2001年9月朝夕は涼しくなってきたな〜

2001年9  月   
9月1日(土曜日)パラ・ハング体験会
毎年恒例のパラグライダー・ハンググライダーの体験会である。
9:30始まりなので、急いで出た積りが途中テジタルビデオのフィルムを買うのに、
手間取って、少し送れて到着。30名近くの体験者が集合している。スタッフも同じ位集合。
北西の風なので、ラージヒル下で基本的な説明の後、立ち上げの稽古。
お昼前には斜面の中段から飛び始める。3時過ぎに終了。皆さん大体2〜3本は飛べた様で
満足そうである。皆んなで神の倉に移動。
私は久しぶりに一日立っていたので腰が痛く、左足がしびれてきた。

   皆さん体験会によくいらっしゃいました    この耳の位置がノーマル位置です

嫁さんとホアンが神の倉で待っているので急ぐ。
神の倉では、少し東交じりの北風が吹いたり、止まったりしている。
児島さんと広大石本は一瞬芸でテイクオフし、ぶっ飛び。
山本さんが女の子をタンデムさせるのにウエイティング。
しばらく待っていたが、いまいち正面からしっかりした風が入らないので、取り止めになる。
kさんも不安定な東混じりの風に巻かれてスタチン。
テイクオフ上部では力強く立ち上がるのだが、先端では急にキャノピーがふにゃふにゃとなった。
広大石本もテイクオフしてすぐズブったので、タンデム機に「OK!!]とは私は言い切れなかった。
結局ウエイティングしてた人たちも、北東風になり、撤収する事に!!
最近の北斜面は梢もどんどん伸びて去年よりは、1.5m位高くなっている様に思う。
確実なテイクオフでないと、梢を蹴っ飛ばしてのテイクオフになりそうなんです。
そんな訳で「GO!!」とはいえなかったのです。、撤収する事になってごめんなさい!!

   最年長と最年少のフライヤー(おばちゃんとホアン)    なかなか良い風にならないので今日はお終い

   山の持ち主谷岡さん。いつも有難う御座います。    今日もフォローでだめか〜

9月2日(日曜日)パラ・ハング体験会
昨日に続いて体験会だ。本日は40名の体験者がいる。ホアンも一緒に連れて行く。
あまり邪魔にならない所で稽古する様に言う。
ホアンは2日間程荒槙のラージヒルで飛んでいるので、飛びたくてしようがない様だ。
今日は人数多く、我がクラブも3名づつを5グループに分けて指導する事になった。
私も女の娘3人を受け持たされた。
今日腰痛の為にコルセットをして来たのだが・・・・。私のガラスの腰は耐えられるだろうか??
受け持った女の娘は皆んな素直で私の言った事を何度もイメージし、動いてくれるので、
皆さん2度目にはちゃんと立ち上げ出来てしまった。
いつも思うのだが、男はその点ダメである。(私もパラ始めた時も同じだったが・・・)
特に中年過ぎたおっさんは特にダメ!である。今まで自分が生きて来た自信がそうさせるのか
何とか自分の”力”で立ち上げようと頑張るので、かえって立ち上がらない。
(Aライザーを
引き回してしまう)
グライダーが傾くとテンションの有るライザーの方に力をいれ、ますます傾けさせてしまう。
一緒に立ち上げさそうとしていても、いつのまにか自分勝手に引きずり回してしまう。
”自分もかつてはこうだったんだ”と思うと、おかしいやらかわいそうやらでつい笑ってしまった。
当のご本人は一生懸命立ち上げようと真剣に悩んでいらっしゃる。
昼からはラージヒルの頂上から飛ばせた。
頂き(50m)に立った多くの人は、思わず身震いしたに違いない。
結局全員3本〜4本位は頂上からフライト出来、大々満足の様だった。
丁度サーマルブローが入った時飛んだ『うしろ』さんは、レベルを保ったまま、少し流されながら
飛んだものだから、下で誘導していた小脇さん、少し緊張気味で、フライヤーを落ち着かせながら
見事誘導し、ランディングさせる。見ていた人も皆無言で固まってしまい、見守りつづけた。
本日も誰も怪我無く無事終了。
皆さん大満足の様なので、この内、何人でもいい、パラを続けてくれる人が出るといいのだが・・・・。

   今日の体験会は40名も!!    県連会長高見さんのご挨拶

   あこれがキャノピーで・・・・・    不良おやじ頑張るも神山ハンサムボーイにはかなわん!

