2001年7月入梅になり良いフライト少ないな〜

2001年7  月   沖縄偏   
7月19日(木曜日)「国際通り」の市場
広島空港12:55発で、いよいよ沖縄出発。
私も家で友井さんと10:30に待ち合わせ、出発。
充分な余裕を持って出たのであせりはしなかった。
空港近くで「ねずみ取り」をしていた。前にダンプが走っていて
ノロノロ走るのでイライラ。友井さんが運転していたので
あやうくセーフ。私だったら、とっくに追い越して「御用!」
なっていただろう。4〜5台は止められていた。
空港近くの駐車場は満パイで並んで待っていた。しかたないので
空港端の赤い鉄骨(ビーコンの誘導システム)の下にある「正広パーキング」
(一日800円)に引き返す。そこで、少し遅れている石田さんに「ねずみ取り」やら
満車なので、「正広パーキング」しか空いてない事を伝える。
「正広パーキング」は距離は遠いが無料シャトルバスが5分間隔で、出ていて
空港に5分で到着。しかも、正面玄関に着けてくれるので、大助かりであった。
近場の駐車場で思い荷物を持って1Kmも歩く必要ない!

   距離は遠いが時間もかからずラクチンだ   いよいよ!沖縄だ!

定刻出発。那覇空港に定刻到着の予定が、着陸態勢に入ったが、
遥か沖合いでランディング取り止め。
台湾方面に機首を向けている??機内アナウンスがあり、『只今、空港付近に
巨大船航行のため、30km沖合いで、10分間ウエイティングします。』との事。
巨大船で飛行場使えない??何とも不思議な気がしたが、ランディングして分かった。
空港は海に面していて、高度は海面とさほど変わらない。沖合いを見ると4〜50mの高さの
コンテナ船が走り去って行くところだった。高度下げ過ぎ、飛行機と船が衝突したら
前代未聞の珍事故になるだろうな〜・・・・。
15分ばかり遅れた。パラ道具を受け取って外に出ると、宮地さんニコニコと待っていてくれた。
さすが沖縄ムッと暑い!!
今から嘉陽に行っても、飛べる時間少ないので、首里城見学に。
今はスコールの真っ最中だ。城内で首里城再建のビデオテープを見る。独特な木組や
塗装、瓦など本土とは一味違うので面白かった。

   首里城    守礼の門

夕方は「国際通り」の市場を見に行く。
海産物の市場に入り、伊勢えび、カニやど派手な赤や黄色の熱帯魚を見る。
買って2階へ行き料理してもらい食べるシステムだ。
ブタの顔の皮の「チラガー」にはまいった!みやげ物売り場でブタ肉のジャーキーや
豆腐をもういっぺん腐らせた(発酵させた?)ものが美味しかったので買う事に。
売り場は殆んどが女性(おばちゃん)でじゃんじゃん試食させてくれる。
買うまで試食させるのには参った。おばちゃんの迫力に押し切られ、石田さんも
買い足していた。試食させて、値引きして、付録に他の物を黙っていても付けてくれる。
何だか得した気になるのが不思議だ。1500円の物を100円値引きして、黒砂糖のお菓子を
おまけで付けてくれる。1000円のものに1500円んの値段を付けているとしか思えない!

      

話は飛ぶが、携帯電話も同じ様なシステムだったので、腹が立ってしようがなかった。
嫁さんも携帯電話を持つ事になり、ついでに私のも新しくしようかと、相談したら
通話料でポイントがたまっているので、無料になりますとの事だったので、
画面の大きいものに替えた。得した気になったが、後から腹がたってきた。
結局は自分で払っている事に気が付いた。
最近はなんでもかんでもポイントあつめて、サービスすろというシステムが世の中に
はびこっている。
私が子供の頃、グリーンスタンプ等で、主婦が一生懸命集めていた様に思う。
結局お客が支払っているものなのになぁ〜!と子供心に思っていた。
今はそれが大々的に世の中に流行っている。これだけ世の中発達しているのに
子供だまし?みたいなサービスが流行っているのが不思議な気がする。

