2001年2月ネパール紀行も書かないと!!忙しい!

2001年2  月   
2月3日(土曜日) 雲中飛行
本日は晴れのち曇りで波の高さ1.0〜0.5mであった。
朝から雲量は70%〜80%位なのでゆっくり出かける。12時前位に到着。
倉田さんが荒谷山からぶっ飛んで来てランディングの川の上で廻し始めた。
それまで北風だったのに倉田さんがランディングアプローチに入ると、急に南風になり、駐車場に
アウトランディング。荒谷山テイクオフは荒れていたらしい。ランディングも風の変わり目に入り
気持ち悪かったようだ。児島さん・渡辺さん・倉田さん・岡本さん・時安さんで神の倉へ。
そのうち荒谷でウエイティングしていた人達10数名全員神の倉へ移動して来た。
広大藤原、先陣切るもあえなくぶっ飛び、次に児島さんテイクオフ。南斜面で粘ってトップアウトし
渡辺さん、小脇さんもぐいぐい揚げだした。時安さんテイクオフの後私もテイクオフ。



出てすぐリフトを感じたので右に振ってすぐ左ターン。
即トップアウトだ。南斜面で2〜3分ねばってテイクオフ上で6.7mサーマルヒット。ぐりぐり廻して
一気に+400m迄上がる。(地上800m)

有留上空で探していると雪雲が近づいて来て5〜6mの吸い上げ。+1200m(地上1600m)で
雲底に付ける。10機ばかり雲底に居るので、広島方面に行き、雲底の端に行く。
今度はシンク帯で200m位下がった。引き返すと降下は止まった。テイクオフして40分位だが
非常に冷たい。服は着込んでいるし、フライトスーツなので、身体は何ともないが顔が冷たくて痛い。
特に鼻腔が冷えて、頭が痛くなってきた。暫くすると指がブレークコード握ったままの形で動かない。
指先が痛くなってきた。そこそこの手袋をしているのだが・・・・
インナー手袋が必要だった様だ。
一時間近くなって我慢出来なくなり、翼端を折って降下を始めた。+300m(地上700m)くらいまで
降下したら少しはましになった。只気力が持ちそうに無いので更に降下。
テイクオフ上に行くと倉田さんが広げている。北風だがテイクオフ場は西からも入っている。
よし!先週に続きトップラン敢行だ。
テイクオフ場の倉田さんに呼びかける。倉田さんが私がトップラン狙っているのが分かってくれて
後ろに下がってくれた。ランディングアプローチするも結構リフトあって思うように下がらない。
S字ターン切りながら西斜面を目指す。
「あ!!少し低すぎたかな?」と思いつつ西斜面へ。少しリフトに助けられトップラン成功。
ふんわりと一歩も動かずソフトランディング。クロスハンドでキャノピーもゆっくり降ろせた。
倉田さんも「素晴らしい!!」とほめてくれた。


       

トイレに行き体が暖まるまで、しばしの休憩。倉田さん・崇ちゃん・武ちゃんテイクオフしそのまま
揚げ始めた。まだまだ良い条件は続いている様だ。30分ばかり休息したので私もテイクオフ。
出た途端トップアウト。二振りしてそのままハイバンクターン。+6mで快調に上昇音続いている。
どこまで上昇するかハイバンクターンを続ける。一度もはずす事なく+1200m(地上1600m)まで

上昇し雲底に付ける。一気に上昇したものだから、3回ばかり耳がふさがり、つばを飲み込んだ。
沖の方へ行ってみるが、もう降下音はしない。どこに行っても降下しない。雪雲の端に行くと
「ブーブー」ではある。今はテイクオフ・ランディング場共に西風である。
対面の山頂に井口さんが居る様である。私もそのまま西へ向い、谷渡りで対面の山へ向う。
途中厚めの雲がせまってくる。誰も周りには居ない。1Km後方左45度に崇ちゃんが雲底で
遊んでいる。雲中に突入。北西で直進である。前後、左右、上下、視界がないのは始めは面白いが
だんだん不安になる。誰も近くに居ないのを確認しているものの、10分位で不安である。
急に雲中から出て視界が開けてきた。ほとんど前進していない。「なあ〜んだ!!」心配して損した。
シンク音が鳴りっぱなしで、神の倉へもどろうと思っていると、上昇音が・・・・
少し廻して+100m稼いで神の倉へ。200m位高度を落として神の倉へ。

      