   

ホアンは午前中は下で体験者が立ち上げ稽古しているので、嫁さんとラージヒルの頂きで
クロス立ち上げを練習。立ち上げて機体を安定させ、前を向き、そしてもう一度後ろを振り返り
グライダーを降ろす稽古をする。嫁さんが撮ったビデオを夜見ると、なかなか上手にやっている。
荒槙3回目にしては大したものである。
台風の余波での強風(4〜6m)での神の倉ランディング場でのクロス立ち上げが役に立っている様だ。
運動能力抜群で頭の良いホアンは3階級特進で神の倉デビュー出来そうである。
荒槙での完全なテイクオフ及びランディング稽古と、グラハンスラロームをさせようと
一人力んでいる不良おやじである。

   ホアンのテイクオフ    ホアンの落ち着いたフライト

   ホアンのソフトランディング    ”け”がもなくてほんとによかった!

体験会が終り、急いで神の倉に移動。
石原さん・神山さん・岡本さんとわたし達3人で神の倉に上がる。
追いかけて松代さん一家と石田さんが上がって来る。
松井さんがハングのタンデムをする為に組み立てていたが、フォローが止まないので、
遂に断念して解体。
ハングも出れないので、パラが出れる訳無いのだが、パラ中毒患者達は未練たっぷりに
6時頃まで待ってしまった。
松代いっちゃんがテイクオフで跳ね回っている。
ハングの所に行って解体手伝ったり、石田さんの息子のけんちゃんと
もぐれついて遊んでいる。
じいちゃん(私)のところには寄り付きもしない。当たり前か〜

結局、裏山の梢のざわめきは納まりそうにないので、撤収。来週は秋空の中飛ぶぞ〜!!

   ゴロゴロ一人遊びのいっちゃん    おねえちゃん、これな〜に

   ほねをぬいちゃった    おにいちゃん!あそんで〜

   よしよし、おんぶだ〜    やっぱ、じいちゃんより若いのがいいか〜
9月8日(土曜日)ホアン荒槙牧場稽古
朝はパラパラと雨が降っている。
昼過ぎると雨は止んだ。ホアンを叩き起こして(未だ寝ている!)荒槙に稽古に行く事に。
嫁さんもリズム体操の稽古から帰ってきたので、3人で行く事に。
途中神の倉ランディング場に寄ったが、さすがに誰一人居なかった。
(後日聞いた話に依ると、夕方パラ中毒重症患者が荒谷山から飛んだらしい。先週は体験会等で
飛べなかったものだから、ヤク切れで手を震わせながら、飛んだとか・・・飛ばなかったとか???)
さすが、荒槙も私たち3人だけであった。ほとんど無風であったが、パワフルなホアンはクロスハンドで
難なく立ち上げテイクオフして行った。
   パワフルなホアンのテイクオフ    おとさん!おかさん!こっち見て!

   ハ〜イ    手本を見せてやる!

嫁さんの立ち上げは、サイドフォロー気味微風でヨロヨロと立ち上げるものだから、
風に対し完全に90°横を向き、尾根上をよたよた走って行き、力尽きてドテっ!!
テイクオフしないまま尾根上をグラハンしただけだった。

   いくわよ〜    揚りきらな〜い

   お〜い  どこまで走るんじゃ〜    パワー切れよ〜

私もホアンの機体で助走距離2/3位でテイクオフして、面目を保つ。4:30に終り。
帰りに『ふかわの湯』に行き夕食を済ませ、風呂に入って帰る。
ホアンはすっかりスーパー銭湯のとりこになり『風呂に行こうか?』と言うと『おぅっ!』といつもうれしそうである。
9月9日(日曜日)ホアン荒槙牧場稽古
台風の影響で雨が降るかと思ったが、何とかもちそうである。
夕べは2時まで、映画を見ていたので、ホアンをおいて神の倉へ。
10時頃到着。プレジャークラブは7時半から朝練していたが、東混じりの為
一瞬芸でテイクオフして、ようやく1本飛んで、荒槙に移動するところだった。
福場さんの車で、小脇さん、岡本さん、近藤のおばちゃんとで荒谷山へ上がる。
ハングも5〜6機上がって来た。
いつもの様に近藤のおばちゃん先頭切ってテイクオフ。何事も無くサブランへ。
小脇さんテイクオフ。何事も無くメインランディングへ。
私も続いて出たが、あえなく緊急ランディングへ。山本さんの車に拾ってもらい、もう一度荒谷山へ。
ハングも少し粘っていた様だったが、おおむね15分位のフライト。
北西風なので、児島さんと小脇さんはテイクオフして谷越えの北尾根をせめるのだが、攻めきれず
20〜30分のフライト。まっすぐ出て行った人も、小さなサーマルに当たるのだが、回し切れず20分位で
サブランへ。私も雲の晴れ間を見てテイクオフ。前の小山を過ぎたところで、サーマルヒット。
廻すも半周で、はずれている。少し山際をさぐると、もう一度サーマルヒット。
山へ向けたまま廻さずサーマルに乗り、50mばかりすり上がって、テイクオフにつける。
何だか最近このパターンで荒谷山を攻めることがままある。
テイクオフのリッジを取りながらあげ様とするが、+10m位が精一杯。小脇さんがテイクオフに
キャヤノピーを広げてウエイティング。あまり待たせても悪いので、トップラン敢行。
今日は少し後ろから回り込みテイクオフ頂点にふんわりトップラン。
3〜4m位、風が吹いているので、キャノピー降ろすのにB−ストールした。
しばらく様子を見ていたが、サーマル成分なさそうだし、嫁さんとホアンがランディング場に来たので
メインランディング目指してテイクオフ。

