2001年9月朝夕は涼しくなってきたな〜  早くクロカン証とらないと!

2001年12 月   
12月1日(土曜日)晴れ
何だか気が重く書き込む気分ではないのですが・・・・
実は私のクラブの新人さん(高高度20本?程度)のNさん(54歳)が大怪我をされて
しまった。
私が見たのは、テイクオフ左(南鞍部)の高度10mばかりから、インテークを下に向け
ダイブするNさんの姿だった。山本さん必死で呼びかけるも、返事が無い。
5分ばかりして、「あ〜ぁ・・・うぅ・・・・・」と叫び声が無線を通して聞こえてきた。
こりゃ〜一大事!だと5〜6名ランディング場から救出に向かう。
テイクオフ場ではNさんの落下するすぐ前に、学生が尾根上でツリーランしたらしい。
学生達にも救出に向かう様にと頼む。落下したところは斜面で、運悪く高い木が無い所で
もろに地面に激突してしまった様だ。痛がっているものの、意識ははっきりしている。
大事をとって広島市の救急ヘリ出動となる。ヘリがテイクオフ場にピンポイントランディング。
安佐市民病院に搬送される。
追いかけて病院に行く。CTなど撮った様子。奥さんも駆けつけて来られ、気丈に振舞っておられた。
頭の中は真っ白であったろうに・・・・。
奥さんも来られたので、病院側の説明に私たちも立ち会う事に・・・・。あばら骨は強打しているが
はっきりと折れた部位はよく見えない。
第5腰椎の圧迫骨折だそうだ。写真で見てもはっきり分離しているのが見える。
幸いな事に神経の通っている穴から離れた部位なので、神経へのダメージはなさそうとの事。
やれやれ・・・である。
明日からは骨の痛みはおいておくにしても、心の痛み(後悔の念)は増すだろうな〜・・・。
Nさんも会社では責任ある立場なので、いたたまれないだろうな〜・・・と察してあまりある。
私は仕事のダミーになる者が居ないので、長期入院は一巻の終わりなのである。
しかし、何故Nさんの事故が起きてしまったのか・・・・。彼の機体はDHV−1の初級機で
まして、私の様に無茶をする人ではなにのに・・・・。
『サーマルがあったので、ブレーク引き気味に廻していたら、いきなりフラットスピンした』とは
本人の弁だが、おそらく目いっぱい低速にしていて、サーマルにはじかれ、ダイブしてしまって
落下したのだと思うのだが・・・・・。
しかしDHV-1でも、操作を間違えれば大変な事になるのだと考えさせられる。
私はDHV-1-2のイプシロン3に絶大なる信頼をおき、結構無茶な乗り方をしている。
特にホバーリングやトップランなど、低速限界で使っているように思う。気を付けないと・・・・。

12月2日(日曜日)晴れ
今日はぬけるような青空でやっぱり神の倉に出かけてしまった。Nさん病院で痛い思いを
しているのに・・・ゴメン!!
遅かったので神の倉方面ではプレジャークラブの面々がいるのだが、荒谷山へ上がる人が居ない。
11:30頃荒谷山の皆さんテイクオフしてどんどんトップアウトし始めた。
井口夫妻しか居なかったが、3人で荒谷山へ。15名ばかり+300〜500mで遊んでいる。
児島さんは何故か初級機で飛んで雲底につけている。テイクオフは北風に変わっていて風は冷たい。
チョロQの私は我慢しきれずテイクオフ。見事ぶっ飛んでしまった。
駅裏ランディングで唇をかみしめていると、井口夫妻も下って来た。
仲良くランディングか!と思っていると、じわじわと二人して上げ始めた。後から飛んできた兵萬さんも
上げ始める。私一人トボトボとメインランディングに歩き始めていたら、ハングの車に拾ってもらった。
今日は皆さん2時間近くのご機嫌フライトだった。井口夫妻はアゲインストで向原町を過ぎ
吉田口方面に二人仲良く飛んで行った。マキちゃんも5Km以上クロカン課題は1本を残すのみと
なった様だ。本日はあまりに情けない3本ぶっ飛びだったので、早めに切り上げNさんの見舞いに・・・・。
12月5日(水曜日)2002年1月号パラワールド記事に
パラワールドが到着した。私の記事を2ページに渡って書いてもらっている。
写真と質問項目へE-メール送ったのと、一時間ばかりの電話取材であった。
記者の鈴木さんは日刊スポーツの人でパラグライダーのHPの管理もされている。
http://www.nikkansports.com/news2/para/para.html
パラワールド12月号の山本さんも登場している「ハングライダーの真髄はこれだ」の
司会者をやっていた人だ。パラワールドの私の記事を読んでびっくりしてしまった。
取材では私の思いのたけを話したのだが、完璧に記事に反映してもらって、私の気持ちが
溢れている記事になっている。さすがにプロだ!!