崇ちゃんがゆっくり廻している。彼女の真下に入ると、すぐ「キャイン!!」で逃げてしまうので
同一芯円でなく、4〜50m位離れて私も回し始める。
過去によほど怖い目に会っているのだろう。でも単独で飛行する時は結構イケイケで
頑張っている様だ。昨年よりは吹っ切れた様な飛びをしている様に見えるのだが・・・・。
3時半頃には全員垂れてきて、3〜4機のみとなり、ランディング場に向っている。
テイクオフには誰もいない。車の回収にトップランしようか?と近づく。
北は強く入っていて、西斜面は死んでいる。ランディングアプローチかけたが、やはり
西斜面前で降下しすぎ諦める。そのまま沈下し右尾根のローターくらって三分の一ほど潰れた。
井口さんが無線で『ランディング場も北風強くなって来ました』と伝えてくれた。
急いでランディング場へ。
ランディング上では、児島さんは前進しているが、崇ちゃん止まったままである。
高度があるのか、川に振ってもう一度川を越しているが・・・高度は大丈夫なのか?
上空でみているので、よくわからないが川ポチャは寒いぞ!!
でもちゃんとランディングした。
私もフットバー踏み込んで、偏流でランディング場に向かう。高度100m位でランディングの
端に到着。フットバー踏み込んでいるのだが、前進しない。ほとんど垂直降下で下の段の
ランディング場に!!小脇さんはクロカンに走った模様。

   

児島さんは来月号の「パラワールド」にバーチャルフライトを寄稿する様である。
鷹ノ巣まで行って、写真撮影をしていた。児島さんが、何を考え、周りの状況をどの様に
判断し、どの様な戦略・戦術でフライトしているか、系統立てて教えてもらえるので非常に
楽しみである。
外のエリアのバーチャルフライトでは、イメージ湧きにくいが、神の倉エリアでの
バーチャルフライトなので、参考になる事いっぱい書いてくれると思う。
本日は全員ハッピーフライトであった。
別府さんは唯一人泣いていた様である。順調に吸い上げを利用し、雲底まで付け
興のむくまま雲中へ。雲中へ入ってもまだ上昇!磁石は持っていない!!。
怖くなってスパイラルかますも降りない。
結局30分ばかり雲中に閉じ込められ、疲労こんぱいで降りて来たらしい
本日は贅沢な悩み(降りない・寒い)が付いたビッグフライトデーであった。

夜は松代家で私達夫婦、プレジャークラブの岡夫婦、加藤さんとで鍋パーティをした。
松代家の新居購入祝いであった。私の家から1Kmも離れていない。
岡夫婦も昨年引越し、松代家から目と鼻の先の距離だ!!
嫁さんのローストチキンが好評であった。2羽分あっと言う間に無くなった。
手作りのイカの塩辛も酒飲みには好評!
2月4日(日曜日)(
昨日はビッグフライトで充分満足したのと、今朝は雲量100%で全然日が射さない様なので
フライト休止日とした。夕方からみぞれ。
夜は人間国宝の粟屋菊生先生の「謡曲」の稽古日。4月18日の宮島の「神能」で「経政」の
地謡をさせて頂く予定。国宝の能舞台の桧の木板に今回は一時間強でよさそうである。
通常は一時間半は正座である。
拍子に乗っていたと初めて誉めて頂いて、全員にこにこ顔であった。
稽古を終わって新年会を兼ね、舟入町の「すし伸」でふぐのコースを堪能した。


