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| 12月31日 カトマンズのラジソンホテル。AM6:00モーニングコール。 3時間15分プラスするので、日本時間ではAM9:15である。 私の体内日本時間では、既に朝飯終わっている頃である。 頑固なおやじにはこの10日間,日本時間は抜けないだろうな〜。 まあ、現地時間で早寝早起きすればに日本時間に合うのだからいいやー! 今日はカトマンズ空港からルクラ(2800m)まで、小型飛行機(16人乗り)で行き、 半日歩いてパクディンという所まで行きテント泊である。 AM8:00カトマンズ空港(国内線)に到着。 大晦日のせいか、小さなターミナルビル(学校の体育館くらい)は人々でごった返している。 警備員が入室をチェックしている。 カトマンズ空港は晴れているのだが、ルクラ空港が雲の中らしく飛行機は飛び立てない。 空港待合室は椅子も少ないので、立ったまま待つ事一時間半。 『ボツボツ飛行出来そうでーす』との事。 この小型飛行機は16名乗りで、我々のパーティは田久和さん入れて 19名である。3名積み残しになる。 予定としては、5分位後に飛ぶので2つに分かれますとの事。 後の便が飛び立てない時はヘリコプターをチャーターして合流したいので 皆さん割り勘で一人当たり2万から3万円ご負担お願いしますとの事。 全員で行動する為には致し方ないが・・・・う〜ん!! 自然が相手なのでしょうがないが、すぐに飛行して追いつく事を祈るばかりである。 飛行場内をバスで移動。所定の場所を行ったが飛行機が居ない!。 バスで10分ばかり待つと到着した。飛行機の燃料を入れたり、機内掃除(ほうきで掃いていた)して ようやく乗り込む。即テイクオフ。上空に昇ると結構雲がある。 カトマンズ近くの急斜面の山々は段々畑で稜線まで縞模様が見える。 なぜか稜線上にも家が多い。急傾斜なので土砂崩れを警戒して稜線上に家を建てているのか?? 山岳地帯になってきた。山々は大きく深く谷が切れ込んでいる。 ![]() 谷を雲が覆っている。小型飛行機なので、有視界飛行のはずだが・・・・。 時々雲の中を飛行しながら谷を進んでいる。 人家が見えたな?と思ったら突然ザァーザァータイヤをきしませて着陸した。 飛行場を見てびっくりした。全長150m、巾40m、滑走路はじゃり道である。 滑走路の進入口は深い谷。奥は切り立った山(目の前にドーンと600m位ある。) なんと滑走路は山に向って上り坂である。 タッチアンドゴーは絶対不可能な曲芸飛行場であった。 次に飛行機がどんなランディングするのか、ビデオカメラを構えて待つ事1時間40分。 ようやく次の便の爆音が聞こえてきた。 しかし、飛行場は雲でガスっていて視界50m位。 ここの谷は巾1Km位であるが、この中を雲を避けて上空を旋回している。 5〜10分毎に雲の状況は変わる。 飛行機が現れた!即ランディング。滑走距離60m位か? 山岳飛行をしっかり撮影した。雲が晴れなければカトマンズ空港に 引き返すことも度々有るらしい。 その点、ヘリコプターは垂直軟着陸出来るので、飛行確率は高いらしい。 (けど料金高い!。9人乗りで30万円程かかる) ![]() ルクラで昼食となる。メニューはラーメンスープ(インスタントラーメンの水が3倍くらい入っている) パンの上に卵焼きをのせたもの・キャベツ、ニンジン入りのサラダ・ まっ黒のモンキーバナナとレモンティー。何とか日本人の口に合わせた食べ物だった。 昼食も終りさて!トレッキングの開始だ。 持ってもらうものはダッフルバッグに入れてあるのを預ける。ゾッキョという牛に運ばせる。 シェルパ(道案内人)5人、ポーター(ゾッキョ(牛)で運ぶ)5人・キッチンボーイ6人が 現地スタッフで私たちと同人数位ついてくれる。 シェルパ頭(サーダー)はオンチュウさんと言う。(御中さんで覚えた) ポーターとキッチンボーイは私たちの先を行き、食事を作って待っていてくれる。 