2001年4月 ホアンのことも書かないと!!忙しい!

2001年4  月   
4月1日(日曜日)  ホアン初タンデムフライト
今日は2週間ぶりのフライト予定。
嫁さん、リズム体操の練習あるので、ホアンを預る事になった。
パラがやりたいという思いをコロンビアから大きくふくらませて来ている。
スペイン語の『パラペンテ』教本まで買って来ている。
自分でも練習して単独飛行したいらしい!
しかし、未成年なので国の両親の許可がないとダメといってある。
「電話でOKとってあると」言ってたがAFSをつうじてお伺いをたてているのだが・・・

風が穏やかならば、山本さんにお願いして、タンデムフライトをやってもらおう。
10時から広島市連盟の総会がある。総会のある井原会館までの道中
込み入った話題は無理なので(私もホアンも)目に入るものの名前を覚えてもらう。
ホアンは非常に頭のいい青年で、もの覚えがすごく早い。
それもそのはず、父は医者。母は設計士である。おじさん(29歳)は高校の頃は
コロンビアで一番。アメリカのマサチューセッツ工科大学へ行き、更に経済学を納め
現在『世界銀行』に入行し、2〜3ヶ月毎に各国を廻っているらしい。
総会で黒田さんに紹介する。思わぬスペイン語にうれしそうであった。
テイクオフの周りの山の掃除も私と一緒に手伝ってくれた。
1時前に掃除も終り、さあ飛べるぞ!!



風は時々ブローが強く入ってくる。誰もテイクオフしようとしない。
児島さんがテイクオフに現れた。一気に期待が高まる。はたして・・・・・
まず児島さんテイクオフ。続いて山本さんテイクオフ。そして芦刈さん。
私も遅れじ!とテイクオフする。ホアンにデジタルビデオカメラで撮ってくれるように
頼んでおいたので、一生懸命撮ってくれている。
彼の方を見て手を振る。それに答えて彼も手を振ってくれている。
+50m〜100mがせいぜいで、高くは上がらない。
しかしリッジが良くとれ、風は強めなので、あまり前には進まない。
強風の為か、2〜3人しかテイクオフしてこないので、テイクオフ上を
ゆっくり楽しめる。
児島さんは南尾根で延々と飛んでいる。
私も行きかけるが、南風強くて、途中で引き返す。
高度を失い、神の倉テイクオフ前−100mとなってしまった。
右尾根に南風が当たり、結構吹き上げている。
右尾根を3回ばかりみがきながら、レベルまで摺り昇って行った。
松永さんの機体とテイクオフに挟まれ、レベルでテイクオフ側に急旋回。
ニアミスを避ける。リフトが強く、松永さんの機体に下から追突みたいな
状況であったので、さぞかし、びっくりした事と思う。松永さんゴメンナサイ!!
4時頃になって、風が落ちて来たのか、ぼつぼつとテイクオフする人が
多くなってきた。
5時過ぎ、嫁さんがテイクオフ場に来ている。
ホアンにタンデムの時には「走れ!走れ!」と身振り手振りを交えて
説明している様子が見える。
トップランして手伝おうかとうかがうも、リフトが強すぎ、テイクオフ上をスルーするだけ。
山本さんとホアンがタンデムでテイクオフ。
近寄って挨拶しようかと思うが、タンデム機がなかなか上がって来ない。
結局すれ違いの挨拶は出来なかった。タンデム機は20分位のフライトを終え
無事ランディング。ホアンの嬉しそうな笑顔が目に見える様だ。
ホアンの笑顔は人の心を融かすように素晴らしいものを持っている。
本当に良い青年を預ったものと感謝している。
そして南米の底抜けに明るい性格は、驚嘆に値する。
私はなぞは何処を押してもあんなに愉快にはなれない。
私達夫婦を涙が出るほどに笑い転がしてくれる不思議な青年である。
ホアンについては、一杯書きたい事があるが、すべて嫁さんに譲る事にする。
本日、2時間30分のフライト。延々とリッジソアリング。
今日は殆どの人が1.5時間以上のハッピーフライトの様であった。
夕方遅くまで広大新人が頑張っていた。

山本由加里さんに、ホアンのタンデムフライトの写真を送ってもらったので掲載します。

   ヘルメットOK!   この布切れで浮くの???僕、心配!!