PS・・・
石田さんからメールで、この日のフライト情報貰ったので転記します。
「土曜日は、本当に良いフライトコンディションだったようですね。
日曜日にランディングに行くと、児島さんが「石田さん昨日のような
良い日に来ないなんて」と着く早々に前日の話をしてくれました。
稲垣さんの読み通り、日曜日は全員がぶっ飛びのオンパレードでした。
午後1時過ぎの荒谷TOは、北東の風3〜4M。私、ビジターの人、児島さん、マキ
ちゃん、武ちゃん、みんなまっしぐらにLDへ、しかし児島さんだけはかなり違った
コース取りでLDへ、いつでも何か自分のフライトに独自のフライトプランを持って
チャレンジしていく姿勢は本当に素晴らしいと思います。            
 その後又しても荒谷へ上がりましたが雪雲の大接近で児島さんとビジターの人は、
足早にメインLDへ、そして雪がちらつきはじめ今朝初めて神の倉から初飛びをしたと言う
女性の人がTOは倉田さんの誘導、下は老人ホームのサブランで福場さんの誘導で小雪舞い散る空へ、
続いて地森さんが講習生の人とタンデム、そしてもう一人多分この人も先に飛んだ女性と同じと
思われる人(福場さんの友達の講習生の方で、同じサイズのアリグラ)が雪の中へ、
しかし雪雲の吸い上げでなかなか降りない。初トップアウト。さほど強い吸い上げで
はないようで10分位でランディングされ本日はおしまい。3時過ぎLDは雨でした・・・・・・・。」
2月10日(土曜日) バックフライト
今朝は天気も良さそう。日も射してきた。
お稽古事があるとかなんとか言って寒いので行きたがらない嫁さん置いといて
そそくさと出かける。
今日は小脇さんトップで出る。垂直上昇30mトップアウト。ユラユラしながら
鉄塔下尾根筋で上げる。続いて芦刈さんテイクオフ。垂直上昇する。
尾根筋でクラバット。三分の一つぶれても垂直上昇。
一時間ばかり様子見。しばらくして西から入り始める。やおら私、テイクオフ試みる。
左に振り、南斜面で一気にトップアウト。テイクオフ北斜面ボールで+1220m(1620m)
+7.2で一気に上昇。キャノピーはしわしわする!寒い!!!

1000m以上上がらない様にと思い、上がり始めるとビッグイヤーにして降下する。
大方さん、石田さんテイクオフ。順調にトップアウトする。+1000mでフライトしている。
私は1時間ばかりフライトした。今日は荒れ気味なのでもういいや!
私は西斜面からトップランを狙って近づいてみる。
先程まで西斜面も少し入っていたが今は完全に死んでいる。高度処理して近づくも大シンク帯にはまる。
一気に西斜面下をくだる。いつたたかれるか!身構えつつ降下。北風強風で全然前に進まない。
北風で偏流かけながらランディング場を目指すも前に進まずバックフライトしている。
民家の屋根にランディングしなければいいがと心配しつつ、フルアクセルで頑張るも垂直降下。
小川ポチャかとひやひやする。ランディングは地上10m位でえらく荒れて
いつ潰れるかと心配だ!いつでも飛び降りられるよう足を出した。
何とかソフトランディング。バックハンドでゆっくり降ろせた。



続いて大方さん必死でフットバー踏みつつ同じ田んぼ目指している。
前に全然進まず垂直降下!地上1mから持ち上げられ怖い目をした。
ランディングしてキャノピーに5〜6m引きづられ泥だらけとなる。
石田さんもこちらを目指しているようだが、地上高度200m位で後ろに進んでいる。
これを見た地森さん、無線で「石田さん!左へ流しなさい!」と誘導。
石田さん、無理矢理こちらにランディングするのを諦め左後方へ流していく。
山の陰で見えなくなった。後から聞くと、神の倉バザールの近くの国道脇に降ろしたそうだ。
まずは何よりだった。
三人仲良く1000円ずつ罰金支払う。
再びチャレンジに神の倉テイクオフ場に上がるも、風は収まらずハングが一機出ただけ。
パラは皆撤収。
そうだ!今日は久々に小出さん元気な顔を見せた。
広大生に混じってランディング場で立ち上げの稽古をした。バックハンドはバリバリだった。
プレジャークラブも朝練を1本飛んでいた。吹流しは強くないのだが、テイクオフすると
少し荒れていたそうである。
2月11日(曜日)
昨日風が強くて飛べなかった松代さん、電話すると既に出かけていた。
私も遅れをとってはと早々に神の倉へと出勤する。
今日の天気予報は午前中晴れという事だったので、昨日10時集合と言う事に
していたが、来たのは結局松代さんと私だけだった。
11時過ぎにようやく集まって来た。
小脇さん・石田さん・松代さん・崇ちゃんそして私とで一応荒谷経由神の倉という事で発車。
荒谷テイクオフは南3m位が入っている。サーマルの発生はまだまだの様である。
先頭切って崇ちゃんテイクオフ。弱いサーマルが有った様に見えたが、回す程でもなく
ぶっ飛び。そのうちハングが上がって来て組立てし始めた。テイクオフの風がコロコロ変わり始めた。
後から上がって来た人はパラも降ろしていないので、神の倉へ移動!という事に。
小脇さんグライダー広げて立ち上げ。すると突風で7〜8mのブローが入り、クロスハンドのままで
3m位持ち上げられ、そして垂直降下。もう一度同じくらいのブローが入りキャノピー半回転して
フォローを受けたかっこうでもう一度3m垂直上昇し、こんどはハングの上に降下。
これを見て早々に私もキャノピーたたんで神の倉へ・・・。