アメリカのサクラメントに居る次男の話だと、市内電話は基本使用料のうちで
24時間かけても無料だそうだ。
日本の携帯電話の使用料は高すぎる!
本当は基本使用料で賄っているのに、通話料を取ってその金で
いろいろサービスするように見せかけているに過ぎない。
女子高生をだますような幼稚なテクニックはやめて欲しい!!!
一部上場会社が何故こんな事をするのだろう?
沖縄のみやげ屋のおばちゃんのテクニックには心地よく騙されてあげよう・・・

話を戻そう。7:30に宮地さんが付属するパラ仲間の『ブリーズ』の宮城さんと
落ち合い沖縄料理の店で一杯飲む事になっている。もう一人山田さんが来られる予定
であったが、抜歯したとかで欠席。
まずビールで乾杯!次に60度の泡盛が出て来た。酒豪の宮地さんはくいくいと
やっていた。石田さんがチャレンジ。何とかチビリチビリとチョコ一杯は空けた。
私も少しなめさせてもらった。くちびるに付いただけで、口一杯にアルコールが広がった。
嫌な感じではなかったが、飲んだら私は死んじゃうよ!
ゴーヤチャンプルをはじめ、名前をわすれてしまったが、10品ばかり沖縄料理にチャレンジ。
豚肉とコンブを使用するのは知っていたが、豚肉の脂肪分はしっかり抜いてあり
あっさり系なのにはびっくりした。
ゴーヤも初め少し苦かったが、慣れてくると殆んど気にならなかった。
あとは8年もの古酒「あわもり」をグビグビ皆さんはやっていた。
明日を期して早めに解散し、宮地さんの官舎へ。湿度が高く、お風呂と思ったが
沖縄はシャワーのみが当たり前だそうだ。
官舎に浴槽が有るのが珍しいそうだ。沖縄にはスーパー銭湯が無いそうだ。
操業したら儲かるかも??だってホアンは一発でスーパー銭湯が大好きになって
しまったもの・・・・。

   宮城さんと友遺さん   暗闇でも光る手入れの届いた頭は?
7月20日(金曜日)平和祈念公園へと急ぐ
朝7時前に起床。宮地さんカーテンを開け外を見てうかない顔。
無風だ!エリアに行けば風が吹いていると思うのだが、ダメだそうだ。
沖縄は陸風、海風でなく、気圧配置の風だそうだ。
NHKの『ちゅらさん』を見て(宮地さんは毎日見ているらしい)いざ!出陣。
昨日もそうだったが、高さ5000mもありそうな積乱雲が海上や陸地に
ぼこぼこ出来ている。でかくなると雷がなり、スコールを降らせている。
30分も降らないようだが、すごい雨である。
嘉陽に10時過ぎに到着。道が雨でくずれているので、10分ばかり歩く。
テイクオフ前に広がるリーフのエメラルドグリーンのリーフは素晴らしい。

   嘉陽のリーフ   

      

しかし無風である。しばらくすると、大分県から来た若夫婦がレンタカーで到着。
昨日お昼前に、2時間飛んだらしい。彼らのサポートに北部に住む永井さんが
来ていた。どうも古くからのフライヤーでここいらの主の様な人だった。
宮城さんが家族連れで近くの慶佐次ヒルギの森公園に来ているとの事で
行ってみる事に。山田さんもいっしょだった。宮城さんの奥さんも2人の娘さん(中学生)も
フライトするらしい。300円のパイナップルをお店でカットしてもらい食べる。
青々としていたので、心配したが結構甘かった。

      

風が少し出て来たかな?と思い天仁屋のテイクオフに行く。サトウギビ畑の中を
つっ切って急傾斜の道を行くと、急に海が見えて来て、いきなりテイクオフ場。
ここは嘉陽の近くで、同じ様に100mの絶壁が左に1km、右に低いが3kmばかり
続いている。リーフではないので、通常の海。しかし無風。遠くから雨雲も近づいて
来ているので、本日のフライトは断念。
遅い昼食だが、名護市のはずれで、ソーキそばの本家で食べる事にした。
宮城さん一行と永井さんと我々と総勢9名で移動。
はじめて食べるソーキそばの味はちょっと意外であった。太い中華そばに醤油系のつゆ
にドーンと豚足(爪のところではない)が3〜4本乗っかって出て来た。
うへぇ〜!たべられるかなー?豚足に喰らい付いてみて驚いた。ほとんど脂肪分無し。
肉のそぼろを食べている感じ。聞くと何度も何度も煮出して徹底的に油をすてるそうである。
私は中華そばを食べる方ではないが、ソーキそばはみてくれよりアッサリ系でおいしかった。
びっくりしたのは食べ終わってスープの上に油分がほとんど浮いていなかった事だ。
中華そばなら2重にも3重にも油が浮いているのに・・・・。