初めはITには無縁の人間ですよ・・・とお断りしのだが、鈴木さんと
感性があう部分があったのか取り上げてもらった次第である。
パラ人生の一大宝物が出来て大喜びである。

パラワールド2002年1月号の記事
12月8日(土曜日)ちょい飛びトップラン
朝からうす曇り。11時前にランディング場に着いたが、あわててテイクオフに上がる雰囲気も無し。
人数揃ったので小脇号で荒谷山へ上がる。南西風が入り始め、芦刈さんが先発。渋いサーマルを
引っ掛け何とかトップアウト。2〜3人出るが南の小山でステイしているのが精一杯。
久しぶりの加藤さんも苦しんでいる。私もテイクオフ。近場でサーマル引っ掛けるも一回転する程リフト感じない。
何とかステイしていると、少し強めが来て何とか+30m位にトップアウト。それ以上上がらない。
右ボール奥に行ってみるも、ずぶってしまった。
粘っていても仕方ないのでテイクオフ後ろからトップラン敢行。
テイクオフのシート上にはグライダーを広げてあるので、少し急ブレーキ気味にする。
何とかぎりぎりストップし、休憩テントにかかりそうになりながらキャノピー降ろす。
2本目はぶっ飛び。3本目は山本さんからシグマ5の試乗機を貸してもらったので、神の倉からテイクオフ。
ぶっ飛び条件なので、少し振り回してみる。ウイングオーバーを入れようと、イプ3と同じ感じで引いたら
クイッと外翼が廻り、半分潰れた。当てが全然足らなかった様だ。
半分潰れ、2m位垂直降下し、がくんと止まった。
旋回に入り始める感じがしたので、左のブレークコードを当て、潰れた右のブレークコードをポンピング。
イプ3の様に一発で直ってくれない。3〜4回で直ったがいきなり来たのでびっくりした。
もう一度ウイングオーバーもどきに入れてみて、外翼をブレーキがしっかりかかる程引いてみると
今度は潰れなかった。イプ3に比べて相当引かねばならないと実感。
深い360度ターンに入れると、一週目でGがかかるのが分かる。失神するといけないのですぐ止める。
イプ3より一周余計に廻らないととまらない。両翼を折ってみる。軽くペキっと折れる。
ビッグイヤーでマイナス3mで降下し始める。体重入れるとイプ3よりよく廻る。
ラインをリリースしてポンピングするも、直るのに3回必要だった。
翼端はイプ3に比べ弱弱だ。翼端折れても別にフライトに支障があるとは思えないが、
イプ3に乗っている身としては翼端折れているとドキドキする。
明日も貸してもらったので何とかサーマル条件の中で飛んでみたい。

