇野さんは来ていた。
『皆さん集合するまで1本飛びましょう』という事で、4人で荒谷山へ上がる。
正面や南西からも2m位なのが入ってくる。飛べなくはないので、3人共テイクオフし、ぶっ飛び。
未だサーマルは発生していない様なので、私は3人を迎えにサブランへ。途中小脇号に出会う。
メインランに誰か来ているかとまわり道すると、田中さんが居たので、乗ってもらう。
台湾のサイチャに大分県の人達と行って、大方さんとも会って来たらしい。
おだやかな、でっかいサーマルで安心していつまでも飛んでいる事が出来た様だ。
アフターパラも非常に楽しかった様だ。『是非行ってみる価値はありますよと!』と超お勧めだった。

荒谷山は30分毎に晴れ間が来るのだが、すぐに曇ってしまう。力強いブローは入って来ない。
誰もキャノピー広げようとしないので、私もテイクオフする積りはなくて、何度も立ち上げてみては、
リフトの強さを計ってみる。
20分ばかり立ち上げて遊んで、少しパワーのあるブローかな?と思ってテイクオフする。
出てすぐリフトは感じたが、廻す程ではなく、先に行ってしまったら、後はさっぱりサーマルに
出会えずサブランへぶっ飛んでしまった。
別府さんが迎えに来てくれ、もう一度荒谷山へ。+200m位で小脇さん、井口さん、勇さんが
頑張っていたが、他の人はあえなく撃沈。
30分ばかり粘っていたが、徐々に高度を下げ小脇さんと勇さんはトップラン。
南西斜面奥のボールでリッジが拾えないか?と期待しつつテイクオフ。
道路レベル位で粘っていると、野口さんテイクオフして来た。ワンターンで私より上に貼りつく。
何とか道路レベルはキープ出来ているので、いつも児島さんが廻り込んで行く南尾根の
先端まで行く。ところどころリフトはあるのだが、ターンを切るのに使う程度だ。
道路より−30mの高度になったので、ランディング目指さないと、谷底飛行になって
怖いめをみる事になるので、斜面を離脱。尾根の稜線マイナス20m位で緊急ランまで行き
何とかサブランまで行き着く。井口さんが拾ってくれる。神の倉へ。
鍛冶ちゃんが+100m位で遊んでいた。私もテイクオフしたが、ぶっ飛んでしまった。
本日は3本のぶっ飛びデー!!。
2月16日(日曜日)強風フライト
昨夜からの雨で今朝もぽつぽつと降っている。
天気予報では昼から晴れマークがついていたのだが・・・・。
商工センターで花博をやっているというので、嫁さんと見に行く。坪庭と生け花が良かった。
花の品種も並んでいたが、束になっているのは、玄人ではないので感動なし。
コロンビアのホアンのおかあさんがアーキテクチャーなので、坪庭の写真を送ってあげようと
先日買ったフジフィルムのデジカメで撮る。
200万画素。3倍光学ズーム、充電器付で¥19,800はお買い得だったかな?
今まではデジタルビデオカメラの写真ばっかりだったので、画面が粗かったが、今後は少しは
綺麗になるかも・・・・。

       

昼過ぎて市内は日が射してきた。
宇野さんに電話入れて誘ったら、行こう!という事になり、昼飯も喰わずに神の倉へまっしぐら!

2:30頃到着してみると、ハングは神の倉へ上がっていたが、パラは小脇さんと宇野さんと
私の3人のみ。午前中は雨だったので、さすがに人は居ない。
とりあえず荒谷山へ上がってみたが、時々正面から入るが、基本はフォロー。
神の倉へ移動。神の倉テイクオフは5〜6mの突風気味の風が入っている。
しばらくはウエイティング。灰色の雲がこちらへ押し寄せて来て、時々7m位の突風が入って来た。
北斜面のシートが苔で滑りやすいので、余ったシートを貼る。貼り終える頃3〜4mで突風の
インターバルは長くなった模様。
ハングの武田さん(アトス)に先に出てもらおうとするのだが、今は風が安定
している様なので、つい反省を忘れて(破って)ウインドダミーを務めてしまった。

風は北西で4m位の強めなので、北斜面からテイクオフしてすぐに20mばかり垂直上昇。
少し北斜面前をウロウロして、北西が安定しているようなので、鉄塔下を目指す。
レベルキープのまま、鉄塔の北斜面に取り付き、リッジでじわじわと上げる。
風は強いので、吹き抜けで裏山に飛ばされては、かなわないので、いつでも鉄塔下(西斜面)へ
エスケープ出来る事を心がける。ヘアピンカーブからは100m沖位を心がけた。
少し風が弱くなったので、ブレーキングして、ホバーリング上昇をし、+200mまでは上がる事が出来た。