   ソーキそば   M16ライフル弾

そば屋で皆さんと本日はお別れ。別れ際に山田さんから記念にと呼子を頂いた。
米軍のM16ライフル弾で作った呼子だ。薬きょうは見たことがあるが、先端の弾は初めて見た。
これに当たると10cmの穴があくそうである。長さ18mm直径5mm程度の弾である。
この呼子は強く吹くと猛禽類の鳴き声に似ていて、カラスがあわてふためくそうである。
一度試してみよう。山チンセットの笛に使わせて頂く事にした。
一度お会いするだけの私達の為にこんな珍しい手作りのお土産を用意して下さった山田さん!
本当にありがとう御座いました。神の倉の仲間に見せてやります。

時間があるので、平和祈念公園へと急ぐ。ぎりぎり4:30に到着。5時閉館なので
急いで平和資料館へ。昨年新装会館となった。

人が犯す最大のおろかな行為・・・戦争の実相に出来るだけせまろうとする沖縄県民の
熱い思いに圧倒されてしまった。
広島平和記念館の展示に何か物足りない事を感じて
いたのが、ようやく吹っ切れた感じがした。

皆さん、沖縄へ行かれる事があったら、どうぞ2時間は平和祈念資料館へ立ち寄ってみて
下さい。生き残った住民達が書いた証言の室、地獄の戦場の部屋には集団自決や
火炎放射器で焼かれる場面、手榴弾で爆死したのか足だけの死体・・・等正視に耐えられない
写真も展示してある。
烈しい写真に負けまい、視線をそらすまいと見て歩き、一枚の写真の前で
動けなくなってしまった。
阿鼻吸喚の地獄絵図を見た後、生き残った子供の写真を見た。

その子は3歳位で、裸で雨が降っていてぬかるんだ道に呆然自失の状態で立ちすくんでいる。
父も母も自分を守ってくれる人が全て死に、どうしていいのか分からず、
ただただ立ち尽くすしかない風情だ。私は子のこの写真の前で立ちすくんでしまった。
鳥肌がたち、ただ涙があふれてきてしまった。


      

最近の修学旅行は北海道でスキーをしたり、海外旅行でおしゃれに決めているらしい。
私達の子供の頃は、泊りがけの旅行そのものが贅沢な事であったので、せめて修学旅行
くらいは、一生の思い出に観光地へ連れて行ってくれたものである。
今は家族で旅行する時代である。せめて修学旅行は、観光旅行では多分行かないだろう
こう言った施設に生徒を無理矢理でも連れて行くべきだ。
テレビカメラの端に写ると「ピース!ピース!」とVサインを送る阿呆な若い者に50年前に
何が起きたのか見てもらいたい。
「ピース!ピース!」と言っておれば、平和が来るような錯覚をさせるアホなマスメデイアの連中も、
一年に10日ばかりは真剣に取り上げてもらいたい。
一泊3万とか5万の温泉旅館の映像を流すくらいなら、この沖縄の平和祈念資料館の内部を
放映して欲しいものである。
今は小泉人気が90%から70%に落ちたそうであるが、人気の中身を見ると、なにか空恐ろしい気がする。
経済の閉塞感、生活の不安感が充満していて、何かやってくれそうな小泉さんに、
異常な人気が集まっている。
ひょっとして、ヒットラーが台頭してきた時期の歴史の気分に似通っているのだろうか?
優秀なアジテーターがいて、マスメディアを少し利用しただけで、雪崩を打つ可能性を
日本人は持っているのだろうか!?そして、隣組で互いの密告制が出来れば、完全に55年前の体制に
なってしまう。お上や政治屋共に自分達の運命をまるごと預けるのはやめて、
各々の立場で自らの道を切り開きましょう!
平和祈念館の外には、沖縄戦で亡くなった全ての人の名前が刻まれた「平和の礎」が建立されている。
すべての死者たち・・・・・そうアメリカ兵達の名前も・・・・。真摯に平和を求める沖縄の人たちの
烈しいそして温かい心の表れだと思います。1/100か1/1000かもしれませんが、
その心は頂いて帰ります。