山本さんにお願いして荒槙でホアンのフライトの誘導をしてもらう。
荒槙は広大、地森スクール・プレジャークラブと大盛況であった。・
東風サイドフォローであったが、ホアンも一番端しに加えてもらい、山本さんにフライトをチェックしてもらう。
相当にサイドフォローだったので、少し勝手が違った様だが、パワーにまかせ、
クロスで立ち上げ修正して走り、ブレーク操作もまずまずであった。
テイクオフ、ランディングが100%完全をめざして、いま一歩のところである。
皆さんからは『お盆から始めたとは思えない!!』と誉めて頂いた。

   山本さん!飛んでも良いですか?    周囲確認!

ホアンは一日も早く神の倉から飛びたくて「あと何を稽古すれば良いですか?」
「いつ頃神の倉ですか?」とはやりにはやっている。
「助走距離が半分になったら!」「100%完全なタイクオフとランディングになったら」
と若馬のたずなをしぼるのに大変である。
ホアンは頭が良く、運動能力抜群なので、神の倉は早いと思う。
しかし荒槙でもっと失敗の経験をさせておかないと、順調過ぎるのも困りものなのだが・・・・。
4:30に荒槙終わって、神の倉に引き返す。
山本さん、ハーネスを新調したので、調整確認の為1本ぶっ飛ぶと言うので
私も付き合い荒谷山へ。メインランディングへ一直線で30m位残して到達。
これを見ていたフライト消化不良気味の人たち、10名近く荒谷山へ直行。
皆さん、メインランディングに到達。とりあえずは飛んだという事に・・・。

   おとさんのテイクオフを見せてやる!    ぶっ飛びでも、もう1本飛ぶ不良おやじ

   消化不良のおとうさんだよ!いっちゃん!    パラ中毒重症患者だよね!けんちゃん!
9月15日(土曜日)大腸ポリープ切除・ホアン荒槙牧場稽古
昨日は大腸ポリープの検査で広島記念病院に行く。3年前にはポリープが癌化していた。
しかし腸壁には達していなかった為、内視鏡での切除で、事なきをえた。
でも、痔だと思って10年近くほったらかしにしていた為、貧血状態になり、検査したら3cmの
でかいポリープが出来ていた。その後、半年に一回、一年後に一回、ポリープを切ってもらい
今回検査したら、切り頃に熟れていたため切除となった。
どうも私はポリープが出来やすい体質らしく、一年に一回は切除する必要があるかも・・・・。
しかし医療技術も進んだものである。
検査も前日から、下剤を飲み、腸内に食べ物が滞留しない様にする。
当日は絶食して病院で10分間隔で2リットルの下剤を飲む。
食べ物のカスが無くなったのを看護婦さんに便器を確認してもらう。
昼から検査。検査の為、紙製の後ろに穴のあいたパンツをはかされ、ガウンを着る。
検査ベッドに上がるも先生は吐血した急患が入り、しばらく待たされる。
昔は内科のお医者さんは、脈拍を取って、お腹をさすって、薬をくれて、『様子を見ましょう・・・』で済んだが
現在は内視鏡を使っての手術をするのである。内科のお医者さんも外科医と同じ技術も必要となった様だ。
それ以上かもしれない。直接目で見るのでなくモニター画面を見ながら、ポリープを捜し、ワイヤーを引っ掛け
しぼり込み、熱をかけながら切除する。プチッと切るとポッと煙が出る。腸内は空気を入れ広げてあるので
私もモニター画面できれいに見えるのである。
私のお腹の中はピンク色できれいなものでした。(決して黒くなかったですよ!)
結局、検査の積りが切除したものだから、一晩病院に泊まる事になった。

テレビはずっと民間機によるペンタゴンとインターナショナル・トレーディングビルへのテロの情報を
ずっと、流しつづけている。大勢の人が乗った民間機を乗っ取り、大勢の人が働くビルに突っ込むなんて
まったく言葉を失う。どんなに犯人達にとっての大儀があろうと、一般の罪無き人々を標的にする卑怯な
手段を使うならば、同じ宗教を信奉する人々達にさえ、そっぽを向かれる事がわからなのであろうか?