          

神の倉は北西で4〜5mで時々突風が吹き付ける。荒谷テイクオフではハングが
テイクオフしたらしく3機ばかり+500m位を飛んでいる。神の倉上空へも移動してきた。
小脇さん、先程のリベンジとばかりテイクオフ。北斜面から出たが、全然前に進まない。
テイクオフ上で垂直上昇30m。見た目の吹流し以上に強風の様である。
なんとか鉄塔下まで行き、じわじわ上げ始め+600m位だ。福場さんもテイクオフ。
やはり北斜面テイクオフ前で垂直上昇。鉄塔へ行き+600mまで上げる。
相当に強風の様でピッタリ止まったまま前進しない!。その内小脇さんクロカンに走ったらしく
見えなくなった。唯一機となった福場さん、さみしくなったか翼端を折ったりしている。
結局一時間半ばかり神の倉山頂に貼りついたままであった。
後から聞くと、すごく荒れていてフライト維持が精一杯で大変だった様である。
ランディングも強風で荒れていて、もう危ないので山チン決意して山へ向けたらしい。
竹やぶのところでリフトがあり、再度ランディング場に向う事が出来て事無きを得たらしい。
小脇さんは、松永まで50Kmのクロカンしたらしい。JR八本松駅に美穂さん迎えに行った。
私はずっとウエイティングだった。
2月12日(月曜日)
本日は100%の雲量の曇り。2本ぶっ飛びで終り!
広大新人の良い練習日和となった。6〜7本とんだか?
2月17日(土曜日)1時間・トップラン
今日は天気予報は良くなる予定。嫁さん朝のテレビ占いで、「射手座(本人の星)の人は
スポーツをすれば、いい一日となるでしょう」
と言うのを見てパラに行く気になった。
嫁さんは今年の初飛びである。それではと二人で10:30頃家を出る。
ランディング場に到着すると、既に広大グループ・加藤さん・山本さん夫妻・岡本さん・そして
ビジターの原田さん達10名以上テイクオフ場に上がっていた。
加藤さんに携帯入れると10cm位積雪があるそうだ。四駆のスタッドレスでないと登るのは
無理との事。私のボンゴは2駆なので、誰か上げてくれる人を待つ事にする。
30分位待っていると、日高さん・大方さん・井口さん到着。ジープで小出さんも呉から到着。
ようやく上からお許しが出たのか?パラ中毒症状が治まりきらないのか?
井口号でいざ神の倉へ。途中パン屋さんに寄って焼きたてパンを買う。
神谷さんはバナナを、もらっていた。いつも親切なパン屋夫婦である。



TOは西斜面2機ばかり広げて出られるように除雪してあった。
三々五々飛び出すがなかなかトップアウトならず、むしろ沖の方が沈まない。
小脇さん南で揚げている。日高さんもトップアウト。私も続くがトップアウトならず
沖の方で弱いサーマルあるも捕らえきれずランディング。
嫁さんテイクオフしすぐにトップアウト。しかし余り粘れず沖に出てセンタリング。
南西風強めだが今日は極端には流されないでうまく廻していた。
二本目は日高号で上げてもらう。残念乍ら2本目私は全くのぶっ飛びになってしまった。
嫁さんは西斜面南で結構強いサーマルを引っ掛け、一気にトップアウトしたらしい。
小脇さんも寄って来て、あっという間に小脇さんはあげたらしい。
3時過ぎていたのでどうしようかと思っていたが本日は2本ともぶっ飛びのままでは
くやしいので、無理矢理前駆の神谷さんの車を出してもらいTOに!
少し強めであったがテイクオフし右尾根で引っ掛け、ハイバンクターン。何度かはずれ気味
ながら+150mまでに。鉄塔上で遊ぶ。リフトは強くないが沈まない程度には動き回る。
倉田さんがトップランした。加藤さんはクロカン練習メニューでカタクリの里をめざして出発。
私もくっついて行こうかな?と思ったが、昨夜来の雪で田んぼはぐちゅぐちゅだろうなと
思い居残る事に。
もう一時間ばかり飛んだし、私もトップランしようかなーと思っていると、児島さんが
ハングを組立てウエイティング中だ。ハングが居るとトップラン禁止だった事を思い出し
少し根性入れてステイに頑張る。