   

帰りは北谷町(ちゃたんちょう)ジャスコに寄って日本そば定食を食べる。
米軍兵士の婦女暴行事件で有名になった所。北谷町が力を入れて若者の集まる町作りをした。
大観覧車が有り、若者向けのショップや路上ではパフォーマー達がジャグジーをやっていた。
芸人としては、へたくそであったが、汗びっしょりで一生懸命やていたのが、すがすがしい。
最後のカンパのお願いも、お客の所にカンカンを持ってくるのではなく、じっと立っていて、客の方から
入れてやるシステムを取っていたので、押し付けがましくなくほほえましかった。
さすが若い石田さんは、乗ってお金を渡して来た。友井さんや私等は気恥ずかしくて、持参する事も
ようしない。
どうぞ明日は風よ吹け!明日は吹いてくれないと、宮地さんが気苦労でぶっ倒れるかもしれない!
7月21日(土曜日)佐敷で飛べるかも
7時頃眼が覚める。外に出てみるも、草葉一枚揺れていない。すでに沖縄のセミは
「シャン シャン」と大声で鳴いている。
無風でも無理矢理ぶっ飛んでやろうかな?・・・・
9時頃宮地さんの家を出発。今日積乱雲だけはあちこちに有る。途中スコールに会う。
ランディング場近くの嘉陽小学校でトイレを使わせてもらう。
1m弱の風が吹いている。急いでテイクオフへ!上がってみると、無風で雨もパラパラ降り出した。
どうも神の倉パラ中毒患者3人組おやじの中に、行いの悪いのが混じっている様だ。
くよくよしても仕方が無いので、観光モードにチェンジ。万座毛に行く。

      万座毛

      

2mで少し弱いが、正面から入っている。ここではテイクオフは出来ない。やけくそで、岩の端に立って
記念写真。エメラルドグリーンの海がきれいだ。次に宮地さんお気に入りの「むら咲きむら」へ。
ここはNHKの「琉球の風」のロケ地になった所で、その施設をそっくり観光資源にした。
年がたては、大河ドラマの記憶も薄れ、観光客も来なくなり、倒産したらしい。今は若者がガンバッテ
ほそぼそ営業続けている様だ。建物は素晴らしいのだが、他に何かインパクトの有るものが無い。
琉球焼や蛇皮線の製作体験など、滞在型イベントで生きようとしている。若者達がスタッフに
多かったので「がんばりんさいよ!」と声をかけた。
私達が見学している間に宮地さん「琉球焼」の体験コーナーでちゃんとお膳立てしてくれて、
コーナーに到着次第土ひねりとなった。3人共今までチャンスは有ったが、時間がかかるので
実際にはチャレンジする事がなかったので、喜んでさせてもらう事に・・・。
私が一番手でチャレンジ。先生は京都から沖縄の焼き物に魅せられ居着いた、うら若き京美人。
電動ろくろで湯のみ茶碗を作る事に。
「優しく手を添えて・・・」と言われるのだが、我の強い不良おやじは湯のみ茶碗のイメージが先立ち
つい力が入り、くねくねとなってしまう。

      

      

      