   おっ!!!浮いた!!   わお〜!!とんでる〜!!!

4月7日(土曜日)晴れ  初クロカン練習
9:30頃、家に居ると小出さんからпB黒瀬の方を走っているとの事。
池の掃除でもしようと思っていたが、「今から出ます!」と返事する。
到着すると、地森さんと小出さんしかいない。広大学生新人達は、ランディング場で
立ち上げの稽古。風は3m前後と立ち上げ稽古には良い条件だ。
井口さんが来て、地森さんの車で荒谷山に上げてもらった。
11時頃、サーマルの出始めで、南斜面から井口さんテイクオフ。
右小山沖でサーマルヒット。小さめのサーマルらしく、苦労しながら上げている。
結局+200mが天であった。続いて小出さんテイクオフ。右小山の右に寄りすぎ
サーマルヒットなしで、かつて私の通った谷底コースを飛んでいる。
バサバサこなければ良いが・・・・・。順調に下降のみで・・・・
地森さんが「正面の田んぼを目指して!」との伝言を私が無線で伝える。
谷が終わることようやくシンクが止まり、駅裏へ一目散で走っている。
何とか駅裏サブランにランディング。私もキャノピー広げてウエイティング。
少し暖かいブローが入って来て、テイクオフする。
+3mのサーマルヒット。少し南風が強いらしく、ちょくちょくはずす。
何とか一気に+600m(地上1000m)まで上げる。
後に流しながら上げていったので、赤柴山上空で裏の吉田町はすぐである。
いつかは行って見たいと思っていたので、地森さんに吉田町に走る事を伝える。
フルアクセルで向う。途中一度もリフトなし。−3〜ー4.5m/Secでシンク音の鳴りっぱなし。
ようやく平地で+200mでシンク音なりやむ。川を越え50mの小山でかすかにバリオ鳴って
一回転してみたが、どうにもならず。少し走って大和重工工場裏の河川敷に降ろす。
本流南であたので、川下を向いて、ランディングするも、フォローを背負ってしまい、走り抜けず
こける。1.5m位のフォローであった。キャノピーたたんでいると、アゲインストに変わった。
クロカンに出てのランディングアプローチは余程細心の観察しないと失敗するなあ〜。
それでも状況掴み切れないのだろうなぁ〜・・・・。
取りあえず5Km以上1本目達成だ!

   

地森さんが無線でランディングしたら、連絡入れる様にとの事だったので、無線で呼びかけるも
反応無し。井口さんに携帯いれるも、切ってある。折り返しрオてもらったので報告をする。
ランディング場に帰るのにアクセス悪いのは分かっているが、とりあえず大和重工前のバス停まで歩く。
バス停の時刻表見ると、12;30がある。あと3分だ!!ラッキー!!!
しかし待てど暮らせど来ない。もう一度時刻表確認。ちゃんと土曜日も12:30に来る予定。
12時50分まで待っても来ないので、頭に来て、吉田町のタクシーに迎えに来て貰う事にした。
15分位してタクシー来る。乗車中ずっとパラ談義に花が咲く。
何故か大佐で大会ある事をこのタクシードライバーは知っていた。
井原小学校まで来て、2990円のメーターが出ている。
まあそんなものかと思っていると、やおら運転手さん、メーター機の押しボタンを押した。
ゲゲッ!!4150円に跳ね上がる。乗るとき560円スタートだったので、お迎え料金不用かと
喜んだのだが・・・・。
結局ランディング場で4310円。5000円支払って700円のおつり。
面白い話を聞かせてもらったので・・・と10円まけてもらった。タクシーでチップ代わりにおつりを
もらわない事はあるが、料金まけてもらったのは、初めてである。