その内児島さんテイクオフした。まだ広大生が3−4人広げてはいないが、ウエイティング
している。北斜面に降ろそうか?私の上100mくらいで小脇さんもトップラン狙っているようだ。
風は西風2m位。北斜面アプローチしようと近ずくと、嫁さん同じボールに入って来た。
もう高度の余裕も無いし、嫁さんの山際を廻り込む。10m位のニアミスだったが
全然パニックになってない模様。ほとんど無視されてんのか〜?!!
高度処理しながら、北斜面中間狙ってアプローチするもスッと1m位下がった。
ゲっと思ったがすぐリフト感じ、そのまま北斜面へ。山頂の広大生蹴飛ばしてランディングと
いうわけに行かないので、低めを狙った。程よいリフト感じたので、右を引き込み
グライダーを西に向けながら、丁度北斜面中間地点へ着地!
ソフトランディングであったが、積雪の為足が踏ん張れず、グライダーを前に倒し
インテークに雪が入ってしまった。「稲垣さんー!スパナ持ってスタンバイしてたのに!!」
倉田さんに言われた。すぐには分らなかったが、倉田さんはトップランした時に山頂の
吹流しポールにラインを引っ掛けてしまって、ポールを分解したらしい。
私にも期待したらしいが、私はセーフ。小脇さんもトップラン。
トップランして、車の回収するというのは実に気持ちのいいものである!。
高度に余裕が有るうちに手仕舞ってテイクオフに・・・ベテランパイロット達のトップランを見て
「いつかは私も!」と長年夢見てきた事なので本当にうれしい。
ビジターの原田さんの車を回収。
ランディングで原田さんの白い車体に水平に泥水のハネがついていた。
皆なに「このおやじが又スピード出してからに!」と言われてしまった。
そんなにスピード出した積もりはなかったのだが、動かぬ証拠があるのでゴメンナサイ!!。

     

ビジターの原田さんからリンク張らせて下さいと申し込まれてしまった。
私のHPの様な字面が多い物を若い人が読んでくれるか心配なのだが・・・・
原田さんは府中市の人で、福山のエリアでフライトしている人です。
私のリンク先にも登録しましたので皆さん見に行って下さい。
   「風まかせ」
  http://ww4.tiki.ne.jp/~wingover/toppage/

   HPより真面目男です。(向って左の若者)   明日のP’Sを背負って?!!
2月18日(日曜日)
昨夜豊栄泊まりでゆっくりしていると、薄日が射してきた。10:30頃出かける。
ランディング場に到着すると、今日も既に広大生はじめ十数名上がっている。
小脇号で上げてもらう。トップアウトするようなサーマルは無い。
広大新人生達がテイクオフして行く。ぶっ飛びにならない程度には沖でリフトある様だ。
その内風が強くなってきて、広大生達はウエイティング。
大方さんと一緒に近藤のおばちゃん登場!今年初フライトである。
おばちゃんのパラ中毒禁断症状は激しくTOの風は強いのに、早々とグライダー広げていた。
小脇さん、倉田さんは南の山でソワリング。+200m位で長く粘っている。
私テイクオフ。リッジで吹き上げられ、+20mくらいではずっと粘っておれる。
結構強いにので、ブレークコードを引き込むとホバーリング状態になる。
南に行きかけると沈下。西斜面のリッジで復活。上昇もしないし、水平移動も沈下しそうなので
トップランどうかな〜?とテイクオフ上+20mmで動いてみる。安定した強さで少し南混じりの西風。
西斜面吹流しは正面。ホバーリングOK。つい誘惑に駆られ、禁じ手のトップランアプローチ。
西斜面右尾根から桜の木の上を偏流で流しながら、誰も居ない南奥に入って、右ブレークコード
を引き込み、高さ1.5mくらいでストール。ストンといった感じのランディングでキャノピーは
半回転して落下。当然クロスハンドでゆっくり降ろす暇は無かった。
「おとうさん!!何しょうるん!!!」と加藤さんにまたまた叱られてしまった。
ランデイングで見ていた人は、墜落したように見え、心配してくれていたようだった。
懲りない「不良おやじ」でごめんなさいい!