茶碗の反対側で京美人先生が手を添えてくれているので、私が力を抜けば、瞬く間に直ってしまう。
それでも緊張して汗がしたたりおちる。汗が噴出すのは京美人先生のせいか??
何とか糸で底を切って完成。宮地さんが前回製作し、焼きあがったのと比べて、いばる事しきり。
私も負けじと「焼き上がったら 宮地さんと同じになっている!!」と反論。(京美人先生手直ししてくれる)
あえて、京美人先生、否定しなかったので、本当かも?
出来上がるのが楽しみだ。
銘を入れるのを忘れた!石田さんは湯のみ茶碗に、友井さんは抹茶茶碗にチャレンジ。
二人共私より上手く作った。私のはくねくねの修正品。
友井さんが終わる頃、宮城さんから
佐敷で飛べるかも・・・と電話が入る。ずっと我々の事を心配してもらっていた様である。
5時頃であったが、大急ぎで佐敷へ!!
到着すると、宮城さん一家が風に吹かれていた。2m位の風は吹いている。
ここはちょっとした小山(高度60〜70m?)でランディングは畑の空き地。(20m×40m)
テイクオフの平地の部分には風が入ってこないので、宮城さん夫婦にキャノピーを持って貰って
テイクオフ。斜面をなめるように2度往復してランディング。3分間フライト。
何とかキャノピーに沖縄の風を入れる事が出来た。
石田さんも3分間フライト。友井さんは初めてのエリアで緊張し、ランディングの真上に高度15m
で来てしまった。高度処理を過激にしてしまい、バンクかかったまま突き刺さるように
2m草丈の有る所にランディング。ふぃー!!危なかった。テイクオフ場では宮地さんと宮城さん
石垣にぶっつかったと思い心配してくれたらしい。
風が変わって引き揚げ。
夕食は宮地さんの家の近くの居酒屋で。町でよく見かける「タコライス」の事が気になり
女店員さんに聞く。ご飯に肉・そぼろを載せキャベツの千切りもたっぷり載せ、「タコス」をぶっかけ
食べるらしい。女店員さんも近くのお店(宮地さんの近く)に良く行きます・・・と教えてくれた。
「よし!!今から行こう!!」と、からかって立ち上がったので女店員さん面食らってしまった。
(ビールのオーダーだけで、他のオーダーしていなかったので・・)
帰りがけに「キング タコライス」と言う名のお店によって、2種類二人前「お持ち帰り」をたのむ。
タコライスは3人前も有ろうかと言うほどたっぷりとご飯が入っていた。
もうひとつは春巻きふうのものだった。見た目より美味しく、居酒屋でたらふく
食っていたのに、更にタコライスは4人のお腹に納まった。

ついに明日は帰広の日になってしまった。明日は何が何でも飛ぶぞー!!

7月22日(日曜日)やっと天仁屋エリアで飛べた
ついに沖縄旅行最終日。6時には眼が覚めた。
官舎の廻りと少し高い所へも廻って見る。雲は東からゆるやかに流れている様だが
地上は無風である。ついに観光旅行となってしまうか!!しかしあまり気にはならない。
毎日毎日宮地さんが気を使ってくれ、いろいろ楽しませてくれている。
しかし、宮地さんの気苦労を思うと、申し訳無い気がする。
風の強い日はあっても、無風だった日の記憶が無いと、しきりに不思議がっていた。
やはり不良おやじのせいか??
7;30とりあえず佐敷の方へ行きかけると、宮城さんからпBこちらは雨です!
ゲッ!どうしても飛べないか〜!!。ワンチャンス狙って天仁屋エリアへ。

到着すると、ヤレうれしや!!約正面から2〜3mの風が入っている。すぐに準備!!
少し弱めでステイ出来る自信なかったので、ウエイティング。余り状況変わりそうにないので
ちょっと立ち上げて見る。前を向いてグラハンしてても、力強さがない。降ろそうかと後ろを向くと
持ち上げられそうになったので、再度前を、向きそのままテイクオフ。
ヤッホー!!ついに念願の海リッジだ。テイクオフ前が一番リフトを感じる。5分ばかりウロウロ。
テイクオフを離れ、左側の絶壁へ移動。コブ2つが海に突き出している所がリフト有る様だ。
しばらくして、宮地さんの「ブリーズ」の仲間達も集合して、テイクオフ開始した。
本当に海リッジというのはど安心して、何時間でもステイ出来るものだと体感した。
特に感動的だったのは、テイクオフレベルから下がっても何も心配する事がないという事だ。
テイクオフが100mの高度であったが、半分まで下がっても、崖に近寄れば2往復でそっとレベルまで
持ち上げてくれる。
少し慣れて来たので、沖に出してみたり、ウイングオーバーやってみたりした。高度下がっても
いつでも回復出来るのがうれしい。1時間ばかりフライト。
地元のフライヤーは時々トップランしている。5m円のピンポイントレンディングである。
石田さんがトライしている。少しサイドスリップしながらであったが、初トップラン。おめでとう!!
次に私もふんわりとトップラン。
喉が渇いてきたのでポカリを一口飲んで、すぐさまテイクオフ。少し弱めだったので、クロスのまま
5秒ばかり止め、前を向いて止め、やおら前つのめりでテイクオフ。
思い切って沖に出し、シンク音がして、-1mを示している。180°ターンをして、一目散で崖に
向けて帰る。うんと近づいてターン。あまりリフトの力はない様だ。
神の倉の山飛び経験を生かして狭いリフト帯でスリスリしながらレベル回復。
地元フライヤーは風が弱くなったので早々とトップランしている。
神の倉3人組ともう一機が取り残された。宮地さんは砂浜ランディングしかないと覚悟したらしい。
私が強めのリフト帯で少し上げ直し、トップランすべくテイクオフへ。2度スルーして、3度目にふんわり
トップラン。石田さんもふんわりトップラン。友井さんも果敢にトップランチャレンジ。
一度スルーし、2度目には宮地さんの誘導で見事トップラン成功!!キャノピーが後ろの薮に
ひっかかって5分ばかり回収に手間取ったが・・・・。とにかく無事にトップランおめでとうございます。
こちらでは、トップランが基本のエリアらしく、皆さん軽々トップランしている。
神の倉ではトップランする人は10名居ないはずなので、石田さん・友井さん友に10傑に入った事になる。
これで文字通り一皮も2皮も剥けての沖縄からの凱旋になるかも・・・。
最後に「ブリーズ」の皆さんと記念写真。