12月9日(日曜日)海抜1400m・3時間フライト

昨夜は嫁さんの実家に泊まる。ホアンは福山へAFS生のチリのホストファミリーの所へ泊りがけで
出かけた。コスタリカの友人も一緒らしい。久しぶりにスペイン語をしゃべりまくりたいのだろうー・・。
朝起きると晴天だ。ちょっと早めかな〜??と思いつつ、10時頃出かけようとすると、加藤さんからпB
今黒瀬町を車で走っているが、目の前を熱気球が飛んでま〜す・・・との事。
皆さんも今朝は晴天なので早いのか!?
9:30には出発し10:00頃には到着した。今日は試乗機のシグマ5でサーマルヒットを狙っているので
少し慣れておこうとランディングに広げ、立ち上げ稽古。少し風が弱めなので、立ち上げても走らなければ
ならないので、2度ばかりで息が上がる。
人数揃ったのでとりあえず荒谷山へ。雲の動きは北だが、風はころころ変わっていて安定しない。
誰も出る気が無くテイクオフ後ろの山頂まで登って見ようという事になり、小脇さんの車で行く。
一応草深いが林道になっていて、何とか通れる。10年くらい前に時々テイクオフしたという所を見る。
植林した杉も3m位に育っている。道をもう少し歩くと、見渡す事の出来る鞍部に出た。
ここがテイクオフ右ボール奥のどんづまりだった。・・・という事はテイクオフの直後が荒谷山山頂(620m)
であった。チョロQの私は一人で山頂を目指し、山登りの会の人がかけたであろう荒谷山山頂の看板を
見つけたのである。いつもトップアウトして、上から見るのだが、どれが荒谷山山頂なのか知らなかった。
皆さんも知らない様子で、私が看板確認したと報告して納得した様だった。
        
テイクオフ場にもどってしばらくすると、フォローはやんでコロコロ変わるが、正面や南西や北東が入ってきる。
広大石本テイクオフし、お寺近くまで行って粘りに粘って上げ始めた。芦刈さん、小脇さん、田中さん
マキちゃん、カジちゃんが南小山向こうで上げ始め、皆さん+500〜600m上がっていった。
試乗機なので一発必中狙って出遅れた。先に出た野口さんのシンバがくしゃっとなり、あわや!と思ったが
難なく回復した。沖ではまだサーマル有る様だ。北風が強くなっている様なので、テイクオフして
まっしぐらに沖に向かう。翼端ヒラヒラは嫌なので、ブレイクコードを引き気味にフライト。
井原駅上空でサーマルあり、150mばかり回復したが、それ以上は上がらない。
4〜5機は神の倉上空300mに移動している。井口さんと野口さんと私と3人でウロウロするも上がらない。
神の倉へ寄せてみようと山へ向けるもシンク音ばかり。
ランディングの吹流しは東を向いている。やっぱ無理するのは止めようと引き返しあえなくランディング。
井口さんはどのようにサーマル捕らえたか、私がランディングする頃は、鉄塔まで回復していた。
しまった!井口さんに付いて行けば良かった・・・・。
その後ますます北風が強くなり、皆んなピッタリ止まっている。ついに、全員垂れてきた。
皆さんもテイクオフしたあと、一回は完全に潰されたそうだ。そうこうしているうち、学生がツリーランした
ようだ。本人からの無線も入り、自己回収している模様。目撃者によると、テイクオフして50m位前に
出たところで、完全に潰され、回復せずそのままヒラヒラ舞い落ちて行ったそうだ。
私の車で7名ばかり荒谷テイクオフに上がってみるも、車一台も居ない。
下から学生達が応援に行った模様。無線で連絡とると、学生達でほとんど終了したそうなので、下山。
荒谷山中腹のツリーランは初めてなので、下まで下ってみたい気はするが、獣道くらいしか
無さそうなので断念。神の倉へ移動。何だかすごく眠いので、車の中で30分くらい眠った。
2時頃テイクオフ。尾根右沖でヒット。何とかトップアウトを果たし、テクオフ上で探っていると
+3mをヒット。これを逃したら!!と思い、外側翼端もしっかり当てて体重を入れ、上げる。
プラス900mまで上がり雲底に付けた。さすがに寒い!
新調したフライトスーツが役に立った。とりあえずトップが取れた。
さすが新品のシグマ5だ!!よく浮く。雲がなくなり、+300m位まで下がる。
マキちゃんが空港方面に流している。マキちゃんもクロカン5Km以上の練習が最後の1本を
残すのみとなっている。今朝『最後の1本は稲垣さんと一緒にフライトしましょう!!』と誘ってくれた。
しかし空港方面??9Kmはどこのラインだったか?
空港方面は行くつもりもなかったので、地図が頭に入っていない。この機体は借り物だしな〜!!
躊躇していると、小脇さん近づいて来て、盛んに手を振っている。後で聞くと無線でマキちゃん何度も
誘ってくれたらしい。残念無念!!記念すべきランデブーフライトになったのに・・・・・。まあいいや!
イプ3でクロカンと心に決めているので、次回で頑張ろう!!今回は眼一杯飛んでやろう。
                          