強風の中、芦刈さんテイクオフ。目の前で吹き上げられていく。でも+50m止まりだ。
続いて大方さんテイクオフ。ゆらゆらしながら垂直上昇。
すこし風が落ち着いたかな?っと私テイクオフ。結構吹き上げ成分強くて、クロスハンドのまま
持ち上げられ2回失敗。一瞬早く前を向けば良いのに、最近は対応が0.5秒は遅れる様だ。
3回目は振り向きざま足は離れていた。
ホバーリング状態で右吹流しのポールに流し、西に向けなおし、そのまま上昇。
しかし+20m止まり。
テイクオフ上を行ったり来たりしている内、テイクオフ前も混み合って来た。
加藤さんカタクリの里を目指し離脱。私も釣られて後を追ったが、鉄塔下レベル。
あわてて引き返すも高度稼げず、40分で終了。



ランディング場で松代さんに上がらないか?と言われ、自分のキャノピーは置いて
石田さんの車を無断拝借し学生4人を乗せてテイクオフへ。
到着すると、広大新人桜の木へキャノピー引っ掛けていた。
すぐに回収して、再度テイクオフ。吹流しは西正面で入っていたが、本流は南西。
右に流されながら、高さ10mの松のてっぺんに抱きついてしまった。
そのまま3mばかりずるずる下がって止まる。少し斜めにぶら下がってみじめな格好。
高さ10m位の松だったので、回収が大変!。福場さんがロープでハーネスのカラビナに
確保し、学生だけは安全に降ろす。

児島さんトップランして、キャノピーの回収に八面六臂の働き。
芦刈さんも登って二人で回収。一時間の回収劇であった。
テイクオフでキャノピー点検。児島さんが綺麗にライザーはずし、ラインだけに
していたので、キャノピーは無傷。素晴らしい回収能力。
お二人とも本当にご苦労さんでした。いつもいつも有難う御座います。

加藤さん遂にクロカン練習9本達成!!
あとは5km以上を5本である。
追いつかれてしまった。私も頑張らないと!!
2月24日(土曜日) 蕎麦どころ「丸茂亭」
本日は曇り時々雨の予報だったので、神の倉は見合わせる。
久しく豊平のどんぐり村に行ってないので、温泉入ってそばでも食べようと出かける。
豊平のどんぐり村の1Km位手前に「旧家そば」の幟が10本ばかり立っていた。
通り過ぎて、どんぐり村入り口まで行ったのだが、妙に気になって「どんなお店か?」
引き返した。
幟が立っている所から山手へ入るように、小さな矢印のある看板があった。
1Km位田んぼを走ると百姓屋そのままの旧い農家に幟りが立っている。
納屋の屋根にはブルーシートが掛けてある。まるでお店の様で無い!
「よし!よし!何か有りそうだ!!」と場所を確認して、まずはどんぐり村の温泉に入りに行く。
以前は250円だったが今は400円(貸しタオル付)である。
ここの湯は単純泉だが非常に身体に優しい。皮膚と一体感が在るというか、
湯につかっている気がしない程とけこんでしまう。
後までホカホカと温かく気持ちの良い温泉である。いつもは、ここのそば道場で
割子そばを食べるのであるが、本日は先程の「旧家そば」に行ってみよう。
お風呂に入ってお腹もすいた!。



「さあ!食うぞ!!」先程の「旧家そば」に到着。
駐車場も農家の庭先で少しぬかるんでいるので、休耕田の方へ駐車する。
この寒いのに部屋の障子は開け放たれている。
コタツが2ヶ所置いてある。一つには若者3人がそばを食べていた。
外気で寒いがなにやら、気持ちがピーンと張り詰めて、「蕎麦を味あうぞ!!」
と言う気分になった。コタツに入っているので気持ちは暖かい。
お店の名前は「丸茂邸」としていた。とりあえず、そば湯が出された。
この家の亭主が一人で取り仕切っているようだ。
若者達3人が勘定を済ませて出て行った。
亭主が「こちらへ移動して下さい」と客間の方のコタツを勧めた。
「ここは、そばしか有りませんが・・・・」と亭主。「望むところです!」と私。
若者達が食べていた器を見て少なそうだったので
「私二人前くらい食べますので」とお願いしておいた。
そばが出来るまで、そばの雑誌やこの「丸茂邸」の由来など読んで待つ。
値段表も置いてあった。
「旧家そば」一人前¥1200.−お代わり自由。”なんだ、安心した”
手作りコンニャクが400円だった。
待つ事10分。赤い漆塗りの足つきの四角いお膳の上に、赤い漆の御椀。
漬け汁は別の御椀に。薬味は大根すりとネギ、そして膳の上に一つまみのそばの
山が3山盛ってある。30秒もしないでペロリ。