宗教がからむと、問答無用みたいなところがあるので、私は大嫌いだ。
しかし、テレビが同じ画面を一日中流し続ける事には、非常に危ない気がしてならない。

(北朝鮮のプロパガンダと同レベルで、我々を洗脳しようとしているのか!!と腹が立つ!!)
犯人達も生命を捨ててかかっているし、方法は断固許せるものでないが、何を言いたいか位は
気を付けて見ないと・・・・。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教等は私にはなじみがないし、それが2千年来の問題とすれば、
とても私には想像するにも考えが及ばないのだが・・・。
人類の英知で納まるところに納まってくるとは思うのだが・・・(年数はかかると思うが・・・)
決して一方を消滅せしめて”ジ・エンド”と言うことはありえないのだから・・・・。


アメリカの愛国心を煽って突き進まれても、一向に問題の解決にはならないと思う。
アメリカの勝利とは何か?10年前の湾岸戦争で勝利したのか?
しかし、ブッシュ家は親父も息子も手仕舞いも出来ないくせに、戦端を開くのが好きな奴らだ!!!

パラの世界に話をもどそう・・!
そんな訳で昨夜は病院どまりで止血剤の点滴が終わったので、さっさと退院して来た。
10時過ぎてはいたが、晴れ間が見える。タクシーで会社に寄り、車を飛ばして帰宅。
家に戻るとホアンは勿論まだ寝ている。昨夜沢山雨が降ったので、女房もおっとりと構えている。
それにしても、もうお昼なので、ホアンをたたき起こす。
ホアンも今は立ち上げ稽古が楽しくなって来たので、荒槙で立ち上げをさせる事にした。
昼食を食べ、とりあえず3人で出かける。途中神の倉を通る。

人っ子ひとり居ない!!昨夜の雨で三篠川は濁流となって流れている。
ランディング場の吹流しは水平である。では荒槙へ・・・。
シーン!!荒槙も誰も居ない。四駆とバイクの連中が居るだけ。風はサイド(西)で4〜5m。
ラージヒル下段にキャノピー広げたがヤバイと見てホアンは自主的に移動。(よく分かってきたな!)
今日のホアンは強風の中のライズアップにもかかわらず、余裕のある立ち姿である。
彼は稽古の度に1ランクずつ上手になってくる。(別にやかましく言っているわけでないのに!!)
一度引きずられたが、あとは強風(4〜5m)の中、自由自在にコントロールしている。
平地で勢いをつけて走り、2m位上昇するのを楽しんでいる。
嫁さん、ホアンにいいところを見せようと、スラロームに挑戦。
強風なので、スラロームのスラ!しかいかないが、一応編流移動にはなる。
ホアンも挑戦するも、力余って突進するものだから、編流にならず。
嫁さん、ちょこっと先輩の意地を見せる。
今度はちょこっと浮いて見せようと思ったが、斜面下段に広げていると、強風で引きずられ、尾根裏まで
持って行かれ、余程怖かったのか、びくびく震えていた。
ホアンも今日は日頃のうっぷんを晴らすかの様に、声をあげながら風に遊ばれ、そして風と遊んでいた。
ラージヒルからのぶっ飛びと違って、大満足の一日だった様だ。

   ホアンも余裕がでて来たな!!    今日は我々だけの貸切だ!!

