ホアンと稲垣夫婦のホームステイ日記
愛子 記
2003年 |
5月13日(火曜日) 『主人のテレビ出演』 5月13日に無事主人の「素顔の時」のテレビ放映が終わった。 こんな事は二度とないだろうと私は兄弟親戚あっちこっちとに電話を掛けまくり宣伝しておいた。 でも、実際テレビ放映は正味3分位なので、ちょっと申し訳ない気がしたが・・・。 以前私のお花の先生が急に予定しておられたテレビ出演が出来なくなり、ピンチヒッターで 私にご指名がかかり、出させて頂いた事があった。 その時は放映までに4〜5日しかなかったが、それでも当の鈴木先生はメールでお花仲間に宣伝、 主人は親戚一同や自分の同級生など「恥ずかしいからもういいよ!」と言うのに、あっちこっちに 宣伝してくれた。 普段あがり性の私だったが、自宅での取材だった事もあってか、不思議にあがらず 我ながら落着いて出来たので、放映が終わってからしみじみ主人が親戚縁者に知らせてくれた事が なんだか嬉しかった。当の本人はおかしなもので、恥ずかしい反面やっぱり見て欲しいような気持ちも どこかにあるのだな〜・・・・と。 今回の主人の事をあっちこっちにファックス送ったり、電話するものだから、主人も 「一体何人に連絡したんやー!!」とニヤ笑いする。 ![]() ![]() ![]() ![]() 今回の主人の出る番組は、「親が子を語り、子が親を語る」という主旨の番組なので、子供を持った 若いお父さん、お母さんに是非見て欲しかった。 取材、インタビューは一時間半もかかったが、実際どの部分が編集されて流されるのかな〜・・・と期待した。 主人は「多分15歳の元服式の事だろうなぁー」と言っていた。 果たして、息子に旅をさせた部分がやはり放映され、長男は「おやじは不良おやじになりたかったのだ・・・」 という下りが放映されていた。 息子とはこの件に関し、後にも先にも全然連絡取り合っていないので、私達は、半年ぶりに元気そうな 息子をブラウン管の中に見てほっとし、理容院に行ったらしき頭の髪。 それに反し、スズメが巣を架けそうな、わが主人の頭に笑ってしまった。 インタビューの途中まで帽子を被っていて、あのゴマ塩頭はしっかり隠れていたのだが、途中で、 『顔にシャドウがかかり、暗くなるので脱ぎましょう』とスタッフの方が言われ脱がされたものだから あんなに逆立った頭になってしまった。ううう・・・。 「ま、息子と対照的で自分らしくていいや!」と主人は笑う。 今回の主人のテレビ取材で協力してくれた由也君と川崎君は勿論、「おかさん絶対見るからね!」と 今日のテレビ放映を楽しみにしていてくれた。 テレビ放映が終わってすぐに「見たよ!良かったよ」と電話かけてくれる兄弟。 日頃親しくお付き合いさせて頂いている方など。 また、家で偶然主人のテレビ放映を見てびっくりしたよ〜!!と電話を下さる仕事仲間の方。 「おかさん、見たよ。由也が米粒みたいに映っていたね」とメールをくれる川崎君。 ネイバーさんの愛ちゃんは「ブラボー!!おとさんかっこいい!!永久保存版でビデオ撮ったよ!」 とメールすぐにくれる。 愛ちゃんは主人のホームページをよく読んでくれて、いろいろ感銘受けたり、考えさせられたよ と言ってくれる。 内容について『”15歳の元服式!”に、私だったら、子供を一人旅に出す勇気が無いよ・・・」と 言う若いおかあさん。また長男を久しぶりにみて、「大きくなったんだね〜・・・・とか立派になられて・・・」 等と感想を言って下さる人。 私の友達などは「パラグライダーってあんなの?初めて見たよ!!」と感動のメッセージを下さる。 また、私の習っているリズム体操安藤先生は、「プロジェクトXの裏番組ですから」と言ったので それが記憶にしっかり残って、プロジェクトXからずーと身動きもせず見ておられて、結局放送が 「無かったよ!!」と興奮して電話してこられて、ひたすら謝り、後日ダビングのテープで 見ていただく事となった。 物事を伝えるというのは、自分が分かって伝わったと思っていても、とんでもない伝わり方を しているものだなぁ〜とつくづく教えられた。 そんな訳で、このテレビ出演も私達の嬉しい記念となった。 見て頂いた皆さん、また嬉しいメッセージを下さった方々、本当に有難う御座いました。 ![]() ![]() ![]() |
