6月4日	今日は神の倉エリアの清掃日。10時頃から50名くらいのメンバーが集まってくる。草刈り機も7台くらいでてランディング場・神の倉へあがる道やテイクオフのあたりを草刈り草抜きをする。12時過ぎにはメインランディングは終わり我々は山頂へと急ぐ。着いてみるとまだ草刈をしていた。弁当をこっそり食べる。食事が終わる頃皆さん三々五々神の倉へ上がって来た。イントラの山本さんが先に降りて私がテイクオフディレクターで北斜面からトムを出す。ブレークコードラインが少し絡んで中央寄り後方が少し変形。立ち上げの時に私が見落としてしまった。申し訳ない！まあ何とかさほどの影響も無く通常フライトで無事ランディング。やれやれ！！先週のリベンジとは思っていたが、結局ブッ飛び。友井さんもテイクオフ出来ると判断し飛び出すも大シンク帯にはまり結構怖い思いをした模様。今日のハイライトは”うちの嫁さん” ぶっ飛びタイムの後は強風に変わりみんなウエイティング。一瞬の隙をついて勇さんテイクオフ。鉄塔下でサーマルヒット。それを見た渡辺さんテイクオフ。同じようにサーマルヒット。うちの嫁さん何を思ったか華麗にテイクオフ。テイクオフしてすぐブローで右に流されながらよたよたと鉄塔したまでたどり着く。はたしてサーマルヒット。イントラ山本さんランディングから「回せ！回せ！」の無線エール。気が付いてみるとプラス２００ほどトップアウト。小脇さんと絡んで同一サーマルで回している。何を思ったかテイクオフ前に移動して来た為大シンク帯にはまりあっという間にバイナラー！！しかし強風の為4人のバトルを見ていた山頂のウエイティングの人たちには1年ぶりのアピールが出来た模様。一瞬でも小脇さんと同じ空域に居れたと言う事を家に帰っても当分わめいていた。嫁の談・・・・だまされつづけ神の倉通いをして早3年。たまには良いことも有るものだとあの一瞬の興奮をひきづっている”不良おやじ”の妻愛子ですー。いまだテイクオフの時足ガタガタ心臓バクバクの私なのです。いままで散々飛びの悶着を聞かされてきた私。今日は大手を振って延々言ってやりました。
6月10日	今日はトムとノビーが朝練で9時神の倉に到着。トムは昼までなので急ぎテイクオフへ上がる。松井さんが練習生を早朝7時半から頑張っておられる。基本的に、無風であったのでテイクオフは少し辛い。トムは3度立ち上げトライするもテンションを感じないのでテイクオフ断念。1本は足が滑ってシートより一歩踏み出してキャノピーを背負い投げ。本日はノビーの納得出来る一日であった。無風の中北斜面フロントで一本も失敗する事無く飛んだ。八の字旋回のランディングアプローチをトライした模様。
6月11日	本日はトムの納得出来た一日であった。昼過ぎに神の倉に到着。すぐに神の倉テイクオフに上がる。いつも悩んでいたライザーの持ち方がはっきりとわかって喜んでいた。しかし無風がづっと続き神の倉断念。私は無風の中テイクオフ。テイクオフ最後の一歩がずるっと滑ってしまいダイビングの格好でテイクオフ。かっこわるー！ぶっ飛んでたたんでいると小脇さん荒谷に上ろう！と声を掛けてくれて勇さんの車に飛び乗る。荒谷で準備していると山本さんはじめ嫁さんトム達上がってくる。風は３ｍ位の、南風。トムはライザーで悩む事無く一発でテイクオフ。自分のフライトプランで飛ぶということでリフト帯で風上に向けたり偏流飛行のトライ。ランディングアプローチでは八の字旋回を成功させる。テイクオフで加藤君達と見ていて「Oh! Perfect!!]と拍手喝采した。後でトムにそのことを伝えると無線のボリュームがロウになっていて山本さんの声はほとんど聞こえなかったらしい。・・・ということは何とか自分で考えてランディングした？？？？おお・・素晴らしい！！