   ダッシュしては浮き上がるのを楽しむホアン    おかさんも負けじと・・・・・

   あえなく尾根裏に引きずられて・・・・    今日はおもしろかった!!泥だらけになっちゃった。

夜ビデオを見ながら、結構強風でもコントロール出来ていたので、満足げであった。
『このビデオを山本さんに見てもらって!!』と一日でも早く神の倉から飛びたい様である。
練習する毎にどんどん上手くなるし、本人もその気になっているし、少し痛い目にあわせて
頭をたたいておかないと・・・と思うのだが・・・。
運動能力抜群のホアンは私の想像以上に上手くなってくる。
高校の空手クラブに入部していたので、クラブ練習を中心にと思っていた。
クラブをやめたので、パラを始めさせたら、駿馬のたずなを引き絞るのに大変といった状態である。
9月16日(日曜日)晴れ
今日ホアンは市内YMCAで、AFSの集まりがあり、コロンビアについてスピーチをする予定。
頭のいいホアンは絶対に予習だの、復習だのした事がない様だ。スピーチの原稿もまるで
書く気が無い様だ。嫁さんやきもきしているが、何処吹く風のホアンである。しかたないので
戦略!!と言っておいた。(大まかな事は考えておけ!!)
朝から風が強そうである。10時前には神の倉に到着。プレジャークラブの朝練で10名近く上がっている
ようだったが、東が少しかぶっている様だし、結構吹流しが、尾っぽを振っている。その内皆さん車で
降りて来た。皆で荒槙に移動。30名近くが集まり立ち上げ稽古。強風の中皆さん熱心に稽古に励んだ。
4時過ぎ神の倉に皆で移動。
とりあえず神の倉に上がってみる。
北から入っては来るが、時々フォローになる。5mばかりの風が息継ぎして入ってくるので
先頭を切って出る人は居ない。足刈さん、とりあえず広げたが強風の為広大石本に先頭をゆずる。
広大石本テイクオフし、すぐ3〜4m持ち上げられ、左の尾根で少し粘るも上がらず、鉄塔を目指すも
尾根にも辿り付けない程大シンク帯。裾野を粘っていたが、あえなくぶっ飛びとなった。山本さん・
児島さん・足刈さん・兵萬さん・別府さんテイクオフするも結局同じ様にぶっ飛び。待っていても
息継ぎの間隔が短くなり強風になってきている。
ラストチャンスかな?と私もテイクオフ。4〜5mの中、立ち上げるもいまいちキャノピーにしわが
残っている。きれいにならないかなあーと思っているうち、持ち上げられそうになったので
振り返ったのだが、完全に前を向く前に2m位持ち上げられてしまった。左の杉にひっかかってはと
ちょっと右をあてた。後ろに飛ばされては・・・とバンザイしたら、シュート気味になり、なんだか
タッチ・アンド・ゴーみたいなテイクオフとなってしまった。
ドタバタのテイクオフを披露してしまったので、後続部隊はジ・エンドとなってしまった。
ランディングしてハングが2機出て来て本日終了。

9月22日(土曜日)晴れ
今日はホアンは高校の体育祭だ。天気予報は、晴れであったが、瀬戸内の波高が1mであったので
ぎりぎり飛べるかな?と思い遅い(10:30)出勤!。
竹やぶは勿論、木々も揺れている。はたして、ランディング場にはだ〜れも居ない。
荒槙で山本さんが新人さん(長尾さん、北野さん)の講習をしているので、行く事に。
途中、石田さんから携帯рり。荒槙へ行く事を伝える。
荒槙では山本夫妻と講習生2人だけであった。
風は2〜3分おきに方向変わるし、時々4mが吹き付けて来る。スクール初日の2人にとっては
最悪の条件だ。体験会では、ラージヒルの上から飛ばせてもらったので、今日はスモールヒルまで
飛んで行ける位に、夢想していたので、がっくりだ。石田さんも来たが、しばらく立ち上げ稽古したが
あまりに悪いので、帰って行った。テージャスで昼飯を食べながら、アドバンスのイメージビデオを見る。
昼からは少し風も一定して吹き、突風もなくなってきたので、ラージヒル下段で立ち上げ稽古。
何とか修正しながら、下まで行き走れる様になった。
講習生2人にとっては、三次元のパラの難しさを垣間見る事になったであろう。
これに懲りずに次回練習に来れば、パラ中毒患者の予備軍になるだろう・・・。
次回是非練習に来て下さいね。きっと人生観も変えてしまう程のスポーツなので・・・。

   
9月23日(日曜日)海抜1000m・谷渡りトップラン
ホアンは朝帰りであった。(海水浴場でバーベキューをして、話がはずみ終電車に乗り遅れ
15名ばかり夜通し寒さに震え、それでも楽しかったらしい。)
ホアンを置いて行く。もっともホアンは先週K−1で対戦相手をローキックしたら、膝で受けられ
自分の足の甲を痛めてしまって、びっこを引いている。
神の倉へ10時前に到着。少し東交じりの為、プレジャークラブの朝練は荒槙へ移動した模様。
嵩ちゃんがぶっ飛んで来た。近藤のおばちゃん、時安さん、大佐から来たビジターの人達と
荒谷へ上がる。近藤のおばちゃんダミーで出てくれるもサーマル無し。大佐のビジターも一人残す訳には
いかないので出てもらう。嵩ちゃん、11:30テイクオフ。前の小山沖で粘っていて、結構強いサーマルヒット。
ほとんど廻さないのに昇って行く。見る間にトップアウトしてしまった。私も慌ててテイクオフ。
すぐ前でリフト感じたので、コネコネと8の字旋回するのだが、昇りきらない。
小脇さんテイクオフし、二人でコネコネ。私はテイクオフ上で拾らおうとするのだが、昇り切れない。
左のボール奥にリフト帯有りそうなのだが、北風なので、ちょっと怖いので躊躇していると、小脇さん
突っ込んで行く。昇ってしまった。
私はテイクオフのリフトに乗り切れず、後は下がる一方で、駅裏緊急ランディングへ。テイクオフを見ると
次から次へとテイクオフし、皆んなトップアウトし、揚げている。時安さん、井口夫妻、鍛冶ちゃん
別府夫妻、広大石本など等。み〜んな上げている。
とほほ・・・・私だけ草深い緊急ランディングだ!!
二本目、怒りに任せてテイクオフ。やっぱぶっ飛び。
小脇さん、井口さん、マキちゃん、鍛治ちゃん達は荒谷山から神の倉へ谷渡りして来た。
井口さんは4時間のフライトだったらしい。ブルーサーマルで+1200mが天であったそうだ。
別府さんは荒谷山裾野を1時間以上粘っていた。
別府妻はその間トップアウトしてしまい悠々のフライトであった。
今夜帰ってどんなことになるか????