ハングの武田さん(アトス)が強風を切り裂いて、こちらに向かってきて、私より50mは上を飛んでいる。
さすがだなぁ〜・・・・!
小脇さんがテイクオフして鉄塔下で苦労している。宇野さんもテイクオフして来た。
小脇さん鉄塔北斜面に着けて、高度を稼いで私を追い越して行った。
私は強風になって来た様なので、西に回り込んだ為、高度を下げている。
宇野さんが追いついて来た。鉄塔北斜面につけたとたん30m垂直上昇した。
あ!!裏山友の会に入会しないと良いが!!と念じつつ見ていると
じりじりと私の方へ寄って来た。
私はずっと北を向けたままなのだが、じりじり、バックしている。
このままだとテイクオフまでバックしてしまい、大アウトランしそうだ。
偏流気味にランディング場を目指そうとするのだが、少し後ろを向くと一気に流されそうなので、
フルアクセルのまま、少し偏流かけるのだが沈下ばかりしている。
宇野さんは中腹で私より50m位上空をまっしぐらにメインランディングを目指した。
とたんに30m位垂直降下。結構バンピーな様だ。
いつ潰れても良い様に、出来るだけアゲインストに向けているので、垂直降下が激しい。
宇野さんビッグイヤーをかけて高度を下げてきた。私と同高度でやめる。

こんなコントロールの効かない空域で同高度はまずかろうと、今度は私がビッグイヤー。
地上50m位で左右に揺れ出したので、ビッグイヤーを直す。フルアクセルでランディング中央まで
行こうとするのだが、微速前進。
突然、フッと右翼のテンション抜ける。右ブレークコードをはたく。
そのせいか、又は突風のタイミングだったのか、後ろへ20m位吹き飛ばされた。
バンザイしながらハーネスから尻を抜く。
次にオーバーシュートに入って飛び降りる体勢に入った様に思った。
(実際には30度位しかオーバーシュートして居なかった様だが・・・・)
5点接地する様な降下スピードではなかったので、落着いておれた。
地上5mでは水平滑空に戻りふんわりランディング。
すぐ後ろを宇野さんがランディング体勢に入っている。
どちらへでも逃げられるようにと身構えていると、宇野さんは少しバック気味である。
地上3m位で、吹き戻され、土手の上にランディングして、キャノピーは川原に落としてしまい
少し引きずられた様だ。土手上に姿が見えないので、心配になり、グライダーそのままにして
土手に駆け上って声をかける。『大丈夫です!!』との声に一安心。
広大生達や美穂さん、武ちゃん達も駆けつけて来てくれているので、
自分のキャノピー吹き飛ばされてはまずいので、すぐに引き返す。
小脇さんはアクセル踏んで鉄塔北斜面でのんびりホバーリング楽しんでいた。
気がつくとバックして真横に鉄塔があったので、びっくりして、ランディングに一目散。
川の上でターン切ったら、止まってしまってちょっとドッキリ。
さすがブーメランUは沈下もせず微速前進で、ふんわりランディング。

今日は強風の中飛ぶので、稜線よりは出来るだけ前で、いつでも鉄塔西斜面逃げる事は
いつも念頭に置いて飛んだ。木々の揺れも注意深く観察した。
テイクオフでは雲の観察もしっかりして、突風のサイクルは外した。
しかし、飛びながらの雲の観察はしなかった。
風が強くなってきてすぐ気がついたが、強くなる予兆を観察しようとしなかった。
ベテランたちは雲を読んでいろんな情報得ている。
もっともっと雲の観察に努力しないと上達がないなぁ〜
下記は2月16日の怖い目をした宇野さんのフライト報告

TOでしばらくウエイティングした後、風が少し落ちてきたようなので、稲垣さんがTO
その後、拙者も出ようとしたが、また強くなったので出れなかったです。
しかし小脇さんはそんな中TO。ちょっとペラペラしてたけど、難なくリカバリ、稲垣さんのところへ。
さらにしばらく経って、やっと拙者もTO。
少し強めの風でしたが、下がりながらも前に出て行きました。
一つ目の尾根では木が揺れている割にあんまり上がらず。
「こりゃダメかな」と思いながらも、既に飛んでいた稲垣さん、小脇さんの近くに行き、
なんとか高度を稼ぐことが出来ました。
最初からセンタリングは一切していません。
風が強いので尾根の上空にいるだけでステイが可能です。
しばらく風の音と景色を楽しみました。