私はクロカン練習の9本は達成しているので、本日5Kmを越える5本のうち、本日1本(6Km)達成。
東屋でマキちゃんと話しをする。彼女もクロカン練習中で、9本のうち、7本達成している。
現在猛チャージ中。私は忘れていたが、2年前の6月にクロカンの教科は一緒に取ったらしい。
という事は6月までに後4本5Km以上達成しないと・・・・。
あわよくばもう1本と荒谷山へ。倉田さん・松代さん・時安さん達が+300m位で遊んでいる。
私も早々にキャノピー広げる。少し強めのブローでテイクオフ。テイクオフ上20m位を後ろに
流しながら、右奥ボール上に付ける。+30mよりは上に上がらない。
40分ばかりリッジソアリングしていたが、飽きたのランディング場へ。
夕方いっちゃんのお母さん(松代玲子さん)が1本神の倉からフライト。
松代のダンナの無線が聞こえている。最終アプローチで駐車場上空20m位で
もう一度田んぼへ振ってしまった。振り直しては、戻れないので、電線上2m位を通り過ぎる。
地森さんも気が付き、ランディング場の石垣が危ないので、そのまま田んぼに降下を指示する。
見事にアウトランになってしまった。
本日のクロカン   やよいさん・・・湧永製薬    広大石本・・・・吉田口?
            芦刈さん、井口さんなど多数  春のクロカンシーズン到来か?
4月8日(日曜日)晴れ  初山チン
今日は9時から荒谷山の絨毯貼りなので、早めに家を出る。
既に小脇夫妻が来ていて、忙しく準備をしている。
そのうち高見さんから『今日の絨毯貼りは中止!』と連絡が入る。何でも絨毯貼り合せの
ミシンが借りられなかった様子。
絨毯のダンボール箱を解いたり、そのゴミをまとめて焼きに行ったり、一時間ばかり作業をする。
きれいに片付いたので、いざ荒谷山へ。マキちゃんが「勇さんがゴミを焼いているので
寄って下さ〜い」。土手で一人倉田さんがゴミを燃やしている。
心が優しいマキちゃん”山賊むすび”を差し入れする。
『勇さん、ゴメン!!』と倉田さん一人に火の番を押し付けて荒谷山へ。後で聞いたところによると
倉田さん別の用事出来たので、美穂さんに火の番を交代してもらった。
近所の方に大火を炊いているのでと、美穂さん偉く叱られたらしい。
美穂さんが、私達を代表して叱られてしまった。美穂さんゴメンなさい!!



テイクオフの風は、正面なのだが、南や北はてはフォローと定まらない。一瞬芸で広大石本がテイクオフ。
右小山で上げ出した。翼端をピラピラさせながら、上げている。+300m位でステイしている。
ランディング場から無線が入り、高々度3本目のハングの娘がハードランディングした様である。
ピーポーと救急車がランディング場に到着。30分たってもなかなか発車しない。
受け入れ先を捜しているのだろう。
後から聞くと、鎖骨を骨折、あごも切ったらしい。救急車も去って行った。
小脇さんテイクオフ。右小山で強いサーマルヒット。ぐいぐい上げている。
キャノピーはしわしわして、旋回も多角形である。広大石本の高度まで追いつき、そのサーマルで
二人とも仲良く上げ始め、雲底(+1200m?)に付け、クロカンに走り始めた。
後から聞くと、広大石本は高宮町(20Km?)、小脇さんは布野村(40Km?)だったらしい。
私は、朝一番で救急車のサイレン聞いたし、小脇さんの多角形の旋回を見ていたので、
ゆっくり様子見とした。