6月18日	昨日17日土曜日は朝から雨。昼から雨は止むも夕方田舎に行きがけに　　　　　　ランディング場を見たが誰も居ない。本日の天気予報は曇り後小雨だったのに朝からお天道さん顔を出している。 9時前に田舎から家にとって返しグライダーをひっかずいて神の倉に急行。 11時前に荒谷山テイクオフに上がる。本流は北北東なれどブローが入り始め、テイクオフ可能。山本さん先頭切ってテイクオフ。右前小山の上でサーマルヒット。プラス６００ｍ位か？ 2回目のブローで井口さん・中村さん・児島さん・マキちゃん達みんな高く高く舞い上がって行った。井口さんはそのまま雲中飛行。神の倉と荒谷山を何度も往復した模様。児島さん５ｋｍ先のパチンコ屋でアウトアンドリターン。クロカンの”ドン”小脇さん、沖に有る筈のサーマルは跡形もなく消え失せあえなくハングのランディングピンポイント着陸。すぐにとって返ししぶい中怒りのテイクオフ。北の尾根で15分位ネバネバ貼りついていたがワンチャンスでみんなの仲間入り。”さすが”！！！私は・・・・ウウゥゥゥ・・・書きたくない！山本さん30分位楽しんだ後トムのフライト誘導のためランディング。「トムのフライトプランは？」とトムに聞くと「さっきみんなが上げていった右の小山を探ってサブランへ」と言うので「ダメ！」と私。今はもうサーマル無さそうだったのでそこで遊んで高度下げたら緊急ランディング無理と判断。「まっすぐサブランめざして」と指示。風が正面から入りだして綺麗にテイクオフ。尾根伝いに行くと3回目のサーマルで山本さん右ターン指示。揚がらないまでも３～４回ターンをする。初めてサーマルターンだ。西正面からよいブロー風が入っているので神の倉に移動。先程荒谷山から出た連中は2時間ばかり飛んでまだ神の倉上空で遊んでいる。神の倉テイクオフは正面からモアモアとサーマルブローが入ってくる。日高さん・中村さん・タカちゃん・藤原君そしてプレジャーの竹井さん・神ちゃん、松代さん・みんなテイクオフしてプラス３００から５００ｍで楽しんでいる。そしてそして本日のメインイベンターはトムだ！！トムは高高度フライト１０日目位。バリオ無し。しかしパラの情熱とガッツ有り。テイクオフして沖５０ｍ位でサーマルヒット。「ライトターン！ライトターン！キープキープ」と山本さんの誘導にサーマルの揺れを恐れずそのまま上昇。ついにプラス４００ｍまで上昇。その間一度もサーマルから逃げようとせず、はずしたら自分の判断でサーマルを探してさらに回し続けた。山本さんもそれを見て細かくは誘導はせず。上空でサーマルを探してあちこちしているうち高度を下げ山頂近くで裏山方向にターンを切ったのにはびっくりした。山本さん大声を出していた。神ちゃんも無線で外人とは知らず呼びかけていたらしい。高度を下げテイクオフ前に来て私を見つけ、トムは最高のガッツポーズ！私も両手でガッツポーズしてエールを送る。「トムが良い飛びをした後私がぶっ飛びするわけにいかんしなー」とえらいプレッシャーを感じながらテイクオフ。高度落ちながらもなかなか上昇出来ない。誰もいない北の鉄塔に移動。北の端まで行くと「ああ・・あるある」何度か８の字かいたあとガツンと有ったので３６０°旋回。なんとかプラス２００ｍ位上昇。しばらくウロウロした後高度を落としながら児島さん達が遊ぶ南の小山に移動するもさほどのリフト無し。ランディングに帰れなくなってはと思いすぐに引き返す。しばらく低い所でねばってみたがあえなくランディング。ランディングしてトムの感想を聞いた。「ワンダフル！！インクレディブル！素晴らしい！」を連発。初めてのサーマルヒットで４００ｍも上昇出来て大変うれしい。キャノピーがしわしわしてちょっと怖かった!雲が近くに見えた! テイクオフの人間が小さく見えた! 土師ダムはしっかり見た！実は以前に「サーマルヒットして２００ｍ以上上昇して土師ダムを見たかどうかがフライヤーにとっての最初の洗礼だ！！」と言っていたのを強烈に覚えていたらしい。トムと私はお互い言葉がわからないが、眼がキラキラ輝いているのをみると、ほとんどトムのことが理解できる不良おやじであった。彼もついに不良おやじの仲間入りである。ちなみに年も51歳？で子供達も独り立ちしているし、りっぱな不良おやじである。今夜トムは興奮して寝つきが悪いだろうなー・・・。