±0のサーマルで小脇さんと一緒に廻しても、落ちて行かない。さすが沈下率の差がでるなか??
イプ3では、渋い時には、あっというまに小脇さんに置いて行かれたのに、今日は何とか
同じレベルで廻す事が出来る。感激だ!!
夕方暗くなり始めた。トップランをしてみようと窺うも、ハングが3機待機している。
少しづつサーマル成分なくなり、ついに小脇さんもトップラン狙っていた様だが、ハングが一機残っているので
諦めて鉄塔下へ。私は諦めきれず、テイクオフ下を行ったり来たり。やっとハングがテイクオフした。
右尾根でサーマルの残り火が有った。360°ターンで3回程廻し、何とかトップアウト。
別府さんがテイクオフから何やらどなっている。広大の新人の女の子がテイクオフする様だ。
無線の電池切れで多分呼びかけてくれたのだろうが、申し訳ない事をした。
トップアウトを果たし、テイクオフ駐車場を見ると、殆ど車が無い。車の回収は終了したようだ。
小脇さんもランディングした様だし、トリが取れた様なので、ランディング場へ。
万歳してフルアクセルをしてみる。踏み込んだらぐっとスピードが早くなったのが分かる。
イプ3では体感できないので、結構スピードアップするのだろう。
ランディングしたのが5時過ぎだったので、3時間のフライトであった。
しみじみとイプ3に比べ浮きのいいのを実感した。
イプ3でクロカンやりまくるんだ!と決心しているのがゆらいでしまう。
私の心にブレーキをかけるのが大変だ!!!。
さすがに今日は体が冷え切った。
12月15日(土曜日)晴れ
昨日児島さんから、クリスマス イベントで子供達に配るお菓子を運ぶのを手伝って
下さいとの事だった。朝9時に広島駅近くのスーパー「ナカムラ」に立ち寄る。
小脇さん、児島さん、私の3台分のお菓子である。
年々楽しみにして、来てくれる人も増え、700ケの菓子袋を用意したらしい。
安佐北区民だよりのHPにも、イベント紹介あったので、今年はもっと多いかも・・・・。
日高邸に荷を降ろし、先週皆さんが作ってくれたビニールパラシュートにお菓子を
くくりつける。100個も作ってあったので、大変だったが、途中から広大学生達が
手伝ってくれ、あっという間に終わった。今日と明日はハングとパラの学生大会を
やるらしい。遠くは山形県から来てもらっているようだ。
残念ながら、本日の天気予報は北風7mである。テイクオフの吹流しは、狂った様に
おどっている。朝からすでに宴会モードになっている。
リンダルハウスで4名で昼食を取る。とりあえず、ランディング場に行ってみるも、誰も居ない。
河上さんが、来るというので待つ。東屋で岡山の大佐の事など聞いて時間を過ごす。
3時半頃、ランディング場の風は弱まり、雲の流れも弱まって来た様な気がしたので
児島さんと河上さんと私と3人でとりあえず神の倉テイクオフへ上がってみる事に。
到着jし吹流しを見てがっくり!
勢い良く踊っている。すぐに下山。途中小脇号も上がって来た。皆んな中毒症状が激しい。
テイクオフへ上がって、この目で確認しない事には帰宅出来ないのである。