皆さんぼちぼちと出始める。マキちゃん・鍛冶ちゃん上げ始めたので、私もテイクオフ。
私にはサーマルかすりもせず、駅裏サブランへ。マキちゃんはクロカン練習1本成功。
倉田さんに拾ってもらう。テイクオフに上がってみると、近藤のおばちゃんと、武ちゃんが
+300m位でトップアウトしている。
先ほど駅裏サブランで見た時には、地上200m位でもうすぐランディングしてくると思っていたのに・・・・。
近藤のおばちゃんの良いフライトの時の口癖「私もういつ死んでもいい〜!!!」が聞こえて来そうだ。
私もすぐテイクオフ。あれれ!!サーマルが無い!!またもぶっ飛びか!!クッソー!!!
駅裏サブランへ半分位来た頃ようやく+1.5m位のリフト有り。大事に廻す。
何とかサーマルに乗れた。一気に+400m(地上800m)まで上がれた。
クロカン練習5Km以上に出るぞ〜!!
とにかく6月までにあと4本達成しないと納まりがつかなくなる。5.1Kmでも良いので、すぐに走る。
1Km位はシンク音鳴りっぱなし。シンク音が消え、+1m位のサーマル有り。
廻そうかと思ったが、何だか高度を更に失う様な気がして、そのまま走る。
ようやくかたくりの里の対面の尾根まで来る。地上200mで+1mのリフト有り。2回ばかり廻して
みるが、弱い様だ。そのまま行ける所まで行こう。向原高校の上を過ぎて1回廻すも弱すぎる。
そのまま豊栄方向へ。Tokyo Rokiの工場の500mくらい豊栄寄りの農道へソフトランディング。
6Kmよし!これであと3本だ!!。
携帯電話で石田さんに回収お願いする。中村さんと2人で迎えに来てもらった。ありがとう!!
一緒に神の倉へ。

   

ついにやってしまいました!!
神の倉テイクオフは、南よりの風でブロー気味に入っている。松永さんテイクオフ。
出て右尾根にへばりついているが、トップアウトまでに至らず。
続いて私テイクオフ。すぐに右に振って尾根にへばりついて、レベルのまま左コブへ。
南風の為、少し沖からコブに近づいたつもりだったのだが・・・・
寄りすぎて乱流で100%のフロントタック!ゲッ!!テンション0だ!。
ブレークコードあてるもテンション感じない。一応キャノピーは直った!!
下は杉林だが、松の枯れ木の大きなのがある。その上に落下中だ!!
モズのわすれ餌の様に枯れ枝に突き刺さると大変だ。
狙いを定めて、足で枯れ枝を踏んづけて落下。
バッキーン!!バリバりバり・・・・!!と派手な音がした。しかし、お陰で身体はどこも打たなかった。
地上5mで少し傾いて、宙ぶらりんだ。無線で『山チンしました。一応身体はOKですー!』と伝えるが
誰も返事をしてくれない。あれ!??周波数違っているのかぁ〜??
皆な気が付かないでテイクオフしてしまうと、1時間も斜めにぶら下がっているのはしんどいし、
『お〜い!山チンしてまぁ〜す!!』と情けない声を出す。

しばらくすると、2連梯子のカチャカチャという音がして、皆さん駆けつけてくれた。
やれやれ助かった。枯れた松の木だったので、キャノピーの回収が大変。
引っ張ってはずれる様な状態でなく、すべて関係のある枝を切る。
そのうち荒谷山に居た人達も駆けつけてくれる。後はあっという間の回収となった。
枯れ木のてっぺんに登って危険作業をしてくれた石田さん・中村さん本当に有難うございました!!!
倉田さんは細い木に登って作業していた。皆さんには本当にお世話になりました。
キャノピーをテイクオフ場に広げ、ラインチェック及びキャノピーチェックするも一ヶ所もダメージ無し。
皆さんに大事にキャノピーを回収してもらった。
おかげで私もかすり傷ひとつ無し。フライトスーツが一ヶ所5mm程カギ裂きになっていただけ。
数々のツリーラン回収経験のある小脇さんや倉田さんが妙に感心していた。
近藤のおばちゃん、石田さんテイクオフしたので、私も続いてリハビリフライト。
南の風は変わらず、右尾根のみを磨いて摺りあがり、トップアウトしてすぐに沖に出す。
一応キャノピーにテンションかけても良いみたい。