      

      

4日間ずっと気にかけて頂いた宮城さん。めずらしいM16ライフル弾の呼子を頂いた山田さん。
そしてスクールの安嶺さん、永井さん。皆んな心優しい人たちばかりでした。来年は嫁さんも
連れて来てやりたいので、その節は宜しくお願い致します。
最後に宮地さん、本当にこの4日間ご苦労おかけしました。無風の日が続いたので、キリキリ胃が
痛んだろうと、申し訳なく思っております。
友井さんにとってのトップランは一生に一度の思い出になった事と思います。
石田さんもずっとニコニコニコニコしていました。
このハイテンションは一週間でなく2週間は持つでしょう。
3日間のうち、2日間は無風でしたが、平和祈念資料館といい、琉球焼き物といい、毎日感動を頂きました。
そして、3日目のフライトは2日間のウエイティングを帳消しにする程の感動フライトでした。
宮地さん本当にありがとう御座いました。
そして沖縄の「フリーズ」の皆さん、一度「神の倉」へも来て下さい。お待ちしております。

      

      飛べて、ほんとに良かった!!!
7月28日(土曜日)3時間フライト
台風もUターンして本日も晴れ。
沖縄でのフライト時間が足りなかったので、今日は時間を稼ぎたいな〜!!
気合を入れて9:3過ぎには家を出る。ランディング場に近づくに従い、少しづつ
風が強くなっている。山の竹やぶや木の葉も裏返っている。10:00過ぎに到着してしまった。
やはり居ました!パラ中毒重症患者・・・・近藤のおばちゃんはグライダー広げて立ち上げの稽古。
広大学生達もグラハンの稽古。最近本当に良く頑張っている。
小脇さん、石田さん登場。とりあえず神の倉テイクオフへ上がる。
南南西3〜4mで、サーマル成分もちぎれているのだろうなぁ・・・・。
小脇さんゆっくりしているので皆んなウエイティング。
痺れ切らして時安さん、近藤のおばちゃんテイクオフ。
その後は10機ばかりでテイクオフ上を+30mで行ったり来たり。
南南西の風は強いのだが適当なリフトがあり、+30mで延々と飛べる。
3時間飛んで、いささかくたびれて来た。
ちょっとトップラン狙うがテイクオフに近づくと風で持ち上げられ断念。
サーマルで高くも上がらず、リッジだけで、ただただ3時間飛んでしまった。
日に照らされいささかくたびれたので、珍しく1本のみで終了。
飛んでいる最中に携帯が鳴るも出られず後からみると、宮地さんからのпB
午前中3時間、午後3時間の嘉陽はご機嫌フライトだったらしい。私が行くとダメなのかぁ〜!! 