12月16日(日曜日)ホアン飛ぶ
今日はホアンを連れて行く事にしていた。高高度2日目である。
一回目は2本飛んでいる。今日は5本は飛ばせようと思う。
ホアンは2月2日には帰ってしまうので、集中的に稽古させ、何とかB級レベルには
つれていってやりたいと思う。本日はサポートに徹しようと山本さん到着するまでに
神の倉テイクオフで待機させ、すぐに1本という段取りで上がる。
本日は学生の大会なので、邪魔してもまずいので、とりあえずゲートオープン前に
1本飛ばす。若干修正しながら、華麗にテイクオフ。まず無難に1本。
すぐに車を降ろし、迎えに行く。2本目も無難に飛ぶ。
90度・180度ターンもちょっと反応遅かったが、うまくやっている。
ブレークコードのノーマルポジションンが少し高い様で、山本さんから、注意を
受けていたので、車の中で『手はどの位置している?』と聞くと、やはり少し高い様だ。
最優良滑空がノーマルポジションだと言うことを、まわりくどく説明したら
どうやら分かった風だ。

3本目は対地高度200m位で、サーマルに当たったので、山本さん360°ターンさせる。
初めてのサーマルソワリングなので、3角形、5角形でいびつに廻っている。
サーマルなので、少しはゆれているだろうな〜・・・。怖がっているか、面白がっているか
後から聞いてやろう・・・。4週ばかりをチャレンジして、完全にはずしたので、ランディング。
ダミーをかねて、私も1本飛ぶ。出てすぐ振ってリッジでなんとかトップアウト・
ハングが一機出てきたので、鉄塔方面へ移動するも、ぶっ飛んでしまった。
石田さんのトラックを借りて上がる。
大会の学生達がどんどん出だしたのものだから、ホアンはしばしの休憩。
そのうち山本さんも上がって来て、講習生のタンデムでテイクオフ。
右尾根沖でサーマルヒット。上げ始めた。それからはねこしゃく状態で、テイクオフ
した人全員(30名ばかり)2時間ばかりのハピーフライトであった。


私も5Km以上のクロカン練習1本残っているので、テイクオフ。
神の倉テイクオフ廻りが混み合ってきたので、鉄塔に移動。
何んとかトップアウトしていると、20機ばかりやっときた。
しかし+150m位が精一杯。北の鉄塔めざし、移動を始める。しかしシンク音ばかり。
何んとしても、5Km以上はなしとげないと。
エイッままよ!有留上空通って、向原高校へのショ-トカットだ!!
シンク音ばかりであったが、何んとか対岸の山に付けると、シンク音はとまった。
しかし高度200m位しかない。何んとか、だましだまし山をまわり込む。
野球のグランドを過ぎると、豊栄方面へ少しフォローで何とか距離稼げそう。
地上50mまでは、山のすそのにへばりついて流すだけ流し、休耕田へランディング。
草を焼いた後だったので、キャノピー黒く汚れてしまった。
嫁さんにр「れると、大方さんを送って神の倉へ上がっていた。
大方さんは早めにテイクオフしたものだから、ぶっ飛んでしまい、一人ランディング場で
30機ばかりのガグルを見上げながら歯軋りしていたらしい。

 台湾から一時帰国の大方さん。この後ガグルで歯軋り!!  久々の神の倉ガグル。殆どの人が!でも・・・・

嫁さんもう一度引き返してくれて、ホアンが待ちくたびれている神の倉に上げてもらった。
到着するとホアンはテイクオフしたあとで、トップアウトしてリッジソワリングしていた。
すぐに前に出てしまい、15分のフライト。
ホアンは今日はサーマルソワリングとリッジソワリングの初体験となった。
テイクオフでは児島さんや兵萬さん達が見守ってくれたらしい。
ホアンは皆さんから声をかけてもらい、いろいろ気を配ってもらい、彼のキャラクターが
そうさせるのか、本当に幸せ者である。