    

私はすごすごと神の倉テイクオフへ。
3本目テイクオフ。リッジで粘るもズルズルと下がって行く。
下の林道上で、サーマルヒット。グリグリ廻して、ようやく鉄塔上まで。しばらく遊んだが、そのうち
垂れ始めたので、神の倉テイクオフへ移動し、北斜面へトップラン。ギャラリー2人しか居ない。
しばらくすると、どやどやと上がって来た。
ブローが入って来はじめたので、テイクオフ。南のコル(鞍部)でサーマルヒット。
小さくて見失いがちだったが、長く続いたサーマルだったので、一気に+500mゲイン。
続いてテイクオフした藤谷さんが、次のサーマル来ないのか、テイクオフ前で苦労している。
4時間以上飛んでいる小脇さんが、荒谷山へ戻って、トップランしてキャノピーたたんでいる。
よし!!荒谷山へ谷渡りして車の回収だ!。
シンク帯は県道上位で、後はさほど沈下せず、荒谷山テイクオフ+100m位で到達。
さほどのリフト感じなかったので、早速トップラン敢行!頂上へのふんわりトップランであった。
フライト時間20分の素早い車回収フライトであった。良かった!これで今夜は寝られる。
4本目、もう一度神の倉へ。いつまでたっても本数も飛びたい親父である。

テイクオフには山本さんが講習した練習生2人(杉田さんと鵜城さん)が来ていた。
私のホームページを見てくれた川原さんが、わざわざ荒槙牧場を捜して行って山本さんと一緒に
テイクオフへ上がって来ていた。うれしくなって4人を前にパラの魅力を熱っぽく語ってしまった。
しかし、インターネットの世界ってすごいなあーとつくづく感心させらてる。
特に最近の検索エンジンはHPの文章中の「ホアン」でさえ、ピックアップして提示するのである。
IT革命は文字通り人の行動パターンや仕事の内容、社会のあり方など等、本当に社会革命を
起こしつつあるのだと予感する。

私なぞは若い人に教えてもらって、端の方をちょこっとつつかせてもらっているに過ぎないが
今からの若い人は全てコンピューターを使いこなさないと生きていけない事になるのでは・・・・。
そして得体の知れない大きな魔物に成長して、国の権力すら届かない全世界的な魔物に
成長するのでは・・・?。
人類の英知で抑えきる戦いが必要になってくるのでは??と予感する。

       

話を元に戻そう。
松代さんが北斜面にトップランして来た。私ももう一本飛ぼうかな?と思って広げると
「うちの女房といっちゃん連れて上がって来て!」と頼まれた。奥さんを1本飛ばせようとしている。
もう5時近いのでぶっ飛ぶべくテイクオフ。
リフトはなさそうなので、ウイングオーバー4〜5回して深い360度旋回を3回ばかり。
やっぱりGのかかる旋回は怖い。若い頃、風呂場でちょいと立ち上がっては
立ちくらみで頭から血の気が引いていくと、スーと気持ち良くそのままぶっ倒れて、
壁で頭を打って正気に戻るてな事を3回ばかり経験している。
気を失う寸前の気持ち良さを知っているので、旋回してGがかかって血の気が失せるときの
気分が同じ(結構気持ちいいのだが・・・)なので、怖くてしかたないのである。
一ヶ月位前、小脇さんが+300mから一気にスパイラルで地上近くまで降ろしていたが
私がやったら気を失ったままあの世とやらへ逝く事になるのだろうなー・・・。
すごい吹き上げにあったらどんな方法で降ろせば良いか、いつも悩んでいる不良おやじである。

いっちゃん達を乗せて5本目の神の倉へ。荒槙から帰って来たプレジャーの人も上がって来た。
下田姉妹も上がって来た。本当に久しぶり。千晶ちゃんが飛ぶ準備をする。広大学生達も
5時過ぎ練習タイムなので、無風であるが、一瞬風が入る時を狙ってテイクオフして行く。
いっちゃんのお母さんもフルフェイスにサングラスできりりと立ち上げて、広大生達に手本を
見せる。松代だんなが「ローリングしろ!」とか無線を飛ばしている。ますます無風になり
一瞬芸で千晶ちゃんが半年振りのテイクオフ。広大生に意地を見せた。つい私も調子に乗って
「無風でクロスで出るぞ!!」と何とかテイクオフした。ちょっと挑発し過ぎたか、すぐ後に
テイクオフした広大生はスタチンしてしまった。ゴメン!!