                        
7月29日(日曜日)  3時間ビックフライト
昨日は暑かったので、少しでも涼しい時に飛ぼう。
9:00には家を出発。昨日と同じ様に竹やぶや木の葉が裏返っている。
ランディング場に9:30頃には到着。10台ばかり車が有る???
2〜3人グラハンしている。竹井さんが無線を握っている。
今日プレジャークラブの朝練の日だ。朝7:30の集合だから、家を6:30に出発している。
皆んな、気合が入っているのには感心させられる。
10時すぎたら、荒槙へ行って新人含め低高度の練習だもの!良く体力が続くと感心してしまう。

   

広大石本たちと神の倉へ上がる。南南西で3〜4mは吹いている。ホツホツとテイクオフする。
昨日と同じ条件だが、+100m位までは上がれる。時々+5m位の小さいサーマルが入ってくれるので
流されながら、上げるも+200mが精一杯。
鉄塔上からテイクオフへ帰るのにレベル−100mになってしまった。
何とか復活。もう一度流されながらも+200mになったので、南の尾根を目指す。
児島さんが先程から遊んでいる。先方をオメガ5の山本さんが目指して飛んでいてくれるので
気流の状態がよく分かって楽だ。
オメガ5とはスピードが違うのが一目瞭然だ。途中の高い屋根を+30mで山本さんは突っ切って行った。
私は今+60m位はあるのだが、前に進まず結局+30m位で越え最後の難所にかかる。
ここは気流の壁の様なものが有って、前に進まず、時には半分潰される事も珍しくない。
この地獄の1丁目を通り過ぎると、いきなりドーンと持ち上げられ、南尾根のリッジの花園が
待っていてくれるのだ。
私が沖縄へ行っている22日には、ここで5〜6時間飛んでいたらしい。
松代のだんなも5時間半の自己記録を更新したらしい。
ここで、20〜30分遊ばせてもらったが、いまいち力強いリフトを感じないので、もう一度テイクオフ上へ流す。
あれっ!!全然高度を失わなかった。新しくメンバーになった松尾さん(山本さんと同じ色のオメガ5)も
南尾根を攻めに行った。同じ色のオメガ5が南尾根で舞っている。
私は地獄の1丁目のローターが嫌で唯々テイクオフ上でリッジソアリング。+500m位に居る
小脇さん(新グライダーのブーメラン2)を残して全員そのうち垂れてランディング。
私は少し粘って(グランドサーマルを拾って)最後にランディング。3時間のフライトだった。

                                     

リンダルでクーラーにあたりながら昼飯。生き返った心地だ。
倉田さん・小脇さん+200m位から南風に乗せてXCに出て、湧永製菓方面に降ろしたらしい。
福場さんが回収に走り回ってくれていた。
一涼したので、再度神の倉へ。南成分が強くなっているが、だましの風でテイクオフ。
ちょこっとトップアウトするも粘れず30分で皆んなランディング。
ポツンポツンとテイクオフするも、皆んなぶっ飛び状態。
「上がりませんか〜??」と声掛けられて、回収Orフライトで上げてもらう。テイクオフ場では皆ウエイティング。
ナベさんが出て直ぐ南に寄り過ぎ、半分潰れ、バコンバコンしながら、降りて行ったので、全員ウエイティング。
南風になっていて、後ろの待つの枝も揺れている。
時々正面っぽくブローが入ってくるのだが・・・。
今日はいっちゃん家族が来ていて、先程松代のだんなが1本飛んで夕方1本をいっちゃんのお母さんを
飛ばせるべく上がって来た。しかし風が悪い。松代だんなが奥さんの機体を広げて立ち上げて見るも
真横を向いて上がる。地森さんが下から「無理しないで降りて来て下さい!」と講習生に呼びかける。
皆さんかたずける気分になったので、車の回収はOKだな−!
飛びたい病の私は回収を甘えさせてもらって、ぶっ飛びをもう1本やる事に。
テイクオフしてすぐ右尾根をスリスリしていると、トップアウト。
しかし+20mで二往復でレベル以下になりぶっ飛びとなる。
あとからいっちゃんのお母さんテイクオフして来た。松代のだんなが「行け!」と言ったのに相違ない!
テイクオフして、旦那が「もう一度テイクオフ場に帰れ!」と誘導しトップアウト果たしたそうである。
いっちゃんのお母さんは私よりパラ経歴長いので、面目を果たした事になった。