   初トップアウトし、リッジソアリングするホアン    私も負けじとトップアウト、ソアリングする嫁さん

本人の弁は「広島フライングタートルズ」のHPにちょこっと書き込みしました。
麦田さんが急がしい仕事の合間にご尽力され、かわいい、きれいなHPが出来つつあります。
皆さんも立ち寄って見て下さい。
    http://tobikame.net/para

12月22日(土日曜日)ホアン飛ぶ
ホアンを連れて神の倉へ。
ちょっと東がらみの風で良く無いのでランディング上でゆっくりする。
明日は『サンタフライト』なので、パラシュート付きお菓子を投げて練習してみるとの事で
皆さん一個づつ持つ。ランディング場の下の段に投げ下ろさなければならないので
少し狭い。(50m×50m)所へ落とさなければならない。3〜4人投下してみるも
高度があり過ぎ、川や池に落下して、エリアになかなか落ちて来ない。
明日のサンタフライト本番が思いやられる。
本日はぶっ飛びだったが、ホアンは高高度フライト2本成功させる。
だいぶグライダーのターンの動きもすばやくなり、引きしろや体重移動も少し分かって
来た様に思う。
松代家の古いハーネス(エマージェンシーパラシュート付き)を貸してもらう。
やはり緊パラ付いていないと・・・・。
残念な事にYさんが怪我をして入院の羽目になってしまった。
タンデムフライトでお菓子を投下し、ランディング体制に入ったが、少し風の変わり目か
意外に伸びず、上の段と下の段の傾斜の上部ぎりぎりにランディング。
パッセンジャーはびっくりして、足をすくめてしまったものだから、斜面で2人分の過重が
かかったままランディングのとなり、足を骨折してしまった。”残念”
12月23日(日曜日)サンタフライト
本日はお天気にも恵まれ、サンタフライトに子供達が沢山集まって来そうだ。
9時集合だったので、ホアンを連れて出かける。
イベントをビデオ撮影してくれる様に頼む。サンタに扮する17名(サンタ服の数)が
神の倉テイクオフに上がる。ちょっと北っぽいがテイクオフ出来そうである。
昨年は風が強すぎフライトを諦めたので、今年は子供達も喜んでくれるだろう。
700ケのお菓子を用意したそうだ。95ケのパラシュートを空から投下する予定。
パラシュートに付いているお菓子もサンタが地上に降りて配るお菓子も同じなのだが、
何が何でもパラシュート付きが欲しいらしい。子供達の為に大人まで必死に走り回っている。

結局1割以上は川に落ちたらしい。竹やぶに引っかかったり、池に落ちたりであった様だ。
サンタの上衣しかなかったので、子供の夢をこわしてもいけないので、私は最後の方にテイクオフ。
3ケ持って飛んだが、まともに落ちたのは1ケで、2ケは土手の方へ流れて行った。
上の段の半分は駐車場にして、その半分にランディングしなければならないので、皆さん
ちょっと大変らしかった。下の段にランディングすると、子供達の上に降りる事になるので
無理をしないで、3人ばかりはアウトランした。
ホアンも昼から2本飛んだ。地森さんにランディング見てもらう。ホアンは無難にこなした。
2本目のランディングは無誘導であったが、バッチリ!!

       