「すみません、もう二つお願いします。」待つ事5分。今度は円い足付盆の
容器に先程の量が3山出て来た。又しても30秒でペロリ。
今度は恐る恐る「もう一つお願い!」と。
嫁さんの分は遠慮した。亭主は台所へ。「お金追加でも、もう一杯食べたい!」
というので、嫁さん台所へ追加頼みに行く。そして、私の分しか来なかった!!
「一人前のみ湯掻きましたので、あと一人前少し待って下さい」との事。
嫁さんのが届いた時には、私の分はペロリ。亭主「もう一つ如何ですか?」
私の不足げな顔を見て、水を向けてもらった。
「有難う御座います!もう一杯!!」と拝むようにおねだり!!
4人前食べ終わって、ご亭主、「もう一杯いかがです?」
私はその時腹7分目くらいであった。あと二人前は食べられそうであった。
「いえ!ご馳走様でした。これ以上食べるとせっかくのお蕎麦が美味しく
食べられないかもしれませんので・・・・」と遠慮した。
遠慮したというよりも、本心から『腹一杯食べ、旨い蕎麦の味を分らなくするかも?』
と本気でもったいないと思い、亭主にそう言いました。
私も日本蕎麦は『通』という訳ではないですが、大好物です。
人から”美味しい”と聞けば、近くなら必ず食いに行きます。
私は注文はかならず、ザル蕎麦か割子蕎麦。てんぷら等と食べると
蕎麦の味や付け汁の亭主が苦労した味がわからなくなる。
うどんも好きですが、素うどんかせいぜいワカメうどんしか注文しません。
亭主が思いを込めて作った味がいくらかでもストレートに感じられる!!と思って!!!
蕎麦屋には少ないですがテレビ、雑誌などで紹介されるこだわりと
言おうか、客にあれこれ難癖をつけるラーメン屋のおやじ程、嫌いな奴はいません。
『どう食おうと、旨いかまずいかは客が決めるんだ!』と常日頃
から苦々しく思っています。

       

ここの「旧家そば」は麺が独特でした。通常の蕎麦の半分以下の厚さに打った
メンを通常の2倍位の巾に切った蕎麦だった。初めて食べる蕎麦の食感だった。
私は江戸っ子でないので、付け汁にどっぷり漬けて食べるのだが、程よい程度に
付け汁が絡んで絶妙な味である。
信州そばをたっぷり付け汁につけて食べると、少し付け汁辛くなり、
いつも食べ方が失敗だなあーと思ってしまう。
どっぷり漬けるのを恥じながらご亭主に話すと、「こちらはうどん文化ですから
それでも良いですよ!」と慰めてもらった。

それを意識して蕎麦を打っておられるように思った。
この「旧家そば」の丸茂亭は亭主の大学後輩の実家で
10年位空家だったのを借りたそうだ。
10年も締め切りにしていると、かび臭く、タタミも水分を吸って膨らんでいたらしい。
一週間に二日障子を開けるだけでたたみも元に戻ったそうだ。
建具のたてつけももどり始め、正に木造家屋は生き返ったそうだ。
土日だけここに来て、亭主の趣味の蕎麦を皆さんに提供しているという具合だ。
その他、陶芸の窯を据えている人、炭を焼いている人等、亭主のお仲間が
土日集まって思い思いの過ごし方をされているらしい。
亭主も子供達が来れば、裏の竹林から竹を切って、竹とんぼの作り方を
教えるらしい。大人たちには竹酒が旨いらしい。

自然大好き人間の輪が少しづつ広がっていっているようだ。
「旧家そば」は亭主の蕎麦打ちの趣味の延長線上に有り、
こだわりの上に成り立っているので、決して商売では有りません。
心根の優しい(目も)亭主なので、是非興味のある方は尋ねてみると
人生観変わるかも?
亭主の心意気をそのまま私が受け取れたかどうか心配ですが、
ほのぼのとした「丸茂亭」です。
亭主の名前は仲子さんです。