5月18日(日曜日)『Yahoo BBフォン取付』 『今取り付けると2ヶ月間何処へかけても無料!!』とちまたで宣伝されているBBフォンを 主人の友人でもある津島さんの紹介で我が家にも設置する事にした。 契約していた書類などが受け付けられ、先日送って来たモデムを主人が設置した。 コンピューターに詳しい津島さんにわざわざ我が家においで頂き、もう使用出来るようになった。 さっそく、ホアンに電話してみる事にした。 この一、二ヶ月の間、ボゴタにいるホアンのマンションにずっと連絡していたのだが、全然繋がらない。 ククタのご両親に聞いたら、今故障中で、あと一週間位で繋がりますからとか言われていた。 ところがいっこうに呼べど叫べど・・・である。 コロンビアはお国事情が悪いから電話の故障もうなづけるな〜と思っていたが・・・ ホアンの携帯電話の番号を教えて下さっていたので、かけてみる事にした。 本当に電話つながるのだろうか・・・と不安だったけれど、電話に出たホアン「あ! おかさん!!」と びっくりした様子。「おかさん、話したかった!元気?」とウルウルの声を出す。 2ヶ月無料で話せるのよ!と言ったらびっくりしている。 携帯電話なのに、何んと日本国内で話しているように、はっきりと違和感なく話す事が出来感動!! 実はボゴタに漬物やいろんな荷物を送って以来、電話が繋がらず心配していたので ホアンも届いた事を伝えたかった様子。 「電話故障?全然繋がらないね〜」と文句を言うと、ホアン電話代払ってなかったから・・・と。 まったく!ホアンらしいというか、のんきホアンである。 ホアンは今ボゴタの大学に行っているけれど、5月20日から夏休みになるそうだ。 2〜3日内にククタの両親の所へ帰れるとあって、ルンルンの様子。 大学も、とっても楽しい!と声を弾ませている。 「おとさんと代わるよ!」と言うと、「おとさん、話したいけど、ちょっとプレッシャー!」と声が小さくなる。 そんなホアンが可愛い。 「2ヶ月の夏休暇が終わり、新学期になったらホアンは日本語の先生するんだ!!」 「どういう事?」と尋ねると、コロンビアで日本語が出来る人は、逸材。 ホアンの通う大学でもしかりで、そんな中、日本に留学して日本語の話せるホアンは まったくの希少価値なのだ。 そんな経験を買われて、日本語教室の様なクラスが開設されるらしい。 日本で受けた『日本語能力認定書』をちらつかせて、得意満面のホアンの顔が目に浮かぶ。 ホアンからそんな話を聞くと、大学での取り組みにエールをおくりたい私である。 ホアンも日本語を忘れないでいられるだろうし、教えると言う事は、やはりそれだけ自分も 勉強しなければならないのだから、のほほんとしておれないホアンである。 電話代が無料という事で、1時間位話をしたが、ホアンの携帯が電池切れとなってしまった。 お蔭で、しばらく話が出来なかった分、思う存分話しが出来てうれしかった。 またククタの両親の所へ帰ったらお話しましょう・・・と言って電話切る。 主人も暫くぶりのホアンの声を聞いてうれしそうであった。 |
5月30日(金曜日)『かな子ちゃんのフラメンコ』 今日は一緒にスペイン語をならっているかな子ちゃんのフラメンコの発表会がある。 横川の『サロンドマキタ』というところで、夕方から6:30から始まるそうなので、 仕事を終えたら行こうと思っている。 実はかな子ちゃんのフラメンコの先生は、以前主人のホームページで紹介した神の倉での平和カップという パラグライダーの選手権大会の折、夜のアトラクションでフラメンコを踊って下さった伊勢三佐子さんという方だった。 これもまったく奇遇であった。 かな子ちゃんが、主人のホームページを見ていて、「あ!私の先生が映ってる!」と教えてくれたのだ。 あれは、ホアンが神の倉で初フライトをした日でもあった。 丁度平和カップと言って、全国からパラグライダー、ハンググライダーの選手が集い 神の倉で大会が開催された。ホアンも神の倉での初フライトが実現し上機嫌。 その上、大会に来ていた選手の中にスペイン語の話せる人が居られて、久しぶりにスペイン語を話せて、 彼も嬉しそうであった。そして、アトラクションのフラメンコが始まると、会場は一段と賑やかになり、 アルコールが入ってほろ酔い気分の選手の中には、ステージに上がって一緒に踊り出す人もいた。 そんな訳で縁は異なものである。 かな子ちゃんも色白の髪の長いスラっとした美人。とっても可愛い女の子だ。 6時半から始まっているのだが、既に7時過ぎ。 今日は主人が山口の方に出かけていて、帰りが遅かったので、急いで会場の横川駅前に車を走らせる。 サロンの中では賑やかにバンド演奏が繰り広げられていた。 入って行くと、席の後ろでかな子ちゃんを見つけた。「あ!愛子さん!」とニッコリ。 フラメンコは?と聞くと、な、なんと既に終わってしまっていた。「あ〜ぁ!!がっくり・・・」 部屋の中で賑やかに演奏しているのは、先日中国新聞にも紹介されていた、FBIというグループの 演奏だ。入口さんという一家が、お父さんをリーダーに結成されているバンドである。 かな子ちゃんのフラメンコは残念ながら見逃してしまったが、それでも大好きなベンチャーズの なつかしの曲が次々に演奏され満悦の私。 かな子ちゃん達のフラメンコは、また年末頃にあるかもしれないということなので、 次回を楽しみに待つ事にした。皆さんをカメラに納めさせて頂き退散する。 ![]() ![]() |