夕方遅く川原さんは、パラに触らせて貰ったようだ。パラ病が感染してしまっただろうなー。
強大な伝染力があるよ、たぶんもうダメだぞ〜川原さん!。
9月24日(月曜日)トップラン

毎週、毎週土日飛んでいると私のボケかかった頭では、情景や人が混同して
大分間違った事を書いているかもしれない。そして神の倉全体を見渡しているわけでもなにので
私の目に入って、私が覚えている事だけ書いているので、いい飛びをした人たちの事を
書いてない場合も沢山あります。思いっきり私的なフライト日誌なのでご勘弁を!

今日も快晴。少し風が強そうである。
皆さん集合していたが、上がりそうにない。小脇さんが「上がろう!!」と声を掛けてくれたので
ホイ来たと荒谷山へ上がる事に。テイクオフは4〜5mでやはり強い。「児島さんが居るとすぐに
出るのだがな〜・・・」と大会へ行った児島さんを懐かしがる。山本さん達も上がって来た。
時々風の弱くなる時が長くなってきた。
それを狙ってテイクオフは出来そうだ。
山本さんがシグマ4でテイクオフ。少しあやしげな挙動は見えるが、キャノピーをあやしながら、
少しづつ高度を稼いで行く。私もテイクオフ。
強めの風でぎりぎりリッジで+20mにはステイしているのだがなかなかそれ以上のリフトを感じない。
少し前に出してさぐってみたいところではあるが、昨日の事が(私だけぶっ飛び)頭をよぎって前に出せない。
リッジの力も弱くなったので、仕切りなおしのトップラン。−5mの斜面へランディング。
この荒谷山のテイクオフは-20m位までは編流で斜面に付け、少しリフトもらいながらの
ランディングなので、神の倉よりは相当楽である。
「ダミーが居なくなった!!」と文句言いながら小脇さんテイクオフ。前の小山で粘っていたが、弱いリフトで
トップアウト。藁科さんもテイクオフ。南の小山さぐるもなかなか良いサーマルが来ない。
粘りのステイしている。そのうちトップアウトしたので私もテイクオフ。
やはりなかなか良いサーマル来ない。藁科さんも下がって来た。何とかステイは出来る程度。
そのうちサーマル引っ掛けテイクオフにもどりながら上げ、ようやくトップアウト。時々上がってくるサーマルを
引っかけ、+300m止まり。あまりうれしいようなサーマルも来ないし、荒谷山テイクオフには車1台無くなって
誰一人居ない。トップランしても淋しい。メインランディング目指す。何事もなくランディング。
小脇さんと藁科さんは再度上げなおし、神の倉へ谷渡りして来た。私は45分のフライトであった。

神の倉へ移動。弱いリフトは上がっている様なので、テイクオフ。右尾根上でコネコネと上げ
鉄塔へ流す。鍛治ちゃん一人鉄塔上を飛んでいる。鉄塔すれすれを飛びながら、リフト待つも
鍛治ちゃんも高度下げて来たので、あわてて神の倉テイクオフへ。
北斜面からランディングアプローチかけるも2〜3mくらい吹き上げられてしまった。
西斜面へスルーし、右尾根でターン。-15m位であったが、右尾根へへばりつくと持ち上がって行く。
そのままズルズル上がりながら松の梢をすれすれに編流で西斜面正面からアプローチ。
ドンピシャの高度で西斜面の傾斜を編流で駆け上りながらトップランディング。
以前、地森さんがやって見せてくれたと同じ様なトップランディングが出来たぞ!押忍!!

兵萬さんが本日最初の1本を飛びに来た。「トップランしました」と伝えたら密かに狙っていて
アーベントタイム時間切れ寸前、粘りに粘って上げなおし、北斜面狙うも高すぎ、
今度は少し高度を下げすぎ、西斜面からアプローチ。-1mくらいで突き刺さりトップラン。
何事も無くグライダーを降ろす。
友井さんはピッチングやローリングの感触を得る為、山本さんにタンデムをしてもらい、
タイミングが分かったと言っていた。