そんな訳で神の倉に行きませんでしたが、石田さんが飛びに行ったらしいので
この日のフライト情報をメールでもらいました。
石田さんのフライト日誌
『ところで、珍しく空飛びたい病の不良おやじさんが来られなかったので
土曜日の神の倉の状況をご報告いたします。
11時過ぎにDLへ着くも広大のボンゴ1台のみ。広大1年生4人と石本君の5人が
LDで機体を広げどうやら先日の回収機のラインの取り付けをしているようだ。
到着の第一声、石本君が「石田さんちょうど良かった、シエラのラインの取り付け教
えて下さい。」・・・・・(^^;) 
一緒にラインの取り付けが終わりしばらくすると、小脇さんが来られ、ほい来たとば
かりにTOへ上がる。
風は北北西の風4〜5M、雲はかなり低く鷹の巣山頂上には雲が掛かっていた。
まず石本君が出る。北のすりばちで結構良い感じではあったが、
1年生の誘導のため早々とLDへ向かう。
LD後無線で、「もう少し様子を見たいので石田さん先に飛んで下さい。」
との一報、TO後北へ向かったがすぐにLDへ引き返す。DL上空はサーマルが出て
いて、上がったり下がったりで結構降りずらい。初心者にはチョッとリスクがあるよ
うに思った。結局石本君は1年生に下山するよう無線で指示している。その時私はふ
と2年前の事を思い出した。
当時私は、高野のPG倶楽部にいて、滋賀SPL倶楽部の人と共に俵山からの帰り道
に神の倉に立ち寄り、みんなどんどんTOする中、「石田さんはチョッと待ってネ」
の寂しかった事を(T_T)。    話がそれましたがそんな訳でしばらくすると小脇さ
んがTOする。TO後あっという間に雲の中へ消えていく。しばらくして日高さん
ファミリーと藤谷さんが来たので又しても神の倉へ上がる。TOで準備をしていると
小脇さんがスパイラルで雲の中からLD上空に出て来た。先ほどより風は強くなって
いた。日高さん、藤谷さん、私、石本くんの順にTO、少し吹き上げもありほんの少し
上がったので、アクセルを踏みそのまま北へ向かった。日高さんの大分下で何度か
回っていると私の眼鏡に水滴が着き始める(T_T)。
大急ぎでLDし機体を畳んでいると段々雨足が速くなり本日はおしまい。
何だか今年はこんなパターンが多いです・・・・・・・・・(-_-;)』   石田さん記
2月25日(日曜日)
豊栄泊まりで朝起きると、うっすらと雪化粧している。
本日は昼から晴れの予報であったので、朝食もそこそこに
勇んで神の倉へ出かける。10時過ぎにLDに到着。
山本さん・西村さん・岡本さん・福山の数学の先生石田さん達が東屋で
話をしている。時々みぞれや小雨で風も強い。
皆さん荒槙牧場へ移動。
加藤さんと待ち合わせていたので、私だけ残る。11時過ぎ加藤さん到着。
ハングのクラブハウスに行ってみる。夕べも飲み会だった様で
勇さん・兵萬さん・高見さん達がカラオケやっている。
私はお酒も歌もカラッキシなので、ほうほうのていで逃げ出し再度東屋に。
大方さんと近藤のおばちゃんが車に待機していた。
昼食中だった様で近藤のおばちゃんからおむすび頂戴した。
「少し待てば良くなるかも・・・」と3人で待機。
パラ中毒重症患者ロートル3人組であった。

    

12時過ぎ、当分良くなりそうでないので「ただ風呂へ行きましょう!」
と私が提案。2人を無理矢理誘う。タオルがないのでセブンイレブンに
買いに行く。近藤のおばちゃんがお金を出してくれた。
車を走らせながら、風呂は3時からだったのを思い出す。
一応寄って3時からなのを確認して、ゆずりは道路を通って、54号線に出る。
雪がすごく舞っている。「荒槙までドライブしましょう!」とそのまま北上。
吉田町で間違って左折。
引き返し甲田町で左折し途中の交差点で山本号と出会う。
山本さん達も結局パラは広げないまま、テージャスランチで
昼食を済ませ、神の倉へ引き返すところだった。
神の倉LDで解散。せっかくタオルまで買ったので、2時半過ぎ「ただ風呂」に
向けて出発。大方さんも近藤のおばちゃんも行くのは初めてだったそうだ。
3時一番風呂に入り休憩室で20分ばかり眠る。
少し薄日が射してきたので、再度神の倉LDへ。
地森さんがえらく古いキャノピーで立ち上げしている。強風で少し乱れている。
パラ中毒患者ロートル3人組はそれでも諦めきれずウエイティング。
4時過ぎ、LDの風も少し弱くなって来たので、とにかっくテイクオフに上がってみる事に。
テイクオフの風は強風。木々が幹から揺れている。
パラ中毒重症患者ロートル3人組はようやく納得してすごすごとテイクオフ場を退散。
そして解散。往生際の悪い事で・・・・チャン・チャン・・・

    台湾に行ってパラ出来るかどうか?しかしパラは持ってく   

大方さん!台湾への出向勤務おめでとう??ございます。
神の倉勢、台湾へパラ遠征しますので、フライトポイント研究しておいて下さいね。