この時点では拙者の右斜め上に稲垣さん、その前方に小脇さんという位置でした。
ふと見ると、稲垣さんが拙者の前方上を左に行ってしまったので、
「ラッキぃ」と思い、右の山際に寄りました。また少しゲイン。
そして、もう少し寄ろうと山を見たときに気がつきました。
「ん?もしかしてバックしてる?」
この時点では、ランディングよりずっと風上側にいるし、
高度もまだあるからあまり怖くありませんでした。
左後ろを見るとちょっと下方に稲垣さんが飛んでました。
さっき左に行ったのは、バックに気がついたからだな、と思いました。

とりあえずハーフアクセルを投入。
バックが止まったので「今のうちに」と偏流でランディングに向かおうとする。
前に進んではいない。
むしろ偏流の分だけ少し後ろに流されている感じです。
フルアクセルを投入。
沈下が激しい上。あまり前に出た感じがしないので却下、ハーフに戻しました。
稲垣さんもアクセルワークをしている様子でした。
遥か前方の小脇さんは余裕で飛んでいるように見えました。
じりじりと左へ。
位置確認で左横を見るとランディングの桜より少し前あたり、
下はまだ民家があった辺だと思います。
バックに気がついた時、左横は駐車場のトイレの辺だったから、
偏流とは言えだいぶ流されたようです。
このままではランディングより後ろに下がってしまうかも。
ちょっちビビリが入りました。
「最悪沼地の横の田んぼ」と、とりあえず考えながらフルアクセル投入。
沈下は多くなったがなんとかランディングに入れそうだった。
少しづつ前にも進んでいる、よし。
思ったより高い高度でランディング上空に到達。
ほぼ同高度で稲垣さんも到達、翼端折りをして先に下りてくれるようでした。

「高かったコト」と「ほっとした」のと
「地面に近づくともう少し前に出るだろう」という考えがあったから、
ランディングの左端で、この時、愚かにも360度旋回をしてしまいました。
半分は川に出ている始末。
旋回が終わったって前方下を見ると稲垣さんの機体が大きく揺れている。
ランディング間際のはずなのに・・・。思わず息を呑んだ。
ナゼ?ナゼ?ナゼ?と、考えている内に自分の機体も大きく揺れだしました。
ランディングは荒れに荒れてアレアレでした。
さらに思ったより強風で、なんと後ろに流され始めました。
始めての経験です。
うう、後ろは確認出来ない、何処に降りれるのだろう。
溝が近づき「あそこに行ったらイタイだろうなぁ」と考えてたら、
それは越えてさらに後ろに。
げげ、この後、何があったっけ?と思ってたら、土手の横のブッシュにランディングしました。
ツタが茂っていたので、着地してすぐにズリ落ちて行った。
その時思わず「マジかよぉ!!!」と口走ったのをよく覚えてます。
なんとか無傷、神様ありがとう。

すぐに広大の皆さん、武ちゃん、小脇(妻)さんが来て、回収を手伝ってくれました。
ありがとうございます。
回収した機体を持ってランディングに戻ると、
稲垣さんが開口一番「ものすごいピッチングした。」と言ってました。
拙者のコトかと思ったら、自分のコトだったようです。
相当コワイ思いをしたらしい。
同同同同感です。
拙者はリッジ育ちの為、強風の怖さは知っているつもりでした。
「前に出なければ、いくら1000mの高度があったとしても、
目の前のランディングに降りることは出来ない。」
師匠の言葉を思い出しました。
あそこで360度旋回しなければ、ランディングに降りれていたはず。
「強風の時の高度処理はランディングの枠をあまり外しては行けない。」
便所掃除をしながら反省しました。

それから、ウインドグラジェントは必ずあるとは限らない。
地表に近づいても強風なら前には出ない。
当たり前なコトだと思いますが改めて知りました。
ご迷惑お掛けした皆様には申し訳ないですが、良い経験させてもらいました。
ありがとうございます。
2月22日(土曜日)
2月23日(日曜日)
午後から曇りの予報だったので、9:30頃に神の倉へ向かう。
本日は結局曇りで、お日様の顔を見る事もなく、神の倉テイクオフから3本
ぶっ飛びであった。
一週間も経ってしまったので、フライトの細部は思い出せない。
友井さんの愛娘、奈美子さんが同道していた。2年ぶりくらいか?
人なつっこい語り口と美貌は衰えていなかった。

   友井さん!目に入れたら痛くなった愛娘    不良おやじは大喜び

   ここにもパラ重症患者が3人    おとうさん!気を付けてね!!