最近はトップランが割りと簡単に出来る様になり大変うれしい。
トップアウトしサーマル成分なくなったらトップランし車の回収をして下山、というのは
昔からの憧れであった。私にとってフライトスタイルのひとつの理想形であった。
以前禁じ手にした、片方のブレイクコードを2回手に巻きターンかけながら
1.5mからストール気味に無理矢理降ろす(落とす)ことは無くなった。
もっと風を読めるように努力し、ふんわりトップランの回数が多くなるよう頑張るぞ。
9月日(土曜日)トップラン
今朝も良い天気だ。9:30に出かける。少し竹やぶが揺れている。4m位吹いているかな?
ランディングに着く前、加藤さんからпB『あと5分で着きます』と返事。友井さんも来ていた。
広大生が一人もくもくと立ち上げの稽古をしている。
この2〜3ヶ月広大生は立ち上げ・グランドハンドリングの稽古を一生懸命している。
きっと飛躍的に上手になるだろうな〜・・・。
ランディングの風は2〜3mで北東風である。小脇さんが到着したので、崎本さん(?)と5人で
荒谷山テイクオフへ。左サイド(北)から2〜3mの風は入っているが、冷たい風である。
皆んなぶっ飛びたくないので、テイクオフを躊躇している。
そのうち、正面から時々ブロー気味なのが入って来出した。誰もキャノピー広げないので
私が最初に広げ立ち上げてみる。
時々弱いブローが正面から入るのだが、ぐいっと持ち上げてくれない。5〜6回ライズアップしては
降ろす。もう少し待とうとキャノピーまとめる。南や正面から入り始めたので、小脇さんテイクオフ。
ない!何事もなくどんどん降下。駅裏のボール奥で弱いリフトをつかむ。片翼しか入ってない状態で
2〜3回くらい廻し、粘っていると、完全に弱いサーマルを捕らえ順調に上げ始める。
しかし結構北東風が強いのか、ブーメラン2がアゲインストに向うと留まっている。
ついにトップアウトし、順調に上げ始めた。テイクオフは無風又は北東の冷たい風なので
あまり出る気がしない。
南又は正面になったら出ようと、ウエイティング。無線で広大石本が「車借りていいですか?」と
聞いてきた。「いいですよ〜!!今何人乗ってますかー?」「6人です」
「それじゃーぶっ飛んで行きますので、途中拾って下さーい」と返事する。
相変わらず北東風である。少し正面に振ってくれと念じつつテイクオフ。正面前でリフト感じたので
ハイバンク気味に左ターン。グっとテイクオフへ近寄りながら、強くリフト感じたので、もう一回
ハイバンクターン。なんとか+10mのトップアウト。左のボール奥へ行ったがリフト感じない。
そのまま沖へ出すとテイクオフ上でリフト感じ、ぐりぐり廻して+200m位へ。
何だか長続きのするサーマルでない様だ。
小脇さんは+1000m位でそれでもあっちこっち動き廻っている。赤柴山山頂位で小脇さん
上げているので、下に入ってみると、結構荒れた空域があって、強いサーマルに当たる。
今度は私がトップをとれた。先ほどからハングも3機テイクオフし、私達と一緒に飛んでいる。
その内何処へ行っても垂れたきた。
パラはその後条件悪いのか、誰も出て来なかった。トップランしようと近寄ると、広大石本が
「トップランですか〜??」 「ハーイ お願いしまーす」と返事する。テイクオフでキャノピーかたずけてくれた。
吹流しは左サイド2mくらいの風だ。+10m位で近づきいったん沖に出し、高度処理しする。
+2m位で右サイドから入り、微調整のブレーキングワークしながら、ふんわりトップランとなった。
40分のフライト。今回はギャラリーも多く押忍!

「稲垣さん、もっと粘って飛んでて下さいよ。テイクオフ出来ないじゃーないですか〜」と言われてしまった。
しかし、完全に垂れてきたのか、小脇さんまでトップランしてきた。足刈さんテイクオフし、井原小学校上で
粘って、粘って、100m位稼ぎ、ゆっくり廻しながら高度落とさずメインランディングへ。
神の倉は井口さんが一人で+1000m位上げて、ゆうゆうの飛びをしている。荒谷山は無風に近い。
神の倉に移動という事になり、ぶっ飛び隊3名サブランへ。(当然私も入っている)
神の倉テイクオフは無風又は南風。上空には井口さんとハング3機が上げ始めている。
「いいなー・・」と思いつつもとてもテイクオフして上げられそなブローは入って来ない。

桜の木陰で寝入ってしまった。小脇さんや芦刈さん、我慢し切れずぶっ飛んでしまった。
北斜面から少し風が入り始め、広大生たちがポツポツとテイクオフして、ぶっ飛ぶ。
北斜面では別府妻が無風の為ウエイティング。私もぶっとぼうかと機体を担いで後ろに並ぶ。
加藤さんが「無風なので西斜面から出たら?」と挑発するので出る事に。
キャノピーささげてもらい、ライズアップには非力なので後ろへ飛び跳ねながらライズアップさせ
斜面縁より2m位残して前を向き空中へダイビング。何とかテイクオフ。