6月19日	本日嫁さんが書きます私達フライングタートルズのメンバーの中からこのたび一度に2名の方が転勤で広島を離れられる事になった。今日はお二人の送別会。転勤を前に忙しいお二人の日程がなかなか合わず急遽本日の送別会となった。それでも14名の人数が集まりさみしいけれど賑やかな送別会であった。というのも前日初トップアウト・プラス４００ｍゲイン・40分のソワリングという快挙を成し遂げたトムさん、昨日の興奮を引きずりながら終始にこやかな表情。その喜びはパラの経験者なら誰でも理解出来、みんな一様に笑顔。宴たけなわの頃転勤されるお二人のご挨拶。大久保さんはホームエリアがハチ北・岩屋ということで「お待ちしていますのでいつでもおいで下さい」とうれしいお誘いの言葉。トムさんはこの日の為に一生懸命練習された日本語で挨拶。「パラは今や私の生活の一部です」と熱々と語られる。すでにインターネットで転勤地タイのエリアを検索中との事。向こうへ行かれたら仕事よりまず先にエリア訪問されるのではないかしら？ついにトムさんもパラにはまってしまった！！そして月に一度はこちらに出張される由、きっと上手く調整してウイークエンド出張とされるに違いない。トムさんみんなで待ってます・・・・。　　　　　　　　　　　　　　　愛子　記
6月24日	本日は半年ぶりに私の日になった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天気予報は曇り後雨でどうかな？と思いつつもトムが張り切って来ていると思い　ランディング場に着いた。さすが山本さんは既に来ていた。他は誰もおらず。風も５～６ｍと少し強くトムに今日は無理だとＴelを入れた。しばらく東屋でだべっていたがテイクオフ出来ないことはなさそうなのでとりあえず上がって見ることにする。橋を渡ると小脇さんも到着。一緒に上がる。南西風・３～４ｍ位で左かぶり気味。ハングの高見さん近藤さん先にテイクオフして南の小山で苦労している。出れない風ではないので山本さんテイクオフしばらくは粘っていたがいまひとつ良いサーマルにあたらずあえなくランディング。しばらくして小脇さんテイクオフ。レベルキープのまま、南の小山にまっしぐら。あまり高度稼げないがずっと粘っている。最後に私テイクオフ。南の鞍部（コル）の前でリフト有り！ワンターンでプラス２０ｍ誰もスタンバイしていないテイクオフの上を何度も行ったり来たり。右尾根上に強いリフト有り、すかさず回してプラス２００ｍ。後は北の鉄塔とテイクオフ上を行ったり来たりでプラス４００ｍ。テイクオフにはパラもハングも無し。美穂さん･嫁さんしか居ないのでトップラン試みようと何度もテイクオフを伺う。テイクオフ横からはローターばかりなので正面から偏流でつっこんでトライしてみる。一度はテイクオフ上プラス５ｍまで近づけたが南かぶりなので不安定。（テイクオフ左半分は使えない）美穂さん「稲垣さん危ないよー！！！」という声にハタと我に返りトライ中止。一時間ばかり遊んだが雨がパラパラしたのでそのままランディング。２本目は兵萬さん・大方さん・近藤おばちゃん・山本さん・広大石本君・木村さん達とテイクオフに上がる。３～４ｍであまり上昇成分は無さそう。皆さん飛び出すもトップアウトには至らず。山本さんだけがプラス５０ｍでリッジソワリング。最後にテイクオフ。すこし近藤のおばちゃんと絡みそうな雰囲気だったが、右尾根前でリフトを感じ無理矢理ハイバンクターンで何とか山本さんの高度まで近づく。風も強くなり（５～６ｍ）只々プラス１００ｍでリッジソワリング。本日の収穫はブレークコードをノーマルポジションからすこしづつさぐりながら、ほとんどホバーリングの状態を結構長く保てた事だった。山頂も近くだったのでホバーリングで対地速度０というのは不思議な感覚だった。山本さんがピッタリと寄せて来てグライダーの接近感覚やアイコンタクト（話の出来る距離だったが）の稽古になった。４０分程粘る。本日２本とも私が最後にランディングした！。
