ホアンと稲垣夫婦のホームステイ日記
愛子 記
2003年 |
6月4日(水曜日)『Koshi y Yuya vinieron a casa 越君・由也君来る!!』 今日は水曜日。夕方はリズム体操のお稽古だ。 早々に夕ご飯の支度を済ませ出かける準備。ジャージー姿にニットのセーター。 かな子ちゃんのフラメンコのように優雅なコスチュームだったらいいのに・・・。 ニットのセーターにジャージーのスラックス、おまけに着物を着る時に履くあの白足袋という出で立ち。 想像しただけでも、なんだか頓珍漢な姿だ。 でも、これが結構皆さんが揃うとマスゲームのようできれいなのだ。 7時過ぎになったので、出かけようとした丁度その時、玄関で何だか声がする。 今ごろお客様かな?と思い玄関に。 いや、玄関に行くまでに、「ただいま〜!!」という若い男の子の声だ。 ええっ??誰だぁ〜??? 玄関に走ると、由也君と、九州に居るはずの越君が立っている。 今は夏休みでも春休みでもないし、私の頭の中は整理整頓に手間取っている。 「おかさん、ただいま!」という二人。ほんとに越君??と目を丸くする私。まだ信じられない。 座って事情を聞きようやく徐々に頭の中が正常に働き出した。ほんとに越君なのだ。 学期の間に一週間休みが有って帰って来たと言う。 あまりに嬉しい訪問に、今日はお稽古を休ませてもらい、主人にも連絡し、 どこかで夕食を一緒にする事にした。 『Llamar a Juan』 主人が帰るまでに時間がある。『あ!そうだ。ホアンに電話しようか!!』 丁度良かった、今はBB−フォンキャンペーン期間中で無料だ。 今コロンビアは明け方の4時頃。きっと夜昼逆の生活をしているホアンだから起きているに違いない! そう思ってホアンの携帯を慣らしてみる。ほどなくホアンのシャキっとした声。 「あ!おかさん、こんばんわ〜!!」調子のいいホアン。 今度送る荷物の事で少し話しをした後、早くホアンをびっくりさせたくて、私の話はそこそこに越君に 電話を代わる。ホアンも最初は私同様チンプンカンプンの様子。 「なんで、お前わからない!!バカ!俺!!!」と越君。 「え!なんでそこにいるおまえ!」とホアン。 携帯電話で話をしていたが、家の電話にかけなおし、ホアンの声が聞こえるようにした。 私も由也君も笑いながら二人の話を側で聞いている。 ホアンの夏休みは8月頃までと長いので、「日本来なさい!!」と盛んに誘う。 心底日本に来たいと思っているホアンには、ちょっと可愛そうだったかな? 由也君「ホアンすき焼きだぞ!食べにおいで」とまたいじわるく誘う。 「美味しいよ! 漬物もある!」とホアンをいじめている。 ホアン「僕だって、あるよ、おかさんに送ってもらったんだから!!」と言い返している。 話をしていたら、主人の帰宅。 今日は、由也君が岩国の大学に通っているホンティこと本城君も一緒に食事にと誘った。 本城君は東広島方面に帰るので、広島駅で下車。越君の車で迎えに行き、 トンカツ屋さんで待ち合わせる事にした。 待ち合わせ時刻10分過ぎ、ようやく3人がレストランへ入って来た。 ホアンの話に花が咲き、私達はホアンをあげたり、おろしたりと盛り上がる。 きっとコロンビアでくしゃみ連続のホアンであったに違いない。 今コロンビアでは昨年7月に新しいウリベ大統領政権に変わり、治安も少しだけ良くなった様だ。 ホアンも「今の大統領いい!!」と言っている。 コロンビアのゲリラが今は隣国ベネズエラに移動しているとの事である。 ついこの間もボゴタで爆発騒ぎがあったけれども、人々が早く安心して暮らせる 国であったらいいのにと願う。 『Comimos en un restaurante』 |