ランディングは石田さんと同時進入になりそうなので、後ろからショート気味にアプローチしていると
結構荒れていて、最後はシンク。ランディング場に入るかどうかぎりぎりで、「500円!!500円!!」と
叫びながら、1.5m程内に入る。広大新人達がキャノピーたたむのを手伝ってくれた。
荒谷山に日高さんの車が一台残っているとかで、中村さんと2人で回収に上がり、帰りがけに
初ツリーラン祝いのビールを地元の酒屋さんに買いに行く。(セブンイレブンでなく)
冷えたのを2ダース買って東屋に居る人に飲んでもらう。プレジャークラブの竹井さんが
荒槙牧場から帰りがけに寄り、しっかり「初ツリーランおめでとう!!」を言われてしまった。
他の人たちにも飲んでもらおうと待っているのだが、誰も飛び出して来ない。
条件悪いのか?あとで聞くと、もう一人テイクオフ直後、右尾根でキャノピーつぶされ、ツリーラン
した人が居たらしい。お陰で東屋で皆さんからの、集中砲火を覚悟していたのだが、ぼやけてしまった。
6年目にして、当初からの誓いが(スタチン・山チンしない!)が破られてしまった。
山チンは今回たまたまやってしまったが、私の山際のせめ方やっていれば、いつかはやるだろうと
覚悟はしていたのだが・・・・。
しかしツリーランは比較的に安全とは言え、高度がない条件でのノーコントロールにおちいるのは
やはり大変危険な事だと思った。梢を蹴飛ばして、飛ぶのはやめる様にしよう!!
今日は皆さんに大変お世話になりました。ありがとうございました!!。
マキちゃんクロカン練習9本達成!!一緒にクロカン申請出来る様にがんばりましょう!!
4月14日(土曜日)晴れ
本日は寒冷前線の通過に伴い、天候荒れそうなのでホアンと街に出る。
10年ぶりに福島町のステーキ喫茶『きく』に行く。今もお客は多く繁盛していた。
価格も¥1600で変わっていなかった。
ステーキダブルを注文。日本風の味付けで、量もたっぷりで美味しい。
肉が主食のホアンはペロリとたいらげた。私達2人はあずりこずりで一応たいらげた。
県立美術館で『中国文明展』を やっているので、見に行く。
さすが4000年の歴史である。日本はその頃、どの程度の文明を手にしていたのだろう?
知恵に関しては負けていなかったと思いたいのだが・・・・。
しかし、いつも中国4000年の歴史を思う毎に考えてしまうのだが・・・・世界の四大文明
発祥の地
(中国黄河地域、エジプト、メソポタミア、チグリス ユーフラテス)は現状は
先頭から大きく離されている。特に近世に惰眠をむさぼったのであろうか??
現状は文化、文明の発信地とは程遠い状況にある。
しかし、諸行無常・・・・いつまでアメリカ、ヨーロッパ、日本が今の地位を持続出来るか?
特に何の資源も持たない日本が、これまでの発展を遂げてこれたのは、今の発展途上国から
見れば、驚異と映るであろう。正に教育の行き届いた人々というでもって
その発展を支えたものと私は信じている。
ホアンもその点に魅せられ、そして武道にひかれ、日本留学を志したものと思う。
日本の高校教育及び生徒に失望しなければ良いが・・・・。
空手クラブだけは、ものすごく期待感をふくらませ、もうはじけそうである。
                                     