6月25日	本日は嫁さんが書きます．先週初トップアウト・４００ｍゲイン・４０分フライトの興奮さめやらぬトムは転勤準備に忙しいにもかかわらずそこは既にパラ中毒。土日をしっかりパラの日に当てていたが、昨日は朝の内、風が少し強めだったし「トムさん着ても飛べないかもしれない」との山本さんの言葉に諦めさせた。今日は泣いても笑っても日本滞在最後のパラの日。「明日はジェリーと一緒に行くから！」と言ってたトム。愛する奥様ジェリーを伴って１１時過ぎランディング場に姿を見せる。早速みんなでテイクオフに上がる。プレジャークラブの山口さん、２年のＵＳ生活の経験も有りトムやジェリー達と車の中で会話が弾む。テイクオフに初めて立ったジェリー。トムや私のフライトをテイクオフから見るのは初めて。”ワォー”と興奮気味。天候がいまいちで上がりはしないがジェリーが車をその都度下ろしてくれて今日はトムも私も回数飛べた。日本での思い出にタンデムをさせてあげたらどうかしら？と思いついて、ちょっと強烈かなと思いつつジェリーにチラっと「タンデム怖くない？」と聞くと「大丈夫」と言う。それじゃーと荒槙でビギナーの練習を終えて帰って来た山本さんにジェリーのタンデムを頼む。はからずも山本さん今日はタンデムづいていた。近くのパン屋さんのお母さんとお嬢さん・初体験に来た田頭さんのところの女の子・石田さんの坊ちゃんで小学生の建ちゃん・そしてジェリー。タンデムの最高記録だ！と汗だくだくで頑張る山本さん。ランディング場で思い出の瞬間を撮るべくデジカメ片手に待つ私。テイクオフ場では初めての体験に胸ワクワク心臓ドキドキのジェリー。側でかいがいしくヘルメットをかぶせたりライザーチェックをするトム。さあー！準備の整ったジェリー。「あ！出た！」カメラを回し始める。ジェリーの[Woｗ! Oh my gosh!]の叫びが聞こえてきそう。６～７分の空の旅を終えこぼれそうな笑みを浮かべ汗びっしょりのジェリー。空の旅はどうでしたかー？と感想を聞くと「Wonderful]を連発。「上からお寺を見たわ！池が小さく水溜りみたいだった！」とうれしそう。「トムの喜びを分かち合えたわ」と思いがけない経験に感激。それこそ足が地に着かない様子。良かった良かったと私も由加里さんと喜びを分かち合う。この日のジェリーの手作りケーキはまた格別でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛子　記
６月２５日	本日の不良おやじの反省（サルでも反省するか・・・・）　　　　　　　　　　　　　　　　　本日は一日中リフトなしの日だった。３本目のフライトの時、何もないのでやけをコイてローリングで振り回して憂さ晴らしをした。ランディングした後竹井さんに「ローリングした後少し上がっていましたがああいうサーマルの入り方有るんですねー！」とからかわれてしまった。「やけっぱちで振り回しておつりもらっただけですよ。傷口に塩を摺り込むような事を言って！」とふさげて言い返しました。家に帰って床に着いていろいろ反省ばかりで寝つかれなくなってしまった。私は自分勝手にフライトを楽しんでいるつもりが皆さん良く見ているのだと気が付き冷や汗ものでした。イントラの山本さんからも「単に危ないおじさんじゃーないですかー！！」といつも注意を受けていますがなかなか反省が行動に表せません。先輩ベテランパイロットに何を思われてもかまいませんが A級・B級生達が私のフライトを見て何か思っていると大変なのでここではっきりとごめんなさいを言っておきます。私のフライトは何も皆さんの参考になるものでなくむしろ反面教師として見てください。悪い見本として皆さんのイントラさんから説明を受けて下さい。やんわりと注意してくれた竹井さんに深く感謝します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・子供の頃こうもり傘をさして橋から飛んだ性格治るかなー？？？？？？？・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不良おやじ　記