12月24日(月曜日)取りあえずトップラン
ホアンはデートの様なので、私だけ勇んで神の倉へ。
昼まではサンタフライトの後片付けや、山の掃除。
昨夜は毎年恒例のオイスターパーティが有り盛り上がった模様だ。
大佐からビジターも沢山来ている様だ。お昼過ぎ神の倉テイクオフへ。
とりあえず1本飛ぼうと、テイクオフし、見事ぶっ飛ぶ。テイクオフを見ると
皆さん粘っている。そしてどんどんトップアウトし始めた。
『しまった!』と思っても後の祭りだ!!
急いで神の倉へ!!上がってみると、皆さんトップアウトし、児島さんはミニクロカンへ
出発し、マキちゃんは雲底近くに居る。大佐の人たちもトップアウトを果たした様だ。
私が到着したのは、皆さんが+300m位にステイしている時で、サーマルも終わりかけて
いた頃だ。急いでテイクオフ。何とか鉄塔+30m位のトップアウト。30分ばかり粘っていたが
皆さん垂れて来た。私もこれ以上粘っても降下するだけなので、テイクオフへ戻る。
トップラン狙いテイクオフ上をウロチョロ。風は西正面から入っている。
北斜面から入り込むも吹き上げられスルー。小脇さんもトップラン狙っている様だ。
先に降りようと西正面からトップランアプローチ。斜面を斜めに駆け上がりながらのトップラン。
偏流飛行のままだったので、少しサイドスリップ気味で、フンワリトップランとはいかず
ドタバタとトップランディングしてしまった。
やはり、西正面風は北斜面からアプローチするべきであった。
その後、石田さんも神の倉テイクオフの初トップラン敢行!!走り抜ける事が出来ず
グライダーに引っ張られてしまったが、とにかくあこがれの初トップラン敢行であった。!!

その後、サーマル条件も良く無さそうなので早めの帰宅をした。

12月28日(金曜日)ホアン立上げ
ホアンと嫁さんと3人で神の倉へ。河上さんや松代さんは荒谷山へ行く予定で
ウエイティング。神の倉へプレジャークラブの皆さんが朝練ですでに上がって飛んでいる。
ホアンも一緒に飛ばせ様と上がるも、どんどん風が強くなってくる。
私もグライダー拡げて立ち上げて見るも、前に走れない。本日は諦めて下山。
大田川河川敷で2時間ばかりグランドハンデリングの稽古。ホアンは私の真似をして、ノンブレークで
操作し、決してキャノピーを落とさない様にしていた。
寝っころがってキャノピーを安定させたり、だいぶ上手になってきた。
帰りに向陽町のそばやでざるぞばを大盛りで食べる。当然ホアンも!!

       

12月30日(日曜日)ホアンパラB級試験
今日はパラB級の学科試験をするという事でホアンに付き合う。
何とか日本語の会話は分かるのだが、専門用語にどの程度付いて行けるか?
しかし、試験問題はやさしいので何とかパス。
コロンビアに帰るまでにはB級を取って帰国させてやりたいものだ。
本日の神の倉はどうだったのか?
天気予報は強風であったが、夕方はだいぶ市内は落ち着いた様なので、夕方飛んだ人が
いるのかな〜・・・・?
12月31日(月曜日)ホアン4本フライト
ホアンと2人で神の倉に・・・・・
9時30分に出かけようと支度していたら河上さんから電話。
もう神の倉に来てますとの事・・・気合が入っている!!
松代さんからも電話。今から出ますとの事・・・・
神の倉ランディング場につくと河上一家が来ていた。
愛娘のあすかちゃんも大きくなっていた。
河上号でテイクオフに上げてもらう。
ホアンは本日4本のフライト。
2本目はリッジがちゃんと取れ15分ばかりのフライト。
もう1本は高度200m位からサーマルヒットさせトップアウト。
ピッチング・ローリングの練習も始めた。
ターゲットも5m以内で降りているし、最後のは1m位だった。
色んなことをやりたがるので、ブレーキ掛けるのが大変であるが
運動能力が抜群に優れているので難無くこなしてしまう。
高高度フライト14本でリッジソアリング3本、サーマルヒット2本で
トップアウトが3本は出来すぎなんだが・・・・・
芦刈さん達が+500m上げているのを見て、私も遅ればせながらテイクオフ。
+200mばかり揚げたが、長続きせず西正面からトップラン。30分のフライト。
ホアンは事細かい誘導がなかったので大変うれしがっていた。
次はスパイラルだ!!と冗談めかして笑わせるホアンであった。