『中国文明展』を見終わって縮景園を散策した。ホアンはこちらの方が、大いに気に入って
松の剪定(枝ぶり)に興味を示す。縮景園は何もかも気に入った様子。
縮景園の近くに有るLPのNさんのお宅にごあいさつに寄る。
夕方は『ひろでんボール』でボーリングして帰る。
若いだけあってパワフルで、154点でトップだった。
4月15日(日曜日)晴れ
本日は天気良し。しかし昨夜2時半頃までビデオテープのダビングをして寝過ごす。
今日は荒谷山テイクオフの絨毯貼りである。
遅れて到着。荒谷山テイクオフでは発電機を回し、工業用ミシンで絨毯の縫い合わせをしていた。
1:30頃18枚の張り合わせ完成。25m×25mはある。全員で持ち上げセッティング。
皆がほれぼれ。何だか土足で上にあがるのがもったいない。
鉄筋のくい打ちが一時間ばかりで完成。3時頃であったが、未だ強風はおとろえず。
そうなんです!今日は強風の為、じっくり念入りな絨毯貼り作業が出来ました。
本日はニッセンの広島県予選でもあるのだが・・・・。
小脇さんの御託宣で神の倉に移動。
九州のビジター達20名ばかり来てもらっているが、一日中フライトとならず申し訳ない。
昨日は夕方のみアーベントで1時半ばかりはフライト出来た様である。



神の倉テイクオフは5分おきに強風ブローが入ってきて、山が鳴っている。
皆さんずっとウエイティング。
4:30頃九州勢の腕に覚えのある2名テイクオフ。相当荒れていて
1名は目の前でつぶされていた。+100m位がせいぜいで、20〜30分のフライト。
そうそう、九州勢の3人目がクロス立ち上げをし、振り返る暇も無く持ち上げられ
そのままテイクオフを半周して、テイクオフの後ろに落下。
グライダーがつぶれた訳でなかったので、振り回された格好で肩をいささか
打ったらしい。無傷でなによりだった。
それを見てしばらくウエイティング。5時過ぎて少しブローの息継ぎも長く
少し弱めになったところで、芦刈さん、山本さんテイクオフ。
目の前で一気に100m位は上がっている。続いて九州勢3名テイクオフ。
ハングもテイクオフ。ウエイティング組もまだ20名以上はいるので、私も早めにテイクオフ。
すでにアーベントタイムとなり始め、鉄塔に行っても、南の尾根に
行っても、レベルから+100m位は保てる。一時間ばかり飛んで、ふと北の鉄塔を見ると、
マキちゃんと勇さんがカタクリの里めざしてランデブー飛行。
私もおじゃま虫に行こう。5Km以上を1本でも成功させておかないと
6月に間に合わなくなる。鉄塔上+50mで出発。
北の鉄塔までは殆ど沈下無く行け、過ぎたあたりでシンク音激しくなる。
沖に出して、南風に乗ってフルアクセル。あれ?マキちゃん向原高橋上空で
高度処理して、カタクリの里に向っている。私はかまわず5Km以上をめざして
フルアクセル。目の前に電線が迫って来たので、アゲインストに向き直り
川土手近くにランディング。5.2Km位か?よし!これで3本成功!
あと2本だ!!
無線で呼びかけ、井口さんが迎えに来てくれた。有難うございました。
カタクリの里で、マキちゃん達を回収。
今日もハッピーなフライトであった。
  
4月21日(土曜日)晴れ
今日は天気予報は40〜50%の雨である。
10:00頃雨は降っていないので、一応神の倉に顔を出してみる事にする。
明日はAFSのフォストファミリーの集いがあるので、とりあえず本日飛んで
うさばらしをしておこう。
11:00頃ランディング場に到着。ネームプレートは小野谷さんの一枚だけが
エントリーしている。誰か来ないかと、車で待つ。
青い機体がテイクオフ。サーマル成分全然無し。5分で降って来た。
たたむのを手伝って、地森さんと少し話をしながら待つも、誰も来ない。
春のシーズンで、ぶっ飛び日よりも貴重なので、こんな日に来れば
初心者は5、6本飛べるのに・・・。
最近は一日中待って5時過ぎてようやく1本飛べるというのが初級者達の
パターンだ。イントラの松井さんが車で降りて来られ、小野谷さんと神の倉へ
上げてもらう。とりあえず1本ぶっ飛ぶ。
谷岡さんから、山頂近くで明日「野立て」をするので、ほこりが立つので
道にシートを並べてもらえないか?との事だったので、お手伝いをする。
車輌通行禁止かと思われるのかと思う程きれいになってしまった。
結局もう一本飛んで一時頃になってしまったが、誰も来ないので解散した。
”こんな日まで来て”と、皆に笑われそうである。
4月22日(日曜日)晴れ
今日はホアンと一緒に出かける。
AFSのホストファミリーの集いである。詳しくは留学生奮闘日記へ・・・。
今日は天気は良いのだが、強風で平和通りの木も幹から揺れている。
神の倉は飛べていないだろうと無理矢理に納得。