着いたらすぐネパールティーが出てくる。 シェルパ達は先頭に一人、中間に1〜2名、後方に一人ついてくれる。 先頭はゆっくりしたペースを作りながら後方のシェルパは絶対にトレッカーを追い越さない。 くたびれてどんなに休んでもトレッカーを待っていてくれる。歩く事を促す事はしない。 写真機械たくさん持参する人は個人専用のポーターを一日2000円で雇う事も出来る。 こんなシステムのトレッキングである。まるで大名旅行である。 ![]() 12:00ルクラ出発。ルクラも500軒ばかりの集落か、お店など1Km位は町並みが続く。 石畳で側溝もある、手を入れた立派なメイン通りである。 ここのお店は入山者とわかっているせいか全然物売りの声を掛けてこない。 『売れても売れなくても良いや』ってな顔つきである。 深い大きな谷の山腹を縫うように道が有る。所々は垂直に近いがけで、下は2〜300mある。 『ゾッキョ(牛)とすれ違うときは必ず山側によってやり過ごしてください。』と注意を受けている。 テレビの映像などで、目もくらむ様な断崖に道が切ってあるのを人が歩いているのを見て恐ろしいと 思っていた。 しかし、自分も実際端を歩いて全然怖く無い。すでに現地の人に溶け込んでしまったか? 道には牛糞がたくさん落ちている。湯気を上げているのもある。 始めは気を付けながら歩いていたが、この道は土と牛糞とで出来ている事に 気が付き、後は気にしなくなった。丸っこいのを踏んで滑りそうになった。 田久和さんが、「薄皮饅頭なのが一番踏み応えあります」と言った。 一時間くらいおきに集落が有り、素泊まりだけどロッジがある。 道には石などで作った長椅子が有り休息を取るようになっている。 現地の物資を運ぶポーター達は背負った籠の荷物を器用に杖の上に載せて 休んでいる。 杖は太さ5cmくらいで、T字型をしていてその上に背負い籠をのせ 立ったまま休んでいる。 ![]() 気温は低いはずなのだが乾燥しているせいか、私だけ汗だくだくである。 休む度に、上半身裸になり汗をふく。身体を冷やすと高山病の影響が 出るので、多久和さん心配して注意してくれる。 一時間毎に休息をとりながら、予定地パクディンを行き過ぎた当たり”トクトク” という所にテントを張ってあった。このTokTokは標高2700mのところ。 今日は4時間のトレッキングであった。 同じグループのメンバーNさん(北海道から参加の中学校の英語の先生)は 万歩計を携帯されていて「今日は17500歩,歩きました。」と言われる。 このあたりではまだ高山病も出ず皆さん元気である。 夕食の準備がロッジですすんでいるので行ってみる。 少し早かったがストーブが炊かれて暖かいので待ちながら火に当たる。 メンバーのUさんも私たちより早く来られていた。 彼女は東京の自宅にご主人を残し単独の参加。 嫁さんが「お正月なのでご主人の事もご心配でしょう?」と話掛けている。 「適当にやっているでしょう・・・」とあまり心配そうにない様子。 この人も山・旅行にかけては何らかの思い入れがありそうだ。 皆さんも揃ったところで、ロッジでキッチンボーイが作ってくれた ネパール風カレーやサラダ等が出る。 おまけに嬉しい事にアルパインの田久和さんがわざわざ日本から 年越しそばを持参し皆さんにふるまってくれた。 現地時間夕方6:00(日本時間9時15分)紅白も始まっている頃だろうなー! 夕食前から少し雨模様だったが食事を終えて外に出て見ると少し雨脚が 激しくなっている。 テントの外で現地スタッフ2人が雨の中を突っ立っている。どうしたんだろう? 田久和さんの話では、夜中に私たちにもしもの事(泥棒とか何か危険な事)があってはと 朝まで交代で見張りをしていてくれるのだそうだ。これにはほんとにびっくりした。 ましてや雨の中、ずぶぬれで突っ立っている。 なにもそこまでしなくても・・・・と申し訳ないような、気の毒な思いになり心が痛かった。 申し訳なく思いながらも早々にテントに入って休ませてもらった。 9時には就寝・・・・。 |