4時には集いは終了した。
これなら家に帰って神の倉へ向えば5時過ぎには行ける。
うまくいけば、風も納まって飛べるかも・・・・。
家に着くなりグライダーと靴だけ出して、あわただしく神の倉へ。
道中まだまだ風は強い。ランディング場に到着すると、車が沢山有る。
人は余り居ない。皆、神の倉でウエイティング中だな・・・・。
中村さん達と神の倉テイクオフへ急ぐ。
到着すると丁度小脇さんがテイクオフしたところだった。
風は結構強く、ほとんど前進しない。何とか鉄塔上まで行き、+50m位で
ぴったり止まっている。
続いて、広大石本がテイクオフ。テイクオフ前でステイ。しかし+30m位から
上へ上がらない。鉄塔へ移動。
だいぶブローの間隔が長くなり、少し風も弱まった様なので、キャノピー準備完了。
あ!と言う間にキャノピー準備完了。
先ほど、テイクオフに着いたとたん「稲垣さん、キャノピー広げましょう」と皆がはやしたてる。
どうも私は”危ないおやじ!”と思われているようだ。
確かに強めの風でも、一瞬芸でテイクオフするので、そう思われても仕方ないところは
あるにはあるが・・・・。
しかしグライダーはイプシロン3だし、突風が入ってくる様な時は避けて、
テイクオフする様にしているのだがな〜・・・。
皆の期待を裏切る訳にもいかんので、バカなおやじはテイクオフする。
すぐに5mばかり垂直上昇!!少しアクセルバーを使って前に出そうか・・・。
ゲッ!!フットバーは斜めになったままだ。よく見るとレッグベルトにくぐっている。
仕方ないのでバンザイ気味でじっと辛抱する。
微速前進はしている。+20m位しか上がらない。沖へ出しながら安定したところを捜す。
今はピッタリ止まったままである。片手でブレークコードを握り、片手で左の
レッグベルトをはずし、アクセルラインを外す。片手で操作は出来た。
アクセルバー踏み込んで鉄塔へ向う。
少しブレークコードをあてると、上下にも、前後にも、ぴったり止まったままである。
結局小一時間ばかりじっとしていただけのフライトであった。
今日は5Km以上を狙う気にもなれないフライトであった。
私の後、中村さんがテイクオフしたきりで、強風の為か?皆さん飛ばずに撤収。
一日中待って、待ちくたびれたのに、私は5時過ぎに来て、一瞬芸でテイクオフし
小一時間飛ばしてもらった。チョロQおやじで申し訳ない!!。

       
4月27日(金曜日)晴れ
外科病院に入院する。
実は4月23日(月)に事務所で椅子に座り損ねて、床で尻もちつくところ
壁で動きの止まった椅子の角で肋骨を思いっきり打ってしまいました。
10分間ばかり床から立ち上がれない程でした。
行きつけの外科に行ってレントゲンをとったり、コルセットや湿布剤をもらって
しばらく様子を見る事に・・・。26日(木)に鼻がむずむずして、ヤバイかな?と
思いつつくしゃみをしてしまい、肋骨が『グキっ!』といってしまい息が出来ない程
痛くなり、帰宅は嫁さんに連れて帰ってもらう羽目に!
今朝起き上がるに起きられず、10分間くらい、あずって起床。どうにもならないので
入院出来る会社近くの病院へ、朝一番で直行。肋骨にひびが入っているかもとの事だが、
治療は安静しかないので、『とにかく入院させて下さい!!』とお願いして、即入院。
嫁さんはこの日リズム体操の発表会が、厚生年金会館である予定をキャンセルさせて
しまった。”申し訳無い!!”